January 22, 2007

はしご中華、夜の部二軒 〜歯痛と風邪引き道中〜

峯鶴楼
最寄駅:桜木町 / 関内 / 伊勢佐木長者町 / 馬車道
料理:中華料理一般
採点:★★★☆☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円
用途:夕食


弟を駅の近くまで送ってから、しばらくぶらぶら。
次は突然前の晩に決まった、いぬわんクン、ワタシ、ミニーマウス嬢の三人メシ会だ。

この『峯鶴楼』という店は、ミニーマウスが昔から通っている店。
よくあるようで意外にない、普通の中華料理屋だ。
ラーメン屋の延長でなく、場末の食堂でなく、かといって高級店というわけでもないが、
ヤキソバ、かに玉といった料理が丁寧に作られていて、ちょっとほっとする。

「よぉよぉ」
「あけおめ」

と、いいかげんに賀詞を交わす。

「あ〜、新装開店、オメデトー」
「おお」
「新台入荷かー?」
「おお」

微妙に低調なのは、ワタシが実は風邪気味で、いぬわんクンは歯が痛かったからだ。

この店は8時半ラストオーダーなので、滋養があって刺激の薄い油を胃全体にウッスラ
張った状態で、次に移動。
胃に薄い油膜を張って臨むといえば・・・

華隆餐館
最寄駅:日ノ出町 / 関内 / 伊勢佐木長者町 / 阪東橋
料理:四川料理 / 担々麺
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円
用途:夕食


・・・ここだ、もちろん。

ああ、我が弟は、あんなにも刀削麺を食べたがっていたなあ・・・と実はほんの数時間前の
ことに思いを馳せる。
「歯がイテエ。華隆餐館イクド!」と、繰り返すいぬわんクン。
内心「歯が痛いときに、とても辛いものはいけないのではなかろうか?」と思うが、
なんだか平気そうなので行ってしまう。

ランチは来たが、夜来るのは久しぶりだ。
厨房には、しばらく本国に戻っていて、いつ戻ってくるのやら・・・と皆の気を揉ませた
通称「イケメン茶髪クン」も戻ってきていた。
目があうとにっこり笑う。
なにかの間違いで、いつか中華系ホストクラブの経営者におさまったら最初に引き抜きに
来るど・・・と思いながら席に着いた。
なにしろ彼のいない間、この店の辛さは5割減くらいになっていたのだ。

実は、辛さの表情も様々で、奥行きがあることを教えてくれたのがこの店だ。
刀削麺こそ調節可能だが、ここの壁に張ってある料理はどれも日本人の舌には「激辛」だ。
ワタシは決して辛いものが得意なほうではないので、一品単独登頂(?)は一度やって
すぐ挫折した(このような気合の入った方でないと、無理な話ではある)。
でも、一度4人で出かけて以来、辛味の彩に驚き痺れてしまったのだ。
確かに思いっきり辛いものばかり、これでもかとばかりに壁に張りめぐらされているし、品数もそう多くはないのだが、一品ごとに立ち上がる香気も味も違うのだ。
何品か並べると、そのコントラストが面白い

・・・とか何とかいいながら席についていると、いつの間にかいぬわんクンは食べる前から汗をかいており、ワタシは涙鼻水を垂れ流し、ミニーマウスはこっそりハンカチを口に当てている・・・と、思ったら、新鮮な空気を求めて(?)ご不浄に立った。
席に戻った彼女は、健気にも「もう大丈夫!」と言い放つのであった。

小さな声で「スゲー」「イテー」「ウワー」などと呟いていると、突然「辛辣空気」が
濃厚になる。
イケ面クンが、思い切り鍋を振り回しているのだ。
その時間5分あまり、目をシバシバさせていると我らの注文した「川味辣子鶏」が来た。
空気中浮遊カプサイシン度一気増強的要因は、我々注文的川味辣子鶏だったのだ(?)。
骨付き鶏の関節部分を刻んで、花椒、胡椒、そして唐辛子などをくまなくまぶしまくって
カラカラに揚げた一品。
確かに目が痛くもなるはず、大皿に盛られた料理の半量は真っ赤に冴えた色の炒め唐辛子で
皿一面が真っ赤に見えるほどどっさり入っているのでちょっと怯む。
でも、おそるおそる食べると、確かに辛いが口の中で複雑な香気が立つのだ。
複雑玄妙で実にうまい。
脂身などにあたると、香辛味に油が絡んで、もうタマラン。
ビールが進む。
大量の唐辛子は刻まず丸ごと炒めているので、香りは強いが意外に辛くない。
うひゃひゃははははと、皆、陶酔と自棄の半ばした笑顔になる。

さて、もう一品は「酸魚菜」だ。
スズキのような白身魚を高菜と黄色い辛子と唐辛子で煮込んだ一品。
一見すると、黄色い汁に白身魚の切り身がプカプカ浮いた、なんだかフシギな料理。
「酸」というだけに酸っぱいのだが、白身の魚は脂がのってホロホロと口の中で解け、
辛味はジワジワとあとから効いてくる。
「川味辣子鶏」の辛さが、どっときてさっと引くのと対象的で面白いなあ。
よくみると小口に刻んだ赤唐辛子が相当は行って煮込まれている。

これに定番となった白御飯をあわせる。
「川味辣子鶏」がビールの友なら、「酸魚菜」の汁は御飯と絶妙にあう。
ご飯粒に絡まると、また別のねっとりした味になるのだ。

ふとみると、いぬわんクンは汗をかきながら顔色が赤紫白くなっており、
旨いウマイと呟きながら三色アイス状態。
それでも「刀いくでぇぇぇ〜」とヤケッパチのように言っている
(注: 「刀」とは「刀削麺」の新造略語。たぶんウチだけでなく、どこのPCでも素直に「トウショウメン」が出てこないため定着した、と思われる)。

ワタシももうちょっと元気なら食べたかったのだが、なにしろ昼から喰い続けではあるし、
意外や「ウソ!オイシー!」と食が進んでいたミニーマウスも、既に相当量食べているので
限界だ。

しかも、歯が痛くて三色アイス顔のオトコがなにを騒いでも、これ以上の刺激物はやめるが
無難というのが大人の判断であろう。

そんなわけで、イヌを引きずって「刀」は次のお楽しみ、ということで店を出た。
ワタシも風邪に辛味がまったり絡まった状態。
うみゃ、と言いつつ関内の某バーへと向かうのだった。


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「刀」は、数日中に一人抜け駆けしようかと・・・へい、週末で何とか立ち直りました。



花椒です。麻婆豆腐なんかに入れるといい感じ。

ウー・ウェンの北京小麦粉料理


arima0831 at 05:12│Comments(7)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 中華料理 | 関内

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1. 激痛!今年も華隆餐館が辛い!  [ 犬悔い ]   January 22, 2007 12:09
激痛なのは歯を患ってるからです、スミマセン。 歯が痛いときに激辛料理はやめたほうがいいと思いました。 川味辣子鶏。 茶髪イケメンシェフがコレを作るためにがこがこ、がこがこがこ、鍋を振りはじめたとたん????

この記事へのコメント

7. Posted by アリーマ   January 23, 2007 19:38
>ひとりメシさま
美味しいよねえ。
だって辛いものそう得意じゃないワタシも、なんとなくリピートしたくなるから。

・・・でも、脳みそパーになったのは、歯の奥から滲み出ちゃったせいかも・・・。

>イ・ヌワンくん
ああ、おかげでリアルに「虫歯の思い出」が夢に出てきたわー!
バンコク、マニラ経由カイロ行きの機内だったなあ・・・早く治しなさい。オダイジニ(聞いてるだけでイタイよう)。

>ヌシさん
痛いほど辛いけど、うまいんだよう。
でも、またカレーうどん食べたのね。
6. Posted by 小径のヌシ(^−^)   January 23, 2007 07:51
おいしそぉ…というか辛そう…というか痛そう(笑)
そういえば今年は辛いものってカレーうどんしか食べてないかも
カレーうどん ほとんど辛くないし(^−^;)
5. Posted by イ・ヌワン   January 22, 2007 21:59
ああああんまりダイジョブちゃうー(><!
記事読んでたらまた汗出てきたわん〜(´パブロフイヌワン`)
4. Posted by ひとりメシ   January 22, 2007 18:54
抜け駆け・・・とか言いつつも、延明は駄目だったのでおそらく刀も無理じゃないかと思います。
今度誘ってくださ〜い。
脳みそパーになるほどうまいんですかあ。
3. Posted by アリーマ   January 22, 2007 13:33
>イ・ヌワンくん
ホントに脳みそパーな様子をとっくり見せてもらいました・・・痛む歯にカプサイシンまぶすと、どうなるかよくわかったよ。

大丈夫かー?


>ひとりメシさま
「刀」の店にいったけど、今回も「刀」そのものはオーダーできず・・・残念ながら。
抜け駆け計画か・・・ううむ。
2. Posted by ひとりメシ   January 22, 2007 12:35
刀行ったんですか〜
行きたかったああ。
抜け駆け計画しますう。
1. Posted by イ・ヌワン   January 22, 2007 08:41
脳みそパーなるくらいウマかったなー
脳みそパーなるくらい辛かったし、、
最後は歯痛とうてホンマに脳みそパーなたわあ嗚呼(´д`)

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