March 2011

March 07, 2011

黒豆讃歌(?) 〜都橋商店街『豆や』はイイよ♪〜

去年の秋くらいから、せっせと黒豆を食べている。

例年夏バテはもれなく襲ってくるんだけど、昨年は特にとりわけヘビーでしつこかった。
降りかかる愁訴を、掛かり付けの漢方医に訴えると「腎虚だね」との由。

それが何だかはイマイチ説明しがたいのだが、要するに老化の一種らしい。
胃腸はヘタリ気味で不安定、肌は妙に乾燥する、アトピーは再発、ことに頭皮のパサり方が尋常でない。
元々アトピーの気はあったので、自分の肌は乾燥しがちだと思っていたが、あんなものは乾燥肌でもなんでもなかったことが、こんな年になって初めてわかった。
目の周りなんかがピキッと不快な感じで突っ張るんですね。
なるほど「お肌の潤い」って大事なもんだ、と痛感する。

そして、じわじわと白髪も増えてきた感じがする。
今までは「探せばある」感じだったのが、どうもチラホラと目立つところに出始めたのだ。
まあ、人間年をとれば老化が進むのは当たり前のことなので、そこに抗ってジタバタするのもみっともない話だと思うのだが、しかしまあ、やはり目の前にキッチリと老化の証拠が突き付けられると、ヤレヤレ感はどうしても湧き起こるよな。

そんなこんなでなんだか萎えた気分でいたある日、なんとなく「腎虚」をググってみたら「黒豆が良い」と出ていた。

何しろ萎えてたもんだから、その時は「ふうん」と気だるく鼻を鳴らして終わったのだが、別のある日、食糧庫の地層調査、もとい片付けをしていたら、賞味期限が一年前に切れた黒豆が一山出現。
おそらく何年か前の正月用だったと思われる。

をを!と思った。
これは「片付けを中止して豆でも煮なさい」という、天の意思ではあるまいか。
賞味期限?
乾物なんだから大丈夫ダイジョーブ!

単に片付けに飽きていただけだろう、と言われたら、えへへと笑って誤魔化すしかないのだが、とにかく黒豆を煮てみたのである。

黒豆を煮る。
なんと家庭的な響きであろう。
ワタシだって、実はやるべきことはしっかりやっている、賢い奥さん・・・

・・・な、はずはなく、なんと乱暴なことに、その時は味を付けずにそのまま30分、圧力鍋でがっと煮たのだった。

味(特に甘味)をきちんと付けようと思うから、やけに手間暇が掛かるのだ、という屁理屈による。
それでも意外に喰えた。
元の豆が良かったこともあると思うし、ワタシの味覚が雑なのも幸いしたのだろう。

そもそも豆を喰うに至る諸々の手間暇って、あまりに誇張され過ぎているような気がする。
特に黒豆ときたら「錆びた釘を入れろ」だの(!)、一回煮てから砂糖水(甘いものが特に好きでないワタシには、ホラーなくらい大量の砂糖で作ったもの)にしっかりと漬けて、それから一日かけてどうのこうの・・・とか。

「やってらんねーよっ!」と、市販品に走るのが、はっきり言って人情というものだ。
そうじゃありませんか?

言い訳がましく言い添えておくと、ワタシは御節の黒豆だけは、以前から一応毎年煮ていた。
我が亡き母親が、黒豆好きだったのだ。
その母が「錆びた釘を入れろって言うのよね。確かに黒くキレイにはなるんだけど、別に食べられればいいじゃない」などと、横で作業を眺めている幼いワタシに語りながら、既成の手順を軽々と無視しているのを、間近で見ていたっけ。
それでも市販品とは比較にならないくらい美味しいものだったのは、よく覚えている。

そんなわけで、我が母を偲ぶよすがとして、何はなくても御節の黒豆は煮ているのだが、アレは毎日喰うにはあまりに甘すぎるので、正月限定だ。

ワタシは実は、本来甘いものが特に好きではない。
一時好きになりかけたこともあったが、ちょっと多めに食べるとなんだか体調が狂う。
妙な疲労感がくる、とでも言おうか。
家族親族に糖尿病患者が山ほどいるので、中年初老期を迎えた今になって、体に本能的にアラートが入っているのかもしれない。

ともあれ、そんなこんなで思いつきで雑に煮上げた黒豆は、なんだか体のどこかにぴたっとはまったような、不思議な美味しさだった。
なんかもう、喰わずにいられない感じ。
特に煮汁など、単なる飲み物として非常に美味しい。

毎日朝晩、小鉢一杯くらいは食べていたと思う。
そしてオットが気付いて、オレもオレもと朝晩茶碗一杯食べるようになった。

最初の雑な黒豆は、二日ほどであっさり消えたので、取り急ぎ近所のスーパーにあった黒豆を補充したが、こういう勢いで喰っていると、200gくらい買ってきても焼け石に水なのだ。しかも高い。どこで見ても高すぎる。
中華街で500g千円の「国産丹波」なるものを見つけて、一気に買占めを掛けたりしていたが、その後は入荷する様子もない。

秋〜初冬は大豆の端境期だったのだそうだ。
11月末くらいになって、ようやく新豆が出回る。
都内某所の豆屋さんで、そう説明されて漸く品薄なのには納得がいった。

ああそうだ。
亡き母が言っていた「美味しい煮豆の黄金則」も、一つ思いだしたぞ。

曰く

「①豆は豆屋で買いなさい。②できればそこで高い方の豆を買いなさい」

それじゃあ近所でどこか・・・と、ある時期横浜界隈を探し回っていたのだが、意外とそういう店が見つからない。
ないなあ、ないよねえ・・・と彷徨を繰り返していた時、吉田町の手前辺りの電信柱に『豆や』という広告表示発見。
都橋商店街だ?

え???
そんな店ないよ。
何度この道を通っても、そんなもの見たことない!
断言でき・・・いや・・・

6ef9758f.jpg

念のため、昼間行ってみた。

豆や

ちゃんと店はあった。
ぐちゃぐちゃと飲み屋が山ほどある建物の、一階にある時計屋さんの向かい側。
店があるのは、上の写真の方向(この先に都橋がある)に向かって左側である。

この店でよくよく聞いたら、営業時間は9時から5時まで。
土日祝日は休業、という、この一帯には珍しい時間帯でやっているのだそうだ。
この店舗はオマケみたいなもので、本来は豆の卸売り問屋が本業、とのこと。

こういう店に気がつけるような、ちゃんとした生活を送ろうぜ!
まあ、普通昼間に通る必要のない場所なのかも知れないけれどさ。

で、さすがは卸問屋さんだけあって、黒豆の小売価格は百グラム百円くらい。
これならば、朝晩量を気にせずせっせと食べても、そう懐も痛まない。

ちなみに最近は、半日くらい水に漬けた黒豆を、追い水しながら数分煮立てて灰汁を取り、ほんのちょっと甘味をつけて、塩を2摘みほど投入。そして20分ほど圧力鍋にかける・・・という手順が定着してきた。
煮汁が美味しいので、ワタシは汁ダクで煮る派♪

煮たものと別に、最近は知人に教えてもらった「黒豆ご飯」も美味しくいただいている。
2〜3分炒った黒豆半カップを米3カップに入れて、1〜2時間水を吸わせてから炊飯器で炊くだけ。
ひじきとか雑穀を足してもウマイ。

そんなこんなで毎日飽きもせず黒豆を喰う習慣が根付いて数カ月。
ある日ふと気付くと、肌のぴりぴりしたツッパリ感が消えていた。
そういえば・・・と鏡を覗くと、アラ不思議。
あからさまに増殖していた白髪が、どう考えても減っていて、以前の「探せばあることはある」レベルに戻っていたのである。

ついでに、尾篭な話で恐縮だが、夏から秋ぐらいには下ったり詰まったりを繰り返して、なんだか不安定だった胃腸の状態も安定していた。
基本的に豆はお通じによいものなのは知っているけれど、黒豆に限っていえば、食べた後に不思議と胃が温まる感覚。
他の豆も試してみたが、やはり黒豆が一番しっくり来る。
気分的なものかもしれないんだけれど、どうもあの黒い色素にナニカシラあるような気がするな。

もちろん効果に繋がったのは、その他諸々の生活状況や気候条件なんかが重なった結果に違いない。
だから黒豆単品だけの話ではないとは思う。

でも、最近やってみて非常に良かった!という実感は確実にあるので、ちょいと皆様にオススメまで。

黒豆の煮方や料理法については、まだ色々研究の余地がありそうなので、何かご存知の方は是非教えてくださいまし。



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March 06, 2011

伊勢佐木町『じゃのめや』の牛鍋弁当の至福 〜週末昼下がりの喜びはここに♪〜 

ある週末の昼下がり、珍しく伊勢佐木モールあたりを一人ぶらぶらしていた。
ウィークデーならよく徘徊しているエリアだが、週末に限ると意外に縁がない。

そもそもワタシの生活は不規則で、世間並みの「ランチタイム」が厳しい。
昼は二時まで!とキッパリ言われると、よほど気合を入れて出かけないと、営業時間に間に合わないのだよ。

でもとにかく、このタイミングでこの辺りで食事をする状態になった。
それも週末やっている店・・・と考えて、おおそういえば『じゃのめや』があったじゃん♪とひとたび思いつくと、足取りに勢いがつく。

ちょうど空腹でもある。
甘く煮付けた牛肉の味を思い浮かべたら、もう辛抱タマラン感じ。
この類のスキヤキ系、普段から特に好んでしょっちゅう食べるものではないんだけど、たまに無性に食べたくなる。

焦り気味に前のめりになって、午後二時前に慌てて駆け込んだのだが、実は午後は通し営業なのだそうだ。

じゃのめや

この「牛鍋弁当」は、午後4時まで出ているそうな。
見た通り、味噌汁、漬物、生卵がセットでついてくる。
シンプルな内容ではある。


じゃのめや

黒胡麻を振ったご飯を従えた牛鍋。
意外にしっかり量のある、甘辛く煮た牛肉は、しっとり柔らか。
甘さは強めだが、全然嫌味がない。
上質な脂の甘味が、本当の甘味と口の中で絡まりあう至福よ♪

甘辛いタレと牛肉の脂とコクを、しっかり含んだ豆腐、葱、白滝もいい。
アクセントの青菜がもうちょっとあれば・・・とは思うが。
でも、これは軽い午後の贅沢としては、何よりのもの♪

肉の端っこを噛んで甘味を味わったり、玉子に付けて齧ったり、それをご飯に乗っけてみたり・・・。
これだけでなかなか楽しく遊べてしまう。
弁当というネーミングだし、見た感じはシンプルなんだけれど、御飯もおかずもボリュームは意外にしっかりある。

諸事情でビールを付けられなかったのが残念至極。


じゃのめや メニュー

メニューをみると、ちょっとしたお出かけ御会食が主体だ。
でも、家族の会食らしいグループの反対側には、常連らしい初老の男性が一人でふらっと入ってきて、一人ビールに牛鍋をつつく姿なんかもある。
もちろん定食や牛丼だけ、という客も結構いる。

店の反対側にあるお座敷は高級だそうだが、モール側から入るテーブル席は意外に庶民的な雰囲気。
まったりとした、実に休みの日の午後らしい空気に心和む。

なんでランチは週末だけなのか、不思議に思って聞いてみたら、要するに昼間店を開けるのは週末だけだから、ということなのだった。
普段は夜だけの営業だそうだ。

正直言ってワタシにとってスキヤキの類は、大枚払ってお座敷に畏まってまで食べたいと思うものでは決してないのだが、こんな感じの手軽な内容ならば、是非また立ち寄りたいもの。

こちらに毎週アップデートされているらしい情報をみる限り、二時までのランチ定食だと、二月中は「小口ステーキ」「牛カツ」「生姜焼き」となかなかステキな品揃えもあったのだが、何故か先月末以来「牛丼」と「牛鍋弁当」のみらしい。
再開予定、ないのか知らん?

弁当と牛丼だけでも十分ステキではあるが、この定食あたりを機会があったらガッチリ攻めてみたいもんです♪

じゃのめや ( 黄金町 / すき焼き )
★★★★★5.0
powered by livedoor グルメ


牛鍋しゃぶしゃぶ じゃのめや すき焼き / 阪東橋駅黄金町駅伊勢佐木長者町駅

昼総合点★★★★ 4.0



追伸:
ところで関係ないけど、このエジプトのCMが面白いぞ〜!





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ぐふぐふ。


パンダの飼い方パンダの飼い方
著者:白輪 剛史
PHP研究所(2010-02-27)
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で、ついこんな本を買ってしまった・・・。


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arima0831 at 23:30|PermalinkComments(7)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 日ノ出町・伊勢佐木町 | 和食

March 03, 2011

祝!お誕生日♪ ♪ 〜五周年御礼〜

ずるずるとゴブサタ続くこの一カ月余。
寒さに震えつつも、諸事に春の兆しを感じる今日この頃であります。
最近妙に忙しいのです。

でも、お誕生日だったんで、ちょいとご報告まで。

拙ブログは、去る2月25日に5周年を迎えておりました。
男子であれば七五三だから、本来もっと祝ってしかるべきだったのです。
そのことはわかっていて、メデタイと思いつつも、ブログ更新に辿り着けず。
やれやれ。

でも個人的に、よくまあ何とか続いたもんだよね♪と嬉しく思っているので、御礼とともに皆様にご報告申し上げます。

最近は更新すらいい加減な拙ブログではありますが、絶えず覗きに寄って下さる皆さまの存在が、どれほどワタシを支えてくれているかわかりません。

ありがとうございます。
この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。

思えば、病気の老猫を抱えて右往左往していた一昨年その前
そしてその猫に死なれてなんだか呆然と過ごしていた昨年

二月末から三月始めは、この数年そんな状況でした。
今後もいつどうなるかはわからないのですが、とりあえず目下のところ、にわかに物事が動き出した感はあります。
とりあえず、今のところは。


そしてもう一つ♪

ハナ


ウチのハナは昨日、18歳になりました。
健康診断結果もまずまず良好。

ハナ

だから鼻の穴を広げていいってことでもないぞ、コラ。
今日はお誕生日祝いに、久しぶりに『ショー・ラパン』の鈴木シェフ直伝の茹でチキンを作りました。
ガッツ喰いでした。
ああそうかいそうかい。
ウチの日頃のメシは、そんなに不味いかい。

ワタシとオットは、ハナの喰い残しを喜んで夕食に。
猫用なのでチキンはもちろん味付けなしだけど、醤油に芥子&おろしにんにくを、それぞれほんの少しだけ加えて、そこに刻み葱でも和えれば、びっくりするほど美味しくいただけるんですよ♪

文春3月2日

しかし、この日発売の雑誌の表紙にまでなっておるとは、びっくりしましたわ。
ハナの誕生日、そんな大層なことか?
(・・・という軽い妄想・・・)

でもこの首のシュシュは、ハナなら一日で外に捨てて来るだろうな、と思う。


まあ、あれこれとしみじみ思えばナンボでも染み入ることはあるものの、とりあえずのところは現状の無事と健康を喜びたいと思います。
猫も飼い主も。


何はともあれ、忙しいと言えることはよいことです。
しみじみとそう思います。
もうちょっと儲かればいいのにさ、なんて言ったら罰が当るんだろな。
へへへ。

三月はまだ時間があるので、何とか頑張って更新に励みたいものです。
その先のことは、またその時に考えることにしよう・・・。


そんなこんなで、相変わらず変則更新のだらだらブログですが、
皆様今後とも宜しくお願い申し上げます♪


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この夜行性生活も、そろそろ改める時が来たような・・・?



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横浜の偉人、大佛次郎さんのつむぎだす言葉が美しいです♪
絵もほっくり素朴で、実にカワイイ♪♪

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ハナが文句タレながら喰ってる老猫食。
大袋だけじゃなくて1kg入りとかも作ってくんないかなあ。

arima0831 at 03:07|PermalinkComments(10)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 日記 | 猫話