December 13, 2009

黄金町『洗濯船』のハンバーグが美味しい! 〜そういえば「ハンバーグ!」だったころもあった〜

ショー・ラパンにランチにでかけたら、たまたま臨時休業だったもんだから、
トホホな気分で歩きだした、そんなある時・・・

そういえば・・・とふと思いだして、入ってみる気になったこの店。

洗濯船 (洋食 / 黄金町、阪東橋、吉野町)
★★★★ 4.0



はっきり言って、店構えは安手の地元ヲヤジ御用達スナックそのもので、
昭和だのレトロだのという味わいすらない。
妙に化粧の派手な一見48歳実は58歳のママが、カラオケでデュエットの相手を
してくれたりする類の店ね。
『あの頃の洋食 洗濯船』なる、ハンパに芸術志向とレトロ志向が入った様な
微妙なネーミングもなんだかピンとこない。

だから「実は結構ウマかったりするぜ」と聞いたって、店の前をただ眺めるだけで
なんとなくスルーしていた。
でもなんだかハンバーグが食べたい気分だったんで、思い切って中に入る。

たまたまその時のことかもしれないが、客層も独特な地味さをあふれさせた
近所のヲッサン&ヲバサン&髪に寝グセのついた若いヤツが主力なのだった。
ワタシが入ってきたもので、店の空気はもう一歩ほど地味なヤサグレ加減を
増したんだろうと思う。

でも店の奥では割烹着を着たオカアサンが、一生懸命に次々料理をこなして、
そこだけ見ていると気さくで美味しい街食堂の空気になってくる。
お、いいかも・・・とうっすら思ったら・・・

隣に座ったジャージの爺が、いきなり口の中に指を突っ込んで歯をせせり始め
たのだったよ。
ああやれやれ、せめて楊枝を使ってクレ・・・と思う間に、モクモクと煙草の煙を
吹き上げる爺。

ぱちんと振ったらこういうヤツが、一瞬で消えうせる魔法のハエタタキなんて
ないもんかしら・・・と、願ってみたりする。

ないよ。世の中そうそう自分の都合がいいようにはできておらん。
うにゃ。

洗濯船ハンバーグ 002

で、ハンバーグ。
ごろんと丸々した姿は、なんだか懐かしい感じがする。
そうそう、子供のころに母が作ってくれた、とても美味しいハンバーグの姿を
しているのだ。

ををを!と、歯せせり爺が消えうせた。

食べたら肉ニクしさ(?)と同時に汁気もしっかりある。
肉の臭みもしなくて、下拵えにちゃんと手のかかったもの。
家庭的な味わいだけど、あくまでプロがしっかり作ったソレ。
これまたしっかり作ってあるデミの旨味が、地道にハンバーグ本体の美味しさ
を引き立てて・・・

うま〜い♪


そういえば数年前、確かこのブログを始めたばかりのころ、憑かれたように
ハンバーグが突然食べたくなったことがあった。
自分でも何をイメージしているのかワカランまま、あっちこっちウロウロ
食べて歩いたっけな・・・。

結局一番美味しいと思ったものはショー・ラパンのハンバーグなのだけれど、
これは家庭的なものとは違う、ソースに手間ひまのかかったプロのフレンチの
シェフが作るもので、当時イメージしていた通りではなかったんだよねえ。

他の店で食べたものは、柔らかすぎたりパサパサしていたり、肉味は強いが
生臭かったり、逆に肉感度ゼロだったり・・・と、何がどう違うのかわからないが
どうもナニカが違うものが多い。
よくあるメニューだと思っていたが、案外難しいものだと思い知ったり。

まあ要するに好みの問題とはいえ、一体何がイメージの基にあるのか、
よくよく考えてみたら頭にあったのは「子供のころに母が作ってくれたアレ」
だった。
やれやれ、ママの味恋しさだったんかい・・・と、我ながら軽く萎えた。

まあ、その辺りで憑き物が落ちたらしくて、必死にハンバーグを探しまわる
こともしなくなったのだが、あの頃このハンバーグとぶつかっていたらそこで
探索終了だったろうと思う。

ううむ、こんなところにいたのかい。
いや〜、さがしていたんだよ〜〜。


・・・とか何とか考えつつ、うふうふふとハンバーグを喰らううち、歯せせり爺に
萎えた気持ちはキッチリと立ち直っていた。

めでたし?

洗濯船メニュー

これは別の日に通りかかって撮った「夜メニュー」。
これならば夜の部も、化けそこねた飲み屋のマダムとその常連ヲヤジの社交場
ではなくて、ちゃんと食事ができる店だと思ってよさそうだ。

まあ、歯せせり爺がいても強く違和感のない客層や雰囲気はあるが。
それでもたまには食べたくなりそうな、美味しいハンバーグだった。

これが錯覚ではなかったことを確かめるためにも、また行ってみようと
思っている次第。

洗濯船 ( 黄金町 / 洋食 )
★★★★4.0
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なんとなくこの本欲しいなあと思ったり。

arima0831 at 20:10│Comments(13)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 西洋料理 | 日ノ出町・伊勢佐木町

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この記事へのコメント

13. Posted by アリーマ   December 28, 2009 13:26
玖珠さん

ここのロールキャベツは夜だけなんですよね。
一度食べに行きたいなと思ってます。
便乗しますので(笑)、是非いろいろレポートしてくださいまし♪
12. Posted by 玖珠   December 28, 2009 06:08
記事を参考にさせて頂いて、洗濯船さんに昨日行ってみました。
ロールキャベツを頂きましたが、記事の通り予想以上に良いお味のものを出してくれるお店でした。
色々なメニューを頂いてみたいお店ですねぇ。
良きお店の情報、ありがとうございました。
11. Posted by アリーマ   December 17, 2009 00:27
ヌシさん

味はよいと思う。
雰囲気をどう思うかは人それぞれだし。

でも「突入」というほどの気合が必要な店だったかなあ・・・?
10. Posted by 小径のヌシ(^−^)   December 16, 2009 08:10
5
Gingerさん フットワーク軽っ
ヌシもそろそろ突入してみるかぁ !?
9. Posted by アリーマ   December 15, 2009 12:59
>socitonさん
ランチはもちろん夕食にも安価に使えるのがいいな、と思ってます。ロールキャベツなんか良さそうです。

>Gingerさん
さすがのフットワーク!
UPしたらTBよろしくねー。
8. Posted by Ginger   December 15, 2009 00:33
早速ナポさんと行って来た―(^O^)/
お客さんはおとなしめな感じの方ばかりでしたが
お父さんお母さんがとってもキュート♪
パリの雰囲気は微塵も無くても、私にはお勧め通り居心地良いお店でした
(いつUPできるんだろ...(^_^;)
7. Posted by sociton   December 14, 2009 23:52
ついこの前、初めて存在を知ったんですが、そーかうまいんだ。。。
今度行ってみますね。
6. Posted by アリーマ   December 14, 2009 14:13
>kanさん
「トキワ荘」というキーワードに反応する世代は既にジジババ化してるとは思うけど、そういう意味では「洗濯船」に反応する世代とかぶってるのか・・・?

店の名前よりは店構えの問題のような気がするけど、どうなんだろ??

5. Posted by kan   December 14, 2009 13:57
僕もたまーに前を通りかかっては躊躇して未入店のパターンですが、
店名が「洗濯船」じゃなく「トキワ荘」だったら入店する人も多かったのかなあ…
4. Posted by アリーマ   December 14, 2009 13:03
>ぶりさん
記憶って不思議なものですよね。
日常の隙間みたいなものが、なんかの弾みでひょっこり転がりだしてくることがあります。
しかも何の脈絡もない断片だったり。

まあとりあえず、美味しいハンバーグを作ってくれていた亡き母に、改めて感謝してみたりします。

>ヌシさん
そそ、何気なく眺めているけど、しらなければ積極的に入りたいと思わない店構えなんですよねー。
あの入るものを拒むようなドアだけでも、取り替えたらずいぶん入りやすくなると思うんだけど・・・余計なオセワだよね。

>Gingerさん
店名は、確かにそう言われてみればシャンソン酒場風だなあ。歯をせせる時は楊枝使用で・・・(笑)

生姜焼きもナポもきっちり装備してるし、平均点は確実に越えた内容だろうし、スモーカーフレンドリー(?)でもあるので、ジンジャーさんの好きそうな店だと思う。行ってみなんし。
3. Posted by Ginger   December 14, 2009 10:39
何度か駐車場探して行きかけたお店
店名のシャンソンチックな雰囲気とは違って何か私テイストな店内の感じ
今年中にも行かなくちゃ!
2. Posted by 小径のヌシ(^−^)   December 14, 2009 08:33
ニョスキからの帰りに
バス停でバス待ちの間に何気なく眺めているお店 …
いまだに未訪でございます

1. Posted by ふ゛り   December 13, 2009 21:18
母の味云々と読み、私も一つ思い出しました。
「美味しい」の大元というのも遠いような近いような、ふとした儚きトコロからやってくるものですね。

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