クスクス

February 22, 2007

中野『カルタゴ』へクスクス遠征 其の二 〜クスクス汁だくの幸せなのだ〜

カルタゴ
最寄駅:中野
料理:アラブ料理 / トルコ料理
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


前回からつづく)

中東圏は一帯に、ペースト状の前菜が多い。
これも平たいパンで拭いながら食べる。

前菜盛り合わせ三種盛り合わせ。
手前から、ホンモス(ひよこ豆のペースト)、
ババガヌーク(茄子のペースト)
エズメ・サラタシ(トルコの辛いサラダ)

赤いサラダは、実は見た目ほど辛くない。

ホンモスとババガヌークは、それぞれの素材にテヒーナという練り胡麻を混ぜる。
中東の料理、実は野菜や豆類が豊富でヘルシーなのだ。
じゃあ、あの地域の人がどうして太りがちかというと・・・単に食う量の桁が違うからです。
喰い過ぎれば、ヘルシーなものでも太る。
それに、さっぱり見えて栄養価は高い=意外にカロリー高い。

わかっていても、ホブスのおかわりをしてしまう。
ほかほか湯気の立ったホブスがまた旨い。もうたまらん。

ブリックこれは「ブリック」というチュニジア料理。
卵と挽き肉の包み揚げだ。
中皿からはみ出すような大きさが、一人に一個くる。
レモンを絞って、直にかぶりつくのが美味しい。
ゆるゆると半熟の卵が真ん中に入っていて、
挽肉の旨みに卵が絡む。

はふはふ。

クスクスそして、お待ちかねのクスクス!
大皿にドカンとくる。
クスクスも色々あるのだが、これはチュニジア風。
メルゲーズというチュニジア名物の
自家製ラム肉ソーセージと煮込んだラム肉がのる。
その上に・・・

クスクスの汁こんなトマトソースをドボドボと
汁だくにかけていただくのだ。
ハリラが旨いから期待していたら、やはりソースも滋味深い。
アコガレだった、クスクス汁だく。
しかし・・・クスクスもまた「危険物」。
胃の中でぶおっと膨れる。

でも、消化はいいらしくて、胃にはもたれないから不思議だな。

このメルゲーズ、どこかで似たようなものを食べたなあと思ったら、年明けに牛久の
シャトー・カミヤのレストランで食べていた。
あれも「ラムのソーセージ」なのだが、つまり「メルゲーズ」だったのだろうか?
豚や牛のものと違って、汁気たっぷりでブチュというソーセージではないのだが、
こうしてクスクスやトマトソースと併せればなかなかいける。

デザートアラブ菓子は「ドス甘い」という固定観念が抜けないが、
これはサクサクと軽い味わいの、
パイ生地で作るバクラヴァ。
ナッツが入って、香りと食感が楽しい。

グラスに入った紅茶を啜りつつまったりする。

ところで、クスクスの写真右奥に移っている容器、実は灰皿なのだがこれが優れもの。
漏斗状の蓋があって、灰がたまったら持ち上げて下の壷に落としてしまう。
煙草はやめたが、これはヘビースモーカーにあげたら喜ばれそうだ。
この店では、他にも色々と気の効いた中東の小物や雑貨も扱っている。

このあとに帰りの長距離移動があるので、時間を忘れて思うさま飲んだくれることが
できないのが、なんとも残念な店だ。
とか何とかいいながら、Ksarakはフルボトル一本空いてしまったのだけれど。

ところで前も書いたが、この24席あるレストランのフロアは、マダムが一人で
切り回している。
裏の厨房はシェフ一人だ。
なのに、食事が終わって人心地つくまで「たった二人で大変だなあ」などと
微塵も思わせないサービスのフットワークは素晴らしい。

料理はすべて、各テーブルの食事の進み具合にあわせて出てくるし、熱いものは熱く、
冷たいものは冷たい。

しかも土曜の夜で、店は満席なのだ。
これは大変な技だなあ、と感心する。

帰って家でメニューを眺めていたら「タジンがマハシがケバブが、ああぁぁぁ・・・」と
食べられなかったメニューに未練が募るのだった。


ランキングバナー人気blogランキングへ
タジンが食べたいよう。


 タジン鍋

予約が取れない店の一流シェフのまかない料理

畑中シェフも出てます!

 瓶入りハリッサ、一本730円

 ラム肉ソーセージもあります。



arima0831 at 20:12|PermalinkComments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

February 21, 2007

中野『カルタゴ』へクスクス遠征 其の一 〜アラック大好き!〜

カルタゴ
最寄駅:中野
料理:アラブ料理 / トルコ料理
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


ベリーダンスをやっている友人が、初めてエジプトに行ってきた。
最近の様子など聞きたいので、じゃあ『カルタゴ』でクスクスでも食べようか、
ということになった。

え?エジプトでもクスクスなんて食べるんですかって??
食べません。
これは北アフリカの西側、マグレブの料理。

要は自分が食べたいだけだろうって・・・ハイそうです。
まあ、雰囲気もんですよ、雰囲気もん。
ははははは。

前回は期間限定特別メニューのエジプト名物「チキン・モロヘイヤ」を食べたのだけれど、
シェフの畑中さんはエジプトに行ったことがない、と聞いてびっくり。
奥様が行ったときに某有名店で食べたものが一番よかったと、それを再現したものだった
そうだが、見事に懐かしい「あの店のあの料理」が再現されていて驚いた。
まだ見ぬエジプトの料理をこれほど見事に調製できるのならば、この店の看板ともいえる
マグレブの料理に期待がかかる。
しかも、ここのお店では最近、レバノン産のアラックやワインも入荷するようになった
というから、是が非でも一度行かにゃ・・・と機会を狙っていた次第。

オットに「クスクスにアラック」と囁いたら、ノッソリついてきた。
途中電車で「きゃ、クスクス」などとネタをかますので、他人のフリをしながら中野着。

さあ、今日はきっちりカメラ持参だ。
ピンボケまくってますが。
でも、普段よりましかと・・・。

KsarakレバノンにはKsaraという有名なワインどころがある。
そこで作っているアラックが"KSARAK"
飲みやすいのに香りが良くて、我が家では一番人気。
フルボトルで5800円。ショットで500円。
アルコール度数は40度で、水と氷で割って飲む。
生では透明だが水を入れると白濁する。

アニスで香り付けしてあって、このアニスの精油部分が水に反応して白濁するとやら。
系統としてはリカールやペルノーに似ている、と言うと「うげっ!」と呻く人がいるくらい
これ、嫌いな人は大嫌いな酒なのだ。
ワタシも昔は「ナニが楽しくてランコムの化粧水飲んどるんじゃ?」と不思議だったが、
トルコで飲んで納得。
フェタ・チーズや羊肉と相性抜群。
そうなると奈落の底にまっしぐら、といおうか、もう病み付きになってしまう。

トルコでは「ラク」といい、ギリシャじゃ「ウゾ」という。
まあ似たような酒だが、レバノン産は香りが強くて濃厚だ。

関係ないけど、我が家でラム・ステーキを焼くとき、フランべするのにこの手の酒を使う。
最初は単にブランデーを切らして、とっさのヤケクソな思いつきだったんだけど、
意外やいい具合なので定着した次第。

オットは「ベイルートじゃ一本700円・・・」などとうっすら呟くが、口を押さえつける。
じゃあ、ちょっとひとっ走りベイルート行ってきてくれる・・・?

オリーブオイルフランスパンとともに、オリーブオイルが供される。
中央の赤いペーストは、見た通りピリッとしている。
ハリサ、という。チュニジアのものだそうな。
いいオリーブオイルは、それだけでも美味しい。
右側にはモロッコのビール。
その名も「カサブランカ」。


ハリラモロッコ名物のハリラ・スープ。
学生時代一人で行ったときにはお世話になったなあ。
どこの街角でもタダみたいな値段で売ってて、
栄養満点で旨かった。
懐かしい味だが、こちらのものはもっと上品で優しい。
出汁がよくないとこういう風にはならないのだなあ。

オカワリが欲しいが、あとを考えて堪える。
それを始めたら、ハリラだけで一晩終わってしまう。
量が少なく見えるのは、ウマイウマイと一気食いする途中で我に返ったからです・・・。

サラダ盛り合わせサラダ二種。
モロッコ風のヒヨコ豆などたくさん入ったサラダと
チュニジア風の蛸のサラダ。
プリプリした蛸だけでなく、ツナやアンチョビなども入って、
いかにも地中海の料理。
アンチョビ偏愛症のワタシには、たまらんサラダだ。

奥にあるホブス(平たいパン)で、わしわしつかんで食べる。
このパンは「爆発物」なので食べ過ぎ注意なのだが、ついついオカワリしてしまう。
あとでお腹の中で、どっかーんと膨れてくるのだ。
別にアルカイダとかは関係ないです。あるものか。

モロッコ、チュニジア、そしてトルコ・・・と、インターアラブな食卓(?)だが、一つ一つに
きちんと手がかかっていて、よくある「なんちゃってアラブ風」とは一線を画すもの。
似通ったところも似て非なるところもある中東各地の料理が、伸び伸びと組み合わされて
独特の世界が広がる。

こうなるとシェフが日本人であることは、ハンディどころかアドバンテージに思える。

旅行の道中の話など聞きながら、楽しく美味しく食事は進む。
まだ前菜だけれど・・・つづく・・・インシャアッラー。


ランキングバナー人気blogランキングへ
湘南ライナーに乗れば、中野も実は案外近い。


 トルコのラク。飲みやすいです。

 レバノン産ワイン、シャトー・ケフライヤ。
こちらのレバノン・ワインの解説も面白いので、興味ある方は覗いてみてください。






arima0831 at 22:02|PermalinkComments(12)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック