January 2008

January 26, 2008

香港ほにゃらら記 其の七 〜粥を喰う。そしてスイーツの沼に・・・〜

たかだか五泊六日の旅行話を、いつまでちんたらやってるんだ〜!
・・・と思いつつ、始めちゃったものを途中でやめるのも後生が悪い。
話はまだ続きます。
まだねー、半分なんだよー。スミマセン。

さて「お粥が食べたいよう」と言いつづけながら、もう三日目の晩だ。
サッパリと粥。粥ったら粥!
昼間の飲茶も「ほどほど」だったから、ここで粥にすれば胃腸に優しい一日となるはず。
でも、九龍側から戻ってホテルでごろごろしてると、また銅鑼湾界隈の雑踏に戻る気分にもなれない。

粥屋と、いうわけで前の日にも行った
Happy Valleyへ向かうことにする。
この「蓮園」という粥屋は結構有名らしい。
中はそこそこキレイだが適度に庶民的。
お客はこの近隣の住民が多い。

ハッピー・バレーは街中からちょっと離れているが、泊まったホテルからはタクシーですぐだし、落ち着いているけれど生活感のある地区だ。
昔カイロで住んでいたザマレク地区の町並みを思い出す。
安定の悪い剣山のような香港の町並みは正直言っていまひとつ肌に合わないので、結局このあたりに逃げ込んでしまうワシラ夫婦はただのヘタレだな。

これはどこまでもワタシの生理的な好き嫌いに過ぎなくて、街の雑踏ってどこであろうと疲れてしまう。
人やモノが激しく蠢く場所からエネルギーをもらえる人もいるのだろうが、ワタシはダメだ。

粥皮蛋瘦肉粥。
底をさらうと大好物の皮蛋が
コレでもかとばかりに出てくるのだ♪
瘦肉は脂身の少ない豚肉らしい。
ちょっと干してあるのかなあ?

店によっても違う気がする。
単なる豚肉とはどうも違うんだけれど、ご存知の方教えてください。

実は鶏粥も頼んだ。しかし、ビジュアル的に粥って一見大差ないのだ。
骨が結構あってメンドクサイが、肉がうまい。
香港の鶏肉は肉の味が濃厚だ。ぐふぐふ。

麺ワンタンメンも!
スープは薄味だがじんわりコクがある。
どこにでもあるこの「香港ゴム麺」は
なんだかもうクセになってきた。
クニャクニャ弾力があって面白いぞ。

油菜「油菜」と言うと問答無用で
「芥藍(香港菜花)」が出てくるのだけど
なんとか茹でレタスを獲得(?)
さっぱり味で、あと一山食べられそう。
あ、上記の粥は「刻み生レタス」入り。

茹でレタス獲得の過程における産物である。
オットには「香港式の粥とは、レタスを入れるもの」と解説した。
うそだぴょん。

こんだけ?
こんだけー!

食事は。

デザート壁メニューパパイヤ&白キクラゲ





壁に目をやれば経文のような文字群がオイでオイデをしている。
甜品だ。ふふふ。
しかし、なにがなんだかワカラン。
ワカランので端から「コレハナンデスカ?」をやろうとしたら、先手を打たれて「アレとコレしか出来ないよ」と言われる。

結果、右の「雪耳・南北杏?木瓜」が出てきた。
杏の実と白木耳までは想像がついたが「木瓜」はパパイヤ。
キュウリかと思った。キュウリじゃないです。

「デザート不要」といままで無視を決め込んでいたオットが「それなんだ?」と聞くので説明して一口味見をさせた。

「もういらないんだよな。残りは食べていいんだよな」
ヲイヲイヲイっ!

ぴいぴい騒いで半分取り返す。
シロップ煮、と言うとダダ甘いイメージだが、仄かな甘味の温かい糖水で果実と杏の実と白木耳が煮込んである。
上品で柔らかな優しい味。

たまらん。これはタマリマセン。
過食に疲れた胃腸がうっとりと和むのすら感じる。

蓮園甜品同じ通りの数軒先に
やはり同じ「蓮園」が経営する
この甜品屋があるのは前日に確認済み。
帰り道と方向が違うが
軽く猫騙し的に店の前まで行ってみる。


ココナツミルク小豆寒天よせ焼きタピオカマンゴプリン





店先のウィンドウに出ていた二品。
「アレが喰いたい」と、珍しくオットが自己主張をする。
ふふふんふんふん、と鼻歌まじりにお店に入るのだった。

左はココナツミルクの小豆寒天寄せ(?)。
夏向けの冷たいデザートだが、小豆の香りとココナツミルクがいい組み合わせ。甘味はあくまで適度にうっすら。

右は焼きタピオカプリン。
こちらは温かいデザートで、ちょっと固めのプリンにタピオカがプヨプヨ入っている。香港スイーツは食感にもひとひねり入っているのだ。
あなどれない、これは。
いや、いままでも馬鹿にしてたわけじゃないけれどね。
こういう世界を「甘いもんなんか」とスルーしていた己の愚かしさが、ただひたすらに悔やまれる。
ワタシが悔やむうち、無節操にワタシの分まで喰い進むオット。
「内省」などという静謐な哲学的感覚とはあくまで無縁なオトコだ。
憮然としつつ素早く取り返す。

蛙の卵巣蛙の卵巣 アップ





スイーツ沼の行き着く先には、当然(?)蛙の卵巣脂肪が浮いている。
ぷよぷよ。
前日も食べた雪蛤。
糖水の甘味が上品なので、ナンボでも喰えそうな気がしてくる。
棗と蓮の実入り。
昨日と同じものだが、こっちのほうが格段に上品でくどさが薄い。
しかし、蓮の実ってこんなにホクホクして美味いものだったのね。

店内シンプルでちょっと古めかしい店内。
いかにも「老舗の店番」と言った風情のお婆さんがいる。
実はかなり有名な店なんだそうで
結構いたるところに情報が出ていた。
こんなのもあり
しかし、夜ということもあるのだろうが
お客は絶えず来るのに静かな店だ。
店構えに特に凝ったところもない。


ジュース今度こそ本当の帰り道
街角のスタンドで「酸梅湯」を飲んだ。
確かに梅味のジュースだ。
胃がさっぱりする。
こういう飲み物を「涼茶」と言うそうだ。

尚、蓮園の粥は「普通にウマイ」もので、無理矢理ここでなければというもんでもない、とは思う。
でも甜品は・・・香港にまた来たら、即刻飛んでいきたい・・・。
もっとうまい店がまだあるのかなあ。


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ああ、やっと半分まできた・・・はあ。



干しなつめ。我が家じゃ最近大根と一緒に煮たりしてます。

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冗談抜きで、お肌に劇的な効果あり。驚きました。いやホント。

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January 24, 2008

猫らと越冬生活 

寒さに負けて、猫と一緒に布団虫化している今日この頃のワタシ。
梅は咲いたが、冬はこれかららしい。

この三月で15歳になるヒメちゃんは、最近禁じ手の「布団の中もぐりこみ」を激しく要求するようになった。
一度こっそり入り込んでいたのを発見。
叱って厳しく追い出そうとしたが、しかし・・・大変あったかい。
だから許すことにした。
拒否できない心地よさだったのだ、嗚呼。

ところが!
布団を持ち上げて「ほーら、こっちこっち」と誘ったあるとき
「布団があったまってないからいや!」と・・・がるる。

かなりむっときた。
あったまったら入ってくる。
オマエはなにさまじゃあっ!!

パソコンに向かえば、双子の姉妹のハナちゃんが膝の上に。
膝があったかい・・・が、動けば文句をたれ、突然キーボードを叩き、マウスをクリックし・・・かなり邪魔だっ!!

猫もこの年になると一方的にしかりつけてもダメなので、話し合いの結果「膝でじっとしているならばいても良し」という結論に達した。
猫にもよるのだけれど、ハナちゃんは比較的「話し合いの出来るタイプ」なのだ。本当だ。ホントです。
膝に座って半身をパソコン机に乗せている姿は、結構和む可愛らしさ。
どうせ親ばかだが、それに覆いかぶさる格好で作業をすると、お腹と膝と胸があったかい・・・しばらくは。

しかし、猫の場合持続力がないので、必ずウゾウゾ何かしら動きだす。
「動くんじゃない」と申し付けつつ、ワタシが動けば文句を言われる。

たまに作業に飽きると、頬杖をつくかわりにハナちゃんの頭に顎の先などを乗っけてみる。これは何故か嬉しいらしくて、ごろごろと喉を鳴らす。
首筋に鼻の頭をうずめると、埃っぽいような匂いがする。
このコも、いつの間にか年をとったなあ。
ああ、ワタシが中年になるわけだ。
しかしなんだかお腹がすいたねえ・・・。

と、誰ともなしに呟けば、ハナちゃん膝から降りて「にゃあおう」と。
オナカスイタって・・・嗚呼・・・。

しょうがないねえとキッチンに行けば、いつの間にか自分の食べ物を持ってテーブルに向かっているワタシ。
ウニャラグニャラと不平不満の声が聞こえて我に返る。
飼い主も大幅に猫化しているのだ。

かくのごとく、冬の寒さは深まりゆく。
ああ、早く春が来ないかなあ。


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それでも嬉しい猫あんか。







結構すぐれもんのトイレ砂。

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))

不朽の名作

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January 18, 2008

香港ほにゃらら記 其の六 〜再び飲茶・・・ほどほどに・・・〜

三日目。スターフェリーに乗って九龍側に渡る。
どこを目指すわけでもないが、まあどっかで「ほどほどの飲茶」をしたい。

フェリー乗り場の辺りは、香港島側も九龍側も軒並み「みなとみらい化」しているので驚いた。コンクリートでお洒落に人工整形された小奇麗なショッピングセンターやエンタテイメント・コンプレックスなどが立ち並ぶ。
まあ好みの問題だから文句を言うのも妙な話だが、はっきり言って面白くもなんともない。

でも、ネイザン・ロードに入ると少し「面白い匂い」がする。
そういえば、20年前は九龍側の尖沙咀(チムサツォイ)辺りのホテルに泊まったのだった。当時はもうちょっとばかり「ぴりっと危なげな空気」があったように思うが、昼間のせいだか至って平和な雰囲気。

香港島側よりも、何故かこちらのほうが神経が休まるような気がする。
なぜだろう?

で、ぶらぶらモードに入りかけたら、カラータイマーが鳴り出した。
そう、実はここまで書かなかったが、香港行きの飛行機の中でオットは腰をおかしくしていたのである。だから到着以来、一応動けるけれど制限付きなのだった。
ピコピコと赤い光が点滅し始めるのを感じたら、即座にどこか落ち着き先を探さねばならない。
それでもあくまで仲良く二人で出かけるのは、一人じゃあ食べられるものの量と種類が限られてくるからだ。この場合やむをえない。

お腹も空いたし、どこか・・・と思ったら、ミラマー・ホテルの前に来た。
ここの飲茶は「少油少甜(油分糖分控えめ)」とどこかで読んだっけ。
でもホテル内の飲茶じゃツマンナイから、どこか面白そうな店を探そうなあ、とは思っていたのだけれど・・・

しかも店名の『翠亨邨茶寮』というのが微妙。中華街にも同じ名前の店があって、昔入ってげんなりしたことがあるのだ。
中華街のはショボい店だから、まさか系列ではないはずだが・・・ううむ。

でも、他を探すのも面倒だし、ピコピコ点滅頻度が加速しているので入る。
ホテルではなくて、ショッピングセンターのほうの一階にある。

中に入ると、なんだかホテルの巨大宴会場のようなレストランだ。
飲茶メニューはやけに数が少ない。
前日の『誉満坊』の三分の一くらい。
ぶつくさ文句を言うワタシに「ほどほどを心がけるのだろうが」と
オットのジャブが抉るように入ってくる。
確かに品数が少なくても、端から端まで全部食うわけじゃないのだ。
選びやすくてよろしいですわね、と喜ぶべきなのであろう。
そーですわ、そーですともっ!

モスラちびモスラ集合
・・・ではなく「大根パイ」だ。
うっすら甘い大根を煮た餡が
サクサクのパイ皮に包まれて出てくる。
中のブチュッとした餡もモスラっぽい(?)

でも、これが結構ウマイ・・・♪

まあ中華街でも同じようなものを食べたけれどね。
大根の餡というのがなかなかイケる。
温めてあるので、サクサクしたパイ皮とねっとりした餡の食感がいい感じに増すのだ。うふふ。

中華街こっちは中華街『京華楼』の大根パイ。
ご参考までに。
味はミラマーのほうが薄くて
パイ皮も軽かった。
餡の味も薄めでいい感じ。

店の雰囲気からはまるで期待薄だったが、店の構えにしてはそう高くないし(前日の店より安い。あそこは結構高いほうらしい)、ちょっと期待が高まってくる。

揚げ豆腐揚げ豆腐のタレかけ。
豆腐がうまい。
味が濃厚なのだ。
醤油ダレが大豆の味に
しっかり絡む。

結構量はあったが、するするとイケた。
香菜の追加を頼むと、お姐さんが「?」となりつつ持ってきてくれた。
季節外れだからかもしれないが、意外に店で香菜を見かけない。
香港だから香菜まみれ、というのは間違ったイメージだったらしい。
根拠、なかったがな。うにゃ。

腸粉小龍包





オットこだわりの一品「叉焼腸粉」。やっとありつけて嬉しそうだ。
蝦の入ったやつが人気らしいが、うっすら甘味のある叉焼のほうが腸粉と合うような気がする。
その隣にあるものは・・・別にわざわざ香港まできて喰わなくてよいと思う。
もうやめなさいよ!と理性は命ずるのだが、いつの間にか卓上にある。

水餃子水餃子2





ついでについつい反応してしまう「水餃」の二文字。
もうこうなると「性(サガ)」だな。
やけに大きな水餃子がスープにどっぷり浸って出てくる。
中は挽肉など。
「なんだ・・・」と思うが・・・っ!
このスープがサッパリ薄味で結構うまい。
水餃子の固定イメージを捨てれば面白い点心だなあ。
ここは香港なんだから、水餃子にこだわるのはやめよう。
ましてや飲茶の店では。
似たようなことを日本でも繰り返しているのではあるが。

以上である。
こんだけー?
ホントにこんだけーー!
・・・だが・・・デザート分は別なので、セカンドコール(?)に入る。
こういうオーダー方式飲茶の場合、セカンドコールをかけると決まって不思議そうな顔をされるのだが、妙なことをやっているのだろうか?
甘くない点心とデザート点心をいっしょくたに頼むのも、どうも不自然な感じがするのだけれど。
香港の人がどうしているか知りたかったが、夢中で喰ってる間は周囲に目など行かないので未確認。

エッグタルト亀ゼリー





かわいらしいミニ・エッグタルト。上にプヨプヨ載っているのは燕の巣。
タルト自体も上品で、路面のものとはまた違う味わいなのだが、この一見どうでもよさそうな燕の巣で食感に一捻りはいる感じ。
うっしっし。

温製亀ゼリーも。
蜜が添えられて出てくる。
不思議な漢方系のほろ苦味が体に沁みる。
そして、胃がさっぱりする。

モウチョットタベタイ・・・と未練たらしくオーダー用紙を見つめるが、オットににらまれてスゴスゴと席を立つ。
まあ実際、このくらいにしておくのがよいのだろうと思う。

しかし、予想外にくどさがなくて旨い点心だった。
量もね、このくらいがちょうどいいんですよ・・・。

そうそう、ここは店の人もテキパキ動いているのに嫌味がなくて、テーブルについたお姐さんは大変優しくて親切。
クイスギで苦しむこともなく、気分よく出てくる。

香港はどこもサービスが荒いとよく聞くのだけれど、ワタシラが呆けているのかなんだか、特に不愉快な思いはまるでしなかった。
まあ熱烈歓迎的密着サービスではなくて、そっけないといえばそっけないのだけれど、路面の店でもそこそこいい店でも特に不快感を覚えるほどのことはない。

やっぱり呆けてるだけだろか?
たぶんそうなんだろな。

呆けついでに付け加えると、この店の支店は泊まってたホテルの辺りにもあったらしい。美味しかったからまあいいがねえ。

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そして、夜にはずぶずぶとスイーツの沼に嵌っていくのだった・・・。



亀ゼリー。中華街でも売ってます。実は「身体に蓄積された余分な熱や毒素を排出する働きがあり、他にも整腸作用、コラーゲンたっぷりで美肌をサポートするなどの効果がある」そうだ。


香港路面電車の旅―トラムには香港のすべてがみえる窓がある

なんだか面白そうな写真集。

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January 15, 2008

香港ほにゃらら記 其の五 〜怪しいたこ焼きなどを買い喰いする〜

雲南麺の化調キトキト感を噛み締めながら店を出ると、
辺りは市場だった。
買い食い衝動を誘うエリアだ。

露店口直し、と称して
とりあえず目に付いた店の前に立つ。
なんかタコヤキ風のものがうまそうだ。
他にも色々あるが、まずはこれだ!
るんるん♪と、指をさす。

たこ焼きタコヤキのようなものに
何故かマヨネーズをかけ、
そして刻み海苔までパラパラと・・・
喰うと固めの団子の中にゴム状の蛸の食感。
なんか微妙だな・・・

張り紙・・・と言いながら店先を見ると
ちゃんと「日式」と書かれていた。
つまり本当にタコヤキなのだ。
章魚って、タコなんですね。
四個HK$10って・・・日本より高いぞコラ。

などなどと、自分らのツマラン衝動に勝手に萎える二人。
しかし、日本のタコヤキ屋台をこの辺に出したら儲かりそうだ。
ここで微妙なホームシックをそそられるのもアホらしいが、タコヤキは日本のほうがうまくて安いです・・・(苦笑)

ジュース屋減肥ジュース




外れを引いて萎えたので、口直しにジュースを飲む。
「減肥」の二文字に目が吸い寄せられる。
中身は「青物系だろう」と大方わかるが、店のヲバサンは「本当にいいのか?!」という表情で次々に原材料野菜を見せてくれるのだった。
セロリ、ゴーヤ、大き目のキュウリなどなど。
よろしいんじゃないですか。うまそうじゃないですか。
「熱賣中」というわりには不思議なリアクションだが、とりあえず笑って力強く一個一個に首肯して見せたら、ガーとミキサーの音がして紙コップが渡された。

確かにちょっと青臭いけど、ほんのり甘味がついていて美味しい!
こういうジュース屋があっちこっちにあるのは嬉しいのだった。

エッグタルトそして、エッグタルト!
昼に食べたかったが諦めたのだ。
香港のエッグタルトはどこで食べても
最低限「普通にウマイ」と思う。
外れのない香港名物だなあ。

元はマカオ生まれの菓子だそうだ。
香港のあらゆる街角で売っている。
見た目の割りに甘味が薄めで後味がしつこくない。
高級店では高級店なりに、路面でも路面なりにウマイ。

20年前に来たとき、街角の店で見るからに「釜から出たばかり」の山にぶつかって、特に食べたくもないのに買ってしまったことがある。
なんだかなあ・・・と思いながら齧りついたら、ややややややや!と数秒間放心状態になったっけ。
あの時の一個は、玉子の味がぎゅっと濃厚で、下のパイ生地はふんわりシットリさっくり。大して甘いものが好きでもないのに感激したのだった。
当時の香港はやたらと玉子が美味しかった記憶があるから、きっと玉子がよかったのだろうと思う。

豚耳チキンサラダ




なんちゃって「夜食」を買い込む。
豚耳とチキンサラダ。
豚耳はそのままでは「微妙」だったが、チキンは鶏の味がしっかりしていて旨かった。かなりの量が入っていて、これで一品10ドル・・・ここでタコヤキがどうしたなどとシミッタレたことを考えてしまってはいけない。

考えてしまったけれどね。
うにゃ。

深夜ホテルの部屋で、香菜の端を口から垂らして
「お粥がまだだよう。お粥を食べたいよう」と呟いた。
オットが「行きたければ一人で行ってくれるか」と冷たい声を出す。
これから出かける、と宣言されたのかと思ったらしい。
明日の話をしているんだよ!

「アナタはワタシをナンダと思っているのかなあ?」
「・・・胃袋妖怪・・・」

手元のペンをオットに投げつけて、皮蛋粥と第二次飲茶攻撃の夢を見ることにした。


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ちなみに「夜食」はさすがに食べ切れませんでしたとさ。


香港飲茶食品サンプルコレクション BOX
エビ入り腸粉、蝦餃、鴨掌扎などなどのセット・・・ううむ・・・。

香港甜品―デザート

案外色々本が出ているもんで・・・(発注済)

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January 14, 2008

チキンカレーを食べる 〜行く年の『KIKUYA』、来る年の『ショー・ラパン』〜

特に深く考えたのでもないが、2007年最後の外食は『KIKUYA』
明けて2008年最初の外食は『ショー・ラパン』になった。
どっちもチキンのカレー。
深い理由はなくて、単なる偶然。

KIKUYA噂には聞いていたが
確かに看板をよくよく見ると
『KIKUYA CAFE』から『KIKUYA』に
店名が変わっていた。
カレーとシチューに専門特化したい
ということだ。

まあ、お気に入りのオムライスが消えたのは
しつこいようだが実に残念なのだけれど
店の志なので仕方あるまい。

でも「惜しむ声」は高くて、ネット上に限らず街中でも耳にする。
なんとか復活させてくれないかしら・・・と
いじましく思ってみたりする年の暮れなのだった。

南インド風カレー「辛いもの控えおろう令」が
ようやく段階解除になってきたので
久しぶりにカレーを食べる。
南インド風チキンカレー。
コリアンダーを多めにもらう。

ご飯は少なめにしてもらうが、相変らず結構な量だ。
でもマスターは「本当にコレでいいの?」と確認に来てくれるのだった。
ワタシ、そんな爆食系のヒトだと思われていたのかね・・・?
そんなにこの店で食べたかなあ・・・と、ちょっとフシギ。

以前はもうちょっとヘビーな食後感だったが、サッパリと薬膳風にスパイシーなカレーになってきたような気がする。
味が微妙に変わっていくが、常に進化するので楽しみだ。

「今年もお世話になりました。来年もよろしく」と、ご挨拶する。

年明けて2008年。
「年初めのショーラパン・ランチはチキンカレー」という情報が入る。
ここのシーフードカレーは何度か食べたが、スパイス自体はチキンカレー用に調合したんですよ、と聞いていた。

マカロニサラダサラダはいつもと違うマカロニサラダ。
いつものレタスのサラダは
冬にはちょっとひんやりしすぎるので嬉しい。
薄切りのりんごなどがひっそり紛れ込んで
一捻りしてあってウマイ!

チキンカレーさらりとしたチキンカレー。
大ぶりの野菜がほっくりしている。
シーフードカレーよりもちょっと甘味があるが
これはこれでとてもステキだ。
見たところ地味なのに、これはクセになるなあ。

「今年もよろしくお願いします」とご挨拶する。
尚、今週のランチはハンバーグだそうだ。

とうに一月も半ばにきて、ようやく気分が平常に戻ったような気がする。
まあ、戻ったからどうだ、ということもなく、さて今年はどんな年になるかねえ・・・などといってるうちに春になりそうな予感。
まあそれもよいのだけれど。

そういえば12月初めの検査では、あ〜らびっくり肝臓数値が軒並み半減していた。秋口にはγ値などそろそろイエローカードを切られかけていたのに、ここ数年で一番数値が低くなっている。
酒量が若干は減ってはいるけれど、目覚しく努力して減らしたわけでもないし、これはどうもこの数ヶ月通っている鍼灸の効果としか思えない。
他に何か体に良いことをした覚えもない。
フシギだ。

でもドクターに「単なる平常値なんだから、これで調子に乗って馬鹿飲みしないように!」と厳しく言い渡されてしまう。
イマサラそんなことを言い渡されても、怒涛の年末年始を越えてきた今となってはもう遅い・・・などという口ごたえはせず、おとなしく「ハイ」とお返事しておいた。

「それよりも、中性脂肪が・・・」と厳しい突っ込みにあって、やっぱり運動して減量するぞ、という決心だけはした。
問題は「どうやって」なのだけれど。

ああ、こういう「お悩み」って、本当に中年らしいなあ。
しみじみ、とか感慨に浸ってごまかすワタシがいる。

わはは。


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減量。まず香港分を振り落とさねば。うがうが。



ウチのカレーはこれが頼り。結構お役立ちです。

カレーな薬膳

そうそう、カレーだって薬膳なのだよ。

arima0831 at 16:32|PermalinkComments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 西洋料理 | 日ノ出町・伊勢佐木町

香港ほにゃらら記 其の四 〜粉麺を喰う〜

さすがに二食連続爆撃、じゃなくて爆食すると胃が重い。
夜はどこかで粥か麺でも軽く食べることにする。

「もう狂ったように喰いすぎません」という誓いを立てた。
過ぎたるは及ばざるが如し。
ハイハイ、そうですともさ。

南記麺房ホテルからちょっと歩くと市場があって
その小路入り口辺りにあった麺屋。
どうも雲南式というやつらしい。
セルフサービスで、中はそこそこコギレイだ。
経文のようなメニューを睨んで
英語のわからぬオネエサンに
勘に頼ってテキトーに注文をする。
「辛くするか?」と聞かれるが
胃が疲れ気味なのでやめておく。

表表にはこんな写真入りが色々出ている。
中に入る前に書きとめておくべきだったな。
外に出るのも面倒くさいから
ひとつはこれにする。オット分だ。

雲呑と書いてワンタン。
日本でもよく見るけど、確かにワンタンて雲のようではある。
つるっと呑み込めるから「雲を呑む」というのだろうか。
ちょっとかわいらしい。

店は微妙にアヤシゲだが。

ワンタンメン実物がくる。ワンタンメンだ。
サッパリした感じ。
実際サッパリしているが
キッチリと化調が効いている。
こういうのは激辛だとよかったのだがなあ。

モツ麺「及第麺」という「モツ入り麺」。
モツ食べて元気つけて「及第する」から
そういう名前だそうだ。
スープは同じだが・・・
モツがとっても・・・生臭い・・・(ううう)

