June 27, 2018

鎌倉うろうろ研修 其の三 〜極上中華麺を求めて海に向かう(?)〜

ディスカバー鎌倉!というワケで(?)、次に向かうは幕府跡。
町を知るにはまずそこから。
古都の空気を感じながら往時に思いを馳せよう・・・

と思ったが、実にまったくもって何もない。
住宅地の一角に碑が一つ立っているだけ。

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しかしまあ、
鶴岡八幡宮辺りが中心地だったのだな
というのはわかる。
穏やかなひっそりした住宅地に、
ポツポツ観光客が歩いている。









鎌倉幕府跡

碑文を苦労しつつよんでいたら、碑の後ろの小学校の生徒らが、しっかり書き起こしたものに訳までつけてくれており、ダメな大人(しかも一応ガイド)は項垂れるのだった。

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碑のちょっと先に源頼朝の墓がある。
山の中腹に向かう急な階段を上って行く。
鶴岡八幡辺りの人波が嘘のように閑散としている。

山中にあるものは、江戸時代に再建されたもの、との由。


鎌倉幕府跡から海の方に向かう。まず目指すは大町あたり。
途中、日蓮宗の寺が続く。


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この界隈はかつて
日蓮が日々辻説法に立っていた
由緒ある地なのだそうだ。
三十代から五十代にかけての二十年ほど
鎌倉を拠点にしていた由。

ふうむ、ワタシにとっての横浜かなあ
などと罰当たりなことを思う。





へえへえ何かにつけて感心しながら歩いて行くと、その隙間にひっそりと妙な空気感の神社が現れた。

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蛭子神社をエビスと読めば、
なんだか目出度い感じなのだが、
ヒルコと読むパターンもあった。
イザナギとイザナミが最初に作っ子だが
女から声を掛けてまぐわったせいで
奇形で生まれて海に流された子を
蛭子と呼んでいて、
後で調べたら確かに
後者を祀ったものだった。






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ここの神社の空気は清浄さよりは不思議な停滞と淀み。

何しろ本殿の陰に軽自動車がひっそりと駐車されているわ、あっちこっち破損しても修繕されていないようだわ、御神木の大銀杏の注連縄はなんだか草臥れているわ…。

なんだか不思議な場所だ。
うううむ、と首を傾げつつ、なんとなくソソクサと立ち去った。

さらに海へ向かう。
かつての鎌倉は海の都でもあったはず。
海からの俯瞰は欠かせまい、と強く思って海に向かう。

まず目指すは大町。海に向かう道は、ほんわりと長閑な田舎の空気なのだが、古寂びたいい風情の商店があったと思えば、落ち着いた雰囲気の良さそうなカフェやらバーやらが点在している。
穏やかな街並みにほっとしながら、さらに歩くと…

するとアラ不思議、行く手には邦栄堂製麺が!
先日星羊社の社長夫妻から頂いた中華麺の製造をしている店舗。
コレがなんとも美味しい麺だったもので、一度お店にも行ってみたいなあ、と思っていたのである。
おおおお、なんという偶然…

…な、わけはなくて、もちろん海へのルートを大幅に歪曲し迂回させてわざわざ来ているのである。
一応同行者の意向も恐る恐る聞いてみたら
「ワタシもそこ、行きたいの〜!」
と言ってくれたのをいいことに、マヂぱねぇ炎天下と化した昼下がり、日陰もろくにない道路を二人延々歩いてきた。
え、何分くらい?
ううん、ワスレタ〜。さ、30分くらいくらいかなあ…?

IMG_0633まったくもってゴクローなことだ。
お店の人も
その辺を感じ取ってくれたのか、
うどん麺をひと玉サービスしてくれた。
ちなみにさっそく
買ってきた餃子の皮を水餃子にしたら
皮がしっかりヨレないのに
口当たりは柔らかくて、
ヲットと二人一瞬で
30個ほど貪り食ってしまった。
粉の質が良いのだと思う。

水餃子の皮は売切れで
予約をしておかなかったのが
悔やまれる・・・。


そう、殊勝気に鎌倉研修などと言ってはいたが、実はそもそもここの麺ありき。
「なんか鎌倉に行く用が・・・あるよねえ当然。研修だねえ」という、常に変わらぬ食欲ファーストな動きだったわけだ。

水餃子
ちなみに普通の餃子の皮を水餃子にしたのだが、
つるんチュルンとした口当たりで何ともウマイ。
ごくごくシンプルに、豚挽き肉に
キャベツとセロリと長ねぎのみじん切りに、
軽く塩、酒、そして醤油少々。
馴染むまで練ったら包んで茹でるだけ。
皮が美味しいのでエンドレスに食べられてしまう。

こういう皮が簡単に買えるところに住んでいる人が本当に羨ましい。
ちなみに写真は大きい皮のほうだけど、
小さい皮の方が口当たりは良い感じ。
焼くなら大が良いのだろうナ。



IMG_0635邦栄堂製麺から
今度こそ海に向かう。

途中、実に良い感じの
カフェやらバーやらが
散在するのを横目に
材木座海岸を目指していくと、
だんだん空が高くなって、
突然ポカンと海になった。

けっこうな炎天下を歩き回っているし
昼は禁欲的にお茶だけで済ませたので
かなりビールが飲みたい。
さすがにもう飲んでよかろう!
とウッスラ思いつつ歩く。


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わーいわーい!海だあ!
・・・と波打際で潮風に吹かれてみる。
なんとも気持ち良い。
多分あと二週間もすると海水浴客でごった返しそうだけれど、今日はサーファーたちと近所の人たちくらい。

ではでは海沿いで冷たいモノを…と思ったが、海に至る手前はいろいろ見かけたおっとりいい感じの場所が、海沿いに来た途端に俗化。ついでに車もゾロゾロ。

なんかイマイチな感じなので、じゃあ海から大路を上ってみるか、とさらにてくてく歩く。

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一の鳥居から確かにまっすぐに鶴岡八幡宮に向かって行くんだなあ、と至極当たり前のことに感心しながら冷たいモノをさがした結果、こじんまりしたコーヒー屋さんでひと休み。
ビールがなかったのは誤算だったが、なかなか良いお店だったのでよしとした。
代りにバーボンなど飲む。
この店には何故かビールはないのに焼酎とバーボンはあった。

SJO COFFEE

気付けば日はとうに暮れて、ライトアップされた段葛が綺麗だった。

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鎌倉は夜の散策も楽しそうだ。
昼間はゴッチャゴチャな小町辺りも、ほどよく灯りが落ちて人が消え、良い感じに落ち着いている。

当たり前だが、やはり奥が深い街なのだな、としみじみ思った。。
鎌倉には何度も来ているのだが、街の魅力を感じたことがあまりなくて、なんだか平板な印象だったのだが、なんのとこはない、平板な見方しかしていなかった自分の問題だったのだよね。

ちょっと面白くなってきたので、何度か通いたいと思う。
麺は冷凍できるから、なくなった頃にまた…。

ありがとう邦栄堂。
おかげで良い研修ができた。

そんなこんなで楽しく一日が過ぎて、帰宅後に鏡を見たら、ギョッとするほど日に焼けておりましたとさ。
この季節、油断は禁物だったなあ…。

万歩計


それにしてもよく歩いた一日ではありました。
















主要な寺社が歴史の古い順に並べてあって、非常に参考になった一冊。



星羊社の新刊!鎌倉は小町の『ヒグラシ文庫』という立ち飲み屋さんのレシピ集。邦栄堂製麺も出てます♪ 次回は是非行ってみたいです。

arima0831 at 00:12│Comments(2)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 鎌倉 | その他神奈川県

この記事へのコメント

2. Posted by アリーマ   July 08, 2018 23:01
ヒロ病院生まれさん

コメントありがとうございます。
忘れたころ更新ベースでスミマセン。
1. Posted by ヒロ病院生まれ   July 08, 2018 12:46
初めまして
時々お邪魔して楽しく読ませていただいています
この鎌倉 研修?編には 懐かしい町の佇まいがそこここに溢れていて 頼朝の墓の前にある小学校と 八幡宮の隣にある中学校に60年近くも前に 毎日徒歩で通っていた遠い日の様々な風景が浮かんで来るようでした
実家を離れて長いのに 当時は単なる地名でしかなかった 辻説法 という一言だけでも こんなにいろいろな思い出が蘇って来るのに驚きました
鎌倉には 是非行って頂きたい場所がまだまだ沢山あります 例えば・・・などと言いだせばきりが無くなります きっかけが何であれ⁈これからも楽しい町歩きレポートを楽しみにしています

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