August 16, 2006

再び『大珍楼別館』・・・冬瓜だ〜うにゃ〜うにゃ〜

大珍樓
最寄駅:石川町 / 日本大通り / 元町・中華街
料理:広東料理 / 飲茶・点心
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食


ここの料理には、なにかヤバイ中毒性のある薬草でも入っているのか、とにかく唐突に行きたくなってしまう。

行く前に「今日こそアレとコレとそれから・・・」とシミュレーションして行くが、ムダだ。
始終変わる壁メニューに、レギュラーメニューをみているうち、確実に理性を失ってしまうのだ。

今日はオットもつれて三名の予定が、高校野球見たさに家に居残り、ワタクシとオトモダチの女子二名となった。この店では厳しい人数だ。
だって、食いたいモノを相当厳選しなければいけないから…(泣)。

さて、今回のテーマは「冬瓜をもう一度」と「基本メニュー」。
特に、特に単品で頼もうと思うはずのない「チャーシュー」を、いっちょ頼んでみっか、と心に決めていたのだ。

前回食べた「冬瓜五目煮込み」にはいっていたチャーシューが、あまりに美味かったので、今回は単品オーダー!とコレは決めていた。

今回は、イ・ヌワン大珍奉行様を悔しがらせるべく、写真入りです・・・が、毎度のコトながらヘタレ携帯カメラなので、ご参考程度、で・・・。

本当は実況で携帯メールをドカスカ送りつけてやろう!と思っていたが、食べるのが忙しくてそんなイヤガラセをしている暇はなかった。
たぶん「丸玉食堂実況返し」が来て、日本の西と東で携帯電話というハイテク機器を用いた危険な内戦が勃発する危機をはらんでいた。
西は神戸の「消化器妖怪ベロリンワン」vs東は横浜の「アラブ帰りの消化器(あくまで他称)」と「四次元胃袋女子」の、ニ対一の熾烈な戦いである。

でも、美味は世界を平和にする。
写真は撮ったが、あまりに旨くてそんなことは念頭にも上らぬまま、ひたすら食べた。

チャーシュー前回食べた『冬瓜五目煮』にはいっていたチャーシューが、実になんとも美味かったので、もしやよもやと「チャーシュー」を単品注文。

なんと、しっかりと温められ、タレと香ばしく炒めた皮つきピーナッツを下に敷いて登場。

見事な三枚肉。
はっきりいって脂肪の塊だが「ニクヅキに旨いと書いて『脂』と読むのだ」と言うだれかの至言を思い出す(確か、よしながふみだ)。

イキナリ「おねーサン、香菜くださいっ!」と挙手し立ちあがるワタシ。
香菜と炒めたアーモンドをのっけて、タレに浸すと・・・初手から目が逝く。
そもそも香菜と肉の脂というのは、どうしてこんなに相性がいいんだろう?

茄子海老味噌次、茄子の海老味噌和え。

チャーシュー同様、特に壁にはってあるワケでもない、単なるレギュラーメニュー。
しかし、テーブルに置かれたとたん、類なき海老味噌の香がたちこめる。
二人はしばらく匂いだけで涎を流しておった。


「アリーマさん、食べましょうっ」
「おおっ!」

口にいれれば、瞬殺である。
旬の茄子が海老味噌の官能的なねっとり感を、爽やかに夏向けに柔らかく抱きしめているやうだ。

「んんん〜〜ん」
「いやぁぁ〜〜ん」
と、しばし旨さに悶える。
傍から見たらどうであるか、などという発想は、すでに消えうせている。
このヨロコビを全身で感じるには・・・と、もうそれだけだ。

例湯も登場。
ひとつ勘違いしてたが、どうやら「今月の例湯」は「冬瓜と鶏のスープ」だったのだ。
前回5分も悩むことはなく、どっちを頼もうが同じもんが出てきたのである。

でも、壷にとっぷりと入ってくる湯は、熱いうちはさっぱりと五臓六腑にしみ、ぬるくなるにつれ不可思議なほどに滋味と旨みを増していく。
酒のない人生など考えられないワタシだが、酒のかわりに例湯をチビチビ啜りながらお料理でいいぞ!と思う(イ・ヌワン様はよくご存知なので、写真なし)。

センマイこれもレギュラー・メニューの「センマイの葱生姜和え」。
タレがうまい。
山盛りてんこ盛りの葱の下に、センマイ。
その下は、シャキシャキのモヤシ。

まあ、最初の時ほどの感動はないにせよ、香菜をタレに浸したりして食べる。
美味しゅうございます!

ここの場合、タレがいちいち旨いので、とりあえず御飯やら香菜やらを横に置くと、一品が二度美味しくなる。茄子の海老味噌など、キャベツ千切りを別オーダーして、皿をキレイさっぱり拭ったらさぞや・・・と思ったが、他のものでトランス常態に入っているうちに皿は下げられていた。

意地汚いが、ここまでやるとお店の人も笑っている。

冬瓜あんかけスープがあまり「ドーンとトウガーン」な感じでなかったので、『冬瓜の蟹肉あんかけ』を追加。

濃厚ながらさっぱりと、しかし旨みが沁みる・・・なんて、月並みなことしか言えない自分が悲しい。

「夏はやっぱり冬瓜だねえ」
「冬瓜ですよねえ」

と、二人むせび泣きつつ遠くを見る(・・・ていうか、壁メニューに見落しがないか、若干残っている理性を駆使しているだけのことではある)。

二人ではしょせんこのくらいが限界ではあるのだが、やはり「御飯もの」はほしい!
と、いうわけで、『干し魚と広東風挽肉の炊き込みご飯』をオーダー。

炊き込みご飯1これがなんと、コンロにのって、こんな土鍋で登場する。

蓋を開けると、薄いハンバーグ状の「広東風挽肉」をメインに、諸々の具がのっている(写真なし。これだけで十分旨そうだった)。

運んできたお姉さんは、オモムロにコンロに火をつけ、醤油色のタレをザーッとかけまわし、全てをかき混ぜてから「チョットマッテクダサイ」といって立ち去るのだった。

炊き込みご飯2しばしの後、蓋を開けると、飴色の炊き込みご飯が出来上がっている。

「香菜もう一皿下さいっ!」と、立ち去ろうとするお姉さんに呼びかけると、振り向いてにっこり笑った(マッタクもう・・・と、呆れていた可能性もあるが、ここまで来ると全ては自分の都合のよいようにしか考えられない)。



炊き込みご飯3やっぱり香菜があう。
食べても食べても、いくらでも入って行くのが不可思議でさえある。
色は濃いが、意外にあっさりした味付けだ。





炊き込みご飯 おこげこういうのもので、楽しみなのは「おコゲ」の部分。

ああ、香ばしい・・・。
こげたものは発がん性があるとか何とかいうトリビアは、もうトリビア以下の枝葉末節である。
リビアだって最近は平和路線に向かっているから、いいんだわい。


そこまでにもちろん、チャーシューとそのタレは残してあった。
自分のお茶碗の底に、チャーシューを一切れとピーナツを入れ、あっため直しながら食べる。

やっぱり、ゴハン、香菜、ピーナツにチャーシューの組み合わせは、下世話だがスバラシイ。

かくして、また二人だけで馬鹿食いしてしまった。
でも、やっぱりここは二人では悲しい。

ああ、カエルがあった・・・。
豚バラ南乳揚げを食べ損なった。
海老が食べられなかった。
あ〜〜、今日こそ「マテ貝」と思ってたのにっ!!

あーだ、こうだっ・・・と、お腹をさすりながら未練たらたら。

四名・・・出来れば8名くらいでいきたい・・・。

25日夜か26日昼・・・と、予定はしているんですがね・・・。

尚、ここはなぜか決して並ばないが、夏休みという季節柄か6時ごろ混みはじめて、7時ごろはほぼ満席に近かった。
8時ごろには一段落していたけれど、20日までの午後通し営業中は夜10時で終わるらしいので、7時前後の場合はやはり予約が無難。

ただし、予約は4名様から。

え?
わたしたち??

5時過ぎにはいって、10時近くまで食い続けていました・・・。
こうなると、食事も格闘技に近くなる。

帰り道・・・

「アスファルトが、沈んでる〜」
「重いです〜」
「あ〜〜うまかった〜〜」
「おいしかった〜〜〜」
「くるし〜〜」
「くるしいですね〜〜〜〜〜」

という、すでに思考回路は遠くに負いやられた状態で、ちょいと腹ごなしに歩いたが、歩くのも辛くなって、飲みにいってしまったのであった。

「自堕落」という三文字が脳裏を掠めたが、あまり深く考えないことにした。


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カエルを食べたいのに、いつも忘れる。
でも今回は、イソップ童話の「空気を吸い過ぎてお腹がパァンと弾けてしまいました」のカエルをつい思い出してしまった。

そういう時、カエルを食べていたら、カエルのお腹がパァンとはじけて、カエルのホネが・・・とかつい考えたワタシは、単にトランス常態に入ってただけです。


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arima0831 at 01:01│Comments(15)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 横浜中華街 | 中華料理

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この記事へのコメント

15. Posted by アリーマ   August 18, 2006 01:11
>蓮さん

いや〜、ここの場合、確実に胃の底抜けます。
なにか怪しいヤクでも入ってるんじゃ・・・と思うほどです。
うまいです。

>さりどんサン

あ〜、ワタシの自分のコメントもダブったりしてますから、気にしないで下さい。
ライブドアって、こういうことよくあるんですよ。
TBの入りなんて、まるっきり気まぐれだし・・・。

こちらで適宜調整しますので、どうぞお気になさらず・・・。
14. Posted by さりどん   August 17, 2006 23:14
しつこい書き込み、ごめんなさい!
昨日、エラーが出て
編集しているうちに何度も投稿ボタンを
押してしまいました〜。
13. Posted by 蓮   August 17, 2006 17:15
すんごい食べてますねぇ。。。二人ですよねぇ。。。?
すごい!
でももんのすごく美味しそう。。。
ヨダレ〜。。。
12. Posted by さりどん   August 16, 2006 23:01
アロ〜ハ。
茄子の海老味噌にはげしく反応!これとオガクズ(漁師料理)にぞっこんデス。なめつくした後、お皿に向かって“ありがと”言って松。
冬瓜は五目旨煮をいただきやした。(本当は叉焼とあひるの卵入りが希望でしたが)
ところで・・他の飲み物は知らないけれど、青島ビールがいつ行ってもぬるいのは、“あまり冷えたものは良くない”という中国の慣習を守ったはるから?(グラスはちゃんと冷やしてくれたはるしな。)
しかしこの店、だてに炎燃やしとらんですね!
パンにハムハサムニダー。
11. Posted by アリーマ   August 16, 2006 22:48
ライブドアのサーバーの問題で、コメントが素直に出てきおりません。ご迷惑をおかけしております・・・。

>まみももサン
そういうのはアリかも。
確かに麺だけ食べてもいいんだものね。

>さりどんサマ
漁師料理・・・ああ、ワタシの目の前の壁にはってありましたわ。くく・・・諦めきれない。

やはり、大勢で出撃してワケわかんなくなるまで食べまくりたいです。
10. Posted by アリーマ   August 16, 2006 22:46
ライブドアのサーバーの問題で、コメントが素直に出てきおりません。ご迷惑をおかけしております・・・。

>まみももサン
そういうのはアリかも。
確かに麺だけ食べてもいいんだものね。

>さりどんサマ
漁師料理・・・ああ、ワタシの目の前の壁にはってありましたわ。くく・・・諦めきれない。

やはり、大勢で出撃してワケわかんなくなるまで食べまくりたいです。
9. Posted by アリーマ   August 16, 2006 22:27
ヌシさま

ワタシらも、青菜の海老味噌とどっちにするか結構悩みました。
8. Posted by さりどん   August 16, 2006 22:26
アロ〜ハ。
茄子の海老味噌にはげしく反応!これとオガクズ(漁師料理)にぞっこんでござい松。なめつくした後、お皿に向かって“ありがと”言ってます。
ところで・・他の飲み物は知らないけれど、青島ビールがいつ行ってもぬるいのは、“あまり冷えたものは良くない”という中国の慣習を守ったはるから?(グラスはちゃんと冷やしてくれたはるしな。)
しかしこの店、だてに炎燃やしとらんですね!
かかってきなさい状態で
パンにハムハサムニダー。
7. Posted by まみもも   August 16, 2006 22:02
今度はもっと基本的な「おかゆ」なぞ食べに、ランチにふらりと行ってみようかと思いつきましたよ♪
生ホタテ貝柱のシューマイも食べたいしなぁー!!
6. Posted by 小径のヌシ(^-^)   August 16, 2006 21:47
いやぁ〜ぁ
相変わらず臨場感のある(?)素晴らしいレポートですね〜
ヌシのまた行きたくなってきました
茄子の海老味噌和え…
コレは同じメニューにあった青菜の海老味噌と
どっちにするか悩んだお料理だ(^−^)
5. Posted by イ・ヌワン   August 16, 2006 20:27
りょうかいチュセヨ
4. Posted by アリーマ   August 16, 2006 16:03
小池様
コメントとクリック、ありがとうございます。

確かに、中華街は店のレベルも内容も料理も規模も千差万別なので、慣れるまでに結構時間がかかります。ワタシも相変わらず良くわかりません。最近は「大珍楼別館」ばっかりですが、ここの料理はある意味で特殊なので、駄目な人もいるようですし・・・。

一応御参考、ということで、某氏のリストを勝手に上げておきます。世のため人のためこつこつ作ったサイトで、私のとらのまきでもあります(いいよね、ほんまサン・・・)。

http://taputapu.fc2web.com/index.html

結局、人数、予算、どんなものを食べたいか、昼か夜か、週日か週末か・・・と、選択肢が山ほどあるので、色々考えてみてください。


3. Posted by アリーマ   August 16, 2006 15:43
>イ・ヌワン大珍奉行様
苦しかったが幸せだった。

>「マテ貝と春雨」スープに逝かなかったのは悔やまれるな(´д`)
アレ、スゴいんよ(´д`)

やっぱり・・・考えてるうちに忘れちゃったんだよう!

大珍会、一応店長と話してみたが、あそこは結局「隠しメニュー」はないので、いってからワッセワッセとオーダーしまくるのが正解に思える。

人数だけ確定すれば、あとは予約してどかどか押しかけるだけだ。面倒くさくなくていいな。
でもまあ、少し作戦を練ろう・・・。
2. Posted by 小池直行   August 16, 2006 13:40
ど素人の私、中華街は、どこに入ったらいいか迷います
クリックしてゆきます
1. Posted by イ・ヌワン   August 16, 2006 09:22
ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

き、きみら、喰いすぎや(´д`)

ご、五時間(´д`)

しかし、すばらちい選択、コレは大満足やったやろな。素直にホメル!
ただし、、、
そう、
「マテ貝と春雨」スープに逝かなかったのは悔やまれるな(´д`)
アレ、スゴいんよ(´д`)

ともかく、ワタクシも最近、やっぱり大チンを越えるレストランは世界にないのでは、と思う。
大チンで暮らしたい。。
大大チンチン大会、引き続き実行委員会にて練ろう。

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