September 2008

September 28, 2008

『山根子』でハンバーグを食べる 〜うさぎに振られてヤマネコに…(だからどうした)〜

自宅パソコン故障中。
パソコンがないと日常が成り立たなくなっている今日この頃、なぜか普段よりマメな更新ができたりするネットカフェ難民なワタシ。

いつまで続くかはわかりません。
とりあえず「うちのコ」は修理センター送り。
某Bカメラで買った時の長期保証が、ナントまだ有効だった。
保証、かけとくもんだ。
二度目だからね。
元は取れたかもしれない。
でも、頼むからもう壊れないでくれっ!と、魂が悲痛に叫ぶ・・・ああ、不便。

さて、半月ほど前のこと。

雨に降られて野球観戦を逃しうさぎカレーに振られ・・・

こういう振られぐせは繰り返す。
ちょっとばかり涼しくなってきた日、久しぶりにハンバーグなんぞ食べたくなって
ぼーっと『ショー・ラパン』に出かけたところ・・・

休業前の週と同じことを繰り返してしまう
この学習能力のなさはなんだろう・・・やれやれ。
写真は使い回しです。二度撮る気にもならんぞ。
シェフは木曜日にゴルフの予定がたまに入るそうで。
そりゃあまあ、たまには息抜きしないとね。
サブリミナルにこの日が休みなのは
わかっていた気がするのだがなあ。


臨時休業予定はこちらに結構しっかり上がってくるので、特に木曜日は要事前チェック!
わかってますともさ。
わかっているけど、例年になく長引く熱気と湿気にアタマが「ぼよよ〜ん」としていたみたい・・・。

前の週に食べたハンバーグがどうも物足りなかったので、久しぶりに懐かしの店へ。

二年以上になるのだったか。
初めて行った時の印象は悪くなかったのだけれど、近所に強力な店があるので
ついつい遠ざかっていた。

やまねこサラダがまず出る。
一緒にお新香も出てくるが
緑色が眼に痛いような市販品なので
サラダだけつつく。
みそ汁も付く。
以前はいい色に光っていた記憶のある鉄板が
どうも焦げついてくすんでいるように見える。
気のせいだろうか…?


尚、写真がくすんで見えるのは、薄暗い中携帯カメラで撮影したからです。
デジカメを忘れたのだ。
最近は昔のワタシではありえないくらい、カメラ持ち歩きが身に染みついているはずなのだけれど、やっぱりアタマがシケきっているのだろう。

やれやれ。

やまねこやまねこ








デミのたっぷりかかったハンバーグ。
汁気あり。
デミの味もよい。
大きさもほどほど。
前の週に食べたものに比べると、はるかにハンバーグらしい一品。
でもなんだかナニカ一味足りない気がする。
なんだろう??


やまねこモヤシ炒めも付くのが嬉しい店だ。
しかし、鉄板が焦げているように見えるのは
気のせいでもないらしい。
どうも焦げ臭い味がする。
これにご飯(おかわり自由)とみそ汁がついて
ちょうど千円。
以前はデザートとコーヒーまでついたのだが
止めたそうな。



大きなお世話だとは思うが、千円ランチならばデザートまでは期待しないけれど
コーヒーくらいはつけてもよろしいんじゃ・・・と、ちょっと残念に思う。
この界隈、洋食ランチは意外な激戦区なのであるし。

あ、そうそう「豚肩ロース生姜焼きランチ 千円」が増えていました。
生姜焼きが気になる方のために申し添えておきます。
ステーキランチは1400円。

夜のコースはどうなっているのかなあ…?と、漠然と思っていたのだけれど
3800円からあるそうで。
ステーキのコースが3800円て、高いのか安いのかよくわからないが。

九月に入って急に涼しくなった時期を経て、すっかり油断していたら
ターミネーターのように何度でも蘇る真夏張りの蒸し暑さ。
心身シケた状態なので、うまいもんでも喰って湿気をふっ飛ばしたいところだが
なぜか微妙に振られてしまうのだな。

だからハンバーグの味わいが微妙だったのは、体調のせいかもしれませんです。
気になる人は行ってみておくんなせい。




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振られぐせ…ついにシリーズ化して、九州まで引きずっていくのだよ(嘆)




対馬の焼酎。

どんぐりと山猫 (日本の童話名作選)

この猫、うちのヒメさんに似ているな…。

arima0831 at 17:55|PermalinkComments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 西洋料理 | 日ノ出町・伊勢佐木町

September 26, 2008

大分・佐伯遠征してきました 〜大分・熊本ぶらぶら 其の一〜

姪の結婚式があって大分は佐伯に遠征してきた。
ついでにオットの郷里の熊本は人吉にも足を伸ばして4泊5日。

この姪は横浜に遊びに来たこともある
ずいぶん昔の話かと思えば、一年半ほど前のことだ。
ほお。
ブログなんてやってると、こういう日常の記憶がグタグタにならんでそこそこ整理されているので結構なことだ。

血のつながりもないのに、叔母によく似て美人の姪なのである。
しかもいまどき珍しく素直で真面目な箱入りときた。
誰じゃ、こんな姪を嫁に貰う運のいい男は・・・と厳しい目つきで新郎を検分したところ、背は高いが腰の低い、爽やかなイケ面好青年が現れた。
単なるモヤシのようなヒョロナガ男ではなくて、いかにも日当たりも空気も良いところでスクスク素直に大きくなった雰囲気だ。

ちなみに背がおそろしく高い。
ちょっと距離を置いて見ていたら、並んで立っているウチのばかでかオットが
小さく見えたので驚いた。
日本ではまず見かけない光景なのではある。

なにはともあれめでたい。
嬉しいことです。

そんな次第で大分へ。
改めて地図をよくよく見ると、なんとも不思議な形の県だ。
佐伯は海沿いの漁港の町で、大分といってもむしろ宮崎に近い。
大分空港から結構延々と長いドライブになった。

佐伯港のどやかな空気の港からは
四国行きのフェリーが出ている。
方向音痴のワタシには掴みがたい話だが
どうも愛媛県は目と鼻の先らしい。
はるか向こうに見えてる島影は
ひょっとして四国なのか・・・?
地図が確認不能なのでよくわかりません。


なぜ地図が確認不能なのかといえば、実はこれを書いているのが自宅じゃないからで
なぜ自宅で作業ができないかというと、帰宅後パソコンを立ち上げてしばしのち
突然画面が「プン」とかナントカ言って落ちてしまったからだ。

壊れたらしい。よくわかんないけどたぶんそうみたい。
嗚呼ああ・・・。
若くて美人の姪の自慢をするだけで、あえて紹介すらしてやらなかった
周辺生息独身♂的魑魅魍魎妖鬼怪異どもの呪いなのであろうか?

大分・熊本ほにゃららぶらぶらの顛末は、そういう事情でユルユルと上がる予定です。

今思ってみると、あちこちで振られ続けた話シリーズ化できそうなあたりから
ヤヴァい前兆があったのかも知らん。
まあ、しょうがないですね。
超級悪天候女のワタシが、この台風のなか雨にも祟られずにすごせたのは幸いで、
これはひとえに姪の人徳だろうなあ、と妙に納得してみたりするのだった。



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ともあれメデタイ♪

追伸:
入れ替わりで(?)いぬわんくんは復活してます。
イヌ妖型フィラリア治療には、やっぱりうまい中華が効くらしい。




佐伯の柿の葉寿司(食べそこねた)


るるぶ大分別府―国東湯布院 (’07) (るるぶ情報版―九州)


arima0831 at 19:03|PermalinkComments(15)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 風景 | 大分

September 18, 2008

伊勢佐木長者町『コッコバン』 〜カレーに振られてハンバーグに走る・・・〜

ようやくどうにか秋らしくなってきたのに、騙し討ちのように蒸し暑さがぶり返す。
毎年のことだと思うのだけれど、どうも今年はぶり返しが激しい気がするな。

騙し討ちにあったら返り討ち!
湿気払いにカレーだカレー!!

ちょうどこの週は、こんなステキなカレーが『ショー・ラパン』で出ているそうだ。
そういえば、8月にディナーには行ったランチはほぼ二ヶ月ぶり。


休業蒸し暑さを振り切るように
るんるんとスキップしていったら

「本日臨時休業」

まったく、ワタシの日頃の行いって・・・(涙)


こういう日に限って「隣のカレー屋」までが定休日ときた。

コッコバンじゃあなにをたべようかなあ、と
とぼとぼ肩を落として歩いていたら
いつも前だけは通りかかるこのお店が現れた。
この辺に来るときは『ショー・ラパン』と
お定まりになっているのでいい機会かな。
店先のメニューを見ていたら
衝動的にハンバーグが食べたくなった。


店内、意外に広い。
テーブルも大きいから、三名以上ならこちらが落ち着くのかもしれない。
事実、近隣のサラリーマンのグループが「ランチ兼ミーティング」の風情で
反対側の大きなテーブルを囲んでいる。

サービスはもっぱら年配の奥様らしき人が担当のようで、所在無く入り口でぼーっとしていたら「あらあらこちらへ」と座らせてくれた。

コーンスープランチセットにはコーンスープがつく。
カップスープではなくて
きちんとスープ皿に入ってでてくる。
真面目にコーンから作ったコーンスープだ。
甘味が優しくてウマイ♪

店内あちこちに雄鶏の置物いろいろ。
薄暗い店内で独特の空気を出している。

確かにラパンならウサギ、コッコなら雄鶏だけど、ウサギのほうがカワイイ・・・
いや、雄鶏は雄鶏で面白いけどね。

ハンバーグはんばーぐ







そして、ハンバーグ。
丁寧に作った付け合せに軽めのグレービーソース。
パン粉をはたいてから丁寧にパンフライしてある。
生地は薄くて柔らかい。
肉汁ジュワジュワ、というわけでもないがパテの味は悪くない。
ワタシはもうちょっと肉ニクしいハンバーグが好きなのだが、まあコレはコレで
いいのかね・・・と思う。
テンション低目なのはカレーに未練が募っているせいだが、お料理は丁寧です。
軽い不完全燃焼感は残るが。

『ショー・ラパン』に三名以上はちょっと辛いので、人数が多いときには
こちらのほうが落ち着くかもしれない。

こちらによればフライ系がよいようす。
たまげるほどウマイ!というわけでもないが、店内静かで料理は丁寧に作ってある。
ご近所大行列のとき、逃げ場にしてみてはいかがでやんしょう?

コッコバン 
採点:★★★


それにしても、今年の夏は「ショー・ラパンのカレー」を食べ損なってしまった。
ここのカレーは夏向けにスパイスのブレンドを変えるので、夏は特にウマイのだ。

来年のお楽しみだなあ。
まだたまに蒸し暑いんだけどなあ。



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振られ癖がついてしまった。「振られシリーズ」はまだ続くのだ(嘆)




雄鶏の置物。そういえばヨーロッパのお土産屋なんかでよく見かけます。

信州 グルメの達人になれる本 松本編

イマサラこんな本を見つけたぞ・・・。

arima0831 at 08:05|PermalinkComments(11)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 西洋料理 | 日ノ出町・伊勢佐木町

September 16, 2008

関内『和茶房亀田』のアジフライがウマイ! 〜雨に降られて野球に振られた夜〜

ある晩、オットと野球観戦に。
雨が降るぞ降るぞ!という予想だったわりに終日いいお天気。
なんとかこれなら雨で中止はなさそうだ、と家を出て5分強歩いたら
にわかに空が暗くなってきて土砂降りだ。
まったくワタシの日頃の行いったら・・・。

関内駅で一応待ち合わせたが、どう見ても「雨で中止」の土砂降り加減。
根性なしの夫婦はあっさりと「晩飯」にシフトチェンジするのだった。

どっちにせよゲームのあとで行く先の候補は携帯に仕込んである。
こういう携帯の使い方だけは、ワタシやけに「こなれてる」と自分でも思うな。
格安優良刺身ランチの話をよく聞くので、一度行ってみたかったのだ。
ランチで美味い刺身が出るなら、夜の魚もとりあえず美味しいに違いない。

店に電話をしたら、カウンター二席ならなんとか、との由。
我ら2名で満席になったらしい。
夜も人気のある店なのですね。

アジ、サバ、生シラスなど、品数は多くはないけれどいい感じのオススメ品が並ぶ。
思ったより値段も安そうだ。
ちょっとした割烹のような店をイメージしていたのだけれど、ちょっと良い居酒屋
くらいの値段。雰囲気もざっくばらんで和やか。

実は隣の二人連れも「雨でハマスタ退散仲間」だったので、ちょびっと盛り上がる。

刺し盛り
















まずは刺し盛り。
サバは生と〆の二種あった。
この生サバが実に美味い。
脂が乗ってむっちりしている。
くふくふふふふ・・・と、つい怪しく笑ってしまう。
〆はちょびっと甘かったかなあ。美味しくいただいたけど。

イカ刺しイカ刺しも追加。
胴だけでなくエンペラも
盛り合わせで出てきた。
実は身のネットリも好きだが
耳のところのコリコリがもっと好きなので
これは大変嬉しいのだった。
いいぞいいぞ♪

刺身は確かに新鮮でよい。
御主人は横須賀の人で、地物の魚を横浜に出したい!と、横須賀から移転して
こちらに店を出したそうな。

この辺りで雨待ちしていたゲームが再開!というニュースが飛び込んできたが
こうなるともう「動くもんかモード」に突入している。

地アジのフライ
















まあ、ネタが新鮮ならば刺身が美味いのはある意味当然として・・・

珍しく「アジフライ」なんていう揚げ物を頼んでしまったのだが、
一口齧って二人「ををを!」とヨロコビの声。
軽くてサックサクの衣が、ふんわりとしたアジを包んでいるのだ。
汁気と脂もたっぷり。
サックリでふんわりでじゅわー。
けっへへへへへ・・・と、より一層怪しくなっていくぞ。

よく聞けば御主人は元々天麩羅の職人さんで、都内の大きな店で修行したとやら。
刺身もお値ごろで間違いないが、なるほど揚げ物がちょっと一味違うわけですね。
大ぶりのアジが二匹で幸いだった。
三匹あったらかなり醜い争いが起きていたに違いない。

他にもいろいろ頼んでみたが、とりあえずここのフライはまた食べに来たいなあ♪
ワタシは「脂」は大好きだが「油もの」はそれほどでもないし、オットは揚げ物が
ハッキリと苦手。
でもこのアジフライはオカワリしたかった。
理性がかろうじて二人を止めたのだが。

実はひっそりと揚げ油にもコダワリがあるようだし、メニューを見ると「串揚げ」なんてもんもある。
刺身もよいけどフライもね♪の店だったのである。
もちろん元の魚がよいからフライだってウマイのだけど。

焼酎ただし、焼酎の揃いが無いに等しいのは
焼酎派にはちょっと寂しい。
日本酒はそれなりにいろいろあるのになあ。

お店のオリジナル、という焼酎・・・
頼む前にドコのナニ焼酎か尋ねればよかったな
とかなんとかツブヤキながら
ヤケ気味に一本飲み切ったのだが。

実は中国輸入米転売事件の前だったのでもある。
事件の後だったら「ゴメン」と言って別のものにしていた、かなあ・・・。

ちなみに焼酎が安かったこともあるのだろうけど、お勘定をしたら本当に
普通の居酒屋価格でちょっとびっくり。
結構他にも飲み食いしているのにな。
焼酎がちょっと残念だったとはいえ、いいお店です。

こんな魚がランチで安く食べられるのなら、是非昼にも行かなくっちゃ♪
アジフライ定食なんて、あればもっと嬉しいのだけど。

和茶房 亀田 
採点:★★★★


それにしても「あの事件」以来、ただでさえ芋や麦に押されてマイナーだった
熊本の米焼酎が、すっかり沈んでしまったような気がしてならない。
魚なんかとあわせるには安くていいものが結構あると思うのだけれど。
極私的には芋や麦より米のほうが、料理に合わせやすくて好きなのだ、ワタシ。
熊本県球磨群出身のオットに相当洗脳されてるところはあるが。
彼にいわせると「本州の人間に飲まそうと思うからいかんのだ」となるわけだが。

そういえば昔よく通った野毛の某店は、たぶんどこより早く焼酎を揃え始めた店だ。
その後、焼酎ブームが到来してさぞや喜んでいるかと思ったらそうでもなくて
「いや、ここまで有名どころが大量生産になると今度は原料の出所が不安だ」と
マスターがぶつくさ。

確かに、芋が足りないから不動産業者が芋作りに進出した、なんて話もあったな。
まさか米がこんな事態になっているなんて、つい考えてもいなかったけど
普通に考えればありうる話だろう。
いままで専ら地産地消で賄ってきたものを、全国展開向けに大増産するのだから
歪が出ても不思議はない。

そうなると麦なんかも心配になってくる。
実際、芋・米・麦など問わず、味の落ちた蔵も少なからずあったようだ。

いまから確か3〜4年前の話だと思う。
最近なんとなく深い理由なくご無沙汰している店なのだが、
なるほどこういうことか・・・とイマサラに妙に感心している今日この頃。
久しぶりに顔を出そうかしらん。



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ちなみにゲームは再開したが、結局ベイスターズ優勢のままノーゲームでした(惜)




熊本の『文蔵』。そう高くもないしウマイ焼酎です。


魚を喰らう (ORANGE PAGE BOOKS 男子厨房に入る)


arima0831 at 10:30|PermalinkComments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 和食 | 関内

September 15, 2008

松本『米芳』で馬肉料理 〜松本城で食前運動もする 白骨温泉 其の四〜

長野・白骨ツアーも今回でラスト。
ああ、やっとここまで来たな。
一応前置きですが、5月末ごろの話です・・・。

白骨温泉を出て、覚悟してうねる山道に向かったところ、
なんだかあっさり山裾に出た。
往きは霧も出てずいぶん苦労したのだが、妙にあっけない。

往きに立ち寄った蕎麦屋の店主が教えてくれたように、松本までは確かに
一時間もかからなかった。

山道即ち不可解。
やっぱり山に狐狸はいるものなのであろう。
そうにちがいない。

松本に意外と早く着いたので、まあ観光でもすっかということになる。
ここの観光と言えばまず・・・

松本城















松本城、であろう。
名所旧跡めぐりに情熱はないのだけれど、この城は中が当時のまま
保存されているそうだ。
青空の向こうに雪をいただいた山脈。
ああ、本日は晴天で嬉しいわ。

