いぬわん

September 15, 2006

またまた『慶興』・・・いぬわん氏と雨の伊勢佐木散歩

慶興
最寄駅:黄金町 / 阪東橋
料理:台湾料理
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:デート


用途「デート」だって・・・いや、単なる洒落です。
一度、ここをクリックしてみたかっただけです。

だって、用途「イヌの散歩」とか、ないんですよライブドアグルメ(あるもんか)。

「野毛で『犬喰い』するんや」ということで、桜木町の改札で待ち合わせ。

リードを持って行くべきか考えたが、そういうのは趣味でないのでやめておくことにする。
相手はイヌを自称する妖怪である。
リードなど出したら案外喜ぶかもしれないけれど、つないだ端を持って歩くのは
「自分」だし・・・。

改札を出てくると、既に酒臭く「酔っ払い犬」化しつつある。
しかし、なぜか「例のヤツラ」との戦いの名残(???)である、妊婦のようなポッコリ腹が消えている。

「ご出産あそばしたのかー?」
「おー、時節柄なあ」
と、不敬極まりない挨拶から始まる。

どこで何を生んだのかは、とりあえず薄気味悪いので関知しないことにした。

さてどこに行こうか、と水を向けると、突然「酔っ払い鶏」に変容して「ケイコー、ケイコー!」と鳴くので、そんなに調理されたいのかい・・・と、地下鉄に乗る。
一本紹興酒を流し込んで、マスターに預けておいたらどうかしら・・・などと、内心考えているのだった(嘘です。冗談です。信じてください)。

本当は関内辺りから伊勢佐木モールを散歩したい、と彼は言っていたのだが、生憎の雨。
どちらか、又は両方の日頃の行いが悪いのだ。
しかし、雨でも散歩したそうな辺り、さすがはイヌ妖怪。
猫族のワタクシは、傘を持って散歩する習慣などない。

最寄地下鉄駅で降りて、地図を見たら、近くに「伊勢佐木長者町」の交差点が出ていた。
おかしい、ナゼ阪東橋の近隣に伊勢佐木長者町の交差点が・・・?!
この地図は間違っているぞ!!
と、文句を言っていたら「オマエ、ここ阪東橋やないで」とやけに理性的な判断が・・・
あ、ほんとーだー・・・ははははは、と笑ってごまかしながら、駅員さんにすばやく笑顔でお願いして、もう一駅乗せてもらった。

「出るときはどうするんですか?」と、不安げなイヌワン。
「阪東橋の改札に電話しておきますから」

やるな、横浜市。
親切だぞ、市営地下鉄!

阪東橋駅で地図をみて、唸っているワタシを尻目に「こっちや」と、スタスタ移動しだすイヌワン。
さすがプロのデザイナー、画像把握力は抜群である、と感心する。

「それって、オマエが地図読めんだけやろー」

ハイ、それもおっしゃる通り。
もともとフェミニンさが売りもんだけど、特にこと道と機械に関しちゃ、果てしなく女らしいんだよ、ワタシは!

そして「伊勢佐木町7丁目」を目指すが、実は店は「6丁目」だった。
ナゼ「7丁目」という間違った刷り込みがなされたのかは不明。
ダレだよ、そういう間違った情報インプットしたの?!
自分だろう、自分!!と、内なる言い争いを秘めて『慶興』到着。

かくのごとくして、店に着くまでにかなり二人ともヨレた状態になっている。
座る。
ビール!
ふう・・・。

画像や内容は、とりあえず相変わらず人任せ。
イ・ヌワン先生様の記事参照・・・(手抜き)。

http://inu1.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_11fa.html

二人とも悲しいかな元陸上部で、ブロックサインで打ち合わせなどという団体競技的な行動がダメなので、軽くミスったりもした。
「コレはダメって合図してんのに、なんで大きな声でオーダーすんのさー」
「え、オレはてっきり『コレにしろ』という意味かと」
「指でバッテン出したろーが!」(関西圏ではこの合図はちがう意味があるんだろうか?)

でも、紹興酒に大好物の豚足(見た瞬間「フン」と言いたげな顔をしていたが、一口食べて奇声を上げるイヌワン。ふふん、美味かろう美味かろう→別にワタシの手柄ではないんですがね)、蜆(今日はちょっと口の堅いのが多かったが、トロリンと紹興酒にあう)、空芯菜の炒め(ナゼにただの葉っぱ炒めが、こんなに美味しくなってしまうのー、と泣く。イヌワンもワフッワフッと鳴く)、などなど。

とりあえず、そのへんで切り上げて、次に行くかと立ち上がる。
少しばかり残った紹興酒は、当然のようにワタシの名前を大書してキープする。

外に出れば、雨の伊勢佐木町。
イヌワンは、あのタイ料理、この台湾料理、そしてこっちの「セーラー服どうした系」と、ふらつきながらユビを加えてジグザグするのだった。

やっぱりリードが必要だったか・・・と内心思う、暗い夜道。
次なる行く先は、実は決めてあるが、まあ滅多にないことだろうから、と、とりあえず遊ばせておく。

産後の肥立ちが悪いのか、はたまた単なる飲みすぎか、足元が怪しい。

「どこむかっとんねん」
「日ノ出町」
「ちゃうでー、こっちは関内方面やでー」
「うるさい、黙ってついておいで!」

ワタシは地元民だっ、という主張は、既に200%信憑性を失っているのだけれど、
とりあえずオツカレ気味の彼を蹴飛ばして、前に進ませるのであった。

(日ノ出町に続く・・・)


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はぁ、うっふん・・・(マッスグ歩かんかコラ!)。


RE-MASTER VOICE 青江三奈


〈COLEZO!〉ビクター流行歌・名盤・貴重盤コレクション(4)青江三奈ブルースを唄う


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July 08, 2006

『大珍楼別館』で、胃の底抜ける「反省会」

大珍樓
最寄駅:石川町 / 日本大通り / 元町・中華街
料理:広東料理 / 飲茶・点心
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


先週の某食事会に関連し、緊急に真剣な反省会を行う必要性を痛感していた。

あれだけ世間の「食通」をうならせているらしい店を、相棒のいぬわん君と二人、
かなり辛らつにヤッてしまったのだ。
ブーじゃなくて「某」恰幅のよいハマのスター喰らいヤー氏に、なぜか強制的にコンビを
組まされ、はじめて会って、その翌日にやってしまったことである。

「ユーたちちょっと行って、レポートして」と、ジャニーさん、じゃなくて某氏に命ぜられた、
にわか結成ユニット「青春アミーゴ(中年中華街バージョン)」は、使命を果たし終え、その結果を顔を合わせてじっくり検討すべし、という結論に達したのだ。

「あれは、そういえば、片方が『例のやつら』に追われて死ぬんだったよな」
「なぶり殺しかな」
「八角責めとか」「逆立ち黄色例湯イッキ飲みとか」「XXXXXX(ピー)」
と、公には間違っても書けぬ下品なリンチまで想像していたわけだが、
どっちも誰にも追われず生きているから、まあ、生きてるうちに反省会なわけだ。

いや、いまや「大珍楼別館の帝王」とまで言われている(?)、いぬわん氏とあそこに行きたい人たちは山ほどいると思うのだが、申し訳ないけれど「反省点の客観性を重視」ということで、ユニット外の面子二名は「部外者」とした(ごめんね、行きたかった人は、また今度ね)。

「じゃあ、あと消化器二台手配しといてな」と、消化器妖怪ベム一号いぬわん君は言った。
そう、あの店できちんと反省するには、消化器系人類が「4台」は必要なのだ。

え?ゴタクはいらん?
いいわけすんな??

まあとにもかくにも、真剣な反省会である。

鶏のモミジ(足先)の煮込み甘酢漬け、例湯、センマイのネギあえ、海老の漁師揚げ、五杯鴨などなど、適当に人集めをすると「あ、私はそれはちょっと」と誰かが言い出しそうなラインナップで反省を行う。

今日は全員が皿が出るたびパチパチと拍手し、無言になり、目が逝き、イミなくひゃあひゃあと笑い・・・やはりここは人選が肝心な店だと痛感する。

香菜ちょうだい、とお姉さんにいったら、にこっと笑って皿盛り出てきた。
この香菜を齧りながら、別の味のコンビネーションを・・・う〜う〜う〜。

「お〜い、アリーマ、目がイッとんで〜」と、いぬわん君は言うが、アンタだってさっきから妙な奇声を発し続けてるだろうが。
サービスのお姉さんは、くすくす笑っているのである。

どの一品をとっても、手抜きのない、丁寧に下ごしらえをした上にきちんと調理し、絶妙の味のコンビネーションを絡み合わせたものばかりだ。

料理の映像と詳細は、いぬわん君の記事を併せてご参照。

例湯など、熱いうちもうまかったが、冷め切ったあともまだ美味い。

出汁をとった、百合根や人参、トウモロコシといった野菜も別皿で出てくるけど、
出汁とった後で、ナゼにこげに甘味や旨みがたっぷりなのか〜〜!!と、目が潤む。

「鴨の五杯酢」など、テリテリと輝いた「お姿」は、もう食う前にすでに合掌ものである。
で「うひゃーーーー、こりゃまたーーー、美味そう〜〜〜〜!!」と、トランス状態で合掌しつつ合唱するのだ。
まるで怪しいカルト集団のようである(かなり誇張があります。真に受けないで下さい)。

正直言って、ワタシはこの中華の「酢の物系(酢豚とか)」は、嫌いともいわないが
特別に好きでもない。
酢の匂いが鼻につんときて、なんだか「熱い酢の物」を食べてるような
中途半端な感じがするのだ。
でも、この「五杯鴨」は、酢の尖りを絶妙のカウンターで旨みと甘味に昇華させている
・・・とかナントカもうどうでもいいわい、嗚呼!

「アリーマ、目がイッとんで」
「アンタは奇声を上げるな」
同席者はトランス状態・・・まあ、最初っから最後までこの繰り返しでしたな。

もうここまできたら、ワタシのフィジカルな飲食許容量をオーバーしているので、
到底チャーハンだ麺だ、などという気分になどなれないが「大珍奉行」は許さず。

「干し魚のチャーハンと、麺類を喰わずに帰るなど反省にもナニもならんっ!」
とは言わなかったが、残り三台の「ひ〜、お奉行さまぁ〜」という声を無視し、
決然とオーダー敢行。

この麺とチャーハンが・・・嗚呼、なぜまだ食える?!と思いつつ止まらない。
特に干し魚のチャーハン。微妙な塩気と、ぱらっとしてるがきれいにまわった脂。
鹹魚の歯ざわり。
申し訳ありませんでした、お奉行さま〜、と、重度のトランス状態に堕ちてゆく。

食事が美味で、しかも食卓の全員が気持ちをひとつにしたとき、美味は倍化される。
一人二人でじっくり、もよいが、この店はやっぱりこんな風に行きたい。

ところで、話変わるが、ここの接客がよくない、という声をたまに聞く。
確かに、愛想過剰に店員が盛り上げてくれたりはしないが、料理の出し方もタイミングも確実だし、皿は適宜きちんと下げるが、その前に「下げていいですか?」と聞いてくれる。
ここの卓の連中は、タレまで舐める、という状況を把握しているのである。
確かに表情豊かではないが、たまにふっと出るシャイな笑顔はクールだがキュートだ。

店主にお愛想をいい、どうでもいい薀蓄をきかされたりしなくていい。
別に皿を投げられたり、態度の悪いネェちゃんにあれだこれだと指図されたりすることもない。

一般メニューも間違いはないが、しょっちゅう変わる季節の壁メニューは要チェック。「あれはなに?」ときくと、きちんと説明してくれる。

必要十分以上の接客だ。
それ以上、何を求めるのか?

確かに日本語が流暢とはいいがたいから、そういう意味でお皿を運ぶので精一杯なスタッフもいるかもしれない。でも、少なくとも、失礼だったりいい加減だったりはしない。

「無愛想」と「無礼」は違うのだ。

そしてこの店は、いつ行っても特別な事前のオーダーをしなくても、確実にオイシさで顔がほころぶものが出てくる。
一品一品の味付けや調理法が実に丁寧なので、品数が多くても食べ飽きしない。

この店は、でも、明らかに好き嫌いはあるとは思う。
だから「あそこはどうも・・・」という人がいても驚かないし、それはそれで良いと思う。
でも私にとっては、パラダイスのような店だ。
それだけだ。

ちなみにこの日は、胃の底が抜けるほど食べて、しっかり飲んで、一人4000円だった。

星は4→5へ。
文句のつけようがない。

え?
厳しい反省の結果??

「大珍楼別館は、頭がパーになって胃の底が抜けるほどうまいよなあ」
以上である。

繰り返す。
この日の料金はお一人様4000円。
これだけ喰って飲んで、4000円!
嗚呼、なんという店なのだろう・・・。

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地元っじゃ、まっけーしっらーずぅ〜・・・て、地元じゃないんで・・・。
アミーゴいぬわんは、月六回も大珍通いの癖に「都民」です。
引っ越すならばね、いい不動産屋さんをいつでも紹介するから
(ヤツは揺れている。ぐらぐら)。


横浜中華街殺人事件
なんちゃって無関連書籍再び。

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July 03, 2006

嗚呼!『天龍菜館』・・・!!(ごめんこうむりやす)

天龍菜館
最寄駅:石川町 / 日本大通り
料理:広東料理
採点:★★★☆☆
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


某恰幅のよい方のブログで、ワタクシと「犬喰い」のMr.いぬわんが「チーム・ディープ中華はここにいってきて!」という指令がくだった。

何故面識もないのにチーム化されるのかわからぬまま、不可思議なメールを飛ばしあいながら、いってきた。

なんとなく突然売り出された「青春アミーゴ」ジャニーズコンビの、ディープ中華街バージョンだろうか?
どっちがどっちだ??とかいうと、今やまさに微妙な話にいこうとしてんのに、もっとややこしくなるからやめる(「じゃあ最初からするなよ」「でもまあいいじゃん」とブチリあう自分と自分)。

ここで愛が芽生えれば、管理人がマッタク意図しない「出会い系」な空気もあるんでしょうが、やり取りが「あ〜腹いてぇ」「なに拾い食いしたんだよ?」という調子の打ち合わせ。

まあ、これも出会いのひとつではあるかな。
さて!!!

で、上意ゲタ2(?)の結果・・・

3000円のコース、7名でいってきた。

「2000円は寂しい。4000円は贅沢。3000円がいいよ」と、予約電話したいぬわん氏はいわれたそうで・・・(「いいじゃん」「な、いい感じじゃん」という打ち合わせ)。

事前に顔を出し、例湯とモツ系が欲しいけれど、あとはお任せでお願いします、ということにした。
あんまりごちゃごちゃいうと「きちんとしたコースのコンセプト」のある店では、逆に悪く転じかねん、といういぬわん氏のアドバイス。
 
色々リサーチすると、ここはかなり広東料理系の知識があって、ご店主へのリクエストにも技術がいるらしい。

でも、先方の薦めた値段のお任せではある。

さて、結果に飛ぶ。
 
これほど五つ星をつけた方たちと、ワタシらがあの日食べたものの隔たりは、いったいなんなのか、結構悩んでる。
 
インターネットでちょっと神格化されすぎた嫌いがあるかな。
お店自体は、好き嫌いは別として、それなりの「味」はある。
突然香港の裏路地に迷い込んじゃったような。
 
もちろんまずくもない。
8品出て、完全なNGは(しょっぱすぎた)一品だけ。

(各料理の映像、内容などは、一緒に会を主催した「臨時青春アミーゴ」の相方、いぬわん氏の記事をご参照ください)。
 
でも、あとは、味付けも調理法も、わりあい平板な印象。
高度な知識を駆使し、ご店主に全面協力体制で臨むと違うの?

ワタシは、金を払ってまで皿を洗いたくない。
極私的な意見をいえば、そうしてでも食べたい料理はあるかもしれないが、あの店ではなさそうだなぁ。
 
ご店主はいい方なので「あの環境」にもかかわらず、辛い点がつけにくいのは心情的にわかります。何とかがんばって欲しい、と、ファンがつくお店でもありましょう。
 
また、ガレージのような店内など、東南アジアの裏路地的な雰囲気はあります。結局はお好みですね。

ただ、大勢で賑やかにご飯を食べられて、これは楽しかった。
ご一緒くださったみなさんに感謝!
やっぱり最高の調味料は、楽しい仲間だ。

最後に一言いうなら、曲がり角の、まるで大学の学祭みたいな「インターネットで有名な・・・」なんてかいた看板は、単にお店の価値を下げるだけだと思う。
私は正直、あれを見てがっかりしたな。
 
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あとは、Mr.いぬわんに解説していただきませう・・・(逃)。
でも、驚くほど意見が一致しましたね。驚いた。


中国四大料理 至極のレシピ集―北京・上海・広東・四川 歴史と伝統の最先端中華料理


横浜中華街で楽しむ広東料理と世界のワイン


arima0831 at 03:04|PermalinkComments(19)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote