November 2008

November 26, 2008

『イサン・クラシック 横浜ドリーム』はやっぱり美味かった♪

以前はともかく今はそれほど怪しくない(当社比)
伊勢佐木オデオンそばのタイ料理店、再び。

ランチが予想以上にウマカッタので、ひとりメシ嬢を誘って夕食に出かける。
二人ともきちんとタイに行ったことはないのだが、タイ料理は大好きなのだ。
実はてっきりひとりメシ嬢はバンコクの激辛な街角を網羅してるんじゃ
・・・というイメージを持っていたが「未踏」との由。

ちなみにワタシはバンコクの空港だけは何度となく利用した。
エジプト航空がバンコク経由だったのだ。
プーケット島で一週間ばかりバカンスしたこともある。
いわゆる高級リゾート飯なりに美味かったのだが、後日単独バンコク出張したオットによると「あんなのはオモチャ。本物は百倍ウマイ!」と。
ううむ、行って食べてみたいよう・・・と思いつつ果たせずにいる。
鼻をひくつかせながら自慢げに語るオットが、あの時ばかりは憎かったもんだ。

実は感想激しい季節柄、アトピーもちのワタシは激辛警報発令中なのだが
まあほどほどであればヨロシ、と突入。
本来は年間通してダメなはず、なのだ。
建前としては。
でもまあ、前向きに食べたくなるときは体がOKしているとき、と善意に解釈することにしている。

店先を改めて検分するが、どこにも『イサン・クラシック』という旧店名は
見当たらない。
尋ねてみたら、タイ語では一応残っているそうだ。
しかし『横浜ドリーム』って・・・
何の店かわからなくなる分、単独になると余計に不思議な店名だな。
単独で店名とするのが、何故かなんとなく憚られるような気さえする。

ここの臙脂色ススケ別珍ソファーは、ふっかりとよく沈むが浮かび上がってこないのでやっぱり腰には悪そうだ・・・と再確認していたら、ひとりメシ嬢は着席即クッションを隣の椅子から一枚追加。
なるほどクッション二枚だと楽になるぞ。

ワインひとりメシ嬢オーダーの
タイ産スパークリングワイン。
赤ワインベースの甘いもの。
一口だけ分けてもらった。
確かに激辛料理を緩和するには
ビールよりこの方がいいのかもしれない。
ワタシはやっぱりビールおかわりだが(笑)


サラダサラダ








一見大差ないルックスのサラダ二種。
左はレモングラスのサラダ、右は炙り豚トロのサラダ。
サラダといっても温製だ。
見たところ似たような感じだが、食べるとフレーバーも味わいもまるで違う。

レモングラスには海老など海鮮が入って、パクチーもたっぷり。
フレッシュのハーブを惜しげなく使っている。
独特の甘辛酸っぱさが海老に絡んでウマイ!
レモングラスってやっぱりシーフードと相性良いのだ。

炙り豚トロは甘さよりは塩味が生きている。
豚トロの脂がたっぷり入ったタマネギといい組み合わせだ。
このタマネギはタイ風に辛味の薄い赤い小さなもの。

嗚呼、ビールは進むよ、どこまでも♪

生のバイマックルー(コブミカンの葉)が細い細い千切りになって入ってるんだが
これがたまらん風味。
味というよりは口いっぱいに広がる香りがご馳走。
ステキです。

ところで、右のサラダの向こうに例の「不思議な柄の座布団」が写っている。
臙脂色とシャンデリアの店内で、この「海水浴向けな色柄」が不気味なアクセントになってる・・・同柄の赤もあるのだ。
これを二枚重ねると腰がラクです。
下に敷いてしまえば、色柄も気にはならんし。

生春巻蟹のカレー








生春巻はシンプルなもの。
揚げたソフトシェルクラブのカレーも頼む。
どちらもそんなに辛くない。


トムカーガイ















さて、タイ料理のなかでナニが好きかって一番なのがトムカーガイだ。
この店では、小さなコンロで軽くグツグツいいながら土鍋で登場。
ちょっと値段が高めだなあと思えば、結構凝ったセッティングなのだった。
季節柄心和む光景である。


フォーのトムヤム炒め















トムヤム味の太麺炒め。
ついつい欲張って取り過ぎた。
非常に美味しいがもう食べられない。
お持ち帰り用に半分包んでもらう。

夜が更けてくると、店内にはこれからご出勤のタイ人女性が増えてきた。
ご出勤場所は年齢層によりいろいろなようで、女性同士で麺を啜っている卓もあれば
不安げにタイ人の女の子にくっついてきたヲッサンが「ふあ〜、辛ぇ〜・・・」と
目に涙を浮かべて顔を仰ぐ姿もある。

なかなか美味しい店だ。
ワタシは「現地のタイ料理」を知らないので、比較してどうかはわからないのだが
複雑な香りや甘辛酸鹹味がバランスよいので、料理として大変ウマイ。
辛さだけはかなり控えめなのだろうと思うが、無意味にマイルドでもない。
「辛くして欲しい」と頼めば対応してくれるだろうが
慣れない店でそれをやると、地獄の釜の蓋が開くこともあるから今回は自粛。
調味料セットから小さな匙でチマチマと調整した。

小さな匙でチマチマ・・・と馬鹿にしていると危険なのは言うまでもない。
でも、ちょっと足すと風味や味が様々に変化してとても楽しい。

現地の味と香りをよく知っている人が食べたら、どういう感想になるのだろうか?

ところで帰宅後、腰が張ってきたのでストレッチなどした。
やっぱりあの椅子は、腰には結構クルようで・・・
とりあえず腰が不安な中年層の皆さんは「座布団二枚敷き」をお忘れなく。



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タイ料理自体を知らないのだが、イサーン地方の名物ってなんだろう・・・?





フレッシュのバイマックル。消化促進によいそうな。


タイの屋台図鑑
タイの屋台図鑑

ごく初歩的な参考資料に。読んでいるとタイ料理が食べたくなります。

arima0831 at 13:05|PermalinkComments(15)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 東南アジア | 日ノ出町・伊勢佐木町

November 14, 2008

猫が豹になる

拾った仔猫が豹になった・・・という話を見つけたのでご紹介。

新疆ウィグル自治区の話。
牧畜を職業とするある人が、放牧中に仔猫を二匹拾って育てていたら
やけに大きくなってしまって
ついに猫のくせに家の羊を食い殺すにいたり・・・

おかしいなあと調べてもらったら「豹」だった。


詳しくはこちら(写真もあるでよ)

いやあ、久々にあまりにツボにくる話だったんで、ちょっと残しておこうかと。

膝で甘える豹・・・ちょっと憧れる光景だな。



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ひょう、と驚きましたね。心の中でつい言っちゃった人は手を挙げるように。




豹柄サンダル。うう、勢いで買ってしまいそうな自分が怖い。


arima0831 at 11:23|PermalinkComments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 猫話 | ニュース・スポーツ

November 13, 2008

中華街『大珍楼』 冬の始まり 〜香港焼きそばがウマイ!〜

夏から一気に秋の終わりに季節は移り、こっちは最近の話。
オットと二人、並んで鍼灸マッサージ後に大珍楼で夕食。
前回からちょっと間が開いた。
最近にしては長かったかもしれない。

本当は一階に座りたかったが「人手が足りないんですよ〜」とオーナーの陸さん。
丁重に二階にご案内いただいてしまったので、まあいいか・・・と座る。

焼きそば「香港焼きそば」という一品に
突然オットが激しく反応したので頼んだ。
一見地味な細麺の焼きそばで
具も野菜主体で賑やかさはないが・・・
軽めにうまく絡んだ餡に
丁寧に処理した野菜などの具。
シンプルだけどとっても美味しい。
でかしたぞオットよ!


例湯例湯








今日の例湯は「五指毛桃と豚すね肉のスープ」だった。
五指毛桃・・・日本語だと「漢方木の根っこ」とあって、出てきたスープの具には
本当に木の根っこが入っていた。
スープにはココナッツの薬効を高めたような香りが漂う。
あとで調べたら、桃ではなくて桑の一種だそうな。

滋養があって薬効が高いところまではよくわかったが、具体的にどうだかは不明。
でも啜ると胃がぽっと温まる良い感じはあるから、たぶん胃によいんだと思う。
体もあったまるね。スープですからね。あたりまえだ。
でもウマイ。いつもながらウマイ。

豚もほろほろに煮込まれている。
出し殻になりそうでならないのがいつもフシギ。


カイラン芥藍(カイラン)がメニューに出ていた。
冬が来たなあと思う。
干し肉炒め、腐乳炒め、牡蠣油炒めなど
いろいろ調理法を指定できるのだが
さっぱりした味のものが欲しかったので
生姜炒めにしたもらった。
叩いて刻んだ生姜がごっそり入っていて
とてもよい香りがする。


こんな単純なものでも一捻り入ってウマイから、いつ来ても嬉しい店だな♪
生姜の辛味と香りがきっちり出ているので、食欲が出て体が温まってくる。


ボウチャイ飯















そして冬といえばボウチャイ飯。
レギュラーメニューだから一年中食べられるものだけれど、
蓋を開けたときの湯気は冬のヨロコビだ♪
干し魚の独特の発酵臭が中国醤油の香りとともにふんわり立ちのぼって
食欲をケダモノにする・・・がるる。

お店がヒマだとコンロを持ってきて、最後の仕上げを目の前でやってくれるのだが
本日は出来上がりが出た。
なにしろ週末で、広い二階席が満員御礼。
オーダーを通すのも一苦労だ。

この人数と広さに立ち向かうには、ちょっとスタッフが足りない感じがする。
二階の場合、店内は小奇麗で良いのだけれど、満席になってくると少々うるさいし。

まあ、店がなくなったときの果てしない寂しさを思えば、
その程度のことは大きな問題ではない、と思うのだけれど。
やっぱり一階に座りたいなあ・・・。

まあいいや。
大事なのはここで「旧別館メニュー」が食べられることだから。

ところで、一度ここで「山羊鍋」を食べてみたい、とそれが夢であったりする。
いつもいつも冬が来るたびに思うのだが、結局食べそこねてシーズンが終わるのだ。
この日も呟いてみたが、軽くオットにスルーされた。

ああ、次こそは・・・!

といいつつ冬がやってくる。



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猫が布団の中や風呂場の蓋の上で寝ているのを見ると「冬の訪れ」を感じます。
姿が見えなくて、最初はちょっと慌てる。





信州産山羊肉冷凍パック

香港女子的裏グルメ ―たった500円で大満足!
香港女子的裏グルメ ―たった500円で大満足!

オススメの一冊。見てるとオナカがすきます・・・。

arima0831 at 12:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 中華料理(2008.6~2010.12) | 横浜中華街

November 12, 2008

西麻布『いちのや』で鰻三昧 〜贅沢まったり「う」な午後を過ごすシアワセ♪〜

麻布に所用があって都内遠征。
ちょうど昼時なので(たまたま昼時が来るように調整して出かけているのでもある)
内なる叫びに押され、前から行って見たかったトンカツ屋へ。

秋が来るとどこからともなく湧き起こる「揚げた肉とか喰いたい」という欲求。
体が冬に備えて皮下脂肪蓄積を求めているんだろうか。
改めて求めずとも既に蓄えは十分だけれどもな・・・。

もういらないよ。いらないんだけどな。

三河屋『三河屋』というこの店
土日祭日は休み。
営業の「〜2:30」とは
横浜は福富町辺りの韓国料理屋などなら
これは深夜の終了時間になろうが
この西麻布のとんかつ屋では
問答無用に「午後二時半」のことだ。
それだけしか営業しない店なのだ。

終了・・・しかーーーし!
まだ午後一時ちょっとすぎと言うのに
これはっ??!!
おーーーーいっ!!!
無常に早くも「売り切れじまい」なのだった。
他のお客も次々現れては
「えー」「わー」と一声上げて去ってゆく。


あんたたちは多分この辺のヒトらしいが、ワタシなんか横浜からわざわざ
食欲ベクトルをトンカツに全力傾注してやってきたんだよ。
うう、この内なる叫びをどうしてくれるんじゃあ!

看板軽く打ちひしがれた感じで
ぽつぽつ歩いて
「別の内なる声」の訪れを待つと・・・
「うなぎ」だってさ。
こんなところに鰻屋があったっけ?
ああウナギねえ。
いや、ハハハこんなに突然にねえ・・・
そんなアナタ、ムリですよムリ・・・


入り口入り口は、オソロシク入りにくい。
何も考えずに無計画にやってくるものの訪れを
厳しく拒むような佇まい。
ま、ちょいと中でも覗いてみるか
なんて思ったのが運のつきであって
こういう店は中に入ったが最後
もう撤退撤収はほぼ不可能なのである。

「50分お待ちいただきますが」の一言に
思わず「はいはい♪」と返事をしていたのは
軽く自棄気味で前後不覚なワタシです。


骨煎餅通されたのはお二人様用の個室だ。
掘り炬燵だから膝もきつくない。
メニューを見たら特に安くもないが
まあフツウに高級な鰻屋価格。
白焼きも食べたい・・・でも・・・
なあんて思ってしまうとモウイカン!
気がついたらコースをオーダーして
骨煎餅を齧っているワタシ。


ああ、いつの間にかエビスビールも!
しょうがないだろうウナギの骨煎餅なんだから!!

外の明るい光が障子越しにたっぷり入る、こじんまり落ち着く個室は
なかなか居心地よい。
まあこのところいろいろクタビレ気味だったから、
こういうご褒美を許してつかわすか・・・と自分に言ってみる。
許してつかわされんでも、もうすでに座って骨煎餅を齧っているがね。


うざくまずはうざくから。
甘酢の塩梅などは『尾花』のものが
なんといっても忘れられないとはいえ
まあこれはこれで
結構なものではあるな。
ああ、もうどうにでもなれ・・・と
冷の日本酒を頼む。


煮凝り肝焼き








煮凝りがウマイ。
出汁が良いのだ。
いい脂にいい出汁の組み合わせは至福。
中身は当然鰻だから、脂は鰻の脂なんだぞう。

肝焼きもタレが甘すぎなくて、なかなかいい感じではないかフォフォフォフォ。


肝焼き
















バルタン星人化してアップ(?)
こういう怪しい行為も決して怪しまれない、小さな静かな個室が嬉しいですね。
ちょびっと固いかな、とも思うが、十分に美味しい♪


湯引き初めて食べる鰻の湯引き。
鰻の脂が軽く洗われて
さっぱりした味わいだけれど
身がぷりりんと締まって
なかなかいいものですね♪
後半戦に期待が高まる。
日本酒、オカワリ。



白焼き白焼きが来た!
端っこをこっそりウチの鰻猫ヒメさん
持って帰ってやろうかな・・・
と一瞬思ったが喰っちまいました。
焼きが今ひとつパリッとしないし
ちょっとクタビレ気味ではあるけれど
まあよろしいんじゃないでしょうか。


うな重















鰻重登場!
この個室、案外周囲の音が響くらしいので、音無しの拍手でお迎えしてみた。

実は気付けば、薄い壁に隔てられた隣に若い女性とヲヤジの組み合わせがいて、
ひそひそウフウフ語らう内容が聞きたくなくても聞こえてくる昼下がり。
鰻屋だからね。

もひとつちょっと離れたテーブル席には、有閑初老マダム風二人。
同窓会風に賑やかな声を上げている。
昼間からお酒も入って楽しげだ。ちょっとウルセイが許すことにした。

ワタシは一人のんきに贅沢しているので、ココロが広くなっているのである。

で、肝心の鰻重だが、決して悪くない。
鰻絶滅地区横浜にあれば、十分通える味だと思う。
ふっくらとテリテリ輝く姿も美しい。
米は硬めでピンとしてとても好きな炊き加減。
なにも言わないのに量は相当少なめだ。
ワタシはそれがありがたいが、爆食巨食系の人たちはきっと不満であろう、と思う。
タレも甘すぎない。

これで焼きがもうちょっとパリッとしていればなあ、と全面しっとり系な鰻の食感に
無いものねだりをしてみた。
これはもう完全に好みの問題だろう。
極私的理想形、ではなかった。
美味しい鰻ではあるよ。

漬物肝吸いデザート





さらにごくごくフツウの漬物、肝吸い、そして食後の抹茶アイスがつく。
フツウの漬物がちょびっと寂しい。
鰻屋と漬物は縁の深いもののように思っているから
鰻についてくる漬物への期待値が最初からちょっと高いんである。
ホームグラウンドが荻窪『安斎』だったときからの刷り込みかもしれない・・・。

そんなこんなで日の高いうちからまったり過ごせた。
この空間が西麻布にあって、これだけいろいろと出てくるならば、
7500円のコースは馬鹿げて高いものでもない、と思う(酒は別)。

でももうちょっと焼きがなあ・・・と、罰当たりな不完全燃焼感が
ちょびっとだけ残った。

まあしかし、それなりにウマイ鰻を食べられた喜びウレシサもあったので
よろしいんじゃないでしょうか。

若い仲居さんの接客は非常に丁寧で感じよかったし、個室の雰囲気は落ち着いたものだから、ひとりまったりでもお友達と会食でもワケあって男女二人でも、これこそ会社の経費でどーんといってみるんでも、それなりにいろいろ使い道はある店だ、と思いマス。

いちのや 西麻布店 (うなぎ / 広尾)
★★★★ 4.0



まったりのんびりと一時間半。
贅沢で楽しかったな♪
「世間さまに申し訳ない」などと呟いてみる、この感じがタマリマセンのだ。
へっへっへ♪


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でももっとメクルメク「う」な世界もやっぱりある・・・(つづく。時期不明)





うなぎいぬが大きくデザインされた、クール&キュートなジッポ・・・
誰が買うんだよ???

片意地へんくつ一本気―下田うなぎ屋風流噺 (文春文庫)


arima0831 at 18:26|PermalinkComments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote うなぎ | 青山・広尾・六本木

November 07, 2008

熊本ラーメンの謎 〜また喰ってさらに深まる〜

実は熊本ラーメンが謎だ。
オットが熊本県人なので、過去15年あまりの間に食べる機会はけっこうあった。
しかし・・・一回たりとも美味しかった例がない!

単にヒキが弱いだけなのだろうが、なまじ調べたり尋ねたりして出かけると
ウッとくるほど不味いことさえある。

熊本市民がこぞって絶賛する某店も、全国区で有名な桂花の本店も行った。
行列店や有名店だから絶対にウマイとも思わないけれど、そういう店が過去最悪の
不味さだったりするから謎は深まるばかり。

それもワタシ一人ではなくて、熊本県人のオットとツガイで食べて同じ感想なのだ。
熊本ラーメンというものと根本的に相性が悪いのかなあ・・・それとも・・・?

謎を抱えて(?)、今回は泊まっているホテルで尋ねてみる。
南区の某氏が行ったという『こだいこ』はどうか・・・とフロントの女性に尋ねると

「そこはおいしいという話を聞いたことがありません。それよりも・・・」

え、いや、そうですか、そんなもんですか?
そこまでキッパリ言いますか?!

ホテルマンという人種は、ワタシの知る限り曖昧模糊とした物言いをするものなので
なんだかとてもびっくりする。
目の前にいる女性が肝っ玉ネエサンタイプならまだわかるが
一見したところごくフツウの小奇麗な「ホテルのフロントのヒト」なので余計驚く。

巨人クルーンばりの超剛速球ストレートが、目前でミットに収まったようだ。
しかもご近所対抗の草野球大会に員数合わせで駆りだされて、
ぼーっとバッターボックスに立った時に・・・。

呆気にとられているうちに、気付いたらオススメの店にいた。
秋とは思えぬモンスーン型の蒸し暑さが熊本市上空を覆っていた、とある昼下がり。

龍の家ずっと車移動だったが今日は徒歩。
と、いうことはビールが飲める。
ふと見やると目の前のツボの中に
モヤシがたくさん入っているではないか。
へっへへ♪と小皿に取り分ける。
ふとオットを見やれば
こっちはいきなりテンコ盛りで取ろうとしている。
さすがに止めた。

しかしこれは「とりあえずコレで飲っていてくれ」というものに見えるな(違)


餃子実はこの日、人吉からの移動中に
ランチを取りそこねて
お腹も空いていたんである。
だから餃子も頼む。
いわゆるフツウの韮ニンニク系焼餃子だったが
ビールのアテにはよろしい。
生をオカワリ。


豚モツ炒め豚モツ炒めもあった。
ラーメン屋だというのに
こういうメニューがあるという
そのガッツはものがモツだけに(?)認めるが
これはモツスキー人生最悪の
臭みたっぷりな一品だった。
ニンニクががっつりかぶって
けっこう強烈・・・。

ちゃんと処理できないんならモツは出さないこと!という掟を壁に大書したくなるが
ラーメン屋でこういうメニューに走る愚を犯したのは我々なのでやめといた。


ラーメン決して不快なほど不味くはないが
「微妙な後味」が強く残るラーメン。
臭いほど濃いトンコツだが
その臭みを化学的に処理した感じ。
麺は細い。
これって熊本ラーメンというより
博多ラーメンに見える。

釈然としないまま食べていると、ああなるほどこういう味のラーメンは全国どこにでもありそうだ・・・と思い至る。
我が家の近所にも似たような店があるような気がする。
ううむ。

とりあえず、あのフロントの彼女の速球は・・・ワイルドピッチだな。
さすがはクルーンだ。
あの剛速球がデッドボールにならなかっただけマシというものだろうか?

熊本では二回もデッドボールを喰らっているので、まだコレはマシな方だと思えるが。

龍の家 (ワシントン通り店) (ラーメン / 熊本市電 辛島町)
★★★☆☆ 3.0



ちなみに「熊本ラーメン情報館」というHPによると、
熊本ラーメンの定義とは

★その1 基本的には太麺。
★その2 当然豚骨スープ。
★その3 揚げニンニク投入の儀式(?)がある(例外も多々アリ)

・・・だそうだ。

ワタシは腰のある太麺が好きだから、もっとウマイ熊本ラーメンに是非出会いたい。
博多ラーメンで個人的に寂しいのが「細麺」で、コレはどうにもならないポイントなので
熊本よもっとがんばれ・・・と思いながら街に出た。

どうも過去数日クタビレ気味なのに加えて、このモンスーン気候の夏みたいな天候を
深く考えずにこういうものを食べてしまったので
外に立っていたらどうもどっと疲労感が増してきた。

これは自己責任で、ラーメンのせいじゃあないと思う。

でもラーメン屋でモツ炒めを食べるのはもうやめよう・・・(自業自得)



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気候と疲労で調子が悪かったらしい、と今ならばわかる。



デジカメで撮った写真を製本してくれるサービス・・・案外便利か?

るるぶ熊本 阿蘇 天草’09 (るるぶ情報版 九州 5)


arima0831 at 00:45|PermalinkComments(15)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ラーメン | 熊本

November 04, 2008

中華街『大珍楼』でイヌ療養 〜夏の終わりの冷やし中華〜

ちょっと前の話になるが、まだまだ暑さがキッチリ残るころ
ヒトフィラリアなどという奇怪な病で苦しむイヌを療養に連れて行く。

あまりに季節感がずれているのでお蔵入りにしようかと思ったが、まあ記録用だ。

この病にはウマイものが一番よく効く。
だからイヌを横浜に呼び出して大珍楼へ。

六月に再開して以来、七月末までに五回も通ってしまった。
最近はさすがに多少間隔が空くようになったけれど、でもやっぱり時折やみくもに
あの店のアレコレを体が求める。

ついでにイヌの療養もできるので一石二鳥だな。
ふふ、食欲は世界を救うのだよ。

例湯この日の例湯は夏らしく
トウモロコシがしっかりと煮込まれたもの。
実はむくみや咳に効くそうだ。
特にヒゲ根のところを
しっかり煮るといいんだそうで。
「ちぇ、ただのコーンとニンジンのスープか」
などと思ってはいけないのだよ。
コレだって薬膳。

普段の如何にも漢方薬膳な香りはしないが、コーンと人参の自然な甘味が優しいスープ。これはこれで美味しい♪

あひるのロースイ煮アヒルのロースイ煮。
相変らず複雑な香りの滷水が染みた
アヒルの手羽元を骨ごとしゃぶる。
この日は一階に座れたので
店内は雨ふる外の蒸れた湿気で
むわんとしている。
夏の東南アジア、という気分だった。

今年の夏は例年に増して熱帯雨林気候じみていた。
どうせ蒸し暑いんなら、こんな風に過ごせばよいのだよ、と思う。

焼き餃子最近メニューに載った水餃子とともに
これも夏以来新登場の焼き餃子。
試しに注文してみたら
なかなか面白いルックスの物が出てきた。
いわゆる焼き餃子ではなくて
もちもちした皮に
ジューシーな餡が詰まったもの。
いわゆる焼き餃子よりもワタシは好きです。


冬瓜と鶏の炒め煮ここの冬瓜はスープ煮込みか
餡かけ(蟹又は帆立入り)になるのだけれど
かなり何度も喰ってちょっと飽きてきた。
一階で食べているとオーナーの陸さんが
直接オーダーを聞きに来てくれるので
ついそこに甘えて
「違う冬瓜が食べたい」と言ってみたら
鶏肉と炒めたものが来た。

一見地味だがちょっと濃い目の味付けの、こってりとした冬瓜。
いい味が染みているが冬瓜自体は瑞々しいので、夏バテによさそうな一品だ。
イヌよほれ喰え。これはヒトフィラリアに効くぞ。

冷やし中華さて、この日来たのはいぬわんが
「冷やし中華!」と騒いだからである。
しかし卓についた瞬間
「冷やし中華あります」の
札が消えているのに気がついた
「今年はオワリで・・・」と陸さん。
しかしいぬわんがダダると
特別に作ってくれた。ありがたし。

甘めの胡麻だれに歯応えよい麺。
来年またねえ、といいながら喰う。

いぬわん記事はこちらを参照あれ。

六月に一階店舗がオープンした当時、路面吹きさらしの形態を見て
夏や真冬はどうするのだろかと思ったが、
最近は「一階まで人手が回らない」ということで二階席に案内されることが多い。
これから寒くなると二階のほうが暖かくてよいのかもしれない。

でも一階席、ちょっと雰囲気よい構えなので、座れないと残念ではある。
まあ、店がなくなることを思えばヨカロ、ということだけれどね。



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うまいメシは百薬の長。食欲は世界を救うのだ。



香港女子的裏グルメ ―たった500円で大満足!

とても面白いディープ路上系香港雑食話。先月出たばかり。
麺飯類から粥、点心に甜品まで、ウマソウな写真と情報満載。
即刻香港に飛びたくなります。アジアの路上飯好きならば絶対に買いだ!
著者の方はこんなブログもやっているのだ。

arima0831 at 13:00|PermalinkComments(4)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 中華料理(2008.6~2010.12) | 横浜中華街

November 01, 2008

末広町『過橋米線』で三人喰い 〜絶品スープでシアワセになる♪ 〜

彼(女)もがウマイという。
イヌなど何度となくリピートまでかけている。

「ワタシも連れてってえ」という滅多に言わん一言を必死に飲み下しつつ、
卑屈に指をくわえていた。
自分で噛んだ小指が痛い。
きーきー。

ある時「食餌療養」が功を奏してヒトフィラリアから復活した妖犬いぬわんから
「また療養にイクどイクど」と電信矢文飛来(療養話はマタね)。

ところがイヌめは「カキョウは秋田」などと不埒なことを申しておる。
強く高く舌打ちしたら、返す矢文が唾液まみれになったので漸く察したらしく
「・・・やっぱりカキョウいこ」と言い出した。

あたりめーだっつーの!

理不尽な喰いもんの恨みを感じたか、イヌは突然Ryumanさんまで誘ってくれた。
なんでも偶然某ラーメン屋で隣席に座ったそうだ。
もっともその時は気付かず、後日お互いのブログで見つけてびっくりしたとの由。
ブログなんかやっていると、こういう楽しいことも起きるもんである。

さんざん道に迷って漸く辿り着いた店は、大通り沿いの大変目立つところにあった。
どうも通りを渡った反対側から来て、上手にこの店の場所だけ回避して、同じ街角の裏を右往左往する・・・という、毎度ながら非常に高度な迷い方をしていたのだ。
まったくもう・・・。

Ryumanさんが「僕も迷いました。わかりにくいですよね、ここ」と慰めてくれた。
いい人だな♪

お通し一見なんの変哲もない単なる突き出し。
Ryumanさんにご挨拶などしながら
無造作に口に放り込んだら
煮豚の脂と胡麻油がトマトとキュウリに絡んで
あらびっくり、こりゃうまーい!なのだった。
本日は珍しく飲み放題なので
ビールが一気にグググと進む。


通常であれば「飲み放題お一人様XXX円」で、勝ち残るのは店のほうだが
ここの場合は「並みよりちょっと飲める客」ならばガッチリ回収が可能な料金設定。
よぉし、飲むべし飲むべしっ!

ついでにリピーターのいぬわんが珍しく「コースにしよう」と。
こういう場合、よく知っているものの意見に従うのが利口である。
半端な自己主張は素直に引っ込めて3800円のコースにする。

前菜前菜がこれまたウマイ!
モツやらクラゲやら椎茸やら豚耳やらに
ちょっと複雑な味わいの醤油ダレが
じんわり沁みている。
香菜ものっかっていて
香りも良いのだった。



スープ次に来たスープで一瞬沈黙してしまう。
気鍋鶏、というのだそうだ。
漢方薬膳系のスープということだが
特に変わった匂いもクセもない
さっぱりとしたスープ。
これがじんわりと胃に沁みる。
うう〜、いい味だなあ!


その他、かなりいろいろな料理が出た。
詳しくは簡潔明瞭にまとまっているRyumanさんのところをご参照ください。
なにしろデジカメ構えているワタシやいぬわんよりも、携帯でさりげなくカシャな
Ryumanさんの写真のほうがよく撮れてたりして(笑)

コースは全体に結構な量で、ワタシは途中で息切れ気味。
全体になにを食べてもハズレなしだが、あまりの爆量に涙を呑んでお持ち帰り。
翌日食べても美味かったけどね。

豆腐その中でも一際ステキだった
豆腐の餡かけ煮込み。
この店、なにを食べても美味しいようだけれど
スープを使った優しい口当たりの料理が
特に良いようす。
豆腐もふるふる柔らかくて
スルスル喉を滑っていく。


米線そして雲南過橋米線。
横にある具すべてを
脂の膜が浮いたスープに入れて混ぜて食べる。
脂の膜、といっても
混ぜればくどさもしつこさもない。
また汁ものか・・・と思いきや
これが別腹状態でスッキリと
胃に収まってしまうからフシギだあ。


Ryumanさんとともに「この米線だけサササと食べに来るのもアリ!」
と感動しつつ喰う。
さすが店名になってるだけのことはあるぞ!

一品だと高いのかなあと思えば、一人前980円。
これならば一人この一品で立ち寄りもできそう。
この店、全体に値段も良心的だ。

難を言うなら、店が混んでいると音が響いてかなりうるさいことか?
この日はウィークデイなのに満席の上、真後ろの席は十人ほどの宴会。
少人数で静かに話をしたいときなんかは避けるのが無難かも。

でもナンダカンダ言って、安くて美味い良店なのは間違いない。
ここは必ずまた来たい!

尚、あとで調べたらクーポン持参で同じ内容がかなり安くなるようで・・・
お出かけ前にはクーポン印刷を忘れずに。


中国雲南海膳坊 過橋米線 (カキョウベイセン) (中華料理 / 末広町)
★★★★★ 4.5



ところで店名の「過橋米線」は料理名でもあって、そこまではわかるのだけれど
「過橋」ってなんだ?!と思えば、ちゃんと由来があるのだった。

以下、ウィキペディアより引用。
ザザザとコピペします。

「雲南省南部蒙自県の南湖にある小さな島は、科挙の試験を受ける書生が集中して勉強をするには適した場所で、ある書生がこの小島で科挙に備えて勉強に取り組んでいた。書生の妻は食事を作って運ぶのだが、夫はすぐに食べないのでいつも冷めてしまう。ある時、鶏を土鍋で煮込み夫の元へ届けたところ鶏油が浮いていて、長い時間が経過しても料理は熱さを保っていた。そこで米線を入れたところ、夫はとても美味しいと喜んで食した。夫が喜んだので、妻は度々この料理を作り、小島への橋を渡って夫の元へ運んでいた。後に夫は科挙に合格し、妻が届けた米線のおかげで合格できたと語られるようになった」

なるほど。
本当に「橋を過ぎる米線」だったのか。
ふうん。


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鶏肉と汽鍋のセット5980円。

雲南哀楽紀行
雲南哀楽紀行

現地に惚れこんで18年通い続けた人の旅行記、だそうです。

arima0831 at 02:10|PermalinkComments(8)TrackBack(3)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 中華料理(2008.6~2010.12) | 神田・御茶ノ水