February 2009

February 25, 2009

『西洋料理たじま』でグラタンあつあつ♪ 〜そしてほにゃらら三周年御礼〜

まずは御礼を。

拙ブログは本日三周年を迎えました。
更新が気分で間遠になったりして、どうもダレがちなこのブログ。
どうにか続いているのはひとえに見に来てくださる皆様ゆえ。
ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします♪

さて某月某日、最近すっかり嵌っている『西洋料理たじま』に向かった。
別に三周年を意識したわけでもなくて(むしろこの時は忘れていた)
単純に「クラムチャウダーーー!」という魂の叫びに従ったまでのこと。

何しろこの店は一品のボリュームが立派なので、一人で出かけてもつまらない。
誰か〜ダレか〜・・・とアリジゴクのように念波を発していたら
ひとりメシ嬢があっさり砂の穴地に引き込まれてくれた。
徳の高い人ほど陥りやすい穴なのだよ。はっはっは。

日ノ出町駅近くから二人バスに乗る。
なにしろこの店のある「滝頭」という土地、陸の孤島のような住宅地なので、
バスだけは市内主要各地から結構出ているのだ。

陸の孤島とは言ったが、実は大昔には有難い滝があった場所なのだそうな。
なんと関東一円から参拝客が集まった時代もあったとやら。
まさかその御利益の名残が名店を生んだのだろうかね?
いやあ、有難い霊的ステージの高いお土地柄だったんですよ。

知人のその話が未だに信じられないくらい、茫漠とした街角なんだけれどなあ。

実はバスに乗る前に、場所の確認も兼ねて電話をしたら「今はカウンターのみ」と。
混むときはしっかりと混む店なのだ。
まずはカウンターに座るが、後でテーブルが空くと「こちらにどうぞ」と
奥さんが移動させてくれる。
こういう小さな店だと、特に頼まなければお二人様はカウンターのままだと思う。
ちょっとした気遣いにとても心和む。
先客のお一人様を相席させるようなこともなく一組に一卓。
商売っ気のない店だなあ。

カウンターは初めて座ったが、この席は調理するところが全て見える。
見ていると、一人で調理の全てを切り盛りしているマスターの手は
一瞬も無駄なく一時も休まない。
そして次々にいかにもウマソーーーな料理の数々が運ばれて行くので、
否が応でも食欲はケダモノと化すのだった。

クラムチャウダー魂の叫びに従い
まずはクラムチャウダー。
ここでは「ハマグリのスープ」という
まことにシンプルなネーミングだが
・・・嗚呼これがなんともステキに
まったりクリーミーだぞ。
しかも汁気たっぷりのハマグリごろごろ。

具沢山なのでこれにパンだけで一食になりそうなくらいだが、
それでは申し訳ないような価格が付いている。
尚、皿は大きい。
ひっそり沈んでいるのはアサリじゃなくってハマグリ・・・
というところで量を想像してください。

外はどれほど寒くても、この一品で身も心も温まリます♪

サラダ仔牛のビール風味







シーフードのサラダ一人前も毎度おなじみ大皿盛り。
これで二人前を頼んだら、どれほどの量が出てくんのかしらん、と思う。
ガーリックと酸味の適度に効いたドレッシングが地味に美味しい。

そして『仔牛のビール風味シチュー』。
肉は旨味をきちんと残してトロットロに煮込まれて、軽い苦味のあるデミに絡む。
ここのデミ、元は同じものだと思うのだが、ハヤシライスもビーフシチューも
それぞれにちょっと手を加えてあるから、デミがかぶってもそれぞれ違う味わい。
付け合せの野菜も手抜きなしだ。


帆立のグラタン
















帆立のグラタン。
「クリーム系がスープとかぶるか?」と軽く思ったけど、まるで違う口当たりだ。
軽く焦げた表面にそっとフォークを入れると、中は蕩けるベシャメルソース。
帆立のエッセンスが染み出しているぞ。
そっとそっと口に運ぶ。
あふあふフウフウと冷ましながら食べると、こりゃもう冬の幸福そのものだよ♪


