February 22, 2009

恰幅の良い彼発ナポリタン起源説(?)の蛇足話など・・・ 〜『ナポリタンのうた』も聞いてね♪〜

ほんまさんが渾身のナポリタン記事を上げてくれた。

すばらしい!
この一考察はハマの閑人食欲系ブロガーを揺り動かしたようだ。
怒涛のようなコメントの嵐の合間に見え隠れする見識の数々も興味深い。
たまにこういう面白い記事に出会えるから、ブログって捨てたものではないと思う。
これを書かしめた原動力が、先週の某聖日関連糖分不足由来ストレスだったにしても、だよ。

この「ナポリタンはどこから来たか」という話、どうも引っかかるものがあって
ちょこっと調べてみたら、ご本尊のコメント欄には長すぎる話になってしまった。

出典は全て基本的に「ググッた結果」といういい加減な話だし、ワタシのような検索音痴クンにもできたことであって誰にだって簡単にわかることばっかりだが、とりあえずメモとして上げとこうか、と。

単なる馬鹿話の一環なんで、細かい出典なんかはゴメンします・・・URL拾って張るのって、けっこうめんどくせーのよ。
本当に「蛇足」な付け足し情報と思っていただければ幸い。

さて、ナポリタンといえば上野玲さんの名著『ナポリタン』がある。
改めてざっくり目を通したが「日本初の日本のナポリタン本」として
やはり貴重な一作であろう。

ナポリタン (小学館文庫)
ナポリタン (小学館文庫)
クチコミを見る


改めて目を通すと、ナポリタン起源説をあちこちに迷走させた(或いはワタシの妙な思い込みの原点になってしまった)のもこの一作だな・・・と思う。

所謂「日本のナポリタンの起源はアメリカのミートボールスパゲティ説(以下ナポ・ミート説)」が蔓延した(或いはワタシの幼稚なアタマに染み付いた)源がこの一作だからだ。
改めて読み返すと、この出典は猿谷要の『ニューヨーク』という本であって、上野氏は単に「この仮説は大いに信憑性が高いと私はにらんでいる」と言っただけだ。
でもやけに「コレが起源!」と断定されているように感じるのは、ひとえに編集の出来が良いからだろな・・・。

しかしこのナポ・ミート説、ミートボールという具材にまるでナポリタンとの共通項が見えないし、単にトマトソースのパスタならいくらアメリカにだって他にも色々あるのだから残念ながらちょっと無理がある話だ。

本来シャレの一種みたいな本だし、日本のナポリタンあれこれ雑記としては十分に楽しい本でもある。
でも、冒頭に「起源説」が出ちゃったし別説もなかったので、作者が予期しないところでいろんな人が斜め読みをして妙な思い込みを深めたものだろう。
そのくらい良い意味でジャンクなインパクトが強い本でもある。
文庫版の装丁はどうも迫力が落ちたが、本来はナポリタン色も目に鮮やかな装丁。
ステキな本であることに変わりはない。
日本のナポ状況に関心ある向きは、お手軽な文庫のほうだけでも一冊もっていて損はない本だ。

でもとにかくおかげさまで所謂「ナポ話」の枕にこの「ナポ・ミート説」が、通奏低音か強力なジャミングの如く、雑誌でネットでああらワタシの脳内で無思考に奏でられていった次第。
ネットの一過性情報と違って、書籍の力は大変なものだと改めて感心する。
思わぬ重みと説得力が出てしまうんだな。

ニューヨーク―世界の都市の物語 (文春文庫)
ニューヨーク―世界の都市の物語 (文春文庫)
クチコミを見る

ナポリタン!
ナポリタン!
クチコミを見る


ミートボールスパゲッティ尚、ご参考までに
「ミートボール・スパゲッティ」なる
アメリカン・パスタは
こんなルックス・・・
日本は横浜みなとみらいのアメリカンダイナー
『マンジャ・マンジャ』で食べた。
多くを期待しないで食べたので
ウマかった。
まあ、トマトソースとミートボールがそれなりに真面目に作ってあれば、決して不味くなりようのない料理ではあるけれどね。

さて、ミートボール・スパゲッティが起源でないとしたら元はなんだろう?

「そもそも何故ナポリタンなのだ?ローマやミラノじゃなくって何故ナポリ?」という某氏コメントがあった。
確かに調べたら、本家イタリアに「ナポリ風ソース(salsa napoletana)」はあるが
単なるトマトソースの一種であって、日本のナポとは別物。
ピッツァなどの料理にも使うソースでもある。

じゃあどうも発信源らしいアメリカは・・・と見ると、アメリカには「ナポリタン・ソース(Neapolitan sauce)」なるもんがちゃんとある。
ググるとレシピだけは山ほど出てくるところをみると、少なくとも家庭料理としては一般的に認知された名前のように思える。

ただしレシピは色々で、ほんまサンの記事で「基本のキ」と新たに定義された(?)
ピーマンも具材として一定していない。
とりあえずはトマトソースのパスタで、アメリカ人がけっこうあちこちで「これはイタリアにはないアメリカ特有のメニューであるぞ」と言っている。
確かに和製洋食も結構あるが、アメリカンなヨーロッパ食だって案外あるものだ。

ローマでなくミラノでもなくてナポリなのは、そういうパスタ用のトマトソースがアメリカにあるからということらしい。

もうちょっとどうでもいい思考をめぐらすと、北はボローニャのボロネーゼ、古のローマ発はカルボナーラで、南の代表はナポリタンとアメリカ人なりに色分けしたのかもしれない。

じゃあアメリカにはどうやって「ナポリタン」が現れたのかね・・・?と思って漠然とググっていたら、なんだか面白いものに行き着いた。

イギリスでヴィクトリア女王の王宮で料理長をやっていた人物の「家事指南本」だ。
1861年刊。当時のベストセラーだそうで。
そこに「ナポリタン・ソース」が出ている。
へーー!

これだけはリンクを。
興味のある人はコチラにどうぞ。

もっとも内容はグズグズにアレコレ入れて煮込んだソースであって、パスタ用でもないらしいしトマトソースですらないのだが、ご参考まで。

尚、このシェフはイタリア系だがフランスで修行したそうだ。
フランス料理にも「ナポリ風ソース」は今も昔もレシピとしてある、という。
コチラはトマトソース系だから、ナポリ→パリ→ロンドン→アメリカ東部なんていうルートもありうる。

ナポリ発のトマトソース、どうもずいぶんと長い旅をしてきたみたい・・・。

話が果てしなく飛んでしまったので無理矢理引き戻す。
日本のナポの起源は、ミートボール入りじゃないとしたらどこにあるんだ?
そもそも、ピーマンていつごろどこで発生してここに混じったものなんだ?

だんだんくたびれてきたので簡単に結論に行くと、結局「ウィキペディア」に載ってる話が一番ソレらしい・・・

以下引用

=>『調理した具材を茹でたパスタと共にケチャップで和える』日本でいうところのナポリタンは、太平洋戦争終結後、進駐してきたアメリカ軍によってもたらされたものである。それはアメリカ軍における一般的な兵食のひとつであり、基地内で働く日本人コックなどにより日本の巷に流出した。 正式にはトマトソース(サルサ・ポモドーロ)を使うべきところを大量に作る兵食のため、軍隊ならではのポリシーのもと、簡便なトマトケチャップを代用品とした。
(引用以上)


アメリカンな「ミリめし」ですってよ奥さま!
ニューグランドホテルのナポリタンは、当時の入江料理長が「ケチャップ量を減らしてトマトソースを増やしたりして作ったメニュー」だそうですわっ!
ああ、なんとわかりやすい!

ここだけはワタシの愚考だが入江料理長「ケチャップ味じゃああんまりだよな」と思って、古今の文献なんかを当たってみたんじゃないでしょうか?
元祖と称するニューグランドのナポだけが妙に先祖がえりしているのは、レシピ考案者が「再翻訳」して若干オリジナルに戻しているからだったから・・・と考えるとわかりやすくもある。
一流ホテルのメニューに載って初めて世間にその名前を認知される料理、という意味では、確かに元祖は間違いないかもしれない。

ただし、市販のトマトソースなんてもんもなければ山ほどトマトを煮込んでしまうなんていう贅沢も許されない一般人向けにはあくまで「米軍基地発のケチャップ味」が流通した、ということなんだろうか。

あーなるほど、そうするとほんまさんのところで実に鋭く「座間で米軍用にピーマンをたくさん作っていたらしい」というコメントを入れていた方の想像したとおり、日本でピーマンを食材に積極的に利用した始まりも「ミリめし起源」なのかも知れない・・・。

結局ググると最初に出てくるウィキに答えは全てありましたとさ、というわりと徒労感あるお話になってしまったな。

ここで日本のナポリタンを。

たじまのナポリタン
滝頭の名店『西洋料理たじま』のナポ。
ケチャップよりはクリームの
深いコクが生きた一品。
ナポらしからぬナポ・・・
・・・かも知れない


ポニーのナポハン
















この数年間で唯一自発的に食べた「ナポらしいナポ」。
馬車道『ポニー』のナポハン。
ええと、メインはハンバーグだが、一応準主役の位置にはあるよ。
このメニューの場合、ライスをつけると炭水化物過多で、かといってナシではどうも物足りないというジレンマがちょっとある。

そうなのだ。
最後にツマランことを言うようで気が引けるが、ワタシはケチャップ味が基本的にどうも苦手・・・。
多くの皆様のように「ナポ愛」はないんだゴメン。
ナポ愛不足が腹立たしい方は、コチラのナポ愛100%なブログをご参照あれ。
何しろ1000皿をついに達成。ソレもナポだけで!
金字塔と言えましょうね、これは。

ともあれ食べもののルーツって、調べていくと思わぬものにぶつかるから面白い。
あれやこれやと想像を膨らませながら、一晩たっぷり遊べたな。

ほんまさん、ありがとう♪

なにより、この長いだらけた拙文を読んでくださったアナタに御礼申し上げます。


ランキングバナー人気blogランキングへ ←いちにち、いちポチ♪
嗚呼もう朝四時。いいやこのままUPしてやる・・・!

追記:
そしてナポ愛溢れるあなたには「ナポリタンの歌」を!
これも脳内ローテ間違いなしの名作(?)。
元々は今は残念ながら休止した『犬悔い』でいぬわんくんが拾ってきた歌です。
まあ聞いてみて下さい♪

arima0831 at 03:54│Comments(35)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 西洋料理 | その他横浜

トラックバックURL

この記事へのコメント

35. Posted by アリーマ   March 01, 2009 20:43
すぎちゃんさん

イベントは噂だけ聞きました。
主催関係者の方ですか。
どうもおつかれさまでした。

ナポリタン記事の反響の大きさに驚いています。
皆さん個々に、程度の差はあれ思い入れがある食べ物なのだなと改めて思います。
34. Posted by すぎちゃん   March 01, 2009 09:46
アリーマさん、初めまして・・・ですよね?
例のイベントに関わったひとりでもあります、すぎちゃんです。
おもいっきり乗り遅れております・・・(^^;;

ナポリタンは、単なる洋食のレシピの一つではなく、「戦後の日本」を代表する食文化だと思うのです。
洋食屋で、喫茶店で食べた人、つくっていた人、ナポリタンを思い出すとき、何かしら人それぞれの「時代感」みたいなものを想起するのではないでしょうか。

ニューグランドのナポリタンは、別格です。
ニューグランドさんも、命名の自負を強く持っていらっしゃる。
日本のナポリタンの起源、源流ではあるけれど、ケチャップナポリタンはまた別の伝播をしてきたのでしょう。(東海、関西は「イタリアン」だし・・・)

横浜の戦後史はアメリカ軍の占領時代と切り離して語れません。その中で横浜はどう時代をどう乗り越えてきたか・・・

ナポリタンを食べるとき、そんな横浜の時代背景とひとそれぞれの物語に思いが及ぶような、そんな展開があってもいいのじゃないかなあ、と思うわけです。

食の達人の皆さんのブログはたいへん勉強になります。
ありがとうございます。
33. Posted by アリーマ   February 28, 2009 21:09
火星人さん

明治時代の横浜、実にいろんなものがあったみたいですね。
面白いです。
32. Posted by 火星人   February 28, 2009 20:57
パスタは明治時代に入ってきたそうですから、トマトソースもそのとき一緒に入ってきたのでしょうね。
日本で初めてケチャップの製造を始めたのも横浜で、明治29年らしいです。(TVKショップからの情報 リンク)
ラベルのデザインもカッコイイです
31. Posted by アリーマ   February 27, 2009 23:47
トリノさん

キッチンカー?
ううむ。アメリカの陰謀が不思議な形で文化的結実を見せ・・・?
給食はパン食えとか、パスタの大衆化とか、結構色々やらかしてくれてるんですよねえ。
まあ、結果オーライな部分も大きいが。

でもやっぱりミリメシ起源説がやっぱり一番妥当なのでしょうか。
まあ中華風の「炒めテク」は市井で入り込んだものとも考えられますが・・・まあ、こういう庶民的な食べ物って、起源の一元化は難しいものではありましょう。

>私達、年寄りは・・・

えー、ワタシも入ってますかあ?!
年寄りじゃないもん。
イタメシ、20年位前に喰いに行ってたけど・・・当時は若くて世間はバブルだから、山ほど食ったなオゴリのイタリアン・・・(バブル、知ってるじゃん)。
30. Posted by トリノ   February 26, 2009 23:59
日本にパスタが定着したのは戦後のキッチンカー以降、と以前テレビでやってました。
軍隊食に始まる、アメリカ主導の流行。
これがパスタ第1の波。

私達、年寄りは知っているバブル景気。
この頃のイタメシ流行&本場でパスタ食ってきた人様によるパスタ第2の波。

ナポリタンは第1の波で押し寄せ、第2の波でひいて行ったんですかね。。。


↓キッチンカーに関するリンクです。
29. Posted by アリーマ   February 26, 2009 00:50
>tadaさん
戦前の横浜に洋食屋があったんですねえ。
どんなメニューだったんだろう?

ケチャップ入れて炒める技術は戦前に成立してたわけですね。
問題は「誰がパスタと和えたか?」というところです。戦前の洋食屋でパスタも出していたならありうる話です。
そもそも日本でパスタが大衆化したのっていつの時代の話なんでしょうね?

>酔華さん
ありがとうございます。
結構知られたギターの音階なんですね。

ナポリ自体は歴史上被征服都市であることが多いからメジャーだというわけでもないし、どうも不思議です。
他の国から見ると、独特の異国情緒をそそる土地なのかも??
28. Posted by 酔華   February 25, 2009 22:27
"Napolitan sixth”なるコードはよく分かりませんが、ナポリタン・スケールというのがあります。
イタリア風の音階です。
他にスパニッシュ・スケール、アラビアン・スケール、ハンガリアン・スケール、エジプト・スケール…なんていうのがあります。
スパニッシュ以降は国の名前か、それより広域なエリアの名前が使用されています。
しかし、イタリア風音階の場合、なぜかナポリなのですよね。
なぜ、イタリアン・スケールではなく「ナポリタン・スケール」と名づけられたのでしょうか。

やはり、気になるのは「ナポリとは何か?」なのです。
ナポリがイタリアを代表しているようなところがありますね。
27. Posted by tada   February 25, 2009 22:12
始めまして、恰幅の良い方のブログから流れて参りました。

ちょっと母から聞いた話を…。
ナポリタンスパゲティから話がずれているのですが「ケチャップチャーハン」についてなんですが。

私の曾祖父が若い頃に洋食屋(横浜に住んでた)で働いていたそうなんですが、ケチャップチャーハン作っていたそうです。
賄い食なのか正式メニューなのかは判らないんですが。
曾祖父の若い頃というと実は戦前なんです。
なので、もしかするとナポリタンスパゲティも戦後の進駐軍経由じゃなくて戦前の可能性が…と思いまして一言だけ。
26. Posted by アリーマ   February 25, 2009 02:21
maruto082さん

タバスコをパスタにかける、という概念自体がなかったワタシ・・・皆さん、かけるもの?

あれって本来アメリカのもんですしね。
洋食ならなんにでもタバスコという習慣、日本独自のものかもしれません。

まあ、ナポリタンが日本独自の発展を遂げたもの、というところは真実だと思います。
25. Posted by maruto082   February 25, 2009 00:16
みなさん御存知だと思いますが・・w

イタリアでは ピザやパスタに「タバスコ」をかけて食する習慣はない。
ピザにタバスコ、ナポリタンにタバスコが普通なのは、やはりアメリカですので、そこらへんからもナポリタン=アメリカから流入説が確度が高いかと思いますねぇ。
24. Posted by アリーマ   February 24, 2009 23:40
>maruto082さん
そうそう。
あくまで「ちょこっとオマケ」なんですよね。
でもアタリがでると小さな幸せっていう。

>774の探偵さん
この本、フランスで修行したイタリア系シェフのもので、料理の内容は基本的にフレンチ。古典的にグズグズ煮詰めた感じのソースばっかりで、あんまりうまそうな感じもしないです。
エラスムスの時代よりは数世紀分進歩はしているかもしれないんですが・・・しょせんイギリスって感じもします・・・。
23. Posted by 774の探偵   February 24, 2009 22:14
すばらしい力作ですね。
ニューグランドのはクラシコ・ナポリタン。ピーマンとケチャップで作ったのはミリメシ・ナポリタンという訳ですね。あーすっきりした。
しかしビクトリア朝のイギリスに料理本があったというのも不思議ですね。確かエラスムスが「ヨーロッパ大陸にはすばらしい料理があるが、イギリスにはテーブルマナーしかない!」と言ってたような記憶があるんですが、参考書があっても勉強する気がないんでしょうか?
22. Posted by maruto082   February 24, 2009 16:33
ナポリタン・・・。お店で頼むことはまずないなぁ・・・。 ノスタルジーに駆られて自宅で稀につくりますがね。
でも、ハンバーグの横に乗せられたナポリタンが妙にうまかったりすると嬉しいですよねw
21. Posted by アリーマ   February 24, 2009 14:15
いぬわんくん

おひさしぶりぶり。

ピッツァとか肉料理とか、あとスパゲッティじゃなくてショートパスタのトマトソースかけは「ナポリターナ、ナポリ風」と呼ばれることがあるみたいだよね。

先のほんまさんのコメントにもあるけど、ナポリ辺りがトマトの一大生産地だからということみたいだよ。で、トマトを使ったソースを欧米一帯で「ナポリターナ」と呼び習わす習慣がある、らしい。
日本で「じゃがいもと言ったら北海道」以上の脊髄反射イメージなのかもしれないねえ。
なんでも最初にトマトを農産物に開発したのがナポリの農家だったそうだ。
北海道が土地が痩せてて寒くてじゃがいもくらいしかとれん場所だったみたいに、ナポリ辺りも夏はむやみに暑くて土地が痩せてて、トマトくらいしか育たんところ、というイメージなのかも。
よくわからん。
20. Posted by いぬわん   February 24, 2009 12:20
ごぶさたで5枚出す。
楽しみました。
「決して一番ではないけれど」ナポリタンマニアです。
で・・・
イタリアでは
トマトソースだけのスパを「ポモドーロ」ともいいますが、特にローマとかナポリとか南の方へいくと
「ナポリターナ」とも呼びます。
なんでトマトがナポリターナかはわからんですが。
論点ずれてたらすんまへん。
19. Posted by アリーマ   February 24, 2009 01:33
ちなみに"Napolitan sixth”なるギターのコードらしきものはありました。
これはなんだろう??
酔華さんとか、ご存じないかしら・・・?

18. Posted by アリーマ   February 24, 2009 01:29
ほんまさん(続きです)

で「ナポリタンは何語?」だけど"Napolitan"という英語は存在しないのでした。
イタリア語は語尾に"-o" "-a"が付くし、語感的にはいかにも英語ですけどね。
ちなみにフランス語は"napolitain"(惜しい!)
調べて初めてわかったりして。

日本語の場合は"Neapolitan"の音を表記したもんなんでしょう。
それを誰かが「英訳」するときに、うっかり間違って"Napolitan"と書いてしまったんじゃないだろうか。
或いはフランス語からの起こし間違いかも。
これは「ニューグランド犯人説」を唱えてみたい感じです。元祖だし。こういうホテルならば間違いなく、メニュー上の横文字表記が必要だし。
当時英語よりフランス語の素養が高いホテル人なんて、シェフしかいねーだろ、と思う。
当時のメニューが残っていれば犯人がわかるかも?

尚「じゃあ何故英語だとNeapolitan?」といえば、ここだけなんちゃってラテン語の"Neapolis"から来ているみたい。単に「ナポリ」だと"Naples"なんですけどね。英語ってつくづくいい加減な言語だと改めて思います。
17. Posted by アリーマ   February 24, 2009 00:21
>火星人さん
そそ、そんな感じの「どうでもよさそうだし当たり前だがウウムと唸るような理由」がなんだかありそうなんですよねー。

>ほんまさん
突如アクセスカウンターがガガガガと音を立てて回り始めたので「?」と思ったら・・・リンクをありがとうゴザイマス。

トマト、南米産ならばスペインで流通しそうなものなのに、まずはイタリアだったんですね。
なるほどナポリ辺りが一大生産地だったんですか。
旧来のヨーロッパの感覚じゃ「トマトといったらナポリ」くらい当たり前なんでしょうか。

面白いですねえ♪
16. Posted by ほんま   February 24, 2009 00:16
つーか、そもそも「ナポリタン」て何語なんだろう?
それでも文化的ルーツが知れるのではなかろうか?
15. Posted by ほんま   February 23, 2009 21:50
南米原産のトマトが欧州に渡って後のこと。
主にイタリアの庶民の間で食用の研究が行われ、中でもナポリ等の南部は気候の相性も良かったので、一大産地になっていったようです。ナポリ=トマトって認識はこんなとこから?
距離的にはアメリカのほうが近いのですが、トマト食文化は欧州経由の輸入らしいですね。
14. Posted by 火星人   February 23, 2009 18:19
ん〜、輸入したトマト缶の箱に出荷港ナポリと記載があったからとか・・・(タダの思いつきです)
13. Posted by アリーマ   February 23, 2009 12:21
ほんまさん

おお、神光臨(?)
便乗記事のようになっちゃってすみません。
アメリカのナポリタンソースはイタリア系のイメージです。ただ、あのグダグダなパスタはイギリス経由に思えます。て、いうか、イタリア系のものがアメリカの家庭に入った段階でダメになったか?
記事にも書いたけど、フレンチにもあったトマトソースなのでアメリカでトマトソースに具材を加えたパスタを「ナポリタン」と呼ぶようになり、それがトマトが多用できない日本でケチャップ炒めに変わって米軍食となり(たぶんここでちゃっかりピーマンが入り込み、日本の巷に流れてきたところで「炒める」という技術的捻りが入り込んで(ひょっとして中華のコックがやったのかも)、日本独自の変化を遂げたのかな・・・と皆さんの話を聞きながら思ってます。
ケチャップに限らず「パスタを炒める」という感覚は確かに欧米にはないもの。フライパンには入れるけど「ソースとパスタを混ぜて和えて馴染ませる」目的です。ジャージャー勢いよく炒めるようなコンロ自体が一般家庭にはない。日本人にとっても本来「中華的な料理法」なんじゃないか知らん?とふと思いました。

でも何故トマトソースがナポリ風となったんでしょうね。イタリア南部でローマ以外の主要都市はナポリ、という中世フランス的イメージ?
ちなみに19世紀イギリスの本にある「ナポリ風」にトマトは入りません。トマトの混入は後からかもしれない。あのへんトマトを山ほど使うから、ナポリ出身の移民がアメリカで作ってたものだったとか?
こんなことをアレコレ考えるのは楽しいですね。
ほんまさんのおかげで、この数日間楽しい夢想が続いてます。確かに探偵&博士初め他の皆様の御高見もうかがいたいところですね♪
お忙しそうなんだけれど。
12. Posted by ほんま   February 23, 2009 01:23
すばらしい!!
英語でググれる才女に深い尊敬を覚える!
アメリカのナポリタンソースの存在は大発見ですね。イギリス経由というより、イタリア移民なのかな?その後、グッダグダに破壊されたイメージ。

ちなみにナポリはピザ発祥の地でもありますし、西洋料理界でもトマトソースものをナポリ風と言っちゃうような場合があるそうな・・・
酔華さんのトマト→ケチャップ→ナポリって、安易なイメージ付けは頷ける!

調理に関してもソースを絡めるのではなく、パスタを軽く炒める感じは本須さんのおっしゃるように中華エッセンスが入ってますよね!

地域史に詳しい探偵と教授の記事も読みたいなぁ〜
11. Posted by アリーマ   February 22, 2009 23:11
>とも2さん
ナポリ・・・二回ほど行ったけど、結局ナポリ的なものは何も食べなかった記憶・・・。
世界をまたにかけて「ナポリ風」がはびこってるわりには、本山はいたってしけた街なんですよねえ。

>酔華さん
マンドリンにもですか。
ナポリ系のもの、怪しいほどの生命力ですねー。

>ヌシさん
イエ、単なるだらけた断片の羅列で・・・見直すと絶対に消したくなると思って、夜明け前に勢いでUPして布団かぶって寝ました。
10. Posted by 小径のヌシ(^−^)   February 22, 2009 22:30
5
御大渾身のナポ記事
重鎮の熱く語る(記する)ナポ論
ん〜 さすがだ
いつも短文・感想文的な内容しか書けなぃヌシも少しは見習って…

よし !!
もっとナポを食べるよぅにしよう

9. Posted by 中華街ランチ探偵団「酔華」   February 22, 2009 21:33
スパゲッティをケチャップで炒めたものを、なぜ、「ナポリタン」というのか、私はそれが気になって眠れません。
そこで、いろいろ昔のことを考えてみました。
子どもの夏休みの宿題で「トマトの歴史」というのを手伝ったことがあります。

トマトの原産地はアンデスでした。それがメキシコを経由して北アメリカに伝播。
当時は「トマトは毒があって食べられない」「観賞用に」という植物だったようです。
その後、大航海時代にポルトガル・スペインを経てナポリに上陸しました。
このときもまだ、トマトには毒があると思われていて、観賞用だったそうですが、勇気あるイタリア人がその実を食べてみたということです。
その人がナポリの人だったといいます。
そして今、ナポリはトマトソース用の品種の一大産地になっています。

そこで日本では、トマト=ナポリという公式が発生したのではないでしょうか。
そうなると、スパゲッティ=イタリア。
トマト=ナポリ。
ケチャップ=トマト。
ケチャップ味で炒めたスパゲッティ=ナポリ風。
そんな発想があるように思えてなりません。

それから、これはまったく食べ物と関係はないのですが、イタリアを代表する楽器にマンドリンがあります。
この楽器にはローマ型、ミラノ型、フィレンツェ型、ナポリ型とありましたが、現代ではナポリ型がほとんどです。
構造上の問題もあったのでしょうが、なぜ、ナポリ型だけが生き残ったのか、これも考え始めたら眠れなくなります。
8. Posted by とも2   February 22, 2009 18:16
ほんまサンもアリーマさんも素晴らしい記事を上げてくれますなぁ…流石、横浜Bグル界の巨頭という感じですね♪

ちなみに、ワシがその昔イタリアはナポリに行って、街中の一応はレストランに入って「スパゲッティ・ナポリタンください」と言ったら、「ボンゴレ・ビアンコ(白)」が出てきました(笑)
7. Posted by アリーマ   February 22, 2009 17:32
>つちころりさん
いやホントに、なんでもうまい店です・・・!

>火星人さん
ワタシもナポってマズイと思ってました。
だから今でも積極的に単品で食べる気がしないんです。

でも、横で誰かが食べてると一口もらいたくなったりしますよねー。
でもって、美味しい店が作るものは、例えナポでも(?)美味しくできてます。そんなもんかしら。
6. Posted by 火星人   February 22, 2009 16:51
ナポリも横浜も港町で大都市
歴史が深くてゆる〜いナポリは港横浜150年の大先輩かも。

昔、ナポはマズイものと思っていたのですが
あの店のナポとこの店のナポとあっちも・・・オイシソ!
5. Posted by つちころり   February 22, 2009 13:57
たじまのナポがうまそうですね。

4. Posted by アリーマ   February 22, 2009 13:53
にっきさん

そうそう。
ゆる〜いもんですよね。
でもユルユルしながら世界に街の名を広めた「ナポリ」ってすごい、と思いました。
3. Posted by にっき   February 22, 2009 13:25
おおぉ〜ほんまさんをしのぐ力作で、こちらも楽しめました。で、ナポリタンって結局「ナポリタンの歌」に唄われているような、それぞれの思い出の中にある普通のレストランのテーブルだったり、土曜日のお昼の家の食卓だったりにのっかる、ゆるくて楽しい食卓の食べ物なんでしょうね。
 アメリカの兵隊さんが食べたパスタ料理の残りの皿を舐めた、皿洗いのバイトのお兄ちゃんが、その後自分で店を出して「あの衝撃の美味しさをなんとか再現しましたぁ!」みたいなノリで作っていたのかもしれない。なんか楽しいなぁ。
2. Posted by アリーマ   February 22, 2009 10:50
本須さん

>この辺、炒麺に近いものがあって、中華の影が見え隠れしているんじゃないかと

そうそう、これは省いたんですが、どこかの英語メニュー(アメリカのイタリアンダイナーか何からしい)で引っかかったのが"Spaghetti alla Napolitan"なる一品で、これは「マリナーラ・ソースでソテーした"Wok style"の野菜炒めパスタ」としています。
Wokは中華鍋のことで、中華風に強火でガッと炒めるスタイルをこんな風に言うこともありますから、この「炒めパターン」自体はアメリカでは「中華アジア風」のイメージです。ニューヨーク州のどっかのキャンプ場のレストランで出してるものらしいけど、これはなんだか「逆輸入」ぽいですよね。

このメニュー自体に何の権威もないけれど、確かにパスタはソースとあえるか煮込むかの料理で、こういう「炒め」はないですよね。

ホテル発祥というのは、単に「このメニューを正式に一流どころが認知して独自メニューで採用した初めてのケースとなった」という意味でしょう。ホテル経由で巷間に伝わったわけではなさそうです。
1. Posted by 本須   February 22, 2009 09:48
お、こちらも力作。
こうやって連日話題が展開していくのを見ることができるのもブログならではですね。

ピーマンがクローズアップされていますが、調理過程も気になります。通常のパスタ料理ではソースを作ってそこにパスタを和えるという感覚がありますが、ナポリタンでは具とパスタを炒めてからケチャップ投入ですよね。

この辺、炒麺に近いものがあって、中華の影が見え隠れしているんじゃないかと妄想中です。

なので、洋食も中華も一緒に出しちゃうような街場の食堂(もしくは喫茶店)がナポリタンの形を作り出すのに大きく関わっているのではないか、と。やっぱりホテル発祥説はちょっと違う気がしますね。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