その他神奈川県

May 06, 2009

湘南台『ホルモンセンター丸美』で新鮮モツ喰い三昧 〜弟と飲んだくれる〜

我が弟が湘南台で仕事をしているという。
忙しくて横浜までは来られないという。
湘南台と言えばホルモン焼き、とどこかで聞いたのを思い出して
じゃあそっちまで行くよ、ということになった。

弟に横浜辺りで会うのは久しぶりだ。
前回は『延明』に行ったんだったな・・・と、家族に会うのもあくまで食欲中心な
この我が身のあさましさよ。

先に着いたので偵察に行く。
駅の出口からすぐ見えるような位置の『ホルモンセンター丸美』
平日の夜6時にあと15分というのに既にほぼ満席状態。
聞いてみたら端の方に二席かろうじて空きがあったので、この際先に座りこんで
場所取りがてら飲みはじめてしまった。
高級感とは無縁ないわゆる「ホルモン焼き屋」だが、一人でもすっと入れる雰囲気。
清潔だが程よく草臥れた店内には、気軽だが落ち着いた実にいい空気感がある。

コの字のカウンターが中心で、奥に座敷もある。
このカウンターが不思議な大きさだ。
文字で表現しようとすると難しいのだが、「コ」の字の横棒二本はは
こういう飲み屋さんらしいちょっと長めなカウンターの設えなのだが、
二本の横棒を繋ぐ縦棒の部分がかなり長い。
上下(?)と同じような長さのカウンターになっている。
だから、コの字の内側には実に大きな空間ができている。
ほとんどがらんとしている、と言ってよいほど広いスペースに、
炭を乗せた使用済みの七輪なんかがひょいひょい所在なげに置かれているのだ。

そこをお店の御主人が一人、フットワーク軽く前後左右に動き回っているから
広さの割りにがらんとして見えないのだが、「コ」の繋ぎ目を短くすれば
あと二本長いカウンターが入りそうな大きなスペースだ。

おかげで目の前が広々するから、せせこましい落ち着かなさがないのは嬉しいが。
カウンターも低いので、ざっくりシンプルな造りなりにゆったり飲めていい感じだ。
席を増やして売り上げ増、という発想にならないのは何故かなあ・・・などと思ううち
「よおよお♪」と弟が現れた。

レバ刺し

水木金のみ出るというレバ刺し。
ぷりんとした食感で新鮮だ。
高いがうまい店はあるし、極端に安くても嘘のように質のよい店もあるわけだが
このレバ刺しもツマラン焼肉屋や韓国料理屋で出てくるものをキッパリ超えている。
いいレバを食べると、一口ごとに血が増えて元気が出るような気がするな♪
モツスキーなので、いいモツが喰えるのならば結局なんでもよいのだ。
よくなきゃイヤですけどね。

弟も「俺、モツっていうと刺しなんだよね♪」と嬉しそうに箸を伸ばす。
顔も姿もまったく似ていない姉弟だが、食嗜好は怖いほど同じだ。
やっぱり家族はいいな。

ハツ刺し

モツスキー一家の団欒(?)なので、当然ハツ刺しも頼む。これも水木金限定。
レバ独特の柔らかさと対象的な、軽くこりっとした食感。
味わいは軽いが爽やか。
レバも良いが、ハツの方が好みかもしれない。

どちらも白い皿に山盛りで、どんと無造作に出てくる。
コストパフォーマンスでは車橋を超えるか?

煮込み

これだけ質のいいホルモンがある店の煮込みは当然ウマイ!
しかも安くてどっさり。
醤油の効いた濃い目の味付けが酒を呼ぶことといったら・・・嗚呼。


シロ&レバ

ほんじゃまあ、焼きますか・・・とシロ&レバを頼む。
とりあえず二種類だけ頼んだのだが、かなりの物量に驚いた。

味は悪くないが普通。しかし安い!
炭を入れた七輪をカウンターにどんと置いてくれるので、そこでじゅわじゅわ焼く。
このスタイルが楽しいぞ。
ぺこぺこのアルマイト皿もいい味出してます♪

焼き始めて気がついたのだが、この店は天井が高い。
カウンターが低い分さらに高く感じる。
天井にはかなり強力な換気扇が付いているらしいのだが、この高さがあるから
空気がホルモン焼き屋独特の濁り方をしないのだなあ、と気が付いた。

「美味しいですね!」と二代目だか三代目だかという店の御主人に言ったら
「新鮮だからネ!」とごくシンプルな返事。

ついでにカウンターがどうしてこんな形なのか聞いてみた。

「一人だとこの形が一番動きやすいんですよ。全体が見えやすいし。
それに炭入れた七輪を使うから、このくらいのスペースがないと
蹴っ飛ばしちゃったりして危ない」

これ以上の人数が座っても、一人でさばき切れないから増やす必要はないそうだ。

シンプルでわかりやすい話が実にこの店らしくて、なんだかちょっと嬉しくなった。


丸美 (ホルモン / 湘南台)
★★★★ 4.0



そして嬉しくなっちゃった酔っ払い姉弟は、なんだかすっかり和んでしまい
いい気分で飲んで気が付いたら10時で閉店だった。
6時ちょっと前から延々と、半分くらいは野球の話をしてあとはよく覚えていない。
なんだかどうでもいいことばっかりしゃべっていたような気がするな。
もうすっかりゴキゲンな二人は、たぶん自分が勝手にしゃべりたいことを
それぞれ勝手にしゃべっていたのだろうな、と思う。

ラストの客となった二人に「いい酒飲んでもらえたんなら良かったです」と御主人。

遠征必至とまでは言わないが、この辺に来たらちょっと寄りたい良い店だった。



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ところでムラタの目の下の黒い隈取りが「タヌキのヒゲ」に見えてしかたがない。
野球選手がアレを塗ると、まず間違いなく人相悪くなって迫力出るんだけど
ムラタは妙に可愛くなります。ぽんぽこぽん♪



家庭用七輪。キャンプなんかにも良さそうです♪


焼肉のことばかり考えてる人が考えてること (扶桑社文庫)焼肉のことばかり考えてる人が考えてること (扶桑社文庫)
著者:松岡 大悟
販売元:扶桑社
発売日:2007-03
おすすめ度:4.5
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心理学かと思ったら、焼き肉指南書なんだそうで・・・。

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March 31, 2008

藤沢遠征!『へっころ谷』でほうとうを食べる♪

藤沢辺りって何度も通っているのに、思えば行くのは初めてなのだった。
そもそもここが藤沢らしい、ということも「六会日大前」なる駅の場所を
調べてようやくわかった次第。
神奈川の地理に疎くてすみません・・・こういう基本的地元系地理感覚って
よく考えてみると小学生時代くらいに白地図なんかを書かされて育つもののような気がする。
例えば「奥多摩湖」と言われれば、このウルトラ方向音痴のワタシですら漠然と位置が思い浮かぶのだよね。
重要だぞ、幼児教育(?)

そんなわけで、正確には藤沢に行ったわけじゃないです。
藤沢市内ではあるが。

あくまで「ついで」に、近隣になにかウマイモンはないか調べてみると
ほうとうの店が引っかかった。
ネット検索でなんでも出てくる。便利な世の中だなあ!

南区の某喰労神も一度はオデカケあそばしたとのことだ。


ほうとうの店 元祖へっころ谷
最寄駅:六会日大前
料理:その他郷土料理
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円
用途:昼食


実は既に二回出かけた。

駅からはかなり歩くらしいのだが、出先からは三角形の底辺を結んで
徒歩10分ほど。
初めて行った土地で、ワタシが普通に10分の道のりを踏破(!)できる
はずはない。
お店に電話したら、懇切丁寧且つ正確にナビをしてくれたのだ。

いくら慣れた地元の人でも、こういう道案内をワケワカラン相手の目線できちんとできるのは素晴らしい。     
この一点だけで、極私的ポイントは一気に上がるのだった。
意外とできそうでできないものだと思うなあ。

まあ、結果的にほぼ直進移動で、なんぼワタシでも迷いようがなかった
・・・という事情はあるにせよ、ですね・・・。

店こんなお店に辿り着いた。
大きな道路に沿った場所。
開店前でまだ時間があったので
裏に回ったら巨大な駐車場があった。
車で行ける。
車でどう行くかは各自調べてください。
そこ、期待されてないか、ワタシ?

へっころ谷













店先に出ているメニュー看板。
ご参考までに。
自然食の店だ。

こういう店って往々にして、店構え全体からエコで地球な哲学が
けたたましく響いてくるようなところがあるものだけれど、
この店の場合は穏やかなものだ、と感じる。

店の前に立つと、素朴で濃厚な出汁の匂いがムンムンしていて
食欲が湧くぞ。
これは好きな匂いだ♪

定食ミニほうとう






とろろ定食。
ご飯は「少な目」にした。すると50円引きになる。
ほうとうはミニサイズ。
写真じゃなんだかよくわからないけど、麺とほぼ同量かそれ以上の野菜が山ほど煮込まれていて、田舎風な濃い出汁によくあう。
麺類というよりは、具沢山の汁物。
体があったまるし、実にしみじみとウマイ!

麺は煮込まれて柔らかい。
麺というより、小麦の団子のような感覚だろうか。
これはこれで好きだな。
ほうとうって、麺じゃないらしい。

熊本の阿蘇あたりで有名な「だご汁」もこんな食感。
「だご」は「だんご」のことだ。
あ、そーか、ナルホド・・・と勝手に納得する。

小鉢漬物






この日は黒豆の煮物がついた。
薄味で甘味はほんのり。

そして、漬物がウマイ!
見たところ大根のようだが、うっすら甘味があって林檎のようなシャクシャクした歯ざわりの皮付き野菜。「ヤーコン」だそうだ。
ヤーコン・・・聞いたことがあるようなないような野菜だが、詳しくはこちら
山芋の仲間らしい。


とろろ












とろろ定食だから、当然とろろがつくのだけど、これがけっこうな量。
上の写真で見るとわかるけれど、ご飯とほぼ同量のボリュームで驚いた。
しっかり出汁が効いて、しかもネットリ粘り腰な良いとろろだ。
精がつく、という言葉を実感する。
ちょっとクタビレ気味だったので、大変嬉しくありがたい。

ご飯をせめて普通盛りに・・・とナニカが呟くが、強い意志をもって
聞かなかったことにする。

ほうとう(大)












ミニほうとうだと「汁物感覚」で、なんだか物足りない気もしたので、
二度目は普通盛りの付く定食を食べた。
「天然山菜ミックス」をトッピングしてもらう。
蕨・山独活・山蕗などなど。
ほろ苦くてウマイ。
遠征(?)の疲労が和らぐのを感じる。
春の息吹、だなあ。

小鉢主菜







この日のセットには主菜も付いた。
高野豆腐の揚げものだけど、これは揚げてないものがよかったかなあ。
フライものが実はあんまり得意じゃないのだ。
単に個人的な好き嫌いの問題です。はは。

遠征する価値があるかどうかはお好みだと思うが、車で近くを通るような
ことがあるならば、ちょいと遠回りくらいの価値はあるお店だと思う。

質量ともに文句ないし、接客が穏やかで心安らぐ。
こういう店が近所にあったら通うのになあ。


さてそして・・・

出先の事情で一度目は、長い待ち時間が二回入った。
やむを得ず、目をつけていたラーメン屋に向かう。
ランチ二度喰い?
イエ、ちがいます。これはオヤツ!
オヤツ、普段食べないだろう、と内心自分に突っ込みを入れつつ向かう。
待ち時間が長いんだから、仕方ないのだ、そうなのだ。
ぶつぶつ。

豪快
最寄駅:六会日大前
料理:ラーメン一般 / チャーシューメン
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:おやつ

どうも普段は相当な行列店らしいのだけれど、たまたまなのか
あっさり座れた。

豪快Ryumanさんもご推奨のラーメン。
「ミニラーメン」にした。
あくまでオヤツなのである。
しっかりした魚介系の出汁が
生臭くもくどくもなくてウマイ。
麺は太くて腰あり。

オヤツ向け・・・だな。

実はつけ麺もうまいらしい。
ラーメンもよかったが、次回は機会があればつけ麺にしよう。

用件自体は特段楽しくないものだったのだが、美味しいものにありつけてありがたかった。
案外消耗したので、しっかり喰えてちょうどよかったのだ。
そうに違いない!


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たまにはいいんだ、しっかり喰っても!



塩漬け山うど♪

野草を食べる―山菜ガイド

散歩のついでに食糧確保・・・?

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March 05, 2007

続 カニコロの乱@武蔵中原『とんかつ武蔵』 〜エビコロ、カニコロ、ちらし寿司〜

とんかつ武蔵
最寄駅:武蔵中原
料理:とんかつ / 焼酎 / 魚料理 / 居酒屋
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):10,000円〜15,000円
用途:夕食


いきなり続き

キャベツのベーコン炒めサラダが出てくる。
ホウレンソウにカリッとほどよく焦がした
黒豚のベーコンを和えたもの
大人気ない大人の群れ、ベーコンを奪い合う
「オレのベーコンはいっとらんやん〜」と
いぬわんが泣く。泣くな、そんなことで・・・!


天麩羅春野菜の天麩羅。
本日のテーマは「春の先取り」らしい。
独活、蕗の薹、菜花、うるい、茗荷、こごみ・・・
ほろ苦さが体に沁みるよう。
独特の香味は毒消しの作用があるそうだけれど、
「酒毒」に効くのでしょうかね。

海老コロ残念ながら、前回いただいた
「ホタテクリームコロッケ」は、
ホタテのいいのが入荷せず・・・
代わりになんと「活き車海老」を丸ごと!



海老コロ2ウマウマな身の回りの衣を破れば
とろりんと流れるベシャメル・・・
身だけで酒が飲める旨さが贅沢だー。
頭も尻尾もちょうどよく揚がって
バリバリ喰ってしまう。


ここに至るまでに、日本酒も焼酎も乱れ飛び状態。
みんなよく飲むなあ、と互いに内心呆れているのだ。
ワタシも・・・協調性高く、がっぱがっぱ飲んでます。
揚げ物ならば、腰の強い日本酒を・・・などとご店主が色々見繕ってくれる。

ロースかつここは「とんかつ屋さん」だ、と改めて・・・
本日はヒレでなくて、初めてのロース。
ううううう・・・
上質の脂がサシのように入って蕩けてる。
これだけ飲んで喰って、さらに脂の効いたロースでも
全然苦にならない。うはうはうはは。



カニコロ1そしてお待ちかねのカニコロ登場!
こぶし大のコロッケは
色合いから輝いてるが・・・




カニコロ2割れば中には、
やっぱり蕩けるベシャメル。
蟹身が贅沢に入って、ベシャメルと熱々に・・・
はふはふ、ほへほへ。
蟹だけだって十分旨いから、
ここのカニコロは絶品になるのだよ。

「ところで皆さんよく言ってる『〆炭』ってなあに?」と、この日尋ねてみた。
語源を改めて額を寄せ合って(口は忙しく動かしながら)考えたところ、誰かが
「〆の炭水化物」という絶妙な解釈を!
あ〜〜、ナルホド〜〜〜!と、口は忙しく動かしながら皆うなづく。
一般に、飲んだ後のラーメンとかのこと、らしいんですけど・・・。

そしてこの日の「〆炭」は・・・

ちらし寿司
これだ!

ちょうど雛祭り直前ということで、
ご店主心づくしの豪華ちらし寿司。



ちらし寿司2
くふふ。
寄ってみました。
海老、いくら、トロなどで彩り華やかにも贅沢です。

さすがに、ちょっと多かったけど・・・

春の訪れを感じるコース。
この量が全部食べられるとは、我ながら恐ろしいが。
でもまあ、実にマコトに美味しく楽しい。

ただ、無闇に高級な酒を爆飲したので、ちょいと予算オーバー気味だったけれど。
まあ、たまにはいいや、こういうのもね。

ふう、喰ったクッタ!

食卓の風景、ワタシのヘタレ写真以外の映像は、以下も併せてドウゾ・・・

武蔵中原、とんかつ武蔵(犬悔い)

「とんかつ武蔵」でオフ会(第1章:ここって何屋?)(乙な細道)
「とんかつ武蔵」でオフ会(第2章:てんぷら武蔵?)(乙な細道)

かに・コロ・後編♪(濱のおいしい小径)


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ああ、もう春だなあ・・・。


 桜の花束。自宅で一足早くお花見?

チューリップと桜の花束も素敵。

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March 04, 2007

カニコロの乱@武蔵中原『とんかつ武蔵』 〜まず刺身で飲んだくれる〜

とんかつ武蔵
最寄駅:武蔵中原
料理:とんかつ / 焼酎 / 魚料理 / 居酒屋
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):10,000円〜15,000円
用途:飲み会/宴会


武蔵中原駅に近接した『とんかつ武蔵』は、名前の通りとんかつ屋さん。
だから、もちろん大変旨いとんかつが食べられるのだが、ここのかくれた名物は
「クリーム・コロッケ」なのだ。
しかも、このおそらくは東京近郊最強と思われるコロッケのみならず、こちらは
海鮮ものがまた素晴らしい。
「喰いてークイテー!」という、うねるような大合唱の嵐で、突如決行決定。
実は参加の某氏に、ちょっとした災難があって、心ある人が
「なにかできることはあろうか?」と言い、
「ほんじゃまぁ、なにか喰いにいきますか」という天然無芸大食系の発案をしたら、
なぜかご本人の意思を離れて単なる「メシ会」へと炎上(?)していったしまった次第。

そういうわけで、7時スタートして11時近くまで、死ぬほど飲み食いした一夜の記録。
またかよ・・・って・・・いや、まあ、ははは・・・。

突き出しは「鮪スジと鮭のアラ煮」。
上品な澄んだ出汁で煮込んだ鮪スジと鮭のアラにこんにゃく、根菜など。
一軒普通の飲み屋の突き出しだが・・・結局全員小鉢から汁まで啜る。
まあ全員集まるまで、と出された大きなスナップえんどうも、甘くて旨い。

まずは、ここでは外せない、刺し盛り。
なにしろツマまで旨い。写真は不味いけど(嘆)。
初めての参加者から「ここはとんかつ屋だったんじゃ・・・?!」という驚きの声が漏れる。
驚きとともに「酒だ酒だ〜!酒持ってこ〜い!」となる。
当然なる。
そして焼酎派、冷酒派、無党派層に分かれて、議席じゃなくて刺身を奪い合う修羅の図。
無政府状態、とはこのことかしら。

刺し盛りワサビを起点に左へ、いか、にしん、
えんがわの昆布〆(このままお召し上がり下さい、と)
甘鯛の昆布〆(昆布締めって、ナゼにこうマッタリ甘い?)
鮪大トロ(ワタシ鮪に大して執着ないけど・・・蕩けます)
活けの白魚、宝鯵(じんわりじっくり脂がまわってる)
絶品の〆鯖、脂ノリノリの金目鯛・・・

白魚透き通った体が、爽やかな春の色。
ピチピチと跳ねている。
ほんのりした潮の香りが、なんともいえず春だ。
「冷酒に放して泳がせては・・・」と言ったが、
即刻却下された(駄目かなあ)。


白魚2ピッチピチとツマの昆布に飛び出してくる白魚。
すかさず摘んで食べる。
口で軽く動くのが、ちょっと不思議な感覚。
うっふふ・・・と飲み込む喉越し、
春の爽やかな官能、とでも言いましょうか・・・


焼酎主に冷酒ばっかりゴボゴボ飲んでいたが、
「無党派層代表」として焼酎お湯割りも・・・
これがなんとも香ばしくて、飲み口もいい麦焼酎。
限定生産のよいものらしい。
正確には、大分は宇佐の産。
元々麦は好きだけれど、これは覚えておこうと思う。

牛タン ワイン煮「今日はいいタンが入りましたので」と、
牛タンの赤ワイン煮。
旨みの詰まった端っこも、蕩ける真ん中も、
問答無用に箸を突っ込んでガシガシがっつく。



合間に「牡蠣の天麩羅」が出る。
フライと違って「噛むと中から熱い汁が出ますのでお気をつけ下さい」と。
最初「カキフライが・・・」と思った人もそうでない人も、一口喰って全員悶絶するのだった。
ああ、潮の香りが、海の旨みが・・・フヒャハルルゥゥゥ(幸)。

メインのカニコロはまだ先ながら、全員完全に乱れ喰いモード。
もうどうにも止まらぬ勢いをつけて・・・続きます・・・。

先になにが出るか、軽い予告ありのこちら美麗な写真ありのこちらもどうぞ。


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メインはまだなのですよ。
うっふふ、まだこれからなんですよ。


 お取り寄せに走りそう。香ばしくてほんのり甘いです。









春のセール、開催中です。関係ないけど・・・。

arima0831 at 07:00|PermalinkComments(8)TrackBack(2)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

December 23, 2006

ホタテカニクリームコロッケ!『とんかつ武蔵』@武蔵中原の底力(きゃー!)

とんかつ武蔵
最寄駅:武蔵中原
料理:とんかつ / 焼酎 / 魚料理 / 居酒屋
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食

注:土日祝日はお休みです!(追加情報)

拙ブログとリンクしているヌシさん御推奨の『とんかつ武蔵』

先日でかけて"I shall return."と敬礼しつつ去ったが、意外に早く再襲撃の機会に恵まれた。
ヌシさんが「行こうかな〜」とブログ上で呟くや、ありとあらゆる個人情報データベースをマニュアルハッキング(?)して「ワタシも行く!」と、無理やり随行を決めたのだ。

突然だったので予約電話が週末にもつれこむ・・・と、なんと誰も出ない!
この店は「土日祝日休業」・・・。

ここで再び、ありとあらゆる個人データベースを荒らして(ウソデス)、お休み中のご店主をつかまえる(ここは事実だけド)。

「ホタテカニクリームコロッケが食べたいんです!
他にもなにか美味しいものがあったら、なんでもいいから食べたいんですっ!」

突然電話してきて、ワケワカランことを吼えたけるワタシを、なぜかフルネームで思い出してくださった御主人は、素晴らしい方だ。

同僚のお嬢様たちに憎まれるのを覚悟で、レバノン料理仲間のクラムボン嬢を引きずって、ヌシさまを両脇から挟みこみ・・・と思ったら、ちゃっかり時間前に到着して、カウンター端に逃げ込んでいた(?)ヌシさん。
さすが(?)フットワークよいな・・・。

ちなみにこのクラムボン嬢は「飲み食いブラックホール」という異名で知られている。
ワタシなんか、普通ですよ、普通!(事実そうだしっ!!)

そして、二人ともデジカメ持参!
ワタシも持っていたけど「じゃ〜、あとで写真かして」という、恥ずかしげもないお願いに「どうぞ!」と明るく言ってくださる。
ステキだわ。なにがって、幹事特権が・・・(ああっ、石を投げないでくださいっ!)。

と、いうわけで、今回「蘇ったうちのデジカメ(by 電池充電)」は、出番なし。

は?
サッサといけ?
失礼しました。

では、同行のヌシさま&クラムボン嬢にお許しいただいたので、写真一挙公開
(あ〜、おかげさまで今回は華やかだわ)。
恐縮ながら、写真はクラムボン嬢ご提供のものは"by C"、ヌシさまご提供のお写真は
"by N"としてあります。

C突き出し by C。
お通しは鯨のスジ肉の煮付け。
ああ、初球から心を低め外角から鋭くえぐりとる、この滋味深い味噌味・・・
三人「とりあえず」の生ジョッキを握って、挨拶もそこそこに目が遠くなる。
まだ、始まりだというのに。

お造りby C.
刺身盛り合わせ。
文字通り蕩ける大トロ、ブリブリの鰤(!)、
透き通って歯ごたえよいイカ刺し、コリコリふっくらシマアジ、コブ締めの香り豊かな太刀魚、シンプルなのに旨味溢れる〆サバ・・・

しかも、ツマまでが滋味深い。
ワカメに生昆布、シャキシャキ大根(もうこれはサラダ感覚)などなど、てんこ盛りだい!

N活ホタテby N。「今日のホタテです」と、見せていただいた・・・。
口をハックンハックンさせている。
三名、あまりの生々しさに・・・舌なめずりする(かなり業が深いなあ)。

よしよし、美味しく食べてあげよう。

C牡蠣から揚げby C。
メインはあくまでクリームコロッケ、というところをふまえつつ
ご店主が「牡蠣のから揚げなど・・・?」と。
否やのあろうはずがないのだった。
あああああ、もう、ワタシタチはアナタについて行きますぅ〜
と、ほぼトランス状態。

牡蠣フライのB級感も悪くないが、牡蠣の滋味をしっかりと職人技で包んだ一品は、
やはり比較の対象ではない。アンタが大将である!
カリッ、サクッという軽く柔らかい食感につづいて、ジュワァ〜とお口に溢れる牡蠣の香。
タマリマセンワ。

酒もかなりまわってきている。

なにを飲んだか忘れてしまうくらい、この料理にはこれ、と、ご店主が二合の冷酒をアレコレと選んでくださるのだ。
飲めば飲むほど、食欲のボルテージが上がる。

先に記事UPされた、ヌシさまのレポートもあわせて必見でございます。

武蔵ホタテバター予期せぬ一品は、ホタテの肝とヒモのレモンバター。
炒めた、というよりも、火が通るまでレモンバターで煮びたし、という感じ。
この汁がまた堪らぬ。
ワタシは、自分の皿にこっそり(見えてたけど)確保済みの切り昆布と合えて一気に。
潮の香りが相乗効果で旨みを増してバターに絡みついちゃって、
思わずウフフと笑う。

Nホタテコロby N.
残り、というか、本体は、このような形で現れる。
大人の拳ほどの大きさだろうか。
ここのクリームコロッケは、一個が大きくて・・・



Nホタテコロby N.
中身は・・・
人によってはモザイクをかけたくなるほど(?)、なんだか悩ましいのだ。

ほうら、すべてを見せてあげるわ・・・

ホタテ断面by C.
もっとリアルに行くと、こんな感じ。
断面図です。
すべてをさらした後、トロリンとろとろの真っ白なベシャメルと共に、
喰われてしまう運命の一瞬前。

アフアフはふはふ、ほひほひ、ふう〜、
と、あられもない声をあげる三名なのであった。
漂うのは妖気に似た食い気だけなんだけど・・・。

モツ煮by C.
お口なおしのモツ煮込み。
ご店主が気に入った持つがあった時のみ出てくるもの。
モツ焼き屋などのこってりモツ煮込みとは、また一味違った上品さと優しさ。

わはははは。
と、意味なく笑う。

水菜サラダby C.
ここまで結構コッテリきたので、もう一つ。
さっぱりと、水菜とじゃこのサラダ。
いいじゃこがタップリまぶしつけられた一品。
噛むとしみるような上質のじゃこ。
水菜との相性も抜群でございます。

武蔵Cカニコロby C.
ここに来たら、もう決して外せないのはこの一品!
大きめの俵型が一個。
カニクリームコロッケ登場。



カニコロ中by C.さっくりと割れば、トロリンと溢れるベシャメルの向こうに紅い身が・・・!
ここのカニコロ、蟹缶なんと言わず、蟹の身を山ほど詰め込んであります。
カニだけでも酒が飲めるのに・・・ああ、クリームコロッケに!
贅沢です!!

ヒレかつ断面by C.
ここは「とんかつ屋さん」なので、フィナーレはヒレかつ。
何故まだ喰える?
でもまだ喰える!
中はうっすらピンク色で「カワイイぞ、よしよし」とか言いつつ
喰ってしまうのだ。

Nアラ汁by N.
「〆はどうします? アラ汁なんかどうでしょう」
というご店主の言葉に全員時計を見ると、もう11時半。

一瞬酔いが冷めかけるが、とりあえず横浜に帰りつく最終は0時10分、と素早くクラムボン嬢が調べてくれて、全員アラ汁をじゅるじゅる。
軽く急ぎ足ながら、目玉を齧り、骨をしゃぶる。
出汁がこれまたタマラン。
至福の時だ。
にゃおうん。

この辺で、猫族人類の女子二名はありもしないヒゲを右手で掃除したい気分になるのだが、
一応まともな人類に見える(?)ヌシさんに
「それは電車でやればいいじゃないですかぁ〜」
と言われて、我慢をする(嘘です)。

そして恐怖のお会計のとき。
ここまで狼藉をはたらいたら・・・と一瞬素面で勘定を見たら、一人7000円ほど。

お任せで5時間、山ほどスペシャルに飲み食いしたのだから、リーズナブルであろう。
でも、このようにするとこのくらいかかるんでした、ということで、ご参考までに。

あ〜〜〜〜。
しかしほんとに幸せだったなあ。

このお店は、カウンターにいるとご店主が色々好き嫌いを聞きながら調製してくださるのでガッツリ飲むのならば三名程度がオススメだけれど、テーブルや座敷で四名以上ということも可能。

尚、冒頭にも記しましたが、週末はお休み。
また、ランチもやっているけれど「昼は普通にとんかつ屋です」とはご店主の弁。
あと、カニクリームコロッケと海老クリームコロッケは通常メニュー(夜のみ)だけれど、
ホタテは要事前予約。

参考までに、カニクリームコロッケは、通常メニューで頼むと一人前1300円。
ゴロリンと大きな俵が二個で一人前。

横浜からだとちょいと遠いけれど、クリームコロッケに飢えている人には苦にならぬ道乗りかと。

ヌシさま、クラムボンさま、お写真ご提供ありがとうございました。
なんちゃってこの場で(?)、多謝感謝深謝申し上げますです。


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やっぱり美味しいものは、気持ちたりとも皆様と分け合いたい、と・・・。
しかし、ところで、かなり飲んでいるはずだけれどどれほど飲んだのだろう?




カニが食べたい方へ・・・。



酒でも水でも、その日のうちに玄関先まで持ってきてくれます。便利!



お正月の予定は?

Theカップ酒ベストセレクション900―日本全国カップ酒カタログ

こういう本があった、という事実がすごい・・・。

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December 10, 2006

涙のカニクリームコロッケ!ついに行ったぞ、武蔵中原『とんかつ武蔵』

とんかつ武蔵
最寄駅:武蔵中原
料理:とんかつ / 焼酎 / 魚料理 / 居酒屋
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


カニクリームコロッケ、カニクリームコロッケ、カ〜ニィ〜クリィム〜コロッケェ〜いぇ〜。

ヌシさんの記事を、しかも二回も見せられて、すっかり呪縛がかかった状態。

優しそうにお菓子ばっかり食べてるように見せかけて、この御仁は結構「S」なのである。

同じ所に行けばいいんだけど「武蔵中原」など、聞いたこともないところだ。
そんな行動力が、向こう三軒両隣的にもっぱら近所を徘徊しているワタシ(猫人間型行動範囲、と学術的に定義されているのだ)にあるはずないじゃないか〜。

だから近所で済まそうと、アッチコッチ行って見たものの、悪くはないけどナンカ違う。

で・・・行きました。
行ってきましたよ。
お友達のまみもも嬢と2人で、電車乗って!

いや、ある日ある時、鰻を食べたさに武蔵小杉の『武蔵』に行ったら、なんと武蔵中原は「隣の駅」ということを発見した次第で・・・あら、近いのね、知らなかったな。

いんやぁ〜、ヌシさん、いっぱい「イジワル」してくれてありがとう。
おかげさまで、ステキなお店と巡り合ってしまったよ。

カニクリームコロッケどうせちっとも旨そうに見えないでしょーが、もう「さっくりトロリン」の世界。
ただものでなく滑らかだけれども、口当たりの軽いベシャメル。
その中に、小指ほどの蟹の身が数本ギュウギュウと入ってるのですよ。
この蟹ときたら「蟹だけもらって酒飲みたい!」と思うくらい旨みのある蟹なんざんすっ!
(あ、小指って「ほっそりと華奢なワタシの小指」ですよ。某南区の方とかじゃなくて)。

具にはエビもホタテもあるそうな。

「え〜〜、ホ・タ・テぇ〜!」と思わず合唱するワタシとまみもも嬢(その日はなかった)。
「お電話いただければご用意しますよ」と、若くて大変感じのよい大将がおっしゃる。

もちろん「とんかつ」と看板に上がってるんだから「ロース」も注文。
ついでに行っちゃえ!と、カキフライも注文。

盛り合わせまったくイメージが湧かないでしょうが、大皿山盛りの図、です。
「お持帰りもできますよ」と、お店の女性が親切におっしゃってくださる。
親切でウレシイ。

2人で完食しちゃいましたが・・・(持つべきものは、よく喰う友なり)。

本来、揚げ物はそれほど得意ではないのだけれど(本当です)、ここの揚げ物はパン粉サクサクで油も上質らしく、まるで苦にならず食べられてしまう。

さてここ『とんかつ武蔵』。
とんかつ専門のように名乗ってるくせに、飲み屋さんとしても素晴らしいんですね〜。
涎の出そうな酒肴がぞろぞろ。

武蔵せい子がに特に意味ないけど「活せい子がに」もあった。
頼んでみたかったけど、この日は残念ながら・・・(どんな蟹なんでしょう?)。

食べ切れません。



狂ったように揚げ物を貪る前に、よぉ〜くメニューを検討すればよかったね・・・と、
2人しみじみ嘆く。
日本酒も焼酎も、これでもかというほど揃ってる。
値段も安めだ。

帰り際、なんとなくお話を聞いてみたら、二代目ご店主は、実は海鮮系が得意なのだとか。
なるほど。
 
そして、ここの何とも贅沢なクリームコロッケ、聞いて見たら、お店の女性たちが毎日二時間かけてベシャメルを練りあげて仕込みをするのだとやら。
大きめの俵型のおにぎり二個で1300円、という値段を、高いと見るか安いと見るかはその人次第でしょうが、これはご家庭や普通の洋食店じゃ無理なもの。

接客は明るくて親切。
店内もさっぱり明るい。
 
客層は、近隣に勤めているスーツのヲジサンたちばっかりのようだけど、一人で晩御飯でもよさそうだし、女性だけでも楽しく飲めそうです(飲める人たちなら)。

ヌシさん、ありがとう。

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困ったことに「また行きたい、どうしても行きたい」という衝動に悩んでおります・・・。


 空前絶後のアホバカ・トリックで話題の、第3回メフィスト賞受賞作、だそうです。

 蟹カニかに・・・(剥くのが嫌な方に)


arima0831 at 00:05|PermalinkComments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 18, 2006

武蔵小杉『むさし野』鰻よウナギ〜♪(やっと会えたね)

むさし野
最寄駅:武蔵小杉
料理:うなぎ
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円
用途:昼食


渋谷に出かけて、用件がすんだらちょうど昼時。
「ついでだから久しぶりに『すずらん』・・・」とも思ったが、食欲ベクトルが微妙にずれている。

そういえば、東横線の途中、武蔵小杉のあたりにうまい鰻屋があるらしいんだっけ・・・
と思ったら、一気に「うなぎモード」に突入。
電話をしたら、何とかぎりぎり間にあいそう。

まったく世の中便利になったもので、気になるお店は携帯に片っ端から飛ばしてあるのだ、実をいうと。
どんな衝動衝撃がいつ何時何処で襲ってきても、即時応戦体制が整っているのだ。
日本政府は見習え!
備えあれば憂いなしなのだ(・・・でも、計画性が、とひっそり呟く声は聞こえないふり)。
フン!

と、うなぎモード突入でアドレナリンが空腹を刺激しまくり、思考回路が妙に高揚する足取りに任せていたら、当然(?)道に迷いまくる。

むさし野1お店のオバサマに泣き縋りながら、ようやく辿り着いたお店は、
なんとも良い佇まい
この写真ではわかるまいが(間違った開き直り)。

元は古い相撲部屋だった家屋を改造したとやらで、
店先に並んだ幟も看板も、おいでオイデをしているようだ。


なにも知らずに店先を通りかかっても、絶対にふらふら入ってしまうなあ、これは。

高級感というよりは、しっくり落ち着く庶民的ないい空気が漂っている。
ふぅぅぅ〜ん、へぇぇぇ・・・と珍しく入り口でぼんやりしていたら、引き戸がガララと開いて「あ、着いたねえ。はいはい、いらっしゃいませ」と、電話のオバサマが迎え入れてくれた。

店内も入り口以上に面白い。
こういうのは、一歩間違うと安っぽいレトロ趣味になってしまうのだが、この店の場合は
ご主人が元力士だとかで、レトロ趣味などという浅はかなものではなく、文化財の保存に
真剣に腐心しているらしい。

肝焼きと甲焼き(各300円)に、うな丼を頼む。
串二本を見た瞬間、ビールだビール!と体細胞の一部が騒ぎだしたので、一本頼んだら
キリンラガーの大瓶が出てきた。
「ビール大瓶のお店はいいお店」だ。
そう決まっているのだ。

甲は柔らかく口でほどけて「頭」というイメージはなし。
肝焼きもプリッとした歯触りに旨みが詰まってる。
炭火の焦げと薄い苦味に甘味を抑えたタレ。
ビールがなくっちゃねえ、こういうときは。

そしてうな丼登場。

嗚呼、痛恨の失敗!
なにがって・・・もっと大きいのを頼めばよかった、と・・・!!
カリッと焼けているのに、ふんわり柔らかくて脂の旨みがのった、ルックスのいい
「うな丼」を食べて激しく後悔する。
タレは辛めで、びったりワタシの好み。
うな丼だと、半尾だけ・・・あああっ、もっと食べたいぃぃぃぃ〜。

まるで「どうせ脂っぽいオヤジばっかり」とテキトーなスーツにいいかげんなメイクで仕事に行ったら、意外や知的で爽やかで話のわかるイケ面担当者が現れた時のような後悔、
とでもいおうか・・・(あくまで妄想ですけどね)。

むさし野 うな丼丼といっても、お相撲の行司軍配の形をした陶器の入れ物だ。
このうな丼、ランチだと200円引きで1300円(!)。
冷奴、白菜の漬物(小皿に一山)に、プリッとした肝がきちんと
入った肝吸いつき。
ちょっとしょっぱかったけど、まあいいや。
ちゃんとした肝が入ってるから。

肝吸いに肝が入っているのは当たり前だ、と言われるかもしれないが、某有名店
ファラオのなれの果てみたいな肝のミイラを何度か食べさせられて以来、軽いトラウマに
なっているのだ(嘆)。

しかも、一見小さげなこの器、半端でなくギュウギュウにご飯が詰まっている。
ああ、鰻があと半尾ほしい・・・。
何故か煮付けた牛蒡も一緒に入っている。

うな丼も楽しいけれど、やっぱりここならば大きいのを頼んでみたい。
オヤジサンに「いやー、大きいのにすればよかった。美味しかったです」と言ったら、
「次の楽しみにね」と。

「ご飯、結構入ってますねえ」
「うん。ランチだと結構みんなお腹を空かせてくるからねえ」

むさし野2是非また来て大きいのを食べよう、と帰りがけ振り向いて店先の幟に誓うのだった。

その姿は・・・単なる不審者だろうな・・・。




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某氏に突っ込まれる前に・・・「そんな遠くまで行けない」とか言ってた「武蔵中原」は、
実はここからあとほんの一足伸ばしたところなのに、この日初めて気付きました・・・
これなら、行けるかもカニコロッケ・・・。

追伸:
あれれ、と思ったら、なんと10万アクセスが近づいてきています。
皆様、ありがとうございます。
キリ番に当った方、お知らせ下さい(なにか出るってものでもないんですけれど・・・)。

東京いい店うまい店〈2007‐2008年版〉

最新版が出ました。

鰻の瞬き

ちょっとしみじみ。


arima0831 at 11:09|PermalinkComments(16)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote