April 23, 2006

再びバスク料理『ローブリュー』 文句のあるやつは、出てこい!

ローブリュー
最寄駅:表参道
料理:フランス料理
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食


この日のために、朝はサンドイッチだけ。
二日間節酒節食。

一応このようにバランスとってます。
「個人情報」を公開するなら、身長161cm、体重52〜55キロの間。
普通の体型ざんす。
中年なりの脂肪は目下「戦略的減少方法」を試行錯誤中。
成果ぁ〜??(あ、失礼失礼、ちょっとデリケートな部分にオハナシが・・・)。

体育会系の僧侶集団が、白いコックコートでサービスをする。
男子スタッフは全員五厘刈り。
無口だけれど、きいたことはきちんと教えてくれる。

何よりも、どんなに凶暴な過激派がいつ乱入してきても、瞬間的に制圧してくれそうな安心感は東京随一であろう。
熱く燃えさかる炭の山に、研ぎ澄まされた刃物、頭蓋骨を一発で薄板化できる鉄のフライパンなど、武器もそろっている。
いや、フレンチ系の高級店に必要な能力かどうかはわかりませんけど。
「安心」て、いいことなんですっ!

・・・ま、その辺は置いといて。

食前酒用のつまみにクミンなどで香り付けしたオリーブ、豚のど肉のパテ、タンポポのサラダ、豚足のグリル、憧れのブーダン(血のソーセージ)、そして豚のロースト。デザート三種。
ワイン二本(アルザスの白と赤一本ずつ)、食後酒にコーヒー(おかわりした)。

三名で、一人一万ちょい。
いくらしみったれのワタシでも「たまの贅沢」として自腹を切る気になれる。
ここならば。

パテは背脂がふちにびっしり。
脂が口で溶ける。旨みにお口が「ふにゃぁ〜ん」という。
タンポポのサラダは炒めたベーコンと和えてある。
もちろん自家製ベーコン。
ベーコンの旨さに一同しくしく泣いていたら、無口なギャルソンが「どうぞ」と追加を出してくれた(涙)。

ブーダンの独特の味わい。
フツーには勧めないけれど、後を引く不思議な味。
暑くなったら出さないそうだから、食べるのならば今のうち。
付け合せは、ポテトのピュレー。
最初見た時は「?」という組み合わせだったが、ブーダンのアクの強さと不思議に合う。

豚足も美味。
私は個人的に「豚耳」のほうが好きですが。
コラーゲン不足に悩むそこの貴女は、だまされたと思って、この豚耳か豚足を食べてみませう。どっちにするかは好みでしょう。
「耳派」と「足派」に分かれるようです。

付け合せのポテトとガーリックのローストも、シンプルなくせに、外はカリッ、中はホコッとしてる。

そして、豚のロースト。
幸福ではちきれかける。

→注:比喩です。
この日はくしゃみをしたらなんか飛ぶ、なんて格好を最初からしていません。

豚本体は当然のこととして、付け合せの野菜がもうタマリマセンワの滋味たっぷり。
ワイルドライス、たけのこ(確かにこのえぐみは肉に合う)、にんじんなど。
ワイルドライスの食感が幸福な酔っ払いをピークに引っ張っていく。

で、付け合せの奪い合いでもめていたら「どうぞ」と追加を出してくれた(爆涙)。

確かに「お客の好き嫌い」はあるようだ。
でも、常連にならねばいけない、ということではない。
そういう「ややこしいねちっこさ」の存在が感じられない。

お客のほうでも「合わない人」「居心地の悪い人」がいてもおかしくはない。
しかし、それは、この店の課題だと思う。
せっかくあんなにがんばっているのに、詰まらん悪口書かれては、もったいないよ。

だからといって、普通に楽しく笑って食っている限り、何もまったく問題ない。
無口でも、ぜんぜん暗くないし、目の奥が本気で笑っていると、酔っているせいかキュートにすら見えてくる僧坊長、じゃなくて、ギャルソンのチーフ。

話していて「電話とる時、うそでいーから笑ってみたら?」とか酔っ払い(ワタシです)がいらんアドバイスをしても、真剣に「そうですね。今度そうして見ます」と答える、僧坊長、じゃなくて、チーフ・ギャルソンの某氏(元『オー・バカナル』だそうだ)。

そう、電話がね、ちょっと暗めで結構無愛想なのだね。
でも、気にせず自分の希望を言いまくると、ちゃんと合わせてくれます。

思うに、最近の所謂フレンチやイタリアンのサービス担当者って、なんだか妙にしゃべりすぎなんじゃないだろうか?
こういうレストランは、友達や恋人と楽しくご飯食べて、話して楽しむためいく。
よく喋り捲るギャルソンに「オマエ、あっちいけよ」と思うこと、案外とある。

あと食べに行くのは「料理」であって「オブジェ」じゃない。
ここのは、ドカンと勢いよく「料理」だ。

そうそう、デザートにはめったと食指が動かないけど、あの日の「ローズマリー入りバニラアイス」は、ここまで摂取したカロリーを、一発消去してくれたような錯覚を覚えさせる、心地よい味わいでした。
あくまで錯覚だろうけれどもさ。
ハイハイ、どうせ錯覚ですよ。

そのようなわけで「こういう店は、なんかだめそう」と思う人は、無理していかないほうがいいです。
個人的にあそこで楽しめない人は気の毒だとは思うけど、人それぞれだから。

ああ、でも「あの思い出」だけでしばらく生きていけそう・・・と思ってたワタシでした。
あのときだけ、は。

このときの夫婦と我が家の「結婚記念日」が同じと判明して、急遽「合同結婚記念日」が決定。

ふっふふふふふふふ。


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arima0831 at 02:36│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 西洋料理 | 青山・広尾・六本木

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