スペアリブ「どうせ食べきれないから持ち帰り用」と
オーダーしていたスペアリブ。
でもグラタンを食べきったところで
ひとりメシ嬢と二人、
ガッシと頷きあう。

「まだイケる!」

一品それぞれに手がかかっているせいだか喰い飽きしないのだろうか。

複雑だがややこしくない良い味が滲みこんだ、とてもジューシーな肉。
相変らずニッコリ笑顔の浮かぶ、これも幸福な一品だ。

これだけ食べても不思議と胃にもたれないのは何故だろう。
洋食を色々食べ過ぎると、確実に後でちょっと胃が重くなるのだけれど
この店の場合は後味までがよい。

カウンターで見かけた各種フライものも、なんだかひどくウマソウだった。
次回は是非とも牡蠣のあるうちにカキフライ、かなあ♪
なんだかびっくりするくらい手抜きや死角がない店だ。

帰り際マスターに「仕込みが大変じゃないですか?」と尋ねたら
「もーー、一日中なんか作ってるんだよお!たーいへん!」と明るく笑っていた。

こういうシンプルでオーソドックスな料理を、きちんと作ってブレないのも
信念あるプロの姿だと思う。
明るいキャラもステキだな♪


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追伸:
そうそう、昨夜は有難くもたぷたぷさま効果で実に久々の1000アクセス越え。
思わぬお誕生日プレゼントをもらったようだ。

自分はさておいて、このように他人の幸を祝う人徳に敬意を表します。
このように積んだ功徳は必ず報われるはず・・・遅くとも来世では必ず。
ね、ほんまさん♪


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最近観た映画。まったりのんびり優しい佳作。ココロが疲れたときに是非!

arima0831 at 02:00|PermalinkComments(22)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 西洋料理 | その他横浜

February 22, 2009

恰幅の良い彼発ナポリタン起源説(?)の蛇足話など・・・ 〜『ナポリタンのうた』も聞いてね♪〜

ほんまさんが渾身のナポリタン記事を上げてくれた。

すばらしい!
この一考察はハマの閑人食欲系ブロガーを揺り動かしたようだ。
怒涛のようなコメントの嵐の合間に見え隠れする見識の数々も興味深い。
たまにこういう面白い記事に出会えるから、ブログって捨てたものではないと思う。
これを書かしめた原動力が、先週の某聖日関連糖分不足由来ストレスだったにしても、だよ。

この「ナポリタンはどこから来たか」という話、どうも引っかかるものがあって
ちょこっと調べてみたら、ご本尊のコメント欄には長すぎる話になってしまった。

出典は全て基本的に「ググッた結果」といういい加減な話だし、ワタシのような検索音痴クンにもできたことであって誰にだって簡単にわかることばっかりだが、とりあえずメモとして上げとこうか、と。

単なる馬鹿話の一環なんで、細かい出典なんかはゴメンします・・・URL拾って張るのって、けっこうめんどくせーのよ。
本当に「蛇足」な付け足し情報と思っていただければ幸い。

さて、ナポリタンといえば上野玲さんの名著『ナポリタン』がある。
改めてざっくり目を通したが「日本初の日本のナポリタン本」として
やはり貴重な一作であろう。

ナポリタン (小学館文庫)
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改めて目を通すと、ナポリタン起源説をあちこちに迷走させた(或いはワタシの妙な思い込みの原点になってしまった)のもこの一作だな・・・と思う。

所謂「日本のナポリタンの起源はアメリカのミートボールスパゲティ説(以下ナポ・ミート説)」が蔓延した(或いはワタシの幼稚なアタマに染み付いた)源がこの一作だからだ。
改めて読み返すと、この出典は猿谷要の『ニューヨーク』という本であって、上野氏は単に「この仮説は大いに信憑性が高いと私はにらんでいる」と言っただけだ。
でもやけに「コレが起源!」と断定されているように感じるのは、ひとえに編集の出来が良いからだろな・・・。

しかしこのナポ・ミート説、ミートボールという具材にまるでナポリタンとの共通項が見えないし、単にトマトソースのパスタならいくらアメリカにだって他にも色々あるのだから残念ながらちょっと無理がある話だ。

本来シャレの一種みたいな本だし、日本のナポリタンあれこれ雑記としては十分に楽しい本でもある。
でも、冒頭に「起源説」が出ちゃったし別説もなかったので、作者が予期しないところでいろんな人が斜め読みをして妙な思い込みを深めたものだろう。
そのくらい良い意味でジャンクなインパクトが強い本でもある。
文庫版の装丁はどうも迫力が落ちたが、本来はナポリタン色も目に鮮やかな装丁。
ステキな本であることに変わりはない。
日本のナポ状況に関心ある向きは、お手軽な文庫のほうだけでも一冊もっていて損はない本だ。

でもとにかくおかげさまで所謂「ナポ話」の枕にこの「ナポ・ミート説」が、通奏低音か強力なジャミングの如く、雑誌でネットでああらワタシの脳内で無思考に奏でられていった次第。
ネットの一過性情報と違って、書籍の力は大変なものだと改めて感心する。
思わぬ重みと説得力が出てしまうんだな。

ニューヨーク―世界の都市の物語 (文春文庫)
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ナポリタン!
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ミートボールスパゲッティ尚、ご参考までに
「ミートボール・スパゲッティ」なる
アメリカン・パスタは
こんなルックス・・・
日本は横浜みなとみらいのアメリカンダイナー
『マンジャ・マンジャ』で食べた。
多くを期待しないで食べたので
ウマかった。
まあ、トマトソースとミートボールがそれなりに真面目に作ってあれば、決して不味くなりようのない料理ではあるけれどね。

さて、ミートボール・スパゲッティが起源でないとしたら元はなんだろう?

「そもそも何故ナポリタンなのだ?ローマやミラノじゃなくって何故ナポリ?」という某氏コメントがあった。
確かに調べたら、本家イタリアに「ナポリ風ソース(salsa napoletana)」はあるが
単なるトマトソースの一種であって、日本のナポとは別物。
ピッツァなどの料理にも使うソースでもある。

じゃあどうも発信源らしいアメリカは・・・と見ると、アメリカには「ナポリタン・ソース(Neapolitan sauce)」なるもんがちゃんとある。
ググるとレシピだけは山ほど出てくるところをみると、少なくとも家庭料理としては一般的に認知された名前のように思える。

ただしレシピは色々で、ほんまサンの記事で「基本のキ」と新たに定義された(?)
ピーマンも具材として一定していない。
とりあえずはトマトソースのパスタで、アメリカ人がけっこうあちこちで「これはイタリアにはないアメリカ特有のメニューであるぞ」と言っている。
確かに和製洋食も結構あるが、アメリカンなヨーロッパ食だって案外あるものだ。

ローマでなくミラノでもなくてナポリなのは、そういうパスタ用のトマトソースがアメリカにあるからということらしい。

もうちょっとどうでもいい思考をめぐらすと、北はボローニャのボロネーゼ、古のローマ発はカルボナーラで、南の代表はナポリタンとアメリカ人なりに色分けしたのかもしれない。

じゃあアメリカにはどうやって「ナポリタン」が現れたのかね・・・?と思って漠然とググっていたら、なんだか面白いものに行き着いた。

イギリスでヴィクトリア女王の王宮で料理長をやっていた人物の「家事指南本」だ。
1861年刊。当時のベストセラーだそうで。
そこに「ナポリタン・ソース」が出ている。
へーー!

これだけはリンクを。
興味のある人はコチラにどうぞ。

もっとも内容はグズグズにアレコレ入れて煮込んだソースであって、パスタ用でもないらしいしトマトソースですらないのだが、ご参考まで。

尚、このシェフはイタリア系だがフランスで修行したそうだ。
フランス料理にも「ナポリ風ソース」は今も昔もレシピとしてある、という。
コチラはトマトソース系だから、ナポリ→パリ→ロンドン→アメリカ東部なんていうルートもありうる。

ナポリ発のトマトソース、どうもずいぶんと長い旅をしてきたみたい・・・。

話が果てしなく飛んでしまったので無理矢理引き戻す。
日本のナポの起源は、ミートボール入りじゃないとしたらどこにあるんだ?
そもそも、ピーマンていつごろどこで発生してここに混じったものなんだ?

だんだんくたびれてきたので簡単に結論に行くと、結局「ウィキペディア」に載ってる話が一番ソレらしい・・・

以下引用

=>『調理した具材を茹でたパスタと共にケチャップで和える』日本でいうところのナポリタンは、太平洋戦争終結後、進駐してきたアメリカ軍によってもたらされたものである。それはアメリカ軍における一般的な兵食のひとつであり、基地内で働く日本人コックなどにより日本の巷に流出した。 正式にはトマトソース(サルサ・ポモドーロ)を使うべきところを大量に作る兵食のため、軍隊ならではのポリシーのもと、簡便なトマトケチャップを代用品とした。
(引用以上)


アメリカンな「ミリめし」ですってよ奥さま!
ニューグランドホテルのナポリタンは、当時の入江料理長が「ケチャップ量を減らしてトマトソースを増やしたりして作ったメニュー」だそうですわっ!
ああ、なんとわかりやすい!

