July 10, 2009

みなとみらい『虎屋菓寮』の葛切りで暑気払い 〜だめランチの後・・・〜

暑いっ!

なのに炎天下どうしても、みなとみらいの某ホームセンターに出かける用事が
できてしまった昼時のこと。
普通は車で行くところなのだろうが、残念ながら運転免許ナシのワタシは「徒歩」
というエコな手段を取らざるをえない。んあ〜。

「せめて途中でランチ」と考えたところまではよかったが、そこでおっそろしく
ダメなランチを食べてしまった。
ここから行く先のホームセンターまで徒歩十分くらい、という読みは正しかったが
この徒歩十分強は、炎天下ではちょっとした苦行となることまでは考え及ばず。

それも戸部の高島町辺りからみなとみらいへ向かうルート。
いざ一歩を踏み出すや否や「アホかオマエは?!」と自分で自分の無思慮を
罵りたくなる、御意見無用炎熱地獄逃げ場ナシなのであった。
道路の照り返しでいい具合に体の芯まで熱が通る感じだ。

あほーあほー。

路面に揺れる陽炎で全身をさらに蒸しにかけつつ、ゲル状になって店に漂着。
そして、目当てにしていたものはこのホームセンターでは「取り扱いナシ」という
驚愕の結果となった。
ちなみに目当てのものはヒメさんの猫缶だ。

あほーあほー。

ココロの飢えに苛まれた上に、頃合に芯まで焼け茹れた体が「クズキリ」と呟く。

あるんだな魔窟が、みなとみらいには。
匍匐前進でランドマークタワーへ。
ビルの空調の冷気に全身包まれた時には、口から白く濁ったプラズマ状のものを
吐いていたゲル状物体X(ワタシだよ)。
平日昼間のランドマークタワーは人気が薄くて幸いだった。


虎屋菓寮 001

葛切り&抹茶のセット@魔窟『虎屋菓寮』
しかしなんだって「葛切り」なんて結構な甘味を知っていたのかね。
大きな椀に入った葛切りは結構な量に見えるが、下にカチワリ氷が敷かれている。

椀から引き出した葛切りを、横の黒蜜にとっぷりと浸して啜りこむのだ嗚呼至福。

虎屋菓寮 002

寄ってみる。

抑えた上品な甘味の蜜を纏って喉を滑り落ちる、ひんやりふるふるな葛切り。
うああぁぁ、と高級甘味処にはあるまじきケダモノじみた唸りを上げてしまった。
暑気で伸び切った五感が、しっかりと蘇る。

虎屋菓寮 006氷と遊ぶ葛切り。
この氷がまたヨイ。
透明なクリスタルのごときもの。
さすがは虎屋の甘味処。
氷までがウマイ。
暑気払いとはよく言ったものだよ。
悪霊から解放されるように
体内の熱が冷めていく。

分量も実に丁度良い。
多すぎれば胃が冷えてよろしくないし、少なすぎれば意味がないものだ。
蜜の量も椀の大きさも氷の量も、すべて配慮が行き届いたプロの仕事。

肉体は固形に戻り、さらに平静に戻った頭は会計時に現実に引き戻されて、
葛切りに抹茶で2000円弱という立派な価格に財布もひんやりする。嗚呼魔窟よ。
値段に見合う内容ではあるが、庶民が普段使いするにはちょびっとお高め。
まあいいか。美味ゆえに許す。夏の間にまた行っちゃうかも。

ついでに売店でミニ羊羹8個セットを買って帰った。
ここのミニ羊羹、ワタシのような半端な甘党にはサイズ的に丁度よい。
結構好きだ。

ほんまさんのところにも、いろいろ載ってます。

とらや 横浜ランドマークプラザ店 ( 桜木町 / 和菓子 )
★★★★4.0
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とらや 横浜ランドマークプラザ店 (和菓子 / みなとみらい、桜木町、馬車道)
★★★★ 4.5



シュミネー 003

ちなみに件の「だめランチ」がこちら。
エアコンの効かぬ、風ひとつ吹かぬ狭い狭い店内でじっくり蒸らされながら
とにかくとことんまでスローなサービスを待ったな。
狭い店は満席で、空気の密度が高い・・・嗚呼。

タメイキを噛み締めながら30分以上待って、やっと出されたのがコレ。
ちなみにメインディッシュです。前菜盛り合わせではない。
奥にある茶色いものはミートローフだ。
ちょびっとだけサフランライスが付く。

もうこの分量は、味云々の問題ではないと思うのだがな。
味わえるだけの分量ってもんがあるはずだし、予算上経済情勢上の事情で
それが出せないならば違う料理を出せばよいではないか・・・と、なんだかひどく
むっときてしまった。

シュミネー 001シュミネー 004

もちろん上記だけでセットとしているわけではなくて、これだけはそこそこうまい
スープが付く。この暑い日にコーンポタージュだが。
デザートとコーヒーも付く。
そして一口サイズのデザートには生温かいバニラソースがかかる。

ちなみにデザートのサイズはメインのミートローフと同じ。
おかげで「この大きさは食後の一口デザートならばかろうじて許せるけれど
メインディッシュの大きさとしては問題外である」という思いに至ってしまった。

たかがこれだけ喰うのに店に入ってから出るまで一時間。
長かった。
結構良い話も聞く店だったが、この日に関しては大ハズレとしか言いようがない。
ダメだよ、これは。
値段は「葛切りセット」の半額程度で、安くはあったけれど。

熱暑はヒトもランチもダメにするのかもしれない。
みなとみらいでランチ難民化するのを、賢く避けたつもりだったんだけどなあ。

とりあえず、みなとみらいはもうちょっと緑化するべきだと思う。
横浜市はコンクリートをぶち割って、隙間に少し木でも植える予算を取れ。
これが本日の結論。

暑いよう。



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ヒメさんは別の缶で誤魔化そうとしたが「これじゃあイヤだって言ったやん!」と
結構厳しく叱られたのだった。




7歳缶は売っていたけど、こっちじゃないとダメだそうです嗚呼。


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ウマソウな夏向けのお菓子がたくさん載っている・・・まさか一冊買っちゃうか・・・?

arima0831 at 14:40│Comments(8)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote カフェ、ケーキなど | みなとみらい

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この記事へのコメント

8. Posted by アリーマ   July 15, 2009 21:52
トリノさん

なるほど。
謎が解けました。ありがとうございました。
方針変更と極端なボリューム削減が行われているようです。
トリノさんに限らず、以前の諸方面の評価の高さからすると、どうもそうじゃないかという気がしていたのです。

だってワタシのときに出たランチは「上に出してる写真の内容ですべて」ですから。
サラダの類は同じ皿に数枚乗っかってるレタスだけだし、メインの肉は多分トリノさんが食べたソーセージ一本分以下の分量です。
で、パンかサフランライスを選ぶ方針に変わってました。
どっちみちワタシのときには「パンは売りきれ」でしたが。

シェフはアルザス辺りの料理に強いという話は聞きますから、トリノさんが召し上がったものと同じ内容のランチならば遠路足を運ぶ甲斐がありますが、どうも大きくなにかが変わってしまったみたいな気がします。
かなり残念な変化ですね。
前の内容のうちに一度行ってみたかったです。
7. Posted by トリノ   July 15, 2009 01:03
↓私の感想などです。尚ソーセージは直径2cm以上の中々食べ応えのあるヤツでした。
これにロースとバラ肉が付いてきますから。。。
質や機転、機微はともかく、量が足りないという事は無いと思うんです。。。
5年以上、ほったらかしの追加情報無しですから、方針転換は多いにありえますね。。。

20050331木晴れ
ランチ

・ポタージュ。
・ミニサラダ。
・クロワッサン。
・ロース、ばら肉(三枚肉)、ソーセージ、キャベツの白ワイン煮(ザワークラウトに似て非なる)と、マッシュポテト。
・ごはん
・コーヒー
・パイ生地にイチゴ(2個)が乗ったののクリームかけ

これで1000円です。激安です。
ポタージュは普通。
サラダはもっとドレッシングを野菜に揉み込んで欲しいです。
クロワッサン。絶品です。突っ込んで聞くと生地をフランスから空輸しており、店では事実上暖める以外の事はしていないとの事。
メイン。肉/魚の選択で肉を選択。かなりのボリュームです。
メインは及第点以上のお味で、しかも安心素材を用いているとなれば、言うことなしです。
コーヒー、テゼールに関してはまだまだと感じます。
6. Posted by アリーマ   July 13, 2009 22:54
トリノさん

せっかくお勧めいただいたのに申し訳ない・・・。
責任なんて言わないで下さいね。
スミマセン!

しかし、この分量って完全にデフォなのか、それともこの日たまたまなのか、そこだけでも知りたい気はします。

確かに客層は女性主体ですね。
甘味処(しかも高級)となると、なかなか複数の男性グループって現れないような気がします。
でもワタシが行ったときは年代は30代はじめから年配の方まで色々でしたよ。あと、妙に落ち着かない風情の年配男性一名様が、けっこうでっかい声であんみつを注文しておられました。
恥ずかしかったのかしらん?

ワタシは・・・有閑マダムだからさ!(ヒマな既婚女子って意味だ)
5. Posted by トリノ   July 13, 2009 22:01
ダメランチに関しては『ハウッ』と責任を感じつつ華麗にスルーです。

虎屋茶寮。
今は昔、嫁さんゲットに活用させていただきました。
美味しゅうございました。
ただ、客層が。。。
『有閑マダムに混じって勇敢独身野郎一人ランチ』で鍛えた鉄面皮はビクともしませんでしたが。
でしたが、衝撃は覚えました。
その日はお一人様のアラフォー女性が多くて。
一心不乱に氷水に取り組んでいる方が多数。
パウダールームと言うか。
給湯室と言うか。
見てはイケナイモノを覗き見てしまった感覚を強く覚えました。

でも。
私も、勇敢一人ランチの際、同じオーラを周囲に撒いているのかもしれません。
4. Posted by アリーマ   July 11, 2009 15:02
にっきさん

昨日も暑かったけど、これはもうちょっと前の話。
でもこの日の方が暑かったような気がする。

確かに「お母さんと銀座へお出かけの時に行く店」という使い方が正しいですよね、あの店。
暑くてヤケクソで葛切りを啜りこみに行くような場所ではないと思う、少なくとも・・・。

でも美味しいし環境も良いから、たまに贅沢な息抜きをする場所として取っとこうと思います。
こういうコンセプトの展開は「あり」ですよね。
接客も店のレイアウトも、大げさじゃないけどきちんと居心地を考えてあって、実によくできてます。
こういう店舗展開を進めた「とらや」はさすが老舗。みなとみらいで一番まともな店舗かも。

最近また暑い日は「クズキリ」と呟いてる自分がコワいんだけど・・・。
3. Posted by アリーマ   July 11, 2009 14:43
>Gingerさん
昔あの辺で働いてたこともあったけど、本当になにをやるにも不便でストレス度の高いエリアですよね。
駅からそれほど遠くもないのに、こんなに歩くのが苦痛な環境をわざわざ人工的に作っちゃったセンスって、完全になんか間違ってると思う。
あんな非人間的な環境には、結局だんだん人が寄りつかなくなるぞ!と大きな声で言いたいです。
田舎から都会見物にやってくる若いモンを、ランドマークとクイーンズの屋内に押し込めてひしめかせとくのじゃなくて、地元の人間がふらっと外を歩いて息抜き散歩できる環境を造るほうが、将来的な経済効果もよっぽど高いとおもうんだけどな。
目先の利益だけでいい加減なアミューズメント施設を切り張りしても、早晩誰も来なくなっちゃうのにね。
草木の管理維持費が馬鹿にならないのはわかるんだけど、でも無益な投資じゃないと思うんですよ。いろいろな意味で。なんとかならないものかなあ。

辛いマーボ、獲得おめでとうございます。
ワタシはあの店で「辛くしてくれ」なんて言う勇気はひとかけらもないけど、でも毎度何故か目が痛くなるほど辛いやつを黙って出してくれるのよ。
ワタシの好み、どうも完全に誤解されてる気がするな。
2. Posted by にっき   July 11, 2009 07:31
これは、昨日(10日)の話?熱風吹き湿気がものすごかったですね。
それとももっと日差しが強かった日?どちらにしても午前10時から午後5時まではもう徒歩10分が限界ですね。
で、その先にこんな魔境が控えていたら素敵だけど、習慣つくとあっという間に1週間で諭吉さんがピラピラと飛び立っていってしまいますね。

虎屋菓寮、銀座へ母とお出かけしたときに寄ることが多いです。高いけど、でもあの満足度なので納得です。虎屋のHPはお気に入りに登録してあるので、季節ごとに見てはその美しさにホレボレ。和菓子って季節感があって素敵だ。
1. Posted by Ginger   July 11, 2009 01:26
みなとみらいの緑化推進に1票!
コンクリの遊休地が未来なんてどうーいうこと?
ついでに駐車場も道路の動線も何かおかしい
テナントおされなうち何とかしないと、今の天王洲や3年後のお台場みたいに誰も見向きしなくなっちゃうー

追伸

華隆菜館のお姉さん日本語能力急上昇中
一昨日”めっちゃ辛く”ってマーボー頼めました
まぁ辛かったけど普通に食べれちゃったのはどーなんでしょ。

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