猫話

October 23, 2017

ロンドンうろちょろ徘徊記 其の三 〜雨のロンドンにたどり着く〜

台北からようやくロンドン行きに乗った。
正直もう台北で残りの夏を過ごしていい!と思うくらい気に入ってはいたのだが、そうも言ってはいられない。

成田でとりあえず振られた席は最前列で、足元に荷物が収納できない。
四の五のゴネたら、バンコクまでは満席だから堪えてくれろ、そこから先は動かしてあげるよ、との由。
昨今のフライトは「ネットで席を事前予約」という小賢しい真似ができるのを、迂闊にもすっかり忘れていた。
この先も至る所で思い知るのだが、本当に情けなくなるほど「昔の人」なワタシ。やれやれ。これではイカン。

そしてバンコクで希望の窓際席に移動したところ、なんと手前の二席にはスーパー重量超過級の夫婦が、推定250キロ分ほどミッチミチに詰まっているではないか。あ〜あ、と内心タメイキをつくが、死に物狂いの笑顔で残念な感じを押し殺す。先方も十分申し訳なさそうにしているし、ワタシが座った端の一席が空いていそうなところに、かなり真剣な願をかけていた模様なのでもあるし。

こういう不運は安い席だとしばしば起きる。
この二人は臭くないからまだイイヨ。
過去最大の悲運は、某アフリカ系エアラインで、目に沁みて涙がにじむほどキョーレツな腋臭のガーナ人の横に席を振られたケース。あの18時間に比べればまだ耐えられる、と昔のことを思い出してみた。

我が取り柄は身の軽さである。
通路に出る時は二人を座らせたまま「はいゴメンネ〜」と、座席の手すりを足場に軽やかに跨ぎ渡っていけばよい。それだけのことだ。二人にはなんとなく感心されたのだが。いや、迷惑がっていたのかもしれないが、とりあえずそこのところは考えないでおく。そもそも通路に二人立たせると、いろいろ支障が起きそうなくらいの重量感だったのだし。

到着。ロンドンの入管の係官と暫し雑談。
冗談抜きで、本当に暫し雑談。

「混んでますねえ。夏休みだから?」
「いやいやいや、これは俺にしたらガラ空き。先週とかな、あの後ろのホール満杯に人が立ってたんだぞ。君は運がいい」
「へへー。そりゃあ驚いた」
「で、渡航の目的は?」
「短期留学です。UCLで集中講座があって、そこに参加します」
「ほほう、何を勉強するの?」

このくらいまでは普通の入管業務のフレンドリー版と言えるが・・・

「日本では何の仕事を?はあ、先生なんだ。学生って何歳くらい?何人くらい教えてるの?ふうん、出来はいいの?ダメか、そうか、アハハハハ。一か月かあ、けっこう長いねえ。ロンドンは初めて?ああ、古い方のパスポートに載っているわけね。ふうん。寮に住むんだ。住みやすいところだとイイネ。ああ、セントパンクラスならば場所は便利だなあ。それにしても英語ウマイねえ、どこで覚えたの?海外長いの?」

こんな調子で本当に楽し気にしゃべくりまくる係官。

ちなみにこれがイタリアだと夕食の予定まで聞かれたりすることもあるらしいが、ワタシ個人の資質の問題か、お国柄の違いか、そういう話は一切なく

「ロンドン、楽しんでね!」

と明るく優しく送り出してくれた。
つっけんどんな尋問調よりは楽しくてよろしいが、本当にこれでいいのか?!
こわごわ後ろを振り返ったら、相変わらずの長蛇の列だったり。
イギリス、とりあえず効率至上の国ではなさそう・・・と思いつつ地下鉄で街に向かう。

夜の九時を過ぎていたが、ロンドンの夏の日は長い。ようやく薄闇が外に滲み始める時分。
霧雨煙るロンドン郊外は緑濃い。ああ、ここはヨーロッパだなあ、と静かに暮れゆく外を眺めつつちょっとぼんやりする。

で、最寄りのキングスクロス駅に着いたら、風情ある霧雨は無情の土砂降りに。
今回はワタシにしては大変賢く、折りたたみ傘をスーツケースのポケットに入れて、すぐ出せるようにはしてあったのだが、盲点だったのは「荷物で両手がふさがれる」という事態であった。嗚呼残念無念。

手は二本しかないので、やむを得ず濡れながら荷物を引きずって歩く。
しかも道に迷った。駅のすぐ近くなのは間違いないのだが、夜でもあって方向がさっぱりわからない。
なんてこった。

四の五の言わずに、どんな近距離でもタクシーに飛び乗ればよかったのだ。
馬鹿バカばか、と己を呪うも空し。

で、ずぶ濡れでどうにか辿りついたら「到着予定も予約も申し送られていない」とやらで、夜番の警備担当者はどこぞかに電話をかけ、誰かがどこかからやってきて「ちょっと待ってね」とどこかに走っていって・・・と更に小一時間。

笑う気力もなく玄関でヘタっていたら、ようやく部屋の鍵がもらえた。
やれやれ。
嗚呼やれやれ。


2017 London JD Room 2017London JohnDodgesonkitchen>


部屋は誠に簡素なものだが、キッチンは広々して清潔だ。

シャワーのお湯も途中で止まることはないそうで(ここはまずフロントで確かめた)、水圧は顔に刺さって痛いほど。
ちょっとショボいが、まあヨカロ、ということで、適宜巣作りに励んでから寝た。

2017London JohnDodgesonoutside

翌朝起きて外を見たら
セントパンクラス駅の豪勢なファサードが
すぐ目と鼻の先に見えていた。

これはキングスクロス駅の隣の建物で
歩けばほんの数分なのだけれど
たったこれだけの距離を
篠突く雨の中で三十分余りも徘徊したのだよ。
ゴクローなことだ。

まあ、風邪をひかなかったから良しとして、とりあえず街に出てみることにした。



(つづく。たぶんまた忘れたころに・・・)


ちなみに寮はコレ↓

John Dodgeson House

夏の間は一泊単位でも泊まれて、普通に予約すると一泊55ポンドほど。
これでもこの辺りの安宿価格的にはかなり安いそうな。
ステキとは言い難いが、ロケーション抜群で設備的にも過不足ないので、案外居心地は悪くなかった。
それにしてもロンドンのホテルは高い!




適宜ゆるく笑いつつ、なんとなく参考に読んだイギリス文化ネタ。とりあえず楽しく読めます。


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こんな感じの赤いタータンチェックの折り畳み傘を現地で買ったが、イマイチ恥かしくてロンドンでは差せませんでしたとさ(笑)。


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April 22, 2012

王子がやってきた♪ 〜二代目山口竹蔵襲名〜

白馬に乗った王子が現れる幻想は、女子なら誰でも持つものだと思う。
しかし現実は厳しい。
黙っていてもステキな王子様が向こうから突然やってくる、なんという都合のよい現実は、基本この世に存在しない。
中年から初老に至ると、その辺は身にしみてよくよく分かってくる。

でも年が明け、寒さが凶悪さを持ってエスカレートしてくるころ、どうも妙な情動が我が身を揺り動かし始めたのである。困った困った。

積極的に表に出て行って、手当たり次第に出会いのきっかけを作るのもよかろうよ。
しかし時は冬の最中。季節がら表はまだ寒い。
出会いが少なくなりがちなのは致し方ない。
そもそも思い立つのが寒くなってから、てのが、完全に若々しさを欠いている感じだ。

で、街を闇雲に歩きまわりながら、街角のあらゆるところに目を凝らしてみても、出会いなんてそう簡単に転がっているものではないのだった。
当初はその辺をかなり簡単に考えていたのだが、現実は案外厳しいものだ。

たまたま僥倖のようによさそうな相手を見つけても、ずかずか出て行って自分のものにできるか?となると、なかなかそうもいかないのが見知らぬ通りすがりの悲しいところ。
帰る家があるんでしょうねきっと・・・などと思って、一度オウチに帰って考え直したりしているうちに、同じ街角にその姿は消えている。

知り合いに「御縁があれば是非是非よろしくお願いしますぅ」と言って歩いても、世間の人々はあまりに忙しい。
無視するわけではないものの、そこまで親切に他人の出会いを考えてくれるものでもない。
第一そういう縁結び作業というものは、うっかりコトが不調に終わったりしようものなら、どっちの側にも恨まれた上、自分で厄介を抱え込む羽目に落ちることさえあるものだから、深く知らない人間のお世話なんか積極的にしたくないのが人情というものだ。

ではどうする?
希望に合わせた出会いを創出してくれるような組織機関も、官民問わず色々あるそうだ。
ただ、資格審査が意外に厳重で、例えば住居の状況だの婚姻状況だの職業だの生活状況だのを、結構事細かに問いただされた上で、どのような覚悟で臨んでいるのかまで明確にしなければいけないらしい。

あやふやな気持ちではない。真剣ですよ。審査で落ちることはないでしょう。それはない。
しかしアレだな、そういうのもちょっと情緒がないと言おうか、まあそこまで困ってもいませんよ・・・とかなんとか、格好をつけているうちに時は過ぎる。

どうにも煮詰まれば世間には、時間単位で出会い触れ合う場を提供する業種もあるそうだ。
正直に告白すると、この際まずは手っ取り早く・・・と、そういう場所の情報を集め、手渡されたチラシを握りしめるところまで来た。
もっとあけすけに言うと、夕暮れ時にその手の店の前まで行ってみたことまである。
結局中には入れずに、タメイキをつきながら夜の街を彷徨ったりした。

そうこうしているうちに時は二月始め。冬の寒さがこれでもかと、身にしみわたる頃・・・

出会いはインターネットを経由して現れた。
平たく言えばツイッターというやつ。

ある晩、ようやくキャンプインした横浜DeNAベイスターズの中畑清監督が、突如「インフルエンザでキャンプ離脱!」というニュースがあまりにトホホ・・・というようなことをつぶやいたら、所謂「フォロワーさん」の一人が「・・・絶好調!」と返してくれたあたりのタイミングで、コトは起こった。

「子猫を三匹保護!多分庭に置いていかれたらしく昨日の夜中の二時に最後の子猫を無事確保!めちゃ可愛いよー」と、同じ人がつぶやいたのであった。

「その猫、ください。二匹ください」
「え・・・?!」
「明日にでも貰いに行きます。御宅はどちら?」
「ああ、スミマセン、でももう2匹は貰い手が決まり・・・」
「じゃあ残った1匹をください。その子を是非くださいっ!!」

子猫4


・・・と、いうわけで、こんな猫が我が家にくることになった。
♂生後4ヶ月(当時)。
見ての通りのキジトラ。

群馬は高崎まで、湘南ライナーに乗って行った。
帰りは思い切ってグリーン車を奮発した。
思い切ると言ったって、たかが950円の差額なのだが、おかげさまでのんびりとビールなんか飲めた。
あのグリーン車はオススメです。

いや、グリーン車はあくまでも、外の環境に慣れない子猫を怯えさせない為のものだったのだ。
祝杯を上げたいからではなく。

タケゾウ120212 002

で、座席におさまった直後は、軽く緊張気味な表情を見せていた彼なのだが・・・

爆睡タケゾウ120212

30分後には完全に爆睡しておった・・・大物だな、コイツ。

名前は二代目山口竹蔵を襲名させることにした。


(つづく)

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おかげで猫カフェには行かずに終わりました。


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歯肉のお手入れによいそうです。タケゾウによると、なかなか美味しいんだそうです♪



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August 30, 2011

カフェスター☆オールスターズ 〜・・・ていうか近所の猫たち〜

カフェ・スターに通う楽しみは、実はここで食べる美味しいごはんだけじゃない。
この小路には猫がいるのだ。
別に店と直接関係のないことだし、店内に猫が入ってくるわけでもないが、外を眺めていると猫たちの往来が見えて楽しい。
時によっては、向こうから店内を覗きこみに現れることもある。
並びにある別の店のママが飼っているコたちだ。


ノンたん

ノンたん。
なんかビミョーに残念な色分け具合の頭がチャームポイントです。

ノンたん 003

気が向くと遊んでくれるが、無視されることも多い。

ノンたん 002

若猫ではないだろうな、オバチャン猫だよな、あ〜ら同世代ですか・・・と勝手に親近感を持っていたら、実はなんと御年19歳余とやら。
毛艶も体の張りも7〜8歳くらいで十分通りますな。
いやいや羨ましい。

とりあえず触らせてはくれる。
「ねーねー触っていい?触らせてよう」とお願いすると「勝手にすれば」とごく無関心な様子ながら、いちおうオサワリOKなコだ。
あからさまに「・・・うるさいわね・・・」という顔をされたりするが。

一度だけ向こうから傍に寄ってきて、特にどっかに行っちゃうわけでもなく離れないので、ダメモトで「抱っこしていい?」と聞いたら「好きにしたら」。
ちょっとだけ抱かせてもらった。
暴れるでもなく、普通にクテッと抱かれていた。
でもその後は適当に無視されている。

ノンたんの姉妹猫「ノノ」もいる。
やっぱり白黒柄で、同じような年まわり。
こっちはノンたんよりはもうちょっとオバアサン風。

この間会ったら、うにゃうにゃと足元に絡まりついてから、立ったままのワタシの左足の甲を枕に寝てしまった。
動くに動けず空腹が募る中、しょうがないから暫し休めの姿勢でカフェ手前にてスタック。
写真に撮りたかったんだけど、動くと嫌がりそうなのでカメラを出せず。
なんかすごい手持ち無沙汰で参りましたわ。

このコはフレンドリーな割りに写真は苦手らしくて、カメラを向けると絶妙な間合いでシャッターの瞬間を外してくれるのだ。
だから写真なし。

ジャスティン001

ジャスティン。
去年の秋ごろカフェ・スターの前に現れたそうな。
双子の兄弟アンディーとともに。
当時はひょろひょろした弱々しげな子猫だった。
いったい冬が越えられるのだろうかと、ひっそり心配していたのだが、とある初夏の日に店の中から外を眺めていると、どぇんどぇん足音を轟かせるようにして、ケツのでっかいオッサン猫が通るではないか。

「あんなヤツ、いましたっけ?」
「あれ、いつぞやの子猫ですよ」と、ちーさん。

・・・い、いや、よかったですね、ごりっぱになられて・・・。
(子猫のカワイサって、はかないモンだよな。ま、いいけどな)

ジャスティン003

なるほど、正面から顔を見ると、確かにまだあどけない子猫の面影が残っている。
当時だと多分生後8〜9ヶ月くらいのころだ。

ジャスティン002

どうも追いかけていた鳥かなにかが、この軒下に入り込んだのを見張っているらしかった。

ジャスティン110525 005

待機中。

ジャスティン004

「て、いうか、なんか用なの?」

あ、いやあ、ちょっと遊んでくれないかなあ、とか思って・・・。

遊んでくれた。
じりじりと匍匐前進で傍に寄ったのだが、突然仰向け腹出し開脚状態。
いいのかオマエ突然そんな・・・と、こっちが軽く赤面するくらいのサービス過剰ぶりでしたわ。うふ♪

弟猫(?)のアンディーとは、まだオトナになってから遭遇できていない。
早く会いたいぞ。

もう一匹いるキジトラは「レオ」という。
ジャスティンと遊んでいる最中に、ちょっと距離を置いて傍まで来たのだが「触るのはちょっと・・・」ということだったので見るだけにした。

名前年齢などの諸情報は、猫達に直接聞いた・・・のではなくって、たまたま飼い主の某店のママとお話する機会があったり、猫を構ってたら近所の店から誰か出てきて、何故か一通り解説してくれたりで明らかになった次第。

だから、カフェ・スターに行くのはいつも楽しい。


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ひっそりと秋の気配。風邪を引きかけちゃあ押さえ込んでます。


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横須賀が巨大人食い海老の大群に襲われる話。それが「なんかいい話」みたいな読後感になるから不思議な小説です。「空編」と「地上編」もあって、目下緊急お取り寄せ中。


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最近、出かける時にこういうのを携帯したらどうかなあ・・・などと思ったりしているワタシ。

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August 19, 2011

初盆再び

今年のお盆も初盆になった。
去年はヒメの、そして今年はハナの。
実は6月29日に逝ったのだ。
18歳4カ月だった。

ハナ110515 001


四月の初めごろ、喉を掻いてやっていたら、ごくごく小さなしこりが指に触れた。
気のせいだろうとは思ったが、一応主治医のT先生のところで検査をしてもらった。
十日ほど後に「線維肉腫」という悪性の腫瘍だ、という結果。
しかし、ごくごく初期の小さなものなので、切除できる可能性はあるとの由。
取り急ぎ切除することにして、手術の日取りまで決めた。

手術自体は、数年前ハナが受けた乳癌切除の為の片側乳腺全摘出手術に比べれば、はるかに小規模でダメージが低いものではあるらしいが、今回は再発の可能性が比較的に高いほうだという。
こういうタイプの癌は、小さな癌自体を切除するだけでなく、再発を避ける為できるだけ大きく抉るのが大事なのだそうだが、今回は場所が食道回りなので、抉るにも限度があるそうだ。

癌の手術が辛いのは、元気一杯の姿の者を手術・入院に送り込む決断をしなければいけないからだ。
これは人間の場合でも犬猫の場合でも、おそらくよく似た状況なのではないかと思う。
この数年の間に何度か、猫たちに手術をする、しないという決定を下してきたが、毎回本当に切ない思いをする。
もちろん、成功して元気になることもあったので、必ずしも高齢猫の手術に否定的ではないのだが、今回の場合はどう考えればよいのだろう・・・ううむ。

で、結局やめた。
ハナが庭先で、春の陽射しを体中に浴びて嬉しそうに目を細める姿を見ながら、ひょっとしてこれが彼女の最後の春かもしれない、とふと思ったのだ。
来年の春の訪れが定かならぬのであれば、この春から初夏の穏やかで優しい季節は、健やかにのんびりと過ごさせてやりたい。
だから、主治医に詫びて手術を取り消したのだった。

乳癌の時と違って、今回の腫瘍は肥大が早かった。
最初の受診では「米粒大」と言われたものが、ほんの数週間で豆粒大に、そして直径1センチほどに・・・と、びっくりするような早さで大きくなっていった。

しかしハナ自身はいたって元気で、喉のしこりが痛むようなこともなかったらしい。
手術予定日の前あたりから「食べたいもんはなんでも好きなだけ食べなさいポリシー」が突如導入されたので、マグロにサーモン、茹でチキンに高級輸入猫缶など、せっせと毎日いいものを食べさせることに腐心する日々が始まった。

ヒメの時にも思ったのだが、美味しいものをたくさん食べてニコニコ過ごすことで、免疫力が上がって寿命も延びるような気がするのだ。長さに差はあれど、これは正しいと今でも信じている。
もちろん健康な猫に無駄に美食ばっかりさせていると、腎臓だの肝臓だのがやられて寿命が縮むので、これをやっていいのは基本「ターミナルケア段階」ということになるのだが。

ハナは当初、突然の好待遇にどうも面喰っていた様子だったが、猫の柔軟性って大したもので、三日で「それが当たり前」になってしまうのには、ちょびっとトホホな思いだったけれど。
ヒメが特に喜ばなかったマグロの刺身が、ハナは本当に好きだった。
あとはサーモンの刺身と茹でチキン。

その後二カ月ほどは呑気に過ぎた。
食欲にばらつきはあったが、日向ぼっこを日課にして、至って穏やかに健康そうなハナ。
一時期は体重も増えてきたもので、このままなんとか夏を越え、秋を過ごして冬を乗り越え、春の陽射しに戻ってこられる、そんな奇跡を祈っていたのだが。

ハナ110515 005


ある日、外出するので外で昼寝をしていたハナを起こして家の中に入れたところ、昼寝用のダンボールの底に血痕がついていた。
その前夜からどうも食が進まないので、病院に連れていこうと思っていた矢先のことだった。
どうも口の中から出血しているようだ。

投薬などで出血は止まったが、血小板が大幅に減少している、との診断。
次第に足腰が立たなくなり、食欲は戻らず、ハナはどんどん精気を失っていった。
内臓出血もあるらしい。
腰や体のあちこちに、かなりの痛みが出た。
激しい発作のように、痛みを訴えて激しく鳴くハナを、そっとさすってやりながら正直途方にくれた。

ある朝、仕事に行く前に一日預かってもらおうと病院に連れていったら、そのまま点滴に繋がれることになった。
「肉球も歯茎も真っ白で血の気がない。夜まで持たない可能性もあるから覚悟してください」と言われて、あまりの急な展開にショックを受けた。

夜、仕事の後で病院に駆け戻り、まずはハナに会った。
「ぐったり寝ていて動かない」ということだったのだが、一日点滴して痛み止めも効いていたためか、朝方よりは持ち直したように見えた。
ワタシの顔を見るとケージの中で体を起こし、怒った顔で点滴のついた右前脚をバンバンと振って見せるハナ。
そしてわあわあと鳴いた。
「家に帰りたいっ!こんなところはイヤ!!」ということなのだろうな。
まあ、それはそうだろう。
それはわかるのだが。

ここで点滴を外してしまうと、まず痛みが戻ってくるし、体もそう長くは持ちはしない。
無駄な延命を頼む気は元よりないのだが、あの痛みにまた耐えなければいけないことは、ハナはきっとわかっていないのだろう。
痛みに苦しませても、家に連れて帰るべきなのだろうか?
でも、痛み止めを点滴しながら、病院のケージで数日生き延びてから逝くほうがよいのかと言えば、そんなはずはあるまいとも思う。

決められない。
ううむ・・・と唸り声を上げながら悩んでいるワタシのところに、T先生がやってきて「わかった、今夜は預かるから、明日また考えよう」と。

すでにありとあらゆる可能性と治療方針などについては、懇々と丁寧に話してもらった後で、後はワタシが決める段階だったが、情けないことに再び堂々巡りを始めてしまう。
連れて帰るならば、早い方がいい。
ただし、点滴を外したら、痛みは戻るし病状は悪化する。
ここに置いておけば、痛みの発作に苦しむことはない。

「いや、連れて帰ります」と、やっと言った。
「痛い思いをさせることになるんでしょうけれど、それは可哀想だけれど、でもやっぱり連れて帰ります」
「それがいいと思う。いいんだよ、あなたの猫なんだから、あなたが決めたことが一番正しいんだ」とT先生。

ハナが逝ったのは、翌日の夜だった。
最後の発作に啼くハナの体をさすってやりながら、もういい、もういい、もう頑張らなくっていいから、早く楽になりなさい、と言っているうちに、次第に呼吸が緩くなり、穏やかな表情になった。
病状が急転してから、たった一週間後のことだった。

不思議なことに、この日は偶然ワタシもオットも仕事が休みになっていたので、二人で一日傍についていられたのは何よりだった。
ワタシに至っては、その翌日まで休みになっていたもので、無事に焼き場で煙にしてやることもできた。
翌日は当然のことだが、普通に仕事に行って、普通の毎日に戻る。
ハナがこのタイミングで逝ったのは、実に不思議なことだがそうせよということなのだろうし、そうあらねばいけないわけだしさ。

このお盆でちょうど四十九日。
今頃は彼岸でヒメと揉めていることだろう。
やれやれ。

お骨は秋風が吹いて、もうちょっと過ごしやすくなったら、春先よく日向ぼっこをしていた辺りに埋めてやろうと思う。

ハナ110515 004


写真は五月半ばに撮影。
不貞腐れて見えるが、これでも結構ご機嫌ヨロシイ顔。

尚、末筆ながら、ハナのことを心に留め気にかけてくださった方々には、心より御礼申し上げます。


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今でもたまに、マグロの特売に走り寄っては、軽く途方にくれている。


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今度はレッサーパンダでも飼うか・・・(無理だって)。

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アニモンダ ラフィーネ Petit ウサギ 85g 83470 猫

おハナさま御用達だった高級猫エサ。歯の悪いコにオススメでやんす。

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March 03, 2011

祝!お誕生日♪ ♪ 〜五周年御礼〜

ずるずるとゴブサタ続くこの一カ月余。
寒さに震えつつも、諸事に春の兆しを感じる今日この頃であります。
最近妙に忙しいのです。

でも、お誕生日だったんで、ちょいとご報告まで。

拙ブログは、去る2月25日に5周年を迎えておりました。
男子であれば七五三だから、本来もっと祝ってしかるべきだったのです。
そのことはわかっていて、メデタイと思いつつも、ブログ更新に辿り着けず。
やれやれ。

でも個人的に、よくまあ何とか続いたもんだよね♪と嬉しく思っているので、御礼とともに皆様にご報告申し上げます。

最近は更新すらいい加減な拙ブログではありますが、絶えず覗きに寄って下さる皆さまの存在が、どれほどワタシを支えてくれているかわかりません。

ありがとうございます。
この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。

思えば、病気の老猫を抱えて右往左往していた一昨年その前
そしてその猫に死なれてなんだか呆然と過ごしていた昨年

二月末から三月始めは、この数年そんな状況でした。
今後もいつどうなるかはわからないのですが、とりあえず目下のところ、にわかに物事が動き出した感はあります。
とりあえず、今のところは。


そしてもう一つ♪

ハナ


ウチのハナは昨日、18歳になりました。
健康診断結果もまずまず良好。

ハナ

だから鼻の穴を広げていいってことでもないぞ、コラ。
今日はお誕生日祝いに、久しぶりに『ショー・ラパン』の鈴木シェフ直伝の茹でチキンを作りました。
ガッツ喰いでした。
ああそうかいそうかい。
ウチの日頃のメシは、そんなに不味いかい。

ワタシとオットは、ハナの喰い残しを喜んで夕食に。
猫用なのでチキンはもちろん味付けなしだけど、醤油に芥子&おろしにんにくを、それぞれほんの少しだけ加えて、そこに刻み葱でも和えれば、びっくりするほど美味しくいただけるんですよ♪

文春3月2日

しかし、この日発売の雑誌の表紙にまでなっておるとは、びっくりしましたわ。
ハナの誕生日、そんな大層なことか?
(・・・という軽い妄想・・・)

でもこの首のシュシュは、ハナなら一日で外に捨てて来るだろうな、と思う。


まあ、あれこれとしみじみ思えばナンボでも染み入ることはあるものの、とりあえずのところは現状の無事と健康を喜びたいと思います。
猫も飼い主も。


何はともあれ、忙しいと言えることはよいことです。
しみじみとそう思います。
もうちょっと儲かればいいのにさ、なんて言ったら罰が当るんだろな。
へへへ。

三月はまだ時間があるので、何とか頑張って更新に励みたいものです。
その先のことは、またその時に考えることにしよう・・・。


そんなこんなで、相変わらず変則更新のだらだらブログですが、
皆様今後とも宜しくお願い申し上げます♪


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この夜行性生活も、そろそろ改める時が来たような・・・?



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横浜の偉人、大佛次郎さんのつむぎだす言葉が美しいです♪
絵もほっくり素朴で、実にカワイイ♪♪

ロイヤルカナン〈ネコ用〉ベッツプラン -Vets Plan - 避妊・去勢猫用 エイジングケアプラス 2kg10歳以上の猫のために
ロイヤルカナン〈ネコ用〉ベッツプラン -Vets Plan - 避妊・去勢猫用 エイジングケアプラス 2kg10歳以上の猫のために

ハナが文句タレながら喰ってる老猫食。
大袋だけじゃなくて1kg入りとかも作ってくんないかなあ。

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December 27, 2010

再び、ゴブサタしております 〜猫と野球の魔性について(?)〜

2010misc 019


いやはや、ゴブサタいたしております。
よくみると、最後に更新してからもう三ヵ月半近い。
やれやれ。なんてこった。

ワタシは元気です。
ハナもご覧のとおり元気です。
ひとりっ子になって一年余り、過去を振り返るとゲッとなるくらい
無意味なプリンセス度を高めているのには驚くが。
最近はナマイキなこと限りない。
このふてぶてしい顔つきを見てやってください。

ハナ101015 002


ま、そうされて、えへらえへら喜ぶ飼い主夫婦がバカなのだよな。
いや、それ以外あり得ないです。
ツンデレに萌え(ひょっとしてもう死語?)とかいう感覚、
初めて実感として理解いたしましたわ。

しかもねー、こういう関係って簡単にエスカレートするもんなんだ。
もーびっくりするくらい。
あ、な〜るほど、とか、ミョーに納得している今日この頃。

ハナ101015 001


野球ばっか見てんじゃねえよ、という声も、微かに聞こえるような気がする。
確か数年前には、あからさまに「野球に関心なし」を標榜していたのだが。

ある時、おそるおそる数えてみたら、今シーズンのハマスタ観戦は
あわせてとちょうど20回になっていた。
軽い眩暈がした。
年に数回だったものが、どうしていつの間にこうなってしまったのだろう?

ファン感謝デーには行けませんでした(暇なら行く気でいたのでもある)。
売れすらしない、来年には存亡までもがハッキリ危ぶまれるチームなので、
にわか病のような野球熱は、春から再開の予定。
ファンクラブは、ちゃんと更新手続きをしたぜ。ふん。

どこのチーム?とか聞くな。
横浜ベイスターズです。当然そうだ。
ふんふん。

ワタシ自身は、野球観戦以外でも(!)一時期多少忙しかったりはしたものの、
本人も家族も特に目立った異状なく過ごしてます。
更新が止まったのは、単なるサボリグセにすぎなかったり。

まあ、サボっている間に多少書きたい話もたまってきたので、
またぼちぼち再開しようか、と・・・。

しかし、一度ついたサボリグセって、なかなか抜けないモンなので、
またナンダカンダと間が空いたりしたら、その時は
「ああまたかよ」と軽く流してやってください。

まずは再開のご挨拶まで。


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そうそう、最近ちょこっとタイ行ってきました。詳しくはまた♪



極楽タイ暮らし―「微笑みの国」のとんでもないヒミツ (ワニ文庫)極楽タイ暮らし―「微笑みの国」のとんでもないヒミツ (ワニ文庫)
著者:高野 秀行
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帰国後「ほ〜」などと言いながら、こんな本を読んだりしている始末なのよ。


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おハナさま様ご愛用の年寄り&デブ猫ミルク。

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August 16, 2010

ヒメの初盆 〜そして季節の花など〜


ああそうか、お盆だな・・・と生まれて初めて思う。
自分の宗旨はどうあれ、今回はヒメの初盆にあたるのだ。

ワタシは実は一応はキリスト教徒なので、去年の秋にヒメを彼岸に送る時は、
どうしたもんかとちょっと悩んだのだった。
逝った翌日に、焼き場に持って行く手はずを何とか整えたのだったのだが、
焼き場を運営しているお寺が「読経もいたします」と申し出て下さったのだ。
松竹梅の竹コースには、そこんとこも含まれてますよ、という意味なのだが、
しばし考えて御辞退申し上げた。

ワタシは真面目な信者とはとうてい言い難いが、ヒメは家族と等しい者だし、
ワタシが育てた子供のようなものでもある。
なんと言っても、この者の主はワタシなのだ。飼い主だからね。
だったら、自分が唯一知っている形で送ればよいではないか、となった次第。

ちなみにヒメは、トルコの生まれだ。
もっと細かく言えば、ヒメの母さんのモモちゃんは、紛れもなくイスタンブル
の道端で拾われたコで、ヒメの父さんは近所のブサイク極まりないマフィア面
のデブ雄であり、トルコの宗教人口などを考慮すると「イスラーム系」としか
思えない出自ではある。

あ、マフィア面とかデブとかはイスラームと関係ないよ。
単にワタシがあの頃「あいつだけはカンベンしてくれ」と思っていただけ・・・。

しかし、キリスト教でもイスラム教でも、ワタシが理解する限り、犬猫などは
祭祀の対象にはならないのである。
一応為念、識者に話を聞いてみたが、イスラームで猫の葬式はしないとの由。
キリスト教もしかり。
仏教が生きとし生けるものの一切を「衆生」と考えることとは対象的だ。

その辺の是非はとりあえず置いといて、そこで周囲の意見が別れたのは、
なんだか興味深いところだった。

周囲の大半の人たちは「せっかくやってもらえるんなら、とりあえず仏式で送ればいいじゃない?」と、ワタシの問いに首を傾げたのだが、その一方で、真面目なクリスチャンである知人と、ワタシ同様に特段真剣な信心のない我が弟が、口を揃えて「それはちょっとちがうかなあ」と言ったのである。

一神教と多神教の感性は、ある部分決して重なり合わない。
ううむ、それはこういうことだったのだよね・・・と、ぼんやり考えた。

ふむ、そうだねえ・・・と、打ち嘆き悲しむココロを一瞬フリーズして黙考後、
とりあえず近所の教会に行った。
ヒメが逝ったのは、日曜日の早朝だったのだ。
顔を洗って服を着替えて5分くらい歩いたら、ちょうど教会の日曜日の礼拝に
間に合うタイミングだったのは、神の御心というものなのだろう、とも思う。
礼拝の間、痛みも苦しみもない神の御許で、ヒメの魂が安らにあるように、と
真剣に祈り、帰りぎわ旧版のままだった聖書と賛美歌を買いなおした。

「いままでこんな状態なのに、突然スミマセン」というような内容も、一応
祈りの中に含めたのは御愛嬌・・・ですむといいんだがな。

そして翌日焼き場で、聖書を傍らにして、同じ祈りを繰り返したのだった。

焼き場といっても、一応ペット専用の葬祭場があって、お骨が上がってくる迄
2時間ばかり待つ場所も用意されていた。立派なもんだ。

と、いうわけで、初盆である。

仏式は避けたんじゃないの?と言われそうだが、まあ逝ったのは猫なんだし、
ヒメの場合はおっちょこちょいだから、うっかり他の猫らと一緒くたになって
勢いよく帰ってくることもないとは言えまいよ。

京都 三十三間堂のお香

何故か幸いにして、手元には京都で買って来たお香があった。
京都の三十三間堂を訪れた時、なんともいい香りが漂っていたので、帰り際に
買ってきたものだ。

ちょっと甘い香りがニッキのようだが、一体なんだろうかと思っているうちに
深く優しく気持ちが静まる、そんな香り。
夜ならば心静まり、朝ならばスッとリフレッシュする。
こういうのは良いな。

お盆なので、思いつくたびにヒメの写真の前で焚いている。
要するにこういうことは自分の気がすむようにやればよいのさ、と言いつつ。


夕顔

お盆は夕顔の咲く季節でもある。
薄い芳香が、なんとも奥ゆかしい。
この季節の宵から朝にかけて漂う、ちょっと重い湿った空気に似合う花だ。
ひとつひとつに、なんだか優しい魂が宿っているような気がして、見るたびに
心和む。
夜遊び&朝寝を繰り返していると、なかなか見られない花なのでもあるが。

匂いを嗅ごうと強引に引っ張ると、意外に簡単に首が折れて、結構うろたえる
ことになるのでご注意を。


夕顔


ところでその後、数回教会に通い、四十九日の頃にも出かけたが、それから
だんだんと間遠になって、最近はなんだか足が遠のいている・・・という実態は、
一応最後に告白しておきます。

だから繰り返すが、こういうことは自分の気のすむようにやるのが一番なのだ
と思うよ、本当にね・・・。



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沈香をおいてゆかしきゆくえかな、なんだよね。いまや思い出だ。やれやれ。


追伸:
これがなんだかわかる人!
しゃぶると甘い♪
ゴーヤのタネ


答:熟しすぎたゴーヤ

ゴーヤのタネ 001


arima0831 at 04:10|PermalinkComments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

July 30, 2010

ねこらこねこら♪


最近の猫話♪

かかりつけの獣医さんに、ちょびっと夏バテ気味なハナを連れて行ったらば、
待合室のカウンターに王子達がおった♪

子猫100716 001

ワタシの右手人差し指に、いまや飛びかからんとするチビA♂。


子猫100716 002

一方、左手中指を齧りまくっていたチビB♂は、突然寝オチ・・・。

この日は二回目の遭遇だったが、ハナの夏バテが無事回復したこともあって、
この後はあまり行かないようにしていたのだった。
もう一回遊んだら、もうアウト!な感じだったので・・・。

無事にステキな貰い手さんが現れて、兄弟セットで嫁いだそうだ。
嗚呼、ヨカッタよかった♪

・・・と、言いつつ、やっぱりいないと寂しい・・・。


ハナ

一方で「おハナお嬢様」は、相変わらずたいそうな威張りようである・・・。

実は猛暑が襲った7月中旬、我が家のエアコンは壊れたままだったのだが、
彼女が「暑いわ、暑すぎる。ワタシ、もうダメみたい・・・」と訴えるもので、
ワタシとオットは焦って某Y電機に走って行き「一番安いヤツください!」と
激しく叫びつつ二台を新調したのである。

しかしハナは、工事に現れた兄さんたちにブーたれまくった挙句の果てに、
ひとたび部屋がひんやりしてくるや否や「外で寝る!」と決然と言い捨てて、
外のテラスの日陰で寝るようになってしまった。

まあ、日陰がある限り、ということなので、無くなるとプリプリ怒りながら
屋内に戻ってくるのが最近日課となっている。
そういえば「猫はエアコンが嫌い」という真理(?)に辿り着いたような気が
したのは、去年だったようなそうでもないような・・・ううむ。


どうあれ、主治医のドクターTに「もうお年寄りなんだから、温度管理は適宜
気を遣ってあげてね」と言われてもいるので、外出中はとりあえず寝室くらい
ほどよくエアコンを入れていく。
でも帰宅すると、無駄に冷えた文字通り猫の子一匹いない寝室が待っており、
ハナはもあんと蒸し暑い居間で寝ているのが常であるよ。

猫って、エコぢゃない!
きー。

ハナ100617

あ、そうそう。
我がパソコン机に関しては、本来「猫の乗り入れ絶対禁止」を主義としていたが
ヒメさんのこともあって、なしくずしに「乗ってよし」となってしまった。

はな100616

でも一応「体全乗り禁止」という原則は、ハナに関してはかろうじて貫かれ、
下半身はワタシの膝上にあることが、一応「規則」となっている。

最近は、机上に体を横たえて、脚の先だけちょびっとワタシの胸辺りにつけて
上手くごまかそうとする時もあるが、その辺だけ(?)は厳しくルール違反宣告が下されているのだよ。


猫だらけ展

そういえば京都滞在中、京都駅の伊勢丹でこんな展覧会をやっていた。
どうせ駅に行く用事もあったので、ほんのついでに立ち寄ったのだが、
これがなんともステキだった。
浮世絵に出てきた「猫姿」のコレクションだ。

歌川国芳やら鈴木春信やらの描く和猫たち。
そのいかにも喰えない表情が、なんともいい味を出している。
ワタシは浮世絵はサッパリわからないが、横浜に戻ってから本を買いこんで
「えへへ♪」と怪しい微笑を浮かべたりするくらい気にいってしまった。

東京や横浜では、すでに展示済みなのだろうか?
またやることがあったら、もう一回見たいなあ。



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ハナは元気です。最近よくしゃべります。そろそろ化けるかも♪




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だから、猫好き江戸好きな人たちは、四の五の言わずにこの本を買いなさい!
後悔しないよ。保証する。


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ハナまっしぐらな、ちょーウマイ猫缶♪ 食欲不振のお猫さまに。高いがね。

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March 26, 2010

ハナのアップ撮りに成功・・・するか?