「中も見たいなー」
「こんな城を見てどうする。城といったら熊本城に決まっているぞ」

熊本出身のオット、たまに妙な辺境型の意固地さを見せる。

「でも、お城の中を見学できるんだって。中が当時のままだって」
ワタシ、実は観光見物にどうも興味が薄いのだけれど、昔のままの天守閣って
一度登ってみたいじゃないですか。

「熊本城の比較ではないぞ、バカモン。登るなら熊本で登れ」

「ん・・・?」と怪しく思う。一応聞いてみた。

「ところでアナタ、熊本城の中に入ったことあるんですか?」
「ある。もちろんある」
「あのね、ワタシは小学生のときに母と入ったのよね」
「・・・ええと、ううむ・・・」

熊本城が城なのは外側だけで、中は近代的な博物館風になっていたはず
ですがね・・・

と、いうわけで、彼は生まれて初めて城の中に入ったのだった。

城に造詣が深いわけでもないので、とりあえず「へー!」と言いつつ這い登り
そして這い降り、ああ行って来たもんねという達成感に心躍らせる。
フィールドアスレチックをワンラウンドこなしたようで、結構楽しい。
楽しいが、本当に「建てたときそのまんま」だ。
急勾配の梯子段みたいなものを昇り降りすることになるので、
登りもきついが降りる時など結構怖かったりする。

当時のお侍さんたち、戦の最中に甲冑姿で駆け下りるときなんか、
絶対に何人か転げ落ちているにちがいない。
誰かが足を踏み外したせいで、三人くらいまとめて段々から転げ落ちる図、
なんてもんがリアルに想像できる。
ていうか、アレを重い甲冑装備でドカスカ上下なんて無理だな。
片手に靴袋を持ってるだけで、バランス失いそうになるくらいだ(土足厳禁なのだ)。
上に行くほど梯子化してスリルが増すのだよ。

ううむ。当時はどうしてたんでしょう?

松本城熊本城当主であった加藤清正公も
この城に立ち寄ったことがあるそうだ。
詳しい話は看板に書いてあるが
土産に名馬をあげるから
二頭のうち一頭選べ、という申し出に
「せっかく選んでくれたんだから両方もらうぞ」
と二頭連れてっちゃった、という話。

どうも微妙なエピソードだが、オットは「流石は清正公だ」と悦に入っておった。
郷土の誇りって、ワタシよくわかんない・・・。

そうそう、この看板のところにあった桜の木に馬を繋いだそうです。
もちろん看板に書いてある逸話には、ネガティブなニュアンスは
一切含まれてませんから。
この話が「微妙」と思うのは、きっとワタシの心が曲がっているからだわ。
きっとそうだと思う。

さて、ランチタイム。
ほどよく運動したのでオナカもすいた。
前夜に結構美味い馬刺しは食べたけど、やっぱり「馬料理専門店」は外せない。
旅館で教えてもらった店に向かう。

米芳米芳







まずは独活の味噌和え&山葵菜のお浸し。
お通し程度の小鉢。
イマイチ香りが薄いが、まあいいや。
「ビール飲みたいなー」と一応軽くつぶやいてみたが、運転手のオットに無視される。
ちぇ。

米芳馬モツの煮込み。「おたぐり」という。
手繰るから「おたぐり」だそうだ。
おたぐっている光景は
敢えて想像しないで食べるのだ。
ご飯が恋しくなる味噌ベースさっぱり味。
大好物だから嬉しい♪


まあモツ煮だね、と言ってしまうと身も蓋もないが、ちゃんとしたモツ煮は
確実に美味いのも真実。

ビールが欲しいよう・・・ともう一度小さく呟いてみた。
無視された。ぶうぶう。

米芳















ここまできたら、当然馬刺しの盛り合わせ。
ロース、ヒレ、もも、たてがみの四種(どれがどれかは忘れた)。
月旨志向のワタシにとっては、やっぱり一位たてがみ(白い脂身)、二位ロース。

肉自体は前夜宿の夕食で特注したものの方が、多少味わい濃厚だったろうか。
残念ながら熊本と違って、長野の場合はおろし生姜だけで食べる。
おろしニンニクがちょびっとだけ欲しい・・・なんて思うのは無粋なのだろうな。
でも、辛抱強く待つまでもなく蕩けだす、タテガミの脂はやっぱりタマラン♪

ビール・・・というツブヤキが、心の中で虚ろにこだまするが静かに諦めた。

米芳馬肉丼。
牛丼の馬版、と言ったら
これまた身も蓋もないのだろうな。
タマネギ、にんじんなどの野菜やら
しらたきやらとすき焼き風に煮てある。
ナゼかふちの赤いかまぼこ一枚。
お値段は840円とわりあい手頃。

野毛某所の馬肉専門店ですき焼きを食べたときにも思ったのだけれど
こういう風に煮込んでしまうと、馬肉独特の味わいは薄れてしまうような気がする。
でもまあ、話の種に一度くらい食べてみるのもよろしいかも。

こういうのが500円くらいでスタンド売りしていたら、B級で面白いかも。
牛丼のイメージが強すぎるのだろか?

米芳















そして「さくら丼」。
馬刺しの丼だ。
ちょっと甘めのタレに絡めた馬刺しを、ドドドと丼ご飯に乗っけてあるのだが
これは是非また食べたい!
海苔とカイワレも相性よい。
ウマイです!
ああ、松本にきてよかったな、と思う。

一人で来て「何か一品!」ということならば、コレがオススメです。
ちょびっと値は張るが、馬丼より楽しい。

お店はこちら↓

米芳 (よねよし) (馬肉料理 / 松本)
★★★★ 4.0



松本市内目抜きの大通りに面した比較的大きな店で、観光客の利用は多そうな店だけど、平日はランチ定食もやっているそうだし、馬鹿げて高くもない。
馬料理のよい店は、熊本もそうだったが松本も営業が夜に集中しているらしいから
昼に開店しているのはありがたい。

よろしいんじゃないでしょうか。

ところで、松本はじめ長野って美味しいものが多い。
是非また遠征して、今度はゆっくり喰い倒れてみたいものであります。

酒もビールも飲める状況で・・・!!



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ビールが飲みたかったよう(泣)




馬油、実は愛用してます。口紅の下地にヨロシ(たまには必要なんだ)。

松本市100年地図帖

松本はいい感じの古い町だった。

スーホの白い馬―モンゴル民話

喰ってから読め。読んだら喰えない。

arima0831 at 02:05|PermalinkComments(12)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 長野 | 和食

September 09, 2008

野毛『だるま寿司』のステキな危うさ?  〜たまには寿司でも喰いに行くのだ 其の一〜

「寿司なんか食べるんですか?」といわれたことがある。
どうもワタシ、強烈な肉食イメージがあるらしい。
違います。
魚も好きです。
要するに雑食なんですけれどね。なんでも喰う。

お寿司さんが一番楽しかったのは、父に連れられて好きなものを好きなだけ食べていた子供のころの話だ。

長じて学生のころは小樽に何度か出かけたが、見るからに学生だし
昼間を狙って出かけて酒は飲まない、という作戦だったので
お好みで喰い倒しても一人3千円から。
高くても5000円を越えたことはなかったと思う。
当時にすればそれでも身に過ぎた贅沢だったけれど。

「若い女の子だけど飲みっぷり喰いっぷりがいい」と喜ばれるボーナスもあった。
しかも北海道の人は学生に甘い。少なくとも当時はそうだった。

原則若さに未練などほとんどないのだが、元気にたくさん喰うと安くなるマジックが
効かないことを、骨身と財布に感じて若さを懐かしむことがある。
飲みっぷり喰いっぷりが上がるほど勘定も上がるようになった中年真っ盛り。
オトナになるって、こういうことなのよね・・・うにゃあ。

寿司屋。
いいトシになってから行くと、厳しくオトナ度を試される場だ。
物心両面で。嗚呼。
この厳しさが面倒くさいので、ついつい足が遠のいてしまうのではあるが
しかしそれでもたまには美味しいお寿司を食べたいよう!という衝動がこみ上げる。

寿司屋は馴染みのところに限るはずだが、それには店と馴染みにならねばならん。
だからほどほどに美味しくて、職人さんが感じよくて、ビクビクせずに飲んで食べて
ちょっと豪華な夕食程度の値段・・・という店を最近結構真剣に探しているのだが、
これが案外高いハードルなのである。

ネタも仕事もステキだが、握りを食べた瞬間シャリの硬さにがっくりきてみたり
ネタも仕事もステキで握りもなかなかよかったが、勘定がきて倒れそうになったり
ネタも仕事もステキで握りなどパーフェクトでしかも安くて、
ああいいお店だなと目を潤ませていたら、その月のうちに閉店してしまったり・・・

最後の店など、これぞマイドリーム寿司屋!だったのに悲しいことだ。

はっきり言ってメンドクセエことこの上ないが、しかしどこかの街の片隅で
ひっそり待っていてくれるどこかが、きっとあるはず・・・と信じて
果敢なタックルを繰り返すワタシとオット。

モノは魚介とはいえ状況的に「肉弾戦」となりがちなので、景気付けは欲しいけど
玉砕しても「あはは」と笑って帰ってこられる精神状態の休日で
しかも、お手元不如意でないタイミングに限るのは言うまでもないので
そうしょっちゅうは出撃できないが。

こんなことに悩まず「マイ寿司屋」で楽しいひとときを過ごせる大人な方は
どうぞ鼻で笑ってやってちょうだい、と開き直って寿司屋突撃レポート其の一。
其の二は未定、なんですが。


だるま寿司何もかもがみっちり密集しているような野毛。
その一角に突然開けた駐車場地帯がある。
それだけなら何の不思議もないが
なぜか抜け残った歯のように
一軒寿司屋が立っている。
本当に、建っているというよりも
「立っている」という感じ。

なんだか寿司屋の書き割りのように見えるけれど、本当に営業中の寿司屋らしい。
看板には『だるま寿司』と書いてある。
読めたわけではなくて、店の名前と場所が一致しただけなんですが。

中に入って小上がりに向かうと、すぐに壁を突き抜けて駐車場に出てしまう。
いや、物理的には壁があるので、それを敢行すると店が倒れて消滅するが。
マサカと思うがオットが暴走しないように、袖を引いてカウンターに座った。
このバカデカ男が激しく動いたりしたら、店が倒壊しそうな危うさがある。

鮪いか







鮪とイカ。たまげるほどではないが普通にウマイ。
大雑把にドドドと付け台の二人の真ん中へんに置いてくれる。
若干乱雑な感じがするけど、ここでもう53年営業しているという大将がやると
ざっくばらんでそれもいいか、という気分になるのだった。

正確には53年間で一度だけ、同じ区画から移動したそうだ。
地主が「駐車場にする」と言うので「行くとこないんだけど」と言ったら
今の店舗を建ててくれたとやら。
この店はどうなるんだろう、と不安な気分になるが「ここは大丈夫」だそうだ。
それはよかった。

鯖蛸








「休み明けでまだ締まってない」と言いつつ切って貰った〆鯖。
確かに酢が回りきっていない感じはしたが、ネタは新鮮だ。
美味しいですねと言ったら「最近の若い人は生なほうが好きだよね」と。
蛸も甘味があって、よろしいんじゃないでしょうか、という感じ。

握ってもらうことにする。
大将はたまにカウンターの奥で腰掛けて煙草など吸っている。
「寿司屋は煙草を吸っちゃあイカンのよ」と笑う姿もよろしいんじゃないですか
と思う。

野毛の昔話は、ここいらの古い飲み屋さんなんかで何度も聞いたことがあるけれど
この大将が語ると独特の空気でとても楽しい。

コハダ赤貝







コハダは酢がほどよく効いていた。
赤貝はぷりんとウマイ。

他にもアレコレ頼んで、たぶん10貫くらい食べたろうか。
ほどよく普通のお寿司である。
普通とはいえ、きちんとしている。

ずるずる長居をする店でもなさそうだが、ナンダカンダとビール三本に冷酒二本。
お勘定はちょっと高めの居酒屋程度。良心的だ。
費用対効果的にはまったく不満なし。

実は特に用もなかったので尋ねなかったけれど、ここのお手洗いの場所は不明。
店の中にはどう見てもそのスペースはなかったので、きっと外のどこかに
あるのだろうな。
しかし、いったいどこに・・・?

