September 26, 2006

熊本『桂花』総本店 金木犀が泣いて怒ろう

桂花
最寄駅:熊本城前 / 慶徳校前 / 辛島町 / 水道町 / 西辛島町
料理:熊本ラーメン / 長崎チャンポン / つけ麺
採点:★☆☆☆☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食


実はひっそりと継続中の別ブログがある。
中東関連なのだが、ときどき唐突に「花」を出している。
こちらは、なぜか海外在住の読者の方が少なからずいらして、以前になんとなく「季節の花」などあげたら好評だったので、ヘタヘタ写真付きで「日本の季節のお便り」みたいな記事をたまに上げる。

特に、カイロのような緑の乏しい季節感の薄いところに住んでいると、自分自身「梅は咲いたか、桜はまだかいな」というような「花恋し」じみた郷愁に駆られたもので、余計なお世話と知りつつ「最近こんな花が咲いて・・・」などという記事になっている。

さて、目下の花は「金木犀」だ。
嗅覚というのは、視覚よりも刺激が強いようで、毎年金木犀の香りが鼻腔に忍び込むたび、なんだか衝撃的に「ああ、秋か」と思う。
急ぎ足でもつい立ち止まって呆然と「秋」にまつわる諸々を考えてしまう。

ああ、そろそろ冬物引っ張り出さなきゃ、とか、イカン、冬用布団を出さなければ・・・という、実に地味なツマランことばかりなのだが、まあ、秋が来る、冬に向かっていく、年の瀬が来て今年ももう終わりに近いぞ、と、どこかしんみりした気分を誘う。

前置きがやけに長くなったが、この「金木犀」は「桂花」とも呼ばれる。
それでもって、ちょっと全国に知れた「熊本ラーメン」の一大チェーンに、この名前がついている。

まだ「豚骨ラーメン」が珍しかった、20年以上前、東京では今やすっかり忘れ去られた「荻窪ラーメン戦争」なるものが勃発していた時期があった。
 
そんなころ、豚骨味というのがなんだか妙に珍しくて、小遣い握ってたまに新宿まで「桂花ラーメン」を食べに行ったものだ。
ちょっと懐かしい。

しかし時代は移り変わり、いまや「豚骨スープ」全盛時代に思えるくらい。
『桂花』など、アレレという間に一大チェーンになっている。

ウチのオットは熊本人なので、何故か『桂花』を見つけると入りたがる。
たぶん、ワタシと同じくらいのころ、熊本から上京して、新宿支店で彼なりの「郷愁」を満たしていた尻尾なのかねえ、と思いつつ一応付き合う。

『桂花 横浜ビブレ店』も『桂花 横浜ワールドポーターズ店』も、とりあえず付き合った。

で、毎度二人して「なんか、不味くねぇ?」なんて言いながら出てくるのだ。
ワールドポータースの店など、生ぬるかった。
同様のコメントが結構あるところを見ると、我々だけたまたま、ということでもないらしい。
 
そして、熊本に帰るたびに「ラーメン、ラーメン!」と騒ぐので、数回はなんとなく「熊本ラーメン」でお昼ご飯になる。

さて、しかしこの『桂花』、どうも地元の評判が芳しくない。
「美味しいラーメン」と聞くと、必ず「車に乗って郊外へ」と言われる。
もうどこに行って誰に尋ねても、似たり寄ったりの反応だ。
 
で「桂花は?」ときくと「好みだからね」という微妙な返事が来る。
 
ある日、市内で泊まっていたホテルの近くに、本店があった。
「まあ、本店だしね」
「近いしね」
と、学習能力が薄くて他人のいうことを聞かない二人は、なんとなく出かけて行った。
そして「やっぱり街の人たちのいうことは正しいのだったな」と実感する羽目に落ちる。

麺には張りも腰もなく、スープはどうも焦点がぼけた味だ。
しかも、休み中で人出は結構あるのに、店がガラガラ。
たまたま我々が行ったときがそうだったのだろうか?
以前、同じ正月明けくらいに、熊本在住の友人につれられていったラーメン屋は長蛇の列だったから、時節のせいでもなさそうだ。

「これなら熊本空港のラーメン屋のほうが、なんとなくフツーな分マシだねぇ」
などとブチリあいながら出てくる、オバカな二人なのであった。 
 
「桂花」のインパクトが、豚骨ブームとともに薄れたからそう感じるのか、それとも味が変わったのか?
 
20年前結構好きだった、あのラーメンはどこにいっちゃんたんだろう、と、ちょっと寂しく思う今日この頃なのである。

あれでは、秋の風物詩「金木犀」も、救われない。
どうしてこうなってしまったんでしょうかねえ。


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でも、きっとまたどっかで「なんとなく」入ってしまうんだろうな・・・と思う次第。

追伸:
なんだかえらく年数をサバ読んでいるのに気付きました。
正確には、たまに行ってたのは、25年以上前の話になります。
30年まではいかない・・・サバ読んだのではなく、単に「算数ができない」とそれだけです。


桂花ラーメン(20食入)【熊本】
参考写真ついでに・・・通販もあります。

桂花陳酒
ご存知、金木犀の香りの中国酒。


arima0831 at 10:38│Comments(11)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

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1. 渋谷、センター街 桂花のこたろう麺  [ 犬悔い ]   September 27, 2006 12:07
熊本本店の桂花。 30年の大昔、ワシは東京でとんこつだの細麺ストレートだのを食

この記事へのコメント

11. Posted by アリーマ   September 29, 2006 14:14
蓮さん

やっぱり・・・ウチも、夫婦揃って「うげー」と言いながら出てきました。

後味もたいへん悪かったから、結構化調がきついんでは?

そうか、やっぱりワタシたちだけじゃないんだ・・・。
10. Posted by 蓮   September 29, 2006 13:09
なんだかちょっと安心。
私も前に食べてみた時に、?????と思って残しちゃったんですね。
どんなものでもたいてい平らげる私には、らーめんを残すなんて通常ありえないんですけど。。。
有名なお店だし、私の舌がおかしいのかなぁ。。。とちと不安になりました。
9. Posted by アリーマ   September 29, 2006 00:02
>ヌシさま

学給?
給食ですか??

でも、普通に麺の方が子供が喜びそうな気がするのは、世代の違いなんでしょうか・・・?

>まぁ〜長崎ちゃんぽんの麺が春雨版ですよね(笑)

確かにそうかも・・・でも、長崎ちゃんぽんの方が好きです。
8. Posted by 小径のヌシ(^-^)   September 28, 2006 21:40
どーやら学給が火種!?
まぁ〜長崎ちゃんぽんの麺が春雨版ですよね(笑)
7. Posted by アリーマ   September 28, 2006 16:00
>イ・ハナタレ先生様

そうかー、昔はうまかったのかーー、熊本の本店。

>ヌシさま
太平燕て、二回ほど食べたけど、よくわからん食べものだ。
どこからどうやって流行ったのか、謎でもあるの。
あれはなんなのでしょう?
6. Posted by 小径のヌシ(^-^)   September 28, 2006 07:22
今や時代は“太平燕”(笑)
5. Posted by イ・ヌワン   September 28, 2006 01:25
いちんち放置しててもやはりコメ、なかったか(><?!ああ、桂花、おそろしい(´д`)
4. Posted by イ・ヌワン   September 27, 2006 14:08
あ、いまも洟垂れや(><!
3. Posted by イ・ヌワン   September 27, 2006 12:05
あのころ(ワシは20年じゃなくって30年経ってしまったがな(><!))大人気だった新宿店はたしかにマヅかった。18,9の洟垂れのワシでもそのマヅさは抜群に思えた。それでも通ったのは仰せの通りただとんこつがめずらしかっただけだ。
しかし、ワシも熊本本店にいったことがある。
それももう30年近く前。バンドのドサ回り。新宿店はそのメンバーとマヅい、マヅいいいながら食ってたもんだから本店はもっとマヅイやろなー言いながら肝試しに食った。
ところがっ!
コレが悶絶しそうなほどウマかったのだ。
この30年、ああ、熊本で桂花食いたい、と何度思ったことかっ!
でも、30年前なんだね。
もうダメなんだね。
マヅイ支店を作りつづけると本店もダメなるんやなあー
ああ、悲しい。
2. Posted by アリーマ   September 27, 2006 11:59
もづサマ

コメント、ありがとうございます。
なんとなくふらふらしているうちに、アッチコッチ行っていた、という過去はありますが、別に博識なんてことはないですよー。

今後もどうぞよろしくお願いします。
1. Posted by もづ   September 27, 2006 11:43
アリーマさん
初めまして。記事と関係なくてごめんなさい。
野毛のお店を調べていてたどりついてから
頻繁に拝見しております。
他の横浜地元ブログでも
アリーマさんのコメントを発見して
「なんて世界の広い方なのだろう!」と感銘しました!
きっと色々なことに博識な方でいらっしゃるのでしょうね。
今後の記事も期待しております!!

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