とにかく「及第」とつけば、麺でも粥でもモツがごっそり入ってくる。
コブクロ、レバ、ホルモン、ミノなどなど、結構種類は豊富。
みんな生臭いんだけれどね。
ううう。

漬物軽く発酵した高菜風の漬物
入れると少し化調のキトキト感が薄らぐ。
横に「赤いペースト」もある。
辛酸っぱいこのペーストも投入して
結局汁は赤くなってゆく。

路面の庶民店というのは、日本にいたって当たり外れの大きいバクチだ。
ウルサイことを言わずにサッサと喰って出て行く類の店なんである。
まあいいや。

菜花の蛎油かけ蛍光灯に照らされると
怪しいほど鮮やかな緑色になる
茹でた芥藍(カイラン)の蛎油かけ。
菜花とブロッコリの合いの子のような野菜で
ちょうど旬なのか何処にでもある。

市場でも山積みで売っていた。

「軽くすます」という目的で入った麺屋だが、市場周辺て色々売っているもんで・・・どうもここで口直しに走ってしまうのであるよ。

(つづく)

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教訓: 庶民的な路面店は、当たれば嬉しいが外れも多い。


追記:
裏日記(?)こと「香港ぶらぶら雑感記」も記事を上げました。
どうでもいいようなことを、ここよりもっとウダウダ書いてます。
   


香港産蝦子麺(えびの玉子入麺)・・・ついついお取り寄せ中。

香港粉麺飯―めんとご飯

こっちもついつい発注済・・・。

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January 12, 2008

香港ほにゃらら記 其の三 〜飲茶心得(?)及び爆食再反省〜

新年が明けた、という自覚もなしに、二日目は遅くまでウダウダ寝ていた。

大晦日はなんだか寝付けぬままに「アレを喰うぞコレも喰うぞ」と、
各種さまざまな妄想を膨らませて夜更かししていたんである。
なにを食べたいかじっくり考えてみたら、前夜のような無計画なことでは
喰いそこねるものが続出しかねない。

「お食事は、計画的に!」という教訓を如何に生かすか。
まずは計画を立てることであろう。

計画その一:「まずは飲茶だ!」

・・・と叫びつつ起き上がって、エイエイと気合を入れた。
「人生是食欲。食欲大魔神。喰い意地の鬼」などなどと横でオットが呟く。
うるせいぞ。

ふと目に付いた"Happy Valley"というエリアに出かけることにする。
現地語では「跑馬地(パウマアテイ)」と書く。
広東語漢字変換の規則性について色々考えるのが、だんだん馬鹿馬鹿しくなってくる。しかし、英語のできる香港人すらよく知らん英語の地名って、何のためにあるのだろうなあ・・・?

まあ、考えてみればエジプトでも似たようなことは、ここほどではないにしろ多少あったから、イギリス植民地時代の名残なのだろう。

Happy ValleyHappy Valley2





「ハッピーバレー」は競馬場の名前でもある。
目指す地域は、上の競馬場写真の右側写真一番奥の方。
競馬場の向こう側にある、わりに高級な居住エリアだということだ。
ホテルからも近い。

何故ハッピーバレーにしたかといえば、「地球の歩き方」に載っていた
よさげな飲茶の店がこの地区にあったからだ。
一応フロントで「この辺りのオススメ」を聞いてみたら
「ローカルしか行かない僕のお気に入りの店」を嬉々として書いてくれて
これも同じ店だった。
漢字が間違っていたが。
香港の若者の漢字離れも進んでいるらしい。

誉満坊この『誉満坊』という店は
英語名が"Dim Sum"
(・・・もう何も言うまい・・・)
この辺はエリア的にはこじんまりして
交通量も人も少ないから気楽でいい。

注文用紙小奇麗な高級ファミレス風店内。
こんな注文用紙を渡されて
食べたいものに印をつけて渡す。
この店の場合ありがたいことに
写真つきの英語日本語メニューがある。

注文用紙の番号とメニュー番号を付き合わせると、単に経文のようにしか見えない注文表が解読できる仕組みになっている。

蝦餃蒸し餃子





左「燕液帝皇明蝦餃」ともう一種類。
左は要するにおなじみ「エビ蒸し餃子」。
大きなプリプリの海老が入っていてウマイ。
もう一個は・・・忘れた。
確かかなりサッパリした中身だったと思う。

蓮の葉包みご飯中身





「古式飄香荷葉飯」こと蓮の葉包みご飯(だったと思う)。
ふっくらと蒸された「おこわ」に蓮の葉の仄かな香り。
鶏やら椎茸やらが色々入っている(右は中身)。

大根もち湯葉巻き





「大根もち」と「湯葉巻き蒸し」。
大根もちの食感が、ふんわりしていて面白い。
湯葉巻き蒸しの中身は忘れた。

個人的好みから行くと、この店ちょっと味が濃いのだ。
ついつい興奮状態で弾丸超特急のよーに片っ端から品名をコールしてしまったが「こういう点心は味付けの似たものが多い」という原則を食べてから思い出した。
これは20年以上前の香港でも日本でも、何度となくやって懲りていたはずなんだがな・・・しかも昨夜の反省など一瞬でどこかに吹っ飛んでいるではないか。

ばかばか。

腸粉「豉油皇香煎腸粉」こと「腸粉の牡蠣油炒め」
腸粉は米の粉で作ったクレープを
シンプルに牡蠣油で炒めたもの。
ナッツ系の香りのするタレと
甜麺醤風のタレがつく。

実はオット、前夜行ったレストランでメニューの写真を指差して「コレが食べたい!」と珍しく自己主張をしたのだが、品切れで食べられなかったのが「叉焼腸粉」。
よくあるのは、このモッチリねっとりした皮で海老やら叉焼やらを巻いて蒸したもので、オットもそれが食べたかったのだが・・・ごめん、こういうのもあるって知らなかったんだよう・・・実は写真をみて「どうも違うな」とは思ったのだけれど、まあ物は試し、と勢いで注文してしまったのだ。

文句を言うなら、自分で注文をしなさい!と、不満そうなオットと目を合わせないようにする。
コレがまたてんこ盛りなので、次第にテーブルは修行の場となっていくのだった。

シュウマイ盛り合わせ小龍包





「シュウマイ三種盛り合わせ」と・・・小龍包・・・いや、なんだかつい条件反射でコールかけちゃったんですよ。
正式には「魚翅鮮肉小龍包」で、フカヒレ入り。
日本で出てくれば「まあ許せる類」の小龍包だ。
わざわざ香港で食べるまでもない。
そんなことはわかっているけど、やっぱりついつい・・・うう。

豚肉オコワ「竹筒咸魚肉片飯」
塩漬け魚入り豚肉のせ竹筒蒸し御飯。
コレ一品だけ空腹状態で喰ったら
きっと感動したに違いない。
横に添えられたタレをかけて食べる。

修行はすでに苦行となっている。
昨日食べ過ぎてあんなに反省したのはぁ〜、どこのどいつだ〜い?
・・・アタシだよっ!

もう既にお分かりの通り、こういう点心類って選び方にもよるのだろうけれど、どうもベースの味が似通っているように思うのだ。
だから三種類も食べると口が飽きてくる。
そもそもコレはアカラサマな頼みすぎなのである。
あと、ここは美味しいとかなり評判だが、どうもワタシらには味が濃い。
いや三品くらいまでなら、十分に美味しくいただけるはず・・・(嘆)

しかし、ここで再び注文用紙を睨むワタシ。
オットの目に昨夜と同様殺気が走る。
でも、再注文を強行。人間、時には状況に流されぬ勇気が必要だ!

燕の巣と白木耳蛙の卵巣





デザートは別腹・・・と、いうか、こういうものを食べたほうが胃がサッパリしそうな気がしたのだ。
実際サッパリした。本当だ。うにゃ。
甘いものをほしがる自分など普段なら考えられないのだが、実はこのときはビールも頼まずお茶だけひたすら飲み続けていたので「ちょっとスイーツでも」な気分にもなれた。

左「白きくらげのココナッツミルク煮込み」
甘味控えめで、口の中がサッパリする。
右「雪蛤と棗と蓮の実のシロップ煮」
ちょいとシロップ甘めだが、蓮の実がホクホクしてウマイ。
さて「雪蛤」ってなにか、というと「蛙の卵巣周りの脂肪」だ。
汁の上のほうにプヨプヨ浮いてる白っぽいもの。

「蛙の卵巣」なんていわれると「うげ」と思うが、これは燕の巣並みの高級食材で、ここでも一品HK$60もした。1000円近い。
単に面白がって頼んでいたのだけれど、後で調べたら、美肌美容滋養強壮効果が高いらしい。蛙といったって、どんな蛙でもいいわけじゃなくて、中国東北部の限られた山中に棲息する「中国林蛙」でなければいけない。
しかも卵巣だから雌蛙のみ。
それをチマチマ集めて乾物にするのだから、中国人て偉大だと思う。

それにしても、中華スイーツってなんだかウマイ。
酒でなく茶ばかり飲むのも異変だが、さらにスイーツに嵌るという
異常事態がこの後続くのであった。

ちなみにこの店は、一品HK$25〜35くらい。
お勘定はその辺から適宜想像していただければ。
安い店ではないが、店内はきれいだ。
ちょっと味が濃い印象はあるけれど、それはあくまでもクイスギの故。
そこそこ美味しい店だと思う。
でも、遠路タクシーを飛ばすほどではないかなあ。

教訓: 飲茶はオヤツだ。喰いすぎ厳禁!


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学習能力強化も今年の課題だな・・・。



海老腸粉。よく広東料理の点心にあるのがコレです。

東京中華スイーツ―人気店50軒のスイーツから簡単オリジナルレシピまで (Neko mook (813))

早速買いました。けっこう都内に店はある。参考にはなります(燃)
レシピはワタシ的には役立たずだったが・・・。

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January 09, 2008

香港ほにゃらら記 其の二 〜到着即大食〜

ほぼ徹夜で早朝5時に家を出たけれど、ようやくホテルに辿り着いたのは夕方ごろだった。
やはり香港は、熊本の山奥や真夏の渋滞を踏み越えた先の伊豆よりも
多少遠い。
さすがは海外だな。

到着後ちょっとゴタゴタしたが、とりあえず省略。
(食べ物がらみ以外は「ぶらぶら」のほうに上げようかなあ、と思っているので、あわせてご参照いただければ幸い・・・といいつつ、ナニをどっちに振るかまだ思案中)

右も左もまったくワカランので、とりあえずホテルのフロントに「ここはどこなのでしょおか?」と尋ねたら、銅羅湾エリア周辺、ということだった。
銅羅湾と書いて「コーズウェイベイ」と読む。
中華系の漢字変換の規則性って、なんかよくわからん。

「近くて賑わっててレストランなんかがあるのはどっちのほうだろか?」と尋ねたら、「タイムズスクエア」という大きな商業ビル辺りが賑やかで、歩いて5分くらいだよ、との由。
もらった地図をポケットに突っ込んで、だらだらとそっちに向かう。

houjoushukaタイムズ・スクエアを目指したはずが
いつの間にか微妙に方向がずれていた。
超級方向音痴のワタシが地図をにらみ
究極方向音痴のオットが
ほけらほけらとあとをついてくると
まず目的地にストレートに辿り着けない。
だからこういうときには
目的地をなるべく設定しないことにしている。
ここは Leighton Rd.という通り沿い。

houjoushukaくたびれていて思考停止状態なので
とりあえず目に付いた大きな看板の店に入る。
そういえばお腹が空いた。ビールも飲みたい。
夕方5時ごろでまだ時間は早いので
店はがらがらだ。


ビールの色々塩P





まずお茶の種類を聞かれるので、とりあえず普洱茶をたのむ。
そうそうビールもちょうだいね、と言ったら、ほいと別のリストをくれた。

サンミゲル=生力、ハイネケン=喜力

規則性はワカランが、こういう漢字変換センスは素晴らしい。

イキルチカラのほうがヨロコブチカラよりも安かったのでサンミゲルに。
生きているだけより、生きて喜ぶほうが少しばかり贅沢なのだ。
ううむ。

それにしても何故「スタウト=波打」なんだろうか?
理不尽さと素晴らしさに混じって、たまに規則性らしきものも顔を出す。
要するに、そういう国のそういう人たちなんだろうな。
きっと日本人観光客にありがちな行動なんだろうが、
オットと二人しばし漢字変換をネタにひゃあひゃあ喜んで過ごす。
突き出しにくれた塩茹でピーナツがウマイ。

スープスープ(アップ)





豆腐ほか色々入ったスープ。
器が小型の洗面器並み。コレだけで二名一食分の大きさだ。
しかし、薄味だがこくがあってウマイ。
豆腐以外に、みじん切りの叉焼やら野菜やら蓮の実やらがどっさり。
小さなお椀に何回取っても減らない、不思議なスープなのであった。

海老湯麺なぜかいきなり海老湯麺がきた。
こちらは小型ラーメン丼程度だが
てんこ盛りの具がすごい。
海老はぷりっぷり。
野菜はシャキシャキ。

スープがまた違う味わい。
日本の中華料理で出てくるいわゆる中華麺とは違う味の出汁。
サッパリ味で、しみじみ胃の腑にしみる。
なによりこの固めの細麺がステキだ。
何度か「香港にあるような麺を出す店は中華街にないか?!」という声を聞いたことがあるが、確かにコレはまた食べたくなるなあ。
特に凝った麺には思えないのに、何故日本にあまりないのだろう?

ウマイぞウマイ!
が、コレも侮れない量がてんこ盛りの具の下に潜んでいるのだった。

玉子の白身と蟹の炒め玉子の白身と蟹の炒め。
ちょっと味が濃いが、食感が面白い。
ご飯がほしくなる味だ・・・と
ついチャーハンを追加オーダーしてしまう。

これもまた、食べても食べても減らない不思議な一品・・・嗚呼。

チキンのロースト鶏のローストを半分。
鶏の味がまるで違うぢゃないかーー!
外側はパリパリなのに
肉にはしっとり弾力があって
噛めばジュワァジュワァと肉汁が・・・

鳥インフルエンザがどうした!と強く激しく思いつつ骨にむしゃぶりつく。
はぁはぁ。
素手で骨をしゃぶっていると、何故呼吸が荒くなるのかね?

しかーーーし!
量は要するに鶏半羽分なのだ。嗚呼。

チャーハンふと我に帰ると店は満席になっていた。
最初はヒマだった厨房が
各メニューをイッキ出ししたのだが
チャーハンがなかなか来ない。
来たら・・・爆量だった、嗚呼。

某店のブタニクチャーハンを思い出す。
ナイスなルックスの通り、味も似ているがちょっと薄め。
何故まだ喰えるのかわからないまま、二人無言で喰い続ける。
刻んだ叉焼のようなものがやたらにウマイ。
海老もぷりぷり。

ここで「あのブタニクチャーハンはいくらだったっけ」などと考えるのは
野暮ってもんだろうが・・・恵比寿の方が安い(笑)

ぱりぱりちょろメニューには楽しい日本語訳付き。
この「ぱりぱりちょろ」とは
要するに「パリパリに焼いた腸」らしい。
食べたいよう・・・と呟くが
どんより濁り始めたオットの目に殺気。

「お持ち帰りにしても・・・」の一言を満腹の体内に押し戻し飲み下す。
ふう、嗚呼。

「初日ではあるし、さらっと街に出てさらっとなにか軽く食べよう」と言った
そんな記憶は既に遠く、全身を胃にして街を転がりホテルに向かう。

大晦日のタイムズスクエア周辺は、そろそろかなりな人出になっていた。
派手なカウントダウンがあるそうだ。
これはホテルの部屋で胃部をさすりつつ「イキルチカラ」とともに寝転がってテレビで見物した。

教訓: お食事は、計画的に。


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まだ一食目。



蓮の実は鎮静と整腸に薬効あり、とか。
特に「下り線乗車中」に柔らかく煮たやつが良いそうな。
はあ、なるほどね・・・(となぜか納得する)。

D09 地球の歩き方 香港/マカオ 2007~2008 (地球の歩き方 D 9)

最近の「地球の歩き方」は、けっこうアテになります。

arima0831 at 02:10|PermalinkComments(16)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 香港・マカオ 

January 07, 2008

中華街『北京飯店』の小龍包 〜香港出発準備編(ちがうだろ!)〜

実は昨年末『栄楽園』で叉焼丼を食べたあと、もうちょっとなら何か食べられそうな気がしたのだった。
まあ要するに、なんとなく食べたりなかったわけだ。
あの丼自体は、実はそれほどボリュームがあるものではない。
そうだ、こういうタイミングこそ・・・と、クドクド自分で自分に言い訳をしながら東門の脇へ。

北京飯店
最寄駅:石川町 / 日本大通り / 元町・中華街
料理:北京料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円
用途:夕食


中華街から桜木町・横浜方面のバスに乗る手前の角にある。
東門下角地という好立地のせいだか、外から見える値段がやけに強気。
しかし、生真面目そうなコックさんたちがガラス越しにせっせと作っている小龍包などは、なんだかとっても美味しそうだ・・・と、長年指を咥えて眺めていた。
しかし小龍包が1500円というのは、ちょっと高い。
気楽に試そうという気分にさせる価格ではない。
例え八個入りだったとしても、やっぱり高い。
これが四個で800円だったら、意外に気楽に入っていたかもしれない。
小龍包だけでは食事にならないから、本当二、三個が理想。
でもここは、あくまで「八個1500円」だ。

ところがあるとき、こんな記事がでた。
調べたら「ここの小龍包はウマイ!」という話でもある。
ううう、行きたいよ・・・でも1500円の壁は厚く高い。

この日、650円の栄楽園の叉焼丼が背中を押してくれた。
夕食は安く上げたから、食後のデザートに多少張り込んでも・・・とか
まあこれが2007年中華街喰い納めなんだから・・・とか
山ほどイイワケしながら、ファミレスみたいな店内へ。

小龍包しばし待つ。
注文ごとにいちいち作っているらしい。
蒸籠をあけると湯気が勢いよく上がる。
寒い日にはちょっとココロ踊る光景。
をを、なんかいい感じだな・・・!

小龍包大ぶりの小龍包は、いいルックス。
何しろ「小龍包」でなく「小龍湯包」と
わざわざ称するだけあって
味にくどさのない汁がタプタプしている。
皮もちょうどよい厚さだ。うひゃひゃ。

ひょっとしたら、中華街でベストな小龍包かもしれない。
しかしやっぱり、一人で8個も食べるとさすがに飽きる。
 
店舗自体はやけに明るくて、一階は人通りがやたらに多い外から素通しで丸見え。開放感はあるがちょっと落ち着かない。
内装は中華ファミレス風。
高級感はないから接待なんかには二階、ということになるのだろうか?
 
そして全体に値段は高い。かーなり高い。
どこもかしこもダメダメ率がやたらに高い小龍包がこのレベルなら、他の料理もきっとそれなりにきちんとしているに違いないのではあるが、それにしても高い。
ちょっとした大通りの高級店並みだ。
なにしろ麺飯類も押しなべて1000円越え。
その他料理となると、またさらに高い。

経費かなんかで落ちるならいいが、自腹を切って食べる価値が果たしてあるのかね・・・などと、つい思ってしまうシミッタレなワタシ(悲)
同じお金を払うなら、他の店に行ってしまいそうだ。

でも、この「小龍湯包」はウマイ。
ハーフ800円があれば間違いなくリピートするのに。

それにしても、昼から午後まで通し営業で深夜1:30までやってるらしい。深夜はどうだか知らないが、その他の時間帯は過去9年来混んでいるのを見たためしがない。店内素通しで丸見えだから、混雑状況はイヤでも目に入ってくるのだ。
このスカスカな店内風景のせいで、どうも中に入りにくかったのだっけ。
考えてみれば。

立地は抜群、席数も多くて、女性一人でも違和感ない明るい店内。
儲からなくていいぞ、という方針なのであろうか?
それならそれで立派だけどねえ。
やはり謎の店はあくまで謎のままなのであった。

一方で「栄楽園」の昭和レトロな価格も良心を越えた不思議さを感じる。
比較対照にするものでもなかろうが、実は香港と大差ない。
香港の街角麺飯屋で、ふとその事実に気付いてしまいましたとさ。
幸せの青い鳥は、本当はすぐそばにいるもんだ。
しみじみ。

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かくして旅行準備整い(?)、香港へ・・・(?)



横浜中華街で人気の銘品おためしセット3000円


聘珍樓の高級叉焼・・・誰か送ってくれないかしら。

arima0831 at 13:50|PermalinkComments(24)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 小籠包 | 横浜中華街

香港ほにゃらら記 其の一 〜酒の謎〜

2008年が明けた。
新しい年だ。

ねずみ猫らへのクリスマス・プレゼントに
せっかく買ってやった「ねずみのおもちゃ」は
見向きもされずに縁起物に化けた。
あとで干支だったことに気付いたのだ。
いいのかそれで?!

さて2000年以降ずっと、お正月はオットの郷里の熊本は人吉で過ごしていたのだけれど、今年は久しぶりに海外に出ることにして、香港マカオに向かったのは昨年ご報告したとおり・・・。

出発が31日の朝で、香港に着いてバタバタしているうちに年明け。
正月ムードも消えた昨夜遅くに戻ってきたので、どうも新しい年を迎えたという気がしない。
今日買出しに行って、夜は鰤と鶏と野菜のたくさん入ったお雑煮を食べて、ここでようやくお正月の残り香くらいはかろうじてつかまえた次第。

でも伊達巻も錦玉子もなし、というのは、ちょっと寂しい。
御節にこだわりはないんだけど、伊達巻と錦玉子だけは好きなのよ。
こういう季節感だけは立派だぞ、ニッポン!
売ってるはずはあるまいと思っていたが、やっぱりありませんでしたとさ。
ちぇ。

到着日は大晦日。
香港のカウントダウンも、相当派手やかではあるらしい。
今回泊まったホテルは『タイムズスクエア』なる場所の近辺で、これはまあ言ってみりゃあ、みなとみらいのクイーンズが横浜西口に引っ越してきたような代物なんだけど、ここにワンサカ人が出てきて花火が上がったりする、らしい。
テレビで見てました。
そうそう、紅白歌合戦も見た。
なにやってんだまったく。

しかーし・・・!
旅行先で写真撮ると、整理が大変だっ!!
なんと150枚以上撮ってた。
目が四角くなってるんじゃなかろうか。
しかも、ほとんど食べたものばっかり・・・。
あとはどうでもいいような周辺風景。
これ、どうするつもりよ・・・と、自分に聞いてみる。

うにゃ。

と、いうわけで、ぼちぼち整理して適宜ご報告します。

とりあえず「!」だったポイント其の一・・・

あまり酒を飲まずにお茶ばっかり飲んでいた(!)

どうも周囲のテーブルの、特に家族連れや身内の気楽な食事の風景を見ていると、ナニカがどうも変なのだ。よくよく見ると、ナゼかテーブルに酒がほとんど見当たらない。お気楽なところしか行ってないので、高級店だとどうだかサッパリわからないが、お茶ばっかり飲んでいる。

別に真似するわけでもないが、ワタシもオットのビールをちょいと舐めたらあとはお茶だった。
「なんだかお酒よりもお茶のほうが美味しいなあ」とオットにいったら
「酒を飲むと腹がふくれて、よけいに食べられなくなるからだろう」
・・・うみゃ、そこじゃないと思うんですけど・・・。

どうも香港のクイモノは、あんまり酒を呼ばないみたい。
ワタシだけだろか?

ううむ、と悩んで(悩むほどのことか?)、泊まったホテルにいた日本人スタッフのMさんにオソルオソル尋ねたところ

「飲まなくもないけれど、酒を飲む席と食事の席は別に考える人が多いです。同僚や知り合いに日本人はみんなそろってアル中なのか、とかよく聞かれますよ」

というお答えだったから、そう大きく外れてはいないらしい。

飲み屋やバーは別にあって、そういうところはまたそれなりに繁盛しているようだったけど、今回はあんまり行きませんでしたとさ。

と、いうわけで、ほとんど酒も飲まずにお茶ばっかり飲んでいた。
ワタシとしては天変地異といってよろしい。
いや、部屋でゴロゴロしながらビールくらい飲みましたがね。

ええと、こういうことを言うと「ウソツキ!」という大合唱が沸き起こりそうな気がして言うのが怖いんだけど、正直に告白すると『大珍楼別館』なんかで食事をしていても、実はそれほど強烈に酒心をそそられて飲んでたわけではなくて、なんとなく流れでガバガバ飲んでただけ、という気がする。
あんまり酒を飲むと料理が不味くなるような気すらしたけど、周りが飲んでいるとついついつられて・・・ああっ、石を投げないで・・・イタタ!

サンミゲルとかなんとか言いながら
外で買って部屋で飲んでたサンミゲル。
現地名は「生力啤酒」。
イキルチカラ!
素敵な名前だなあ。

中国語の漢字変換能力って、時に納得行かないが時にスバラシイ。

名前もいいが一番安くて、1缶100円位。
滞在中はお世話になりました。
そこか、感謝のポイントは?!

てなぐあいに、気が向いたらテレテレご報告します。
いや、もっと激しいサプライズも起きるんですよ・・・香港オソルべし。

どうも締まらないスタートですが、皆様本年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。


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ちなみに、キッチリと太りました。嗚呼。



結局買い損なった、中国茶用マグカップ(嘆)

カラー新書 中国茶図鑑 (文春新書)

イマサラこんな本を買うのだった。遅すぎ!


冒頭写真のねずみのおもちゃ。一匹10円。

arima0831 at 00:41|PermalinkComments(21)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 香港・マカオ