ハッピーバレー

February 14, 2008

香港再び!〜正斗粥麺専家で絶品皮蛋及第粥など〜

結局、一泊のマカオ滞在「ファラオの復讐対策の復習」で半分消えた。
なかなか面白そうな街なので未練たらたらだが、いいところだとわかったのだから、また来ればよいことだよ、と自分を慰める。

アタリを引いたにせよ引かなかったにせよ、一泊ではせわしいだけだ。
今回それを改めて痛感した。
二泊しなくちゃね、やっぱり。

香港に戻って、ホテルに夕方チェックイン。
まだ本調子とは言いがたいが、昼に多少胃腸に優しいものを食べられたのが良かったらしくて、前の晩や朝方と比べればかなり元気だ。

夜はやっぱり「麺粥だろうなあ」と、再びハッピーバレー地区を目指す。
ホテルから車ですぐなのだ。
特段何の変哲もない住宅地だが、落ち着いていて動きやすい。

正斗正斗粥麺専家。
店内は粥麺屋というよりはレストラン。
そこそこ大きな店が
9時過ぎに行ったら満席だったので
店内でちょっとだけ待つ。

香港の夕食時間は、日本より遅めらしい。
そのせいだか、ありがたいことに店の営業終了も全体に遅い。
ここも深夜まで営業との由。
構えでわかるとおり、麺粥専門店としては結構な高級店らしい。

麺ワンタンメーーーン!
と、思わず叫んでしまった。
スープが一瞬結構「海老クサイ」が
啜ると全然コクが違う。
奥行きのある上品な優しい味。

こりゃ、ウマイぞ。
けっして安い店ではないのだが、その価値はあるみたい。

オット「朝喰ったのと同じくらいウマイ」とのたまわる。
面倒くさいので突っ込みは入れずに黙って麺を啜る。
ワタシは病み上がりなのだ。

及第粥皮蛋及第粥。
モツが山ほど粥の池の底に沈んでいる。
ピータンもごっそり。
数日前に食べた及第麺
モツの処理が悪くて生臭かったのだが・・・

・・・ここのモツは、きちんと処理されていて食感も味も上々だー(喜)
ワンタンメンの倍近い値段で、たかが粥がHK$50。
どうかなあと思ったが、高いだけのことはある。
中華街の粥屋と大差ない値段だ、とか無粋なことは言わぬが花だよ。
量もかなりしっかりとある。
うまいぞウマイ。

カイラン腸粉





すっかりクセになったカイラン菜の蛎油あえ。
ついでに腸粉も頼む。
昨夜海老と化した恨みをこめて「海老入り」にした。
モッチリした腸粉に包まれて、大ぶりの海老がプリプリ口で弾ける。
やっぱり叉焼入りのほうが好きだが、これはこれで悪くないのだ(嬉)。

もやし河麺もやし河麺





もやしと肉の炒め河麺。
河麺は米粉でできたきしめん風の幅広麺で、意外にモッチリした食感。
見たところ地味なのだけれど、モヤシと細切りの豚肉にちょうどいい具合に餡が絡んで、かなりの量なのに箸が進む。

ここまで料理にハズレがなければ、なんかもうちょっと食べたくなるぞ。
ふふ、スイーツ行ってみよう!

スイーツ2スイーツ3





左は蓮の実入り小豆のお汁粉。
右は黒胡麻のお汁粉。
どちらも温かい。

蓮の実がホクホクして、小豆の食感と相性よい。
これは体に沁み込むような気さえしたのだけれど、後で調べたら蓮の実にはお腹を温めたり傷んだ胃を治したりする薬効が、小豆には毒だし作用があるそうで、ウマイと思うものは体が求めるものなんだなあ、と実感した。
黒胡麻も美味しいのだけれど、このときの胃腸にはやや重い感じ。
でも、どちらも甘さ控えめでウマイのだった。

この店、なにを頼んでも味付けがくどくなくて、なかなか美味しい。
有名な店なのだそうで、次から次へと人が来て盛況だ。

なんだか人心地ついた感じで、ほっとした。
体調を崩して回復しようという時は、消化のいい美味しいものに限る。
これが普段の倍ウマく感じるから、嬉しい話だな。

なんだかんだと結構量が食べられた。
食べるごとにぐいぐい元気になってくる実感があるから不思議だ。
食べ物が体に合うのだろうか。

翌朝の「朝飲茶」に備えて早寝をした。


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体調が悪いときこそ旨いものってあるもんだ。



蓮の実。鎮静作用もあるそうです。

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arima0831 at 14:20|PermalinkComments(5)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 12, 2008

香港ほにゃらら記 其の三 〜飲茶心得(?)及び爆食再反省〜

新年が明けた、という自覚もなしに、二日目は遅くまでウダウダ寝ていた。

大晦日はなんだか寝付けぬままに「アレを喰うぞコレも喰うぞ」と、
各種さまざまな妄想を膨らませて夜更かししていたんである。
なにを食べたいかじっくり考えてみたら、前夜のような無計画なことでは
喰いそこねるものが続出しかねない。

「お食事は、計画的に!」という教訓を如何に生かすか。
まずは計画を立てることであろう。

計画その一:「まずは飲茶だ!」

・・・と叫びつつ起き上がって、エイエイと気合を入れた。
「人生是食欲。食欲大魔神。喰い意地の鬼」などなどと横でオットが呟く。
うるせいぞ。

ふと目に付いた"Happy Valley"というエリアに出かけることにする。
現地語では「跑馬地(パウマアテイ)」と書く。
広東語漢字変換の規則性について色々考えるのが、だんだん馬鹿馬鹿しくなってくる。しかし、英語のできる香港人すらよく知らん英語の地名って、何のためにあるのだろうなあ・・・?

まあ、考えてみればエジプトでも似たようなことは、ここほどではないにしろ多少あったから、イギリス植民地時代の名残なのだろう。

Happy ValleyHappy Valley2





「ハッピーバレー」は競馬場の名前でもある。
目指す地域は、上の競馬場写真の右側写真一番奥の方。
競馬場の向こう側にある、わりに高級な居住エリアだということだ。
ホテルからも近い。

何故ハッピーバレーにしたかといえば、「地球の歩き方」に載っていた
よさげな飲茶の店がこの地区にあったからだ。
一応フロントで「この辺りのオススメ」を聞いてみたら
「ローカルしか行かない僕のお気に入りの店」を嬉々として書いてくれて
これも同じ店だった。
漢字が間違っていたが。
香港の若者の漢字離れも進んでいるらしい。

誉満坊この『誉満坊』という店は
英語名が"Dim Sum"
(・・・もう何も言うまい・・・)
この辺はエリア的にはこじんまりして
交通量も人も少ないから気楽でいい。

注文用紙小奇麗な高級ファミレス風店内。
こんな注文用紙を渡されて
食べたいものに印をつけて渡す。
この店の場合ありがたいことに
写真つきの英語日本語メニューがある。

注文用紙の番号とメニュー番号を付き合わせると、単に経文のようにしか見えない注文表が解読できる仕組みになっている。

蝦餃蒸し餃子





左「燕液帝皇明蝦餃」ともう一種類。
左は要するにおなじみ「エビ蒸し餃子」。
大きなプリプリの海老が入っていてウマイ。
もう一個は・・・忘れた。
確かかなりサッパリした中身だったと思う。

蓮の葉包みご飯中身





「古式飄香荷葉飯」こと蓮の葉包みご飯(だったと思う)。
ふっくらと蒸された「おこわ」に蓮の葉の仄かな香り。
鶏やら椎茸やらが色々入っている(右は中身)。

大根もち湯葉巻き





「大根もち」と「湯葉巻き蒸し」。
大根もちの食感が、ふんわりしていて面白い。
湯葉巻き蒸しの中身は忘れた。

個人的好みから行くと、この店ちょっと味が濃いのだ。
ついつい興奮状態で弾丸超特急のよーに片っ端から品名をコールしてしまったが「こういう点心は味付けの似たものが多い」という原則を食べてから思い出した。
これは20年以上前の香港でも日本でも、何度となくやって懲りていたはずなんだがな・・・しかも昨夜の反省など一瞬でどこかに吹っ飛んでいるではないか。

ばかばか。

腸粉「豉油皇香煎腸粉」こと「腸粉の牡蠣油炒め」
腸粉は米の粉で作ったクレープを
シンプルに牡蠣油で炒めたもの。
ナッツ系の香りのするタレと
甜麺醤風のタレがつく。

実はオット、前夜行ったレストランでメニューの写真を指差して「コレが食べたい!」と珍しく自己主張をしたのだが、品切れで食べられなかったのが「叉焼腸粉」。
よくあるのは、このモッチリねっとりした皮で海老やら叉焼やらを巻いて蒸したもので、オットもそれが食べたかったのだが・・・ごめん、こういうのもあるって知らなかったんだよう・・・実は写真をみて「どうも違うな」とは思ったのだけれど、まあ物は試し、と勢いで注文してしまったのだ。

文句を言うなら、自分で注文をしなさい!と、不満そうなオットと目を合わせないようにする。
コレがまたてんこ盛りなので、次第にテーブルは修行の場となっていくのだった。

シュウマイ盛り合わせ小龍包





「シュウマイ三種盛り合わせ」と・・・小龍包・・・いや、なんだかつい条件反射でコールかけちゃったんですよ。
正式には「魚翅鮮肉小龍包」で、フカヒレ入り。
日本で出てくれば「まあ許せる類」の小龍包だ。
わざわざ香港で食べるまでもない。
そんなことはわかっているけど、やっぱりついつい・・・うう。

豚肉オコワ「竹筒咸魚肉片飯」
塩漬け魚入り豚肉のせ竹筒蒸し御飯。
コレ一品だけ空腹状態で喰ったら
きっと感動したに違いない。
横に添えられたタレをかけて食べる。

修行はすでに苦行となっている。
昨日食べ過ぎてあんなに反省したのはぁ〜、どこのどいつだ〜い?
・・・アタシだよっ!

もう既にお分かりの通り、こういう点心類って選び方にもよるのだろうけれど、どうもベースの味が似通っているように思うのだ。
だから三種類も食べると口が飽きてくる。
そもそもコレはアカラサマな頼みすぎなのである。
あと、ここは美味しいとかなり評判だが、どうもワタシらには味が濃い。
いや三品くらいまでなら、十分に美味しくいただけるはず・・・(嘆)

しかし、ここで再び注文用紙を睨むワタシ。
オットの目に昨夜と同様殺気が走る。
でも、再注文を強行。人間、時には状況に流されぬ勇気が必要だ!

燕の巣と白木耳蛙の卵巣





デザートは別腹・・・と、いうか、こういうものを食べたほうが胃がサッパリしそうな気がしたのだ。
実際サッパリした。本当だ。うにゃ。
甘いものをほしがる自分など普段なら考えられないのだが、実はこのときはビールも頼まずお茶だけひたすら飲み続けていたので「ちょっとスイーツでも」な気分にもなれた。

左「白きくらげのココナッツミルク煮込み」
甘味控えめで、口の中がサッパリする。
右「雪蛤と棗と蓮の実のシロップ煮」
ちょいとシロップ甘めだが、蓮の実がホクホクしてウマイ。
さて「雪蛤」ってなにか、というと「蛙の卵巣周りの脂肪」だ。
汁の上のほうにプヨプヨ浮いてる白っぽいもの。

「蛙の卵巣」なんていわれると「うげ」と思うが、これは燕の巣並みの高級食材で、ここでも一品HK$60もした。1000円近い。
単に面白がって頼んでいたのだけれど、後で調べたら、美肌美容滋養強壮効果が高いらしい。蛙といったって、どんな蛙でもいいわけじゃなくて、中国東北部の限られた山中に棲息する「中国林蛙」でなければいけない。
しかも卵巣だから雌蛙のみ。
それをチマチマ集めて乾物にするのだから、中国人て偉大だと思う。

それにしても、中華スイーツってなんだかウマイ。
酒でなく茶ばかり飲むのも異変だが、さらにスイーツに嵌るという
異常事態がこの後続くのであった。

ちなみにこの店は、一品HK$25〜35くらい。
お勘定はその辺から適宜想像していただければ。
安い店ではないが、店内はきれいだ。
ちょっと味が濃い印象はあるけれど、それはあくまでもクイスギの故。
そこそこ美味しい店だと思う。
でも、遠路タクシーを飛ばすほどではないかなあ。

教訓: 飲茶はオヤツだ。喰いすぎ厳禁!


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学習能力強化も今年の課題だな・・・。



海老腸粉。よく広東料理の点心にあるのがコレです。

東京中華スイーツ―人気店50軒のスイーツから簡単オリジナルレシピまで (Neko mook (813))

早速買いました。けっこう都内に店はある。参考にはなります(燃)
レシピはワタシ的には役立たずだったが・・・。

arima0831 at 02:20|PermalinkComments(12)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote