August 2009

August 16, 2009

ギリシャ料理『スパルタ』@蓬莱町で夏気分のランチ

住所をみると「中区蓬莱町」となっている。
関内駅を出て、スタジアムから線路を挟んで反対側あたり。
地元民的には「吉田中の裏」とでも言うのか?

このエリアがいつもながらとても不思議だ。
「関内」と呼ぶにはどうも位置が違うし、じゃあ「伊勢佐木町」かというと
これも大きな道をひとつ隔てて空気感もまるで違う。
中学の裏だからだろう、猥雑さはなく、まあわりと整然とした印象なのだが
無理やりに結界を作って掃除をした結果ナニも残っておらんような茫漠とした
言ってみりゃあ寂れ感漂う一帯。

しかし案外と手頃で入りやすい飲食店が色々あるのに遅まきながら気付いて、
最近はたまに界隈をぶらっと歩いてみることがある。

風紀は悪くはないが賑わいもない。
関内駅至近のロケーションなのに、何故こう漠然とした雰囲気なんだろう・・・?
などとぼやぼや考えているうちに店の前に。

スパルタ 店スパルタ ランチメニュー

ギリシャ料理『スパルタ』は開業から50年にもなる古い店。
二年以上前に一度だけ行ったけれど、ワタシにとってギリシャ料理自体が
そうしょっちゅう食指が動くようなモノではないものだから、それっきりに
なっていた。

しかしこうも暑い日が続くと、あの青い空と青い海を思い出すだけで、
なんとなく気分だけでも暑気払いになるような気がしてきたのだ。

ほんまサンのところで以前に紹介が出ていたので、一度行ってみようと思って
いたのだけれど、ここのランチは終了が早いらしくてランチが遅くなりがちな
ワタシのだらけた生活スタイルだと、店の前を通る頃にはランチ営業の跡形も
ない状態のことが多い。

しかし、この日は珍しく早いランチ(世間的には当たり前に正午過ぎあたり)に
出られるタイミングだった。
背中を炎熱で焼き焦がされ、不謹慎にも「ノーモアヒロシマ!」と呟く。
あぢぢぢぢ。

メニューが以外にバリエーション豊富で、しかもギリシャのローカル食が色々
それも安価に出てくる。
なかなか手間暇かかってるなあ・・・としばし悩む。

スパルタ サラダとスープ

スープはトマトのスープ。
柔らかな味で出汁がしっかり効いたものでウマイ♪
サラダも小ポーションながら、ルコラにキュウリにレタスにパプリカ・・・と
野菜色々。これに白いチーズのかけらでも放り込んだら典型的なギリシャの
サラダだ。

この際現地風に、どばどばオリーブオイルなんかかけてみたい気もしたが、
なんとなく言い出しそびれてしまった。
次回行ったら頼んでみようと思う。
何しろギリシャ人は、ボウル一杯のサラダを食べるのに、そのボウル半分を
オリーブオイルでちゃぷちゃぷのたぷたぷにする、国民総オリーブ油びたしな
人たちなんである。

スパルタ パン

湯気の立つバケットが気前のいい量で出てきた。
嬉しいことにタラモサラダ付きで、思わず顔がほころんでしまう。
このタラモがまた、マッシュポテトと混ぜてあってなかなかいい味わいだ。

スパルタ パスティーチョ

メインは悩んだ末にパスティーチョ。
ギリシャ風マカロニグラタン、とても言おうか?
挽肉とホワイトソースとマカロニの重ね焼きで、ギリシャではストリートでも
家庭でも実に当たり前な食べ物だ。
特に凝った料理でもないし、微妙な味わいや感動があるものでもないのだが、
とりあえず昔ギリシャでよく食べたものと同じ味なのだった。

付け合わせも一つ一つ丁寧な味付け。
ギリシャのレストランではこういう丁寧さはないので、むしろこっちの方が
ウマイかも。料理としては。

ここのお店のマダムがまた、いろいろな意味で「ギリシャの食堂のオバサン」で
イマイチとっつきはよくないものの、これまた現地を思うよすがとなる。
ただ、荒っぽい接客にいちいちカチンと来る人はこの辺一応念頭に置いとくと
よろしいかもしれない。

シェフは日本人だけれど、ランチでも手抜きせずに「ギリシャらしい空気感」を
しっかり出していて、これはとても立派だと思う。
全て千円以下の価格設定も実に良心的。
質量ともに満足の行く食事になった。

なにより、脳裏に思い浮かぶ青い空と青い海は、なによりの暑気払いだった。
食べてるものは炭水化物と脂質が多目ではありますがね・・・。

また行こう、というか、何度か通って一通りメニューを制覇しようか、という
遠大な計画が浮かぶ今日この頃なのよ。

尚、一時までに誰も入らないとさっさと店を閉めちゃうこともあるそうで
ランチの終了時間は早め。
一時半くらいにはあっさり閉店で、遅いランチ向けではないから御注意を。


スパルタ ( 伊勢佐木長者町 / ギリシャ料理 )
★★★★4.0
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このところ蒸され地獄でぐにゃぐにゃ気味だったが、昨日から湿気が落ちて
一気に爽やかな夏となった。
空の青さにこころなしかうっすら秋めいた色が感じられる。
ほっとするやらちょっと寂しいやら。



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結局ナンダカンダと更新しているのだ。でもそろそろヤヴァイかも・・・うにゃ。




不思議な香りが夏向けなギリシャの国民酒「ウーゾ」。
水を入れると白濁します。



ギリシャ裏町散歩ギリシャ裏町散歩
著者:稲尾 節
販売元:現代企画室
発売日:2005-11
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arima0831 at 18:40|PermalinkComments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 13, 2009

伊勢佐木町『まったり屋』で「神社だ僧だ」 

なんせエアコンが苦手だ。
「あの風」が首回りに吹くと、肩がシクシク痛みだす。
これだけ世間中でエコエコいいながら、相変わらず冷蔵庫並みの温度設定を
怠らない場所が多いのは不思議だぞ。

だから「お茶して寛ごう」と思えば、最近はこの店に足が向く。

まったり屋メッセージ「インターネットやマスコミに
いろいろ取り上げられながらも
相変わらず潰れそうな店」とかいう
暗いはずのメッセージが
そこはかとなく軽い笑いと涼しさを醸しだす。
確かにこれだけあちこちで話題になっていて
それでもこれだけ人の来ない店っつーのも
ある意味独特といえるかも知れん。

しかも下の看板には、この暑いのに御丁寧に「エアコン無し」と記してある。
エコな主義主張じゃなくって、エアコンつける予算が組めないかららしい。
営業姿勢には一抹の涼風を感じる。

「だからかき氷が美味しい」というPRも、自虐ギャグじゃなくって
真面目なオススメ。

まったり屋 ミニ扇風機座るとまずこの
ミニ扇風機を勧めてくれる。
若干もあんとした空気に軽く怯むが
座っていると案外風が通る。
この扇風機のやわやわした風が
程よく湿気を飛ばしてくれるので
ワタシには快適な環境となる。

この夏一番のオススメ『秘境添乗員』(書店にて絶賛発売中)だって装備済み。
ワタシが装備しました。
ちなみに『KIKUYA』にもある。
皆さん読んでみてね。


まったり屋 避暑グッズ

避暑グッズ追加。
エアコンでキリキリ冷えた環境の場合、ワタシは酒以外の冷たい飲み物を
ほとんど飲まないのだが(ビールなどはたくさん飲む。酒はいいんです)、
こういう場所だと冷たいソーダもいいぞ。
生姜入りなるものを頼んでみる。

まったり屋メニュー

メニュー表記はこのようになっております。
最近ひょんな事情で日本史と格闘中につき、この「神社だ僧だ」は不思議な
感慨を呼ぶネーミングだ。
これを飲みながら、冗談抜きで「神社だ僧だ」のお勉強をしていたりする。
昔から寺社仏閣に無関心だったツケで、日本史がさっぱり頭に入らず(泣)

ストローの先はスプーン状になっていて、底に溜まった生姜のシロップ漬けを
すくって食べられる。

デフォだと結構甘めだが、ワタシはお願いしてソーダ多目で。
さらに途中でソーダ注ぎ足しもしてくれます。
いいのかこれが一杯500円で?

確かにこれを氷にかけたら美味しそうだけれど、かき氷がどうも苦手だから
誰か行って食べてみてください。
ここで食べるかき氷はきっと美味しいはずだよ。

ジンジャーさんに教えてあげねば・・・と思っていたら、既にお試し済みでした。
さすがは生姜の神。


ところで自宅のエアコンはほぼ除湿のみが稼動中。
それでほぼ過ごせてしまうのだが、台風の頃あんまり暑くて冷房にしたら
いつの間にか壊れていた模様。
部屋が余計に暑くなったので、さらに冷房嫌いが募るのである。
冷房が駄目になったのは、単に機械が古くて手入れが悪いからですがね。

それにしても、去年はうるさいほど叫ばれていた「地球温暖化」なる言葉を
今年はとんと耳にしない。
暑くなったらなったで、地震や台風の話題で吹き飛ばされてしまった感あり。

こっちは確かに深刻な「エネルギー危機」もついでにセットで忘れちゃうって
何故かなあ、とちょびっと不思議。

エアコン嫌いのワタシとしちゃあ、行政指導で「公共交通機関やタクシーは
28度設定」を励行してもらえないもんかしらん、と願ってみたりする。



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休むと言ったわりには早い更新。単なる現状逃避だったり・・・?