ここだけはワタシの愚考だが入江料理長「ケチャップ味じゃああんまりだよな」と思って、古今の文献なんかを当たってみたんじゃないでしょうか?
元祖と称するニューグランドのナポだけが妙に先祖がえりしているのは、レシピ考案者が「再翻訳」して若干オリジナルに戻しているからだったから・・・と考えるとわかりやすくもある。
一流ホテルのメニューに載って初めて世間にその名前を認知される料理、という意味では、確かに元祖は間違いないかもしれない。

ただし、市販のトマトソースなんてもんもなければ山ほどトマトを煮込んでしまうなんていう贅沢も許されない一般人向けにはあくまで「米軍基地発のケチャップ味」が流通した、ということなんだろうか。

あーなるほど、そうするとほんまさんのところで実に鋭く「座間で米軍用にピーマンをたくさん作っていたらしい」というコメントを入れていた方の想像したとおり、日本でピーマンを食材に積極的に利用した始まりも「ミリめし起源」なのかも知れない・・・。

結局ググると最初に出てくるウィキに答えは全てありましたとさ、というわりと徒労感あるお話になってしまったな。

ここで日本のナポリタンを。

たじまのナポリタン
滝頭の名店『西洋料理たじま』のナポ。
ケチャップよりはクリームの
深いコクが生きた一品。
ナポらしからぬナポ・・・
・・・かも知れない


ポニーのナポハン
















この数年間で唯一自発的に食べた「ナポらしいナポ」。
馬車道『ポニー』のナポハン。
ええと、メインはハンバーグだが、一応準主役の位置にはあるよ。
このメニューの場合、ライスをつけると炭水化物過多で、かといってナシではどうも物足りないというジレンマがちょっとある。

そうなのだ。
最後にツマランことを言うようで気が引けるが、ワタシはケチャップ味が基本的にどうも苦手・・・。
多くの皆様のように「ナポ愛」はないんだゴメン。
ナポ愛不足が腹立たしい方は、コチラのナポ愛100%なブログをご参照あれ。
何しろ1000皿をついに達成。ソレもナポだけで!
金字塔と言えましょうね、これは。

ともあれ食べもののルーツって、調べていくと思わぬものにぶつかるから面白い。
あれやこれやと想像を膨らませながら、一晩たっぷり遊べたな。

ほんまさん、ありがとう♪

なにより、この長いだらけた拙文を読んでくださったアナタに御礼申し上げます。


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嗚呼もう朝四時。いいやこのままUPしてやる・・・!

追記:
そしてナポ愛溢れるあなたには「ナポリタンの歌」を!
これも脳内ローテ間違いなしの名作(?)。
元々は今は残念ながら休止した『犬悔い』でいぬわんくんが拾ってきた歌です。
まあ聞いてみて下さい♪

arima0831 at 03:54|PermalinkComments(35)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 西洋料理 | その他横浜

February 11, 2009

中華街『九龍』で小龍包など 〜中華街第二位の小龍包、だと思う♪〜

某日中華街にてオットと軽い夕食。
鍼打ちのあとって、とてもお腹が空くのは何故だろう。

なんだか小龍包が食べたいが『北京飯店』はちょいと遠いので『九龍』へ。
鍼打ちのあとは極端にお腹を減らしているワタシと、
鍼打ちのあとはほんの数歩でも余計に歩くのはイヤなオットの二人なので
中華街の向こう側は地の果てに思えるのだ。
ダメなやつらだな。やれやれ。

この店は『上海豫園 小龍包館』という店の支店。
小龍包はかなりウマイ。
ワタシは個人的好みで「北京飯店派」なのではあるが、「上海豫園派」も多い様子。
『九龍』でも原則同じ小龍包が出てくる。

ワンタンスープ















なんとなく土鍋に入って出てきたワンタンスープ。
大ぶりのワンタンがさっぱりしたスープに入っている。
ちょうどこんなもんが食べたかった体調なので美味しくいただく。

小龍包小龍包







小龍包二種。
普通の小龍包と蟹味噌入りなるものを二種類頼んでみた。
左が普通のやつ(だったと思う)。
ちょびっと残念なことに、一個皮が破れていた。
この店の小龍包は比較的この類の悲劇が起こりにくいけれど、
たまにはこういうこともある。
ま、いいか・・・と見なかったことにする。
証拠写真を撮ってしまいましたがね。

で、いつもこういう風に「小龍包二種オーダー」に走ると、結局のところ毎度
「別に普通のでいいじゃん」という結論になっている気がする。
学習能力がないので何度も同じようなことを繰り返しているが、
差額分の価値がイマイチ感じられない。
でもつい二種オーダーを繰り返してしまうのですけどね。

小龍包ラヴな人はワタシ以外にも世間に多いらしくて、台湾だの上海だのの
有名小龍包チェーンが日本にけっこう進出している今日この頃。
小龍包自体けっこうあちこちの店で見かけるようになったけれど、
どうもハズレ率が高くて悲しい一品ではある。
おおかたの店では汁の味が脂っこすぎ、くど過ぎるんですね。
単にワタシの好みの問題だと思うが。

汁の味は好き嫌いの問題だとしても、べとべとしてすぐに破れる皮は問題外。
破れ小龍包は「不幸な例外」であって欲しいものです。

例の如く、小龍包の端を軽く喰い破ってチュチュチュと汁を啜る。
レンゲの上でフウフウと軽く冷ましてから、口に放り込んでしばし熱さに耐える。
あふあふあふふ。

この「至福」には、皮の丈夫さと汁のたぷたぷ感が必要なのだ。
そして汁が不味いと話にならない。
この辺をクリアしてくれる一品、ありそうでなかなかないのが悲しいところ。

『九龍』は『北京飯店』よりは小ぶりなつくり。
後者がより好みだけど、十分にウマイです♪

五目焼きそば
















五目焼きそばも頼んだ。
細い麺がパリッとして、いい具合の餡が絡む。

全体に薄味で食べやすい味付けの店。
インパクトは強くないけれど、たまに寄りたくなります。
値段も手頃で好きな店なんだけど、混んでいるのを見たことないなあ・・・。

しかし、こうしてみると妙に炭水化物に偏ったオーダーだ。
反省したので帰宅してから、ミカンを二個ずつ喰ったのだった。
単なる気休めだね。でも冬はミカンがウマイ♪

ところで我がオットは放っておくと、ミカンを十個ほどもイッキ食いする癖がある。
ビタミン豊富なものだからまあいいか・・・とも思うが、オットが全身黄色い
巨大ミカンオトコ化・・・などという妄想が浮かび始めたので
最近は別室に保管して「一度に二個まで」という数指定をしてみた。

なくなったら取りに行くように、ということにしたら、別に喰っちゃイカンといってるわけでもないのにミカンが減らなくなった。

三個握って移動中に出くわして「・・・あっ!」と後退りされたこともある。
だからさあ、別に食べちゃいけないとは言っていないじゃないの・・・
と、一個は取り上げて食べちゃったりするワタシ。

なんだか苛めているような気分だけど、ミカンオトコに化けられるよりはまあいいか

・・・とかなんとかどうでもいいことを思う冬の日。

ミカンがなくなると春はすぐそこ、と思えば寒さも愛しい・・・かもしれない。


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猫はミカンが嫌いなので、冬は単に寒いだけなのよ・・・ということだ(?)



小龍包杓子、だそうです。川崎の『石庫門』で見たことがある。



上海のツボ[2008秋冬号]
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急速に発展して巨大化する街はどうも危ない・・・と思っていたら、
先に北京で火災事故。洒落たハリボテほど怖いものはないですね。

arima0831 at 09:35|PermalinkComments(6)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 小籠包 | 横浜中華街

February 08, 2009

『週刊ニュース新書』のまーごくん 〜土曜の昼時、ぶす猫に萌える〜

土曜の昼時にはテレビをつける。
12チャンネルにあわせるのだ。
ついつい「東京12チャンネル」と呼んでしまう、現「テレビ東京」。
土曜の11時半からやっている『週刊ニュース新書』が面白い。
猫がレギュラー出演しているのだ。
まーごクンという茶色のアメリカンショートヘアである。
アメショーって、高雅なグレーに黒のストライプ・・・と思い込んでいたが、
茶トラもいたんですね。
アメショーといわれなければ、単なる近所のトラくんに見える。

しかもこのまーごクンが・・・ブスだ!
笑えるほどブス可愛い顔をしている。
いわゆるお菓子のように愛らしいタレント猫じゃないので、逆に妙な安心感を
醸し出していて、彼の顔を眺めていると実にほっこりと和みます。