新しいカメラが届いて数日経った。

カメラの機能を試すためにも、カメラ大嫌いなハナがカワイク取れたショットを、なんとか撮ろうと追いかけてみる。

ハナ100326-2

ひゅ〜〜〜るひゅるひゅるひゅる〜〜。
あああ、化け猫が一匹・・・。


ハナ100326


ちょいと顔にカメラを向けてシャッターを切ってみた。
ナニ?ナンですソレは??と向けた不審の目が「カメラ目線」に。

こうして撮るとやっぱり「不審げな顔つき」になるけれど、そもそもカメラ目線が絶望的に無理な猫なので、珍しくマシに撮れた一枚となった。これでも。
後ろにドテラとパジャマのヨタった人物が写っているのは、どうぞ見逃しておくんなせえ。
なんぼ編集でトリミングをかけても、真後ろの人物までは外せないんだ。
当然だけど。

こういうネコダマシができるカメラだ、ということはわかった。
この猫は賢いんで、この手がどこまで有効かは未知数なんだが。
謳い文句通り、シャッターは早くて手ブレしにくい。
暗いところにも強い。
ただし、暗いところでカメラが嫌いな猫が勝手に上手く撮れるわけではないのだった。

やっぱり暗いところの場合、被写体に「キレイに撮ってね♪」というココロがあるか、じっとして動かないものであるか、或いは撮影者に高度な技術があるかしないとイケナイらしいです。アタリマエか。

それにしても、世間にはカメラを向けると即目線と笑顔をくれる猫だってたくさんいるというのに、ハナよ、どうしてオマエって、そんなにカメラが嫌いなのかねえ・・・?



FUJIFILM デジタルカメラ FinePix (ファインピックス) F200 EXR シルバー FX-F200EXRSFUJIFILM デジタルカメラ FinePix (ファインピックス) F200 EXR シルバー FX-F200EXRS
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ところでこのカメラ、もう製造自体は止まっているんだそうで、それ故の投げ売り価格だったような気がする。
アマゾンには在庫少々。
ヨドバシなんかでは結構前に販売終了。



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ようやく鼻水が治まりつつある。あと一息!



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ハナまっしぐらな逸品。高いから特別な時用に秘匿してある。


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販売元:東京創元社
発売日:1993-11
おすすめ度:5.0
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最近まとめて読んだウィンズロウ。
あちこちで評判の『犬の力』も悪くなかったが、ワタシ的にはこっちの方が♪


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March 19, 2010

ハナ、17歳の春なのだ



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October 28, 2009

秋雨の朝 〜さよならヒメさん〜

10月25日早朝、我が愛猫ヒメが逝去。
およそ16歳と8カ月。猫にしては結構長生きな方だったとは思う。

そういえば具体的なヒメの近況は、去年の夏頃で終わっていたのだったな、と
イマサラに思い出す。

昨年二月に右下顎の扁平上皮癌を発症したとされていたヒメ

「早ければ余命数カ月」と宣告されたのだが、なんだかんだと関係者一同の
首を大きく傾げさせながら1年と8カ月。

実際にひどく衰弱することが何度もあって、主治医のドクターTは
ターミナルケア宣言を何度も繰り返した。
その度にワタシも覚悟を決めて、友人知人に「もう長くない」と嘆き続けたが
呆れたことにこの猫、毎度見事な復活を遂げてしまう。
オオカミ少年ならぬ化け猫ヒメ。

ワタシの周囲の人々も、ひょっとしたらワタシが大げさに騒いでいるだけだと
思っていたかもしれない。
オオカミが来たぞ、ヒメさんが死んじゃうぞ・・・てなもんだ。
でもね、ホントに数多の死線を踏み越えていた感があるのですよ嗚呼。

実は去年の夏の記事のちょっと後に、乳癌まで見つかっていたのだった。
でもごく初期だったこともあって、右側乳腺の全摘出手術後の経過は良好。
こっちは無事に収まって復活。一年再発なし、だった。

しかし昨年末、謎と成り果てた顎の腫瘍が時限爆弾のように暴れだす。
もう明らかに進行の早い癌とは違うものだが、腫瘍は腫瘍なので進行すれば
口内が化膿してひどく痛むし、顎の骨はじわじわと解け崩れていくのだ。

正直言って、去年の年の瀬は「一体年が越えられるのか?」と危ぶまれる程の
衰弱ぶりだった。
「せめて一緒にお正月を迎えたい」と必死に願っていたっけよ。

願いどおり何とか持ちこたえたヨレヨレのヒメさんを、年明け開院した病院に
担ぎ込み、点滴に痛み止めに・・・としていたら、あらびっくり食欲復活。

しかし、寒い間の体調は実に不安定で、ああこのまま春を待たずに逝くか・・・
嗚呼ヒメにもう一度、春の陽射しと桜の花を見せてやりたい・・・と願いつつ
嘆く日々。
去年の桜はドクターTの紹介で行った某大学病院に通う、その道すがら
一緒に眺めたっっけな。
あの頃に既に、もういつ逝ってもおかしくなかったのだから年を越せただけ
素晴らしいことではないか、と自分を慰めたが・・・

春の陽射し、堪能できました。
桜も外から失敬してきたのを見せてやった。
桜には特別な感興を覚えなかったらしいが、春の陽射しには目を細めて
とても嬉しそうだった。よかったね、ヒメ。

「どうしてまた元気になっちゃったか、聞かないでね。ワカンナイから」とは
ドクターTの言。
「もういいです。ワタシもよくワカンナイし」

しかし下顎の腫瘍は着々とヒメの顎を蝕み、血と膿の混じった涎は止まらず。
顎が文字通り崩壊していくのを見守る初夏から夏。

「ヒメ、もうすぐ夏だよ。蝉の季節になるよ。また蝉を取ってきてよ」と
と嘘でも夢でもいいからヤケクソ気味に励ましつつ時は夏になる。
「そうだよヒメ、また蝉を取ろうな!」と一緒に励ましてくれるドクターTも
ホントにただ励ましてただけで、まるっきり信じちゃあいなかったはずだ。

蝉、取ってきました。
顎半壊して流動食だったのにな。
二回だけとはいえ、明け方に胸を張って起こしに来た。
いやあ、何度も驚いたけど大した子だ。
「でた、ヒメミラクル。さすがだなあ」と、普通に喜んでくれるドクターT。
とりあえずもうすでに、獣医学常識を超えた話ではあったらしい。

でもやはり食は細りゆく。
缶詰の汁くらいしか受け付けなくなったヒメ。
夏本番、諦めとともに「ああもう一度でいいから、大好きなものをしっかりと
食べて喜ぶ姿を見られたら・・・」と見果てぬ夢を見ていた。

ええと、それで、ほんの数週間だが、サンマの刺身だの高級ドイツ製猫缶だの
チキンのジップロック蒸し(ショー・ラパンの鈴木シェフ直伝)だのを、
まあグニャグニャのニチャニチャに牛乳で溶き伸ばしたようなもんとはいえ、
結構しっかり喰いまくるくらいの回復をアレレのレと見せてくれましたよ。

「もう驚かないからオレ」とドクターT。

ああもうなんでもいいから、食べられるなら食べてちょうだい・・・と
我が家の夕食は一時期毎晩、ヒメの食べ残したサンマとアジとイワシ。
オットだけは大喜びである。
鯛や鮪に特別な喜びを覚えない、青魚ラヴな猫とその家族。
チープな庶民のヨロコビを誰ぞ知る。

そして我が家の冷やし中華には、常時スタンバイしているヒメさん用の
ジップロック茹でチキンがバンバン豪勢に載った夏。
どうもヒメさんの好きなのは、茹でたてよりは一晩くらい冷蔵庫で茹で汁ごと
寝かせたチキンだが、二日経つと蹴られるから人間が古い方を食べてたのだ。
冷やし中華ラヴなオット、大喜びではあったが。

桜木町駅前の高級牛肉店『尾島』の店員さんは、一日か二日置きに現れては
鶏モモ肉を一枚だけ買い求める怪しいオンナをさぞ不審に思ったことだろう。
さすがに気が咎めてきて、チャーシューなんか買ってみたら旨かったが。
何故かよくわかんないんだけど、ヒメさんがこの店の鶏は特に喜んで食べる
ような気がしたし、そもそも一枚だけで買えるから安上がりでもあった。
この店、いいです。オススメ。
安い店じゃないけど、少量買いには案外オトクだったりする。
きっと人によってはツッコミが入るだろうから敢えて言っとくと(地元ブログ
だからね)吉田町の梅屋の国産鶏より好評だった。
ヒメさんには、ということだが。

青魚と茹で鶏の夏を越え、ひっそりと秋風が立ちはじめるころに、さすがの
化け猫ヒメの顎も限界にきたらしい。
実際、物理的にほとんど下顎がない状態をイメージしつつものを食べてみたら
一体全体いままで、どうやって食べてたのか不思議なくらいだったから
これは無理もない。
しかもひどい歯肉炎で化膿した口だから、体調次第じゃ痛みもかなりのもの。
ああ、限界か。このまま弱って逝ってももう仕方がない、と思った。

しかし、ヒメさんの食欲だけは衰えず。
激しく啼いて啼いて「なにかちょうだいよう」と訴え続けた挙句、
ゴミ箱を引っくり返し、テーブルの皿を引きずり落とし、ワタシがなにか
食べている間中、膝にしがみついて離れない。
崩壊した顎を餌皿に押し付けて、死に物狂いで猫缶の絞り汁を啜ろうとするが
しょせんそれでは飢餓感は解消されない様子。
末期の病の身だから多少の狼藉は許すにしても、切羽詰ったような飢え方が
あまりに痛々しい。

ドクターTと話し合って、ついに胃チューブを装着した。
人間都合の延命はさておき、緩慢な餓死だけは何とか避けてやりたい。
全快も半快もとうに諦めたが、とにかくこの「ウルトラハラヘリ状態」が
緩和されればよい、と思った。
普通食べられなくなれば、素直に弱って逝くのが老猫というものらしいし、
ドクターTだって「本来胃ろうチューブは回復の見込みのある子以外には
付けたくない」という方針の人なのだが、ここまで激しい食欲をみせるなら
単に放っておくのは可哀想だ、という結論に二人話し合って達したのだった。

下腹にぐるぐる包帯を巻いた姿は、その姿が元武闘派ヒメさんだけに妙に
ガラが悪くて、包丁ならぬ胃チューブ一本サラシに巻いて〜、な姿になった。
この姿で外に遊びに出ていくのだから、近所の人たちはさぞかしぎょっとした
ことだろう。

せめてもう一度だけでも、クチから少しは形のあるものを食べられたら・・・
とは思ったが、物理的に無理なんだもの、しょうがないよ、と諦めていると・・・

チューブ装着後、何故か突如として食べはじめた化け猫ヒメ。
10日くらいでギヴアップになったけれど、一時期はチューブ無しでもいいかと思えるくらいの量をしっかり食べていた。
この猫は医学どころか物理の常識をも越えたのであろう。
ううむ。

そんなこんなで、胃ろうチューブ装着から1カ月。
ヒメは寝たきりでほとんど動かなくなる。
外にもまったく出なくなっていた。

一応モノはためしだから「もう一度でいいから外の陽射しを浴びて、のんびり
散歩でもできればいいのに」となんちゃってひっそり願ってはみて・・・

散歩、した。
もうこれはいよいよ・・・と覚悟を決めていたある昼下がり、ヤケに気分良さげに
起きだしてきて、スタスタ遊びに行って5時間半。
外は真っ暗だ。この頃は顎の化膿が目にも悪さをしていたというのに嗚呼・・・。

「重病の老猫。下顎なし。胃ろうチューブを付け、下腹に包帯を巻いてます」

という「迷い猫」のチラシ文面を想像して、心配も心配だがかなりぐったりした
気分になっていたら「お腹すいたわあ」とか言いながら帰ってきおった。
やれやれ。

そして1週間。
急に脚がへたってほとんど動けなくなる。

ついに神様はうっかり放置していた非常識な存在に気づいたらしい。
いや、世の摂理を越えるほどの意志を感じてちょびっと大目に見ていたけれど
「モウイイデハナイカ」と思われたのかもしれん。

ヒメはとうとう昏睡状態に陥って、どうも今度こそもうこれでオワリだが
心の底で「もう一度だけ立って歩けないかなあ」と願ってはみたのだ。
なにしろヒメが最後に歩いたのは、この日の夕方行った病院の診療台の上。
それはちょっぴり悲しいではないか。

そんなことを思いつつ、しばらく寝かせていたベッドルームから離れて気になることを調べに電話をかけたりしていたら「ぉかぁさぁん」と細くかすれた
声にならぬ声が聞こえた。

まさかもう化けたか?!(・・・まだちょっと早いだろ)
いや、末期の魂の叫び??!!(「岡、エースを狙え!」的なやつですね)

慌ててベッドルームに駆け戻ろうと振り向いたら、ヒメが部屋の入口にいた。
霊じゃなくて、本猫が。
昏睡状態じゃなかったっけ、どうしたと言うのだオマエ?

「あ、そうか。トイレか?」と思ったワタシだった。
トイレに運んでやったら、なんだかムッと来たような表情を浮かべて、
立たない脚で這いつくばるような姿で、コロンと一個白玉団子大のモノを
一応律儀に出したヒメ。
あまりに形よいモノだったので、捨てるのがためらわれるほど。
捨てましたがね。
乾燥させてペンダントヘッドに、とか絶対考えてないから!

抱き上げてベッドに運んで、今度こそもう余計な事は願わないことにした。

もういいよ。
十分がんばったよ。
おまえはほんとうに素晴らしいよ。
ワタシはおまえを誇りに思う。
だから、もうゆっくり寝なさい。

もうこれでゆっくりと静かに眠れますように、と、これが最後の願い。
ボクシングでタオルを投げるセコンドの心境って、こんなものだろうか?
え、違う??

そういえば深夜もイイカゲン過ぎたので、ワタシも寝ることにした。
数時間後隣のベッドに居ないので焦って起き上がろうとしたら、
ワタシの脇腹辺りに移動してきていて、そのしばらく後に目を覚まして
様子をみたら呼吸が次第に浅くなっているのがわかる。
たぶん早朝には息を引き取ったのだと思う。

穏やかな安らかな顔。
今にもあくびをしてひょいと手足を伸ばしそうな姿だった。

どうやらようやく深い眠りにつけたらしい。
1年8カ月の闘病生活、ついに終了である。
ふう。

長いだらだらしたこんな話を、とりあえず読んでくださった方には
心から御礼を申し上げます。
で、ものはついでなんで、ちょいとヒメの冥福を祈ってやってくださいまし。

ヒメさんと、そしてお気持ちを向けてくださったすべての皆様に感謝します。


追伸:
そんなこんなでブログは暫し休止状態だけれど、落ち着いたら再開するので
また遊びに来てください。


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逝く前の日に届いて、結局まだ箱も開けてないペット用ミニこたつ。



ヒメが最後にかなり喜んで食べてた高栄養フード。



ヒメさん愛用、パソコンUSBが電源のホットクッション。これいいよ。

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September 05, 2009

ハッピーバースデー&モロモロ〜! 〜キッチン山田のケーキは猫まっしぐら!〜

8月31日は我がXX歳のお誕生日。
思いがけず色々な方からお祝いメッセージをいただきました。
ありがとうございました。

めでたくもあり、まあやっぱりめでたいぜ。
うふふ。

実は試験を受けたりしていたので、月末は浮かれている場合じゃなかったけど
やはりホールのケーキは週末に食べるのが吉であろう・・・と思い早めの発注。
「なにかあるとケーキを発注して食べる習慣」が、当然の年中行事として
確立定着を果たしてしまった我が家に於いて『キッチン山田』のケーキ
いまや生活になくてはならないアクセントなのであるよ。

にっきさん、いつもありがとうございます。

いやこれ、単なる御礼じゃ済まないものなのではある。

なにしろ最初のリクエストが「自分でもなんだかよくわからないけど、なにか
この季節向けなケーキがお誕生日前に食べたい」だもんね。

ダメだろうこういうの!と元サービス業的に思いながら、

「柑橘系はイマイチ」
「いわゆる草食男子が好みそうな乳臭いやつ」
「ベリー系は大好き」

・・・とかなんとか、そんなこんなメッセージを数回やり取りして収まったのが
こちら・・・


キッチン山田090831 002

「ラズベリーとシブーストクリームのケーキ」

にっきさんが毎回付けてくださるステキなメッセージカードの解説によれば
「生クリームだけのケーキでは味が平坦になるので、カスタードと合わせたシブーストクリームにしてみました。輸送バージョンということでゼラチンも少し使わせていただいています」
との由。

このモクモクした表面をして「ブッダの頭」となんちゃって称していたのですが
確かにそういうイメージかもしれん(笑)

キッチン山田090831 003

うっかり紅茶を淹れに立っているうちに、側面についたフィンガースポンジを
数枚はがして食べちゃってる意地汚いもの一名。
オットよ「ヒメちゃんが突然やってきて・・・」とかなんとか猫のせいにするのは
おやめなさいっ!

しかも周到にケーキを反対側に回してあった。
すぐわかるっつーの!

キッチン山田090831 004

この「シブーストクリーム」なるものと、ふんわり柔らかく表面にしかれた
生クリームと、甘酸っぱいラズベリー、そしてしっとりしたスポンジの
組み合わせときたら・・・!

オットと二人で競うように、あっという間にホールを完食していたのだった。
ううむ。こういうものが日々すぐに買える環境にあったら危険だな・・・!
年に数回だから許されるのである。
でもしかし、本当にうまかった♪

こちらのケーキは本来このような形で「夏のケーキ」として紹介されていた
「パイナップルのケーキ」をラズベリーに変えてアレンジしていただいたもの。

あ、そうそう「パイナップルはどうも・・・」とか抜かしてもいたのだったよ、
ワタシときたら・・・。

ステキなメッセージに添えられていたお言葉によると
「試験直前、脳みそに栄養をばっちり補給しちゃいましょうケーキ」
でもあった由。

なるほど確かに、ちょっと伸び気味だった脳味噌のひだが軽くパリッとした
ような心持がしましたぜ。

併せて送っていただいた焼き菓子クラブ八月分は、試験が終わるまで
じっと我慢して取っておき、お誕生日に「ハッピバアスデイ、わったしぃ!」
と歌いつつ開けましたとさ。

エガディナー・ヌッス・トルテ、という木の実がぎっしり詰まったケーキ。
胡桃の香りが実に良い。

・・・でもこれ、試験前に食べたらもっとよかったかもしれない・・・。

自分で写真も撮ったものの、あまりにダメ写真なので、皆さんはHPを参照
頂きたく。

ちなみに、最近食が細って困ったチャンのヒメさんは、不可思議なほどに
このケーキを欲しがってほしがって騒ぐこと。
ヒメさんの場合「まずは食べよ」が第一なので、クラストを潰してやったら
狂ったようにがっつくこと!

このコの口の中に一口でもナニガシかを押し込むことが、最近また日課と
なっているワタシとしては、当局に絶対通報しないから「魔法の粉」の類は
是非とも分けていただきたいですよ、にっきさん・・・。

ハナ090827 003ついでに試験の数日前
ハナが手術をした。
乳腺にごく小さな腫瘍が見つかったのだ。
まだごく初期なので
試験の後にすればよかったのに
ついついこのタイミングで決行。
計画性、なさ過ぎだワタシ!
術後の経過は順調なのが幸い。

文句の口数はやたらに多いが。
うるさくてタマラン。

化膿止めの薬はクリームチーズをまぶして口に押し込んでいたのだが、
膝に抱き上げるやいなや「んあぁんあぁあぁんああぁんああぁぁ」と
わめき散らすのである。
でもクリームチーズは気にいったようで、口に押し込んで飲み込むまでは
「んあぁんあぁ・・・あむあむあむぐふぐふうううう・・・んぁぁあぁ」と
とりあえず不満の声の隙間に飲み込んでくれたんでほっとした。

なにしろヒメは、錠剤を絶対にナニがなんでも飲み込まない猫だったので
物凄く苦労したワタシなのである。
素直に薬を飲む猫もいるんだね。
て、いうかそれが普通らしい。
ああヤレヤレ・・・。

ついでに実はヒメさんも同じ手術を去年の今頃受けていて、帰宅直後普通に
ソファーだベッドだに当たり前のように飛び乗っていたから
「猫ってそんなもん」と思っていたが、ハナちゃんは数日は難儀しており・・・
ヒメさんはやっぱり特別な猫だったらしい。

ちなみにハナちゃん着用のピンクのチェックのお洋服は、傷舐め防止用の
いわゆる術後服というヤツ。
鬱陶しそうだが、首にエリマキトカゲみたいなカラー(エリザベス・カラーと
いう)を巻くよりはかなりマシ。
ココで買えます。ご参考までに。
はやく脱がせてあげたいですがね。
猫に洋服を着せて嬉しがる趣味はないんで。

さて、試験結果は11月半ばに出るという。
で、もし通っていれば11月末に二次がある。

どっちにせよ、にっきさんのケーキのカミカゼ効果を待つだけのワタシ、
なんである。

ちなみに4科目のうち3科目はマークシートだったが、エンピツの転がり先には
けっこうカミカゼが吹いていたみたい。
この得点力はワタシ得意の「うっかりミス」分を凌いでいたから、これはどうも
にっき大明神のお力にちがいない。

合掌礼拝♪

いや、カミカゼではどうにもならん完全筆記記述式の「英語」が不安なんだが。
どうなんだろう・・・ワカラン嗚呼。

にっきさん、ナントカしてくださいよ(笑)



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受験生のみなさん、必勝のお守りに「キッチン山田」のケーキをどうぞ!


PS:
ちなみに最近おまけについてくる「食玩小説」は実にステキなので、
もったいぶらずにまとめて公開してほしいなあ。ねえにっきさん♪




ちょっと高めだがこんなのもある。


ケーキケーキケーキ (白泉社文庫)ケーキケーキケーキ (白泉社文庫)
著者:萩尾 望都
販売元:白泉社
発売日:1996-03
おすすめ度:3.5
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萩尾望都の名作マンガ♪


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February 08, 2009

『週刊ニュース新書』のまーごくん 〜土曜の昼時、ぶす猫に萌える〜

土曜の昼時にはテレビをつける。
12チャンネルにあわせるのだ。
ついつい「東京12チャンネル」と呼んでしまう、現「テレビ東京」。
土曜の11時半からやっている『週刊ニュース新書』が面白い。
猫がレギュラー出演しているのだ。
まーごクンという茶色のアメリカンショートヘアである。
アメショーって、高雅なグレーに黒のストライプ・・・と思い込んでいたが、
茶トラもいたんですね。
アメショーといわれなければ、単なる近所のトラくんに見える。

しかもこのまーごクンが・・・ブスだ!
笑えるほどブス可愛い顔をしている。
いわゆるお菓子のように愛らしいタレント猫じゃないので、逆に妙な安心感を
醸し出していて、彼の顔を眺めていると実にほっこりと和みます。

番組は硬派のニュース番組。
ホストの田勢康弘さんと週代わりのゲストが、穏やかな口調ながらしっかりと時事問題を解説する。

民放のニュース番組というと、見識の浅さを声のでかさとテンションの高さで補ってるようなスポーツ実況上がりの脳足りんの「無知性雑音番組」やら、口調は穏やかで聞きやすいけど毒にも薬にもならん人が時にヘタすると星野仙一氏(!)に経済問題を語らせちゃったりする「ハテナ系脱力番組」やらに、アイドル系の噛みまくりな女子アナだのジャニタレもどきだのが「ハナを添え」たり、とにかくどうでもいいような趣向が無駄に凝らされたものばっかり。
どうにかならんのかね・・・とタメイキをついているのだが、そんな中で清涼感すら覚えるナイスなニュース番組だと思う。

レギュラー出演者は田勢氏と女性アナウンサー、そしてブス猫まーごくんのみ。
まーごクンはなにをしているかというと、人間出演者が時事問題を淡々と語っている間、洒落たリビングルーム風のセット内をひたすら暢気にウロウロ。

実は田勢氏は猫好きで、本当は自分の家の猫を連れてこようとしていたのだけれど
奥さんに反対されてやむなくプロダクションからまーごを連れてきたとやら。
さすがは12チャンネルらしいユルい事情だな。
どうでもいいジャニタレもどきに何か無理矢理しゃべらせるくらいなら猫でも放しとけ・・・なんていう、イジワルな制作意図はないようです。

のんびりした猫らしくて、政治情勢風雲急を告げようが、日本経済の将来が深刻化しようが、オバマ大統領のアメリカの行方が熱く語られていようが、何も語らずに(語ったら怖いな)マイペースで毛づくろいなんかしている。
ついついまーごクンばっかり目が追っているうちに、肝心のニュースを聞きそこねたりするのが困るんだけど。

まーご
まーご、こんな顔です。
猫好きは土曜11時半
テレビ東京を見て萌えてください。
BSジャパンや地方系列局でもやってます。

『週刊ニュース新書』

田勢康弘さんの語り口がまた、穏やかで嫌味がないのに切り口は確か。
見識豊かな方なのね、と思いながら、ぼけらっと猫を眺める土曜の昼下がり。

萌えつつ和みます。


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まーごの動画をハナちゃんに見せたら興奮していた。タイプだったのか?





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田勢さんの著作。

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January 10, 2009

丑年初め雑感 〜ああ、遅まきながら・・・♪〜

年末年始のご挨拶もなくスミマセン皆さん。

まずは干支にちなんで・・・

丑柄

















・・・牛柄。

我が家にあるはずのないサッカーボールに見えなくもない。
でも我が家で一番「牛に近いもの」ではあるよ。無理?


ハナ

















猫です。言うまでもないか。
全体にまんまる感の強いフォルム。
ヒメさんが丸まったのではなくて、ハナちゃんである。
ヒメさんの食べ残しをしょっちゅう盗み食いするもんで、ころころ肥えてしまった。
飼い主とともに「要ダイエットグループ」を形成しているのだ。
やれやれ。


ハナこの頃寒いものだから
ひたすらヒーターに寄り添って
暮らしているハナちゃん。

過去の話を振り返ると
何故かヒメちゃんばかりだが
我が家にはヒメちゃんの姉妹もいる。

よく肥えてるように見えるが
実は通常時のヒメさんと体重は同じ4キロだ。
一緒に生まれて一緒に育った15歳10ヶ月。
昔交通事故にあって右目はほとんど見えないが
元気に暮らしているのである。



オットは「二匹の体重が同じなんて納得がいかない」と繰り返し訴えるのではあるが
人間だって同じ体重60キロでも、身長次第でただのデブにも美人モデルにもなる。
ヒメさんは人間に生まれたらきっとスーパーモデルだったのよ(嗚呼妄想)。

猫鍋尚ハナちゃんがフクフクと納まっているのは
年明けに購入した所謂「冬用猫ベッド」だ。
3480円という価格がちょっと悩ましかったが
正月なんだしいいだろうっ!と
ホームセンターで購入したもの。
いや、絶対に喜んで温まってくれるのならば
惜しむ金額でもないのだが・・・


しかし「こんなのキライ」とばかりにあっさりと足蹴にされる可能性は高い。
特にヒメさん御闘病中のこの一年ほどで、我が家はだんだんと「猫関係商品の墓場」と化しつつあるのだ。
なんかねえ、こういうものって何故かなんだか捨てられないんだね。
生来「貯め込み型」の己のキャラが憎いぞ。

しかし未だに「ご闘病中」のヒメさんなど、寒さの余りに食欲不振を起こしているし
元気なハナちゃんも今年は例年になく寒がる。
どんなに勢いが良くても、二匹揃ってもう「御高齢」なのを忘れてはいけない。

そして、正しい日本人の血が「正月くらい」という正しいメッセージを送ってくる。
ホームセンターの棚が隙間だらけなところを見ると、この正しいメッセージをしっかと受け止めて、規模はどうあれ消費に走るのが日本人の性というものらしい。
よくわからないが、そういうことにしておこう。


その結果・・・

ハナ

















ハナちゃんがご満悦でヒーター横ホットカーペット上の「新居」に納まってくれた。
ヨカッタヨカッタ、と思えば・・・


二匹
















結局ヒメさんに追い出されて、悲しげに移動する羽目に。

ホットカーペット(猫のために引っ張り出した年代もの)の上で、目線のあわない位置に陣を張って(?)いる。
目線が合わなければヨシという発想が、非常に猫らしく浅はかなのだが、
それで一応平和が保たれてしまうのだから、猫ってホントに馬鹿だか利口だか
よくワカラン生き物だな。

ヒメ

















まずはヒメさん保温用に購入したものなので、このようにフクフクしてくれると嬉しくはある。

ハナちゃんは、ヒメさんが使っていないときにちゃっかり入り込んでおり
見つかるとヒメさんに叱られて追い出されている。
力関係上止むを得まい・・・とは言いながら、やっぱりもう一個買うべきかしら?
と、新春早々悩ましい。

ヒメ実は一応「ゴム製小型湯たんぽ」も
猫とワタシの共同使用目的で一個購入。
ソファーのヒメさん定位置に
古い中綿入りベストで巻いて入れてやると
これまた結構好評なのだ。
さすがのヒメさんも二箇所では眠れないので
ベッドは空くからハナちゃんが入る。



まあとりあえずは一個でいいか、いいよね・・・と、この数日思い迷っている次第。

話変わってワタシはといえば、実は11月に引いた風邪がぶり返し、またぶり返し、ターミネーターの如く崩れ落ちかけては立ち上がり、また立ち上がり・・・。

不屈の闘志をもって挑むウィルスにトーフ根性のワタシが立ち向かえるはずもなく、
未だに鼻喉の不調にぐったり気味。

そう、10月ごろに不調の兆しが現れ、11月にいきなり悪化したアレだ。
結構よくなって元気な時期もあるのだが、引いた波がまた押し寄せるように戻る。
たかがクシャミ鼻水鼻詰まリと馬鹿にできないもので、完全に無力化されるところまでは行かないものの、霞がかかったような状態が続くので頭が鈍りきる。
げるげーる。

挙句に年末はオットが持ち込んできた胃腸風邪にまで当たった。
年頭に香港で引いたアタリよりも辛かった。
喉が腫れて息が苦しいときに、胃腸までやられたのは生まれて初めてだ。
体内同時多発テロを喰らった感じ。
嫌いな注射を我慢してインフルエンザの予防接種まで受けたのに、テロリストはアルカイダだけじゃなかったのだ嗚呼。
2008年は「アタリ年」だったらしい。
洒落にならんよまったく。

そんなわけで年末年始はほとんど酸欠状態で寝込んでいた。
漸く「普通の呼吸って、こんな感じ」と実感できているような気がするこの数日。
まだ微妙に心許ないが。

スー、ハー。

年明けてしみじみ思う。
この世で一番ウマイのは空気ですぜ。
いや、ほんと。

相変らずのだらだらブログですが、本年もお見捨てなく宜しくお願い申し上げます。



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もっと空気を!




ちなみにここでは2580円。まあ実物を見ないとね、と言っておく。ちぇ。



猫の手湯たんぽ・・・欲しい!(このショップはかなりヤバいです♪)

そっとネコぼけそっとネコぼけ
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発売日:2008-04-09
おすすめ度:5.0
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December 09, 2008

猫的愛と温もりの相関関係について 〜或いは羽根布団ハウス撤去の悲劇〜

生協パルシステムを愛用しているのだが、ある日「布団の丸洗い」を募っていた。
早速頼むことにして、押入れから真冬用のあったかい羽根布団を引っ張り出す。

押入れの奥のほうもついでに覗いたら、枕を変えて以来ご無沙汰していた
巨大羽根枕なんかが続々登場。
カイロ在住当時、ヨーロッパ方面で布団ともども買って愛用していたものだ。
懐かしくはある。
しかしでっかい。
ヨーロッパ人は体にあわせて頭もでかいのだ。
南のほうなど体の長い火星人集団のような地域だってある(嘘)。

寝るときの枕はもう決まっているし、じゃまだからいっそ捨てるか・・・
いや、これはソファーのゴロ寝にはちょうどいいな、という次第で、
部屋の片隅にとりあえず積み上げておいた。
申し込み手続きをするのに、まずは数量のカウントが必要だったのだ。
いや、こういうものを貯め込むからいけないんですけどね。

その15分後、この「一時布団集積地」に白黒の生物が埋まっているのを発見。

ヒメヒメさんである
ああしまった、これは確かに
猫の「ふかふか大好きゴコロ」を
限りなくソソルよ。
しかしどうしてこういうものへの反応は
こうも早いのかね・・・?

(写真は夏〜秋用アマゾンダンボールハウス?)


さっさと送る準備をすればよかった、と悔やんでももう遅い。


ヒメ
ヒメさんは既に
ふくふくニコニコと巣篭り状態である。
叩き起こして撤去するには
忍びないぞ嗚呼。

(画像はベッドです・・・)


そしてその後「布団を送らなきゃ」と思うたび、何故かヒメさんがオヤスミ中。
寝顔を見ては悩んでいたが、そんなことを繰り返しているうちに、
夜と午前中はワタシのベッドでフクフクして昼ご飯の後は「巣」で寝るという、
妙に規則正しい使い分けが成立してしまった。

それにしても何故「夜と午前中はベッド」なんであろうか。
夜は「寂しいから」という善意の解釈が成り立つが、何故「午前ベッド午後は巣篭り」
になるのかね?

よくよく考えてみると、夜もしばらくは巣篭っているのである。
夜更かしのワタシがベッドに入って本など読んでいると「みーん」かなんか言いながら現れる。

時にはとことこパソコン横にやってきて「寝ましょうよう♪」と言うときもある。
ここで「ねえん」などと身を寄せられると、ぐっと萌えツボが押されてしまう。
「へっへっへ、よしよし♪」と立ち上がって歯を磨いたりするワタシ。
若い愛人に「ねえん」と身を寄せられたヒヒジジイの気持ちがちびっとわかるぞ。

でも布団に入って「さあこっちにおいで」となると、何故か微妙に距離をとるのだ。
肩口をフミフミしながら、なかなか腕の中に収まってくれない。

これが本当に若い愛人でワタシがヒヒジジイならば「ふふ、勿体ぶるなよ」なんて
脂下がることになるのだろうが・・。
(こらこら、なんて組み敷いたとたん引っぱたかれたりするのは、同じなのかね?)


ヒメしかしこれは所詮ワタシと飼い猫の話で
しかも相手は粗暴凶暴乱暴我侭な
ヒメさんなのだ。
そんな官能的な駆け引きが
あるはずはない。
あってたまるものか。
(画像はただの近影♪)


いや、人間であるワタシは勝手に萌えツボを押されて妄想に走っているが、
猫の奇妙な行動には、案外整合性のある理由が付きもの。

その整合性とは・・・要するに「布団があったまってないからヤダ」という真にシンプルなものであることに、最近漸く気付いた。

そういえば、去年も似たり寄ったりな話があったような気がする。
ワタシの記憶力と学習能力も猫並みだな。

そうしてみると「午前中ベッド」の理由も自ずからわかる。
まだベッドがあったかいから、ということだ。

何とか回数を減らして漸く最近は一日5食のヒメさん、朝ごはんの後はベッドルームに消える。
昼ごはん後にしばし外出。驚いたことに、結構元気よく外を駆け回っている。
庭木にエイエイと突っ張りを入れたり、斜面を駆け上ったりして、
これ鍛錬に勤めている様子。

人生気合だな、と最近気合なき人生を送っている飼い主は暫し感心をするのだ。
窓越しに、どてらにくるまって。

ほおお・・・とか言ってないで、自分の人生に気合をもてよワタシ・・・!

帰宅後は夕ごはんまで巣篭り、夕ごはん後また巣篭り。
その後、晩ごはん・夜ごはんを食べて巣篭り或いは「さあ寝ましょうよう」となる。

ちなみに食べる量が落ちていた時は、夜と朝の間に「明けごはん」があった。
今はこれでもなんとか一食減ったのだ。やれやれ。

だらだらと話が脱線したが、こうして一文が書けるほどに定着し、かつ放置された
羽根布団の山は「ヒメの巣」と化してしまった。
いっそこのまま冬布団無しで過ごすか・・・と気持ちは揺れたが、やっぱりそれは
ヒトとしていかがなものかと思う。
あったかい冬布団をかぶれば、ヒメさんだって喜ぶだろう。

結局のところ、午前中だらだらしてないで、ヒメさんが寝てる間に撤去作業を
進めてしまえばよいことだ、そうだそうなのだ・・・と、
ついに昨日勢い良く布団を送り出してしまった。

しばらくパソコンに向かっていると「みー」と悲しげに鳴くものあり。
ヒメさんだ。
ゆっくりと何気なく顔を右下に向けると、途方にくれた様子のヒメさんがいた。

「みー、みあーん・・・」

気のせいだといわれればそれまでだが、これが正に「おうちがないのよう」と
聞こえてしまう。
心なしか潤んだ瞳が泪を湛えているやうだ。
落とした肩が小さく見える。

あああああああああっ!
馬鹿ばかワタシのバカっ!!と、罪悪感に思わず頭をかきむしる。
こんなに意気消沈したヒメさんを見るのは初めてかもしれない。
胸が痛む。ちくちくちく。

しょうがないのでホットカーペットを引っ張り出してやったところ、
アッサリとそちらに移動したヒメさん。
猫なんてそんなもんだ。
まだたまに「布団集積地跡」の辺りで、肩を落としてぼんやりしてことはあるけれど。

ハナちなみに、もう一匹のハナちゃんも
「ふかふかゴコロ」は猫らしく同じと見えて
こっそり何度か「ヒメの巣」に入り込んでいたが、
ヒメさんに見つかって
ボコスコに叱られていたのだった。
ハナちゃんは結局
こっちも毎冬恒例の「パソコン猫」化。

上半身をデスクに乗っけてワタシの膝とお腹を暖めてくれている。

でも、勝手にキーボードのENTERを押したりすんのはヤメテクレ頼むから!

蓋し犬を飼うことが義務と責任を伴う結婚生活ならば、
猫との暮らしは気まぐれな愛人を囲うようなもの・・・

中世フランスの哲学者の言葉

・・・ではなくて、ワタシの思いなのである。


にゃあん。



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天下泰平。




ヒメさんお気に入りの馬肉フリーズ♪



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今年のこのカレンダーは絶対オススメ。和みます♪
どうぞお早めに!!





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November 14, 2008

猫が豹になる

拾った仔猫が豹になった・・・という話を見つけたのでご紹介。

新疆ウィグル自治区の話。
牧畜を職業とするある人が、放牧中に仔猫を二匹拾って育てていたら
やけに大きくなってしまって
ついに猫のくせに家の羊を食い殺すにいたり・・・

おかしいなあと調べてもらったら「豹」だった。


詳しくはこちら(写真もあるでよ)

いやあ、久々にあまりにツボにくる話だったんで、ちょっと残しておこうかと。

膝で甘える豹・・・ちょっと憧れる光景だな。



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ひょう、と驚きましたね。心の中でつい言っちゃった人は手を挙げるように。




豹柄サンダル。うう、勢いで買ってしまいそうな自分が怖い。


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August 11, 2008

丑の日の頃のうなぎねこ 〜おヒメさんの夏〜

猛暑が襲うとお年寄りにはキツイ。
しかも病身ならば命がかかる。

だから、闘病中のヒメちゃん(15歳♀)がこの夏元気で越せるかどうか・・・と、
それだけは強く案じていたのだった。

ヒメちゃん夏バテ?
ナンノコトよ??と、強気な目つきだな。
暑くなりかけた6月頃こそ
多少ぐったりした風情だったが・・・
なんだかヤケに元気なんですね。
主治医のドクターTも
次第に「?」となってきているぞ。
季節柄、化けたのかもしれない。

カメラが嫌いなんで、こういう目つきになります。
たんまり美味しいものを食べまくった後、多少ゴキゲンがよろしいところを狙って撮った。

「暑かろう」と買ってやったクールマットを踏み越えて、アマゾンの空き箱を
根城にしている。
猫用特製クールマット、後でいろんな人に聞いてみたら「無駄」の声が高かったな。
ううう。

さて、振り返ってちょうど丑の日のころ、ありがたくも貰いものの高級鰻があったので
オットと二人豪勢に、鰻丼を二段重ねに仕立てて喰らいつかんとしていたそのとき・・・

ヒメさんの前脚が丼の真下あたりでピュンピュンと空を切るのだった。
一体どこにそんな長い手が隠れているんだっ?!
この数ヶ月、超級な御馳走の匂いを嗅ぐと現れる謎のマジックハンド。
いつ見てもフシギだ。
怪しいぞこの化け猫め。

後脚立ちで体を極限まで伸ばして、右前脚はワタシの膝の上にガッツリと爪出し固定。
そこから体を伸び上がらせて、左をヒュンヒュンと繰り出してくる。

この猫は背が高いといおうか、洋式に手足が長いといおうか、
見たところそうは大きく見えないのだが妙に体が長いのだ。
顔も小さい。
人間だったらスーパーモデルだったかも・・・という幻想と遊んだことが実際にある。
何度もある。
特に暑いアツイ中の白昼夢としては、けっこう楽しいもんだった。
本猫は飼い主の気も知らず、日本帰国後は日々近所でケンカに明け暮れていたが。

それにしてもヒメちゃん・・・
膝に傷がつかない程度の爪出し加減ができるのは立派なものかもしれないけれど・・・
でも、これでは食事は不可能。
やれやれ。

ちょうだいチョウダイちょうだいったらーーー!という声は雄叫びになっていく。

言い訳がましいが元気なころならば、こういうことをすると思いっきり叱られるので
ちょっと離れて「ほしいわあ。おいしそうだわあ。ちょっとくれないかしらあ」と
恭順の姿勢をとりながら卑屈に待った挙句に無視されていたものだ。
本来ならば人間の食べる高級品を猫にくれてやって喜ぶ趣味などアリマセン。
あるわけないよ。

でも年明けに「なにを食べさせてもよろしい。まずはなんでも食べること!」と
ドクターTに言い渡されて以来、手当たり次第になんでも食べさせて半年。
ヒメちゃんは既にスーパープリンセスに化けているんである。
人間よりもアタシが先!という精神に何の疑問も持っておらん。
やれやれ。

でもさあ、だってさあ、鰻なんてどうせクレクレ騒いだ挙句に匂い嗅いでフン、
じゃあないの?
そう思って山椒をかけちゃったぞ。
ああ、確かに端っこのほうは・・・山椒なし・・・でもしかし・・・

現状判断に聡いオットは、ワタシが妙に悩んでいる間にすばやく自分の
「二段重ね特大」をかっ込んでしまってから
「いいじゃないか、ちょっとあげればいいだろう」
などと勝手なことを抜かす。

をい!
それを言うなら、自分の分をっ・・・!

かくして「山椒抜き部分」があわせて3cm四方分ほど消えた。
ヒメさま、超御満悦なのであった。

ヒメちゃん貰い物がなくなるまでの十日間ほど
高級鰻を何度かゴキゲンで食べまくった彼女。
その後、「食欲不振」などという言葉はどこへやら
この頃はけっこうな量を一日六食がっついている。
もう一匹いるハナちゃんもワタシもオットも
あまりの暑さに食が進まぬ中
「ご闘病中」の看板を下げたヒメさんだけが
元気に山ほど喰いまくる姿はいとあやし。
(ちなみにこの後、カメラに向かってパンチが飛んだ。どこのセレブ様だー?)

鰻は精がつくって、猫でもありだったんだろか?

念のためドクターTに「高級鰻を喰いまくっています」と報告したら
「オレにもチョウダイ・・・」とのことであった。
ええと、元気な普通の猫は真似をしないように、てことですねセンセ・・・。

ヒトとして、また越えてはいけない線を越えてしまったような気がする、ある夏の日。

猫は鰻が好きだったのである。
知らなかったぞ。
知りたくもなかったが。

きっとこれは、与えられた時間なのであろう・・・と自分に言い聞かせつつ、
夜明け方に出かけては「ほうら、これをあげるわっ!」とテンション高くお下げ渡し下さる
蝉や蜥蜴を毎朝ありがたく押し頂いてから外に逃がすのが
ここしばらく「朝5時半の日課」となっております・・・。



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でも普通に高級とはいえ猫缶をガツガツ食べてくれるので、最近はチーズのはげたピザの
出番がほとんどなくて幸いではあるな。




ちなみに『一慎』なるところの鰻を貰ったのだった。
お取り寄せの冷凍鰻・・・と馬鹿にしてたが、これがけっこう美味かったです(涙)。


最近はこっちがお気に入り。よほどウマイらしい。鰻をやるよりはましだなあ。

きょうの猫村さん 3

猫村ねこも健在だった。

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June 25, 2008

おヒメさまのお気に入りなど

その後ヒメちゃん、梅雨にも負けず健闘中である。

一時期どうも食欲不振気味だったのだが、最近幸いにも一気に上向いた。
上向いてくれたおかげで、寝ていると数時間おきに「オナカスイタ」と叩き起こしに
やってくる。
飼い主の好調不調を問わず、キッパリと来る。

食欲があれば体調も良いわけで、これは実に嬉しいことなのではあるけれど、
しかし「寝るぞ」とベッドに入ってうとうとした頃、枕元にキッチリ座ったと思えば、
前脚できゅいきゅい、ぐいぐい、ずいずいのずい・・・と顔を揉みたくられるのはツライ。
目をこすりながら渋々起き上がると、尻尾をピンと立てたヒメさまがキッチンへスタスタと
先導してくれるぞ、あああああ。
一度起き上がったまま布団に倒れこんで寝かけたら、ヒメさま戻ってきて枕元に座り、
「怒り目」で右前脚をそうっと上げ・・・ああっ、はいはいっ、ただいま参りますぅ。

いやもう、ぶたれちゃうかと思ったぞ。
実際むっとくれば張り手くらいは軽く飛ばしかねない喧嘩上等系猫(?)でもある。
しかも最近はこの「微妙な挙手」を勝手に「メシの合図」に決めているらしい。
なんだよそれ。
指示通り動くワタシがあって成り立つものなんですがね。

フツウの猫がやれば「カワイー」とか「萌え〜」とかいう仕草なのだろう。
ヒメさんがワタシに向けてやると、どうも違うベクトルにいくのはナゼかしら。

ヒトとして、どうかと思う。
思うが深くは考えないことにしているのだ、今のところ。

単なるワガママならば許すはずもないが、なにせ病気だからしょうがない。
今はわりと元気だから腹立たしくもなるのだが、調子が悪いときは泣いて縋って
「ちょびっとでもいいから食べてちょうだいおねがいよ」となることを考えればまあよい。
たとえ朝4時から始まって、3〜4時間おきに「挙手合図・徒手起床奨励」が入ろうと。
いやもう、起こすと決めたら意地でも起こす、この頑固さはなんなのであろう。

風邪引きで寝込んでも、毅然と起こしにやってくる。
ずるずるヘロヘロとわかめ状になってキッチンに這っていって「お給仕」する。
食べ終わって足りなければ再度「挙手の儀」なので、オワリを見届けたほうが早いのだ。
「もういいわ」と歩き去ろうとする場合、その鼻先にひょいと食べかけの皿を置くと
案外もうしばらく食べてみたりしてくれることも多い。
これぞ猫だまし、なのだろうな。

だましきれないときには、生クリームをてろてろんとかけてやるとまだ食べる。
乳製品不足がバターまでで助かったぞ。
「バターに回ったから生クリーム減産」とかいう事態にならんことを祈るのである。

猫婆やであるワタシの使命は、一口でも多くの食物をヒメさんの口にねじ込むことなので
こういうことは重要なのである。ホントにさ。
うにゃ。

尚、セブンイレブンの焼き鳥は既に魔力が失せた。
まあ一週間、と踏んでいたら、なんとか十日は持ったから健闘したほうだ。

魔力消失のきっかけは、高島屋デパ地下で買い求めた「高級焼き鳥」だった。
夕方のタイムセールで7本580円だったのをつい買ってきたら(セブンイレブンより安い)、狂ったように喰らいつきまくった挙句に「こういうのじゃなくちゃいや」となった。
ああ、自墓穴自堀(?)

しかし、やや下り坂に見えた食欲がこれで一気に盛り返して、とりあえずは元気に
食べてくれるから良かったのだ、と思うことにする。
いや、6月初めくらいには点滴に担ぎ込んでいたのだから、喰いもんの力って偉大だな。
この2〜3週間の姿は、どこからどう見てもアレと同じ猫ではない。
カワイそうな病気の猫にも、哀れな年寄り猫にすら見えない。
周期的に化けるのかしら?

でも、さすがに毎日デパ地下へ焼き鳥買出しもキビシイ。
だから近所で「美味しい焼き鳥」を探しているのだけど・・・案外ないもんだ。

どなたか

飲み屋じゃない外売りの焼き鳥屋

を、ご存じないでしょうか?

探してみたけれど、桜木町界隈は意外にないのでちょっとびっくりしている今日この頃。
関内・伊勢佐木町・日ノ出町界隈、気がつかないだけなのか、本当にないのか・・・?
飲み屋はあるけれど、さすがに猫用の焼き鳥数本だけ買いに行くのは気が引けるしねえ。

とりあえず最近は、実によく喰いつく禁断の逸品が定着したので凌いでいるけれど。
いつまで持つかは神のみぞ知る、だが、とりあえずスバラシクよく喰うのが・・・



ドイツ製。1パック100g294円。
その名もアニモンダ社の『VOM FEINSTEN』。
英語で言えば"From the Finest"という、実に立派なネーミングのシリーズ。

我家の経済感覚でいくと、ヒト用缶詰はどうがんばっても200円未満だが。
300円のコンビーフ缶を開けるときなど、気持ちを引き締めて「エイ!」と言う。
いいのだ。
ヒトの特にオトナは、知性に優れるが故に味覚に妥協が効くんだわい。

喰いつきは国産品とは段違い。
なんでもドイツじゃあ「ペットフードに人間と同じレベルの原材料を使用しなければいけない」という法律があるそうだ。
メイドインジャパン神話が崩れた日、というと大袈裟だが、ヒメさまによれば
「国産の特に肉モノはろくでもない」のだそうである。

このシリーズの「鶏と仔牛肉」が一番人気だ。
「七面鳥とウサギ」もガツガツいく。
確かにものすごく美味しそうな匂いがする。

これは、病気で食欲のない猫を抱えた人への「参考情報」として一応ご紹介するのだが
これに踏み切る前にはよくよく考えたほうが良いかも、とも一応申し上げておく。
猫の味覚は一度アップグレードすると妥協を知らないのだ、嗚呼。
ここに上がると、もう国産高級系などはほぼ完全に蹴られるようになるので、
どうぞご注意下さい。
いやほんと。

しか〜し!
この超高級シリーズをもってしても、種類によっては「こんなのはイヤよ」と蹴られる
こともあって、これはへこむのである。
二勝一敗一分位の成績だ。アバウトだがそんな感じ。
これならリーグ優勝は狙える。日本シリーズ制覇もありうる。
ベイスターズ並みに討ち死にした「高級猫缶の山」は、せっせとハナちゃんが
食べてくれてるが。
以前「海鮮刺身系」に走った時期は、鯛やら鰤やら鮪やらを蹴られて泣いていたが
その場合はオットがいた。
家族がいると、こういうときに助かるぞ。

しかし「イヤよ」といわれて素直に引き下がるのも悲しいので、なんとかフリカケで
引っ張ってみる。



これは国産で『とりフリーズ』という。
無添加鶏肉のササミを乾燥フリーズしたものだが、一袋30gとはいえフリカケ用ならば
山ほどまぶしてもソコソコもつし、値段も「ヒト並み」。
オススメです。

そうそう「肉には飽きた。魚が欲しい」という時に、ヒメさま、国産品でかろうじて
これだけは結構よく喰ってくれます。
「国産の魚介系はまだマシ」なんだそうだ(?)



「たまの伝説 焼きなまり」だ。
いつまで続くかは、これまた神のみぞ知る。

そしてワタシは、相も変わらず「なんか喜んで食べてくれそうなもん」を日々求めてリアル世界とネット世界を彷徨っているのである。

そうそう「ドミノピザのトッピングチーズ」はまだ霊験あらたかだ。
チーズを毟りまくったあとのピザも、慣れれば結構乙なもんでございまして・・・(泪)

さっきからヒメさんが、部屋の入り口で「メシ招き」をしているので、これにて。
へえへえ、いま行きますってばさ・・・。


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他になんかいいもんあったら是非教えてください・・・。




ウォルサム社の高級カリカリ。ヒメちゃんは婆様だがベビー用を喰ってます。


動物のお医者さん (2) (花とゆめCOMICS)

動物まんが、不朽の名作。
このミケが、なんともヒメちゃんによく似ていて笑える。
よくいるタイプだったんか?

arima0831 at 00:03|PermalinkComments(11)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

May 26, 2008

最近好きな食べ物は・・・ 〜おヒメさまな日々〜

昨日始まったニューブームはコンビニの焼き鳥!
塩でもタレでもいいけど、柔らかいほうが好きだ。
セブンイレブンあたりで二本ほど買ってくる。

こればかりでは飽きる。
もっと好きなものは「ドミノピザ」の宅配ピザ。
最近妙に値上がりしたのだけれど、できるだけモッツァレラのチーズトッピングが入っていて、且つタマネギが少なさそうなんを選びます。
もうちょっと美味しいハムが乗っていると嬉しいんだけれどねえ・・・。

生クリームは最近凝っているなあ。
とりあえず、たまに舐めてる。
栄養強化した蜂蜜系の栄養剤を混ぜるとよろしいようで。

あとは、いいクリームを使ったケーキを齧ったり、コンビニのサンドイッチ(1.ツナサンド、2.ハムサンド、3.たまごサンド)もちょこっと齧ったり。

デザートは純バニラのアイスクリーム。
ハーゲンダッツよりはもうちょっと乳脂の濃いものがうれしい。
カリカリは、粒が小さくて食べやすいベビー用がお気に入りなのだ。

ワタシじゃないです。
さすがにね、カリカリは喰わんよ。

ヒメちゃん我が家には、偏食な「姫」がいる。
御トシ15歳のヒメちゃんだ
ついに困った病を得て
闘病生活がそろそろ3ヶ月になる。
でも飼い主の欲目かもしれないが
顔立ちは全然ババむさくないと思うのである。
かわいいんです。
小さな子供のような顔をする。

昔は界隈の女ボスで、ちびっこいオモチャのような小型犬が、面白半分によってこようものなら、二度と猫族につまらないちょっかいを出す気にならないくらいの制裁が下っていた。
おなじ猫族でも、自分より数キロ大きいオスと正面からケンカをして、睨み倒しあった挙句、だっと逃げ去る大きな猫を後ろからボカスカやっていたこともある。

夢か現かわからぬままに、朝露残る緑の斜面地に、キリリと鉢巻ガクランで背筋を伸ばしたヒメちゃんをみたことがある様な気がする。
背中には金糸で「喧嘩上等!」と染め抜いてあった。

もう一匹去勢オスの「たけぞう」がおり(数年前に旅に出たきり帰らないが)、
これは極めてどんくさいが性格温厚だった。
体格はガッチリと立派で体重6キロにはなったものだった。

しかし気の小さい彼は、しょっちゅう近隣のオスから圧力をかけられており、その辺の切り札として出てくるのがヒメだった。
強かった。
世間を知らない近所の若いオスの飼い猫が、6〜7歳で全盛期のヒメちゃんにうっかり喧嘩を売って、しばらく怯えて外に出られなくなったこともあるらしい・・・(と、その飼い主さんにいわれたことがある)。

このヒメが、どうもよくない腫瘍を年明けごろから顎に蓄えてしまい、以来「食べてちょうだいキャンペーン」が継続中の我が家である。

今まで極力粗食にして必要以上構わずに育ててきたが、信頼厚い主治医のドクターTから「とにかくなんでも食べたいものは食べさせてやってください」の一言が出て以来、この数ヶ月は食べたがるものを探して試行錯誤の繰り返し。

このヒメちゃんは「こんなのは食べにくいからイヤよ・・・」とアンニュイに横たわって高級猫缶を足蹴にしたと思えば、オットの買ってきた「コンビニ焼き鳥」に対しては、スタンディングオベイションで狂乱する。
彼女は前夜、鶏腿肉のバターソテーを足蹴にしているのに。

この違いは何なんだ?!

「あごが痛いから、固いのはイヤなの」と言うわりに、深夜なんだかどうでもいいようなカリカリを食っているようだ。
そもそも、昨夜の焼き鶏の食いっぷりには・・・顎のハンディは今ひとつ感じられず。
「あごはだるいけど、好きなもんなら食べるのよ」という、ウルトラわがまま状態が露見してしまった。
人間が深いタメイキをついているだけで、本猫は意に介さず、ではあるが。

もう三ヶ月も「食べてちょうだいお願いよキャンペーン」を張り続けているわけなのだが、この辺の規則性がさっぱりわからない

それにしてみても、口まわりの腫瘍で感覚の衰えた猫が、狂ったように反応するのは、なぜか不思議と自宅で丁寧にバターソテーしたチキンではなくて、一本105円の焼き鳥だ。

調子が悪いと何も受け付けないのに、ナゼどうして「ドミノピザのトッピングチーズ」にはあれほど食いつくのだ?

他の飼い主さんのお話で、ケンタッキーのチキンの食いつきが抜群、という話も聞いた。

かれこれ三ヶ月近く「お猫様療養食」に心血を注いできた身としては、これって「よほどいいにおいがするのだろうな」としか思えない。

人間だって、いい匂いに負けてコンビニで焼き鳥だのを買ってしまうことは多い。
ましてや嗅覚の鋭い猫なので、コンビニ焼き鳥の皿に向けて「イッタイドコカラソンナナガイテガデテクルンダ?!」な、化け猫マジックハンドがひゅ〜んと伸びるからには、その辺に何か仕掛けがあるに違いないのだ、と思う。

その良い匂いの正体って、イッタイ何かしら・・・というところは、とりあえず考えないでおこうかなあと思う。
どうもろくなものじゃあない気がするのだ。

ヒメMay 08 2008 002






ハナちゃんもひとつ悩みの種は
もう一匹いるハナちゃんが
療養食のおこぼれを盗み食いして
メタボ化しつつあることで・・・
コロコロしててカワイイが彼女も15歳。
こっちはこっちで要ダイエット。

職業を聞かれたら「猫ばあやです」と答えようかと思い始めた今日この頃である。


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ヒメちゃんに、愛のワンクリックを!
とりあえず「飼い猫と飼い主瓜二つ」のコメントは多いです(フクザツ)





比較的信頼できるところらしいです。ウチはもう無理ですが・・・資料だけでも!
猫が大病すると、万刷がヒラヒラ消えますのん。


てづくり猫ごはん―健康と幸せな毎日のための簡単レシピ60
ねこのお医者さん (講談社プラスアルファ文庫)


arima0831 at 05:00|PermalinkComments(14)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 24, 2008

猫らと越冬生活 

寒さに負けて、猫と一緒に布団虫化している今日この頃のワタシ。
梅は咲いたが、冬はこれかららしい。

この三月で15歳になるヒメちゃんは、最近禁じ手の「布団の中もぐりこみ」を激しく要求するようになった。
一度こっそり入り込んでいたのを発見。
叱って厳しく追い出そうとしたが、しかし・・・大変あったかい。
だから許すことにした。
拒否できない心地よさだったのだ、嗚呼。

ところが!
布団を持ち上げて「ほーら、こっちこっち」と誘ったあるとき
「布団があったまってないからいや!」と・・・がるる。

かなりむっときた。
あったまったら入ってくる。
オマエはなにさまじゃあっ!!

パソコンに向かえば、双子の姉妹のハナちゃんが膝の上に。
膝があったかい・・・が、動けば文句をたれ、突然キーボードを叩き、マウスをクリックし・・・かなり邪魔だっ!!

猫もこの年になると一方的にしかりつけてもダメなので、話し合いの結果「膝でじっとしているならばいても良し」という結論に達した。
猫にもよるのだけれど、ハナちゃんは比較的「話し合いの出来るタイプ」なのだ。本当だ。ホントです。
膝に座って半身をパソコン机に乗せている姿は、結構和む可愛らしさ。
どうせ親ばかだが、それに覆いかぶさる格好で作業をすると、お腹と膝と胸があったかい・・・しばらくは。

しかし、猫の場合持続力がないので、必ずウゾウゾ何かしら動きだす。
「動くんじゃない」と申し付けつつ、ワタシが動けば文句を言われる。

たまに作業に飽きると、頬杖をつくかわりにハナちゃんの頭に顎の先などを乗っけてみる。これは何故か嬉しいらしくて、ごろごろと喉を鳴らす。
首筋に鼻の頭をうずめると、埃っぽいような匂いがする。
このコも、いつの間にか年をとったなあ。
ああ、ワタシが中年になるわけだ。
しかしなんだかお腹がすいたねえ・・・。

と、誰ともなしに呟けば、ハナちゃん膝から降りて「にゃあおう」と。
オナカスイタって・・・嗚呼・・・。

しょうがないねえとキッチンに行けば、いつの間にか自分の食べ物を持ってテーブルに向かっているワタシ。
ウニャラグニャラと不平不満の声が聞こえて我に返る。
飼い主も大幅に猫化しているのだ。

かくのごとく、冬の寒さは深まりゆく。
ああ、早く春が来ないかなあ。


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それでも嬉しい猫あんか。







結構すぐれもんのトイレ砂。

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))

不朽の名作

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