December 09, 2008

猫的愛と温もりの相関関係について 〜或いは羽根布団ハウス撤去の悲劇〜

生協パルシステムを愛用しているのだが、ある日「布団の丸洗い」を募っていた。
早速頼むことにして、押入れから真冬用のあったかい羽根布団を引っ張り出す。

押入れの奥のほうもついでに覗いたら、枕を変えて以来ご無沙汰していた
巨大羽根枕なんかが続々登場。
カイロ在住当時、ヨーロッパ方面で布団ともども買って愛用していたものだ。
懐かしくはある。
しかしでっかい。
ヨーロッパ人は体にあわせて頭もでかいのだ。
南のほうなど体の長い火星人集団のような地域だってある(嘘)。

寝るときの枕はもう決まっているし、じゃまだからいっそ捨てるか・・・
いや、これはソファーのゴロ寝にはちょうどいいな、という次第で、
部屋の片隅にとりあえず積み上げておいた。
申し込み手続きをするのに、まずは数量のカウントが必要だったのだ。
いや、こういうものを貯め込むからいけないんですけどね。

その15分後、この「一時布団集積地」に白黒の生物が埋まっているのを発見。

ヒメヒメさんである
ああしまった、これは確かに
猫の「ふかふか大好きゴコロ」を
限りなくソソルよ。
しかしどうしてこういうものへの反応は
こうも早いのかね・・・?

(写真は夏〜秋用アマゾンダンボールハウス?)


さっさと送る準備をすればよかった、と悔やんでももう遅い。


ヒメ
ヒメさんは既に
ふくふくニコニコと巣篭り状態である。
叩き起こして撤去するには
忍びないぞ嗚呼。

(画像はベッドです・・・)


そしてその後「布団を送らなきゃ」と思うたび、何故かヒメさんがオヤスミ中。
寝顔を見ては悩んでいたが、そんなことを繰り返しているうちに、
夜と午前中はワタシのベッドでフクフクして昼ご飯の後は「巣」で寝るという、
妙に規則正しい使い分けが成立してしまった。

それにしても何故「夜と午前中はベッド」なんであろうか。
夜は「寂しいから」という善意の解釈が成り立つが、何故「午前ベッド午後は巣篭り」
になるのかね?

よくよく考えてみると、夜もしばらくは巣篭っているのである。
夜更かしのワタシがベッドに入って本など読んでいると「みーん」かなんか言いながら現れる。

時にはとことこパソコン横にやってきて「寝ましょうよう♪」と言うときもある。
ここで「ねえん」などと身を寄せられると、ぐっと萌えツボが押されてしまう。
「へっへっへ、よしよし♪」と立ち上がって歯を磨いたりするワタシ。
若い愛人に「ねえん」と身を寄せられたヒヒジジイの気持ちがちびっとわかるぞ。

でも布団に入って「さあこっちにおいで」となると、何故か微妙に距離をとるのだ。
肩口をフミフミしながら、なかなか腕の中に収まってくれない。

これが本当に若い愛人でワタシがヒヒジジイならば「ふふ、勿体ぶるなよ」なんて
脂下がることになるのだろうが・・。
(こらこら、なんて組み敷いたとたん引っぱたかれたりするのは、同じなのかね?)


ヒメしかしこれは所詮ワタシと飼い猫の話で
しかも相手は粗暴凶暴乱暴我侭な
ヒメさんなのだ。
そんな官能的な駆け引きが
あるはずはない。
あってたまるものか。
(画像はただの近影♪)


いや、人間であるワタシは勝手に萌えツボを押されて妄想に走っているが、
猫の奇妙な行動には、案外整合性のある理由が付きもの。

その整合性とは・・・要するに「布団があったまってないからヤダ」という真にシンプルなものであることに、最近漸く気付いた。

そういえば、去年も似たり寄ったりな話があったような気がする。
ワタシの記憶力と学習能力も猫並みだな。

そうしてみると「午前中ベッド」の理由も自ずからわかる。
まだベッドがあったかいから、ということだ。

何とか回数を減らして漸く最近は一日5食のヒメさん、朝ごはんの後はベッドルームに消える。
昼ごはん後にしばし外出。驚いたことに、結構元気よく外を駆け回っている。
庭木にエイエイと突っ張りを入れたり、斜面を駆け上ったりして、
これ鍛錬に勤めている様子。

人生気合だな、と最近気合なき人生を送っている飼い主は暫し感心をするのだ。
窓越しに、どてらにくるまって。

ほおお・・・とか言ってないで、自分の人生に気合をもてよワタシ・・・!

帰宅後は夕ごはんまで巣篭り、夕ごはん後また巣篭り。
その後、晩ごはん・夜ごはんを食べて巣篭り或いは「さあ寝ましょうよう」となる。

ちなみに食べる量が落ちていた時は、夜と朝の間に「明けごはん」があった。
今はこれでもなんとか一食減ったのだ。やれやれ。

だらだらと話が脱線したが、こうして一文が書けるほどに定着し、かつ放置された
羽根布団の山は「ヒメの巣」と化してしまった。
いっそこのまま冬布団無しで過ごすか・・・と気持ちは揺れたが、やっぱりそれは
ヒトとしていかがなものかと思う。
あったかい冬布団をかぶれば、ヒメさんだって喜ぶだろう。

結局のところ、午前中だらだらしてないで、ヒメさんが寝てる間に撤去作業を
進めてしまえばよいことだ、そうだそうなのだ・・・と、
ついに昨日勢い良く布団を送り出してしまった。

しばらくパソコンに向かっていると「みー」と悲しげに鳴くものあり。
ヒメさんだ。
ゆっくりと何気なく顔を右下に向けると、途方にくれた様子のヒメさんがいた。

「みー、みあーん・・・」

気のせいだといわれればそれまでだが、これが正に「おうちがないのよう」と
聞こえてしまう。
心なしか潤んだ瞳が泪を湛えているやうだ。
落とした肩が小さく見える。

あああああああああっ!
馬鹿ばかワタシのバカっ!!と、罪悪感に思わず頭をかきむしる。
こんなに意気消沈したヒメさんを見るのは初めてかもしれない。
胸が痛む。ちくちくちく。

しょうがないのでホットカーペットを引っ張り出してやったところ、
アッサリとそちらに移動したヒメさん。
猫なんてそんなもんだ。
まだたまに「布団集積地跡」の辺りで、肩を落としてぼんやりしてことはあるけれど。

ハナちなみに、もう一匹のハナちゃんも
「ふかふかゴコロ」は猫らしく同じと見えて
こっそり何度か「ヒメの巣」に入り込んでいたが、
ヒメさんに見つかって
ボコスコに叱られていたのだった。
ハナちゃんは結局
こっちも毎冬恒例の「パソコン猫」化。

上半身をデスクに乗っけてワタシの膝とお腹を暖めてくれている。

でも、勝手にキーボードのENTERを押したりすんのはヤメテクレ頼むから!

蓋し犬を飼うことが義務と責任を伴う結婚生活ならば、
猫との暮らしは気まぐれな愛人を囲うようなもの・・・

中世フランスの哲学者の言葉

・・・ではなくて、ワタシの思いなのである。


にゃあん。



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arima0831 at 00:00│Comments(11)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 猫話 | 日記

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この記事へのコメント

11. Posted by アリーマ   December 13, 2008 12:41
つちころりさん

ここで質問する内容かなあ・・・?
勘弁してね。
10. Posted by つちころり   December 12, 2008 23:56
猫好きですよね。
猫はやっぱり食べれないのでしょうか?

犬はどうなんでしょうか?
9. Posted by アリーマ   December 10, 2008 11:24
玉泉寺さん

ヒメさん、おかげさまで元気です。
やっぱりお腹の上が好きですね。
うう、ぽよんとしているからなんだろか(笑)
8. Posted by アリーマ   December 10, 2008 10:29
酔華さん

リスだと「近所の子供を預かってるようなもの」だったり?
フェレットなんかはどうなんでしょう?

ウサギを飼っていらしたんですね。
寡黙な人か・・・なるほど。
7. Posted by 玉泉寺   December 10, 2008 10:27
ヒメさん、かわいい!元気そうでなによりです。
やはり柔らかいところが大好きですね、我が家の相方もポヨンとした私の腹の上がお気に入りのようです。
6. Posted by 酔華   December 10, 2008 06:24
最後の「哲学者の言葉」に心打たれました。

ちなみに、我が家ではウサギとの生活。
寡黙な人が下宿しているようなものです。
5. Posted by アリーマ   December 10, 2008 00:37
ひとりメシさん

癒されもするが、どつかれることもあり・・・
きわめて粗暴でアホなんですけどねー。
うにゃあ。
4. Posted by ひとりメシ   December 09, 2008 20:58
ヒメちゃんには癒されます(はぁと)
3. Posted by アリーマ   December 09, 2008 12:47
>にっきさん

そうか、ヒメ用湯たんぽという手があったか・・・!
問題は、ワタシには甲斐甲斐しく面倒見てくれる羊さんがいないことです。
たいてい寝る段になって「あ、湯たんぽ・・・」となります。
一応レンジでちんするやつがあるから、ソレでいこう(あるならば使えよ!)

>泥酔院さん
猫って全身温度センサーですよね!
ハナちゃんなど最近恐ろしいことに、こっそりポットの上に乗っているらしいのです。思いっきり叱っているんですが、ちょっと恐怖。
2. Posted by 泥酔院   December 09, 2008 12:31
家の「トロ」くん(あちらのトップページ写真)は人が見ていないと、炊飯ジャーの上に乗っているようです。
最近「炊飯モード」が変わっていたり、保温状態が取り消しになっていたりして困ったチャンです。
1. Posted by にっき   December 09, 2008 08:16
あたしも温まっていない布団はイヤだ。なもので、真冬は湯たんぽをまずは布団の真ん中(寝ると腰のあたりになります)に入れて温めておいて、それから足先のほうにずらしておきます。そうするとお布団全体が温かいのよね♪
もちろんそんなメンドクサイことを私がやるはずもなく、過保護な羊がかいがいしく世話をやいているわけですが・・・。ヒメちゃんのために布団の肩口に湯たんぽをおいてあらかじめ温めておくと、すんなりお布団に入ってくれるかも・・・。
温かいってそれだけでもう幸せなことなのよね。はやくお布団が綺麗になって帰ってくると良いですね・・・ヒメちゃんのもとに。(?)

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