横浜中華街

June 09, 2009

さよなら『栄楽園』! 其の二 〜ひとりメシ嬢と二人メシで最後を飾る〜

嗚呼、栄楽園
こんどこそ最後の一回である。

一人で何度か出かけて見たが、やはり単にメシを掻っ込むだけでは食べるものにも限りがある。

例によって思念に蟻地獄を設けて「誰か行かないかねー」と強く念じていたところ
例の如く(?)知己の中ではひときわ徳の高いひとりメシ嬢が落ちてきてくれた。
即座に電話をして某日夜に二席確保。
前回食べそこねただけに、この期に及んで売り切れは悲しすぎる・・・と「白切鶏」も
ついでに予約しておいた。

お店には「相席で構いません」と伝えてあったのに、行ったら二人で一卓どうぞと。
最悪30分くらいでゲリラ戦的に食べて帰るぞ、と思っていたのだけれど、
「せっかく御予約いただいて、お料理を召し上がっていただくのですから
どうぞゆっくりと一卓お使いください」と逆に気を使ってもらってしまい
平身低頭恐縮する。

そうか、ここはやっぱり実にちゃんとした店だったのだなあ、とイマサラながらに
しみじみと思った。
どこぞかのタカピーな行列店混雑店は、この店の人たちの爪の垢でも煎じて飲むがよいぞ・・・。

「予約してお食事ならばテーブルはゆったりと」という気配り、当たり前のようだが
昨今はそこそこの高級店でも案外ダメだったりする。
こんな質素な小さな店なのに、こういうお店の人たちの気持ちの真面目さ誠実さが
長年にわたって色々な人の胃も心も癒してきたのだろうな。

栄楽園 白切鶏

見た瞬間に「これはウマイよう!」と思わず言葉が漏れた「白切鶏」。
「冷たいゆで鶏」とメニューにはある。
ぺりおさん一押しということで期待も高かったが、なるほどこれは素晴らしい!
旨みがギュッと詰まった骨付きの鶏肉は、骨回りの肉がうっすらピンク色だが
しっかりと火は通っていて生臭さは全くない。
そして皮、身、骨回り・・・と、各パーツの味わい旨みがそれぞれ地味ながらじんわり
口中に広がるのだ。
これは逸品である。

香港やシンガポールの街角なんかでは普通に売っていそうな一品なのだが
これだけ鶏の旨みが絶妙に生きたものにはまず滅多とお目にかかれまい。

実はワタシ、鶏で一番好きな部分が「鶏皮」だったりする安上がりなヤツなのだが
鶏皮でこんなにしみじみ感動したのは初めてかもしれない。
適度に脂を落としながら程よい弾力を残した皮も素晴らしいが、身も別の旨みで
なんともしっとりした味わい。
夢中で骨をしゃぶって一瞬で喰い尽くしてしまった。

栄楽園 白切鶏鶏だけでも十分に美味いのだが
これまたステキなのが特製のタレだ。
ネギと油を和えたものに
オイスターソースにナニカの味を足した
甘辛いソースがのっている。
一瞬自分でも真似できそうに思えるが
でもやっぱり到底無理な「ナニカ」がある。
まさに「秘伝の味」というやつだろか。


え〜、これもう喰えないの・・・と、自分で書いてて目に涙が滲みます・・・。


栄楽園巻揚げ

実は本来揚げものがそれほど好きでもないので、巻揚げは一人ならばおそらく
あえて頼まなかった一品だが、ひとりメシ嬢のリクエストもあって頼んで見る。

一見ちょっと焦げちゃったかな、というルックスだが、コレがまた素晴らしい♪
香ばしさ一杯だがちっとも油臭さがない。
揚げ油が良いのだろうが、火の通り方も丁度ぴったりなのだ。。
中の具材は、海老と豚肉の程よい旨みを野菜が柔らかく受け止めている感じ。
食感としては、パリッとした皮の中にふんわりジューシーで柔らかな具が入って
他所の店ならば内側にもう一捻りしそうなところだが、この柔らかさが優しくて
とてもいい感じだ。

え〜、これもう喰えないの・・・とまた・・・(涙)

栄楽園 豚足

二人っていいな。まだまだいけるぞ・・・と、豚足。
この日、実はお持帰り用タッパも持参してきているので心置きなく頼む。

この豚足がまた・・・もうとろっとろ。
柔らかい味の薄い醤油味の餡が、このとろっとろをふんわり優しく覆っている。
基本的に豚バラ丼なんかの餡と同じだと思うのだが、これは豚バラにもいいが
豚足だとより一層生きる味だ・・・!

え〜、これもう喰えない・・・以下同じ(涙)

一体どうして今の今まで、ここでキッチリ「お食事」をしなかったのかね?!と
自分を思いっきり責めたい気分になる。

叉焼丼ばっかり食べて、早いウマイ安い♪なんて喜んでたワタシときたら・・・嗚呼。

ふと気がつくと、並ぶ人まではいないものの店内はちょうど満席。
周囲の「え、まだ喰うのかよ?!」と言いたげな視線が突き刺さってくるようだ。
気のせいだろう。気のせいだよね。
わっはっは。

栄楽園揚げワンタン

さすがにもうこれ以上頼むと、丼二種喰いは不可能領域に押し出されてしまう・・・
とは思ったものの、他のテーブルで頼んでいたこの「揚げワンタン」に目が釘付け。

ひとりメシ嬢が「ううう、いやしかし・・・」と同じ思いで悩んでいるようなので、
「いざとなったら丼は半分持ち帰ればヨロシ!」とコールをかけてしまった。

頼んで正解!
正直言ってどこで食べても「皮がパリッぱり〜」以上の喜びはなさそうな一品だが
ここの場合、結構ワンタンが大振りなので、具の豚肉がピンク色のジューシーさで
しっとりとウマイのだ。

しかも皮が香ばしい油で揚がっているので、パリッぱり〜♪の喜びはどこより強力
ときたもんだ。
この半満腹時(ナンダそれは?)ですらこんなに美味いのだ。
食事の前に、コレをお伴にビールで一杯やるのは堪えられまい。

なるほど人気メニューらしくて、周りの席で「ビールでとりあえず」な人達は
軒並み「とりあえずのお伴」に揚げワンタンなのだった。
ううむ。いままで気がつかなかったのも迂闊な話だ嗚呼。


栄楽園海老と玉子丼

ラストの海老と玉子丼!
ウマイっ!!
言うまでもないっ!!!

栄楽園叉焼丼

そして叉焼丼。
最後の最後の叉焼丼だ。
涙も出ないほどの満腹感とともに胸もいっぱいなのであった。

コレが・・・コレがもう喰えないなんて・・・しくしくしく。


改めて何を食べても本当に美味しい店だったんだなあと、しみじみ口の中で
あの味この味を再現しては涎を噛み締める日々。

中華街ナンバーワンの店でこそないが、真実オンリーワンの店だった。
時の流れ、状況の変化というものは、それなりにきちんと受け止めるのがオトナ、
とは思うものの、あまりに寂しくて蘇州小路には当分近づけそうにないワタシ。



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さよなら栄楽園!


追伸:
8日夕方にNHKに出たそうだ。
見そこねてしまったのだけれど、再放映しないかな・・・。




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著者:檀 一雄
販売元:中央公論新社
発売日:2002-09
おすすめ度:4.5
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壇流白切鶏は「蒸す」そうです。

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June 05, 2009

中華街『栄楽園』で名残を惜しむ 其の一 〜嗚呼、海老と玉子丼!〜

とうとう5月31日をもって、本当に閉店してしまった中華街『栄楽園』

最後は大変な混雑だったそうだ。
「だったそうだ」と伝聞になるのは、ワタシが何度か出かけたときには
まあ混んではいるがほどほどの入り具合、と思えたからなのだが。
この辺は見事にタイミングの差だったように思える。

前の記事から二週間程の間に、ついつい何回か通ってしまった。

今回は「一人突入編」。
週日週末昼夜問わず毎回すんなり座れて、取り立てて窮屈な思いもしなかったが、
それは本当に運がよかっただけだと後で知った。


栄楽園海老玉子丼

メニュー名『海老と玉子丼』
酔華さんぺりおさんのところで見かけなかったら食べずに終わったかもしれない。
なんとも地味な名前だし実物もいたってシンプル。

実際ネーミングの通り、海老を溶き玉子で綴じて合間に刻み叉焼を散らしたもの。
しかし、この姿を見ただけで玉子と海老が嫌いでない人なら喉が鳴るでしょう?

海老は丁寧に下処理されてプリプリ。これが十匹以上入る。
うっすら甘い味のふんわりとろりとした玉子は、御飯に当る面はきれいに焼き目が
ついているのに、上はほどよくとろりんとした状態。
そしてほんの彩り程度にしか見えない叉焼が、玉子に別の甘味と脂の旨みを加えて
これを熱々御飯とともに蓮華に乗せて頬張ると、もうタマラン・・・!

これがもう食べられないと思っただけで、いまや涙が滲んでくるくらいだ。
いつも叉焼丼ばかりで、何故か目も行かなかった愚かしさが悔やまれるぞ嗚呼。

こういう料理は案外自分でもできそうな気がするのだが、火の加減も味の塩梅も
諸々の細かな下処理も、シンプルそうに見えてプロの技と仕込みの両方がなければ
なかなか真似のできるものではなかったと思う。

最後の最後で逸品を知った。
なんとか間に合ってよかった。


栄楽園イカ葱

イカのネギ和え。
名前だけ聞くと、これも軽くスルーしそうな一品。
都内某所で一度食べたイカネギがとても美味かったので、ちゃんとした店のものは
美味しいのだということは重々わかっているのだけれど、しかしつい別のものに
目が行ってしまうのだが・・・

ぺりおさん、ありがとう。
やっぱりこれは食べておいてよかった!

確かに「松傘に切ったイカをさっと茹でて細切りのネギと和えたもの」という
それ以上のメニューではないのだが、絶妙な茹で加減のイカにネギを載せて
とても香りの良い胡麻油を熱したものと、一手間かかった醤油ダレをかけると
二人前は十分にある一皿がアラ不思議、一人のワタシのささやかな胃袋に
するすると入って行ってしまうのだった。
味わいは軽いが、なんとも後を引く味だ。

この日は土曜日で、まさか入れまい・・・と期待せずに行ってみたら相席とはいえ
すんなり座れてしまったのだった。
しかし、この日最大のお目当てだった「白切鶏」は無情にも売り切れ。嗚呼。


栄楽園豚バラ

昔一度食べたきりだったが、どうしてもどうしてももう一度食べておきたかった
豚バラ丼。


栄楽園豚バラUP

寄ると一層よくわかるが、この豚バラは皮付き。
それがほろほろと蓮華で切れるくらいまで柔らかく煮込んである。
塩ベースの薄い醤油味のタレが絡むと、豚バラ自体のの濃厚さが不思議なほど
あっさりとした味わいに変わってしまう。
レタスが一見不思議なのだが、食感が良いのでいい組み合わせだ。

味わい上品な豚バラの煮込みなんて、今こうして考えてみるとそうどこででも
食べられるものではない。
ちょっとゲテなくらいに濃厚で香辛料の強いものも好きなのだが、実はこんな風な
優しい味わいが一番だったんだなあ・・・と改めて思う。


栄楽園ラーメン

これぞ昭和中華の王道!という姿。
シンプルなラーメンも良かった。
物足りない、という声もあったらしいけれど、ワタシは世間によくあるコウルセイ
哲学てんこ盛りの行列ラーメンなんかより、このシンプルさを愛するものである。
しかもこれが450円だった。
最近ちょっと値上げしたのだが、それでも450円だ。
値段のことを言い過ぎるのも卑しい話だが、この価格と無駄のないラーメンの姿に
『栄楽園』の全てが語られているような気さえする。

栄楽園叉焼丼弁当

ある昼下がりに入ってきたスーツのオジサマが「叉焼丼弁当ひとつ」と注文するのを
ふと耳にしたので「その手があったか!」と真似してみた。

あの叉焼丼をネギの香りを楽しみつつ、その場で掻っ込むのもいいが、
弁当にしたものを持ち帰れば・・・
しんなりとしたネギと馴染んだ叉焼の脂が御飯に滲み・・・うふうふうふ♪

これを自宅で盛り付けなおして、レンジでチンしていただく、なんていうズルまで
やってしまった。

このお弁当、叉焼とネギも御飯もかなりの量が入っていたので、二回に分けて
しかも二度目は半熟の目玉焼きを胡麻油で焼いたやつなんかを乗っけて食べた。
邪道と謗るものは謗るがよろしいわ。ふぉっふぉふぉ。

黄色いタクアンも、いままでなんとなく食べずにいたけれど、試しに齧ってみたら
見た目の派手ハデしさにしては優しい味わいだった。
叉焼とねぎの味と香りが滲みた御飯によく合うのだった。

もう一回夕食時に二人で突入するのだが、それは次回に・・・。

ところでここの料理は基本的にさっぱりしているのだが、毎回名残を惜しむ余り
「量を抑える」という努力を一切放棄。

しかも同じ時期に、鰻遠征をしたり友達の結婚式に出たり自分の結婚記念日で
イタリアン喰ったりと、罪深いほどの美食爆食を繰り返した罰当りモンのワタシ。

6月1日に体重計に乗って青ざめたさー。
インチキな沖縄弁で語尾ゴマカシたくなるくらいのもんさー。
もーでらびっくりさー(ナニ弁?)。

喰い過ぎれば素直に体重に反映する。
若い頃は夢にも思わなかったことだが、それが中年の真実なのである。
やれやれ。



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当分は粗食で暮らします。
でもこういう時に限って食欲をケダモノにする話がたまっているんだな・・・ううう。




買ったきりやってないコアリズム。やるさー。



海に行かないか海に行かないか
著者:坂田 靖子
販売元:朝日新聞出版
発売日:2009-04-07
おすすめ度:5.0
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うみねこに誘われて海に行く砂漠のフンコロガシの話、とか。面白いよん♪

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May 29, 2009

中華街『福満園本店』で太平燕やらカキオコやら 〜福建料理大好き♪〜

オットと二人で『福満園本店』へ。
福建名物の太平燕(タイピーエン)が食べたくなったのだ。
以前やはりこの店で食べたことはあるんだけれど、今ひとつ印象が薄かった料理。
ふうんうまいじゃん、というベタな感想だけが記憶にある。

以前に本須さんの記事で見かけて、なんだか気になっていたのであるよ。

熊本で意味不明に郷土料理化した「太平燕」ことタイピーエン。
本来は福建料理です。
祝い事の席なんかで食べるものだそうな。

熊本のヤツは以前一度食べてみたけど、具の多いスープ春雨だった。
一時はやっていたけれど、最近はどうなんだろう?
家庭料理ならともかく、わざわざ店で頑張って食べるほど凝ったもんでもない、
というこちらもボケた印象。

ちなみに熊本県内でも、熊本市内近郊以外ではあまり知られていない気がする。
とりあえず、球磨郡は人吉あたりで生まれ育ったオットは「知らん」そうだ。
彼は故郷を離れて30年以上になるので、その間に変わったのかも知れない。
どっちみち、彼は基本的になにごとであれ「細かいことには疎い人」なので、
どうもイマイチ参考にはならないんではあるが・・・まあいいや。

福満園カキオコ

この頃はまだちょっと牡蠣の名残りがある春先だったので「福建カキオコ」を。
中国語では「海蠣煎餠」。
小さな福建牡蠣入りの薄い卵焼きみたいなものだ。

福建牡蠣は小指の先ほどの大きさで、日本人が普通にイメージするような
牡蠣独特の食感には乏しいのだけれど、味と旨味はみっちりと濃い。
真ん中の部分に、たくさんの小さな牡蠣とニラなどが平らに焼かれて、周辺は卵で
ふちが作られている。
日本のお好み焼きというよりは韓国のチヂミに似ているが、この卵が完全に具と
混じりあわないところがポイントなんだろうなと思う。
卵の甘味が牡蠣の臭みなどを受け止めながら、決して旨みまで邪魔しない。
タレなどはつけないものらしいけど、我が家的には黒酢をちょびっとつける。
店で頼むといつも不思議そうな顔をされるから、きっと邪道なんだろうな。

牡蠣=冬、というイメージだけれど、福満園など福建料理屋では一年中出ている。
中国では実際のところどうなんだろう?
どなたかご存じないですか?

福満園 福建風チャーハン

チャーハン食べたいとオットがいうので頼んでみた福建風チャーハン。
所謂「よくできたぱらっぱらのチャーハン」とはイメージが違って、
ややしっとりしているのだが、このしっとりは海鮮の旨みによるもの。
髪菜という中国海苔やらホタテ、海老、カニに小さな牡蠣など、細かく刻んだ海鮮
がたくさん入って、潮の香り豊かな面白いチャーハン。
量がかなりあるので今日のオカズ量にはちょうどよかった。

福満園 太平燕

そして太平燕。
茶色い団子は豚肉のすり身で作ったものだそうだ。
中にはうずらの卵が入っている。淡白な味だ。
これに海老やホタテなど、海鮮ベースらしきワンタン。
そして小松菜に春雨。

確かに印象がそう強いものではなくて、非常に淡白な味わいだ。
しかしここのスープは実に滋味深い優しい味で、さっぱりしたものを食べたい時は
本当に胃が和む感じがする。

この日の三点組み合わせは、バランスよくてとてもよかった。
ついつい余計なものを一品頼んで食べすぎた感じになるのだが、このくらいだと
胃にも財布にも実に優しく美味しい。

その後、今度は地瓜丸が食べたくなって再び出かける。

福満園 厚揚げ福満園 焼きそば

ついつい頼んだ厚揚げの前菜は、よく冷えていて濃い目の甘辛い醤油タレ味が
きっちり滲みこんでいる。
ビールに合いそうだが、この日は車だった。残念ながら。

そして焼きそば。
どうも一時期、熱に浮かされたように焼きそばばっかり食べてたのだ。
暑さが増すとともに「冷やし中華」にシフトして熱が冷めてきました。
ははは。

この店の場合餡がくどくないので食べやすくて普通にうまかった。
印象の強いものではなかったけれど。
だんだん焼きそばに飽きてきた時期だったのかもしれない。

福満園 地瓜丸スープ

そして地瓜丸。サツマイモの団子がやはり薄味のスープに入っている。
味はいたって淡白なのだが、オットが「あ、アレだ」と鼻をひくひくさせる匂い。

「酸筍(スェンスウ)」なる福建特産の無敵の超臭的調味料。
ぶっちゃけて言えば「雑巾を絞った匂い」ってやつだ。
一瞬不思議なのだが、これがスープになんともいい旨みを加えている。
頼むといつも「大丈夫ですか?」と確認されるのだけど、これがウマイ!

ここの地瓜丸スープは、大きな丼に小さめのこぶしくらいの大きさの団子が
ゴロンゴロンと五つも入ってきて千円ちょっと。
スープはもちろん、上品で淡白で繊細なこの店のスープなのだし、
これに浅利や白菜なんかも入るので、結構お得感のある一品だと思う。

福満園 地瓜丸団子の中身はこんな感じ。
福建牡蠣やら豚バラやら髪菜やら
青菜などの野菜やら具沢山で
これまた潮の香りが濃厚だ。
大きな団子の食感もモッチリで
二人で五個も食べるとかなりのボリューム。
淡白な味わいだが
食べ応えはしっかりとある。

団子を小鉢に出して、まずは割って皮と中身を一緒に。
そして中身をちょいとつついて、中に溢れる海鮮の香りをウフウフフと楽しんだ後
おもむろにスープを注いで、酸筍の香りとともに団子の味の変化を楽しむ。
地瓜丸はいつでも美味しく楽しい。
こんなものが道端で普通に山ほど売っていて、なんとなく買い食いして歩ける街を
想像すると実に楽しくなってくる。
一度行ってみたいなあ。


この店、なんだか結構通っているような気がするが、これはたまたまオットと
鍼の後でするっと立ち寄りやすい場所にあるから。
頼むものさえ間違えなければ美味しいし、店構えにしては値段もそう高くないので
なんとなく足が向きやすい店なのだ。

お出かけのときにはクーポンをお忘れなく。

福建料理は中華には珍しく全体に淡白でさっぱりした料理、という印象があって、
こってり濃厚なものはどうもなあ・・・なんていう気分のときに「あのスープ」をつい
思い浮かべてしまう。

横浜の場合、ここ以外にも本来珍しいはずの福建料理があちこちにあって、
中華街反対側の『客満堂』では一人前サイズが充実していて一人でも入りやすいし
石川町駅の向こう側にある『味香園』は『福満園』より値段も量も安くて
サービスが丁寧。
どこも好きな店だ。

長者町の『華隆餐館』並びにも一軒あるのを、最近発見してしまった。
この店、どんな感じなんでしょう?
店先だけチェックした限りでは、地瓜丸なんてあって良さそうだったんだけれど。
行ったことある方、どなたかいらっしゃいます?



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雨が止んだら野球を見に行きたいなあ・・・と曇り空を睨む午後。




福建生まれのクワガタ、売ってます・・・。



定年後の一風景―中国福建省での一年定年後の一風景―中国福建省での一年
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May 16, 2009

中華街『栄楽園』が閉店してしまう・・・??!! 

中華街の外れにひっそり佇む『栄楽園』
地味に静かにひっそりと、しかしいつも必ずさりげなくここにあるイメージ。
前を通るたびに密かな安心感を軽く噛み締めていた。

ところがこの店が閉店するという。
ほんまサンのところで閉店の噂を見かけてショックを受けたが、
酔華さんのところで、ついに確定情報となって呆然。
エイプリルフールだと信じ込むには、時すでに五月半ばである。
いやだようそんなの。

しかも営業は五月いっぱいだそうな。
知らなかっただけとは言え、なんと急な!

普段は昼時の中華街まで足を伸ばすことは滅多にないが、悔いを残さないために
この際まずは行ってきた。

栄楽園叉焼丼

愛する刻み叉焼飯。
たぶんこの店の一番人気メニューでもある。
たっぷりのネギと醤油ダレで和えた刻み叉焼。
ちょっと濃い目の醤油味にネギの香り。
誰かにこのあと会う予定のある人や、長ネギ嫌いには決してオススメできないが
そうでなければまずはコレだろう。

凝った料理ではないが、かといってよくあるものでもない。
とても良い店の美味い賄いメシ、という感じ。
もちろんこの店の素晴らしい叉焼あっての料理なのだ。

これだけお弁当にしてテイクアウトしていく人もいる。
この味が少し時間を置いて御飯に滲みたヤツを、軽くあっためて食べたら・・・
うう、美味しそうだなあ。

栄楽園タンメン

スープの代わりにタンメン。
相変わらず「減量」という大目標を掲げたままなので、最近は慎んでいるのだが
「ひょっとしたら最後」の思いが「麺メシ一人ダブル喰い」を敢行させる。
実はここの麺類は初めて食べた。

これまた地味なルックスだが、塩味のスープがしみじみ素直ないい味だ。
具は豚肉がちょびちょびと入って、あとはモヤシと青菜が無造作にポイッと載る。
肉はよくみるとちょっと部厚め。きちんと筋切りされている。
モヤシも丁寧に下処理されたもの。

しかしコレは単に茹でた豚肉とモヤシでタンメンの具以上のものではないのに、
なぜソレがコゲにウマイ?!
肉は旨みが抜けずパサつかず、噛めば程よい脂身がムニュと柔らかな歯ごたえ。
モヤシはちょうどよくシャッキリ。
途中からテーブルの黒胡椒を振ると、これがまたいいアクセントになるのだ。

麺がちょっと茹で過ぎではあったが、そのくらい笑って許容範囲。
きいい、もっと早く食べてみるんだったなあ。

同じ卓の他の人が食べていた「ネギそば」もオイシソウだった。
ネギだけでなく、細切り叉焼がぱらっと入っている。
こちらは醤油味のスープ。

栄楽園 鶏丼

こちらは以前食べた鶏肉丼。
ピリ辛胡麻油で和えたネギと細切りの蒸し鶏が載っている。
胡麻油と鶏の脂がホカホカの御飯とうっすら入り混じったところを
勢いよく掻っ込むのがいいんだなあ。

丼ものにはサービスでついてくる黄色いタクアンと薄い醤油味のスープもよい。
タクアンはなんとなく残していたが、お気持ちは有難く頂いていたのだ。

ちなみに、初めて食べたメニューは豚バラ丼だった。
刻み叉焼丼ほどの習慣性はないけれど、これもありそうでない一品。
酔華さんのところで見かけて、ああ久しぶりにこれにするかなあ・・・と思いながら
店に落ち着いたら何故か「叉焼丼」という言葉が口からこぼれてしまったので
今回は食べられなかったが、閉店までにアンコールしておきたいと切に思う。


栄楽園 002

中華丼のスタンダードな味も捨てがたい。
格安の価格設定なのに、具は海老イカ叉焼うずら卵に野菜などが色々。
薄味の餡かけ具合もさっぱりと食べやすい。

総じてここの丼ものは、脂っこくなくてするっと食べられてしまう。

栄楽園090209 003

するっと行けるものだから、ある時追加してみたワンタンスープ。
いつも付いてくる醤油味のスープに、プリッとしたワンタンが山ほど浮いていた。
スープ代わりにするなら、タンメンよりはこちらの方がライトかと・・・


栄楽園090515 001

参考までにメニューを。
ホントにこれが全メニューだ。
早いところもう一度食べに行こうと思うが、次はこのメニューを行く前に検討して
計画的に食べようと思う。
どうもねえ、この店に入るまではアレコレと考えてるのに、何故か座ると
反射的に「叉焼丼」と言ってしまうんですよ。
ワタシだけか、それ?

やはり惜しむ声は既に多いそうだ。
そりゃあそうだろう。
「週二回休んでも続けて!という声もあるんです」とお店のお姉さん。
「まさかひょっとしてそれで営業継続なんて・・・?」と、つい詰め寄っちゃったが
その辺はなんとも・・・とのこと。
何とか続くといいのだけれどなあ。

尚、閉店の理由は「設備の老朽化」だそうだ。
御主人はお元気です。
まさか病気?とちょっと心配していたのでほっとした。

で、さて、あと何回行けるか・・・とカレンダーを覗きこんで呆然としている次第。

尚、12時〜1時のランチ時には噂を効いたファンですでに行列だそうな。
昼は2時半までやってるし、5時からの夜営業でもメニューは同じなので、
お出かけはなるべく遅めがオススメです。



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営業継続熱烈希望。ムリ?




確かにここに載ってたご主人のコメントは、今思えば微妙なものだったが。

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May 08, 2009

中華街『杜記別館』で四川赤辛麻辣系料理など 〜けっこうしっかり辛い四川だ!〜

けっこう暑くなった週末の夕方、オットと中華街へ。
「汁なし坦々麺!辛い混ぜそばが食べたい!」と呟いたところ、
「おうおうおう♪」と実に素直に乗ってきたのだった。

ほんまサン酔華サンのところで「四川燃麺」なるものを見かけて以来
ずっと食べたかったのだ。
遠くから忍びよる夏の気配は麻辣な気分を誘う。

この店は以前『新錦江』という名前で営業していた。
小龍包と刀削麺が売り物の店だったのだが、ずずずと四川料理メインに動いた。
刀削麺はもう出していないようだ。
好きでたまに出かけていた時もあったのだが、ある時かなり味が落ちてしまった。
四川ならば『華隆餐館』などという素晴らしい店が自宅から行きやすい場所に
できたりしたもので、ついつい足が遠ざかること数年。

その間に店名が変わり、一階はカウンターだけのラーメン屋風店舗に改装した。
二階は元のままだ。
ウッディーな造りで、中華街にしてはちょっとコジャレている。

まずは「あの麺」をメニューで探すが・・・無い!
メニューのどこを探しても載っていないのだ。
どうもランチだけの特別メニューだったらしい。
二階で接客してるオバチャンに聞いては見たが「ないです」と木で鼻括ったような
殺伐とした返事。

このオバチャン、接客の手際がオソロシク悪くて反応が遅い。
悪意までは感じないにせよ、やる気はまるでなさそうだ。
やれやれ。

気を取り直して別のものを頼んだ。

杜記別館 004

薄切り豚肉の赤辛麻辣。
これがけっこう辛い!
中華街では四川激辛などと謳っていても実は程よく収まっている(或いはタカが
知れている)ものなのだが、初手からガツンとくる麻辣具合だ。
熱く茹でられた薄切り肉から立ち昇る湯気まで辛い!
下にはごっそりとモヤシが入っていて、けっこう食べ応えがあるぞ♪

杜記別館 008杜記別館 011

四川チャーハンと水餃子も頼んだ。
チャーハンは案外マイルドな味。
別の一品がけっこうパンチが効いているせいだと思う。

水餃子は皮がやや固めで食感が今ひとつ。
この辺は好みの問題だと思う。
とりあえず「赤辛麻辣」の舌休めにはなるから、よろしいんじゃないでしょうか。

杜記別館 007

名前は忘れたが麻辣系の赤い辛い汁麺。
スープは今ひとつコクが薄い感じはするが、太めの麺は腰があって実にウマイ。
そしてこれも見た目の通りガツンと辛い。
この麺ならば混ぜ麺にしてもイケそうだ。

一階に降りて会計をしながら、店のアニキに「四川燃麺が食べたかったんだよう」
と訴えたところ「次は一階で注文してくださいねえ」とのことだった。
こちらは明るく丁寧で、むしろ好感度高い。

ランチは安くて内容豊富だそうだから、不自由な接客に煩わされない一階に来て
サクッと食べて帰るには申し分ないと思う。
基本的に味は悪くない店なのだ。
アニキの明るい対応にちょっと気を取り直してポイントカードを作った。

ただあの接客が常に同じだとしたら、色々料理を選んで楽しむにはちょっと辛い。
二階の端の方に座ったのだが、オバチャンは自分の気が向いたとき以外は
こちらのほうに視線も向けないのだ。
呼べど叫べどやってこないので、取り皿やら水のオカワリやらの確保に苦労した。
二階にはあと二組いただけで、特に混んでいたわけでもない。
単にやる気が無いだけみたい。
中華街ではよくあることだよ・・・とは思いつつ若干萎えた。

あと、行列するほど混んでるときは、どうも避けたほうがよさそうだ。

杜記 別館 (四川料理 / 元町・中華街、日本大通り、石川町)
★★★☆☆ 3.5



中華街で「なんか辛いもん食べたい!」と思った時にはどうぞ。
また暑くなってきたら、ランチで四川燃麺にリベンジしたいなあ。
アレは実に美味そうだ。


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麻辣で汗だくが嬉しい季節になっていきます♪



花椒(ホワジャオ)。梅雨〜夏の必需品です。



中華街情報の薄さにもコダワリが?!
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April 29, 2009

中華街『中華飯店』のネギ冷やし中華がウマイ♪ 〜晴れた週末の日、ベイスターズが勝ったら・・・〜

ある晴れた週末の昼下がり、オットと二人ハマスタへ。

ハマスタ

勝った!
例年にならって珍しいことなので喜びもひとしおだ嗚呼。
晴れた週末のホームゲームは常にこうあって欲しいのだけれど。
まあ、とにかくこの日は勝ったのだ。

こういう日にふさわしい店は・・・

中華飯店・・・ここだ!

店構えだけ切り取ると
野毛あたりの片隅にうっそり在りそうだが
ちょっと端に寄るとはいえ立派に中華街だ。
ハマスタからも至近の位置。
このうらぶれた風情にして
しかも中華街のど真ん中で
『中華飯店』の名を冠する素晴らしさよ。


店内は勝ちゲームの勢いに乗って、既に満席で盛り上がっているのだった。
ここはただの中華街のうらぶれ系中華料理屋ではない。
知る人ぞ知る、ベイスターズファンの根城なのである。

中華街の「うらぶれ系」といえば『栄楽園』『雲龍』が双璧だと思うが、
この店もなかなかいい味を出している。


中華飯店この日がまた実にいい天気だった。
熱く元気よく盛り上がりつつ
初夏の陽射しを全身に浴びていると
ビールをがばがば流し込むだけでは
もうひとつ足りない。
だから一足早いこんなメッセージは
ふらっとくるほどステキだぞ。
嗚呼、冷やし中華!

席についてまずは、相席の見知らぬ人々と勝利を祝って乾杯しつつ・・・

中華飯店冷やし中華

わーい♪♪と拍手で迎える、今年最初の冷やし中華。

ここの冷やし中華は初めてだが、細めの麺にしっかり腰があっていい食感。
さっぱりした醤油たれに胡麻の香。軽くピリ辛だ。
蒸し鶏とネギの細切りが和えられた上に、珍しくも温泉卵がのっかっている。

いわゆる冷やし中華の定型とはちょっと違うし、かなり地味なルックスなのだが
これをガシガシ混ぜてワシワシ食べると堪えられない。
これは確実にシーズン中また食べたくなりそうだ。
ウマイです!

中華飯店モツ

この店は「モツそば」が名物で、たまに食べたくなるステキな一品なのだが
そのモツだけを抜いてビールの肴にもできる。
丁寧に処理された臭みのないハチノスを、さっぱりと醤油だれと刻みネギで。
ビールががんがん進む。
途中で思いついて冷やし中華の上に乗っけてみたら、これもなかなか良かった。

中華飯店ヤキソバ

五目焼きそばは珍しく太麺。
ちょっと量が少なめで、あともうちょっと麺がカリッとしていると嬉しいとはいえ
麺と餡の絡みが好きなタイプ。

話変わるが、実は最近妙に美味しい焼きそばが食べたい。
『茉莉花』という焼きそばの名店が、アレレという間に三月に閉店してしまったのだが
もう無いと思うと、遮二無二アレが食べたくて堪らないのだ。
無いものねだりは欲深い人間の性なんだろか?

更に勝手なことに、どうもブログに記事すら上げずに終わっていたらしい。
何度か出かけた店だったので、我ながらちょっとびっくり。

そんなわけであっちこっちで無闇に焼きそばを注文するようになったのだが、
こうしてみると同じくらいしっくり来る焼きそばは、ありそうで意外とないのだ。
改めて惜しい店が無くなってしまったなあと思う。

どっかにないか、あんな焼きそばは・・・?!

中華飯店餃子ビールのお供なので当然焼き餃子も頼む。
ワタシは焼き餃子よりは圧倒的に
水餃子を偏愛しているのではあるが
ビールに合うのはやっぱり
なんといっても焼き餃子だな♪
パリッと焼きあがった
ごく一般的な焼き餃子だが
それがビールには一番だと思う。


いい気分でビールが飲めた晴れた週末の午後。
ハマスタでベイスターズが勝って、中華街でささやかながらウマイめし。
横浜に住んでてよかった、としみじみ思えるひとときなのであるよ。

ベイスターズがもっと勝ってくれると言うことないんですがね。
しかし、負け続けるチームがたまに勝つ喜びだって、あることはありますわな。

ムラタも無事復帰したことだし、なんとかまずは五位に上がってくれれば・・・と
ささやかな願いをキリキリ噛み締める今日この頃だ嗚呼。


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うまい焼きそばを探索中。どこかオススメがあれば是非教えてくださいまし。




ムラタもどうにか復調。よかったよかった。



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萬珍楼の社長が語る華僑と横濱中華街の150年の物語、だそうです。

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April 15, 2009

中華街『雲龍』がいい味出してる♪ 〜食後の紅富貴茶は花粉症に効く!!・・・か?〜

横浜中華街といえば、世間的には中華の伝道にして聖地。
とりあえずその辺をウリにして、日々貴重な観光収入を荒稼ぎしている街なのは
間違いない。

どうでもいいような円盤型ヤキソバの某店が、全国各地から観光客を集めまくって
旧ソ連邦的行列体験もできるようになっている。

その向かいにひっそり佇む古典的な庶民派中華。或いは「うらぶれ系」ともいう。
『栄楽園』も同様だが、知らなければ入ろうとも思うまい。
こういう「うらぶれ昭和中華」は、たいがい小アタリか大ハズレのどっちかだが
南区の恰幅大魔人中華街探偵氏はじめ、皆さん好意的な評価。

一度入ってみようと思いつつ、それでも店の前だけ通り過ぎていたのだが
ある夕方にひどく牛バラ麺が食べたくなった勢いで入った。

雲龍 001

真っ直ぐな麺に醤油系の典型的な和中華スープ。
とろとろに煮込まれた牛バラ。
化学調味料は入っているが、ギトギトとくどい味はしない。
さっぱりしたスープに牛バラのコクが混じって、こりゃウマイのだった。

こんなことならもっと早く来てみたかったな。
チープなりに丁寧に作ってあって、なんだかほっとする味だ。

『栄楽園』のようなB級ながら殿堂入り中華、という程のものでもないが
さすが中華街でこういう形態の店を長年続けているだけのことはあると思う。
遠路はるばる遠征してくるほどの店ではないにしてみても。

あくまでご近所向けの店らしく、ワタシが行ったときはムサい学生風の男子らが
ぽつぽつと現れてはナニカシラの「大盛り」を食べていた。
これがみんなジャージ姿だ。
ここのドレスコードはジャージなのか?とつい思ってしまったな。

ま、そういう店です。
気に行ったのでまた寄ろうと思う。
ムサい男子はともかく、ということですがね。
ジャージで晩飯・・・なんだか青春だな。
特に嬉しくもない光景だが、とりあえず臭くなければ許す。

ワタシはやったことがないのだが、我が同窓の男子学生諸君の多くは新入生当時
ジャージで学校行ってジャージで学食行ってジャージで体育やって
ジャージでラーメン喰ってジャージで風呂屋行ってジャージで酒飲んで
そのまま寝て起きて学校行ってたのを思い出したよ。
ちなみに彼らは臭かったです。


雲龍 (中華料理 / 元町・中華街、石川町、日本大通り)
★★★★ 4.0


さてちょいとお茶でも・・・とぶらぶら蘇州小路へ。

悟空teabar 001わりあい最近できた『悟空TEA BAR』
セルフの店だから期待していなかったが
なかなか雰囲気良くてまったり和む。
しかし値段もセルフにしては強気。
写真の八宝白玉汁粉は甘さ控えめで
確かに美味かったのではあるけれど
量が実に「ちょんもり」だ。
大変女子向け?

ワタシの甘いもの消費量が最近上がっているから、ということでもないと思う。
このお茶碗たらホントに小鉢サイズ。
「少なめ」よりも若干「ケチ臭い」ほうに振れてしまいそうな量かなあ。

店の雰囲気は大変良いから、あくまで「お茶する場所」という認識で行けば
よろしいのかと。
この辺はさすが『悟空茶荘』のオシゴトです。

「セルフのわりには」とは言ったものの、セルフであるがゆえにスタッフの視線が
全くない環境というもの自体は悪くないと思う。
自分だけで好きに過ごせるので、思いがけずのんびりできる。
裏横浜の『Cimolo Cafe』なんかもそのパターンだ。
ちなみにジャージ姿は見かけませんでした。
コギレイ女子度ほぼ100%。
「ほぼ」なのはワタシが隅に座っているからだよどうせ。

このときに飲んだ紅富貴茶は花粉症に効くらしいので買って帰った。
効いたかどうかは定かでないけれど、結構気に入って愛飲している。
良いといえば良いような気はするな。
とりあえず緑茶なんで、和菓子によく合います。
かくして菓子消費がまた増える。

花粉症については、紅富貴茶が効いたのかワタシの花粉症はスギだけだったのか
最近どうにかそれほど目も痒くなくなってきたけれど。
あともう一息、な感じ?
ああやれやれ。



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お菓子の中毒性は実は酒並みだ、と痛感している今日この頃・・・。




紅富貴茶はコチラ。


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最近読んで面白かった本。映画『スラムドッグ$ミリオネア』原作。
悲壮感がない軽いタッチながら、インド社会の複雑さが伝わってきます。
映画もみたいなあ。

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March 30, 2009

中華街『楽園』で麺メシおかず 〜麻婆豆腐に河粉などいろいろ〜

昨年初め以来すっかり気に入ってしまった中華街の『楽園』

中華街のヘソ善隣門のすぐ目と鼻の先にあって、
これよりないほど立地に恵まれているのに
何故かいつ行っても程よく数組しかお客がいないのは偶然だろうか?

ごちゃごちゃ雑然とした雰囲気がない店なので、この辺りで鍼など打ってもらって
まったりと揉みほぐされたカラダとココロを労わるには大変よろしい。

年明け以来、二回出かけた。

この日はオットが「フツウごはんな気分」のようで「麻婆豆腐」と力強く言った。
そうかなるほど、この店のものならば美味しいだろね、とオーダー。

楽園090117 002

いわゆる本格四川の麻婆豆腐とはまるで違う料理だが、ひっそり味噌の香りがして
控えめだが程よく辛味が入って、大変バランスよい麻婆豆腐。
程よい餡のとろみが柔らかい口当たり。
『華隆餐館』『福満園』辺りで食べる本格四川麻婆の強烈さとは対極にあるが
これはこれでステキな一品だ。
夏ならば強烈な麻辣の刺激が恋しいが、それほど激辛志向が強くないワタシの場合
寒い時期にはこんな穏やかな辛さの方がしっくりくる。
なんといっても白いご飯にとてもよく合うしね。
日本人はやっぱり米のメシだあね・・・と呟きたくなってしまうな。

次にオットはキッパリ「鶏の唐揚げ」と宣したのである。
「油林鶏? ふうん、いいよ」と肯くと「え、ホントにいいの?」と。

まさかそーゆーフツーのもんをコールすることで、
ツマに反逆しているのではないだろうねオットよ。
よろしいんじゃあないですか、アナタが好きなものをお食べなさい。
夫唱婦随とはよく言ったものだわ・・・

・・・というか実はこの日のワタシ、年明けの風邪っぴきの尻尾をずるずる引きずって
食欲がどうも自己主張しない状態だったんである。
そういう状態であるから、こんな感じの自分ならば頼まないような普通メシ系が
言われてみると妙に嬉しかったりする。

とりあえず取って付けたような慈愛に満ちた顔で肯いておいた。

楽園090117 006

なにしろ何であれきちんと手のかかった丁寧な調理が基本の店だ。
こういうものが不味かろうはずはない。

ごろごろと大振りな鶏には濃すぎず薄すぎずの下味がしっかりと付いて、
外はカラリとさくさく噛めばじゅわわと汁気たっぷりの唐揚げ。
明らかに日本の唐揚げとは違う、中華らしい一品だ。
いったい何が違うのだろうなあ。
揚げ物独特のどぎつさがまったくないので、結構な量だが美味しくいただいた。

楽園090117 008

五目汁河粉。
メニュー上では「汁キシメン」となっている。
米粉の幅広麺だ。

慈愛に満ちた顔でとりあえず肯いている姿がフシギなワタシ。
実はこの日、食べたかったものは最初にきちんとオーダー済みだったのだよ。

見るからにさっぱりと優しげな風情。
いい感じで立ちのぼる湯気に心和む。

麺はもっちりした食感だが、米粉なので味わいは軽い。
薄味だがコク深いスープと好相性だ。
他の二品とのバランスもちょうどよくて、オットは自画自賛なのであった。
ああそうかいそうかい。

最近中華街での夕食は、こんな感じで「麺メシおかず」パターンに納まりつつある。

で、別の日の麺メシおかず@『楽園』。

楽園090228 002

店に入る前、珍しく外のショーウィンドウを眺めていたオット
座ってから「アレが食べたい」と言い出す。
アレとはなんぞ?と聞いたが覚えていないので(んがっ!)、二人再度外に出て
確認したら「湯葉の煮込み」だった。

薄い甘辛醤油味の餡かけ。
下に敷かれた茹でた小松菜にも餡が絡んで、これもご飯を呼ぶ味なのである。
ここの料理はご飯と本当に相性がいい。

楽園090228 005

この日のご飯ものは中華丼。
メニューでは「チュカドン」となっているのがちょっとカワイイ。
餡の下のご飯は結構量があるので、この辺の白いところを白飯に流用。

もちろん「チュカドン」自体も優しい味わいで良い。
見た目地味だが、具材の下処理が丁寧でしっかりと技が生きているのはさすが。

楽園090228 004このごろ妙に焼きそばが食べたくなるのだが
もうちょっと麺が太くて
揚げが柔らかいほうが好みではある。
もちろんこれだってウマイんだけど
この日はうっかり餡かけがかぶったなあ。
でも何を頼んでも間違いはない店ではある。
ついつい無思考に注文しちゃイカン。

体調復活とともに食欲が主張するワタシ。
元気があるのは良いことだがね。

「だから僕に任せておけば良いのだよ」と、妙にしたり顔なオット。
なにか言おうかと思ったが、とりあえず軽く鼻だけ鳴らしてワシワシ喰った。

なんであれ、ここの料理はいつでも丁寧で味わい優しく穏やか。
店も落ち着いているので、クタビレ気味な時には無意識に足が向くようになった。

そうそう、ここの普通の料理もいいけれど、モツ系がまたさっぱり系ながら
地味深い味わいでオススメ。
モツスキー一族だって楽しめる、実に懐の深い店でもある。

本当に横浜中華街らしい店って、実はこういうところなのかもしれない。
普通の街中には意外とありそうでないと思うのであるよ。


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そして今、深夜に突然河粉が食べたい・・・。



中華街でも売ってるタイ製の河粉。要はフォー麺です。

聖☆おにいさん 3 (3) (モーニングKC)聖☆おにいさん 3 (3) (モーニングKC)
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おすすめ度:4.5
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待望の三巻発売。ちょっとスローダウン気味だったギャグが完全復調してます。



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March 22, 2009

中華街『大珍楼』で山羊鍋を食べた 〜健康至上薬喰い料理を堪能・・・?〜

ちょっと古い話になるが、寒さに震えて身が縮む日々を送っていた頃のこと。
「寒い時の喰いものシリーズ」ということで。
シリーズだからといって第二回があるとは限らないんですが。

寒くなってくると毎年大珍楼の壁に「山羊鍋」の文字が現れる。
数年来ずっと指をくわえて見ていたのだが、なかなか食べる機会がなかった。
単品としてはちょっと高めだし、ワタシの中華街行きは最近もっぱらオット連れ。
彼は基本草食で、肉も食べるがそれほど好きではないのである。

草食系オットなどというと、優しげにほっそりした山羊のような男性のイメージで
本当に食べるものなど「お野菜ちょっぴりで十分」と微笑みそうだが・・・

かわいいウサギさんイメージのワタシに似つかわしいメルヒェンな光景と言えばまさにその通り(どの口が言うかこの口だ文句あるか)。

実態は蹴っても突いても微動だにしない頑健巨大な巌のごとき水牛だがね。
ちなみにルックスは「チャモロ系」です。
サイパンの空港で現地スタッフに間違われたり、香港の街角で何故かマレー系に
されたりする馬鹿でかオトコだ。
もうすでに何度か話には出ているけれど。

河馬だって象だって、太古に思いを馳せればプロントザウルスだって
草食は草食なんである。
学生時代の人類学の教授にあるときふとそんな話をしたら
「それは効率が悪い。ああいう巨大な体を低カロリーの植物性たんぱく質で維持しようと思うと、一日中おそろしく大量の食料を食べ続けないといけないのだよ」と
実に学者らしいイメージを授けてくれたのだが、これがイメージでも冗談でもない現実の生活だから困る。

何はともあれ、この日はまだ風邪のダメージ深く、鼻喉が最悪の状態だった頃。
病み疲れた妻が食べたいものくらい、たまには勝手に選ばせてオクレよいいよねカマワンなっ!!と、弱っているわりには強烈な恫喝型の因果を含めて出かけたわけではなく「鍋が食べたい。元気のつく鍋・・・」と苦しげに呟きながらふらふららんと大珍楼に席を取るという、これもこれで高度な猫騙し技をかけた次第。

水牛に猫騙し。
まあ、相撲の技ですから。
うにゃ。

鍋用春菊まずは春菊とレタスがざるに山盛り出てくる。
巨大な鍋もカチッとコンロにのって登場。
一品ものの値段としては安くないのだが
間違いなく二人前以上のボリュームはある。
鍋だけで他のものはいらないくらいだ。
そう考えると案外お得な一品だと思う。
鍋の中には漢方薬膳系の香り濃いスープ。
かなり本格的な漢方風味ではある。

こういうものが苦手な人には辛いかもしれない。
オットはスープを啜って一言「うまいな」と言った。
特別変わったものを食べているとも思っていないようす。

スープは煮詰まるほどにとろりとしてきて、一口啜るごとに体が芯からほっかりと
温まっていくのだった。
実を言うと、大珍楼の例湯は最近香りが飲みやすく調製されているような気がして
少し寂しかったのだ。
それでも別に味が落ちたわけではないのだが、多少漢方薬膳系の特殊な匂いは抑え気味になった印象がある。
でも料理によってはこうやってしっかりブイブイと漢方なものもあるのだな。
ちょっと嬉しい。

山羊鍋山羊鍋

スープの具も多彩だ。
ぶつ切りの骨つき山羊肉がごろごろ入って、さらに各種キノコ、クワイなどなど。
写真左はニンニクの茎だ。

ニンニクの茎は一見ネギのように見えるのだが、噛むとしっかりニンニクの香り。
しかし変な生臭さはなくて、むしろ甘味が感じられる。

ところで、鍋の全体写真を何故かボケッとしていて撮りそこねてしまった。
だから鍋自体は写真なし。うう、すみません。

右の写真が山羊肉。
結構しっかり皮身にゼラチン質や脂身のついた固めの肉だ。
くだけた骨の破片が結構多いので、それを吐き出したり拾い出したりする作業が
ちょっとたいへん。

マトンの匂いをもっときつくしたような独特な匂いがする。
ワタシは食べられるがオットはギブアップだった。
かなり硬い肉で、もうちょっとしっかり煮てあれば良いのにな、と思う。
そういえば山羊の肉は初めてだ。

小骨の多いものを食べるのが大嫌いなオットは、肉の不思議な匂いや硬さもあって
もう手を出さなくなったので、大量の肉が鍋底に残ることになってしまった。
旨みはある肉だから勿体無いと、肉だけ「お持帰り」にしてもらう。

山羊以外の具材がしっかり入っていてボリュームはかなりある。
ここで鍋を食べるときは、その他のものは色々オーダーしないほうがよろしいかも。

河粉

でもついつい頼んでしまった牛肉河粉。
毎度ながら一見「なんだこりゃ」なルックスだが、甘辛い中国醤油が程よく麺に絡んで、これはやっぱりたまにはここで食べたい一品。

ボウチャイ飯

ご飯もほしいのでつい頼んだが、出来上がりに時間がかかるので
来る頃には鍋が半分消えていたボウチャイ飯。
冬には嬉しい中国釜飯ではある。
ちょっと多かったので半分持って帰った。

ま、よろしいんじゃないでしょうか。

「薬喰い」なる言葉をふと思い出した寒い冬の日。
確かに体が芯から温まって、滋養はかなり高そうだ。
まだ冷え込む日もありそうなので、そんなときには思い出したい一品。
これは来年また寒い時に食べたいと思う。

山羊肉に関してはオットはもうつきあってくれそうもないから
他の連れを探さないといけないんですけどね・・・。

尚、持ち帰った羊肉は、家で味付けを変えて圧力鍋で煮込んだら食べやすくなった。
翌日一人で豆腐なんかも入れて「第二次山羊鍋大会」を一人で執り行う。
あったまってよかった。
喉の調子が許せばうんと辛くしてみたいところだったが止めておいた。
このくらい癖のある肉なら強烈な香辛料があいそうだ。

そんなこともひとたび暖かくなると「冬の思い出」になってしまうなあ、などと
ぼんやり思う雨の日曜日、だったりする。


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追伸:
WBC日韓戦。韓国チームがベンチにどすどす走って行く後姿を眺めつつ
「韓国じゃ機敏なデブは相撲じゃなくて野球に行くんだな」
とつい勝手に納得しちゃったワタシ。
我が家ではキム・テギュンを「親方」、イ・デホを「お兄ちゃん」と呼んでおります。
「若貴」の二文字が何故か浮かんで離れず。こらこら。


韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑 2009 (2009)韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑 2009 (2009)
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やだ、見つけたら欲しくなってきた・・・。


沖縄特産山羊肉ジャーキー

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February 11, 2009

中華街『九龍』で小龍包など 〜中華街第二位の小龍包、だと思う♪〜

某日中華街にてオットと軽い夕食。
鍼打ちのあとって、とてもお腹が空くのは何故だろう。

なんだか小龍包が食べたいが『北京飯店』はちょいと遠いので『九龍』へ。
鍼打ちのあとは極端にお腹を減らしているワタシと、
鍼打ちのあとはほんの数歩でも余計に歩くのはイヤなオットの二人なので
中華街の向こう側は地の果てに思えるのだ。
ダメなやつらだな。やれやれ。

この店は『上海豫園 小龍包館』という店の支店。
小龍包はかなりウマイ。
ワタシは個人的好みで「北京飯店派」なのではあるが、「上海豫園派」も多い様子。
『九龍』でも原則同じ小龍包が出てくる。

ワンタンスープ















なんとなく土鍋に入って出てきたワンタンスープ。
大ぶりのワンタンがさっぱりしたスープに入っている。
ちょうどこんなもんが食べたかった体調なので美味しくいただく。

小龍包小龍包







小龍包二種。
普通の小龍包と蟹味噌入りなるものを二種類頼んでみた。
左が普通のやつ(だったと思う)。
ちょびっと残念なことに、一個皮が破れていた。
この店の小龍包は比較的この類の悲劇が起こりにくいけれど、
たまにはこういうこともある。
ま、いいか・・・と見なかったことにする。
証拠写真を撮ってしまいましたがね。

で、いつもこういう風に「小龍包二種オーダー」に走ると、結局のところ毎度
「別に普通のでいいじゃん」という結論になっている気がする。
学習能力がないので何度も同じようなことを繰り返しているが、
差額分の価値がイマイチ感じられない。
でもつい二種オーダーを繰り返してしまうのですけどね。

小龍包ラヴな人はワタシ以外にも世間に多いらしくて、台湾だの上海だのの
有名小龍包チェーンが日本にけっこう進出している今日この頃。
小龍包自体けっこうあちこちの店で見かけるようになったけれど、
どうもハズレ率が高くて悲しい一品ではある。
おおかたの店では汁の味が脂っこすぎ、くど過ぎるんですね。
単にワタシの好みの問題だと思うが。

汁の味は好き嫌いの問題だとしても、べとべとしてすぐに破れる皮は問題外。
破れ小龍包は「不幸な例外」であって欲しいものです。

例の如く、小龍包の端を軽く喰い破ってチュチュチュと汁を啜る。
レンゲの上でフウフウと軽く冷ましてから、口に放り込んでしばし熱さに耐える。
あふあふあふふ。

この「至福」には、皮の丈夫さと汁のたぷたぷ感が必要なのだ。
そして汁が不味いと話にならない。
この辺をクリアしてくれる一品、ありそうでなかなかないのが悲しいところ。

『九龍』は『北京飯店』よりは小ぶりなつくり。
後者がより好みだけど、十分にウマイです♪

五目焼きそば
















五目焼きそばも頼んだ。
細い麺がパリッとして、いい具合の餡が絡む。

全体に薄味で食べやすい味付けの店。
インパクトは強くないけれど、たまに寄りたくなります。
値段も手頃で好きな店なんだけど、混んでいるのを見たことないなあ・・・。

しかし、こうしてみると妙に炭水化物に偏ったオーダーだ。
反省したので帰宅してから、ミカンを二個ずつ喰ったのだった。
単なる気休めだね。でも冬はミカンがウマイ♪

ところで我がオットは放っておくと、ミカンを十個ほどもイッキ食いする癖がある。
ビタミン豊富なものだからまあいいか・・・とも思うが、オットが全身黄色い
巨大ミカンオトコ化・・・などという妄想が浮かび始めたので
最近は別室に保管して「一度に二個まで」という数指定をしてみた。

なくなったら取りに行くように、ということにしたら、別に喰っちゃイカンといってるわけでもないのにミカンが減らなくなった。

三個握って移動中に出くわして「・・・あっ!」と後退りされたこともある。
だからさあ、別に食べちゃいけないとは言っていないじゃないの・・・
と、一個は取り上げて食べちゃったりするワタシ。

なんだか苛めているような気分だけど、ミカンオトコに化けられるよりはまあいいか

・・・とかなんとかどうでもいいことを思う冬の日。

ミカンがなくなると春はすぐそこ、と思えば寒さも愛しい・・・かもしれない。


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猫はミカンが嫌いなので、冬は単に寒いだけなのよ・・・ということだ(?)



小龍包杓子、だそうです。川崎の『石庫門』で見たことがある。



上海のツボ[2008秋冬号]
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急速に発展して巨大化する街はどうも危ない・・・と思っていたら、
先に北京で火災事故。洒落たハリボテほど怖いものはないですね。

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February 06, 2009

中華街『北京飯店』で北京ダックなど 〜そして小龍包ラヴ♪〜

水餃子フェチと言われつつ、小龍包ラヴなワタシでもある。
独立したカテゴリーまで作ってあった。
このブログを作ったときに、深い考え無しに作ったカテゴリーなので
ワタシも忘れてることが多いが。

小龍包、以前そうしょっちゅうあちこちで見かけるものではなかったが、
最近は増えたなあと思う。
しかし、まず滅多と真実ウマイやつにお目にかかることはない。
出現頻度が増えた分、がっくりくる回数が増えた。

そんな中、行けば絶対にうまい小龍包の店といえば『北京飯店』だ。
以前は1500円の8個入りしか出ていなかったが、しばらく前に「ハーフ」という
お得なポーションもできた。

小龍包をあちこちで食べてみて思うに、これって意外に同じ店であっても
出来不出来に差が出るものらしい。
包子自体が同じ出来でも、蒸し加減や出すタイミングなどで変わる。
同じ店でもアタリの日とイマイチの日がある。
でもここの小龍包だけは、ごくたまに破けたのが出ることはあるものの
ほぼ安定していると思う。

そんなある日、珍しく「中華街で普通の中華」というリクエストが来た。
大分で先日結婚式を挙げた姪が、新婚旅行の帰りに横浜に寄るという。

お祝いがてらか・・・と、東門脇の北京飯店に向かう。
普通の料理も食べてみたかったが、お祝いとなれば北京ダックくらい気張れそうだ。
ふっふふふ♪

既にもう、誰を何のために祝うかという目的がどこかに霞み、オノレの食欲のみが
先に先にひた走る。
いつものことだけれどね。

ちなみにこの店、場所が何しろわかりやすいんで、不案内な人とでも
気楽に現地待ち合わせが出来る。
東門の真横なので、日本語に不自由なければ誰でも辿り着ける。
中華街で一番場所のわかりやすい店、かもしれない。

前菜盛り合わせ春巻








左は前菜盛り合わせ。
湯葉巻き、くらげ、茄子の冷菜。
なかなか手間のかかった上品な味わいだ。
特にうっすら甘い汁が滲みこんだナスが旨かった。
ビールが進む。

春巻は外パリ中しっとり。
上々の出来だ。

ここ、確かに料理はウマイのだな。

北京飯店 小龍包何故か写真を撮り忘れたので
写真は古いのだがいつもと変わらぬ
汁気たっぷりたぷたぷ小龍包。
上端をそっと箸でつまみ
ふるふるする包子を持ち上げて
レンゲで汁を落とさぬよう構えつつ
下のほうをちょびっと齧り
溢れ出る汁をチュチュとすする。

ここの汁は薄味だが実にウマイ。
猫舌なので、汁をちょっと啜ってからレンゲに乗せて一休みし、フウフウ冷まして
おもむろにエイっと口に放り込むのである。

ああ、至福♪

姪が「おいしー♪」と喜びの声を上げている。
ほっほほほ、そうでしょうそうでしょう♪

北京ダック
















そして北京ダック。

見たところ、四枚の茶色い紙が皿に盛られて出てきた感じ(量はハーフ)。
はっきり行ってショボイのだ。
まあ、4000円かそこらで銀のワゴンを期待するのが間違ってるんだろうがな。

店のオバサマがやってきて、手際よく皮で包んでくれたのに齧り付く。
噛むと甘味のある香ばしい脂が口中に広がった。
おお、コレハウマイではないか・・・!と口元を緩ませていると、一瞬遅れて姪が

「これっ!すんごいおいしいーーー!!」と叫ぶ。

よかったよかった。
人生初北京ダックにしちゃあ見た目がショボイから、そこんとこでガッカリされると
連れて行ったワタシも悲しい。
素直にウマイと思ってもらえれば、それが何よりなのである。
実際、世間によくある見掛け倒しの「なんちゃってダック」に比べれば、
こちらは正しい北京ダックの味がする。

豚肉甘味噌炒めスープ







エビチリ五目焼きそば








豚肉炒め、スープ、エビチリに焼きそばと、実にオーソドックスなライン。

本来「エビチリ」という料理だけはどうにもうまいと思えなかったワタシだが
ここの場合はソースの味が実に良いし、大きな海老も食感ぷりぷり。
素直にうまかったです。

この日のメニューは以下の通り。
無難にコースを取ったのだ。
これに北京ダックと焼きそばをつけたら、激しい爆量となった。
そうそう、小龍包ハーフも追加しました。ハッキリと喰いすぎ。

「人気の特選点心コース(3150円)」
 ・本日の前菜三種盛り
 ・エビ蒸しぎょうざ
 ・ショウロンタンポウ
 ・春巻
 ・エビのチリソース
 ・豚肉の甘味噌炒め
 ・花巻(蒸しパン)
 ・イカのすり身の澄ましスープ
 ・杏仁豆腐

この店は一品の単価が高いので、コースが意外にお値打ちだ。

ちなみにこの杏仁豆腐だけはダメダメだった。
何故こういうところの杏仁豆腐ってダメなのかねえ。
安直なフルーツポンチの一種と、日本伝来の段階で大きく「誤訳」されているのか?

悟空茶荘『悟空茶荘』でお茶がてらリベンジを図る。
ここの杏仁豆腐はちょっとハイカラだが
口当たり滑らかで香りよくとてもステキ。
この時期痛みきっていた喉を
気持ちよくひんやりと滑り落ちて
胃もさっぱりする。
本当に肺や腸を潤す薬効があるそうで
喉や胃が心地よく感じるのは
あながち気のせいでもないらしい。

姪夫婦はそのまま大分に戻るということなので、『紅棉』の蛋達(タンター)を
6個買ってお土産に押し付けた。
たまたま焼きあがったばかりのタイミングにぶつかったのだ。

美味しく食べてくれたかなあ?


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やっぱりここの小龍包が一番好きだ。ウマイです!




北京ダックって、やはりこんな姿をイメージしてしまいますがね・・・。


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「くるねこ」にずっぽり嵌ってしまった。こちらはちょっと切ない話。泣けます。

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January 25, 2009

中華街『客満堂』の福建家庭料理 〜久々に「当たり」なのだった♪♪〜

このところ、実際に行ってからブログに出てくるまでの時差がエスカレートしていて
ヘタをすると三ヶ月平気で経ってしまったりしている。

未整理の写真が山と溜まると、ついついまたさらに先に伸びたり。
コレでは自分用の記録にもなりゃしないわい、と思うんだけど
不精は生まれつきで改善されそうもない。
スミマセン。

いろんな人といろんなものを食べているのだけれど、なかなか記事にできなくて
ごめんなさい。
他意はまったくなく、単に不精の故です。
言い訳にならんな。ごめんね。

でも昨夜は久しぶりに中華街で「アタリ!」にぶつかったので、奇跡の翌日アップ。
たまにはこういうこともないとねえ。

オットが週末社員旅行とやらでいなくなってしまったので、
珍しく一人で中華街をうろうろする。
最近週末はオットと中華街某所で鍼を打ってもらうことが多いのだけれど、
彼は食事に行くのに長々歩くのを嫌がるものだから、
ついつい善隣門近辺の店ばかりになってしまう。
それはそれで構わないのだけれど、「中華街の向こう側」にそれなりの思いは募る。

実は別の店を目指していたんだけれど、有名店だけに「満席です」とつれない返事。
それじゃ久しぶりに『栄楽園』でほっこりしよか・・・なんて漠然と思いながら
ふらふら歩いていた。
ワタシには珍しく焼きそばが食べたい気分。
栄楽園、焼きそばなんてあったっけ・・・?

陽が落ちたとたんにキュンと差し込むような冷え込み。
さみーさみーさみーよー・・・と耳たぶをさすっていると、
温かいスープがやみくもに恋しい。
温かい汁がかかった焼きそばってないもんか、と無茶なことを考えてみる。

なんの気なしに媽祖小路を覗けば、遠くに『客満堂』という看板が見えた。
酔華さんが褒めていたお店だな、と一応店の前までふらふら移動。
寒さに縮んだボウフラ状態だが、好奇心は猫を歩かせるのだ。うにゃ。

それにしても同じ中華街でも、この場所の辺鄙さ寂れ感ときたら悲しくなるほど。
ワンブロック先には人がひしめいている週末の夜にしてはあまりに寂しい。
人の気配が消えて、急に木枯らしが身に凍みてくる。

店先のメニューに「福建焼きそば」という文字。
知る限りアレは「汁かけ焼きそば」の類だったぞ。
「自家製水餃子」という文字も輝いて見える。
しかもやけに安いのだ。
店内はお客ゼロ。
白い痩せた猫だけが入り口前で「寒いよう。なんかくださいよう」とでも言いたげに
店の自動ドア前に陣取っている。
ひゅ〜ん、と木枯らし。
あまりに寒いから中に入ってしまった。
白猫が「連れて行ってくださいよう」とじっと見つめる姿は見なかったことにする。

メニューを見るとごくごくありきたりな、鶏のから揚げ、チャーハン、ラーメン系の
いわゆる和中華メニューが並ぶ。
でも壁に目をやると「五目いも団子」「福建家庭風お好み焼き」「漢方スープ」
なんていう、かなりキュッとツボにくる品々が大書されてるではないか♪

ちょうど反対側のテーブルでは、コックさんが大量の餃子を地味に地道に製作中。
遠目にいい感じの餃子。
アレだアレだアレを喰うど!


豆苗炒めまずは豆苗炒め。
頼んで数分でスバヤク出てきた。
青物の炒めがスバヤイ店は
けっこう期待できることが多いので
ひっそりと胸を膨らませる。
これ自体はまあ普通。
ちょっと化調が強めかな?

ちょっと熱めの紹興酒を啜りつつ。
一杯400円だけど、けっこう量が入っているのが嬉しいぞ。

「紹興酒グラス二杯と生ビール一杯で1000円」という紙も張ってあった。
酒も安いぞ♪

漢方スープ漢方スープ







ここは日替わりの「漢方スープ」がある。
こういうの、なんだか現地の食堂風でいいですね。
スープはとても「家庭的」な味で各種漢方の香りがしっかりとする。
うどん用の丼位の大きさ。意外に量がある。
どろりと茶色っぽいスープの底には、骨付きの豚肉、干し椎茸、クコ、干貝、
干し海老、生姜に各種野菜などなどが山ほど沈んでいて食べ応えもある。

上品なスープではないが、中華街でこういうメニューを出す店は少ないので、
スープ大好きなワタシにはとても嬉しい一品。

後で話を聞いたら、この店は中国人の常連客がけっこういるらしい。
だからメニューが「一般和中華」と「現地福建風」に二極化するのだろうか。


水餃子
















水餃子が来た。
プリンツルンとした皮から溢れる火傷しそうに熱い汁!
餡の味がやや強めで化調は入っているけれど、同じ中華街の水餃子行列店より
よほどウマイ。
これは焼くのもよさそうだ。
しかも6個380円と大変お得な値段。

できたてだそうで、だから旨かったのかもしれない。
毎度同じ物が出るならばスバラシイと思う。
誰も客がいない中、すごい量の餃子が厨房に運ばれていったところを見ると、
原則作り置きらしいが。


いも団子















五目いも団子。「地瓜丸」というやつ。
豚ばら、福建牡蠣、海老、福建海苔、生姜に野菜などなど色とりどりの具が
サツマイモの皮にみっちり詰まっている。
石川町駅反対側の『味香園』で何度か食べて、すっかり気に入ってしまったのだが
こちらはちょっと小ぶりで値段も安い。

「家庭風お好み焼き」にも激しく惹かれたが、一人じゃ食べきれないので諦めた。
きっとカキオコも頼めば作ってくれるのだろうな。


漢方スープなるほど、ごく普通に福建の店なのか
と納得したので
「酸筍(スェンスゥ)入れて♪」と
お願いしてみた。
臭いの強い福建の調味料で
嫌いな人は「腐った雑巾の匂い」とか
おっしゃいますが
ワタシは大好きなんである。

丼が厨房から戻ると、スープが増えて筍と春雨も入ってスープも増量。
うふふ♪


漢方スープ団子は薄味なので
スープに放り込んで
目先を変えてみる。
入れてもらった酸筍は
匂いが薄いものらしくて
クセはなかったが、
旨味は増していた。


スープを啜っていると、さすが季節の漢方配合だけあって
背中がじんわり温かくなってくる。
とても気持ちよい。

このスープはメニューから外さずにずっと置いて欲しいなあ。
日替わりだから夏には夏なりのスープが出ると思うと、つい足が向きそう。

中華小皿だの家庭料理だのを謳った安い価格設定の店は、
最近なんだか中華街のいたるところで現れては消える印象がある。
何店か入ってみたことはあるのだが、どこも似たり寄ったりな内容。
ここもその類かと期待値ゼロだったけれど、なかなか嬉しいオドロキでよかった♪
こういう店が一軒くらい中華街にあってもいいぞ!

しかし、中華街中心部の人ごみはどこへやら、この店は終始お客なし。
店名どおりもうちょっと「客満」になればいいなと思いマス。
福建家庭料理が好きならば是非どうぞ。
中華街では久々のヒット。是非また行きたいな♪

次回はクーポンを忘れずに・・・。

客満堂 (キャクマンドウ) (中華料理 / 元町・中華街)
★★★★ 3.5



店を出て、外で身を竦めて待っていた白猫としばらく遊ぶ。
向かいの店で餌をもらっているそうで、なるほど向かいの物陰にきちんとカリカリ入りの専用皿あり。
食べ物はあるけど、寒いから暖かいところに行きたかったのだろうか?

エッグタルト帰り道、関帝廟通りの
『紅棉』の店先を覗いてみたら
なんと週末遅い時間なのに
蛋達(タンター)がまだ残っていた。
これ幸いと買って、翌日の朝食にした。
「今日は月末土曜日だし数が出ると思って
たくさん焼いたんだけどね」と
お店の人が苦笑していた。
そういうこともたまにはあるらしい。
ワタシは買えて嬉しかったんですが。
ふっふふ。


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ところで福建焼きそばを食べ損なったことにイマサラ気付いたワタシ。次回だな。




お取り寄せ出来るエッグタルト♪

くるねこ
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くるねこ大和の猫漫画。萌えツボを抉りまくられてタマラン♪

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November 13, 2008

中華街『大珍楼』 冬の始まり 〜香港焼きそばがウマイ!〜

夏から一気に秋の終わりに季節は移り、こっちは最近の話。
オットと二人、並んで鍼灸マッサージ後に大珍楼で夕食。
前回からちょっと間が開いた。
最近にしては長かったかもしれない。

本当は一階に座りたかったが「人手が足りないんですよ〜」とオーナーの陸さん。
丁重に二階にご案内いただいてしまったので、まあいいか・・・と座る。

焼きそば「香港焼きそば」という一品に
突然オットが激しく反応したので頼んだ。
一見地味な細麺の焼きそばで
具も野菜主体で賑やかさはないが・・・
軽めにうまく絡んだ餡に
丁寧に処理した野菜などの具。
シンプルだけどとっても美味しい。
でかしたぞオットよ!


例湯例湯








今日の例湯は「五指毛桃と豚すね肉のスープ」だった。
五指毛桃・・・日本語だと「漢方木の根っこ」とあって、出てきたスープの具には
本当に木の根っこが入っていた。
スープにはココナッツの薬効を高めたような香りが漂う。
あとで調べたら、桃ではなくて桑の一種だそうな。

滋養があって薬効が高いところまではよくわかったが、具体的にどうだかは不明。
でも啜ると胃がぽっと温まる良い感じはあるから、たぶん胃によいんだと思う。
体もあったまるね。スープですからね。あたりまえだ。
でもウマイ。いつもながらウマイ。

豚もほろほろに煮込まれている。
出し殻になりそうでならないのがいつもフシギ。


カイラン芥藍(カイラン)がメニューに出ていた。
冬が来たなあと思う。
干し肉炒め、腐乳炒め、牡蠣油炒めなど
いろいろ調理法を指定できるのだが
さっぱりした味のものが欲しかったので
生姜炒めにしたもらった。
叩いて刻んだ生姜がごっそり入っていて
とてもよい香りがする。


こんな単純なものでも一捻り入ってウマイから、いつ来ても嬉しい店だな♪
生姜の辛味と香りがきっちり出ているので、食欲が出て体が温まってくる。


ボウチャイ飯















そして冬といえばボウチャイ飯。
レギュラーメニューだから一年中食べられるものだけれど、
蓋を開けたときの湯気は冬のヨロコビだ♪
干し魚の独特の発酵臭が中国醤油の香りとともにふんわり立ちのぼって
食欲をケダモノにする・・・がるる。

お店がヒマだとコンロを持ってきて、最後の仕上げを目の前でやってくれるのだが
本日は出来上がりが出た。
なにしろ週末で、広い二階席が満員御礼。
オーダーを通すのも一苦労だ。

この人数と広さに立ち向かうには、ちょっとスタッフが足りない感じがする。
二階の場合、店内は小奇麗で良いのだけれど、満席になってくると少々うるさいし。

まあ、店がなくなったときの果てしない寂しさを思えば、
その程度のことは大きな問題ではない、と思うのだけれど。
やっぱり一階に座りたいなあ・・・。

まあいいや。
大事なのはここで「旧別館メニュー」が食べられることだから。

ところで、一度ここで「山羊鍋」を食べてみたい、とそれが夢であったりする。
いつもいつも冬が来るたびに思うのだが、結局食べそこねてシーズンが終わるのだ。
この日も呟いてみたが、軽くオットにスルーされた。

ああ、次こそは・・・!

といいつつ冬がやってくる。



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猫が布団の中や風呂場の蓋の上で寝ているのを見ると「冬の訪れ」を感じます。
姿が見えなくて、最初はちょっと慌てる。





信州産山羊肉冷凍パック

香港女子的裏グルメ ―たった500円で大満足!
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オススメの一冊。見てるとオナカがすきます・・・。

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November 04, 2008

中華街『大珍楼』でイヌ療養 〜夏の終わりの冷やし中華〜

ちょっと前の話になるが、まだまだ暑さがキッチリ残るころ
ヒトフィラリアなどという奇怪な病で苦しむイヌを療養に連れて行く。

あまりに季節感がずれているのでお蔵入りにしようかと思ったが、まあ記録用だ。

この病にはウマイものが一番よく効く。
だからイヌを横浜に呼び出して大珍楼へ。

六月に再開して以来、七月末までに五回も通ってしまった。
最近はさすがに多少間隔が空くようになったけれど、でもやっぱり時折やみくもに
あの店のアレコレを体が求める。

ついでにイヌの療養もできるので一石二鳥だな。
ふふ、食欲は世界を救うのだよ。

例湯この日の例湯は夏らしく
トウモロコシがしっかりと煮込まれたもの。
実はむくみや咳に効くそうだ。
特にヒゲ根のところを
しっかり煮るといいんだそうで。
「ちぇ、ただのコーンとニンジンのスープか」
などと思ってはいけないのだよ。
コレだって薬膳。

普段の如何にも漢方薬膳な香りはしないが、コーンと人参の自然な甘味が優しいスープ。これはこれで美味しい♪

あひるのロースイ煮アヒルのロースイ煮。
相変らず複雑な香りの滷水が染みた
アヒルの手羽元を骨ごとしゃぶる。
この日は一階に座れたので
店内は雨ふる外の蒸れた湿気で
むわんとしている。
夏の東南アジア、という気分だった。

今年の夏は例年に増して熱帯雨林気候じみていた。
どうせ蒸し暑いんなら、こんな風に過ごせばよいのだよ、と思う。

焼き餃子最近メニューに載った水餃子とともに
これも夏以来新登場の焼き餃子。
試しに注文してみたら
なかなか面白いルックスの物が出てきた。
いわゆる焼き餃子ではなくて
もちもちした皮に
ジューシーな餡が詰まったもの。
いわゆる焼き餃子よりもワタシは好きです。


冬瓜と鶏の炒め煮ここの冬瓜はスープ煮込みか
餡かけ(蟹又は帆立入り)になるのだけれど
かなり何度も喰ってちょっと飽きてきた。
一階で食べているとオーナーの陸さんが
直接オーダーを聞きに来てくれるので
ついそこに甘えて
「違う冬瓜が食べたい」と言ってみたら
鶏肉と炒めたものが来た。

一見地味だがちょっと濃い目の味付けの、こってりとした冬瓜。
いい味が染みているが冬瓜自体は瑞々しいので、夏バテによさそうな一品だ。
イヌよほれ喰え。これはヒトフィラリアに効くぞ。

冷やし中華さて、この日来たのはいぬわんが
「冷やし中華!」と騒いだからである。
しかし卓についた瞬間
「冷やし中華あります」の
札が消えているのに気がついた
「今年はオワリで・・・」と陸さん。
しかしいぬわんがダダると
特別に作ってくれた。ありがたし。

甘めの胡麻だれに歯応えよい麺。
来年またねえ、といいながら喰う。

いぬわん記事はこちらを参照あれ。

六月に一階店舗がオープンした当時、路面吹きさらしの形態を見て
夏や真冬はどうするのだろかと思ったが、
最近は「一階まで人手が回らない」ということで二階席に案内されることが多い。
これから寒くなると二階のほうが暖かくてよいのかもしれない。

でも一階席、ちょっと雰囲気よい構えなので、座れないと残念ではある。
まあ、店がなくなることを思えばヨカロ、ということだけれどね。



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うまいメシは百薬の長。食欲は世界を救うのだ。



香港女子的裏グルメ ―たった500円で大満足!

とても面白いディープ路上系香港雑食話。先月出たばかり。
麺飯類から粥、点心に甜品まで、ウマソウな写真と情報満載。
即刻香港に飛びたくなります。アジアの路上飯好きならば絶対に買いだ!
著者の方はこんなブログもやっているのだ。

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August 27, 2008

中華街『楽園』は相変らずウマイ♪

今年に入ってから行くようになって、中華街の奥の深さをしみじみ感じたお店。

中華街善隣門からほんの数歩という最高のロケーションを誇りながら、
何故かいつ行っても座れないほど混んでいた例のない『楽園』。
奥が深いのに、入り口に近い。
店は不思議と奥に細長い。
こちらの方もお気に入りだそうな。

サービスもほどほどに良いし値段は良心的。
店内は落ち着いていて、会食もOKな中級以上の雰囲気だし、しかもウマイのだ。

おっとりと上品そうな在日中華系と思しき常連風が、家族で会食しているところを
よく見かける。
子供からお年寄りまでが楽しそうに食事をしている風景に何度か行きあった。

固定ファンはがっちり定着しているから、特に行列店を目指す必要もないのだろう。

善隣門に近すぎて、意外と死角に入ってしまうのかもしれない。
確かに以前、アレ?と思ったら通り過ぎていたことがあったなあ。
ぶらっと来てぶらっと入るには、案外難しい位置なのかしらん?

何度か行った分をまとめてみます。

ミノここでウマイものといえば
個人的にはまず「茹でモツ」だ。
さっぱりと茹で上がったミノやらセンマイやらが
塩味のスープを敷いて
千切りの葱に香菜を載せて出てくる。
スープがまた良いので
白ご飯にドドドとかけて食べるとタマラン。
これはミノ。

食感としてはセンマイのほうが好きかもしれないが、個人的な好みの話。
この上品なモツの温菜のためだけに、このお店に行っても良いくらいだなあ。

子袋の炒め















でもたまには炒めもね、ということで「子袋炒め」。
料理のしっかりした中華なら、炒めもんが不味いはずはないのだった。
ほどよくプリプリでコリコリの子袋に、ちょうどいい具合の餡が絡んでいる。
野菜も火がしっかり通っているのに歯応えしゃっきり♪
炒めものがきちんと仕上がるって、中華ではアタリマエのようだけど
違うものをいろいろ炒め合わせてこんな風にバランスよいって、なかなかないと思う。

油っこくもしつこくもないので、夏でも美味しくいただけやんす♪
ああ、もっと早く頼んでみればよかった!

河粉















河粉(ホーファン)という広東風の麺もある。
米粉の中幅麺。
ここの麺はどちらかというと玉子麺に近い食感で焼きそば風だ。
大珍楼の炒め河粉とはかなり雰囲気の違う一品。
さっぱりしていて食べやすいです。

ビーフン河粉があるなら米粉(ビーフン)も。
味付けベースは基本同じなのだが
フワフワした食感で
アタリマエだがまるで違うお料理になる。
シンプルに見えるけれど
結構いろいろ具が入って楽しい。
ビーフン好きなら是非お試しあれ。


五目丼五目麺







五目丼と五目麺。
餡でとじた丼ものも良いのであるよ。
麺も具は同じだけどスープにコクがあってまた違う味わい。
こういう麺飯系は800円前後とお値段的にも大変優しいから、
一人ご飯に使いやすいのがウレシ。


焼き餃子ここの焼き餃子も
つい頼んでしまう一品。
シュウマイや巻揚げなど
古典的な和中華もウマイ。
和中華といえば
ここの冷やし中華も美味しいそうです。
大変気になる。


楽園 
採点:★★★★★


調理が丁寧にきちんとしているので、全体に料理に特にクセはないが何でもおいしい。
それなりに庶民的な味のある店だけれど、上品な店なりに卓の間が広いので、
女性一人でも落ち着いて食事ができるところも貴重。

いいお店です。大好き♪




ランキングバナー人気blogランキングへ ←ぽちっと楽園へGO(?)
ランチがとってもお得だそうな。




タイ製だが同じようなもんあり。

香港粉麺飯―めんとご飯


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August 07, 2008

中華街『福満園』で陳麻婆豆腐 〜麻辣で暑気払いなのだっ!〜

夏の盛りに暑いアツイと愚痴るのは、たいそう愚かなことだと思うのではあるが
しかしそれにしても暑い。
愚か云々以前に、脳味噌は煮詰まって容量猫以下だ。
いや、密度が・・・と考えかけて、暑いからやめる。

煮詰まった脳味噌で、人間ナニが出来ようか・・・嗚呼、合掌。

オットと二人、鍼治療で二時間あまりも全身剣山プレイを楽しんだ後(やめろよそういう
暑苦しい冗談は嗚呼)『福満園本店』へ。

実は石川町駅の反対側にある『味香園』のほうが美味いなあ、というのが数回行ってみた
印象なのではあるが、なにしろ立ち止まったら目の前にあったのだ。

「四川」の文字が目に入れば、今の季節は脊髄反射的に「麻婆豆腐」だろ。
そうに決まっているぞ。

麻婆豆腐















座って注文したら、五分もたたずに出てきた「陳麻婆豆腐」。
花椒の「麻」な香が湯気とともにほわああんと立ちのぼるんだ、嗚呼ステキ。

なんでもこの「麻」の刺激は、蒸し暑くてだるい体の特効薬だとか。
季節問わず好きだか、確かに暑いと尻尾がよりきっちりピンと立つ心持ちだ。
麻辣効いた痺れる辛さがもうタマラン。

御飯をお茶碗一杯もらって、うふふへへへと喰らいつく。
一瞬ガツンと辛さが来て、ステキな痺れ感が間髪入れずに襲う。
店構えなりに上品でワイルドさは薄いが、バランスよくて大変美味しい♪

なによりも、この「魅惑の湯気」が自宅キッチンを一瞬も熱することなく
ひんやりエアコンの効いた店内で供されることが嗚呼なによりもシアワセだぞっ!
これ、真実心からの叫び。

ピータンと海鮮の煮込みそば間髪入れずに出た麻婆豆腐に続き
「ピータンと海鮮の煮込みそば」。
ここのそばなんかに入る海鮮自体は
どうも毎度固くてパサつき気味なのだが
ごっそり入ったピータンの旨味が
超コレステロール系な美味しさ。
蝦の粉のようなものが入って風味を増す。

風変わりな匂いや味がダメな人は泣いて嫌がりそうな一品ではあるが。

麻婆豆腐の上品なまとまり方からすると、こっちはいっそジャンクな感じさえする。
麻辣に痺れた舌には、コレもまたよし♪

ちなみにこの一品、某イヌ妖の口には合わなかった模様。

冬瓜と海老のスープ最後に出てきた「冬瓜と海老のスープ」。
ここのスープ類はサッパリ薄味で美味い。
冬瓜は形がわからないくらいまで
細かく刻まれていたが
冬瓜の味と食感がうっすら残る。
海老もどうやら入っているらしいけれど
刻まれすぎたか正体は見えない。

まあウマイからよかろ。
中華のオーダーとしては妙なのかもしれないが、麻辣な刺激で痺れた舌には
優しい柔らかい味でちょうどよい。

福満園 本店
採点:★★★★


お二人様とは嬉しいもので、これで一人2000えんくらい。
「もう一品・・・っ!」の衝動を抑えこむのに苦労したが、やっぱり夏はこのくらいでやめとくのが正解らしい。

ほんの一瞬だけれども、猛暑が遠ざかるような気さえした。
錯覚なんですけどね嗚呼。



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やっぱり夏はコレだなあ♪




レンジで茹でじょうず。火を見るより辛いことはない夏のキッチン対策に。便利です。


麻婆豆腐大全―なぜ?こんなに日本の家庭に普及したの!? (講談社MOOK)


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July 31, 2008

『大珍楼』の冷やし中華がウマイっ! 〜水餃子も意外とイケます〜

またかよ!と言われそうだが、6月の再オープン以来5回目。
しかし、コレはお知らせしなければ!という一品があり。

冷やし中華















冷やし中華です。
机の端にヒッソリ写真入りで出ているのは気付いていたけど、
「ここで食べるもんでもあるまいよ」とスルーしてた。

しかし、冷やし中華偏愛症のオットが有無を言わせずオーダー。
まあいっぺんくらい食べてみても・・・と敢えて止めず。

出てきて思わずパチパチと拍手してしまう。
各種の具が気前よく盛られた、実に我が家好みの冷やし中華だったのだ。
でかしたぞ、オットよ!

胡麻ダレがちょっと甘めだが、酢を入れたらちょうど良い。
具はクラゲ、鶏、ハム、葱、水菜、トマト、玉子、胡瓜など。
具だけ外してもオカズになるくらい、気前よく乗っている。
この水菜の代わりに香菜が乗れば、ワタシ的には完璧なんだがなあ。
頼んだらちょろっと乗っけてくれないかしらん?

麺は細いがキッチリ腰がある。
見たところ「?」だったが、食べてにっこり。
これはちょっとめっけもんだなあ。
この冷やし中華はメニューに出ている間に是非リピートしよう。

『桃源邨』上海冷麺こと冷やし中華も大層美味しかったが、こちらのシンプルだが
手のかかったものとは違って、むしろ「正しい日本の冷やし中華」に近い姿だ。

このひんやりと美味しい麺を、扇風機の風と路面の熱気なんぞ浴びつつ食べたらさぞや、
と思うのだが、盛夏にはどうも席がある限り「お二階へどうぞ」となるらしい。

一応「一階は広東家郷菜、二階は飲茶オーダーバイキング」という住み分けはあるが
この日は「できれば是非二階へ」と強いて頼まれてしまう。
駄々をこねれば一階に居座れなくも無い様子だが、二階はコギレイだからまあよかろ。

さてこの日、店先に赤札でヒッソリ出ていた「上海水餃」の文字。
他にはメニューに無し、壁にも無し。
そもそもなんでこの店で「水餃」でしかも「上海」なんだよ・・・?!

しかし、水餃子を頼むのは、そこに水餃子があるからだ。
当然頼みます。

水餃子ほかほか湯気をあげて
なんだかルックスの良い水餃子がやってきた。
へー、なんて言いながら
ガブリと噛めばなかなかジューシー。
ちょっと餡が甘めなのが惜しいけれど
水餃子過疎地のここ横浜中華街。
十分美味しく頂けるもの(嬉)

コレだけを目当てに来る店じゃないとしても、侮りがたいものがある・・・
えらいぞ大珍楼!

ゴーヤの黒豆ソース炒めゴーヤの黒豆ソース炒め。
最近どうも市販されているゴーヤの味が
妙にマイルドで苦味が薄いような気がして
寂しい思いをしているのではあるが
ここのゴーヤはキッチリと苦い。
嬉しくてヒッヒと笑う。
苦旨笑いなのだ。ヒッヒ。


牛バラ桂林風汁米粉ついでに頼んでみた
「桂林風汁米粉」というもの。
米粉=ビーフンだ。
麺はやや太目のそうめん風。
本来もうちょっと太い麺らしい。
トロンと煮込まれた牛バラは
八角が効いてウマイのだけれど
汁がちょびっと甘めだな。

ところで、冷やし中華といえば『福源楼』も決して忘れちゃイカンのよね、とふと思う。
あの四川風ピリ辛味噌ダレにじゅわっと旨味溢れる蒸し鶏・・・見た目地味なのになあ
(考えていたら無性に食べたくなってきた・・・)。

二階席はコギレイでよいのだが、今回は隣に「オーダーバイキングのコギャル」が
三名どっかり腰をすえて食後のくっちゃべり中だった。
声はでかいは、タバコはのべつまくなし吹き上げ状態だわ、椅子に立膝はつくわ、
思わず「それをやりたけりゃあマクドかケンタにお行き!」とどやしつけたい衝動に
強く駆られたが、オットに止められた。
がるるるる。

お店の事情はいろいろあろうが、一階席はやっぱり常時開放して欲しいなあ、
とオモイマス。

でもここの冷やし中華はとってもうまい。
オススメです。

補足:
こちらの方も昨年絶賛しておられた。
しかも、その記事に「喰いたい!」と自分でカキコミをしていた。
去年とは麺のルックスが若干違うような?



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そういえば555,555は「特設キリ番」だったけど今回もスルー。記念品ありなのになあ。
次は666,666のダブル・オーメン・ナンバーを・・・祝いません・・・。




コレは国産の「ケンミンビーフン」なるもの。
ビーフンて低GI食品なんですと。へー。

聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)

「布教中」の名作。爆笑瞬間解脱必至。暑気払いにどうぞ。

arima0831 at 12:43|PermalinkComments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

July 21, 2008

『大珍楼』でひとりメシ嬢と再びふたりメシ 〜ぶたケーキの謎〜

再び ひとりメシ嬢と夕食。
またまた『大珍楼』へ。

いぬわんと出かけたモツ類の写真が、ひとりメシ嬢の食欲中枢を激しく刺激したらしい。
「どこでもいい」と言ったら、打てば響くようにダイチン希望、なのであった。
この店の場合、メニューのレパートリーが果てしなく広いので、何回続けて行っても
美味しく過ごせる。
だから連れがいるなら喜んで出かけます♪

モツのロースイ煮















モツの滷水煮再び!
ひとりメシ嬢の衝動が満たさていくのがわかる。
しっかり醤油味なルックスだが、見た目ほど味が濃くないのだ。
噛むと複雑な香辛料、醤油の香り、仄かな甘味にモツの旨味がジュワジュワと絡む。
前回は入っていなかったピーナッツを炒めたものが敷いてある(前回写真はこちら)。

少し油が入ってコクが出る。
どっちにせよウマイからどっちでもいいぞ♪

腸のパリパリ揚げ















南青山の某店でも食べたホルモンのパリパリ揚げ(写真はこちら)。

いわゆるスイートサワーソース添え。
この世間によくある、特に海外のインチキ中華ではなんにでも気前よくかけてある
スイートサワーソースというヤツ、絶対に好きになれないと思っていたのだけれど、
さすがにこの店では一味違う。
読んで字の如く酸っぱくて甘くてちょっとビリ辛なのだが、味のバランスがいいので
ちっとも嫌味にならない。

南青山のマンゴー添えも上品でなかなか良かったが、この甘酸っぱさがモツの脂っけを
ほどよく和らげていい感じ。
モツ自体の処理は『エッセンス』のほうが丁寧だったが、量はこちらが倍ある。

ぱりぱりサックリした表面を噛むと、中はしっとり柔らか。
ビールが進むぞ、うっふっふ。

湯葉銀杏豚モツのスープ















毎回そそられながら長らく食べそこなっていた「湯葉と銀杏と豚モツのスープ」。
短期間に何回も行けると、食べそこねがカバーできて嬉しい(喜)

以前に一度食べてはいるが写真なし。
「あれ?」と思って考えてみれば、マメに写真を上げているのって振り返ってみるとこの一年ちょっとのことだ。
本来「写真は原則無いと思って欲しいブログ」だったはずなんだがな。

最近喰いもんを見ると脊髄反射的にデジカメを構えている。
傍からみたら妙な光景だろうと思う。
ヘンだろうな、きっと。ははははは。

さて、この白濁したスープに具がごろごろ入っている。
こってりして見えるが、意外にまろやかで優しい味だ。
銀杏が底に山ほど沈んでいて、見た目の割りにしっかり量がある。
香菜は追加トッピングしてもらったもの。
モツも湯葉もどっさり。
ああ、滋味じゃ滋味じゃ・・・(幸)

湯葉と銀杏のスープ
小さなコンロに乗っかって出てきた。
このコンロはボウチャイ飯と同じで
出たり出なかったりする。
夏場は無理に出さなくてもいいんじゃ、とも思うが
これはこれで雰囲気もんだし
まあどっちでもいいや。



河粉















たまには違う麺を・・・と、炒め河粉(ホーファン)。
河粉は米の粉で作ったキシメンだが、何故か店によってかなり違う。
ここのものは幅広で米粉製らしい味がするが、中には単なる幅広中華麺のようなもの
こともあれば、パサパサで歯応えなど無いものや板春雨みたいなものの時もある。

中国でも地方でいろいろあるのだろうか?
ちなみに、ベトナムの「フォー」と同系.
元々潮洲出身の華僑が東南アジアに持ち込んだもの、だそうです(by ウィキペディア)

ここの麺は何枚かくっついてしまって、なんだかキャベツの芯のように見えるのだが
歯応えモッチリの麺が汁の味をほどよく吸っていて、こりゃうまい!
香港で食べて気に入った「河粉」に、食感は一番よく似ている(写真はこちら)。

具は牛肉、モヤシ、青葱と至ってシンプル。
醤油と脂っけの強そうな色合いなのだが意外にサッパリしていて、これまた箸が進んで
しまう。
ああ、なぜまだ喰えるのだろう・・・?!

ひとりメシ嬢の記事はこちら

帰り道、ひとりメシ嬢の希望で「ぶたケーキ」を買いに行く。
紅ならぬオレンジの豚だ
なぜオレンジ?!

途中、お約束のように(?)南区の御大の話で盛り上がった。
話の内容は・・・敢えて書かないでおきます・・・(ふふふ)

ところで、食事の前に中華街をふらふらしていて、こんなものを発見!

燕の巣ベトナム製 燕の巣と白きくらげのジュース(?)
夏には黒きくらげではなくて
白きくらげを食べるとイイヨとは
以前お世話になった中国人の整体の先生の話。
体に溜まった湿気が取れるのだそうだ。
一本買って飲んだらなかなかウマイ。
気のせいかお肌の調子もよろしいようで。
中華街に行ったら探してみてください。



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何度行っても美味しい楽しい大珍楼。おそるべし。




こっちはタイ産。

香港粉麺飯―めんとご飯

なんと作り方も紹介されているけど素人には難しい。見るだけでも楽しい本ですが。

マカロニほうれん荘 (9) (少年チャンピオン・コミックス)

突如コメント欄で盛り上がっている謎の漫画・・・まだ版切れしてない(凄)!

arima0831 at 19:00|PermalinkComments(23)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

July 07, 2008

大珍楼ぼうぼうこう 第三次攻撃 〜風邪引き塩加減〜

三人イヌ連れと二回出かけて数日後、オットと二人で鍼を打ちに中華街に出かけたので「押し出しのもう一回」をキメる。

この時期、治りかけていたはずの風邪が勢いを取り戻して、どうにもこうにも
「漢方薬膳スープ」をカラダが求めていたのだ。
具合の悪いときほど美味しく感じられます。
気のせいかなあ?

店の構えがぐっと入りやすくなったので、なんとなくなんちゃって、と軽く猫騙しを
決められる。

茄子の蝦味噌炒め季節の野菜をカラダが求めるので
本能のままに「茄子の蝦味噌炒め」。
茄子という野菜は何故か
味噌という味噌と相性よい。
味噌が違うかもしれないが
蝦の微妙な臭さがよく馴染む。
なによりこの季節の茄子はうまーい!

ヒューナのニンニク炒め「ヒューナ」という野菜のニンニク炒めも。
鉄分の多そうな、ちょっと苦味のある野菜。
調べてみたけれど正体は不明。
知っている方、教えてください。

つぶしたニンニクの破片がごろごろ入っているけど
キッチリ丁度よく火が入っているのか
ニンニク臭さが気にならない。

スッポンの漢方薬膳スープ小さな土鍋で出てくる
スッポンの漢方薬膳スープ。
干し山芋なんかが入っていて
なんとも滋養がありそう。
ああ、ひたすらに沁みるぞ♪
これに白御飯だけで一食、というのもよいな
などと思いつつ啜る。

例湯にしても、ここのスープはどれも薄味なのにしっかりとコクがあってうまい。
ちょっと塩が多めになってしまうと、一口目は良くても後で飽きてくるのだが
この塩加減が丁度よいから、最後まで口が飽きずにどんどん旨味が増してくる。
この店で何が一番うまいかと聞かれたら、結局はこういうスープ類なのかなあと思う。

叉焼葱麺ここがどこかを事前に明らかにせず来たので
オットが叉焼葱麺を頼んでしまう。
小さな丼に入って出てきた。
これはこの店で頼まないほうがいい一品かなあ。
「ここの普通のメニューがうまくなかった」
なんていう話を聞いたことがあるけれど
なるほどこういうことか・・・。

妙に甘くて同じスープ類とは思えない味付けでもある。
何故こうなるのかね?

そして食後また熱が上がる。
なんともしつこい風邪で、7度くらいの微熱がいつまでも出たり引っ込んだり。
喉の奥に何かが軽くチビチビとへばりついた感じもしぶとく居座って、たまにエヘン虫を
呼び覚ましてくれる。
げほげほげろげろ。
しまいに眉頭や鼻の付け根あたりが痛み出し、ググッと延びて頭痛にまでなる。

しかし、おおっぴらに「不調」と公言して蟄居養生するほどのひどい症状ではなく
だから誘い誘われてはヘラヘラ夜遊びに出かけていた。
それがダメなんじゃ・・・と、いうことなのかもしれないなあ(反省してない)。

しかしナントナクでも苦しいもんは苦しいので、生まれて初めて「鼻うがい」なるものを
試してみた。

ぬるい食塩水を鼻から吸い込んで口からゆるゆる吐き出す、という、水泳が苦手な
ワタシにとっては拷問の一種としか思えない行為なのだけど、それをあえて
やってみようと思うくらい、今思ってみれば不調だったらしい。

だから、鼻からグググとぬるい塩水を吸い込んだ瞬間、むせたり鼻の奥が痛くなったり
するに違いない・・・と思えば、案外そういうこともなかった。
やった後は確かに楽になるのだ。

コツはどうも塩加減らしい。
どのくらいの塩を入れるのか、よくわからないからテキトウな温度のぬるま湯にテキトウに塩を振りいれた。
確認のためチョイと舐めたら「こんな感じ?」とナントナク思ったんだけど、
それがどんな感じかというと、要するに「鼻水くらいの温度と塩味」だと鼻を漱ぎながら気がついた。

なんで鼻水の味を知っているのか?
まあ、どっかで常時味わっているものなのだろう。
鼻も喉も舌も、一体といえば一体だ。

納得したような騙されたような不思議な気分だったが、その後ついつい塩加減を
確認せずに鼻を漱いだら、今度はかなり苦しいことになってしまったので
やっぱり「塩加減て大切なのよ」と身に染みて思った次第。

尚、その後数日たって、別件で内科に行ったついでに症状を訴えたところ
「副鼻腔炎」なるものを起こしていたことが判明。
要するに急性の蓄膿症だ。
だから発症三週間にして、イマサラ一週間の薬漬けを言い渡されて治療中なのである。
放っておくと慢性化して、後々結構面倒なのだそうだ。

そして、イマサラに薬がしっかり効いてくれて、今度こそ着実に復調している様子。
はあ、やれやれ。

皆さん、最近流行っている風邪が喉にきたら御注意を。



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なにごとも塩加減・・・。




こんなのを飲まされているのだ。他にもどっさり薬が出た。嗚呼。


鼻の病気はこれで治せる―鼻づまりや花粉症の悩みもスーッと解消!


arima0831 at 19:55|PermalinkComments(7)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

July 06, 2008

中華街『馬さんの店 龍仙』  〜馬大人は相変らずいい味を出していた〜

店構えは普通のざっくばらんな「食堂」だ。
でも、単なる食堂にしては案外面白い料理もあるし、わりに美味しいほうだと思う。
一応は上海料理ということになっていて、それらしいメニューもある。
接客は大らかだが嫌味ない。
値段も安いほうだ。
何より以前は、どんな時でも絶対座れることにかけては鉄板な店だった。
しかも朝早くから深夜過ぎまで、多分中華街最長の営業時間を誇っている。

そしてここでは、店先でキティーちゃんの座布団を敷いた椅子に座ったオジイサンが
飄々と人懐こく話しかけて客引きをするのだ。
このオジイサンこと「馬大人」は、こういう客引き担当に付きもののクドサやシツコサが
ほとんど感じられない人で、なんとなく店の前を通ると姿を探してしまう。
入ってくる客と出ていく客と、そして単に通り過ぎる人を特に分け隔てせずに、
観光案内だの顔相見だの世間話だのをして、明るく軽々と手を振ってくれる。

オットはここの高菜麺が好きで以前はたまに行っていたのだけれど、何年か前から
妙にメディアに露出するようになって行列する人たちまでが現れてしまった。
そうなると面倒でちょっと足が遠のいてしまった次第。

でもまあ、久しぶりに行ってみた。
以前はいつ行っても閑散としていたのに、いまやあらビックリな繁盛振りで
かろうじて空いていた二席に滑り込めた。ふう。


モツ粥以前はお粥が食べたいときにも来ていた。
なんといっても、並ぶ必要なんぞなかったからだ。
いまや人気店なので、そういうわけにも行かないが
相変らず無難にそこそこ美味しい粥だ。
モツ粥を頼んだら、そこに山ほどモツが入っていた。
以前はやけに薄味な印象だったが、
この日の粥はちょうどよいくらいの味だった。

水餃子相変らずのかわいらしいプラスチック皿。
そういう構えの店なので不満はない。
水餃子は餡がいまひとつ好みと違うのだけれど
水餃子過疎地の横浜中華街にしては
まあよろしいんじゃ、といえるもの。
これを目当てに行くほどでもないけどねえ。


冷やし葱そば高菜そば、と言い続けていたオット
突如変節して「冷やし葱そば」に走る。
「それは前食べて、ダメだったんじゃ・・・?」
とは思ったものの
本人が食べたいというのだから
その意志を大事にして
余計なコメントは差し控えた。

この人はよっぽど劇的に不味くない限り忘れてしまうので、後で「前食べたよ」と
言ってみたらやっぱり忘れていた。
多分また暑い日に行ったら、ついおなじものを頼むのだと思う。

確かに「ラーメン丼に氷の浮いている図」って、暑い日には妙にそそられるイメージ
ではある。
でもまあ、この一品に関してはイメージして涼しい気分になればよかろ、
とワタシは思っている。
好みの問題でしょう。

もち米シュウマイ以前にはなかったメニューも増えた様子。
もち米シュウマイ。
どうも全体に炭水化物度が高くなってしまったけど
これはなかなかイケる一品だった。
ちょっと濃い目の醤油味が染みたもち米が
モチモチしていて楽しい。
この日は飲んでいなかったけれど
ビールのお供によさそうだ。

メディアによく出る行列店は、単に並ぶのがイヤだし混んでいる店が嫌いなので
なんだか無意識に避けてしまうのではあるけれど、このお店は行列前も今も変わらず
「手頃な食堂」だ。
サービスが荒くなったわけでも、味が落ちたわけでもない。
長蛇の列に参加する意味があるかどうかは、人それぞれ好き好きだろうが。
とにかく並ぶのが好きな人だって、時にはいるわけだしねえ。

龍仙 馬さんの店
採点:★★★★


馬大人も相変らずで、店を出るときに
「おいしかったー? 家はどこ? アリガトゴザイマシタ、またきてねー♪」
と、にこにこ笑いながら軽く合掌して頭を下げてくれた。
少し痩せたような気はするのだけれど、お元気そうで何よりなのだった。


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おじいさんは今日も元気だ。暑い時期は無理をしないで欲しいなあ。



イギリス製 馬のグリーティングカード。

上海口福案内


arima0831 at 13:25|PermalinkComments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote