September 15, 2017

ロンドンうろちょろ徘徊記 其の一 〜準備編(?)~

八月、ロンドンに行ってきた。

ワタシにしてはかなり計画的に、まずは「行くぞ行くぞ行くんだぞ」と、周囲一帯に大声で宣言するところから始めたのが、たしか春先くらいのこと。
そうでもしないと面倒くさくなって「やっぱりヤメタ」になるのが目に見えているからだ。

最近は本当にフットワークが重くなった。
実は元々無精でぐうたらで計画性ゼロなので、休みに都内に行くのも遠征気分なワタシ。
「仕事」という強制力がかかると、ゼンマイ式玩具のごとくカタカタ起動して無理やり出ては行くのだが、そうでもなければ家の近辺でグダグダと過ごしてしまう。
別にこれは今に始まったことではなくて、若いころから自宅周辺でグダグダするのが好きなのではある。
たまに強烈な食煩悩に駆られてどこぞかに突撃していくこともあるけれど、横浜の場合ありがたくも大半が自宅から徒歩圏内で片付く。片付かないのはざっと考えて、たぶん鰻くらいのものだと思う。
とりあえず食環境には恵まれた街なのだ、横浜は。

それをいいことに、最近は仕事以外はまったくもって内弁慶な生活となっていた。
ワタシの場合、海外に十年ばかり住んでいたころの諸々をネタにして、流れ流れてどうにかこうにか食ってきたわけだけれど、ハッと気づけばもうそんなの、ざっくり二十年近く前の話になっているではないか。
これには我ながら驚いた。

なにぃ、二十年だと??!!
いや、まだそこまでは・・・イヤイヤしかし、帰国したのが前世紀の終わりごろなんだから、オリンピックで20周年ですわいよ。ひええええ。

中年期を驀進して老年に向っている、そのこと自体は軽いタメイキとともに達観してしまえる。
フツーだろそれ、と思う。
シミシワ白髪がナンボのもんじゃ、と開き直りつつ、脂肪の蓄積にはちょびっと注意している位なもんだ。

しかしふと気が付いたら、海外がどうにも遠いものとなっていて、そこは我ながらちょっと愕然とした。
なにしろ2007年にパスポートを更新して以来、日本の外に出たのは香港マカオ一回と、あとはプーケット&バンコクに行っただけ。それだけ。
元々は観光業関係者だったので、そういう話もたまにメシの種にしている身としては、これはイカンよね・・・と切れかけたパスポートを眺めながら猛省していたわけだ。

もう一つある。
ワタシはなんだかんだと結局のところ、英語をメシの種にしているのだが、実は現実の英語圏とはびっくりするほど縁が薄いのだ。

ロンドンには17歳の時、ケニヤに向かう飛行機が降りた時に半日寄った。それからエジプトにいた当時、仕事の日本出張がロンドン経由でついでに二泊したこともある(中一日で大英博物館の古代エジプト館を覗いた他は、パブを三軒はしごして終わった)。イギリスはそれだけ。
アメリカなんて、小学生の時に親に連れられてLAの親戚の家に遊びに行っただけ、ときた。
ええと、南アフリカも英語圏にカウントしてよければ、結婚してから十日くらい遊びに行ったな。
でも本当に以上そこまで。

かつて一番長く住んでいたエジプトという国が、とにかく食事情も酒事情もイマイチな場所だったので、休みにどこか行こうとなると、毎度ついつい食煩悩に目が眩んでいたのがそもそもイカン。そういうワタシが、メシの不味さをもって世界に名を馳せているイギリスに、わざわざ貴重な休みを使って出かけていくはずはない。だからほぼマトモに行こうとすら思わぬうちに、アレレと十年経って日本に戻ってきてしまった。

第一そもそも本来英語なんて、通じて仕事が成立すればそれでいいぞ、と思っていたし、幸か不幸かナンダカンダとそれで仕事になっていたもんだから、わざわざ自己研鑽の為に英語圏に出直そうなどという殊勝な心掛けもないまま中年期に突入。

そしてそんな中、ある時ちょっとした行きがかりで「英語を教える」という岸に流れ着いてしまった。その辺を辛うじて溺れない程度にヘロヘロ泳ぎ回って十年近くが経過。中年過ぎると本当に、十年なんてあっという間だ。

で、教壇の向こう側に押し流されたころ、英語の発音を説明しながら我ながら驚いた。ワタシは英語の発音のメカニズムをまったくわかっていなかったのだ。まあ、まともに学んだこともないのだから、わかってもいるはずもないのは自明だが、案外こういうことは追い詰められてみないとわからない。

さて、自分の発音だけならば、笑われていればネタで済むけれど、人に教えるとなるとそうもいかない。そこだけパスして次、というのも無理がある。ヤレヤレ困った、と自分なりに四苦八苦して泥縄式に遣り繰りしては来たが、こればかりはどこかでブートキャンプ式にガツガツ叩き込んでもらわないとイカンね、と思うに至って数年。

ある時、英語音声学を主戦場とする親切な同僚に、コッソリその辺を打ち明けたところ「あ、ありますよ、そういうコース。ロンドンで夏休みにやってます」と。

ではそれに参加しましょう、そうしましょう。
とか何とか言いながら、あっさりと数年が経過。
マズイ、このままではまた繰り延べを繰り返して無駄に齢を重ねるだけだ。

だからまずは、年が明けて春の気配も高まる中で「行くぞ」と周囲に大声で宣言したわけだ。
そしてコースの受付が春先に始まった段階で、申し込み書提出を強行。
ついでにさっさと授業料も払って、一緒に滞在先の寮の申し込みまでやっつけて、早いに越したことはないというから航空券も押さえてしまった。

さあもう後戻りはできないぞ、というところで、念には念を入れて
「ワタシ、夏休みにロンドン行くんだ♪」と語りまくった。
酔っていようがいなかろうが。

そんなこんなでせっかく強行した久々の海外生活。
勿体ないから一応まとめておこうと思う。



つづく。たぶん。





先ずこれは買っていった。
で、そこそこお世話になった。




これも一応買っていったが、肝心の旅行先がまともに決められていなかったので、結局イマイチ役に立たず終わった(悪いのはワタシです)。
ま、参考資料としてはよろしいのかなと思います。

arima0831 at 02:37│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ロンドン 

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