温泉/スパなど

September 04, 2008

草津煎餅本舗の『くるみケーキ』と地蔵湯など 〜草津ぶらぶら 其の三〜

隠れた未完シリーズ「草津」がまだあった。
それほどのもんかよという声もあろうが、一応記録ということで。

其の一其の二に続いて最終章です。
この最終章は、本当に今回で終わるぜの最終章。

結論から言って、宿がなんともハリボテでイマイチ感が強かった。
もうオトナなんだから「泊まれりゃあいい」という感覚はダメだなあ、と痛感した次第。
旅館メシというものは結構な物量が時間をかけて供されるので、
ひとたび「ありゃ?」と思い始めると結構辛いことになる、
と初めて思い知ったのだった。

ともあれ、お土産と街散歩の話など。

湯畑湯畑







町の中心は湯畑。
広場のど真ん中にこんこんと湯の湧く場所があって、これはちょっと壮観だ。
広場横の高台にある神社から見下ろすと、中央広場の周りに温泉街らしい街並み。
なんちゃってヨーロッパの古都ような構図かな、と思う。
俯瞰した広場の向こう側に湯だまりがあって、なんだか小銭が投げ込まれている。
穴や池の類には小銭を放り込みたくなる、という、人類の基本衝動に則ったものと
思われる。
五円玉を放り込んだって恋愛成就するとかいう話はないらしい。
雰囲気的にトレビの泉っぽくもあるけど、どうだっていいです。
まあいいや。

町の中心「湯畑」から「西の川原公園通り」を抜ける。
風呂上りなどに暇を持て余した滞在客は、みんな似たような行動を取るのだろうな。

石畳の道沿いに旅館やら土産物やらちょっとした食事処やらが、雰囲気をあわせて
立ち並んでいる。
ぶらぶら散歩するには楽しい。
温泉街って街全体がひとつの宿のような感覚なので、浴衣にどてらで外をふらふら
するのが何よりの娯楽・・・なんだが。

石畳が多いし案外歩く街なので、一度浴衣がけで出てから戻って着替えたワタシ。
旅館にある草履が歩きにくいのだ。
浴衣を30種類揃えなくていいから、突っかけサンダル下駄草履のサイズと種類は
頼むから揃えてくれよ、と思う。
ぶうぶう。

一度宿に入ったら篭っているほかやることもない湯治場ならいざ知らず・・・と
なぜかまた文句タレのワタシ。
どうもキンキラ浴衣ショックやら怪しい和洋折衷メシやらのトラウマで、多少気分が
どんよりしているのだ。

草津菓子本舗西の川原公園通りに沿って歩くと
途中で出てくるお菓子屋さん。
なんとなく入ると、そう凝ってはいないが
鄙びた素朴なお菓子がいろいろある。
店の奥さんが愛想よく世間話を振ってくれる。
「最近はすっかり若い女性客ばっかりになって
妙な趣向の宿が増えているのよねえ」とのこと。

来るお客の質が落ちているのだそうですよ。
若い女性客だけがいけないわけではないと思うが。

しかし、ワタシも昔「受け入れ側」として企画を立てたりしたことがあるのだけれど
企画側も「若い女の子の喜びそうなモン」を非常にベタで安っぽい視点で考えて
しまいがちなのであるよ。
で、困ったことに一時的に本当に「若い女の子」がキャワキャワ現れちまうんだな
これが。
安っぽい少女趣味は、かくしてどこにでも蔓延するのだ。
このツボはナゼか多くの中年婦女子にも有効であったりするものだから
一部温泉街ではキンキラ花柄浴衣の婦女子があふれる・・・んだろうか・・・?
わかりません。

たまたまワタシの泊まった宿が「その類」だっただけで、もっとマシなところは
草津内にたくさんあるのだと思う。

お店のオバサンはいろいろ不満を抱えているようだが、よくよく尋ねれば
どうもワタシのすぐ前に来た客が
「オニギリは置いてないのか。コンビニもないのかこの辺は?!」
なんという、意味不明な八つ当たりをしたところだったらしい。
しかもそれがけっこうな年配者であった、と・・・。

そういう話が少なくないそうだ。
ふうん、そうですかあ、と相槌をくれながらお土産など物色する。

くるみのケーキ胡桃のケーキ








お値段お手頃でいい感じだった「くるみのケーキ」。
どうってことないパウンドケーキの類だが、胡桃がたくさん入っていてお茶請けに
なかなかヨロシ。
こういうお菓子は妙に凝っていないほうが好きだ。

西の川原公園とやらに行こうかなと思ったが、特に深い理由なく道を引き返した。
坂を上るのがめんどくさくって・・・ダメなんだろうな、こういう理由は。

温泉まんじゅうも他で買った。
自分では食べないが、温泉土産はやっぱり温泉まんじゅうでしょう。
亡き母は、妙にこういうベタなお土産が好きだったのだ。
しかしそういえば、もう買っていく必要もないのだな、とふと思う。
こういう思いは、忘れているときに限って不意に現れるのだ。やれやれ。

地蔵湯地蔵湯由来







再び湯畑に戻り、反対側をぶらぶら歩く。
あちこちに小さな共同湯があって、そこここに上がる湯煙の匂いがいかにも湯の街。
こういう風情はステキだなあ。

あまりに小さいところはどうもいきなり入りづらいので、何軒か覗いてみて
「地蔵湯」なるところで一風呂浴びることにした。

詳しい由来などは写真参照。
目に効くそうだ。
ワタシこのころ、どうも目の奥がキリキリ痛みがちだったのだ。

湯殿の中に脱衣所がある。
風呂は3〜4人向け程度の大きさだ。
ここは街の共同湯としては大きめのようだが、観光よりは湯治向けの場所らしい。
たったと脱いでとっとと入って出るスタイルなんだろう。

ふんふふんふん♪と鼻歌混じりにお湯に入ろうとしたら、先に入っていた女性が
「熱いよ」と忠告してくれた。

そうっと片足だけつけると、なるほどウッヒャア!な熱さだ。
「そっちの角のほうが少しぬるい」ということなので、見栄を張らずに素直に指定の隅からソロソロと体を沈める。

をを、ちりちりじりじりジンジンくるなあ。
中腰でお風呂の縁につかまって、じっと耐える一瞬。
湯船は深い。
みんな熱いから、最初はこういうカッコウになるのだろうな。
実は熱いお湯にどっぷり浸かるのが好きだったりするのだ、ワタシ。
地道に肩まで浸かって「ううう」と呻く。
快楽と苦痛が相半ばした感じ。
しかし熱い湯だな。普通ここまで堪えたら平気になるもんだぞ・・・。

ここで、別の人が入ってくるので、先の女性に習って「ぬるめポイント」を譲る。
そろそろと熱いほうに移動して、身を固くして入浴者から来る熱波動を待ちうけるのだった。

ずわずわずわ〜〜ん、と波動が体を包む。
このくらいになると痛みが快感になってきたりもするのだが、なにせ熱い湯なので
いい加減にして上がることにした。
上がって一息つくと、案の定のぼせ気味だ。

水も出ない(気付いた範囲では)ので、水気を拭って汗が引くのを地道に待って
服を着て外に出た。
こういうときに浴衣だと手軽でよいのだがなあ。

地蔵















浴場の脇にお堂があって、お地蔵さんが何体か鎮座している。
一番大きなお地蔵さんが妙に色っぽい表情だった。

宿に戻ったらオットが退屈してお腹を空かせていた。
ワタシはうどんを食べたし、遊んできたのでお昼寝モードである。

「あっ!なんか勝手に食べてきたんだろう、おい〜!」などとスネたって知らん。
出かけるときに一緒に来ればいいのに、本でも読んでいるよ・・・なんちゃって
渋く決めてみせるからイカンのよ。

結局一人で出かけたオットは、どこかで「まいたけそば」を喰ったそうだ。
まいたけの天ぷらそばは、つい喰いそこなったが草津名物らしい。
「うん美味しかったよ」と、オットは一応嬉しそうだった。
一時間もしないうちに戻ってきたが。
行動半径、たぶん猫並み。体はでかいのにな。

草津温泉、お湯がかなり熱くてちょっと強いのだが、宿さえ変わればまた行きたい。

帰り道は「名物水沢うどん」を目指していたんだけれど、どうも胃が重いのでパス。
これにはちょっと未練が残っているのであるよ。



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お湯は良かった。草津よいとこです。





お取り寄せ、幻の(?)水沢うどん

一度は泊まってみたい癒しの温泉宿 (PHP新書 493)


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August 24, 2008

長野 白骨温泉へ!其の三 ・・・嗚呼イマサラだが一応まあ・・・

よくよく思い返してみると、子供の頃から日記の類を書くのが苦手だ。
夏休みにつきものな「絵日記」なんかは、いつも絵の上手だった母が必死に
「コドモなヘタ絵」を描いてくれて、それに自分でテキトーな文章をつけたりしていた
記憶がある。
親の描いた絵が自分で撮ったヘタ写真になった日記もどきが、それなりに何年も
長続きするようなオトナになるとは夢にも思っていなかったあのころ・・・。

さて、松本経由で白骨温泉に行った話が、実は以前に出ていたのだった。
しかし「現地到着」までで話はそれっきりになり、放っておいたらあっという間に
もう三ヶ月近く前の話。
話が古すぎて、イマサラ感が強い。

でも、まあこういうこともあらあな・・・と暢気に構えていたところ、
先日『ショー・ラパン』のカウンターでナポリタンのナポさんから

「白骨温泉の話はどうなったのでつか。あれではだめでつ・・・」

と、イキナリ突っ込まれてびっくりしたのだった。

都内近郊のナポリタンというナポリタンに地道な絨毯爆撃をかけているナポさんとしては
話が面白いかどうかは別として後生が悪いからオチをつけなさいよ、と思うのだろう。

そういえば前回現地到着までの話にしたって、知人に言われるまで忘れていたっけ。
ワタシ、つくづく「几帳面」という重要な人格部分が欠落してるんですね。

まあ時節柄、夏休みの宿題シーズンでもある。
白骨温泉の話でもしようじゃないか、いいじゃないか。
とりあえず、己の本質は子供のときから変わっていないことを確認できたことだし。

前回草津で軽くウンザリ気分になったので、今回は手配の某J社(非エアライン系)に
一応「浴衣が30種類も出てくるところはイヤです」と自己主張をしてみたら
この旅館ならばそういうこともあるまい、との由。

なるほど山間の温泉場の、更に奥深くにある古い宿だ。
浴衣トラウマ解消のため、J社経由で「とにかく一番でかい浴衣をスタンバイのこと」
というリクエストまで入れてある。

部屋にはちゃんと「超LLサイズ」の浴衣があった。
残念ながら、どてらは普通のサイズだったが。
ちゃっかり着て出かけようとする大型アホこども風を押しとどめ、どてらを剥ぎ取る。
真冬に短パン半袖で、近所のコンビニ店員を怯えさせているモノにどてらは不要じゃ!

ともあれ、なかなかいい宿なのではある。
部屋もお風呂もサービスも、適宜いいところを洋風にしてあるが落ち着いている。
接客が若干鄙びて・・・とか、小姑じみたことは言わんでおこう、今回は。

ただし、歴史ある宿らしく典型的な建て増し繰り返し型で、
ロビーや食事処のある本館から自分の部屋まで、エレベーターで4階まで行って
廊下を渡って別のエレベーターに乗って、それからまた別のに乗ってそれで・・・
という、一発で全体の構造を覚えるのはほぼ不可能な永遠のラビリンス空間。
ついでに方向音痴宿泊客用GPSでも装備してくれれば、古びた風情と便利な現代性を
兼ね備えた最強の宿に・・・と、軽く妄想してみる。

たぶん、ワタシやオットのようなダメ人間の場合、GPSを部屋に置き忘れたり
風呂場に置き忘れたりして、結局にっちもさっちも行かなくなりそうなのだけれども。
しかもこういう人種は「メカだめ」でもあったりするから、そもそも使いこなせない

・・・単なる妄想で終わったか(嘆)
マサカ導入を考えている旅館があったら「それはたぶんムダ」とご忠告申し上げたい。
はは、いやまあ、念のため・・・。

しかし幸いにGPSなしで、お風呂に行って部屋に戻ることができた。
果てしなくヤヤコシイ道のりに思えたが、深く考えずに勘に従うと案外前進できるのだ。
そんなもんなのだろうか?

夕食は食事処で、と仲居さんに言われたときには軽く「?」となったのだが、
全て掘り炬燵の個室に仕切られていた。
これならば膝萎え腰萎えの我ら夫婦にすれば、部屋食よりもはるかに快適なのである。

「食事処」にだって、なんとかGPSなしで行き着けたことだしさ・・・。


夕食白骨温泉







先付けにちょんと乗った紫陽花が「季節感」を出している。
あのころはまだ梅雨時だったのだ。
刺身もほどほどで、お約束と思えばよろしいんじゃないですか、と思う。

馬刺し















別注になるが、やっぱりどうしても食べたかった馬刺し。
脂身の少ない艶のある赤身が美しい。
こういう赤い肉って、生で食べると血が増えるような気がする(嬉)
「肉=月旨」というチープな感覚が基本のワタシでも、これはなかなかウマカッタ。
さっぱりと上品で臭みもないものに喜ぶことだってあるんですってば。

白骨温泉白骨温泉







名物「朴葉(ほおば)巻き」。
中身は虹鱒だ。
ちょっと味噌の風味がする。
「ふうん」と特に何も深く考えずに食べたが、この写真を見つけた現時点で調べたところ
「朴の葉」って万葉の昔から食物をのせるのに使ったものだそうだ。
芳香が強くて殺菌作用やらの薬効があるとやら。
長野ではちょうど6月頃に「ほお葉祭り」なるものも行われる。
本来は田植えの終わったころ、だって。へー。

季節感溢れるもののありがたみがわからない、単なるバカモノ夫婦は無感動でした。
単に「美味しいじゃん」で終わる。無知って悲しい。

こういう記録って、やっぱり撮っておくものなのかも・・・と生まれて初めて思う。
嗚呼イマサラ。

白骨温泉信州あたりは牛肉も特産品だそうな。
鉄板でレアに焼いて
なんとなく口に放り込んだら
これが大変美味い!
「おおお!」と喜んで
肉ダメなオットの分を狙うが
テキもさっさと喰ったあとだった。

「肉は苦手なんでしょうが?」
「これは肉じゃない」

ああ、そうだそうだ、馬刺しだって肉じゃないんだったっけねえ・・・(嘆)

白骨温泉白骨温泉







〆には五穀米と蕎麦。
五穀米がモチモチで香ばしい。
モチモチなのはもち米入りだから、というわかりやすいお答えだったが、
きっと水も良いのだろうと思う。

他にも色々出てきたのだけれど、コケおどかしなよくある旅館メシとは一味違って
なかなか内容充実していた、と思う。
堪能鑑賞する能力の薄さが悲しいが。

長野の食べもの、侮れないぞ。
他にもけっこう美味いものがありそうだ。
スミマセン知りませんでした、と不見識を恥じてみる。

白骨温泉白骨温泉







白骨温泉温泉粥







そして翌朝、旅館の朝メシ。
朝っぱらからコンロに火がつくのはまあ御愛嬌だろうな。
白骨温泉名物だとかいう「温泉粥」がさっぱりしていて胃に優しい。
ここのお湯は炭酸カルシウム入りだそうで、飲むと軽く酸味がある。
胃腸に良いのだそうだ。
粥は普通の粥の味で、酸っぱくはなかった。

こんな一式にプラスして外廊下にはちょっとした洋食のビュッフェもある。
なかなか充実した朝ごはんだ。
和洋折衷にありがちなコケおどし感よりは「心配り」を感じる。

白骨温泉何故かビュッフェにあった
牛筋と牛蒡の煮込み。
昨夜の牛肉がアレだけうまいので
筋を柔らかく煮込んだものが
不味かろうはずはないのだった。
オカワリした。
ああ、またクイスギ・・・。


湯元齋藤旅館 (旅館 / )
★★★★ 4.0


どうも旅館のアレコレには、ついついブーたれになりがちなのだけれど、
この宿は湯もメシも部屋もなかなか良い感じで気に入ってしまった。
突っ込みどころゼロでもないが、そういうことばっかり言っているのも不幸。
また縁があったら来たいものです♪

そして再び松本へ向かう・・・(つづく)



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あ、そうそう「草津編」も実はまだある。




朴の葉、売ってます。


大菩薩峠〈1〉 (ちくま文庫)

この小説で有名な宿、なんだとか。

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June 03, 2008

草津遠征 其の二 〜温泉旅館の前衛と非日常的選択肢について(?)〜

草津の話、つづく。

結婚15周年謝恩月間ということで、先月末からこっち無意味にイベントてんこ盛り。
気がついたらそうなっていた。
まるで年中夫婦して遊び歩いているようだが、そんなことはないです。

遊びすぎの言い訳を後付した感あり。
まあいいや。いいことにする。

さて、お泊りは某温泉旅館。

さて、草津の中心「湯畑」に程近い旅館に着くと、
「女性は浴衣を30種類の中からお選びいただけます」
という案内があった。

下から持って上がるのがメンドクセエ、とシンプルに思いつつ玄関ロビー奥を見やると、
いっそ前衛的とすら言えるような光景が広がっていた。
色とりどりの浴衣が山積みになっているのだ。
最近そういうサービスがたまにあるらしいと聞いてはいたが、
マサカ自分の目の前にでてくるとは何故か思わなんだよ。
なにしろ自腹を切って高級旅館なんて、身に過ぎた贅沢に慣れていないのである。
そもそも今回の宿泊だって、貰い物の旅行券だから自腹ではないし。

色とりどり満艦飾な光景って、例えば国技館前の幟立ち並ぶ風景のように、
本来もっと心躍るもののはずだが、なぜか一瞬思考停止に陥る。
予想外のオドロキって、思わぬところにあるもんだ。

「部屋に置いてあるやつでいいです」などと口走らなくて良かった。
まあ、口走ったところで強制的に持って行かされるんだけれどもね。
どうせ選ばせてくれるんなら、お部屋にお届けくださいませえな、
などと思っちゃイカン。イカンのだっ!

ぎすぎすとけたたましい色柄の山が目に痛い。
赤地に花柄、ピンクに花柄、水色にピンクの蝶々、薄緑に折鶴極彩色・・・

ナニが悲しゅうてこんないいトシして、中国産インチキ金魚コスプレもどきを
せにゃあいかんのだ。
こんなコッパズカシイもん、着られるかっつーの。
第一、これって寝巻きだろ。
こんなもん着て安らかに寝られるかっ・・・

といった思い渦巻く中、

「白地にXX旅館て書いたようなのは、ないんでしょうか?」という言葉を飲み下して
なんとか一番「クワイエットなヤツ」を隅のほうから見つけ出した。

最近自分は、実に温厚で物分りの良い協調性に富んだ人格に変わりつつあると思う瞬間。
こういう「一瞬の留め」みたいなもんが十年前に身についてれば・・・と思うもムナシ。
要するにこれが「中年になった」ということなんだろうなあ嗚呼。

「あらあ、そんな地味なのでよろしいんですかあ?」と仲居さん。
スミマセン、いいんです、これでいいんです・・・。

部屋は実に広々としていて立派だ。
卑しく館内案内図をこっそりチェックすると、角部屋の一番広い間取り。
へへへ、良いではないか・・・と浴衣に着替えた。

図体のばかでかいオットは、広い部屋を見てルンルンしている。
ばかでかいので、狭い窮屈なところが大嫌いなのである。
「ウチの社員旅行なら十人部屋だなあ」というヨロコビのツボが若干不思議だが
まあ良いとしよう。

しかし、彼が下で「大」の浴衣をテキトーに手にとった時点で嫌な予感がしていたのだが
着た姿を見ると、つんつるてんでまるっきり「アホのこども」である。
なんぼ浴衣が寝巻きでも、この姿で部屋の外に出すのはまずい。
両足を淑やかに閉じていればまだしも、開いて立てば猥褻であり、胡坐で座れば
ほぼ変質者だ。

しかもこの熊本男児は、病気の猫を抱くときさえ「女座りだ」と両足閉じて椅子に
座りたがらない。
やれやれ。

本人はまるで気にしていないのだが(気にしろよ!)、押し留めてフロントに電話。
「なんでもいいから一番でかいのを持ってきてください」と頼む。

ありました。よかった。風呂に行った。

お湯は実に良い。
ちょっと熱いのだけれど、硫黄の匂いにうっとりする。
でっかい風呂に体を浸すと、どうして思わず「ううぅぅぅ〜♪」なんて声がでるのだろ。
まずは何より幸せいっぱい。

湯上りにビールをぐびぐびいって、ふんにゃあほんにゃあと畳の上で伸びをしていたら
夕食がやってきた。

晩飯1正しい旅館の晩飯。
ワインがハーフボトルサービスでついた。
どうせなら日本酒が・・・などと
文句を言ってはいけない。
フルーティーで結構いけたし
左下の「春きゃべつとスモークサーモン」には
白ワインでちょうどよかった。


刺身エビ







どんな山奥であろうと御約束のように、刺身は必ず供されるのである。
馬刺しもちょっと付いた(喜)

しかしなあ、左の不思議なマヨネーズぽいクリームをかけた海老料理は、
敢えて草津で喰わんでも・・・などという野暮は言うものではない。

まあ、こんな感じでちょこまかとつづく。
どうも中途半端なフレンチ洋風もどきが入り込むのは気になるが、まあよかろ。
以下省略。

旅館恒例のセレモニーとして、ここの女将(雑誌に載ったりしてるらしい)が突然現れ
キンキラな声で「ご挨拶口上」をケタケタ述べて出て行った。
ふたりして口の端から海老の尻尾をぶらさげて聞いた。
ほんの一分ほどのようだが、えらく長く感じた。

朝めし風呂から出たり入ったり
ビールを飲んだり日本酒飲んだり
テレビを見たり本を読んだり
寝たり起きたりするうちに朝が来る。
正しい旅館の朝ごはんがやってくる。
細かい内容はいちいちアレコレ言うまい。
温泉玉子か茶碗蒸しがお選びいただけます、
とのことなので、この朝は茶碗蒸しにした。

干物味噌汁








なんと朝食から魚も味噌汁もお手元であっためていただけます、というコンセプト。
朝から板場を稼動させるには、よほど経費がかかるのだろうな・・・と感慨にふける。

ここまではまだよかったが、二泊目の晩には「オードブル五点盛り」を皮切りに
不可思議に中途半端なフレンチ洋風な色合いが強まる。
そして「次は温泉玉子♪」な心算の翌朝は「鉄板焼きベーコンエッグ」が供された。
お一人様用鉄板鍋に、火を通してないベーコン&生卵。
鍋に添加して蓋をしておくと、蒸れたベーコンエッグができる。
この辺はお選びいただけないらしい(嘆)

普通に温泉玉子を喰わしてくれろっ!

こういうことに不満を言いまくる自分は、とても贅沢だと思うのではあるが、
一体何が不満かよくよく考えてみると、要するに「このくらいやっとくと若い女の子が
喜ぶんじゃないの?」というソロバン勘定があっさり透けて見えるところなのかなあ・・・
などと思ったわけだ。
良し悪し以前に、こういう人様をなめた目線を感じると、つい「ふざけんな」と構える
自分がいる。

余談だが、風呂場でオバハン二人組みがおり、一人は玄関ロビーでまず目に付いて吐き気を催した「赤地に花柄」を着ていたのだった。

「あらあ、それにしたのねえ!」
「そうなの、普段着ないようなものにしようと思ってえ」
「それ、かわいいわぁ♪」

そう、温泉旅行も温泉旅館も、要するに「非日常を楽しむ場」なのであろう。
だから、宿それぞれに趣向を凝らして「非日常」をクリエイトしてくれてんだよな。
そうだよな。

まあ、とりあえず「浴衣お選びサービス付き」という非日常選択肢をくれる旅館は
今後避けることにしよう。そうしよう。

尚、後日うまい香港メシを喰いながら、いわゆるタダのいぬわんなんかにその話をしたところ

「アホーなネーチャンとオバチャンのツボがおんなしって、あたりまえやんか」と
キッパリ言っていた。
そうなのか。そんなもんなのか。

なんだか、ちょっといやだなあ。


(以降は草津の楽しい話がつづく・・・たぶん)


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草津のお湯と町はよかったです。宿を変えてまた行きたい。



草津温泉マン、ビーズストラップ!


群馬―草津・伊香保・尾瀬 (’05) (マップルマガジン―関東 (100))

2009年版もあります。ガイドブックなんて旅館にどうせあるワイと思っていたら、意外と装備していないもんなのね。
自分で買っていこう。

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June 02, 2008

長野『白骨温泉』へ 其の一 〜こんな時代もあったねと・・・15周年謝恩月間シリーズ〜

突如として、長野は白骨温泉へ向かった。

白いお湯に白骨死体が浮いてるイメージが、なんだか体によさそうな気がしたからだ。
ちょっとカルシウムな幻想ですね。いいんだ別に。
長野なら車でも近いよね、というイメージもある。
でも、近くありませんでした、嗚呼。

草津のときとおなじパターンで、もらいもんの某J社旅行券利用。
草津の話がまだ終わってないのだが、まあ、とりあえず、前振りだけしたんで改めて。

草津の後だから、伊豆か箱根だな・・・と無意味に手配をかけたらどこも一杯。
長野ならば横浜から近かろう、とまず宿を決めた。
海の近い宿から空きのあるところを選んでいった結果だ。
こういうギフト券の場合、頼むからパンフレットに日本地図をのせてオクレ、と思う。

さて、前回「草津なら群馬で近い」というイメージでいたら、なぜかやけに遠かった。
そして今回の長野は松本辺りも、どうも「すぐ近く」には程遠い位置にあった。
どうしてこういうことになるのか??

よくよく改めて考えたところ、考えるまでもないことではあるが、ワタシの心理的距離は
「東京都杉並区荻窪起点」で設定されているかららしい、という衝撃の事実が
判明した。
ショーゲキでもないが、こういう自分の体内時計的なものって長い年月気付かずにいると
案外オドロキだったりしませんか・・・?

ナンデそうなるのだろうか??
よくよく考えてみると、車の免許をダレカレが取得し始めて(ワタシ本人を除き)
あっちこっち出かけたがる10代末〜20代前半の時期、実家があった荻窪起点で
過ごしたかららしい。
初めてわかったぞ。
そうか、そういうことだったんだな・・・。

手配をきびきびと進めてしまってから、こういう基本的なロジの不備に気付いても
こりゃあもう後の祭り。
でもまあ草津よりゃあ近いんじゃないの・・・という感覚自体が、荻窪起点にしても
間違っているぞっ!

こういう「オクサンがダメなヒト」な場合、一般家庭の場合は「ご主人」がなんとかして
くれるものではなかろうか、と思う。
どんな意味でもなにをもって考えようとゴシュジンサマ的ポジションにない、例えばいぬわんなんかだって、ワタシが行く場所を決めればテキトーに連れて行ってくれたりするのだ。
男性である意義とは?!と、自分の女性としてのありようは置いといて、強く考える。

繰り返し語っているのでしつこいくらいだろうが、ワタシの方向音痴並びにメカ音痴は
誰もが呆れるダメダメ具合を、人種国籍問わずグローバルに誇るものである。
自慢じゃあなくって、国際的に指弾され続けた事実なのである。

そう、以前も愚痴ったかもしれないが、ワタシが若かりしころ(♪)
結婚してキッチリ伴侶が決まることに対して、相手の男性に抱いていた夢と希望は

「結婚さえすれば道と機械はどうにかしてもらえる」(理由:相手は男の人だから)

という、実にかわいらしいものだった。

しかし、結婚という現実により、嫌も応もなく「我こそは世界ワースト2」という
自覚を求められる羽目に堕ちる。

激しい慙愧の念とともに

「ワタシより道も機械もダメなヤツがこの広い世界に存在する。しかも男で!!」

という現実と向き合ったのが約15年前。

まあ、でも無事に15年もっている。
たぶんワタシがオットより、一部機械と方向感覚全体においてちょびっとマシだから・・・
なのかも知れない。
目くそと鼻くそなら、目くそがマシなのでございます・・・(そうなのか?)

そうそう、5月は「15周年謝恩月間」なのである。
誰が誰に対する恩を謝するものかは深く突っ込まないことにしておいて、
そういう時期だったのだ。

さて、荻窪起点心理的距離感の話に戻る。

横浜から長野は松本辺りの白骨温泉まで、どうやって行こうか無駄に考えた挙句、
選んだルートは「高井戸経由」だった。
最低限とはいえ、土地勘があるからだ。
ないよりマシだって、あったほうが良いに決まっているだろう?

第三京浜から高井戸に出て、左に曲がればこっちのもんだ。
そのはずなのに、延々と一般道が続く。
しかも渋滞している。
うががのが、といってるうちに、なんとか調布から中央高速に乗れた。

「中島みゆきの『中央高速』って歌が、あったよな」とオット。
「・・・?・・・」
「中央高速で調布を過ぎたら飛行場、みたいなヤツ」

ああ、あれか、と暗い気持ちで一応イントロを出したら正解だった。

「中央フリーウェイ〜♪
   調布基地を追い越し・・・♪」


その後、談合坂SAにいたるまで、ユーミンが20年前の独身女子の背景にどのように存在したかを懇々と説いて聞かせたワタシ。

ワタシの妹も中学や高校の同級生たちも、この歌をカレとのドライブデートの原風景に
していたものだったのだよ!

しかしどうも理解できないようなので、賛同を得るため三人の友人にこの話を振ったら
即レスは・・・いぬわんだけだった・・・。

そう、あとで考えたら、残る女子二名は北海道出身北海道・東北在住者だ。

それでちょっと思ったのだけれど、このテーマソングのイメージ、
ひょっとして20年前前後の西東京在住者限定なんだろうか?
感覚的に超ローカルな歌だったのか??

横浜の皆さん的には、どんなもんなんざんしょうか・・・?
神奈川横浜圏の場合、やっぱりユーミンよりサザンだったりするわけなんですか?

ともあれ、楽しい一泊二日は始まったばかり・・・。


(だらだらつづく、たぶん)


補足:
ワタシの場合、結局カラオケ選曲は中島みゆき系になります・・・(いいじゃんか!)



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右に見える競馬場 左はビール工場・・・中島みゆき的には、刑務所もつくか。



カーナビがほしいよう(泣)

Reminiscence

あの頃の歌、いろいろ。みゆきとユーミン、抱き合わせです。

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January 14, 2007

温泉、鹿刺し、熊本ラーメン 〜熊本日記 其の五〜

前夜、夕食の片付けでお勝手にいると、チィチィ鳴く声がする。
どこにいるのか、なんなのか・・・と思うが、たぶん外にいるのだろうと思っていたら、
翌朝になって突然、早朝の茶の間に飛び込んできた。

チビ鳥なにかの雛鳥らしいが、声は立派だ。
わけもわからずガラス戸にぶつかるので、
慌ててあちこちあける。
しばらくして、縁側の方から逃げてくれてほっとした。
小雀よりも小さいような、可愛い鶏だった。

注: 喰ってませんからっ!

箱根駅伝をみてからお風呂へ。

「山の神」今井くんはすごい。
今回はかなり遅れてのスタートだったが、まさかのまさかでトップに立ってしまった。
どうも駅伝の「汗と涙の襷リレー」にまつわる、お涙ちょうだいなオハナシは苦手なのだが
これはいいものを見せてもらったなあ、と思う。

でもこの夏の甲子園並の暑苦しさは、正月早々に何とかしてもらいたいものだと思うな。
こうも暑苦しく語られてるわりに、オーバーアウトで倒れそうな選手を抱える関係者が
他走者にぶつかるシーンもあった(あれはインターフェアを取られないのか?)。
各区のゴールに、女子マネージャーが出てくるところもある。
こういうことをいうと叱られそうだが、やはり華奢な女子が出る幕ではない、と思う。
あそこで必要なのは、いまこの瞬間にもぶっ倒れそうな選手を担いで運べる屈強な人だ。
ふらふらになりながら走る身に、走路で誰かにうろちょろされるのは拷問なのだ。

と、怒っていたら義母になだめられた・・・(あ、イエ、ははははは、つい興奮しまして)。

二日は初湯。
どこの温泉も混みあう。
こういう日に温泉センターなどにいくと芋洗い状態だが、なぜか空いているところはいつも空いている。

人吉中央温泉我が家で愛用しているのは、人吉中央温泉だ。
病院付属の施設で、シャワーの湯もちょろちょろだし、
露天風呂もサウナも何もない、ただお風呂のみだけれど
いつも空いていて、お湯もよい。
石鹸もタオルもすべて持参。
でも、ここで手足を伸び伸びさせると大変なごむ。


でも、この日は初湯の日で、いつもより混んでいた。
まあ5人くらいいた、ということだけれど。

買い物、帰宅、一息入れて夕食。
今日は鹿刺しと鍋。

近所の人が届けてくれた鹿刺しを、二塊りほど半解凍で薄切りにしたら大皿一杯に。
生姜で食べたけれど、ニンニクの方がよかったかなあ、と思う。
この横に馬刺しでもあれば面白いけれど、どうもいいものが見つからず。

とにもかくにも、生肉は楽しい。
うっほっほ。

義兄が置いて行ってくれた、こんな焼酎も・・・



翌朝、箱根の続きを途中までみて出発。
あっちこっちしてラーメン屋を探すが、お正月の昼間はどこも営業していない。

らーめん龍風
最寄駅:相良藩願成寺 / 人吉
料理:ラーメン一般
採点:★★★☆☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食

ここがかろうじて開いていた。
見かけはファミレスで期待値ゼロだったが、意外に普通に食べられる。
これならよろしいんじゃないですか、と思う。
「この次」に悲惨なところに出くわしたから、余計今はそう思う。
焼き餃子が小ぶりで、結構いけた。
「ビール飲みたいよう」と思うが、ドライバー(オット)の手前我慢する(しくしく)。

さて、これから熊本市内を目指すのである。


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これもお土産に・・・目下チビチビいただき中。


観る・歩く・応援する箱根駅伝まるごとガイド―第83回東京箱根間往復大学駅伝競走


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January 10, 2007

赤酒、雑煮、そして温泉 〜熊本日記 其の四〜

無事年が明けて、お雑煮をいただく。
ここ熊本では、お屠蘇ではなく「赤酒」というものを、年明けとともに皆でいただく。


これです(楽天でも売っていた)。
赤い色の日本酒。文字通り。

実はワタシ、告白してしまうと、この「赤酒」がいまひとつ得意でない。
一杯(文字通り「杯」で)は飲み下すのだけれど、それ以上飲めない。
でも、周りをみても、皆同じ状態で粛々と「一杯」で、次をすすめられることはない。

残りはどうするのか、いつもちょっと不思議ではある。
味は味醂のようなので、料理用に使ってよいものかいつも悩むけれど、縁起物なので、
手をつけかねている。
残った赤酒はどこに行くのだろう?

今年のお雑煮は義姉が作ってくれた。
昨夜の酒宴で残った刺身が豪快に入った味噌仕立て。
ご近所で搗いてもらったというお餅が旨い。

お雑煮といえば、正月三が日毎日違うものを食べるものだ、と思い込んでいた。
我が実家では、初日は鰤の澄まし汁仕立て、二日目は鶏出汁、三日目は白味噌で、
これに何の疑問も持っていなかったのだけれど、どうもかなり変わった習慣らしい。
「雑」煮というくらいだから、中身はなんでもありなのだろうし、土地により家庭により
色々だ、とくらいまでは認識していたけれど、子供のころの擦り込み→思い込み
というのは不思議なもので、この形に今年まで特に疑問を持たずにきた。

鰤と鶏は福岡出身の母らしい具材だと思うけれど、しかしナゼ白味噌が・・・?
ちなみに、母方の祖母は対馬だ。
先日実家にいったついでに聞いてみたら、首を傾げて「・・・なんとなく・・・」と。
なんとなく・・・なんとなく寸胴をドカスカ並べていたのか、母よ?!
まあ、三日楽しく美味しく違うお雑煮というのは、楽しかったからいいけれどもさ。

オットに聞いたら「象を煮るのだよ」とか言い出したので無視したこともあるな・・・。

その後、義姉たちが帰っていった。
「嫁」始動なのである。
単にゴロゴロしている、と思ったアナタ、実はきちんと交代後へのエネルギーを
蓄えていただけなのだよ(・・・なんちゃって・・・)。

始動にあたり、エンジンを温めるために・・・温泉に向かう。
本当は元旦に家で湯を立てたり、ましてや湯銭を遣うなど、あまりヨロシクないようだが、
サササと出かけてしまうのである。

ここは知人に勧められたところ。

門松かくれ里の湯』という。
人吉のループ橋入り口辺りから、ぐいぐいと山奥へ。
まさかこんなに遠いと思わなかったので、ちょっと驚く。
しかし、こうなると地元用というよりは観光向けだね・・・
と案じつつ、うねうねくねくねと山道を辿るのだった。


ここもアルカリ単純泉だが、肌当たりは強め。
広いお風呂は湯気がこもって、あたりの様子が見えにくい。
薄暗く湯気がこもった湯殿は風情があるが「掃除の手抜きをしてもばれにくいんじゃ・・・」
などと風情のないことをつい考えてしまうのだった。
まったく余計なお世話だが、風呂上りに顔を合わせたとたん、オットが同じことをいう。
やれやれ。

山道というのは不思議で、往きは随分長く感じるのに、帰りはなぜかすぐに抜けてしまう。
車の前を黒い動物が駆け抜けるので、なにかと思ったら狸だった。
・・・化かされているのかなあ、正月早々・・・。


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毎日温泉通いで、酒浸りテレビ漬け。ああ、お正月だなあ・・・(?)。




最近愛用の入浴剤。クリームもよいのです。
乾燥肌にお悩みの方、男女問わずドウゾ。






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January 09, 2007

露天な露天風呂(?) 〜熊本日記 其の三〜

大分から義兄の知人が送ってくれた天然鰤を、頭から尻尾まで堪能した翌日は大晦日。
呑気なヨメは、またもや遊びに出かけてしまうのだった。

焼き餃子をせめて差し入れようと、せっせと店に電話するもつながらず・・・
いないのか、単に出ないのか、あるいは出られないのか?
前の日見た限りでは、10円入れて公衆電話にもなるピンク電話があって、
リンリン鳴りまくっても、お爺さんは鍋を握っており、お婆さんは手が餃子の餡だらけで
物理的に出られなかったりしたのを見ていたし、なんだか済まない気がして諦める。

うにゃあ、とか言いながら、今日のお風呂は『桃李温泉 石亭の館』だ。

桃李温泉行ってはじめてわかったが、ここは囲いがあるだけで
基本的に露天の岩風呂二箇所が全て。
脱衣所はお風呂の横にある。
だから、外にいるのと変わらないけど、
とにかくそこで服を脱ぐ。
脱がざるをえませんね。お風呂に入るんだから。


相も変わらず寒い中、清純派の女優がヌード写真集を出すほどの気合で脱衣。
でも、ひえぇぇぇいっ!と、お風呂につかると極楽になる。
どんなに騒ごうが、ここも一人で貸しきり状態だから、誰にも迷惑がかかりません。
一人だから写真も撮れる。
よしよし。

この寒い中、わざわざ屋外の風呂に入りに来る物好きはいないらしい。
考えてみれば、大晦日だから皆さんいろいろ忙しいのでもある。

空いているし、お湯はじんわり肌に染みるよう。
前の日のお湯とは、また全然違う肌当たり。
温泉はお湯がよければいいんだ、などと言ってはみたが、こういう露天風呂は好きだ。
のぼせてきたらお風呂の脇の脱衣所に出るのだけれど、外気がひんやりして気持ち良い。
空気がよいから、心身洗われるようだ。
ああ、日本人に生まれて良かったな、と思う瞬間。

ナトリウム炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。
皮膚病に薬効あり、だそうだ。

あとで聞いたら、男湯はドカンと大きな岩風呂があるだけで、囲いもない
吹きさらしだそうな。
でも、眼下に球磨川が臨めて眺めがよいとやら。

「でも、風呂の中で立ってないと見えなくてさ。誰か入ってきたからやめたよ」
「なんで?」
「・・・なんだか、マヌケな格好なんだ、これが・・・」
「ふうん」

さぼってばかりなのも気が引けるので、夕食の買出しへ。

ヒーター帰ったら、義姉らが石油温風ヒーターを買ってきていた。
みるみるうちに部屋中が温まる威力にびっくり。
これが「文明の温もり」というものであろうか。

感動のあまり、横浜に帰って即、同じものを買いに走った
(写真参照・・・アホか、って・・・知らなかったんですよ・・・)。

石油ストーブって、札幌にいた学生時代以外に縁がなかったけれど、こんなに便利な
ものとはしらなんだ。
お値段、9800円也。
文明の温もり、案外と安い・・・。

温もりに感動してヒーターの前でなんとなく丸まっているうち、午後には熊本市内から
一番上の義兄一家が到着。
紅白歌合戦など見ながら酒宴になった。

すると、オット突然「あ、トルコの紙袋だ」と言い出す。
「は?」
「トルコ語が書いてある。これ、どういう意味?」

トルコ語?
・・・・・これのことなのであった・・・・・。
ああ、やれやれ。





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いつの間にかコタツで寝ているうちに、年が明けておりましたな・・・。
いいのか、ヨメがこんなことで!



鰤ブリぶり・・・美味しかったなあ。


はじめてのトルコ語

ワタシ、若いころトルコで働いていたんです。
え、どこって・・・イスタンブルですけど・・・。

arima0831 at 01:05|PermalinkComments(13)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

May 17, 2006

スカイスパ横浜『リフレッシュダイニング KOO』

調布の話の続き。

ミニーマウスとビールを飲みながら、
「お風呂に入りたい」「どこに行くか」
などと話し合った。

どうも調布近郊に温泉があるらしいのだが、ヨレヨレの状態でビールを注ぎ込んだ体を、
心地よくお湯でふやかしたりしたら、横浜まで帰ってこられるとは思えない。

しかも考えてみれば『母の日』でもある。
すると、多数派ではないかもしれないが、親孝行な人々が母さんたちを連れて日帰り温泉。風呂場はすなわち「芋洗い場」というパターンは容易に想像できる。
疲れに行くようなものだ。

じゃあ、どうする、というところで「横浜東口のスカイスパ!」と異口同音に叫ぶ。
ここならば、二人とも家に這ってでも帰れるところにある。

ワタシは明日以降の半身不随状態を改善するために。
ミニーマウスは明日以降の激務に備えるために。

で、横浜までたどり着き、スカイスパへ。
なんと『二股温泉の湯』がある。
北海道の山奥にある、実に鄙びた温泉場だったが、最近商業ベースに乗ったらしい。
ジャグジーつき。お湯が循環していようがなんだろうが、この際構うものか。

「うううぅぅぅぅ〜〜〜」と、泡の刺激に身を任す。
極楽極楽。
やっぱり、大きなお風呂っていいものだ。
日本人に生まれてよかった、と思う瞬間である。

ハーブのスチームバスでじんわり汗をかき、水風呂で冷やしてまた浴槽につかり・・・としているうち、眠くて溺れそうになった。
ワニに食われて死ぬのもいやだが、公共の浴場で溺死、というパターンも嬉しくない。
まあ、ずるっときた瞬間、我に帰ってよかったけれど。

設備詳細は以下参照。
http://www.skyspa.co.jp/skyspa/

2300円も取られるのがシャクだが、しようと思えば5時間ゆっくりリラックスできる、と思えば、そんなものかもしれない。

リラックスルームは雑誌にテレビに・・・といろいろ揃っていて、寝椅子でぐうすか寝ている人が結構いる。
しかも、夜景ががきれいだ。
そりゃあ「スカイスパ」だから、驚くまでもないんだろうけれど。
ちょっとしたオマケでもある。

さてここのパッケージで、2300円にプラス500円で「ランチつき」というプランがあった。
『KOO』という付属のダイニングだから、入浴客のみが対象だが、どうせ5時間のんびりするなら、ヘルシーな食事が500円プラスでつくのはオトクかもしれない。

5月6月はベトナム料理だそうだ。
5時までにランチをオーダーすればよいらしいから、一度きてみようかな、と思う。

それにしても、全身あまりに痛い。
特に腿の付け根と膝が、怪しい痛み方をしているので、とりあえず早いところ手当てしたほうが賢明だろう、と全身マッサージを頼んだ。

「かなりひどいですねぇ、無茶しちゃいけませんよ。
この張り方じゃ、もうちょっと無理したら靭がきれていたかも」
と、諭される。
なまじ足腰に自信があっただけに、非常に情けない気分になる。

でもおかげで、今日は何とか痛みをこらえながらも動き回れるのだ。

帰宅して、PCには触りもせず、即死状態で眠る。
おかげで今朝の目覚めは、爽やかだった。

全身の痛みは別として、だけど。

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