July 22, 2009

野毛『小半』で清く正しい居酒屋を大満喫 〜魚がウマイ!他のもんもウマイ!〜

(つづく)と書き記して一週間経った。
梅雨はいつまで続くのかなあ・・・などと書いたその翌朝にはちゃっかり梅雨明けして
いまや夏も盛り。
明日からはどうなることやらわからないまでも、とりあえず湿度がさらに下がって
うおぉぉりゃあぁぁっ!!と暑さが襲う日々だ。

華隆餐館で梅雨に負けない体を作ったからだかどうだか知らないが、とりあえず
大きな問題なく梅雨をやり過ごせたのは近年稀なこと。
上出来上出来♪

何度か書いたが、ワタシは暑いこと自体は嫌いではない。
乾いた熱い空気に吹かれていると、なんだか夏休み気分が盛り上がってヨロシ。
どうせ毎日が日曜日みたいな生活だがね。

さて、オナカイッパイで若干転がり気味に桜木町の改札へオットの出迎えに。
この週ちょっとした大仕事を終わらせたオット、この晩は同僚と飲んだくれてくる
と思いきや、誰も遊んでくれなかったらしい。かわいそうなヤツだ。
で、そうすると必然的に一番簡単に呼び出せるヤツ=ワタシの出番となる次第。

ちなみに出迎えに行くのは、オットが一人で初めての場所に来るなど無理だから。
「初めての場所に行くときは当然連れて行ってくれるもの」という理不尽な了解が
何故かいつの間にかオットの頭に染みついているのだ。
いい加減にしろ!と怒りたいのだが、中年過ぎるとなにかと省エネモードが入って
怒るよりも自分で動いたほうが楽で早いときは怒らない、というある意味自堕落な
感覚になってしまう。
やれやれ。

ワタシの方向音痴はひどいものなのだが、オットを見ていると「まだ人並み」の域。
オットの場合、山の中は歩けると言っているから、街中では「獣並み」ということ
なんだろうか。獣にしたって、猫には勝てるが犬だと厳しいレベル。うむむ。

「結婚すれば道と機械はどうにかなる(だって結婚する相手は男性だから)」という
至極ささやかな結婚への夢を、生活して最初にぶちこわされて16年経った。
これだけはちょっと捨てきれないアコガレがあったりするワタシ。

まあ、オットは確かに傍で見ていても大変そうな一週間だった。
いいよビールくらい飲みに行こうぜ。
前から目を付けていたよさげな居酒屋があるよ・・・と野毛へ。

小半 (居酒屋 / 桜木町、日ノ出町、馬車道)
★★★★ 4.0


名著『横浜本』に出ていた店だ。
「小半」と書いて「こなから」と読む。
確か都内は湯島の辺りに、そんな名前のおでん屋があったので読めた。
昔の酒の最小単位で、一升の四分の一のことをそう言うそうな。

店内はまずカウンターに小上がり。奥にテーブル席。二階は宴会場らしい。
小上がりでは身なりの良い常連風の初老の男性が二名、ゆったりのんびり穏やかに
ネクタイを緩めて飲んでいた。
こういう雰囲気の人が贔屓にする店にハズレはないので、ちょっと嬉しくなる。

客層は自腹で飲んでいると思しきサラリーマン主体。
ビールは大瓶。
ビール大瓶のお店は良いお店、なのである。うっふっふ。


小半 002小半 006

突き出しは一見「豚角煮?」と思ったが、実は鮪のアラの煮物。
ちょっと濃い目の味付けで煮てあって、酒の肴に実にいい感じだ。
ただし、最初は豚角煮かと思ったので、オットに取られかけてようやくわかった。
なにしろ満腹で脂っこい肉など到底喰えん・・・と思ったら、肉嫌いなオットが
妙に欲しがるので、一応食べてみたら一気に箸が進んだのである。
ついでに「あ〜、なんか喰ってきたなさては・・・」と、オナカイッパイなのがバレて
しまった。

野菜の色々盛り合わせも。
モロキュウ、エシャロット、しょうが等が二種類の味噌と共に盛られている。
ごく平凡な一品だけれど、こういうものをちょこっと置いているところがイイ!

小半 004

しこいわしの刺身 500円也。
魚の新鮮さももちろんだが、こんな仕込みに手間のかかるものをさりげなく安く
置いているところがステキな店だ。
不味いはずはないです♪

小半 005

鮪の二種盛り。
ハラミとカシラ、だったかな??
鮪だけでもずいぶん色々な種類が置いてあって、もちろんウマイのであるよ。
良い鮪を安く置いている居酒屋っていいなあ。

小半 007冷奴は「大」と「小」あり。
我が家は豆腐を主食にしているオット用に
当然「大」を頼んだ。
確かに大きな冷奴だった。
でっかいのを一丁
「どん」と盛った潔さが良い♪

とにかくなんでも「良い」店なのだよ。

メニューを見ていると、モツ類にフライ、刺身はじめとした魚系や鯨に野菜類など
実にちまちまと楽しげな正統派居酒屋メニューが多彩に置いてある。
値段は一品500円〜600円前後くらい。

「ああ、端から端まで頼んでみたくなるようないい感じのメニューだなあ」と、
居酒屋が大好きなオットは御満悦で次々いろんなものをコールするのだった。
ワタシは出てきたものを、ちょびっとづつお相伴する。
いつの間にか写真を忘れていたが、酢アジも〆鯖もアジのタタキも、とにかく
何を頼んでも美味しかった。
しかも安い!
明らかな食べすぎで、結構苦しかったが。
減量中なのになあ。

実は野毛って、意外にこういう「古典的な良質の庶民居酒屋」が乏しい気がする。
ちょっと一歩凝ったような店は結構あるし、チェーン系も色々周辺にあるのだが
個人経営の中くらいの店だと、どうも高かったり不味かったり感じが悪かったり。
夫婦して今までこんな「ウマイ安い普通の居酒屋」を探していたのだけれど、
どうも行き合わなかったのは何故だろう?
焼き鳥や串焼きは良い店が結構あるのになあ。
たまたま縁がなかっただけだろうか。

店は家族経営で、これまたさばさばといい感じ。
店の主戦力になっている兄弟姉妹らは非常に若くて、元気よくちゃきちゃきと
よく立ち働くので見ていて気持ちよい。

実にステキな居酒屋なのだが、サラリーマン三人連れがテーブルに二組入っていて
こいつらがまあ実に声がでかくてうるさくて参った。
サンリーの法則は普遍性があるのだよ嗚呼。
なんでこんなおかしなテンションになるのかね。
いつ見かけてもフシギでウザイぞ。

しかしこの店の主要顧客層はまさにサラリーマンだし、ちょうど三人くらいで
飲むのにちょうどいい造りでもあるので、この店の場合はしょうがないわね・・・と
これだけは静かに諦めた。
入り口近辺は比較的静かだから、次回から座る場所を考えよう。

と、いうわけで、奥で騒ぐ客以外はとてもいい店だった。
サンリーがどれほどうようよしていようが、ここは必ずまた来ると思う。
なにしろ潔く「土日祝日休み」だから、なかなか行けないのだけれどなあ。


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小半 ( 桜木町 / 居酒屋 )
★★★★4.0
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arima0831 at 01:11│Comments(8)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 桜木町・野毛 | 飲み屋

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この記事へのコメント

8. Posted by アリーマ   July 23, 2009 21:52
つちころりさん

広すぎず狭苦しくなく、居酒屋としては程よい広さですよね。
たまには行きたいお店の一つになりました。
7. Posted by つちころり   July 23, 2009 01:52
小半とはまた渋いですね。この店好きです。
こじんまりとした店だけに、行き届いていて、安心します。


6. Posted by アリーマ   July 22, 2009 22:16
酔華さん

おお、やはり行ってらっしゃるのですね。
やっぱりこういう「素晴らしい居酒屋」って、横浜では少数派なんでしょうか?

まあ確かにこういう店は、店舗が結構大きいから諸々経費がかさむし、仕込み量もそれにあわせてハンパないだろうと思うし、その割りに値段は極力抑えるのだから手間のかかる薄利多売で、なかなか昨今続かないのかもしれないですね。
やっぱり東京は人の動きが違うのでしょうか。
5. Posted by 酔華   July 22, 2009 21:46
懐かしい店が出てきましたね。
若いころ、よく行きました。
大勢だと2階にあげられて、しかしそこが狭くてね。
それでもギュウギュウ詰めになって、
他のグループと交流したりして、
楽しかったなぁ。
酒の肴は旨いし、文句なしでした。

それと、野毛には「尾張屋」なんていう素晴らしい居酒屋があったのに、
東京と違って横浜では、こういうのは消えていきますね。
残念です。
4. Posted by アリーマ   July 22, 2009 14:51
泥酔院さん

ワタシもノーマークでしたが、野毛はまだ奥が深いですね。
土日祝日休みは我が家的にも辛いんですよう。
よくありそうで意外に多くはない、良い居酒屋さんです。是非行って見てくださいまし。
3. Posted by アリーマ   July 22, 2009 14:44
にっきさん

確かにサラリーマンで上司部下同僚なんかがいると、誰かしらが知っていて連れて行ってもらえる確率が高い類の店かもしれませんね。

居酒屋ってどこにでもあるけれど、なかなか「好きな店」には巡り合い難いような気がしています。
そこそこいい魚が刺身も焼いたのも煮たのも適宜あって、焼き鳥だのフライだのもあって、シンプルでも野菜類がいろいろあって(サラダだけしか置いてないのは論外)、野菜炒めや肉をちゃっちゃと焼いたようなモンもあって・・・と、おなかの具合や気分に合わせて酒を中心にちょこっとづつ食べられる店。で、匠の技を高く買うような感覚ではなく、一品のボリュームも抑え目で、馬鹿げて安くなくてもいいけどオサイフに優しい。そんな店って、野毛の辺りにはあふれてそうなのに以外とぶつからないんですよね。

ここはいい店です。たしかに濱チベットにはないタイプの店かもしれないなあ。だって野毛辺りでもあんまりなさそうなんだもん。
2. Posted by 泥酔院   July 22, 2009 13:44
実は「横浜本」で見るまで全くノーマークまお店でした。
よ〜し。絶対行くぞ!
但し、土日休みがちょと辛い。
1. Posted by にっき   July 22, 2009 08:07
ほほ〜、良さげな居酒屋ですね。
そういえばちゃんと上司とか部下とかいた頃には居酒屋には随分お世話になったけれど、まっとうなサラリーマンでなくなってから行ってないのよ。
先月「居酒屋放浪記」なんつう本を読んでしまってから、羊ともどもこういう素敵な居酒屋を夢見ておりました。
長居はせずに美味しいものをちょこっとつまんでさっと飲んで帰れる・・・ご近所にいい店があってうらやましい!

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