July 04, 2009

天王町『タヴェルナ・クアットロ』で魚介イタリアン三昧♪ 〜結婚記念日ディナーで爆食週間総仕上げ?〜

5月29日は結婚記念日だ。
ワタシの誕生日と結婚記念日だけは、確実に律儀に祝うことになっている我が家。
「祝う=イタリアンかフレンチを喰う」でもある。
理由は深く考えるまい。
メデタイことはイイことなのである。
イタリアンかフレンチを喰えますからね。
何故か中華や和食じゃないです。
理由は色々考えられるけど、とりあえず省略。

さて、こういう時の行き先は『スペリアーモ!』と決まっていたのだが、残念ながら
長期改装休業中。
じゃあ『ショー・ラパン』と思うが、オデカケ予定の日曜日は休業ときた。
しょうがないからあちこち当って他所を探したら、天王町にいい店があるという。

本当は一度くらい様子を見てから記念日に、というのが理想だったが、
魚がウマイという話にココロがぐらりと傾いた。

なにしろ『栄楽園』の閉店直前攻撃だ、秘境添乗員の結婚式だ、荻窪鰻遠征だ・・・と
テポドンくらい軽く飛ばせるほどのカロリー蓄積に励んでいた時期。
北朝鮮状況緊迫する昨今、魚メインというのはなかなか良さそうではないか。

カウンターに座る。
昔西麻布の某店にいて、その後カラブリアで修行したマスターがやっている店だ。
カラブリアは「長靴の爪先部分」に当る地域。
実に地味なところだが、魚料理は美味そうだなあ。

店は構えも店内も実にさっぱりしたもんだが、なんだかウマソウな匂いがする。


クアトロ 002

まずは金目鯛のカルパッチョ。
店の近所の松原商店街で仕入れてきたものだそうだ。
マスターは釣り師でもあって魚は目利きなのだ。
調理前の「お姿」を見せてもらったが、ピンと張った身が赤く輝く見事な金目鯛。

ちょっと厚めにスライスした金目鯛の身も甘くてタマランが、その肝をスープで
伸ばした旨味の強いソースが、もう身をくねらせたくなる美味。
こういうのは好きだなあ♪

「あのお頭を食べたい!」とも思ったのだが、タッチの差で他のテーブルから
注文が入ってしまったのは残念だった。
見事なアクアパッツァの素晴らしい香りだけ、胸一杯に吸わせてもらいましたが。

クアトロ 010クアトロ 007

オススメの辛口スプマンテがあったのでボトルでもらった。
ちょっと蒸し暑い夕暮れには、なかなかタマラン一本だ。

カルパッチョのソースだけパンにつけて食べたいよう、と思わず口走ったら、
「はいどうぞ」と。
言ってみるものだな、うっふっふ。
カウンター越しでこういうワガママに柔軟に応えてもらえるのが楽しい。
旨味が実に濃厚で、カルパッチョのソースというよりは単独のスープにした方が
楽しめるかもしれない、と思いつつパンを奪い合うオットとワタシ。


クアトロ 003クアトロ 008

北海道産ホワイトアスパラガスのグリルと生ハムのシーザーサラダ。
ホワイトアスパラガスの歯ごたえがいい。
上品ないい風味のアンチョビがちょっと和えてあって、これがいいアクセント。
ホワイトアスパラガスというと、季節にドイツに行くと半強制的に食べさせられる
グダグダに煮込んだ代物を思い出してしまうのだが、こういうのは好きだ。

ドイツ人はあの香りも味も抜けてグダグダな繊維だけになったようなやつが
何故か本当に好きでたまらんのだが、あれはどうにも理解に苦しむ。
こういう料理を出してくれれば喜んでいくらでも食べたろうに。

オットの希望でシーザーサラダも。
野菜を喰うべし喰うべし♪

ボトルの白ワインを追加。
どの料理もワインが進むから困ったもんだ。


クアトロ 011

実はこの頃「旨いパスタが食べたいよう」とひっそり思い続けていたのだ。
まずはオススメのボンゴレ・ビアンコ。
自家製手打ちの幅広フェットチーネは食感抜群。
実の大きな浅利の濃厚なジュース、いいオリーブオイル、そしてニンニクの香り。
シンプルに全てが旨く絡んで上々の出来だ。
勢いがあって実にウマカッタ!

ところで、タリアテッレとフェットチーネって何が違うんだろう?
ひょっとして同じものだったりするのだろうか?

クアトロ 015

パスタは一種類では寂しい。
「クリーム系のパスタが食べたい」とブツクサ悩んでいたら「ウニでは?」と。
おお、そうしますソレにします・・・!と、前のめりに頼む。
シシリアの名物だが、カラブリア辺りでもよく食べるものらしい。

昔々オットと、シシリアのタオルミーナなんてところに夏休みで一週間行った
ことがあったが(当時はカイロ在住で近かったのだ)夏休みのタオルミーナは
ドイツ人にまみれた清里的なリゾート村と化していて、心底ゲッソリしたのを
よく覚えている。
ドイツ人の味覚ははっきり言って全ヨーロッパ的にナメられているので、連中が
押しかけてくる欧州圏リゾート地の食文化は確実に崩壊を遂げるのだよ。

タオルミナではアンモニア臭いウニのパスタと、カジキのぶつ切りのグリル
ばっかり出されて(ドイツ人の大好物らしい。食べ物センスは最低の国民だな)、すっかりうんざりしてシラクサに逃げだしたことがある。

シラクサは街に清里風のかわいらしさなどなく、白砂のビーチにも乏しい分だけ
リゾートよりは普通に人の住む町らしいところだ。
食べ物はそりゃあトスカナだのローマだのミラノだの、というレベルには遠く
及ばずとも、少なくとも「その辺に住んでるイタリア人が食べるもの」には
ありつけたので、そこでようやく一息ついたのだっけ。
街としてはツマランが、少なくとも夏の最中でもドイツ人の群れはいないだけ
食べ物が随分マシだったと思う。
今となっては懐かしい思い出だなあ。

で、このウニのトマトクリームパスタは、程よい濃度のクリームにトマトの酸味
と甘味がウニの濃厚さを増し、臭みはきれいに消して旨味に変えた、これまた
上々の一品であった。
シシリア辺りで喰うより、はっきり言ってウマイです。
なんと言ってもパスタ自体が抜群。
イタリアでもこれほどウマイ麺にはなかなかお目にかかれないかも。

カニ

そしてメインは、この日もうひとつのオススメ品だった大きな蟹!
本来実をほじるのが面倒くさいし手がべたつくして、どうも進んで食べないのだが
この蟹は見るからにいい姿をしていたので、思わず頼んでしまった。

バター系のソースもつけてくれたが、レモンを軽く絞るだけでこれが素晴らしく
ウマイ!
思わず無言になってむしゃぶりついてしまいましたとさ。


タヴェルナ クアットロ (イタリアン / 天王町、西横浜、星川)
★★★★ 4.0



食後にグラッパも飲んで、ついでに自家製パンチェッタを一切れご馳走になった。
このパンチェッタで作ったカルボナーラを食べたいなあ、とあくまで煩悩の虜に
なって帰宅したのだった。
カロリー過剰だから魚がヨイ、という意見もあったようではあるな。
ええと、喰い過ぎると結局あまり変わりません。

妙に和風にコジャレてもおらず、骨太だが根っこのしっかりしたイタリアン。
特に魚介をガツンと食べるにはこの上ない佳店で、気にいってしまった。
『スペリアーモ!』とはまた違った個性のある店だ。
ランチもやってるそうだから、美味しいパスタを食べたい昼下がりなんかにも
利用できそうなのが嬉しい。
イタリアン僻地だった横浜だけれど、何故か相鉄線沿いに個性の強い良い店が
色々できているのは不可思議ながら嬉しい偶然。

ちなみに、小さな店でマスターが一人でサービスも厨房も切り回しているので
ディナーは一応事前予約がよさそうです。



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ところで『スペリアーモ!』は十月再開予定とか。ママとマスターはそれぞれに
イタリアへ修行の旅に・・・エネルギーをフル充填して早く帰ってきてくだせい♪




ズワイ蟹2匹と、新鮮なウニ・イクラ・甘エビが入った豪華4品詰め合せ♪
4980円だそうです。家で喰いたい方に。


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コワいほどは痩せないけど、一カ月近く続けた限りではとりあえず3キロ減。
効果はあるような。

タヴェルナ クアットロ ( 天王町 / イタリア料理 )
★★★★4.0
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arima0831 at 13:25│Comments(18)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 西洋料理 | その他横浜

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この記事へのコメント

18. Posted by アリーマ   July 13, 2009 22:47
つちころりさん

本来「食べるのがめんどくさい」という理由で海老蟹の類にあまりソソラレルことのないワタシなんですが、この蟹には思わず目を奪われてしまったのですよ。
モノもいいけど茹で加減が絶妙でした。
甲羅部分はミソたっぷりで、かなり堪能しましたよ。

ソースはにんにくとバターがベースで蟹ミソ入り。
これは蟹の身と別にパンで食べたいくらいな感じ。

「海鮮イタリアン」というお店の個性は、なかなか得難いと思います。
オススメですよん♪
17. Posted by つちころり   July 13, 2009 00:34
記念日だそうでおめでとうございます。

中々蟹の足を勧められるシチュエーションに
お目にかからないのですが(特にイタリアンとか)、

これは見事ですね。
ソースか、そういうところに色々工夫がありそうで。
妙に感心して拝見しました。
16. Posted by アリーマ   July 09, 2009 23:17
astarothさん

さすがよくご存知!
ありがとうございます!
15. Posted by astaroth   July 09, 2009 17:54
月曜休みで、ランチは14:30までのようです
14. Posted by アリーマ   July 09, 2009 14:29
astarothさん

結構通ってますねー。
確かにあのパスタはクセになります。
アクアパッツァを逃したのはつくづく残念だったんですが、このカニも旨かったので次回のお楽しみに♪
スペリアーモが休んでいるので、お誕生日も・・・と目論んでいたり。

ちなみに、このお店は何曜日がお休みでランチは何時までなのでせうか?
13. Posted by astaroth   July 09, 2009 10:35
お、クアットロに行かれたんですね!
我が家も月1回はディナーに通っていますし、一人でランチビールを満喫したりしております
あそこのパスタはたまらないですよね〜
あー、、また食べたくなってきた〜

マスターは寡黙そうに見えますが、話し始めると情熱的で楽しい方です

今度はアクアパッツアもご賞味されてください!!
12. Posted by アリーマ   July 08, 2009 22:53
ヌシさん

ありがとうございます。
あの辺にしては結構強気な値段だけど、手打ち使用だとしたら確かにそういう値段になるかも。
11. Posted by 小径のヌシ(^−^)   July 08, 2009 07:41
昨年12月から変更がなければ
ランチはA.Bのパスタ2種類で
ともにパン、サラダ、スープ付の1,200円でしたよ
一応ご参考までに♪
10. Posted by アリーマ   July 07, 2009 23:13
たけさん

相鉄沿線の方、結構いらっしゃるようですね。
お役にたてれば嬉しい限りです。
松原はすぐ目と鼻の先なのですよ。

ランチの曜日や時間帯については、ワタシは直接確認していないので、できれば事前に電話でもしてお確かめいただければ幸いです。

ううむ・・・爆食自粛中なのにパスタ食べたくなってきた・・・。
9. Posted by たけ   July 07, 2009 21:51
ずっと気になっていたんですが、おいしそうな記事で来店の後押しになりました。松原に買い物ついでにランチに行っています。楽しみです&相鉄線利用者としては嬉しい限り。
8. Posted by アリーマ   July 06, 2009 22:15
ヌシさん

おお、当然チェック済みでしたか。
同じ手打ちパスタがいただけるとしたら、わざわざ行く価値ありでしょうね。
美味しいパスタ衝動がまた来たら、ちょいと足を伸ばそうかと思います。

TBは・・・何故だろう?
また送ってみてね。
7. Posted by 小径のヌシ(^−^)   July 06, 2009 21:52
なぜかTBが貼れませんでしたが
タヴェルナ・クアットロさんは
ランチも乙でございましたよぉ〜♪

6. Posted by アリーマ   July 06, 2009 15:40
NAKAJIさん

いらっしゃいませ!

西横浜の『スペリアーモ!』といい、未訪ながら評価高い平沼橋の『イノウエ』といい、何故か横浜より相鉄沿い各駅に立て続けにイタリアンの良店が並んでいるのですよね。

こちらはカウンターに簡素なテーブルだけの店ではありますので、いわゆるきちんとした「お出かけ御会食」には不向きかもしれませんが、味が大事!ということならば大いにオススメです。
もしアクアパッツァがご希望なら、当日に電話をして頼んでおくとよいかも。
ワタシのように、悩んでるうちに隣のグループに食べられちゃうと残念ですので。
5. Posted by NAKAJI   July 06, 2009 13:06
はじめまして!NAKAJIと申します。
なか爺と呼んで頂いてもかまいません。
子供の頃 濱奥チベットに住んでいた私には嬉しい記事です、相鉄沿線にも美味しい店が出来ているんですね。天王町には祖母の墓が在るので、墓参りの帰りに寄ってみます。魚貝の水炊きオリーブ風味を是非に頂きたい!
最近メッキリ食欲が無くなった私にはアリーマさんのブログは食欲増進剤デス。これからもブログ楽しみにしています。
(^-^)V
4. Posted by アリーマ   July 06, 2009 11:19
にっきさん

その心理的距離、わかる気がします。
濱チベットとのつながりは案外良さそうだけれどね。
予約して会社帰りはいい案かも。横浜からは駅三つ目だし。同行者に困ったらいつでもお声かけくだせえ。

ドイツの場合、とにかく調理法に芸がないことが多いんですよ。素朴だから素材さえよければ・・・というところはあるけど、本来繊細さや器用さの薄い国民なんだろな。だらだら焼いただけとかぐずぐず茹でただけの料理が実に多い。
基本的な食物に対する感性が鈍いんだろうなあ・・・とつい思っちゃうような食風景には結構ぶつかりました。ただ一点、肉類の(特に臓物)扱いは上手です。だから内臓料理やソーセージなんかはウマイ。そうそう、パンも美味しい。そしてビール。ワインもある。
しかし味が単調なので、三日も食べ続けると確実にイヤになります。

ちなみにいままで食べた「いわゆる典型的なドイツ料理」で、一番ウマカッタのは桜木町某所にあるドイツ料理店だったり。和風にアレンジしているわけでもないのに、ドイツで喰うよりはるかにうまいドイツ料理が食べられます。
3. Posted by にっき   July 06, 2009 08:00
天王町って??と思ったら、相鉄線沿線でしたか。(ちゃんと本文にも書いてあったネ)この幅広の麺がおいしそうだなぁ。幅広の麺でのボンゴレって食べたことがないので、魅惑的です。
問題は、相鉄線沿線ってことで、乗り慣れていないので、心理的にすんごく遠く感じちゃうのよ。いっそ、夜予約して会社帰りに寄ったほうが行けるかもしれないな。
ところで、ドイツ人の味覚嗜好はそんなにひどいの?大味なの?それとも質実剛健一筋で豚肉ゆでたのとジャガイモでお腹が膨れればそれで良しとしちゃう国民性が災いしているの?ソーセージとかパンは美味しいのにね。
2. Posted by アリーマ   July 05, 2009 22:22
ぶりさん

A級ってなんだろう?とは思うんですが、ウマイ店ですよ。
アクアパッツァ、要するに魚の水煮みたいなモンなので、本来は至って素朴な料理なんだと思います。
それにしてもあのキンメの頭は美味しそうで、未だにあの大きな瞳を思い出してしまいます・・・。
1. Posted by ふ゛り   July 05, 2009 11:53
天王町、場所はB級なれども、こちらはA級グルメなようで、皆さんコメントご遠慮なさっているのか(笑。

アクアパッツァも良いですね。
と今料理名を聞き、1年程前に芦の湖畔にある同名の店でレシピ本を買ったのを思い出しました(汗。
どこへ行ったのだろう、、。

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