March 30, 2006

ペンギンの本

ペンギンが好きだ。
動物園に行けばもう釘付けで動けなくなる。
「生ペンギン」見たさに、南アフリカまでゴクローしたこともある(ウソばっかり言ってるけど、これはマジなのだ)。
喜望峰のそばのボルダーズ・ビーチというところ。
そこで転げまわって悔やんだのは「水着を忘れた」と、これに尽きた。
ちょうど陽気のよい初夏の日で、こぎれいなビーチにペンギンがぞろぞろ。

うまくすると、ペンギンと一緒に泳げる!
でも、水着がない!!

服のまま海に入りそうな私をなだめ、押しとどめる夫。

ここのビーチの場合、ペンギン用に「結界」が張ってあって(なんとなくロープが置いてある)、むやみにペンギンに近づこうとすると、監視員がピーッと笛で注意する。
でも、あっちから近づくのは勝手なんだそうで、もうひたすらに座り込んで必死で「おいでおいで」をしたものだった。

ペンギンのキャラもいろいろらしくて、好奇心の強いのが一羽
「う〜ん、遊んであげっかな〜」という風情で、そろそろとこっちによってくる。

でも、ほうっておくと何時間でもその場に根を生やしそうな私を、夫は無理やり砂地から引っこ抜くように引き離したのだった。

この日私は、とりあえずこのビーチのどこかにあるに違いない「ペンギングッズの店」で、思いっきり買占め行為を目論んでいた。
ペンギン人形、ペンギンタオル、ペンギン写真、ペンギンキーホルダー・・・想像しただけで楽しそうなお買い物だ。
ふん、たまにはジャパニーズYENの威力を見せつけてくれるわ!

で、とりあえずついた時に、ちょっとボーゼンとした。
小屋のようなチケット売り場がぽつんとあり、その周りには、一応路上の物売りがいる。
確かにいるけれど、しかし売っているのは「ビーサン」だけ。
・・・まさかその横の大きな袋の中には・・・と、寄ってって中まで確かめたが、特に何の芸もない、普通のビーサンのストックだった。

今はどうだか知らないが、実に観光ずれしていないといおうか、金儲けのセンスに欠けるといおうか、妙な気分だったのを覚えている。
今から10余年前の話だ。

ペンギンの本でお気に入りが何冊かあって、特に素敵なのが昨年出た水口博也さんの著作だ。フォークランド諸島で、ひたすらペンギンの群れと一体化しながら撮影した、数多の写真。
間には水口氏の、それはそれは素敵なエッセイもあり、写真なしでも十分面白い。

『風の国・ペンギンの島』
風の国・ペンギンの島

『ペンギンのペンギン』


ペンギンのペンギン

文庫化されて、ナンセンスな漫画に日本語訳だけでなく英語の原文がついた。
無意味にボーっとしたい時、この本を眺めているととても和む。

またお天気のよい日に、動物園へ行かなくちゃ・・・。


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arima0831 at 00:55│Comments(0)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 好きな本 

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