November 12, 2008

西麻布『いちのや』で鰻三昧 〜贅沢まったり「う」な午後を過ごすシアワセ♪〜

麻布に所用があって都内遠征。
ちょうど昼時なので(たまたま昼時が来るように調整して出かけているのでもある)
内なる叫びに押され、前から行って見たかったトンカツ屋へ。

秋が来るとどこからともなく湧き起こる「揚げた肉とか喰いたい」という欲求。
体が冬に備えて皮下脂肪蓄積を求めているんだろうか。
改めて求めずとも既に蓄えは十分だけれどもな・・・。

もういらないよ。いらないんだけどな。

三河屋『三河屋』というこの店
土日祭日は休み。
営業の「〜2:30」とは
横浜は福富町辺りの韓国料理屋などなら
これは深夜の終了時間になろうが
この西麻布のとんかつ屋では
問答無用に「午後二時半」のことだ。
それだけしか営業しない店なのだ。

終了・・・しかーーーし!
まだ午後一時ちょっとすぎと言うのに
これはっ??!!
おーーーーいっ!!!
無常に早くも「売り切れじまい」なのだった。
他のお客も次々現れては
「えー」「わー」と一声上げて去ってゆく。


あんたたちは多分この辺のヒトらしいが、ワタシなんか横浜からわざわざ
食欲ベクトルをトンカツに全力傾注してやってきたんだよ。
うう、この内なる叫びをどうしてくれるんじゃあ!

看板軽く打ちひしがれた感じで
ぽつぽつ歩いて
「別の内なる声」の訪れを待つと・・・
「うなぎ」だってさ。
こんなところに鰻屋があったっけ?
ああウナギねえ。
いや、ハハハこんなに突然にねえ・・・
そんなアナタ、ムリですよムリ・・・


入り口入り口は、オソロシク入りにくい。
何も考えずに無計画にやってくるものの訪れを
厳しく拒むような佇まい。
ま、ちょいと中でも覗いてみるか
なんて思ったのが運のつきであって
こういう店は中に入ったが最後
もう撤退撤収はほぼ不可能なのである。

「50分お待ちいただきますが」の一言に
思わず「はいはい♪」と返事をしていたのは
軽く自棄気味で前後不覚なワタシです。


骨煎餅通されたのはお二人様用の個室だ。
掘り炬燵だから膝もきつくない。
メニューを見たら特に安くもないが
まあフツウに高級な鰻屋価格。
白焼きも食べたい・・・でも・・・
なあんて思ってしまうとモウイカン!
気がついたらコースをオーダーして
骨煎餅を齧っているワタシ。


ああ、いつの間にかエビスビールも!
しょうがないだろうウナギの骨煎餅なんだから!!

外の明るい光が障子越しにたっぷり入る、こじんまり落ち着く個室は
なかなか居心地よい。
まあこのところいろいろクタビレ気味だったから、
こういうご褒美を許してつかわすか・・・と自分に言ってみる。
許してつかわされんでも、もうすでに座って骨煎餅を齧っているがね。


うざくまずはうざくから。
甘酢の塩梅などは『尾花』のものが
なんといっても忘れられないとはいえ
まあこれはこれで
結構なものではあるな。
ああ、もうどうにでもなれ・・・と
冷の日本酒を頼む。


煮凝り肝焼き








煮凝りがウマイ。
出汁が良いのだ。
いい脂にいい出汁の組み合わせは至福。
中身は当然鰻だから、脂は鰻の脂なんだぞう。

肝焼きもタレが甘すぎなくて、なかなかいい感じではないかフォフォフォフォ。


肝焼き
















バルタン星人化してアップ(?)
こういう怪しい行為も決して怪しまれない、小さな静かな個室が嬉しいですね。
ちょびっと固いかな、とも思うが、十分に美味しい♪


湯引き初めて食べる鰻の湯引き。
鰻の脂が軽く洗われて
さっぱりした味わいだけれど
身がぷりりんと締まって
なかなかいいものですね♪
後半戦に期待が高まる。
日本酒、オカワリ。



白焼き白焼きが来た!
端っこをこっそりウチの鰻猫ヒメさん
持って帰ってやろうかな・・・
と一瞬思ったが喰っちまいました。
焼きが今ひとつパリッとしないし
ちょっとクタビレ気味ではあるけれど
まあよろしいんじゃないでしょうか。


うな重















鰻重登場!
この個室、案外周囲の音が響くらしいので、音無しの拍手でお迎えしてみた。

実は気付けば、薄い壁に隔てられた隣に若い女性とヲヤジの組み合わせがいて、
ひそひそウフウフ語らう内容が聞きたくなくても聞こえてくる昼下がり。
鰻屋だからね。

もひとつちょっと離れたテーブル席には、有閑初老マダム風二人。
同窓会風に賑やかな声を上げている。
昼間からお酒も入って楽しげだ。ちょっとウルセイが許すことにした。

ワタシは一人のんきに贅沢しているので、ココロが広くなっているのである。

で、肝心の鰻重だが、決して悪くない。
鰻絶滅地区横浜にあれば、十分通える味だと思う。
ふっくらとテリテリ輝く姿も美しい。
米は硬めでピンとしてとても好きな炊き加減。
なにも言わないのに量は相当少なめだ。
ワタシはそれがありがたいが、爆食巨食系の人たちはきっと不満であろう、と思う。
タレも甘すぎない。

これで焼きがもうちょっとパリッとしていればなあ、と全面しっとり系な鰻の食感に
無いものねだりをしてみた。
これはもう完全に好みの問題だろう。
極私的理想形、ではなかった。
美味しい鰻ではあるよ。

漬物肝吸いデザート





さらにごくごくフツウの漬物、肝吸い、そして食後の抹茶アイスがつく。
フツウの漬物がちょびっと寂しい。
鰻屋と漬物は縁の深いもののように思っているから
鰻についてくる漬物への期待値が最初からちょっと高いんである。
ホームグラウンドが荻窪『安斎』だったときからの刷り込みかもしれない・・・。

そんなこんなで日の高いうちからまったり過ごせた。
この空間が西麻布にあって、これだけいろいろと出てくるならば、
7500円のコースは馬鹿げて高いものでもない、と思う(酒は別)。

でももうちょっと焼きがなあ・・・と、罰当たりな不完全燃焼感が
ちょびっとだけ残った。

まあしかし、それなりにウマイ鰻を食べられた喜びウレシサもあったので
よろしいんじゃないでしょうか。

若い仲居さんの接客は非常に丁寧で感じよかったし、個室の雰囲気は落ち着いたものだから、ひとりまったりでもお友達と会食でもワケあって男女二人でも、これこそ会社の経費でどーんといってみるんでも、それなりにいろいろ使い道はある店だ、と思いマス。

いちのや 西麻布店 (うなぎ / 広尾)
★★★★ 4.0



まったりのんびりと一時間半。
贅沢で楽しかったな♪
「世間さまに申し訳ない」などと呟いてみる、この感じがタマリマセンのだ。
へっへっへ♪


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でももっとメクルメク「う」な世界もやっぱりある・・・(つづく。時期不明)





うなぎいぬが大きくデザインされた、クール&キュートなジッポ・・・
誰が買うんだよ???

片意地へんくつ一本気―下田うなぎ屋風流噺 (文春文庫)


arima0831 at 18:26│Comments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote うなぎ | 青山・広尾・六本木

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この記事へのコメント

6. Posted by アリーマ   November 14, 2008 08:37
Gingerさん

●ばし、スバラシかったわ。
でもこの「いちのや」は、おっしゃるとおり営業時間とロケーションなど使い勝手は抜群で、これはポイント高いです。

そこそこ食べたが、そんなに爆量だったか知らん?
どうぞおでえじに。
5. Posted by Ginger   November 14, 2008 00:57
>しょうがないだろうウナギの骨煎餅なんだから!!

あーびっくりした\(◎o◎)/!

夜までがっつり開いてる合格な鰻やさまは東京にも少ないので、世間に隠れて重宝させて頂いております。
個室チックで対応丁寧で西麻布の真ん中で...と考えると結構使い勝手良いんです。
でも内緒で●ばし行ったらしーから許せないー(>_<)

p.s. 食べ過ぎて寝れない....
4. Posted by アリーマ   November 13, 2008 09:35
にっきさん

あっはははっはっは♪
いやぁ申し訳ないっすー。
(↑誠意のない態度)
3. Posted by にっき   November 13, 2008 07:08
>「世間様に申し訳ない」だとぉ〜!その世間様リストの筆頭はアタシだな、きっと。
2. Posted by アリーマ   November 12, 2008 23:11
nana_seaさん

だ・か・ら・・・!

1.元々爆食ぢゃない。
2.目下減量中でご飯少な目。
3.「あの爆食な人たち」とは人種が違う。

以上三点を是非おわかりいただきたく・・・。

まったりした午後でした。
思いつきの突発行動にしては高くついたけど(汗)
1. Posted by nana_sea   November 12, 2008 22:36
>>なにも言わないのに量は相当少なめだ。
>>ワタシはそれがありがたいが、爆食巨食系の人たちはきっと不満であろう、と思う。


これは“ツッコミ待ち”の“フリ”と捉えて
かまわないのでせうか、、、

ともあれとても優雅な午後の過ごし方ですね♪
ますます憧れます〜(*´д`*)

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