September 29, 2006

そして『隨園別館』へ・・・隋園水餃愛の行方について

隨園別館
最寄駅:新宿三丁目 / 新宿御苑前
料理:北京料理 / 中華料理一般
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円
用途:夜食


生モツを堪能し、なんだか未練を残しつつ『赤ちょうちん』を後にした。
外にでると、味覚はぴたりと『隋園別館』に向いている。
リードがピンと張る勢いで、イヌワンが先を行く。
「まだヤルぜ、オレはイケルぜ、ガフッガフッ」と、鼻息が荒い。

なにしろ「隋園水餃の真実を探る」という大命題が、先日以来重たくのしかかっている
(要は喰いなおしたい)。

ところが、店に着いたら、あのケンランゴーカなキンキラ電飾は落とされ「準備中」の札。

「あーーーーーーー!!!!」と二人叫ぶ。

そして、入り口の会計にドンと座っているオーナーの張本氏に
「水餃子だけでもいいですぅぅぅ〜〜〜」と拝み倒しに入ろうとすると、
張本氏「む?」という顔をしたのち、奥に向かって何事か中国語で怒鳴り、返事を聞いて
莞爾微笑的仏陀の表情。
我々のために、火を落として作業ストップしかけていた厨房を、タッチの差で強引に止めてくれた様子。

「どーぞ。今キッチン待たせたから、入って下さい」
ああ、後光がさしているぞ。

「でも、ラストオーダーですけど」
「勿論でございまーーー!」
 
座って即、水餃子(山盛り700円だ!)、羊串(二本)、空芯菜炒めをスバヤク注文する。
 
羊串は、東北料理らしいスパイスが効いて美味。
ちょっと塩が強いが、肉は悪くない。

「延明のと違うわんわん」
「あれはマトンでこっちはラムだにゃぐるる」

どっちがどっちというのは好みであろう。
でも、羊好きは一度食べる価値あり。
串一本はちょっと大振りの焼き鳥のような量。
 
そしてすかさず、感動の空芯菜炒め。
注文してものの数分で出てきたが、完璧な炒め加減だ。
ここの湯類は総じてうまいが、炒め物も抜群だ、と改めて思う。
しかも、たまげるほど早い!
 
そして、問題的水餃子(?)。

以前と確かにスタイルがちょっと変わったが、今回は茹で上がり具合もよく、汁気もある。
昔のスタイルに未練は残るが、これはこれで十分美味しい。
黒酢を頼むと、即座に小皿に並々ついで出してくれる
余計なサービスを頼んでいるのに嬉しそうですらある。
 
どうも前回ランチの際は、茹でてからすぐ出ていなかった模様。

確かに、餡が団子状に大きくなった。
皮もそれを支えられるよう、変わった様に思える。

でも、茹でのタイミングさえきっちりしていれば、これはこれで結構なものだ。
前回ランチで出てきたものは、どうもナニカしくじったようだが、まあいいや。
20余年来愛したものとは、かなり姿を変えたが、これはこれで新たに愛せよう。

しばらく逢わないうちに、太ったね・・・くらいの感慨だろうか。
若いころのことは、もう言わないでおくよ(・・・自分のためにも・・・)。

さて、中華街の『大珍楼別館』同様に、ここのサービスが悪いという声をよく耳にする。
確かに20年前は、中国本土の味とサービスを同時体験できるようなところだった。
皿もプラスチックの「安食堂」風な時代もあった。

しかし、時は流れて「普通にして十分以上」になったなあと、お店に行くたび思う。

上記の出来事をみてもわかるけれど、基本的に親切だし、スタッフも愛想過剰ではないが
きちんと対応してくれる。
今回は怒涛の様なオーダーだったが、ゆっくり食べるときにメニューの内容など尋ねると、日本語が不自由なスタッフは誰か呼びにいってちゃんと説明してもらえる。

日本語の問題はあるかもしれないし、実にざっくばらんで、言い様によっては「雑」と感じる向きもあろうが、必要十分以上なのは、過去5年以上変わっていない。
『大珍楼別館』同様に、うっとおしいほど愛想過剰な店より、こちらのほうが
居心地よいとすら思う。
 
しかも安い。
中華街の2〜3割安。
かなり本格的な北京料理で、だ。

この日は、生ビールも飲んで3,000円しなかった(二人で、だ)。

とりあえず、行き場をなくしかけていた、ワタシの「隋園水餃愛」は幸いに穏やかな蜜月を
迎えることができた。
ほっとする。

怒涛のように喰い終わってから、イヌワン氏馴染みのバーで終電までウォッカを流し込み、終電めがけて二人四つ足で新宿駅に駆けた(ウソです。二本足で歩きました)。

あ〜、喰ったクッタ・・・と思いつつ、帰りの電車で「すっぽんのスープ」を
忘れたことに気付く・・・嗚呼!

あ、詳しくはイ先生様的記録を請参照。
写真もあります(いつも人任せ)。


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近日中に第三弾も予定されているのだ。
散歩は続く。そこになにか美味そうなもんがある限り・・・。


マンガ 日本の歴史〈5〉隋・唐帝国と大化の改新

無関連書籍。

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今月号は「四川・上海料理特集」。お買い上げはお早めに(ついでだかやはり無関連・・・)。
黒酢酢豚のレシピつき。


arima0831 at 20:19│Comments(6)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 中華料理 | 新宿

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1. 新宿、北京料理、随園別館ふたたび  [ 犬悔い ]   September 29, 2006 20:25
ニク、ニク、ニクを暗号に第1次二丁目全面ニク戦争に突入したがあえなく1軒目の生ニ

この記事へのコメント

6. Posted by アリーマ   October 03, 2006 19:30
しーちゃん724サマ

ご心配いただいたようで、恐縮です・・・。
ワタシもほっとしました。

大珍楼別館は、隋園とはまたタイプが違いますが、大変面白いお店ですよ。広東料理ですが、色々と凝った物がたくさんあります。

味としては、隋園が「本場東北料理」であれば、こちらは「本場広東料理」です。
共通しているのは、何度でもリピートできる質、内容でしょうか?

好みはあると思いますが、ワタシ個人的には中華街で一番好きなお店といってよいです。
中華街で目下探索中なのは、隋園レベルの東北料理のお店ですが、残念ながらまだ見つかりません・・・。



5. Posted by しーちゃん724   October 03, 2006 04:45
よかったです〜。水餃子、味に問題なくて。
私も、また行ってみようと思います。
大珍楼別館、気になります〜。
隋園とお味的には、似てるんでしょうか?
4. Posted by アリーマ   October 02, 2006 13:28
欲にまみれた濃密な一夜・・・ただし「食欲」のみ。
美しいじゃありませんか・・・。

時間配分で行くと、モツ三時間、隋園45分、飲み一時間です。
四つ足で走れば、電車には乗れます。

ワタシはその後、一人で野毛に出撃したけど・・・(アホー)。
3. Posted by 蓮   October 02, 2006 12:43
毎度のことながら、これだけ濃い一晩で電車で帰れるっていうのがすごい!
2. Posted by アリーマ   September 29, 2006 20:40
だって、思考力なかったじゃないカー。
嗚呼、残念だ。
二人以上いないと無理なアイテムなのにーーー!

美味いんだよう、ここのすっぽんスープ!
しくしく。
1. Posted by イ・ヌワン   September 29, 2006 20:29
すっぽんスープ???!!
なんではよ思い出さんねんん〜(><?!
しかし、ウマかったなー
さらにアタマパーなったなー

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