この店の場合、美味い不味い以前に文化財的な価値を讃えたい感じ。
蹴ったら倒れそうでいて地面にしっかり張り付いた店と大将がキュートだ。
手を変え品を変え技巧を凝らし・・・という細かさの真逆を行くスタイルが
いっそ気分よいので、ここはまた寄りたい。

だるま寿司 
採点:★★★★


ちょっとタイプ違うんだけど、こういう人もステキだわ・・・な、お寿司屋でした。





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いつかはどこかに・・・(遠)





鮪の握り携帯ストラップ

寿司ガイドブック―英語訳付き

ガイジン連れて寿司屋に行くときに一冊どうぞ・・・。

arima0831 at 17:35|PermalinkComments(12)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 和食 | 桜木町・野毛

September 04, 2008

草津煎餅本舗の『くるみケーキ』と地蔵湯など 〜草津ぶらぶら 其の三〜

隠れた未完シリーズ「草津」がまだあった。
それほどのもんかよという声もあろうが、一応記録ということで。

其の一其の二に続いて最終章です。
この最終章は、本当に今回で終わるぜの最終章。

結論から言って、宿がなんともハリボテでイマイチ感が強かった。
もうオトナなんだから「泊まれりゃあいい」という感覚はダメだなあ、と痛感した次第。
旅館メシというものは結構な物量が時間をかけて供されるので、
ひとたび「ありゃ?」と思い始めると結構辛いことになる、
と初めて思い知ったのだった。

ともあれ、お土産と街散歩の話など。

湯畑湯畑







町の中心は湯畑。
広場のど真ん中にこんこんと湯の湧く場所があって、これはちょっと壮観だ。
広場横の高台にある神社から見下ろすと、中央広場の周りに温泉街らしい街並み。
なんちゃってヨーロッパの古都ような構図かな、と思う。
俯瞰した広場の向こう側に湯だまりがあって、なんだか小銭が投げ込まれている。
穴や池の類には小銭を放り込みたくなる、という、人類の基本衝動に則ったものと
思われる。
五円玉を放り込んだって恋愛成就するとかいう話はないらしい。
雰囲気的にトレビの泉っぽくもあるけど、どうだっていいです。
まあいいや。

町の中心「湯畑」から「西の川原公園通り」を抜ける。
風呂上りなどに暇を持て余した滞在客は、みんな似たような行動を取るのだろうな。

石畳の道沿いに旅館やら土産物やらちょっとした食事処やらが、雰囲気をあわせて
立ち並んでいる。
ぶらぶら散歩するには楽しい。
温泉街って街全体がひとつの宿のような感覚なので、浴衣にどてらで外をふらふら
するのが何よりの娯楽・・・なんだが。

石畳が多いし案外歩く街なので、一度浴衣がけで出てから戻って着替えたワタシ。
旅館にある草履が歩きにくいのだ。
浴衣を30種類揃えなくていいから、突っかけサンダル下駄草履のサイズと種類は
頼むから揃えてくれよ、と思う。
ぶうぶう。

一度宿に入ったら篭っているほかやることもない湯治場ならいざ知らず・・・と
なぜかまた文句タレのワタシ。
どうもキンキラ浴衣ショックやら怪しい和洋折衷メシやらのトラウマで、多少気分が
どんよりしているのだ。

草津菓子本舗西の川原公園通りに沿って歩くと
途中で出てくるお菓子屋さん。
なんとなく入ると、そう凝ってはいないが
鄙びた素朴なお菓子がいろいろある。
店の奥さんが愛想よく世間話を振ってくれる。
「最近はすっかり若い女性客ばっかりになって
妙な趣向の宿が増えているのよねえ」とのこと。

来るお客の質が落ちているのだそうですよ。
若い女性客だけがいけないわけではないと思うが。

しかし、ワタシも昔「受け入れ側」として企画を立てたりしたことがあるのだけれど
企画側も「若い女の子の喜びそうなモン」を非常にベタで安っぽい視点で考えて
しまいがちなのであるよ。
で、困ったことに一時的に本当に「若い女の子」がキャワキャワ現れちまうんだな
これが。
安っぽい少女趣味は、かくしてどこにでも蔓延するのだ。
このツボはナゼか多くの中年婦女子にも有効であったりするものだから
一部温泉街ではキンキラ花柄浴衣の婦女子があふれる・・・んだろうか・・・?
わかりません。

たまたまワタシの泊まった宿が「その類」だっただけで、もっとマシなところは
草津内にたくさんあるのだと思う。

お店のオバサンはいろいろ不満を抱えているようだが、よくよく尋ねれば
どうもワタシのすぐ前に来た客が
「オニギリは置いてないのか。コンビニもないのかこの辺は?!」
なんという、意味不明な八つ当たりをしたところだったらしい。
しかもそれがけっこうな年配者であった、と・・・。

そういう話が少なくないそうだ。
ふうん、そうですかあ、と相槌をくれながらお土産など物色する。

くるみのケーキ胡桃のケーキ








お値段お手頃でいい感じだった「くるみのケーキ」。
どうってことないパウンドケーキの類だが、胡桃がたくさん入っていてお茶請けに
なかなかヨロシ。
こういうお菓子は妙に凝っていないほうが好きだ。

西の川原公園とやらに行こうかなと思ったが、特に深い理由なく道を引き返した。
坂を上るのがめんどくさくって・・・ダメなんだろうな、こういう理由は。

温泉まんじゅうも他で買った。
自分では食べないが、温泉土産はやっぱり温泉まんじゅうでしょう。
亡き母は、妙にこういうベタなお土産が好きだったのだ。
しかしそういえば、もう買っていく必要もないのだな、とふと思う。
こういう思いは、忘れているときに限って不意に現れるのだ。やれやれ。

地蔵湯地蔵湯由来







再び湯畑に戻り、反対側をぶらぶら歩く。
あちこちに小さな共同湯があって、そこここに上がる湯煙の匂いがいかにも湯の街。
こういう風情はステキだなあ。

あまりに小さいところはどうもいきなり入りづらいので、何軒か覗いてみて
「地蔵湯」なるところで一風呂浴びることにした。

詳しい由来などは写真参照。
目に効くそうだ。
ワタシこのころ、どうも目の奥がキリキリ痛みがちだったのだ。

湯殿の中に脱衣所がある。
風呂は3〜4人向け程度の大きさだ。
ここは街の共同湯としては大きめのようだが、観光よりは湯治向けの場所らしい。
たったと脱いでとっとと入って出るスタイルなんだろう。

ふんふふんふん♪と鼻歌混じりにお湯に入ろうとしたら、先に入っていた女性が
「熱いよ」と忠告してくれた。

そうっと片足だけつけると、なるほどウッヒャア!な熱さだ。
「そっちの角のほうが少しぬるい」ということなので、見栄を張らずに素直に指定の隅からソロソロと体を沈める。

をを、ちりちりじりじりジンジンくるなあ。
中腰でお風呂の縁につかまって、じっと耐える一瞬。
湯船は深い。
みんな熱いから、最初はこういうカッコウになるのだろうな。
実は熱いお湯にどっぷり浸かるのが好きだったりするのだ、ワタシ。
地道に肩まで浸かって「ううう」と呻く。
快楽と苦痛が相半ばした感じ。
しかし熱い湯だな。普通ここまで堪えたら平気になるもんだぞ・・・。

ここで、別の人が入ってくるので、先の女性に習って「ぬるめポイント」を譲る。
そろそろと熱いほうに移動して、身を固くして入浴者から来る熱波動を待ちうけるのだった。

ずわずわずわ〜〜ん、と波動が体を包む。
このくらいになると痛みが快感になってきたりもするのだが、なにせ熱い湯なので
いい加減にして上がることにした。
上がって一息つくと、案の定のぼせ気味だ。

水も出ない(気付いた範囲では)ので、水気を拭って汗が引くのを地道に待って
服を着て外に出た。
こういうときに浴衣だと手軽でよいのだがなあ。

地蔵















浴場の脇にお堂があって、お地蔵さんが何体か鎮座している。
一番大きなお地蔵さんが妙に色っぽい表情だった。

宿に戻ったらオットが退屈してお腹を空かせていた。
ワタシはうどんを食べたし、遊んできたのでお昼寝モードである。

「あっ!なんか勝手に食べてきたんだろう、おい〜!」などとスネたって知らん。
出かけるときに一緒に来ればいいのに、本でも読んでいるよ・・・なんちゃって
渋く決めてみせるからイカンのよ。

結局一人で出かけたオットは、どこかで「まいたけそば」を喰ったそうだ。
まいたけの天ぷらそばは、つい喰いそこなったが草津名物らしい。
「うん美味しかったよ」と、オットは一応嬉しそうだった。
一時間もしないうちに戻ってきたが。
行動半径、たぶん猫並み。体はでかいのにな。

草津温泉、お湯がかなり熱くてちょっと強いのだが、宿さえ変わればまた行きたい。

帰り道は「名物水沢うどん」を目指していたんだけれど、どうも胃が重いのでパス。
これにはちょっと未練が残っているのであるよ。



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お湯は良かった。草津よいとこです。





お取り寄せ、幻の(?)水沢うどん

一度は泊まってみたい癒しの温泉宿 (PHP新書 493)


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September 02, 2008

KIKUYA de デート&ハッピーバースデー、ワタシ♪ 〜そしてヒメさんは元気なり・・・!〜

ハッピーバースデイ、わったし〜♪・・・(酔)

八月末日で45歳になった。
自分が生まれた区切りの日って、どんなときでも嬉しいものだ。
四捨五入でどうとかいうどうでもいい計算は、この際考えないことにする。
正直言って「イマサラなんだ」という気がするのだ。
負け惜しみじゃなくって、ですね。ホントです。

お誕生日だからケーキを注文する。
昨年クリスマスに『キッチン山田』で初注文を果たして以来、何故か何事かあるたび
なんちゃってケーキを頼む習慣になってしまった。
こうして人は「甘沼」にズブズブ嵌っていくのか・・・(怖)

当日にっきさんKIKUYAで待ち合わせ。
我がお誕生日向けに、ケーキをオーダーしたところまではよいのだが
結局家の近くまでご足労をいただくことになってしまった。
スミマセン・・・はは。

KIKUYAサラダKIKUYAのサラダからポテトが消えて
普通の野菜サラダになっていた。
ワタシは減量中でもあるし
もともとボリュームのある店なので
ポテトサラダにそれほど未練はないのだが
あったものがなくなると
寂しがる人も多い様子。

普段はお願いしてスープを一緒に先に出してもらうのだが、混む時間帯だったので
ちょいと遠慮。
実はあのスープは、メインと一緒に出てくるよりもサラダについてくるほうが
おなかがあったまっていい感じだな、と思っているのだ。
ワタシだけだろか?

KIKUYAバターマサラにっきさんはスリランカカレー。
ワタシは前回と変えてバターマサラにする。
トマト味でクリーミー。
辛さはややマイルド。
スリランカと二本立てで行くなら
個性の違いが出てよろしいんじゃ、と思う。
ご飯は少なめで頼む。


一人で食べていると感じないのだが、二人でアレコレくっちゃべりながらだと
ここはやっぱり量が多いのをしみじみ感じる。
いつもは一気呵成にガツガツいくので「こんなもん?」と思っていたが
しゃべりながら喰い、喰ってはしゃべり・・・と、ふとカレー皿を見ると、
中身があまり減っていないんである。

「けっこうな量ですねえ」とにっきさん。
「ううむ。すくってもすくっても減らない、不思議なカレーなんですよ」と、
つい常連ぶるワタシ。

にっきさんによれば「普通はこのお皿の半分がご飯でも不思議はない」と。
なるほど、そういう風に考えてみたことはなかったな。
そういわれてみればそうかもしれない。

本当にお会いするのは初めてなのだが、以前からよく知っている人のような気がして
なんとなく話が弾んでしまう。
ふと気がつけば、二人席待ちの人がいたので場所を空けた。

マラスキーノ・スライス















帰宅後、せっかくなので記念撮影をば。
マラスキーノ・スライスという。
アーモンド粉がたっぷり入ったスポンジにマラスキーノ酒がたっぷりしみている。
つい紅茶で食べちゃったが、これならばシャンパンでよかったなあ、と後で思った。
飲兵衛向けのケーキだな。
こういうものを上手に見繕ってくださるので、いつもにっきさんへのオーダーは
怪しい符丁にまみれた暗号電信分のようになってしまう。
毎度解読、ごくろうさまです・・・。

このケーキはクール便配送不可、ということで、わざわざお届けいただいた次第。
ありがとうございます。

本来ならば、そこで十分に恐縮するはずなのではある。
しかしここで「配送不能なケーキが食えるチャ〜ンス!」と、
あさましくも思ってしまうのだよワタシの場合。

シュークリーム
















そんなわけでシュークリーム。
嬉しくも「ヒメちゃんつき」だ。

こんな写真をタイムリーに見せてしまうにっきさんも悪いぞ。
ケーキはじめ甘いものに本来大して執着はないが、シュークリームやらエクレアは
ちょっと別なのだ。
しかしこれらは「配送不可」という壁が。
だからいつも指をくわえて写真を眺めていた次第。

ヒメ1箱を開けたとたん
ふと忍び寄る怪しい影・・・。
レプリカの向こうにリアルのヒメ登場。
ヒメちゃんは「クリーム・乳製品フェチ」なのだ。
「それちょうだい。ワタシにもチョウダイ」と
言い募って寄ってくる。
いいからあっちに行っていなさいってば・・・!

ヒメ2
む・・・?
なんだなんだ・・・?!
あっ、なにをっ・・・!!




ヒメ2
やめんかいっ!!

と、危ないところで追い払う。

まる一個くわえて走る体制だった。
まったくもう・・・。



にっきさんには申し訳ないのだが、一口二口ばかりシューをちぎって、カスタードを
載せてやったところ、狂ったようにかぶりついておりました。
ヒメさん、大喜び。嗚呼やれやれ。
まったく変な癖がついちゃったもんだ。

ヒメならずとも、このシュークリームは最高だ。
カスタードと生クリームがふんわり軽く混ざっていて、口の中で溶ける。
軽く塩気を含んだ香ばしいシューが、柔らかい甘味を受け止めて、これはタマラン。
初めてクリスマス用にマロンシューロールをお願いして以来、このシュー皮に
オットともども嵌っているのだよ。

シューロールシューロール







これは結婚記念日にお願いしたさくらんぼのシューロール。
これもヒメさんが鳴いて騒いで欲しがった逸品(???)なのであった。
記事を上げてなかったが、ついでに公開。
自家製サワーチェリーをちりばめたもの。

これも美味しかったのだが、忘れられないのが春先、オットの誕生日にお願いした
「苺のシューロール」だった。
雪解けのような淡い食感の生クリームに、ほんのり甘酸っぱい苺が入って
うっすら塩気のあるシューが・・・ああ、これが通年注文可なら、阿呆のようにこればっかり注文していたかもしれない。

オットはどちらも大喜びで、半分を恵方巻き状態で喰っておりましたな。

そんなこんなでもう既に4〜5回お願いしているのだけれど、毎度間違いなく
楽しいひとときとなっている。
すっかりケーキ癖がついちまいました。やれやれ。

ところで話変わって、ヒメちゃん近況。
世間では「飼い主とうりふたつ」といわれている猫だ。
にっきさんの感想も同様だったようで(笑)

実はヒメちゃん、年明け以来「悪性腫瘍持ち」と診断されていたのだった。
しかし最近あまりに元気一杯です、どうしちゃったんでしょう??
・・・と、主治医のドクターTに定期通院時に相談をしたら
厳しい顔つきで体中に聴診器を当て、体中を押し撫でさすり、目や口の中を覗き・・・

あまりに顔が険しく難しくなってくるので「ああこりゃあ最期のご診断が・・・?」
と覚悟を決めかけたところで

「・・・癌じゃない・・・」
「は・・・?!」
「やっぱり病理検査が正しかったんだ。癌じゃないよ」
「せんせえ〜」
「不思議なことだけど、この腫瘍は半年以上、まったく肥大していないんだ」

そう、ヒメさんの腫瘍、三月の某大学病院の病理検査では「悪性所見なし」と
出てはいたのである。
しかし顎骨の変形などなど、過去の山ほどある症例からすると99%癌です
という診断だった。
「病理が失敗することも、申し訳ないけれどあるのです」とお詫びまでされた
経過がある。

確かに一時期ひどく弱って、しばらくはろくにものも食べなくなった時期もある。
点滴を打ってもらいながら、ああこりゃあもう・・・と覚悟を決めていたのだけれど
何故か少しずつ食べる量が増えてきて、口から食べるほどに体が回復していくのが
目に見えるようだった。

食べることは生きること、と柄にもなくしんみり思った。
美味しいものはイキルチカラの源なのだ。

顎の骨は腫れて歯肉は傷み、もう高齢でもあるから油断もできない、とはいえ・・・
すっかり元気なヒメさんは、一日六回たんまり食べては健やかにクークー高鼾で眠り
遊びに出かけては「お土産よおぉぉっ!」と雄叫びをあげつつ
生きている蝉やらトカゲやら、挙句に昨夜に至っては
「コウモリの赤ちゃん(どう見てもアレはそうだと思う)」までくわえて帰ってくる。
オットには渡さず必ずワタシの目の前に置いてくれるので、どうやらワタクシへの
ご厚意のようで・・・(嘆)

無視すればよさそうだが、寝ていて起きていかないと、わざわざベッドの中まで
「ほらほら」と持って来てくれるので、例え深夜早朝であろうと「授与の儀式」は
執り行われるのだ。

ううっ、ありがとうね。ヒメさんはエライねえ・・・とありがたく押し頂いて
こっそり外にリリースするのだが、オットに言わせると「感謝が足りない」そうだ。
自分はもらえないから、ちびっとスネているらしい。
でも「目の前で喰って見せないとカワイソウ」はないだろう。
そこまで言うか?

そして外で鳴けば風流な蝉の声も、ひとたび家内に入れば耳をつんざくような
凄まじい音となるのを知ったこの夏。

それにしても元気になって遊び歩くヒメさんが、なんとも幸せそうに見えて嬉しい。
猫でも「健康のありがたみ」を実感することってあるのかしらん?



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コウモリ識別ハンドブック

猫がコウモリを差し入れてくれるご家庭に・・・。

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奥田英朗のアテネオリンピック野球観戦記。なんだ、穴は要するに同じじゃん・・・
という感想になるけど面白いです。

arima0831 at 13:20|PermalinkComments(19)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote カフェ、ケーキなど | 日ノ出町・伊勢佐木町