April 23, 2009

横浜マンダリンホテル『ルーエタール』の「あんこギッフェル」がウマイ! 〜そしてドイツのパンも色々♪〜

横浜のマンダリンホテル?
みなとみらいに性懲りもなく新規チェーンが参入・・・という話ではない。

名前を言われると妙に混乱するが、野毛坂の交差点辺りにあるビジネスホテル、
と言えば「ああアレか」と思い至る人もいると思う。
少なくとも『KIKUYA』に出かけた人は無意識のうちに視界に入っているはずだ。
あの辺じゃあ中央図書館を除けば一番目立つ建物ではあるから。
実際に目に入るかどうかは別にして。

で、このホテルの片隅にパン屋があって、それが『Ruhetal』という。
ドイツ語で「静かな谷」という意味。
このホテルには悪いけれど「横浜マンダリンホテルのルーエタール」より
「野毛坂の交差店にあるホテルのパン屋」と言った方が混乱が少ないかもしれない。

もうしばらく経つのだが、ある時このホテルの脇にウッドテラス風の空間が
いつの間にか出来ていた。
立ち止まると、下にあるような手書きのボードが出ているではないか。
テラスを抜けてガラス扉を開けると、いい匂いのするパン屋さんがあった。

ルーエタール 003ルーエタール 001

写真に書かれている内容に補足を入れると、焼き上げ前までの全工程を
スイスで仕上げて冷凍したものを、ホテルで焼き上げて売っている、との由。

店先をみたら、見たところ昔懐かしドイツのパンが並んでいる。
現地で原料から加工までを済ませているから、日本のホテルやベーカリーが
なんとなく「ドイツ風」を真似たものとは違って、本当にドイツのパンの味がする。

ブレッツェル

ミュンヘンに一年ばかり住んだことがあるのだが、その時よくお世話になったのが
写真にあるような「ブレッツェル」というパン。
塩のツブツブがくっついたヤツを、よく路面の店で買って齧りながら歩いた。
持って帰ってビールでモグモグやったこともあった。
もっちり弾力があって軽く塩気があって、これだけでも十分楽しいビールの友だが
これに美味しいハムかソーセージなんか付けると堪えられない。
ミュンヘン名物だ。
美味しい思い出の薄い国ながら、パンと素朴な焼き菓子だけはよかった。

この店では冷凍したものを売っていて、常温30分で解凍して食べる。
どうも不思議な感じがしたが、確かに解凍してからトースターで温めたら
むっちりふっくらしてコリャウマイのだった。
塩のツブツブがくっついているともっと嬉しいのだけれどな。

あんこギッフェル

ブレッツェルついでに店内を見回していたら「あんこギッフェル」なるものが
目に入った。
正直いわゆる「あんパン」に強烈に食指が動くほうではないのだが
パンの焦げ色が妙に美味しそうで、ついつい一個買って帰ったのが運のツキだ。

あんこギッフェル

これもトースターで温めて食べた。
中の空洞が意外に大きくて、あんこの量は多くない。
このあんこが、甘味控えめで少量ながらいいバランスなのだ。
空洞で蒸らされたあんこの香が、割ると湯気になってふわんと立ちのぼってくる。
パンはクロワッサンと違って、中もっちり外さっくりの独特な食感。
外側にまぶされた芥子粒が香ばしい。
パンの外側はちょっとしょっぱくて、これがあんこの味や香と実によく絡む。

和式のあんぱんの場合、外側のパンがパサパサで美味くない、あんこは甘すぎる
というわけでワタシはあまり好きではないのだけれど、これはパン自体が美味いし
甘さも控えめ。
すっかり気にいって、最近オヤツ用によく買ってきている。
聞けば「一番人気でチョコ入りよりもよく売れます」とのことだった。

ところでワタシ、実は「ギッフェル」なるパンをドイツで見たことがない。
以前住んでいたミュンヘン辺りでは、少なくともあまり見かけなかったと思う。
ちょっと不思議に思って調べたらスイス風のクロワッサン型パンのことだそうな。
三日月形の焼き菓子にはよくある名前だが、パンになるのはスイスの話らしい。

ふうん。なるほど。

Bakery Ruhetal (パン / 日ノ出町、桜木町、関内)
★★★★ 4.0



この店、難を言えばちょっと値段が高いのだが夕方には20%引きになる。
店内やテラスでイートインもできる。
ワタシにはどうでもいいのだが、お犬様歓迎の店で併設の犬の遊び場もあり。

わざわざ遠征をかけるような店でもないと思うが、ドイツのパンは割りに珍しい。
この辺りには良いパン屋さんも少ないので、御近所としては嬉しい店ではある。
ホテルのロビーを抜けずに、外から直接入れるのも有難い。

花水木090420

パンを買った帰り道、あちこちで花水木が咲いていた。
蕾の形が怪しいオブジェのようでなんとも不思議。
もう初夏だ。



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こうして「オヤツの定番」までが出来上がっていく甘沼地獄・・・。




「カイザーロール」というドイツのパン。ミュンヘンでは「ゼンメルン」だった。



ドイツの街のおいしいパンをめぐる旅ドイツの街のおいしいパンをめぐる旅
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arima0831 at 14:45│Comments(9)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote カフェ、ケーキなど | 桜木町・野毛

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この記事へのコメント

9. Posted by アリーマ   April 25, 2009 12:58
浜ちゃんさん

野毛坂の交差点からの方がわかりやすいかもしれません。
どっちみち見えにくく入りにくいのではありますが。

日の出ラーメン、いつでもそこそこ人が入っているのは知っていたけれど、やっぱりけっこうファンがいたんですね。
わざわざ期待に満ちて遠征をかける店ではないにせよ、近隣にあると大変嬉しい店です。
8. Posted by 浜ちゃん   April 25, 2009 12:41
こんにちは。
はじめまして。

マンダリンホテルでパン売っているんですね。
よく前を通りますが知らなかったです。
今度寄ってみます。

日の出ラーメンも通勤で日の出町駅を使っている
時によく行きましたが今は桜木町駅を使って
いるので行かなくなってしまいました。
安い餃子を食べながらビールを飲み仕上げに
味噌ラーメンを食べていました。

ポチッ。
7. Posted by アリーマ   April 24, 2009 17:02
卑怯添乗員のアパ経くん

いや、アナタも本来十分立派に「秘境」の地位にあると思うんだけど、金子貴一は常軌を逸しているんだよ。

フィレンツェだけ7日はかなり卑怯だけどなっ!!
いやだもん。行きたくないもん。太るからねーーー。

ちなみにあたすもコアリズムを買いましたっ。
GWはラテンに過ごします。

ドイツの酸っぱいパンには訓練が必要です。エジプトのしょっぺえチーズを豆腐がわりに喰えるようになった者には、ごく初歩的とすらいえる訓練である。何しろ慣れたらウマイもん♪

ただし、それ以外のクイモンは確かに最低だ。
おっしゃるとおり。
ドイツで一番うまいのはギリシャ料理だったり・・・(かなり悲惨)。
6. Posted by アパート経営者   April 24, 2009 13:00
ドイツは酸っぱいパンでひでえ目にあった記憶しか
食い物ではな〜い、アパ経的には最低なDESTINATION
ということで、秘境ならぬ卑怯添乗員なわたすは
28日〜フィレンツェだけ7日間などという
ふざけろ!なツアーに逝って参るざんす。
うまいもんはたらふく食えるな、あと酒も。
5. Posted by アリーマ   April 24, 2009 11:01
kanさん

そうそう。こんなとこでなんですが・・・。
月末に文春から金子貴一というジャーナリストの著作『秘境添乗員』が出ます。
文春の『本の話』に以前連載していたものをまとめた本ですが、なかなか面白いです。実は古い友人なんですよ。
良かったらチェックしてやってください。
4. Posted by アリーマ   April 24, 2009 10:57
kanさん

ワタシも不思議に思って調べたんですが、Gipfelだそうです。よく出てくる標準語だと「サミット」ですね。
頂上。とがってるから?
転じて「三日月」という意味もあります。

スイス風クロワッサンをGipfelと呼ぶそうな。
方言なので、普通に辞書を引いても出てこず、ドイツ語でググッたらいくつか出てきました。

Kipferlはバイエルン&オーストリア方言で、同じ三日月のお菓子。基本的に同意だと思います。
Kipfelとも。

そういえば、フランス語のcroissantは三日月だな・・・。

あんこはさすがに日本で入れてるんだと思います(笑)
今度行ったら聞いてきます。
焼く前までは現地加工、と確かに言ってたのですけどね。
3. Posted by kan   April 24, 2009 10:31
ギッフェル…
オーストリアでいう“Kipferl”のことでしょうか。

さすがにあちらではアンコ入りのパンって見ないですよね。
2. Posted by アリーマ   April 23, 2009 22:44
にっきさん

お花見、野毛山でしたっけ?
KIKUYAが見えるところを通ったとしたら、このホテルの近くも通っているはず。

実はあんこをどこで入れているのか詳しく聞きそこねたんです。
確かに気になる。
どこで入れてるんだろう?
1. Posted by にっき   April 23, 2009 22:21
形が可愛いなぁ、みんな。
このあいだお花見に出かけたときには気付かなかった・・・というよりどこを彷徨い歩いたんだか、それがそもそもよくわかってないからなぁ。残念!

ところでさすがに餡入りは、ドイツでの仕込みではなく、日本で仕込んでいるのですよね?

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