April 25, 2006

小泉武夫『不味い!』

美味礼賛やグルメ本は巷にあふれてるけど、まずいもんをまずいと書いた本は少ない。
いや、私がしょっちゅう書いてる、ゴネたガキみたいなものではなくて(確信犯だったのかい!)、後味まで爽やかな(?)「不味いもの本」の名著(??)。

文庫になってた。知らないうちに。

世界中の文字通りの「珍」味を、笑って食らい飲み下し消化してきた、小泉武夫センセーの名作だ。
この人の「食の本」は、まともなほうでも
「よい子、普通の人はまねをしないでください」
という注意書きまでつけたくなるほどパワーと洞察力にあふれている。
そして学者としての矜持を持った高邁な好奇心なのか、ただのゲテモノ食いなのか判断つきかねる不気味なパワーにも押されて、ついつい出ると読んでしまうが、この一冊はベスト5に必ず入れたい。

この中のエピソードで、個人的に一番共感したのは「病院食の話」だった。
まったく同じ経験を私も昔したことがあるのだ。

健康に一歩近づくごとに、日一日と病院の食事が絶えがたく不味くなり、この本には書いてないけど、トイレがどんどん臭くなっていった。
当時の私は学生だったし、20年以上前の話だから状況は違うけれど、追体験して泣いた。
つらかったの、ほんとに。

単に笑える本、ということでも高得点なので、文庫なんだし一冊いかが、てな感じ。

不味い!


ついでだけど、ハードカバーのほうが表紙や装丁は好き。
文庫はどうしてああなったの?と、不思議。
ギフトにはこちらをどうぞ。入院中の人のお見舞い、とか(・・・?)。
不味い!


ところで、このブログは「ライブドアぶら下がりブログ」だと自覚しているワタシは、他所のバナーを節操なく貼り付けながらも、一応ライブドアの映像やリンクを使うべく努力している。なのに、映像なしが多すぎる。
子の心、親知らずとはこのことである。

しかも、ちゃんとこんな記事までライブドアBOOKSにTBしてる私は、まことのヒトデナシ。映像入れないのが、いけないんだからね。
ぷいぷい。

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arima0831 at 00:16│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 好きな本 

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