ギリシャ料理

May 25, 2007

関内『スパルタ』 〜皐月晴れの日、ギリシャ料理がうまい(喰いすぎ注意)〜

スパルタ
最寄駅:関内 / 伊勢佐木長者町
料理:ギリシャ料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


カイロにいた頃、アテネ郊外にも住居があった。
詳しい事情はこちらの記事に書いたが、まとまった休みの度に
アテネで過ごしたので、ギリシャ料理はよく食べた。

初夏の陽射しに誘われて、などというと美しすぎるが、思い出が食欲と直結する体質だ。
皐月晴れのある日、オットとギリシャ料理を食べに出かけた。

スパルタここは開業昭和28年の老舗で、
今のご店主は三代目。
現在のお店に移って6年だそうな。
隣の「赤い看板」を無理矢理視界から外せば、
地中海イメージの構え。
隣の焼き肉もウマソウだが・・・。


スパルタ結構目立つ店なので、
前を通るたび気になっていたのだ。
夕刻を待って元気よく出かけたら
五時の開店前に着いてしまった。
ウロウロと不審者のように店を覗き込みながら
開店を待つ。


ビールまずビール!
珍しくオットが「ギリシャのビール」なんかを
飲んでいる。
「これは味が薄くて軽いんだがなあ・・・」
とかブツクサ言ってるが、懐かしいらしい。
ワタシは・・・ハイネケンの生を・・・。


タコマリネタコのマリネ。
ギリシャ料理は魚介類が多い。
タコもよく食べる。
オリーブオイルはギリシャのもので、
懐かしい味がする。


ドルマドルマダキア。トルコ語でドルマ。
ギリシャ料理は実はアラブ色が強い。
アラビア語では「マハシ」になる。
これはブドウの葉の塩漬けで巻いたものだけれど、
巻いたり詰めたりした料理は同じ名前だ。
ちょっとご飯が和風な食感だがウマイ。


サラダ田舎風サラダ、という名前がついている。
ギリシャに行くと「サラダ」といえば
トマトやらキュウリやらレタスやらの上に
白くて塩辛いフェタ・チーズが
のっかって出てくる。
オリーブオイルもたっぷり。

ウーゾフェタチーズにはやはりこれだ!
水を入れると白濁するウーゾ。
苦手な人は見ただけで「うげ」というウーゾ。
「咳止めシロップ味」とよく言われるが、
咳止めシロップにもウーゾにも
アニスが入ってるんで似たような味に・・・。


確かに、咳止めの薬効ありだそうで。
体の湿気を飛ばす作用があるので、実は暑気払いによい。
確かに、冬よりは夏に飲みたい酒ではあるな。


カラマリイカのフライ。
現地だと輪切りにした「イカリング」が多い。
ここは丸ごと揚げてだす。
外側はサクサク、中はジューシー。
添えてあるニンニクソースの食感が、
ちょっとイメージと違うけれど、まあいいや。


イワシヒコイワシのフライ。
これまたサクサクでふんわり。
「ウマイよなあ」と、オット。
「日本のほうが魚は旨いんだから
現地より旨くて当然かもなあ・・・」
「・・・そうだねえ・・・」


海外で土地の名物はシーフード!と喜び勇んで突撃した挙句、たいしたことないなあと
がっかりすることがよくあるが、実はそれは我々が日本人だからかもしれない。
幸か不幸か、世界で屈指の「魚喰い民族国家」に生まれ育っているのだ。
魚はやっぱり日本に限る、と思う。


ムサカムサカが美味い!
茄子と挽肉とベシャメルとポテトの重ね焼き。
実は元々中東の料理なのだが、
ギリシャ名物になってしまったもの。
確かにムサカだけはギリシャが美味いから
不思議だなあ。


肉団子「ユワレラキア」というミートボール。
ヨーグルト風味のレモンソースで煮込んである。
残念ながら、この一品だけは
ちょっと肉の生臭さが強かった。



ここのシェフは日本人だけれど、きちんと現地に近い味わいを再現していて美味しい。

ただ、ギリシャのワインの揃えがちょっと寂しい。
ホームページなどを見る限りでは、ワインは、マダムがソムリエでかなり力を入れている
ということだったけれど、値段にしては今ひとつな選択肢しかなくて残念。
 
料理は、一品のボリュームが結構あるので、4人くらいで行くのが丁度よいかも。
以上の量、二人だと、完全に喰いすぎだ・・・。
 
ところで、この店は「本格現地式」に、ふんだんにオリーブオイルを使っている。
ドバドバとかかっているのだ。
だから、オリーブオイルが苦手なら、絶対に無理な店だ・・・。

なにしろギリシャ人、恐怖の「オリーブオイル漬け民族」なのである。
イタリア人、フランス人はもとより、スペイン人すら裸足で逃げるほどだ、と感じる。
「日本人が醤油を何にでもかける感覚を十倍に膨らませた感じ」とでも言おうか・・・。

あるときアテネの空港レストランで、隣のテーブルが席を立った後を見たら、
巨大なボウルの半分ほどまでが「オリーブオイルの海」と化していたのを思い出す。
サラダを食べていたんだがね。
確かに、野菜の切れっぱしが浮いていたがね。
ぷかぷかと、黄色いオイルの海に・・・。

で、オリーブオイルを摂り過ぎると、慣れない人は胃もたれを起こす。
帰宅後夫婦して、久々の懐かしい胃もたれ感を思い出した次第。

ここの料理が美味いのは確かだ。
しかし、ギリシャ料理って、食べ過ぎると胃にもたれる。
初夏から夏には特に美味い料理だけれど、やっぱり食べすぎには注意、なのである。

この店の料理自体は、繰り返すけれど美味い。
喰いすぎたワレワレがいけないのだよ。


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喰いすぎがいけないのは、ギリシャ料理に限りません。



実はこのレストラン、楽天でお取り寄せもやっている。ムサカも売ってる。
その他、デザートなども色々。



遠い太鼓

ギリシャの旅行記でこれを超える本はない、と思う。名作です。

arima0831 at 00:20|PermalinkComments(11)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

June 04, 2006

本格派ギリシャのジャンクフード?!『ギリシャ・コーナー』伊勢佐木町オデオン

Odeonというのはパリやロンドンので有名ですが、こっちは伊勢佐木町。
語源的には、古代ギリシャの小劇場のことらしいから、別にギリシャの食べものがあっても・・・というのは、あとからのこじつけ。

ある日、伊勢佐木町オデオンのあたりを歩いていると、体内の食欲コビトが何事か騒ぎ出す。
フンフンと鼻が反応している。

ふ、と気づけば目の前には、そのまんまギリシャなスブラキ&ジロのスタンドがっ!!

実は、オットの仕事の関係で、昔アテネ郊外にも別宅があった。
私はカイロでべったり働いてるんで、オットは月半分アテネ。

で、たまに遊びに行くと、まず空港から一直線に走るのは「スブラキ屋」。

要するに、ギリシャ風の「豚串」だけど、豚がダメなカイロ在住者には夢のように美味しいジャンキーさだったのですよ(?)。

ギリシャのGYROS勿論、大串グルグル系(*注)だって、ポークだし。
ヨーグルトのソースとかかけてくれる。

*注:トルコでドネル、エジプトでシュウェルマ、ギリシャじゃジロスといいます。

最近は街角でわりとよく見かけるようになったけど、いまひとつ食指が動いたことはない。
でも、なぜかこのときだけは、スタンドの前でしばし立ち尽くしてしまいましたよ。
まるで不審者。



Greek Cornerのメニュー近寄るとメニューに「スブラキ」とかかいてあるし!




ギリシャ・コーナーGreek Corner看板は、日本語と英語。
どっちが本当?







平たいピタパンで包んで、油紙で巻いてくれるところも現地式。
横のガラスケースには、バクラヴァ(超甘い菓子)、ムサカなど、次々500円玉を礫のように投げたくなるアイテムも!
わ?、タラモサラダだって・・・懐かしいなあ。

まあ、一個500円だから、そう安くはないけれど、結構懐かしい味がしました。
で、店のお兄さんに「ギリシャの人なの?」ときいたら、
「トルコです」と。

「ギリシャ人は敵じゃないの?」
「でも、日本人も中国や韓国と働く。同じことね」

鋭いことをいうなあ。

ついでだから、桜木町駅前から突然消えた、トルコ料理屋『Troy』の事を聞いてみたら、やっぱり「諸般の事情」で閉店とやら。
オヤ、それはそれは・・・。

尚、ここは『オリンピア』という関内にあるギリシャ料理店の出店だそうで。
そりゃまあ、本格的なはずだ。
その他『Athens』『Zorba』というバー系の店も同じギリシャ人のオーナー。
http://www.athens-yokohama.com/
あ、実物ですか・・・?
え〜と、食べちゃいました・・・すみません。

ただここ、お持ち帰り専門で、イートインのないのがちょっと寂しい。
あのあたりじゃ、暢気に座って食べられる公園なんぞもないから、
家まで我慢の子のワタシでした(健気な姿を思ってください)。

帰宅後、ニコニコと「常備品」登場!

お気に入りのフェタ・チーズ!(冷蔵庫常備)
アテネのチーズ【フェタ・チーズ(200g)】

ギリシャの国民酒、ウゾ!
ウゾ12 40度 700ml水をいれると白濁します。アニスの香りがするちょいと独特な酒。

本店のほうにも行ってみなくちゃいけないですね・・・。

ちなみに、ギリシャ料理自体は、トルコやアラブの料理に似ています。
豚を食べる、というのは大きな違いだけど、いわゆるヨーロピアンよりは
アラブ系だとおもう。


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arima0831 at 21:26|PermalinkComments(3)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック