December 01, 2009

『まったり屋』のホットワインで寒気を乗りきれる・・・か?!

アドヴェントが始まった。
待降節というやつだ。
クリスマスの4週間前から、教会にキャンドルを四本立てたクランツが飾られ
日曜日の礼拝ごとに一本ずつ灯されていく。

リースやらツリーやらも、欧米ではこの時期に一斉に町に出る。
日本の場合、11月の声を聞くとすかさずツリーの点灯なんかが始まるが。
かなり予算をくうデコレーションだけに、採算の関係なんかがあるのだろう。

日本のクリスマスは八百万多神教的な土着の祭りの一つとして、特にこの
四半世紀くらいで独自の発展を遂げたようだから、オリジナルのキリスト教的
あり方を云々するのはヤボなんだろう。
でもなんだかフライングの感が拭えないまま、なんとなく一カ月ほど過ごして
アドヴェントまでたどりつくと、やっぱりちょっとほっとする。

ドイツで何度かクリスマスを過ごしたことがあるのだが、アドヴェントに入る
と一斉にクリスマスマーケットが始まる。クリスマス用の飾り物やキャンドル
なんかを色々売る市だが、なんと言っても嬉しいのはグリューヴァイン(ホット
ワイン)の露店。大きな鍋で赤ワインをあっためて売っているのだ。
キリキリ冷え込む雪の日、柄杓でざぶんと紙コップなんかに湯気の立ち昇る
熱いヤツを注いでもらって啜ると、体がほんわか暖まって嬉しかったな。
買い物の用も無いのに、これ飲みたさに市に散歩に行ったこともある。

さて、ドイツのクリスマス風景とは一転して、相変わらず日中は貸し切りで
まったり和めることが多い『まったり屋』
冬寒く夏暑い、実に環境に優しい店なのだよ。

ある時ふと思いついて「ホットワインなんか出したら如何なもんでしょう?」と
言ってみたのだった。
なんとなくこの店に合うような気がしたんである。
なによりも、寒さが凌げる。

まったり屋ホットワイン 001

で、次に出かけたら、しっかりメニューに入っていたので、早速頼んでみた。

まったり屋ホットワイン 002

写真ではコーヒーとの見分けがつきにくいかとは思うが(!)、
これがグリューヴァイン。

実は「それってどうやって作るんでしょうかあ」と例ののんびりした調子で
お姉さんに聞かれたので、最近自分でイイカゲンにやってみたものを
参考までに、これまたたいへんイイカゲンに説明してみたら、なんだか
それらしく出来上がっていた。
メニューから抹消されないように、冷え込む晩にお出かけの折などあれば
是非お試しあれ。
とりあえずあったまります。

自宅で作る時には、赤ワインを鍋に注いでシナモンとクローブを放り込み、
激しく煮立たない程度にあっためて、仕上げにひとたらしレモン汁を落とす。
ちょびっとハチミツなんかを入れて飲むとウマイ。それだけ。

赤ワインは不味くて飲み残したようなもので十分。
シナモンはなんでもいいけど、ワタシは木片みたいなホールのヤツがたまたま
家にあったから、親指の先くらいの大きさにパリンと割って放り込んでいる。
喫茶用に出て来るスティックは、結構いい値段がするから勿体無い・・・という
とってもセコイ理由である。
甘い香りが意外に赤ワインにしっくりくる。
シナモンは体を温める効用もあるらしい。

クローブはなくてもいい。
でも入れるとちょっとスパイシーさが加わって良い感じだ。

レモン汁は少し落とすと、何故か味がまとまるような気がするから不思議。
甘味もちょっと付けたほうがよいみたい。

コツは「電子レンジを使わないこと」だろうか。
電子レンジで加熱すると、何故かチョー不味い液体が出来上がってしまう。
飲めたもんじゃないのだ。
どうしてこうも違うのだろうなあ。
ひょっとして燗酒も電子レンジだと不味かったりするのだろか?
どうなんでしょう??

まったり屋 牛筋カレー

まったり牛筋カレーもウマイぞ。
小腹をふさぐにはちょうどいい量。

ところでこの店、勉強をしたり諸々の資料を読み込んだりするには、
実にいい店だということが最近よくわかった。
なにしろ長居するのが前提のような店だし、程よく静かで空気もよいので
不思議と集中できるのだ。
この手のカフェによくある、店主のコダワリを一通り鑑賞させられてるような
妙な重圧感がないからかもしれない。

「受験生はまったり屋にGO!」と言ったら「合格者名をあの辺の壁に
張りだしましょうかねー」と、店の一角を指差してお姉さんが笑っていた。

冗談だから、受験生は真に受けてぞろぞろ来ないように。

まあしかし、こういう空気の店はありそうでなかなかないので貴重ではある。
最近は多少防寒対策も整ってきたようだし、今年の冬は去年よりは、物理的に
より暖かい店になるんじゃないかな、と思う。

でもまあ、お出かけの際には暖かい格好が吉、かも。
念のため。

まったり屋 ( 阪東橋 / カフェ )
★★★★4.0
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「いつまでも あるとおもうな まったり屋」だそうです。うむむ。




『まったり屋』にも装備されたミニホットマット。我が家は猫が占拠してる。


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出してます。

arima0831 at 14:30│Comments(7)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote カフェ、ケーキなど | 日ノ出町・伊勢佐木町

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この記事へのコメント

7. Posted by アリーマ   December 15, 2009 12:56
つちころりさん

シナモンにしてもクローブにしても、体を温めるハーブなんだそうです。よく出来てますよね。
飲み残しの赤ワインの消化法にも有効なんで、最近よく作ってます。
6. Posted by つちころり   December 15, 2009 01:33
最近寒いので、まさにグリューヴァインには良いですね。去年の年末のドイツを思い出します。

自分は、年明けにまたヨーロッパに遊びに行ってきますです。
5. Posted by アリーマ   December 02, 2009 11:14
にっきさん

グリューワインミックスなるもの、なにが入っているんでしょうね。
シナモンとクローブくらいなら、わざわざ「ミックス」と称して売ったりしないだろうからなあ。

おっしゃる通り、寒い寒い屋外で飲む、というポイントは間違いなく高いと思います。
家でぬくぬく飲んでも、確かにイマイチありがたみが薄いかも。

でも、体が冷えてたまらんときなんか、しっかりあったまるからオススメです。冷え性向けです。
4. Posted by にっき   December 02, 2009 07:23
酔華さんが書いていらっしゃる「グリューワインミックス」が小袋に詰められたものを以前ドイツ人が親戚にいる人に貰いました。
へっへぇ〜とホットワインにして飲んだけど、多分こういう飲み物って飲むシュチュエーションも大事なんだろうと思います。
おうちでゆったりくつろぎながらとか、クリスマスに華やぐ寒い街中でとか、はたまたのんびりしたカフェでとか・・・。
けっして台所でコソコソ立ち飲みしてはいけないものだったと、飲んでから思いました。
温かくてちょっぴり甘い赤ワイン、けっこう好きです。
3. Posted by アリーマ   December 01, 2009 23:23
>酔華さん
たぶん作る量の問題なんじゃないかと思います。
屋台なんかはでっかい鍋ですものね。

>本須さん
ここはメニューが定期的に変わるんですが、それを見るのも結構楽しみだったりします。
2. Posted by 本須   December 01, 2009 22:44
「そこいらのワイン」という表現が絶妙すぎて
クスッと笑ってしまいました。

ほんとにまったりですねぇ。
1. Posted by 酔華   December 01, 2009 19:51
グリューワイン、すっかり忘れていました。
この記事を読んで、ウィーンで買った「グリューワインミックス」というハーブ? 木の皮? それらがごちゃ混ぜになった缶があるのを思い出しました。

屋台で飲んだグリューワインは本当に美味しかったのに、我が家で作るとそれほどではないのは、なぜ?

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