February 10, 2008

マカオをぶらぶら 其の二 〜散策、そして悲劇と嘆きの夜(?)〜

どうもイマイチなランチだったが、これならディナーでなにが来ても感動できるはず。なんだか懐かしい感じもしたし、よろしいんじゃないですか・・・。
ブツクサ言いながらオットとしばらく歩く。

店この日の朝の段階で
「燕の巣などの美肌効果」を実感したワタシ。
ついつい店をのぞきこんでしまう。
店の奥からお爺さんがニコヤカに
オイデオイデをする。

燕の巣以外にも煙草やら酒やら、あれこれ雑多に売っている。
不思議な店だな。   

入れ物高いのと安いの





テーブル用砂糖入れ位の大きさの壷。

「お肌にねえ、とってもいいよ」
「今すぐ食べられるんだよ、ほうら」

と、優しく囁くお爺さん・・・「いくら?」と聞いたらナンダカンダで一壷三千円くらいはする。
量があるといったって安いものでもない。
でもついつい「ん〜話の種に、なんちゃって」と呟くなり、オットの目つきが剣呑に。ワタシが口を半開きにしている間に、爺に冷徹なオコトワリ宣言を下した。ちぇ。

燕の巣看板写真だけ撮らせてもらって
スゴスゴと店をあとにする。
しかし辺りをちょっと歩くと
この類の店ってこの辺りに
山ほど軒を連ねているのだ。

行き当たりばったりではなくて、こういう類のものは要事前調査ではある。
フン、調べて一人で戻ってきてやる・・・などと心の中で呟いてみた。
呟いただけで終わったが。

オットはホテルに帰るというので、一人で散歩続行。
ディナーに向けて、腹ごなしが必要だ。

ディンタイフォンこんな店にも出くわす。
こんなところにもあったのかい。
まったく、どこにでもあるな。
マカオにまでねえ、ふうん・・・


・・・しばしのち・・・

小龍包豆乳




気がついたら店内にいて、小龍包が目の前にあった。
あれ、なぜかしら?
まあ目の前にあるものはしょうがないから一応食べなくちゃ・・・
これが驚いたことに、横浜高島屋で以前一度食べたやつとそっくりの味。
汁はそこそこ熱かったし、値段は三割安くらいだったが。
どうも微妙に肉汁が生臭いような気さえする。

だから「どこでも小龍包を脊髄反射的に注文する習慣を改めよ」と理性が常に言っているではないか。
でも「喰い意地」という別人格が勝手なことをする。
やれやれ。

冷たい豆乳も来た。温かいのを頼んだはずだけどな。
たぶん自分で間違えたのであろう。面倒くさいから飲んでしまう。
ウマイが冷たいのだ、冬だというのに・・・。

マカオは不思議な街だ。
ギンギラな巨大カジノ乱立地区からほんのちょっと歩いただけで、南欧の風情漂う瀟洒な古い街並みに変わる。
これだけだったらハウステンボスもどきだが、路地や道端に中華な生活感が違和感なく溶け込んでいる。
ただホケララと歩いているだけで、なんだかとても楽しい。

サトウキビのジュースジュース屋の軒先にはサトウキビ。
エジプトでよくのんだなあ、と
懐かしさに駆られて一気飲みする。
ほんのり甘くてウマイが
この寒い時期にかなり冷えてる・・・

そろそろ薄闇を被った街の大きな通りを、何故かスクーターに乗った老若男女の大集団がパルパルパルパルと埋めている。
イベントやデモというものでもなさそうだ。
どうも帰宅時間らしい。
マカオ市民の足はラッタッタなのかしらん?

もうちょっと街をぶらぶらしたかったが、いつの間にか日が暮れていた。
まあ、明日ゆっくり出直せばいいや・・・とタクシーを探すが、いない。
つい今さっきまで、町のそこかしこにいっぱい走っていたような気がするけど、一体どこに消えたのだ???

たまたま大きなホテルの近くを通ったので、ドアマンにタクシーを頼んだら
「いまねえ、ちょうどタクシーは交代時間だからいないんだよね」と。
タクシーまでがオウチに帰る時間なのだ。
ワタシもオウチに帰りたい。
聞けば歩いて15分かそこらの位置だ。
十分歩ける距離だが、なんだか妙に疲れてだるい。

何とかホテルに辿り着き、ベッドにぱったりと横になり・・・
ああ、遠く昔に流行った歌がきこえてくる・・・

♪なつかし〜い〜〜、イタミだ〜わ〜〜♪
♪ずうっと前にぃぃぃ〜、忘れていたぁぁ〜〜〜♪♪

しばしのち、ワタシは悲しく情けない思いをキリキリと噛み締めながら
ベッドの上で海老のように丸まっていた。
まさか何故かこの期に及んでこのタイミングで、しかもマカオで「大アタリ」を引いたのだった。

バクチじゃなくて、バクチリアでっ!!
犯人は・・・たぶんサトウキビのジュースだな・・・(萎)

詳細省略。
ご関心ある向きは、こちらをご参照いただきたく・・・。

かくしてマカオの夜は過ぎた。
どうにかして這ってでも何か喰いにいくぞ・・・と呻いてみたが、ウィルスとの戦いに忙しくてそれどころではなかった。
ああ、なんてこった。

高価な燕の巣を食べていなかったのが、せめてもの慰めかしら・・・(嘆)


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思い出と感傷は、痛みと苦しみを伴うものである。ちぇ。



これだけで何とか自力治療。皆さんは真似をしないでください。

マカオノスタルジック紀行 (アジアの街トラベルガイド)

こんな本まで買い込んでいたがなあ・・・きー、必ずまた行ってやる!

arima0831 at 03:55│Comments(10)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 香港・マカオ 

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この記事へのコメント

10. Posted by アリーマ   February 11, 2008 18:46
にっきさん

>だんな様も大変だったわけだ。

いいえっ!
苦しむワタシに構わず平和に寝てました。
その晩も昼もテキトーに一人で出かけて、美味しいワンタンメンと粥にありついたようです。
近所の店に買出しに行って、マカオはビールが安い、と喜んでましたな。

>潜伏期間で菌の種類とかもわかるんだったけなぁ?

へぇぇぇ。それでkanさんの牡蠣で48時間、なんていうパターンが色々出てくるんですねえ。
そういえば、症状がすぐ出るものは「小当たり」だなあ。どういう仕組みなのかしら?
9. Posted by にっき   February 11, 2008 17:36
う〜ん、そんな長いバカンスだったわけでないのに、大変なことも起こっていたわけですね。いやはや・・・。
だんな様も大変だったわけだ。
小当たりですんで不幸中の幸いでしたね。

製菓衛生師のお勉強をするときに食中毒の勉強、イロイロやりましたっけ。潜伏期間で菌の種類とかもわかるんだったけなぁ?
カレーやシチューみたいな加熱するものでも食中毒にはなるし、魚類は真水で洗わないとダメとか・・そういえばいっぱいあった!
旅先に関わらず、体力や気力が落ちているときには注意しないとね。
8. Posted by アリーマ   February 11, 2008 00:42
kanさん

うわ〜、牡蠣ですか・・・無事に生還できて何よりでした。それ、アブナイ。下手すると死にます。
ワタシも11月のパリで生の貝、食べたなあ・・・で、またきっと冬に行ったら食べると思うなあ。
そうかあ、やっぱりアレは当たるもんなのですね。
潜伏期間48時間!
そんな気の長い大当たりもあるなんて知りませんでした。覚えておきます。
お友達はお気の毒でした。
ワタシの友人も、エジプトでこれまた加熱のいい加減な魚を食べて肝炎で緊急帰国してます。あと、ワタシはエジプトで仕事で取材旅行中に生焼けのチキンを食べて、翌日高熱出して倒れてお医者さんを呼びました。これは本当に苦しかったなあ。
旅先で妙に神経質になりすぎるのも考えものだけど、食材や状態には気をつけたほうがいいですねー。とかなんとか言いながら、またきっと浮かれてしまうに違いないんですが(笑)
7. Posted by kan   February 10, 2008 21:25
僕は95年の3月末にパリで食べた生ガキにあたってしまい、
移動先のブリュッセルのホテルで3日間動けなくなりました。
病院に行こうにも、マーライオン状態ではいかんともしがたく…

症状が出たのが食べてからきっかり48時間後のことで、
ウワサ通りなんだなー、と、ちょっと感心しました。

僕は回復して帰ってこれたからよかったものの、
知人はキリバスで加熱不十分な貝を食べて肝炎に…

やはり旅先での体調管理は「超」重要なのですよね。
とはいえ、多少浮かれてしまうのもまた、旅の要素かと。
6. Posted by アリーマ   February 10, 2008 20:23
ひとりメシさん

まあ、こういうのは結局、体調管理の問題なんですよね。体調よければ当たらないものも、悪いと当たるんで。一応ワタシは、アカラサマな「屋台もの」は避けることにしてます。でも、ぼろくても店舗なら基本的にOKだなあ。

今回一番いけなかったのは、ただでさえ過食気味で悲鳴を上げてる胃腸に「冷たい飲み物」をドボドボ流し込んだところじゃないか、と思ってます。
豆乳も冷たかったし。

サトウキビ自体が考えてみれば季節外れで、暑い時期に飲むものだから、胃腸がよけい冷え込んで弱ったのかねえ・・・と。
でも、サトウキビジュース、確かに美味しいんですよね・・・また行ったら飲むと思う。でも、冬は氷を抜いてもらおう・・・。
5. Posted by ひとりメシ   February 10, 2008 18:59
なんとコメントを入れてよいやら・・・
自分の体調もあると思うのですが、やっぱり水とか氷とかは怪しいですよね。
とはいえ、サトウキビジュース、おいしいんですよね。
4. Posted by アリーマ   February 10, 2008 16:41
kanさん

幸い軽度で無理矢理押さえ込めたのでした。
翌日、昼くらいまでは立ち上がるのも辛かったんですが、夜のうち「出すものを搾り出しきってた」のが功を奏したか、旨いこと体勢立て直しに成功。

やっぱり「喰うんだぁぁぁ・・・!!」というモーティベーションの力だろうか?
喰い意地VSウィルス、喰い意地の勝ち?

まあ、旅先って普段と違う環境なので基本的な免疫がないうえ、非日常だから自分で思ってる以上に抵抗力は弱るものです。やっぱり気をつけなきゃ、と自戒をこめて思いました。ワタシもトシのせいでヤキが回ったかねえ・・・と、しみじみ嘆く部分もあり・・・。
3. Posted by アリーマ   February 10, 2008 16:29
酔華さん

今回は原因がサトウキビジュースでしたし、ごく初期の段階だったので自家療法で対応できたのですが、これが肉だの魚だの、ましてや貝類だのが元だと「もっと凄まじいこと」になります(根拠はよくわからないけど)。だから、本当のところこれは「小当たり」レベルなんですよね。
高熱を発して、一口でも水を飲むとチクチクどころでない激痛が腹部を走り締め上げ、上下マーライオン化して脱水症状・・・こうなるとお医者さんに行かなきゃ、下手すると死にます。
ちなみに、日本でも当たるときは当たりますよ。O157なんてもんもありますし。こういうときは、早めにドクターへ。ワタクシ的判断ラインは「高熱が出るかどうか」でしょうか。海外よりは衛生管理は良いけど、案外油断ならないのです。

そう、ワタシのもう一つの姿は「国際食あたり評論家」なのでした(嘘)。
2. Posted by kan   February 10, 2008 12:51
ああ…犯人はサトウキビジュースでしたか。
僕もほぼ同様の経験アリですねえ。

軽度で済んでなによりでした。
1週間寝込んだりしたら、バカンスが台無しですしね。
1. Posted by 酔華   February 10, 2008 08:09
ぶらぶら回想記の方も読ませていただきましたが、「大当たり」すると大変なんですねぇ。コワイ。
日本に住みっぱなしでよかったなぁ…とも思います。

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