コイツをキッチンと風呂場前に配備するのだ!と天啓のように思いついたが
まだ実行に至らず。夏が終わる前に是非買おう。


秘境添乗員
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絶賛発売中!一家に一冊!!

arima0831 at 13:00|PermalinkComments(6)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote カフェ、ケーキなど | 日ノ出町・伊勢佐木町

August 09, 2009

六本木『炭火焼肉An』でオシャレ焼肉大会 〜東京焼肉遠征!〜

最近ばたばた気味で、しかも遅ればせながらの湿気バテ気味でもある。
このところ漢方だ鍼だ灸だと健康ヲタ状態で過ごしている効用が上がったか
今年は例年になく快調に過ごしてはいるのだが、さすがにこの暑さだと
ちょびっとヘタる。

だがヘタってもおられんので、ちょいと体力を付けるべえ・・・と焼肉に出撃。
連れは毎度おなじみ肉食獣仲間のアパ経女史だ。

行く先は六本木。
しかも「堺正章プロデュース」とやらの、たいそうオシャレな店らしい。
「焼肉ホルモンは煙も御馳走である」が信条(つまり貧乏性)のワタシなので
なにを思ってよりによって六本木のオシャレ系焼肉などを目指すのか・・・と
不審に思われる向きもあろうが、なんのこたあない。
実は「行ってきてくれ」という依頼があったのだ。
しかも行った結果ダメな店でも、それはその旨をハッキリ公表してイイヨ、と
おっしゃる。

たまたま六本木方面に所用もあったし、アパ経女史も「行くイク♪」と
大変乗り気。
ほんじゃま、とあっさり話を決めて、足取り軽く夕闇迫る六本木へ向かった。
外の熱気も焼肉モードへの前奏に思えるぞ、うっほっほ。

ハッピーアワーで7時半(だと思った)まではビールなど半額。
つまり生300円なので、ゴボゴボと矢継ぎ早にビールを流し込む。

入口に立派なレセプションまで構える店は二階建てで、結構な大規模店舗だ。
一階は天井高く、テーブル間はゆったり。
二人でゆったり焼肉デート、なんていうシーンに良さそうな雰囲気。
ワタシとアパ経の二人連れだって、こういう店の窓際に座っていれば
高給取りのキャリアウーマンにエエとこのマダーム二人連れに見える・・・可能性無きにしも非ずだろう暗いしさ。

しずしずと「お洋服の匂いよけ」になる大きな布を差し出され、エプロンを
渡され、荷物のカバーも差し出されるが「全身帰ったらザップり洗うんで」と
あっさり布の山をシートの脇に築いてしまう辺りでお里が知れるがね。
まあ、多少はいい服着てても大丈夫な焼き肉店、ということだ。
よろしいんじゃないでしょうか。


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ビールのお伴にまずはナムル盛り合わせとキムチ。
盛りは上品だが味も分からんほどの「ちょん盛り」でもない。
美味しくいただけて「もうちょびっとあればいいけどなければいいや」な量。
ナムルはモヤシ、アスパラ胡麻風味、ニンジン、スナップえんどうに
ホウレンソウ胡麻味噌かけの5種。美味しい。ビールにあいます。
浅漬けのキムチもさっぱりウマイ。

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モツ刺しがいろいろメニューに載っているので盛りあわせを。
同時にお通しのはずだったと思われる水キムチがデミカップで登場。
たまにこういう出し忘れはあるようす。
スタッフの数が客席数の割りには抑え気味なのだ。
空いているときは笑って流せる範疇だが、混んだらどうだろね、という感じは
しなくもない。

しかしこのひんやり冷たい水キムチは、暑い季節には実にウマイ。
食欲増進作用があるんだそうだ。
発酵系の軽い酸味がいかにも胃腸に良さそうだ。

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各部位のアップ。
センマイとハラミ。

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和牛とハツ。

どの部位も鮮度よくて旨味もある。
焼肉屋でこのくらいのモツ刺し肉刺しが出てくればまあ文句ない。
いつも行くところだとこの倍量くらいのモツ刺しをがっつきまくるのだが、
まあこのくらいの量でも案外満足感はあるな。


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そろそろ「焼き」に行くので、焼きダレ三種。
レモン塩、胡麻油塩、そしてタレ。

煮込みももらった。
洋風なデミグラスソース味の煮込み。
モツ煮込みシチュー、だな。
まあこれはこれで悪くない。

An0908

モツ三種盛り。
ガツ、ミノ、テッチャンだったかな?
さっぱりと上品な味だ。
脂の旨味もあるし、食感も上々。


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次に赤身肉6種盛り。
手前の皿は塩味、奥がタレ味。
赤身の強い肉から、順に「そうかそうか」と食べ進む。
沖縄のもとぶ牛だそうだ。

An0908 017炭火でじゅわじゅわ焼けば
なんだってどっちみち楽しい。
実際ウマイ。
肉質を鋭く分析できるほどの
「肉喰い」でないのが惜しまれるが、
赤身は赤身なりの旨味、
脂の乗った部位はそれなりの旨味があって
全体に良質な印象。

一見「少ないなあ」と思えるものの、アレを一切れコレを一切れ・・・と
食べているうちに結構おなかも膨れてくる。


An0908 016マッコリもゴボゴボと飲んだら
もうゴキゲンなのだった。
この『虎』という国産マッコリ
あんまり見かけない種類だが
最近は多少出回っているのだろうか?
甘味が薄くて発泡感が強めで大変旨い。
コレが肉やモツにあうのだよ♪


An通常焼肉に出掛けたら
もう「〆のご飯もの」などという
余裕はないのだが
今日くらいの量だとハーフでいける。

ユッケジャン。
マイルドな味だがベースのスープは
しっかり旨味が出ていい感じだ。
写真が揺らいでいるのは満腹感と湯気のなせる技で・・・。

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そしてこの「コムタン」は実にウマかった!
上品で臭みはないが濃厚なコクがあるスープが胃の腑に滲みる。
これだけランチで食べに来てもいいくらいだ。
スープフェチのアパ経女史、ご満悦である。
よかったヨカッタ。

「六本木のコギレイな焼肉屋」という異世界(?)だったけど、価格的には
結構飲んだ割りにはまあまあリーズナブルな範囲内だった。
いわゆる普通の焼肉屋でもっと内容が安手でも、高いところだとこのくらいの
値段になることはあるから、むしろ安目の良心的な価格設定と言えるかも
知れない。

盛りは確かに少なめだから、ドカドカ山ほど肉を食べたい気分&体調の時には
そういう店に行ったほうが良さそうではある。
でも味や内容が貧弱にならない程度の「少なめ」なので、これはアリだ。
なんせしみったれなんで、いわゆる「見てくれ重視の極小盛」にはつい厳しくなっちゃうワタシだが、前菜のナムルなんかにしても肉類にしても、
このくらいの量が出てくれば不満はない。

接客については、注文したものの出し遅れやらが多少あったのではあるが
若いスタッフが丁寧に対応してくれるので不快感はない。

全体に肉もモツも悪くないから、接待会食などのソコソコ落ち着いた環境が
必要なシチュエーションならば使い勝手が良さそうだ。

よろしいんじゃないでしょうか。
現状このまま維持できれば、の話だが。
量も値段も、これを超えたらちょっとなあ・・・になる、ぎりぎりの線を
うまいこと見極めた感じがする設定。
この見極めがダメだと一気に不快指数が上がってしまう。
みなとみらいあたりに多いダメ店は、この辺の見切りがプロじゃないんだね、
と改めて思ったりする。

調べてみたら、ランチは千円程度でなかなか良さそうだった。
今度ランチで寄ってみよう♪





ところで、以後八月一杯はちょっと諸事情でばたばたするので、いつも以上に
記事の更新が休みがちになるかと思われます。
今に始まったことじゃないだろ、と言われちゃうとその通りなんだけど、
別に病気でもブログ中止でもなくて、まあちょいと夏休みみたいなもんなので
「あ、そう」くらいに思ってくださいまし。




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来月の今頃は秋だと思えば、気分だけは少しは涼しい・・・ハズなんだけどな。




二東マッコリ、売ってます。昔は箱買いしてた。



焼肉のことばかり考えてる人が考えてること (扶桑社文庫)焼肉のことばかり考えてる人が考えてること (扶桑社文庫)
著者:松岡 大悟
販売元:扶桑社
発売日:2007-03
おすすめ度:4.5
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心理状態の話よりは焼き方指南書だけど、焼肉のことばっかり考えてる人が
書いた本なのは間違いないです。

arima0831 at 17:08|PermalinkComments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote モツ系 | 青山・広尾・六本木