番組は硬派のニュース番組。
ホストの田勢康弘さんと週代わりのゲストが、穏やかな口調ながらしっかりと時事問題を解説する。

民放のニュース番組というと、見識の浅さを声のでかさとテンションの高さで補ってるようなスポーツ実況上がりの脳足りんの「無知性雑音番組」やら、口調は穏やかで聞きやすいけど毒にも薬にもならん人が時にヘタすると星野仙一氏(!)に経済問題を語らせちゃったりする「ハテナ系脱力番組」やらに、アイドル系の噛みまくりな女子アナだのジャニタレもどきだのが「ハナを添え」たり、とにかくどうでもいいような趣向が無駄に凝らされたものばっかり。
どうにかならんのかね・・・とタメイキをついているのだが、そんな中で清涼感すら覚えるナイスなニュース番組だと思う。

レギュラー出演者は田勢氏と女性アナウンサー、そしてブス猫まーごくんのみ。
まーごクンはなにをしているかというと、人間出演者が時事問題を淡々と語っている間、洒落たリビングルーム風のセット内をひたすら暢気にウロウロ。

実は田勢氏は猫好きで、本当は自分の家の猫を連れてこようとしていたのだけれど
奥さんに反対されてやむなくプロダクションからまーごを連れてきたとやら。
さすがは12チャンネルらしいユルい事情だな。
どうでもいいジャニタレもどきに何か無理矢理しゃべらせるくらいなら猫でも放しとけ・・・なんていう、イジワルな制作意図はないようです。

のんびりした猫らしくて、政治情勢風雲急を告げようが、日本経済の将来が深刻化しようが、オバマ大統領のアメリカの行方が熱く語られていようが、何も語らずに(語ったら怖いな)マイペースで毛づくろいなんかしている。
ついついまーごクンばっかり目が追っているうちに、肝心のニュースを聞きそこねたりするのが困るんだけど。

まーご
まーご、こんな顔です。
猫好きは土曜11時半
テレビ東京を見て萌えてください。
BSジャパンや地方系列局でもやってます。

『週刊ニュース新書』

田勢康弘さんの語り口がまた、穏やかで嫌味がないのに切り口は確か。
見識豊かな方なのね、と思いながら、ぼけらっと猫を眺める土曜の昼下がり。

萌えつつ和みます。


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まーごの動画をハナちゃんに見せたら興奮していた。タイプだったのか?





ジャーナリストの冒険 (新潮OH!文庫)
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田勢さんの著作。

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February 06, 2009

中華街『北京飯店』で北京ダックなど 〜そして小龍包ラヴ♪〜

水餃子フェチと言われつつ、小龍包ラヴなワタシでもある。
独立したカテゴリーまで作ってあった。
このブログを作ったときに、深い考え無しに作ったカテゴリーなので
ワタシも忘れてることが多いが。

小龍包、以前そうしょっちゅうあちこちで見かけるものではなかったが、
最近は増えたなあと思う。
しかし、まず滅多と真実ウマイやつにお目にかかることはない。
出現頻度が増えた分、がっくりくる回数が増えた。

そんな中、行けば絶対にうまい小龍包の店といえば『北京飯店』だ。
以前は1500円の8個入りしか出ていなかったが、しばらく前に「ハーフ」という
お得なポーションもできた。

小龍包をあちこちで食べてみて思うに、これって意外に同じ店であっても
出来不出来に差が出るものらしい。
包子自体が同じ出来でも、蒸し加減や出すタイミングなどで変わる。
同じ店でもアタリの日とイマイチの日がある。
でもここの小龍包だけは、ごくたまに破けたのが出ることはあるものの
ほぼ安定していると思う。

そんなある日、珍しく「中華街で普通の中華」というリクエストが来た。
大分で先日結婚式を挙げた姪が、新婚旅行の帰りに横浜に寄るという。

お祝いがてらか・・・と、東門脇の北京飯店に向かう。
普通の料理も食べてみたかったが、お祝いとなれば北京ダックくらい気張れそうだ。
ふっふふふ♪

既にもう、誰を何のために祝うかという目的がどこかに霞み、オノレの食欲のみが
先に先にひた走る。
いつものことだけれどね。

ちなみにこの店、場所が何しろわかりやすいんで、不案内な人とでも
気楽に現地待ち合わせが出来る。
東門の真横なので、日本語に不自由なければ誰でも辿り着ける。
中華街で一番場所のわかりやすい店、かもしれない。

前菜盛り合わせ春巻








左は前菜盛り合わせ。
湯葉巻き、くらげ、茄子の冷菜。
なかなか手間のかかった上品な味わいだ。
特にうっすら甘い汁が滲みこんだナスが旨かった。
ビールが進む。

春巻は外パリ中しっとり。
上々の出来だ。

ここ、確かに料理はウマイのだな。

北京飯店 小龍包何故か写真を撮り忘れたので
写真は古いのだがいつもと変わらぬ
汁気たっぷりたぷたぷ小龍包。
上端をそっと箸でつまみ
ふるふるする包子を持ち上げて
レンゲで汁を落とさぬよう構えつつ
下のほうをちょびっと齧り
溢れ出る汁をチュチュとすする。

ここの汁は薄味だが実にウマイ。
猫舌なので、汁をちょっと啜ってからレンゲに乗せて一休みし、フウフウ冷まして
おもむろにエイっと口に放り込むのである。

ああ、至福♪

姪が「おいしー♪」と喜びの声を上げている。
ほっほほほ、そうでしょうそうでしょう♪

北京ダック
















そして北京ダック。

見たところ、四枚の茶色い紙が皿に盛られて出てきた感じ(量はハーフ)。
はっきり行ってショボイのだ。
まあ、4000円かそこらで銀のワゴンを期待するのが間違ってるんだろうがな。

店のオバサマがやってきて、手際よく皮で包んでくれたのに齧り付く。
噛むと甘味のある香ばしい脂が口中に広がった。
おお、コレハウマイではないか・・・!と口元を緩ませていると、一瞬遅れて姪が

「これっ!すんごいおいしいーーー!!」と叫ぶ。

よかったよかった。
人生初北京ダックにしちゃあ見た目がショボイから、そこんとこでガッカリされると
連れて行ったワタシも悲しい。
素直にウマイと思ってもらえれば、それが何よりなのである。
実際、世間によくある見掛け倒しの「なんちゃってダック」に比べれば、
こちらは正しい北京ダックの味がする。

豚肉甘味噌炒めスープ







エビチリ五目焼きそば








豚肉炒め、スープ、エビチリに焼きそばと、実にオーソドックスなライン。

本来「エビチリ」という料理だけはどうにもうまいと思えなかったワタシだが
ここの場合はソースの味が実に良いし、大きな海老も食感ぷりぷり。
素直にうまかったです。

この日のメニューは以下の通り。
無難にコースを取ったのだ。
これに北京ダックと焼きそばをつけたら、激しい爆量となった。
そうそう、小龍包ハーフも追加しました。ハッキリと喰いすぎ。

「人気の特選点心コース(3150円)」
 ・本日の前菜三種盛り
 ・エビ蒸しぎょうざ
 ・ショウロンタンポウ
 ・春巻
 ・エビのチリソース
 ・豚肉の甘味噌炒め
 ・花巻(蒸しパン)
 ・イカのすり身の澄ましスープ
 ・杏仁豆腐

この店は一品の単価が高いので、コースが意外にお値打ちだ。

ちなみにこの杏仁豆腐だけはダメダメだった。
何故こういうところの杏仁豆腐ってダメなのかねえ。
安直なフルーツポンチの一種と、日本伝来の段階で大きく「誤訳」されているのか?

悟空茶荘『悟空茶荘』でお茶がてらリベンジを図る。
ここの杏仁豆腐はちょっとハイカラだが
口当たり滑らかで香りよくとてもステキ。
この時期痛みきっていた喉を
気持ちよくひんやりと滑り落ちて
胃もさっぱりする。
本当に肺や腸を潤す薬効があるそうで
喉や胃が心地よく感じるのは
あながち気のせいでもないらしい。

姪夫婦はそのまま大分に戻るということなので、『紅棉』の蛋達(タンター)を
6個買ってお土産に押し付けた。
たまたま焼きあがったばかりのタイミングにぶつかったのだ。

美味しく食べてくれたかなあ?


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やっぱりここの小龍包が一番好きだ。ウマイです!




北京ダックって、やはりこんな姿をイメージしてしまいますがね・・・。


やつがれとチビ―絵本漫画
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「くるねこ」にずっぽり嵌ってしまった。こちらはちょっと切ない話。泣けます。

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