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August 09, 2009

六本木『炭火焼肉An』でオシャレ焼肉大会 〜東京焼肉遠征!〜

最近ばたばた気味で、しかも遅ればせながらの湿気バテ気味でもある。
このところ漢方だ鍼だ灸だと健康ヲタ状態で過ごしている効用が上がったか
今年は例年になく快調に過ごしてはいるのだが、さすがにこの暑さだと
ちょびっとヘタる。

だがヘタってもおられんので、ちょいと体力を付けるべえ・・・と焼肉に出撃。
連れは毎度おなじみ肉食獣仲間のアパ経女史だ。

行く先は六本木。
しかも「堺正章プロデュース」とやらの、たいそうオシャレな店らしい。
「焼肉ホルモンは煙も御馳走である」が信条(つまり貧乏性)のワタシなので
なにを思ってよりによって六本木のオシャレ系焼肉などを目指すのか・・・と
不審に思われる向きもあろうが、なんのこたあない。
実は「行ってきてくれ」という依頼があったのだ。
しかも行った結果ダメな店でも、それはその旨をハッキリ公表してイイヨ、と
おっしゃる。

たまたま六本木方面に所用もあったし、アパ経女史も「行くイク♪」と
大変乗り気。
ほんじゃま、とあっさり話を決めて、足取り軽く夕闇迫る六本木へ向かった。
外の熱気も焼肉モードへの前奏に思えるぞ、うっほっほ。

ハッピーアワーで7時半(だと思った)まではビールなど半額。
つまり生300円なので、ゴボゴボと矢継ぎ早にビールを流し込む。

入口に立派なレセプションまで構える店は二階建てで、結構な大規模店舗だ。
一階は天井高く、テーブル間はゆったり。
二人でゆったり焼肉デート、なんていうシーンに良さそうな雰囲気。
ワタシとアパ経の二人連れだって、こういう店の窓際に座っていれば
高給取りのキャリアウーマンにエエとこのマダーム二人連れに見える・・・可能性無きにしも非ずだろう暗いしさ。

しずしずと「お洋服の匂いよけ」になる大きな布を差し出され、エプロンを
渡され、荷物のカバーも差し出されるが「全身帰ったらザップり洗うんで」と
あっさり布の山をシートの脇に築いてしまう辺りでお里が知れるがね。
まあ、多少はいい服着てても大丈夫な焼き肉店、ということだ。
よろしいんじゃないでしょうか。


An0908An0908

ビールのお伴にまずはナムル盛り合わせとキムチ。
盛りは上品だが味も分からんほどの「ちょん盛り」でもない。
美味しくいただけて「もうちょびっとあればいいけどなければいいや」な量。
ナムルはモヤシ、アスパラ胡麻風味、ニンジン、スナップえんどうに
ホウレンソウ胡麻味噌かけの5種。美味しい。ビールにあいます。
浅漬けのキムチもさっぱりウマイ。

An0908An0908 011

モツ刺しがいろいろメニューに載っているので盛りあわせを。
同時にお通しのはずだったと思われる水キムチがデミカップで登場。
たまにこういう出し忘れはあるようす。
スタッフの数が客席数の割りには抑え気味なのだ。
空いているときは笑って流せる範疇だが、混んだらどうだろね、という感じは
しなくもない。

しかしこのひんやり冷たい水キムチは、暑い季節には実にウマイ。
食欲増進作用があるんだそうだ。
発酵系の軽い酸味がいかにも胃腸に良さそうだ。

An090802 008

各部位のアップ。
センマイとハラミ。

An090802 009

和牛とハツ。

どの部位も鮮度よくて旨味もある。
焼肉屋でこのくらいのモツ刺し肉刺しが出てくればまあ文句ない。
いつも行くところだとこの倍量くらいのモツ刺しをがっつきまくるのだが、
まあこのくらいの量でも案外満足感はあるな。


An0908An0908

そろそろ「焼き」に行くので、焼きダレ三種。
レモン塩、胡麻油塩、そしてタレ。

煮込みももらった。
洋風なデミグラスソース味の煮込み。
モツ煮込みシチュー、だな。
まあこれはこれで悪くない。

An0908

モツ三種盛り。
ガツ、ミノ、テッチャンだったかな?
さっぱりと上品な味だ。
脂の旨味もあるし、食感も上々。


An090802 015

次に赤身肉6種盛り。
手前の皿は塩味、奥がタレ味。
赤身の強い肉から、順に「そうかそうか」と食べ進む。
沖縄のもとぶ牛だそうだ。

An0908 017炭火でじゅわじゅわ焼けば
なんだってどっちみち楽しい。
実際ウマイ。
肉質を鋭く分析できるほどの
「肉喰い」でないのが惜しまれるが、
赤身は赤身なりの旨味、
脂の乗った部位はそれなりの旨味があって
全体に良質な印象。

一見「少ないなあ」と思えるものの、アレを一切れコレを一切れ・・・と
食べているうちに結構おなかも膨れてくる。


An0908 016マッコリもゴボゴボと飲んだら
もうゴキゲンなのだった。
この『虎』という国産マッコリ
あんまり見かけない種類だが
最近は多少出回っているのだろうか?
甘味が薄くて発泡感が強めで大変旨い。
コレが肉やモツにあうのだよ♪


An通常焼肉に出掛けたら
もう「〆のご飯もの」などという
余裕はないのだが
今日くらいの量だとハーフでいける。

ユッケジャン。
マイルドな味だがベースのスープは
しっかり旨味が出ていい感じだ。
写真が揺らいでいるのは満腹感と湯気のなせる技で・・・。

An0908 018

そしてこの「コムタン」は実にウマかった!
上品で臭みはないが濃厚なコクがあるスープが胃の腑に滲みる。
これだけランチで食べに来てもいいくらいだ。
スープフェチのアパ経女史、ご満悦である。
よかったヨカッタ。

「六本木のコギレイな焼肉屋」という異世界(?)だったけど、価格的には
結構飲んだ割りにはまあまあリーズナブルな範囲内だった。
いわゆる普通の焼肉屋でもっと内容が安手でも、高いところだとこのくらいの
値段になることはあるから、むしろ安目の良心的な価格設定と言えるかも
知れない。

盛りは確かに少なめだから、ドカドカ山ほど肉を食べたい気分&体調の時には
そういう店に行ったほうが良さそうではある。
でも味や内容が貧弱にならない程度の「少なめ」なので、これはアリだ。
なんせしみったれなんで、いわゆる「見てくれ重視の極小盛」にはつい厳しくなっちゃうワタシだが、前菜のナムルなんかにしても肉類にしても、
このくらいの量が出てくれば不満はない。

接客については、注文したものの出し遅れやらが多少あったのではあるが
若いスタッフが丁寧に対応してくれるので不快感はない。

全体に肉もモツも悪くないから、接待会食などのソコソコ落ち着いた環境が
必要なシチュエーションならば使い勝手が良さそうだ。

よろしいんじゃないでしょうか。
現状このまま維持できれば、の話だが。
量も値段も、これを超えたらちょっとなあ・・・になる、ぎりぎりの線を
うまいこと見極めた感じがする設定。
この見極めがダメだと一気に不快指数が上がってしまう。
みなとみらいあたりに多いダメ店は、この辺の見切りがプロじゃないんだね、
と改めて思ったりする。

調べてみたら、ランチは千円程度でなかなか良さそうだった。
今度ランチで寄ってみよう♪





ところで、以後八月一杯はちょっと諸事情でばたばたするので、いつも以上に
記事の更新が休みがちになるかと思われます。
今に始まったことじゃないだろ、と言われちゃうとその通りなんだけど、
別に病気でもブログ中止でもなくて、まあちょいと夏休みみたいなもんなので
「あ、そう」くらいに思ってくださいまし。




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来月の今頃は秋だと思えば、気分だけは少しは涼しい・・・ハズなんだけどな。




二東マッコリ、売ってます。昔は箱買いしてた。



焼肉のことばかり考えてる人が考えてること (扶桑社文庫)焼肉のことばかり考えてる人が考えてること (扶桑社文庫)
著者:松岡 大悟
販売元:扶桑社
発売日:2007-03
おすすめ度:4.5
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心理状態の話よりは焼き方指南書だけど、焼肉のことばっかり考えてる人が
書いた本なのは間違いないです。

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April 22, 2009

秋葉原『過橋米線』の極ウマ米線 〜胃もココロも温まります♪〜

久々に旧友アパ経と都内で暴れ・・・もとい飲みに行く。
まだまだ春遠い、木の芽の気配も薄いころ。
オット不在時である。

今更改めて言うまでもなく、オットが留守でないと夜の外出が出来ない・・・
なんてはずはないのだが、でもなんとなく「オット出張不在=夜遊びエスカレート」
になってしまう。

普段あれほど飲んだくれ遊び回っておって、一体どのあたりをどうやったら
もっとエスカレートさせることが出来るのか・・・と我ながらフシギに思うのだが
人間やればできるものなんである。
そこかよ、努力のポイントは?

今回は体を労わるべく薬膳中華を!ということで、秋葉原の『過橋米線』へ。

過橋米線早々と時間前に着いてしまったので
まずはビールでお通しをつつく。
ここのお通しはビールによく合う。
この日は厚揚げと茹でピーナッツの
ピリから和え。
日曜日の夕方5時を回ったばかりの店内に
ぽつぽつとお客が現れはじめた。

前回は今ひとつ気付かなかったが、店内は明らかに「アキバ系」の若いモンと
「中華中毒中年系」と言おうか、要するに現地風中華大好きなオッサンが
適宜混じりあっている印象。
週日だと御茶ノ水方面から地味な色合いの勤め人なんかも混じってくるのだろう。

メニューを見ていて改めて「ははあ」と妙に納得する。

サザエレンコン

何故かなかなか現れないアパ経を待ちながら、一品298円の小皿をいくつか。
サザエの雲南風冷製とピリ辛蓮根。
どの料理も多かれ少なかれ辛くて、とりあえず間違いなくソコソコ美味い。
ただし、酒の肴にすることが主目的の小皿料理なりではある。

なるほど、雑多な顧客層向けの中華居酒屋にもなるメニュー構成だ。
こんなもんをつつきながらマッタリするのも悪くないしね。
ビールおかわり。

とこうするうち、白いマントの裾を翻しつつアパ経登場。

ものの例えや冗談ではなくて、これが本当に白いマントなんであるよ。
時と場を大切にするアパ経は、アキバで食事なので大鷲の健のコスプレをしてきた
・・・のではなくって、昼間の集まりに合わせてフォーマルな装い、なんだそうだ。

このマントがあまりに白くてデカいので、ピッピッと醤油ダレを飛ばしたい衝動に
なんとなく駆られたが、ガッチャマンが怒ると大変だからやめておく。
なにしろアパ系の爪の鋭さはガッチャマンどころかベルクカッツェをも凌ぐのだ。
ああ怖いコワイ。

「ヤ〜マトの諸君!」という色違いなコメントとともにマントを脱いで座るアパ経。
実を言うと三十年ほど前にはアニヲタだった二人なのだよ。
年若き方にはワカラン内容でスミマセン。

モツ煮込み水餃子

雲南風モツ煮込みがなかなかイケる!
お茶碗一杯たっぷり盛られて298円ならば素晴らしい。
これも辛いのだが、クタクタにじっくり煮込まれたモツにじっくり染みていて、
温めた紹興酒を一本もらってチビチビやるのには最適なお供だ。

勢いでついでに頼んだ水餃子は・・・アキバ中華居酒屋小皿的だった。
まあいいや。水餃子を食べに来る店でもあるまい。

汽鍋(大)

薬膳気鍋鶏。
漢方風味は薄くて実にあっさりとした美味しいスープだ。
味付けは塩のみだそうだが、ベースが良くないとこうはならないぞ♪

青菜炒め大理回族羊肉

青菜炒めはまあまあの出来。
『大理回族羊肉』なる辛い羊肉の炒めものもウマイ。
全体に辛い料理ばかりだが、それぞれにひとひねり入っているから食べ飽きない。

本当は豆腐料理なんかも食べたかったのが、この辺でお腹一杯になってしまった。
こういうときは予備の胃が欲しい。

米線(大)

オナカイッパイと言いながら、これを外しては帰れない過橋米線。
今回は三七、クコ入りの薬膳過橋米線にしてもらった。
汽鍋とベースは同じ美味いスープがどんぶりに注がれて熱々状態の上に
薄く鶏の脂を張って出てくる。
そこに別皿で出される鶏肉、豚肉、ハム、叉焼、いか、湯葉、もやし、豆苗などの
具材を卓上で放り込んで調製してくれる。
薄切りの豚肉は生で出てくるが、一気に火が通って豚のコクも加わるのだ。

過橋米線 014

一応こんな風になっています、という参考写真。
前回のもの。
今回は夢中で食べてるうちに撮り忘れた・・・。

具材を入れて大きく混ぜると、様々な旨みが混じりあった湯気がフワアと上がる。
湯気だけでこれだけウマソウなのだから、啜ったらもう陶然となってしまう。

汽鍋と味がかぶりそうなのだが、鶏脂の膜やら具材のコクやらが入って
違う味わいのスープが出来上がる。
この店の料理は概ね間違いないと思うが、この米線は別格だ。
うますぎて他の料理がごく普通に思えてしまうほど。

米線「米線」なので米粉でできた米線が
具材と時間差で投入される。
この麺がまた良い!
不思議なクニュクニュの腰があって
断面が丸いせいか食感も面白い。
乾麺ではなくて生麺なのだそうだ。
汽鍋も捨てがたいが
この米線は他にない逸品だと思う。

米粉の麺なので、食後感は軽くて胃に優しい感じ。
どんなにオナカイッパイでも、これならばするりと滑り込んでくれる。


前回はコースだったのでわからなかったが、この店はアラカルト注文でも安い。
オマケに酒も安い。
こんなにうまい上に安いのだから、本当に困った店だと思う。

横浜にあったら通ってしまうだろうな。
なんとか横浜進出してくれないかしら。

ところでその後、帰宅してメールを開けたら
「今銀座を出るので、ゴメンちょっと遅れます」という気の効いた携帯メールが
アパ経から届いていた。
ああここにも文明文化に取り残されたものがおるよなあ・・・と、
妙に優しい気持ちになったのだった。



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胃もココロも満たされる店。次はいつ行けるだろう?



ガッチャマンなりきりコスチューム。6500円也。
(注:アパ経女史着用の一品は高級品ですから・・・?)


中国/雲南少数民族の音楽中国/雲南少数民族の音楽
アーティスト:民族音楽
販売元:キングレコード
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July 13, 2008

新宿『赤ちょうちん』でモツスキーな夜♪ 

6月某日、風邪がなかなか治りきらんので、ここいらで一丁イキオイをつけるべく
友人と新宿『赤ちょうちん』へ!

前回同様、同行者はアパ経@怪鳥イグアス・モツスキー。
たまの逢瀬で惜しみなく生肉を奪い合う仲だ。

尚、もう一匹のケダモノ仲間翌日登板することになる。

実はこの前夜、横浜市内の某ドイツ料理店で とも2さんとレバーヴルストなんかを
喰っていた。
レバークネーデルズッペ(レバつみれのスープ)も絶品だった。
たぶんドイツ国内で食うよりはるかにウマいと思われる。
ご紹介したくってたまらないのだけれど、お店の方針でブログなどの掲載はNGなのだ。
スミマセン。

まあそんなこんなわけで、特に深く考えもしなかったが三日連続モツスキーな夜を
過ごした次第。
モツ、結局風邪に効かないな・・・というよりは、夜遊びしながら風邪を治せる年じゃないってことね、もう・・・。

さて、店内に入ると怪鳥アパ経が既に飲み始めていた。
いきなりゴングを鳴らそうとする手を押し止め、今回は「病み上がり(だと思い込んでいた)」故に必殺ナイアガラとか秘儀イグアス悪魔の喉笛とかは自粛するように、と申し入れる。
要するに、皿から口にザバーーーンと流しいれるような無茶喰いはしないでくれろ、と
お願いをしたわけである。

今回は平和に静かに美味を嘆賞いたしませうねえ、とかなんとか。

モツ煮まずはビールにモツ煮込み。
ほんの一口で月+旨が炸裂する。
お持ち帰りが許されるのならば
ひと鍋買って帰ってモツ煮丼にしたい!
・・・とこれがワタシの
ささやかな夢であったりする。
このお店、お持ち帰り不可なので
はかない夢ではあるが。

何しろ生で食べられるモツを出す店なので、塩で煮込んだものだってそりゃあウマイに
決まっているぞ。
煮込んだスープは「月旨」でとろりん。
「病み上がり(のつもり)」だから、この栄養価は是非ワタシがワタシがワタシがっ!
と主張したら「よござんす。どうぞ」と大人のお返事だった。
へへ、ありがと♪

モツ刺し















定例ではあるが、二番手は当然モツ刺し。
今日は忘れず「タレ別」にて。
この店の場合モツ自体に臭みが全くないので、辛味噌ダレと混ぜくってしまうと
せっかくの各種モツの、実は意外と微妙な味や風味が飛んでしまうような気がする。
もちろんタレもうまいので、ちびちびと一切れにちょっとずつ付けて食べるのが好きだ。

いつもと変わらぬプリップリのピッチピチ。
ハツ、チレ、レバ、ハラミ、コブクロにセンマイ、ミノなど。
何度来て何度食べても、不思議なオドロキがある。
臓物ってどうしてこんなに豊かな味わいが多彩なんだろう?

ナマモノ















怪鳥イグアスとモツ刺しを指差して、けっけけけと無意味に笑ってみたりする。

虎この店でしか見たことがないのだが
出来ることなら自宅に常備したいマッコリ。
ほんのりとした甘さがモツにぴったり。
口の中でシュワァ、と軽く薄く弾ける。
生モノには生モノ。
怪鳥イグアスもおとなしくなっている。
毒は毒をもって・・・(いや、ははは)


チレ玉チレ玉







生モノが足りんのでチレ玉を追加。
チレは脾臓だそうで、レバよりちょっとこりっとした食感と、ジューシーな血の気(?)
がステキなのだ。
これを玉子の黄身で和える。
ガシガシかき混ぜて和える。
胡麻油の香り、葱の風味が入り混じり混ざり合って、さっきの刺しとはまた違う世界だ。

はぁ。うっとり。
皿に残った汁などがもったいないので、突然自分の取り皿へと「ナイアガラ」する。
「・・・・・」と軽い怒気を含んだ目つきでアパ経に睨まれたが、具合が悪くて
気付かぬフリをした

きゅうり
箸やすめに胡瓜のサラダ。
胡麻油がきいているがくどくはなくて
一見どうってことないのだが
生肉のお供にステキだ。
ああ、なにを頼んでも美味しいなあ・・・♪



大腸炒め















今日はまだゆっくりできるので炒めものを、とホルモン炒め。

月旨・・・・・・!

蕩ける脂がなんともたまらない。
ここにちょいと絞ったレモンの酸味が脂肪をリセットしてくれるのだ(妄)

本当は一度数名で来て「炒め盛り合わせ」を是非食べたいのだけれど、単価も量的も
ちょっと厳しいので未だ果たせていない・・・ああ、いつかはきっと・・・!

センマイ炒めが脂濃厚だったので
さっぱりとセンマイも。
タマネギがちょいと乗って
盛り合わせとは少し違った
ひと手間がかかっている。
センマイはときに
歯触りが微妙にキュウキュウするが
処理が抜群なのか全然気にならない。

赤ちょうちん 
採点:★★★★★


さすがは人気の老舗で、今日も満員御礼。
出かけるときは予約を忘れずに・・・。

モツスキー一族ならば、間違いなくヨロコビに泣けるお店だ。
ああ、なんてスバラシイ・・・と、マッコリ後焼酎を飲んだくれた二人は
夜の新宿二丁目で飲みなおして帰りましたとさ。


ランキングバナー人気blogランキングへ ワンクリック、モツスキー。
教訓:モツを山ほど喰っても、風邪は治りません。医者に行って蟄居養生のこと。



がんがん焼肉もりもりホルモン (ちくま文庫)

著者、横浜国大の卒業生だそうで、横浜の店もけっこう出てきます。

ホルモン奉行

ついタイトル買いしてしまい・・・ちなみに「解放出版社」の刊行です。

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December 23, 2007

浅草『寿し処つばき』で口直し 〜泪の今月閉店!〜

寿し処つばき 
最寄駅:浅草 / 田原町
料理:寿司
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食


のたりくたりと「う」な午後をすごした後、浅草に向かう。
同行アパ経がよく行くらしい、しっくり落ち着いたお酒も出す喫茶店で数時間をのんびり過ごした。ここは夜はかなりしっかりとお酒も出るらしいのだが、雰囲気にいわゆる「飲兵衛の集う柿臭さ」はない。
横浜ってこういうお店をあまり見かけない。
住んでる場所が悪いのかね?

などなどとぼんやり思いながら、シュナイダー・ヴァイセというドイツのビールを飲んだ。うまかった。

さてここで考えるのは「なにで〆ようか」なのであった。
アパ経は「やきとり?」などと言ってるし、彼女が進める店ならばさぞかし・・・とは思うものの、ナニカもっと違うものは・・・と思いつつビールを飲む。

うどん?
そば?

と言っているうち、お店の人もアパ経も懇意なお寿司屋さんが、今月いっぱいで閉店という話になる。

「スシ」と呟いたところ、なんとなくしばし後にはソッチに移動していた。
まあ、脂ののったものを山ほど食べたので、口直しにはよかろうよ・・・。

お店は実に普通な「街のお寿司屋さん」の構え。
ご近所ご用達の庶民的なお店、という感じ。

お通しお通しは、いかげそと里芋の煮物。
地味なルックスだが
いかを噛むとジュワァと旨みが溢れる。
ううう、これオカワリ・・・と
口走りかける。


刺し盛り刺し盛り。
いつぞやウチの近所で食べたもの
比べるのは酷というものだろうが
どうも値段は大差ないのだ。
しかし・・・


ホッキ貝は甘い。口に甘味が溢れるのだ。
煮蛸は生とは段違いの風味。
サヨリの酢締め・・・サヨリって、こんなに旨い魚でしたっけ?
トロは蕩けるしなあ。

浅草、オソルベシ。
これが「庶民店」のレベル?

寿しお寿司をオマカセで二人前。
ほどよい酸味と甘味の酢飯が
見事にぴったりしっくりと
ネタに馴染んでいるのだ。
ごろごろろん、と喉がなる。


一個いっこ、それぞれに一仕事一手間かかっていて、魚を生のまま喰うのは無粋だ、とすら思えてくる。
さすがは江戸前の本場だねい。

一番素敵だったのは、甘いツメを塗ったイカ。
一見野暮ったいほど濃い色のツメの甘さとちょっと火の入ったイカの甘味に、ほどよい酢飯がよりそって、素朴なのにしみじみいつまでも噛んでいたいほどの旨み。
にゃおうん。

どれもこれも、一個一個がしみじみ口福だ。
ただのカッパ巻きまでが、なんともいい具合に口の中でほぐれて、胃の腑にするすると落ちる。

実は『尾花』以上に「絶対また来たい!」と思う店だったのだが、ああなんと悲しいことに、諸事情で今月いっぱいで閉店だそうな。
ああ、なんてこった。

最終営業日は31日。
それまで休みなし、との由。

それにしても、これが浅草庶民スタンダードならば、やはり浅草ってすごいところだなあ、としみじみ思った。

なんとかもう一回行けないかしらん・・・。
横浜から浅草って、実は京急から都営浅草線の一本ですんなり行けるのだ。
思ったほど遠いところではないのですよ。

するすると幸福に食べたものの、翌日は結構胃が重かったが。
クイスギのつけ、この頃はあまりに素早く胃腸に来るので困る。
やれやれ。


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やめな〜い〜で〜〜(泪)





案外お役立ち。




クリスマスの次は・・・おせち?





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December 18, 2007

『尾花』にでかける 〜まったりと「う」な日曜の午後〜

尾花
最寄駅:三ノ輪橋 / 三ノ輪 / 南千住
料理:うなぎ
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:昼食


特に大して気にかけていたわけでもないが、向こうからやけに熱心に擦り寄られたりして、しょうがないからちょっと口説いた途端に振られてしまう。
すると急に未練が募る、なんて話は世の中よくある、のではないかと思う。

そうなのだ。
最近そんなことが起きたのだ。

尾花

このようにしてっ!!



そして、再びオットが不在となる。
オット不在とくれば登場するのが、酒池肉林の友アパ経だ。
別にオットが居ても居なくても、要するに会ってメシを喰えばいいだけの話なのだが、なまじ若いころカイロ時代を一緒に過ごしたもので「帰りの電車の時間」なんぞが気になるとどうも腰のすわりが悪い。
そんなわけで、臨時独身状態になると都内出撃計画が出る次第。

とにもかくにもとりあえず、そういうわけ(?)で『尾花』に向かう。
12月にしては陽差し明るく柔らかい、とある日曜日の昼下がり。
以前この店の隣近所地帯に住んでいたことのあるアパ経の秘策あり。
「尾花は開店時に並んで待つより昼下がりやや早めを狙え」だ。
さすがだぞ、アパ経。
持つべきものは知恵のある友だ。
褒めてつかわす。

なにしろ二人とも一度はすっかりエジプト人化しているので、ランチが三時四時などアタリマエのことなのである。
そして、この店は週末の午後は通し営業。
正しい日本人の姿としては、やはりお昼御飯は二時頃までには遅くとも食べ終わるものなので、この隙間を狙ってマッタリ行こう、という作戦なのだった。

尚、遅くすればいいというものでもなくて、この店の場合「問答無用で売り切れ仕舞い」という鉄則があるので、この遅さ加減が2時半ごろ狙い、ということらしい。

しかし行ったらそれでも十人ほどは待っていた。
並んで待つのは死ぬほどキライだが、この店の玄関周りはなんともたまらん素敵な風情。竹のベンチにおとなしく腰掛けて、空気感と併せて辺り一面にたちこめる「鰻の匂い」を胸いっぱい楽しむことにする。
待つ間にケダモノと化す食欲。もうタマラン。

ちょっと退屈したのでワタシを挑発した張本人に「並んでるよう」とメールを出すと「たったの十人かよっ!くそ」と妬みのこもったメール返信あり。
もっと激しく並ぶものらしい。ふうん、そうなんだ。

そう待たずに案内された店内は、広々とした天井高い座敷一面に「う」な空気が満ちていた。ますます素敵なのである。
片隅の席に二人陣取って、うざくとう巻きにビールを頼む。


うざくうざく一切れで、思わず悶絶した。
カリリと微かな歯応えに続いて
ふっくらとした舌触りの脂が蕩ける。
菊の花と胡瓜が添えられて
ちょっと甘目の酢がかかっているのだが
これがなんともいい塩梅なのだ。嗚呼。

いぬわんが「絶対にこれは喰えよ」としつこく念を押すわけだな。

普段は「秘技ナイアガラ」だの「イグアス」だのと、友情を捨てた分捕りあいが始まるものだが、アパ経もワタシも、あまりに旨くてグウの音も出ないからチョキを出して勝利を確かめるような静謐な一瞬となる。
いいんだ、それで。

う巻きビールから熱燗へ変えたころ
う巻き登場!
叩いた鰻の甘辛いタレが
ほっくりとした玉子焼きにくるまって
これまたしみじみ心和む味。

う巻き2うっふふふふふ。
玉子と相性が良いのは頭でわかっているが
これをちょびちょびやっつけながら
のどやかに熱燗を啜ると
これはもう至福の冬の日の午後。

いぬわんが「絶対にこれは喰えよ」としつこく念を押すわけだ。
こういう意見には素直に従っておくのが正解というものだな。
うなうな。

白焼き白焼き2





白焼きもやってきた。
一人で来ようと思えば来られる店ではあるが、こういうことをするにはやっぱり連れが必要だ。
ワタシとアパ経を繋ぐものは、実は友情などという美しいもんではなくて、単なる喰い意地なんである。まあ、いいんだ、それで。

白焼きはふっくらと柔らかい。
もう少し硬いほうがまあ好みではあるのが、重箱の隅をつつくような無粋なことを言ったらばちが当たる。
鰻でなにが好きといえば白焼きだ。
月+旨のニクヅキウマサが、これほどしみじみ胃の腑にしみる料理もないよねえ〜、といつの間にか鰻に変わった姿を「う」の字にくねらせながら、のったりまったりする二人。

実は「ダレが尻尾のほうの半身をとるか」で軽く揉めたことは揉めたのだが、平和裏に「真ん中で均等に分ける」という案が採決されたので、穏やかな午後は守られたのであった。

うな重「せ〜のぉ!」と重箱の蓋を開ければ
甘く香ばしい匂いが柔らかくたちのぼる。
あああああ、もうどうにでもしてちょうだい
という気分になってしまう。
身は柔らかく、口の中でほろほろ蕩ける。


実は白焼きと同時に持ってこられたので、うにゃ、と軽く落胆したが、まあそれでもいいさと思える。
このお店、鰻も確かに旨いが、何よりのご馳走は「この空気」だ。
このためだけに休みの午後を費やす価値があると思う。
我が愛する荻窪『安斎』とどっちが・・・なんて、野暮な話だよ。

かくしてただでさえ肥えた体に脂までをもしっかりと乗せた鰻人類二名は、
午後の続きを浅草で過ごすべくニョロニョロと移動するのであった。

(つづく)


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鰻の「う」の字はぁ〜、はぁ「う」な感じぃ〜(呆)


東京五つ星の鰻と天麩羅


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November 12, 2007

トルコ料理『イズミル』 〜マントゥ求めて阿佐ヶ谷遠征〜

イズミル
最寄駅:阿佐ヶ谷
料理:トルコ料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:飲み会/宴会


阿佐ヶ谷の『イズミル』というトルコ料理店の話はよく聞いていた。
かなり評判が良いのだけれど、阿佐ヶ谷は遠い。
なかなか行く機会もなあ・・・と思っていたら、いぬわんクン経由でありがたくもお誘いをいただいてしまった。
ayanoさんの主催で、七名集まるとのこと。

トルコ料理なんて本当に久しぶり。
アラブ料理も同じなのだが、こういう料理は余程好きな人が一緒か、ある程度人数が集まるかしないと楽しくない。
だからといって、昔やったような集まりを自分で主催するのも大変だ。
そして、このところひときわ音量を増した「マントゥ〜〜、マントゥ〜〜〜」という脳内通奏低音。

愛するトルコ料理の中でも、断トツぶっちぎりで偏愛対象になっているのがマントゥ、つまりトルコ水餃子。
ラム肉のミンチにミントなどの香草を入れたミニ水餃子風にヨーグルトをかけて食べる(バリエーションは地方により色々ある)。
なんだそりゃ?と思うのが、普通だと思う。
トルコ人はむやみやたらとヨーグルトを食べる国民なのだ。
ワタシは一度トルコで、マントゥをヨーグルト抜きで頼んで、醤油と辛子で食べてみたことがある。
やっぱり「なんだそりゃあ。わ、キモチワリイ」と言われた。
彼我の差、ということなんだわね。

結果?
中華の水餃子にヨーグルトをかけて喰っても微妙なのと同じことだった(・・・実はこれもやってみた。帰国後自宅でこっそり)。

料理のアレコレは、こちらに追いかけ上げようかなあと思っているので、とりあえずは当日食べたものいろいろ。

メゼエキメキ




まずはメゼ盛り合わせから。メゼとは暑いものも冷たいものもひっくるめて「前菜」のこと。
ナイフとフォークのかわりにパン(エキメッキ)も欠かせない。
パンはうまかったが、小さいの一枚では到底足りない。
トルコ料理でもアラブ料理でも、こういうディップ状の前菜は種類豊富。
見たとおり、パン(形は写真のような平たいものから、普通のフランスパン型までいろいろ)でガシガシと拭って食べる。
一瞬でなくなる。


ナスサラダホウレンソウとヨーグルト




足りないので、気に入った二品を追加。
左がナスサラダ。ナスのディップだ。グリルして皮をむいてディップにしたものだが、ナスの風味が上品に生きている。
もうちょっと季節が早いと、もっと味が濃厚なのだろうか。
右はホウレンソウとヨーグルトのサラダ。チーズも混ぜてある。
現地だとホウレンソウのえぐみが強いのだが、日本人の味覚からすると、このほうがウマイ気がする。
トルコ人に言わせると「日本の冬時のホウレンソウは甘すぎる」ということになるのだけれども。


ドルマ地中海サラダ




左は「ドルマ」。アラビア語では「マハシ」。
ギリシャでも「ドルマダキア」とよぶ。ここで食べたものは、トマトとピーマンのつめもので冷製。大人数用にすでに切り分けてあった。
家庭料理なんかでは温かいまま食べることもある。
香辛料が効いて、さっぱりしているが旨みはしっかり。
右は「地中海サラダ」。
しょっぱい白チーズを混ぜたサラダ。簡単に言うと。
懐かしい味だ♪


マントゥマントゥのアップ





これがマントゥ。さすがは「粉ものが良い」と評判の店だけあって、皮がモッチリとしっかり。非常にうまいのだ。
三角錐型、というのも嬉しい(右はアップ)。
よく見かけるのは平たいラビオリ型。このほうが簡単なのだろうな。
この料理は、水餃子以上に「餡より皮」だ。
嬉しさのあまりに、アパ経女史直伝「秘技ナイアガラ」をかけてしまう。
周囲の人類は皆さん初対面なのに・・・(既知のイヌ妖は目の前に座っておった)。
皆さん驚きのあまり顰蹙も買えなかったと思う(・・・なんのこっちゃ)。

マントゥについては、こちらもご参照を・・・。


鶏手羽のグリルイスケンデルケバブ





左:店オススメの「鶏手羽のグリル」。トルコで喰うより余程美味しい焼き手羽で、これだけ食べるとトルコ料理でもなんでもないのだが、ちょこっと横についているタマネギのサラダと一緒に食べれば、アラ不思議・・・トルコ料理らしくなるのだった。
このサラダだけ追加で一山ほしかった。
かの有名な「ドネルケバブのサンドイッチ」なんかに、必ず挟まっているタマネギ。
これが「あの味」の核になっているのに初めて気がつく。

右:イスケンデル・ケバプ。
イスケンデルとはアレクサンダー大王のことだ。大王級のうまさ?
由来はよくわからないが、グリルした薄切り羊肉にヨーグルトをドドドとかけたもの。
さらに上からトマトソース。


白ワインラク





トルコのワインもずいぶん美味しくなった。
まあ、ワタシの場合はエジプト→トルコという飲酒については成り上がりなパターン(?)だったので、当時は「飲めるワインがあるだけ幸せ」だったのだけれど。
さっぱり爽やかな白ワイン。
左はラク。水を入れると白濁するアニス系の酒。
嫌いな人はダイッキライだ。
無理して飲む必要もないが、フェタ・チーズや羊肉とは好相性。
酒に塩辛、みたいなもんだ。

懐かしいトルコ料理を堪能して、ごろろんぐるるんと毛づくろい気分に浸る。
料理は全体に上品で、良くも悪しくも強烈ではないけれど、きちんと手間をかけて作ってある。
最近よくある「なんちゃってオリエント風」とは格が違う。
もう少しガツンとした濃さが欲しい、と思うのは、きっとワタシのトルコ原体験が下賎なせいだろう。
そうに違いない。

当日のお話は他の皆さんの記事もご参照いただきたく・・・。

阿佐ヶ谷、トルコ料理イズミルでオレも考えた
トルコ経験者を囲んだ夕べ
阿佐ヶ谷でトルコ
トルコ料理「イズミル」でアタシも考えた



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楽しい一夕でした。主催してくださったayanoさん、そしてご参加の皆様、ありがとうございました。



エキゾチックなパン―エジプト、トルコ、イスラエル、チュニジア、中国、インドなどの珍しいパンのかずかず (マイライフシリーズ特集版)

パンを通してユーラシア〜北アフリカの食文化俯瞰図が・・・面白いです。


トルコで私も考えた (4)

5巻がそろそろ出るらしい(嬉)・・・料理ネタも豊富で楽しい漫画。

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November 09, 2007

二日酔いの朝『尾花』に強制連行される・・・そして、一杯のうどん

隋園別館でも大瀑布技が炸裂し、その勢いで第三ラウンドは「場外」となった。
二丁目裏小路のいわくありげなバーで、酔った頭をジンライムで冷やす。
冷えないが。わずかなライムの酸味に「体によいビタミン」を感じる。

アパ経豪邸へ移動。
何しろこの日は、わざわざ翌日休みまでとった大計画がある。

尾花
最寄駅:三ノ輪橋 / 三ノ輪 / 南千住
料理:うなぎ
採点:★-
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食


以前いぬわんクンたちが喰いまくってきて、参加しそこねたワタシ相手にこれでもかとばかりに美味しい話を炸裂させた。かなり恨んでいる。
リベンジの機会を狙っていた。
アパ経豪邸、この圏内なので、週日ふらふら出かけるには抜群のロケーション。

などと、翌日への期待に向けてさらにアドレナリンを炸裂させる。
ピンクのシャンパンなど開けてもらって、もう勢いはとどまるところを知らぬ。

・・・・・・翌朝・・・・・。

「ほれ、もう起きるよ」と、厳しくたたき起こされる。
久しぶりに全身の毛穴から酒がにじむような二日酔いだ。
かろうじて水を飲む。お茶を啜ってだらけていたら、ようやく立ち上がれる状態にはなったが、胃腸が何か固形物を受け付けようというコンディションにないのは明らかなのだった。

「うなぎさあ、むりだなあ」
「ううむ。たいした二日酔いざんす」
「ああ〜、もぉだめじゃあ」
「さてでは出かけるざんすよ」

そう、この時点でワタシは「鰻はキャンセル」と信じていた。
特段深い意味なくアパ経の後をついて、しばらく歩いて地下鉄に乗る。

「もう一回乗り換えたら、駅のすぐそばらから」
「?」
「駅から5分も歩かないのよね」
「・・・あの・・・今向かっているところはもしや・・・」
「尾花です。そのために休みまで取ったんだからねーー」

ああ、ワタシはだらしのないヘタレです。
しかもそこで「そんなもん食べられない。絶対にいや」と主張するパワーすらなく、深く酒臭いため息をつきながら、軽くやけっぱちな気分で「どうにでもしてやらあ」なんて心に思う。

さて、てくてくぶらぶらと進んでいくうち、アパ経が
「う?! えぇぇぇええぇぇ! ん〜な〜〜ばかなぁぁ〜〜!」と、取り乱し始めた。
おや、どうしたの?と目をやると


尾花こういうことなのだった。
嗚呼、日ごろの行い、わるすぎるぞ。

男性があまりそれほど好きでない女性を
行きがかり上口説くことになってしまい
さて、では部屋に・・・という段階で
相手の女性がアレコレ言って逃げてしまった。

そういうときの男性の心理って、このときのワタシの根性とかなり重なるんじゃあないかしら、と思う。

アパ経は「う〜ん、ここがダメならば・・・と脳内データベースをフル回転させて「近辺のうまい鰻屋」の検索をかけているようすだ。
ワタシとしては、残念だったね。また二人とも調子のいいときにゆっくりと楽しもうね・・・みたいな感じで「うなぎでないもん」を考えている。

「うどんかお蕎麦がいいよう」
と、小さな声で訴えると、
「む、うどんならばあるざんす。そこに行くざんす」と、方向転換するアパ経。
うにゃあるうにゃあるる、とゴロゴロついていくワタシ。

かのふや
最寄駅:三ノ輪橋 / 三ノ輪 / 南千住
料理:うどん
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食


このへんは、いかにも下町風な町並みが面白い。
いかにもこの辺りで長年ご近所さんに愛されている、という風情の『かのふや』。
明るくて気さくなおかみさんもいい感じだ。
メニューは、よく見るとオーソドックスなもの以外にも「モロヘイヤうどん」など、ちょっと変わった創作系が目に付く。
酒疲れしている二人は「貝づくしうどん」をいただくことにする。


かのふや結構量がある。
蛤、帆立、浅利、ムール貝など
惜しげなくたくさん貝がのっている。
汁がやや甘い気はしたし、
麺の腰はむしろ穏やかな感じ。

でも、近所にこんなうどん屋ができたら、ワタシは絶対に通うと思う。

しかも、ここの「田舎しるこ」がまた家庭風のうまいお汁粉で、一口二口もらっただけでも、酒毒に傷んだ五臓六腑が和らぐような気がしたのだった。

二人まったりとうどんを啜っていたところ、いぬわんクンから電話。
「おーおーよーよーよー!どーよ、尾花ぁぁ!」

「うるせえ」と邪険に電話を切った。
アパ経は「保健所送り」と、かなり残忍な目つきで呟いていた。

次回は心身整えて向かいたいものだ、と思う。
いつ来るか、次回。
でもこうなったら絶対に計画的に行ってやるのだ!


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このとき行っても、酒の匂いも嗅ぎたくないから、結局楽しくなかったはず。
だから、これでよかったんだよう。



プチ食品サンプル。うな重もあります。



ウナギのひみつ (大型絵本―かがくとなかよし)


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November 07, 2007

『隋園別館』はウマイ 〜タッグ戦、乃至は合コン??〜

隨園別館
最寄駅:新宿三丁目 / 新宿御苑前
料理:北京料理 / 中華料理一般
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


生モツ喰い一時間一本勝負、ゴングが鳴って次のリングへ向かう。
ゴングとは正確に言うと、いぬわんクンから飛来したメール着信音であった。

「もう着いた。先にヤットルでぇ〜」

この日の第一戦会場もとい『赤ちょうちん』が8時以降満席でさえなければ、ここに挑戦するタッグを呼びつけて勝負を挑みたいところだが、二人分すら場所がないからしょうがないのだった。

次のリングは『隋園別館』である。
アパ経ともども、極上生モツなどで炸裂発火するアドレナリンに、生ビールマッコリ焼酎お湯わりなどのアルコールをどぼどぼ注いで、心はこれよりないほど高揚している。
秋の終わりの夜風が心地よい。
要は酔っ払いである。
あ〜あ。

「生モツの次は、すっぽんスープ・・・」と、決戦への誓いを新たにする。
ここの湯類が大好きで、久しくご無沙汰しているのだが、とりわけすっぽんス−プが大好物なのだ。
今宵こそは!

到着すると、いぬわんとお友達のカトAさんが、既に蒸し鶏を突付いていた。
挨拶もそこそこに箸を伸ばす。


蒸し鶏ここの蒸し鶏は初めてだが
こんなにうまいのなら
もっと早く食べればよかった。
鶏自体もうまいが、
クコの実などの中華系香草が効いた
ソースが紹興酒を誘う。


豚と河粉河粉はビーフンのお祖父さんの
細い褌のようなもの・・・
というか、キシメン状のビーフンだ。
たぶんどこかで食べているとは思うが、
「うにゃおうん」とお口が歓ぶ。

春雨のチュルチュルした食感にモチモチした歯応えを加えた感じ。
これだけでも楽しいが、薄甘くて香の良い胡麻だれに溶き辛子が入って、胡瓜に細切り豚の炒め物と和えてある。
繊細ではないが、素朴にうまいものがキッチリうまく皿に載っている。
思い出しただけで、新宿ライナーに飛び乗りたくなる旨さだ。
こういう注文は一人ではしないので、注文したワン大人をちょっと尊敬する。

このように、酔っ払いを一瞬なりとも正気にする一品なのだった。


羊串水餃子





おなじみの羊串。
ここの羊は上品で臭みがないのに、噛めば旨みがしっかり溢れる。
横浜『延明』のちょっとジャンクな羊串も大好きだが、またこれは別物で嬉しい。

この店にくれば食べずに帰れない水餃子も!
ムッチリしっかりした皮が、ブリブリの肉団子を包んだ異形の水餃子。
昔ここで食べたものは、覚えている限りまるで違う姿形のもので、最初に見たときはちょっと驚いたが、これはこれでクセになる。
昔の姿をちょっと懐かしむところはあるのだが、ああいうものは他所になくもない。
滅多にないから、ちょっと寂しい気もするけれど。
日によって多少当たり外れがあるらしいが、今日のは大当たり。
はふはふがふがふ喰らいつくのだった

ところで、この店は巷で聞くところによると「サービス悪い」のだそうだ。
この意見が不思議でたまらない。
面子を変え、特に特別顔を覚えられるほど通うわけでもなく、たまに行くだけだ。
何か気の効いたものを山ほど注文するわけでも大枚をはたくわけでもないのに、何か頼むとたいそう親切に対応してくれるのである。

この晩はオーナーの張さんが、テーブルまできてくれた。
この夜に限ったことではないが、この張さんは結構各テーブルによく顔を出してくれるのだ。
そこで頼んだ「田舎風の野菜スープ」は、なんとも素朴だが滋味深いいい味を出していた。
賄い風といえばそうなのだが、雑駁な感じがしない。
胃の腑にしみる。
一口目は物足りないようだが、ついオカワリしてしまう。
胃も心も温まって、嬉しかった。
うますぎて、写真なし・・・。


豚バラサンドもう一品、いぬわんクンオーダーの
豚バラサンド。
今まで何度も来ているのに
ナニを食っていたんだワタシ?!
中華パン(?)に挟んだ
豚バラが蕩ける。
高菜のショッパスッパさが、蕩ける「月旨」のいいアクセント。


次回は絶対に、ここ一点責めでまた来よう、と決意を新たにするのだった。

ところで、こういう♂2+♀2の会合を、世間では「合コン」と呼んだりするらしい。
それにしまいまで思いも及ばないから、ワタシの生活には艶がないんだね、とあとで思った。

合コン、というアト出しジャンケンはワン大人の発想だが。
こちら参照。スープの画像もあり。

スープといえば、やっぱりすっぽんスープは惜しかった。
次回にぜひとも!


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ここで終わらず、まだ続くのだ・・・。


アントニオ猪木 21世紀ヴァージョン 炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~

遠くイノイキボンバイエが聞こえる夜だった。

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November 05, 2007

新宿御苑『赤ちょうちん』で生モツ喰いまくり 〜秘技ナイアガラ、炸裂す!〜

赤ちょうちん
最寄駅:新宿三丁目 / 新宿御苑前
料理:ホルモン焼き / 焼肉
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


オットが出張で留守となる。
諜報エージェントでもあるアパート経営者(以下アパ経)より、速攻で「酒池肉林の夜」に誘われる。
半年振りの逢瀬。オット不在時の密やかな楽しみ・・・。

凄腕エージェントであるアパ経のおかげで、ワタシはオット本人より先に彼の旅程がわかる。
オット本人は「どうせ知ってるんだろう」と、これまた不精な態度になるのでちょっと困るがまあいいや。
やっぱり持つべき友は、優秀な「トラベル・エージェント」であろう。
うむ。

「酒の池」は当然文字通り。
「肉の林」については、前回以上にナマナマしく「生モツ喰らいまくり」だ。
うっひひひひ、と電話越しに交わす笑いもイヤラシサをエスカレートさせていく。

一年ほど前イヌ散歩して以来だ。
どれほど愛し焦がれても新宿は遠い。
なかなか行けない。
ああ、あのピチピチぷりぷり弾み輝く肉肌・・・へへへ、しゃぶりつくしてやるぜ、とヨダレが止まらないぞ。
をを、変態でなにが悪いんじゃあ!

ところが、前夜に予約の電話を入れたら「8時以降満席」だと!
えええええええええええ・・・と、半泣きでアパ経に話を振ると
「構わないざんす。そのあと『隋園別館』で喰いなおせばよろしい」と。

・・・・・あの、それ、一年前にいぬわんクンとお散歩したのと、まったく同じコースなんですがね・・・・・(呆)
なぜ、喰妖の類は、そろって考えることが同じなのであろうか。
ああ、やだやだ。

すると当日、イヌから別用でメール飛来。
ついでに本日的行動計画を自慢すると、なぜかその日は別のトモダチが新宿をお散歩させてくれるのだ、と。

モツは二人しか入れないけど、じゃあ8時に隋園別館な、と簡単に会合決定。
まったく、こういう決断だけはドーシテこうも早いのだろう。
だって中華に行くならば、二人よりも四人のほうが色々喰えて楽しいに決まっているではないか。
けっけけ。


赤ちょうちん何はともあれ、第一戦目。
会場入り口に「出世料理」と(・・・なぜ?)
6時45分からモツ喰い一時間一本勝負。
ゴングとともにアパ経登場。
生を一気にあおって戦闘開始だ。


マッコリいきなりマッコリ一本。
この店においてあるこのマッコリが
実にたいそう美味しいのだ。
とろりとうす甘くて軽く発泡していて
生モツによくあう。


モツ煮込みとりあえずモツ煮込み。
極上の生モツ装備の店のモツ煮込み。
ウマイに決まっているのだが、
それでも毎度毎度
「オイシイヨウ」とシアワセ溢れる。


モツ刺し盛り合わせ。
いつもながらピッチピチだなあ。
嬉し泣きしながらじっくりと
各部位ごとにそれぞれ違う
歯応え舌ざわり味わいを噛み締める。

じっくり・・・と、あれ・・・ヲイコラ!

アパ経、むっちゃくちゃに喰うのが早いのだ。
なまじの団塊世代ヲヤジも裸足で逃げ出すマッハの速度。
なぜ同じ年なのにアンタは戦中生まれなのだ?!
この妖怪がーーー!

「やーめーろーーーー!」と叫びながら必死にスピードを上げて追いすがる。
しかし、子供の頃から食べるのが遅くて親に叱られながら、結局そのまま中年になっちまったワタシ。
このオンナの皮をかぶったヲヤジと正面から戦おうなど初手から無理だ。


チレ玉このままでは悲しいのでチレ玉を投入。
ぴかぴかの牛の膵臓は
いかにも血の気たっぷりで美しい。
特製タレ、ごま油、ネギにニンニク
そして決まり手は玉子の黄身・・・

これをガッシガッシと掻き混ぜ合わせていただく。
単なる刺しでも十分うまいチレ。ねっちりと濃厚なレバ刺し、とでもいおうか。
これに玉子の黄身のこってり感が絡みつく。
ああ、もうたまらん。
たまりませんわ・・・

と、陶然となれば・・・ヲイッ、こらっ!!!

アパ経、思いっきり皿ごと持ち上げて、自分の取り皿に流し込みをかけているではないか!!

「必殺ナイアガラ!ざんすっ!!」

すかさず皿を強奪して、返し技はヴィクトリアっ!!
平和なはずのザンビア・ジンバブエ国境に内臓が降り乱れる。
ざーざーざーざー。

シビレ我に返って追加オーダー。
焼き物を一品、となるとかなり悩む。
悩んだ末の「シビレ焼き」
噛んだ瞬間、蕩けた。
肉も理性も。


マッコリはとっくになくなっているので、焼酎お湯割りを数杯オカワリしつつ。

このへんでゴングが鳴って、二人は次のリングへと向かうのだった。
次はタッグ戦である。

(つづく)


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やっぱりスバラシイ店なのであるよ。ああ横浜に支店を出してほしい。



そろそろ買い置きせにゃあ。ワンパック525円。



世界屠畜紀行

日本国内からアジア、果てはカイロまで。屠畜場イラストルポ(!)
版切れする前に買っとこう!な一冊。

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March 26, 2007

贅沢に豚喰い三昧!@南青山『ローブリュー』 〜某アパート経営者との一夜〜

ローブリュー
最寄駅:表参道
料理:フランス料理
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):10,000円〜15,000円
用途:夕食


オットの不在をいいことに、旧知の某アパート経営者と南青山で爛れた一夜を過ごした。
唇を豚の獣脂に滴らせ、それをワインで洗い流す一夜。
酒池肉林だぞ。
ふふふ。

南青山でも傑出した、非常に素敵な店だ。
バスク風フレンチを出す。
豚肉料理専門店でもあるので、間違ってもイスラム教徒を連れてきてはいけない。

『ショー・ラパン』でもそうだが、シェフは揃って「食わせS」。
ガッツリ喰える。
「わ〜、キレイ」な第一印象のために、ウチャウチャ見た目をいじくった料理なぞ
「どっかいけアホ!」と恫喝したい衝動に駆られるワタシには、本当に嬉しい店だ。

ここの料理は、実にきちんと手がかかっているのだが、盛り付けは妙にいじりまわさず、
勢いよくドンと出てくる。
付け合わせは飾りじゃなくて、立派にメインにある料理と調和した「料理」なので、
パサパサしたルッコラを三本くらい・・・なんてことはありえない。
だからここならば、都内まで出かけて贅沢をしようかなという気にもなるわけだ。

以上は、この爛れた一夜の言い訳である。

さて、しかし、店に入ると、なんかサービスのNさんが妙に緊張している。
不思議だ。
この店は基本的に、このロケーションでもかなり客層は良いほうだし
(くだらんワタシのような客も来るが、それはそれで優しく楽しく捌いてくれる)、
このN氏は結構コワモテだが、いったいどうしたのか知らん・・・と思っていたら、
どかどかと「ご接待系」のスーツ軍団が登場。

別に、鵜の目鷹の目で店に入ってくる有名人を眺める趣味もないけれど、一応今ここで
なにが起きているのかは気になる。

それにしても、ホスト側に対してゲスト側がどうも若いので、白目でみたら某IT系の
顔を知られたエグゼクティブ、M社長だった。

実を言うと、我々の予約はその前の日だったけど急に無理をいって翌日に変えてもらった
という事情がある。
「明日・・・ですか・・・」と、Nさんが三秒考えた理由がわかった。

だからブログがどうしたという話題はちょっと恥ずかしいね、この場合・・・と思っていたら
アパート経営者さま登場。

「いやぁぁーー、迷ったざんすぅぅ〜!」

この店の場所は、訪れる者を厳しく拒絶してんのかと思うほどわかりにくい。
初めてですぐ辿り着ける人類は、はっきり言って犬の血を引いてる。
ワタシなんぞ、もうかなりの回数いっているのに毎回迷う。
猫は長距離移動向けじゃないのでね・・・(ちっ)。

で、辿り着いた「彼女(以下、アパ経)」と、グラスのシャンパンで乾杯する。
爛れた夜の始まりだ。
彼女はエジプト時代に、ともに決死の覚悟で手榴弾のピンを抜きまくった…のではなくて、ワインにビールにその他ありとあらゆる貴重な酒の栓を抜きまくった、ていうか、
泣きながら分け合った、いわば「戦友」。

彼女と二人、お互いに若くて美しくて死ぬほど酒が飲めて、地獄に行っても笑って帰って
こられるほど体力と活力に満ち溢れた時代を過ごした。
そして、当時と同じようなことを南青山のフランス料理店なんぞでやるのは、
はっきりいって自爆テロ行為なのである。

さすがに隣席が隣席なので、毎度の儀式である「同期の桜、斉唱」は取りやめたが
(ウソです。そんな習慣はないです)、やっぱりウマイもんの嗜好が同じ喰い意地の塊が
早々おとなしくはしておられない。

とりあえず、リエットをもらう。
ここのリエットは、上質の馬刺し同様にゆっくりチビチビと油が室温でとろりとする過程を楽しみながら・・・とウフウフちびちび食べていると・・・向こうの席にいる
オンナの格好をしたオッサンは、ほぼ三口で自分の分を食べ終えているのだった。

そして、3cmX2cmほどのかけらを残して、ほけららにゃおうん状態のワタシを、

「あんた、それをナイフで二つに切ったら、テーブル引っくり返すからね・・・!」

とドスの効いた声で恫喝するのだった。
彼女は元々が声楽畑の人なので、このドスは切れ味も破壊力も並ではない。
M社長の御接待が、和やかかつ穏やかに進んでいる真横で、卓をがたがた揺すって
暴れだす気配も感じたので、目にうっすら涙を浮かべながら、これをリエットの最後の
一口とする。
こういうのはチマチマ食うのがすきなのにー!

気を取り直して次!
ホワイトアスパラガスのソテーには、いいバターがしみこんでいる。
まあ、ソースの味が素材に勝ちすぎな感じはしたが、ソースがうまいからいいよ。
ホランデーズ・ソースって、こんなに美味いもんでしたっけぇ・・・と、泣く。
女はすぐ泣く、と言われても、この際カマワン。
オンナという属性をとりあえず持ったふたり、美味さに泣く。

メインは「豚のグリエ」にカスレ(インゲン豆の煮込み)を添えたモノと、豚耳のソテー。
豚専門店、というからには、これは一品として多少高くても外せない。
カスレも、元々は単品メニューだったのに、メインの付けあわせにしてもらった。
うう・・・テーブルに落とした豆を迷わず拾って喰えるくらい、理性崩壊状態。

堂々とサービスN氏の目の前で、テーブルに落とした豆にフォークを突き刺すアパ経。
「そういうお行儀の悪いことをするとねえ、そこの炭焼きグリルの焼け火箸で
折檻されるんだからね、この店は…」と脅すと、Nさんがアハハと笑う。

もう一品の豚耳。
ミミガーとか、中華の突き出しとか、つい思ってしまうけれど、この耳は見事に
パンフライされて、外はカリカリにして、中はもっちりマッタリ・・・。
タマリマセン。
官能の極み。

しかも添えモノのキノコと春野菜のソテーは、野菜の香りや素材の香り、甘味、旨みが
たっぷり。

メインも美味いが、その付け合わせが滅多とないほどステキ!なのだ。
そしてデザートに、そしてチーズ。
食後のマールやらをガボガボと・・・。

この日、レストランでは食膳のシャンパンからワインを赤白各一本、食後酒を二杯ずつ。
これをそこそこのフレンチでやるのは、まことにもって「狼藉」なのである。
特に、こういう場所での食後酒突入とは、即ち地雷原に捨て身の特攻をかけているのと
同じこと・・・と、身に沁みてわかってるはずなのに学習能力のない二人
(なまじ毎度かろうじて生還しているからいけないんだよな)。

そのツケは、勘定にきちんと反映される。
この店が高いのではない。
料理がちょこっと値上がりしたような気はしたが、前菜→メイン→デザートで
5000円〜6000円くらいのものだ。
いくら払ったかは、思い出したくないので書かないでおく。
わすれました。
ああ、だから学習しないのか・・・と納得するアホがここにいる。

自爆テロ、っていうより、単なる「自爆」だな。
生きてるけど。

結局、アパート経営者嬢が「うち泊まってけばぁ〜?」と言ってくれた。

「どうしようかなあ」
「シャンパン、開けちゃうぞー」

しばしの後、二人は彼女の「豪邸」に向かっているのだった(酔っ払いは意志薄弱な
ものさ)。

そして、二次会@アパ経豪邸では、シャンパン一本あけてから、美味いグラッパを
ガボガボ飲んだのは記憶している。
ああ、持つべきものはいい友達だ・・・(ありがとね、アパ経)。

しかし、いい酒飲んでると翌日が楽なのは不思議なものだ。
まあ、いい具合のよれ加減でもあったが。

やはり、こういう自爆行為は、いい年齢になったら自粛するべきなのではある。

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でも、あのカスレは、あと大皿一杯食べたかったな・・・。



「バスク」で検索したらでてきた、バスクロック・・・(うにゃ)。

わたしとバスク


甘い香りの幸せデザート―南仏・バスク地方のシンプルな暮らし


ナポリタン

中華と競馬の達人、オーゴンカープさまの為に…。
なんと文庫が出てた!
買わねば。これは「ナポリタン好き」必読の名作です!

arima0831 at 20:10|PermalinkComments(8)TrackBack(0)この記事をクリップ!