March 18, 2007

エジプト料理『ネフェルティティ』@目黒 〜嗚呼、懐かしのエジプト料理〜

ネフェルティティ
最寄駅:目黒
料理:アラブ料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食


昨年末、目黒駅近くにエジプト料理のレストランができたという話は聞いていた。
店名の『ネフェルティティ』は、古代エジプト三大美女の一人。
新王国時代の王妃で、黄金のマスクで有名なツタンカーメンの伯母さんみたいな関係にある女性。とりあえず「古代エジプトで有名な美女の名前」と思ってくださいまし。

御尊顔はこちら(ウィキペディアより)。

ついでに言うと、この人とネフェルタリ(ラムセス二世の王妃)、そしてかの有名な
クレオパトラ(正確にはクレオパトラ7世)の三人で三大美女。
アリーマ、はいってません。あたりまえだ。冗談ですってば・・・。

一度行ってみよう、と思っていたら、先日でかけた中野の『カルタゴ』で、畑中シェフが
「エジプト人がやっていて、悪くなかったよ」と、10%割引券をくれた。

いつ誰と・・・と思ってたら、昔のカイロ時代の仲間と食事しよう、という話。
一人は去年の十月に帰国したばかり。
「それじゃあ、エジプト料理なんぞみたくもあるまいよ」とは思ったが、なんとなく場所が
ここに決まってしまった。
参加者はワタシ含めて三名。
決してワタシが強制したわけではない。
違います。絶対に違います。

ワタシなんか、カイロから日本に出張で一時帰国してきたとき、大学の同窓会が
某トルコ料理屋。
「やめろったらやめろぉぉーーー!」と暴れて吼え猛ったが無視されたこともある。
「せっかくだからそういうレストランに」ということだが、こういう配慮はアラブ圏在住者には、まったく持って大きなお世話だ・・・と出かけていったら・・・

結局のところ「旨いものを見繕って解説せよ」ということなのだった。
「せっかくだから」って、そういう意味かいっ!
くだらない知的好奇心に満ちた学友に翻弄されたワタシ。
しかも割勘だった。きー。
それを十年近くたった今もまだ根に持っているのだ(類は友を・・・とか言わないように)。

だから、そういう喰いもんの恨みを買うような真似はしたくないのだが、
昨年末帰国のSちゃんは温厚なのか、アラブ料理が好きなのか、まあいいやと諦めたのか
反論なしだった。
恨んでないよね・・・そもそもこういうことで、いちいちウダウダ言うのはワタシの悪いクセなんで、普通は気にしないのかもしれない。
まあいいや。エジプトではこういうとき「マーレーシュ」と言います。

マーレーシュ。

駅至近の店に、駅のまるっきり逆側を彷徨ったがために、30分遅刻して辿り着く。

店内アラブ料理レストランの場合、
キッチュで庶民的な構えが多いのだけれど
ここは意外といっては申し訳ないが、
わりと高級な雰囲気。
各テーブル、オリエンタルな透けるファブリックで
テント状に覆われで半個室ムード。

ちょっと前に流行った「お二人様向けバー・レストラン」のようだ。
一人で行ったら侘しいだろうな。
でも、うっかり火事になったら、瞬間的に店中炎上するんじゃ・・・などといらんことを
心配してみる。

奥には、アラブ式に床に座るスタイルのコーナーもあり。
この種のレストランとしては凝ってます。

サラダ中東界隈、どこにいっても
普通に出てくるこんな感じのサラダ。
酢と塩とレモン汁にオリーブオイルが基本。
「アラビックサラダ」という名前を見て
考えてみればこれは「普通のサラダ」じゃなくて
オリエンタルなものなんだなあと改めて思う。

帰国以来「普通のサラダ」という認識しかなかったけれど、それは自分が中東界隈で
十年間うんざりするほど食べ続けたから、というだけのことで、これは「アラブ風」なのだ
とこの日に初めて気がついた。

前菜盛り合わせ前菜三種。
奥に茄子のサラダ。
マリネしたナスに刻んだピーマンとニンニクを挟んだもの。
人参らしく見えるが、
これは上に千切り人参をのせているからです。
下に茄子がある。

この茄子は懐かしい味だった。
しっかり油が効いていて、茄子だけと言ったってけっこうハイカロリーなものだけれど。

手前右がババガヌーグ。
焼き茄子にニンニクと練り胡麻を混ぜたペースト。
練り胡麻はテヒーナといって、中東界隈では基本調味料。
スーパーなんかで一抱えほどもある容器に入って売られている。

左がホンモス。
こちらはすりつぶしたヒヨコマメとテヒーナを練り合わせたペースト。

肉肉、また肉というイメージが強そうなアラブ圏の料理だが、野菜料理のバリエーションが
意外に多い。
100%練り胡麻のテヒーナは、エジプトではレモン汁でのばしてそのまま前菜にもなるが、
他のアラブ圏の国でこれを頼むと「なんとビンボ臭い・・・」と奇異の目で見られることが
あるらしいのを最近知った。

胡麻は体にいいが、油が絞れるくらいだからけっこうハイカロリー。
ねっとり旨いけれど、食べ過ぎるときっちり体に反映する。

エーシュ上のペースト系前菜は、
こういうパンで直接ぬぐって食べる。
まあ、アラブ料理ではフォークとナイフの
かわりみたいなもの。
エジプトでは「エーシュ」というが、
エジプト以外では「ホブス」。

どちらにせよ「爆発物」だ。
美味しくパクパク食べてるうちに、突然胃の中で膨らむ。
メインまで辿り着くまえに「どかん」とくる。
いや、胃が急に重くなるだけで、それ以上の破壊力はないが。
危なくないです。あとで体重がちょっとやばいけど。

フェルフェラヒヨコマメのコロッケ。
すりつぶしたヒヨコマメに
ニンニクを混ぜて揚げる。
エジプトの国民食として有名なのは
「ターメイヤ」といって空豆で作ったもの。
さてはヒヨコマメのほうが原価が安いか・・・。

全体にニンニクが現地式にしっかり効いていて、のけぞるほどの美味とはいわないが
アラブ料理らしい味はきちんと出ている。
これならば、現地の客人を案内しても大丈夫でしょう。

と、前菜を貪り食ううちに、ベリーダンスが入る(毎週水・金だそうな)。
ダンサーさん、とっても中東的な魅力あふれる肉体美(?)。
おなかの脂肪が落ちるダンスじゃないよねえ、やっぱり・・・と思いつつ、口はせっせと
動き続けるのだった。

(つづく)

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 アラブじゃお馴染みのヒヨコ豆。

エジプト

ものによっては外れも多い『地球の歩き方』。
エジプト編は「当たり」です。オススメです。

絵で見るナイル川ものがたり―時をこえて世界最長の川をくだる

詳細だがユーモラスな絵で描く、古代エジプトの生活など。
素敵な絵本です。子供も大人も楽しめます。ウチの甥っ子のお気に入りなのだ。

arima0831 at 20:20│Comments(4)TrackBack(3)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote アラブ料理&トルコ料理 | 目黒

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3. ターメイヤがうみゃーとタイ!  [ エジプト料理ってうまかごた ]   June 23, 2007 15:06
ターメイヤに関することを紹介しています。
2. エジプト料理『ネフェルティティ』@目黒  [ 中東ぶらぶら回想記 ]   March 19, 2007 00:25
昨年末、東京は目黒にエジプト料理の店ができた。 詳しくは、喰いもん関係中心の別ブログをご参照いただきたいが、そちらに書くまでもないが 一応補足したいところを以下に・・・。 写真も撮ってきたのでご参考までに。 実によくわからない写真だが、 エジプトで言う....
1. 古代エジプトのビールを再現?   [ 中東ぶらぶら回想記 ]   March 18, 2007 23:11
ちょっと古いニュースではあるが、古代エジプトのビールを再現したものが、密かに 売れているそうだ。 詳しくは以下参照。 京大と早大が共同開発 アカデミックビール「ホワイトナイル」 以前から、早稲田大学の吉村作治教授が、キリンビールと共同で研究を進めて....

この記事へのコメント

4. Posted by アリーマ   March 26, 2007 15:01
蓮さん

おお、ではその方ですね
3. Posted by 蓮   March 26, 2007 12:51
きっとそうです。
ハーフ顔で、結構ご立派なお体してますよね。
2. Posted by アリーマ   March 22, 2007 23:21
蓮さん

某金曜日です。
ヨーロッパと日本のハーフの方だそうです。
1. Posted by 蓮   March 22, 2007 16:21
何曜日に行ったのかしら?
もしかしたら蓮の先輩かもしれません。^^

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