人吉

January 10, 2007

赤酒、雑煮、そして温泉 〜熊本日記 其の四〜

無事年が明けて、お雑煮をいただく。
ここ熊本では、お屠蘇ではなく「赤酒」というものを、年明けとともに皆でいただく。


これです(楽天でも売っていた)。
赤い色の日本酒。文字通り。

実はワタシ、告白してしまうと、この「赤酒」がいまひとつ得意でない。
一杯(文字通り「杯」で)は飲み下すのだけれど、それ以上飲めない。
でも、周りをみても、皆同じ状態で粛々と「一杯」で、次をすすめられることはない。

残りはどうするのか、いつもちょっと不思議ではある。
味は味醂のようなので、料理用に使ってよいものかいつも悩むけれど、縁起物なので、
手をつけかねている。
残った赤酒はどこに行くのだろう?

今年のお雑煮は義姉が作ってくれた。
昨夜の酒宴で残った刺身が豪快に入った味噌仕立て。
ご近所で搗いてもらったというお餅が旨い。

お雑煮といえば、正月三が日毎日違うものを食べるものだ、と思い込んでいた。
我が実家では、初日は鰤の澄まし汁仕立て、二日目は鶏出汁、三日目は白味噌で、
これに何の疑問も持っていなかったのだけれど、どうもかなり変わった習慣らしい。
「雑」煮というくらいだから、中身はなんでもありなのだろうし、土地により家庭により
色々だ、とくらいまでは認識していたけれど、子供のころの擦り込み→思い込み
というのは不思議なもので、この形に今年まで特に疑問を持たずにきた。

鰤と鶏は福岡出身の母らしい具材だと思うけれど、しかしナゼ白味噌が・・・?
ちなみに、母方の祖母は対馬だ。
先日実家にいったついでに聞いてみたら、首を傾げて「・・・なんとなく・・・」と。
なんとなく・・・なんとなく寸胴をドカスカ並べていたのか、母よ?!
まあ、三日楽しく美味しく違うお雑煮というのは、楽しかったからいいけれどもさ。

オットに聞いたら「象を煮るのだよ」とか言い出したので無視したこともあるな・・・。

その後、義姉たちが帰っていった。
「嫁」始動なのである。
単にゴロゴロしている、と思ったアナタ、実はきちんと交代後へのエネルギーを
蓄えていただけなのだよ(・・・なんちゃって・・・)。

始動にあたり、エンジンを温めるために・・・温泉に向かう。
本当は元旦に家で湯を立てたり、ましてや湯銭を遣うなど、あまりヨロシクないようだが、
サササと出かけてしまうのである。

ここは知人に勧められたところ。

門松かくれ里の湯』という。
人吉のループ橋入り口辺りから、ぐいぐいと山奥へ。
まさかこんなに遠いと思わなかったので、ちょっと驚く。
しかし、こうなると地元用というよりは観光向けだね・・・
と案じつつ、うねうねくねくねと山道を辿るのだった。


ここもアルカリ単純泉だが、肌当たりは強め。
広いお風呂は湯気がこもって、あたりの様子が見えにくい。
薄暗く湯気がこもった湯殿は風情があるが「掃除の手抜きをしてもばれにくいんじゃ・・・」
などと風情のないことをつい考えてしまうのだった。
まったく余計なお世話だが、風呂上りに顔を合わせたとたん、オットが同じことをいう。
やれやれ。

山道というのは不思議で、往きは随分長く感じるのに、帰りはなぜかすぐに抜けてしまう。
車の前を黒い動物が駆け抜けるので、なにかと思ったら狸だった。
・・・化かされているのかなあ、正月早々・・・。


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毎日温泉通いで、酒浸りテレビ漬け。ああ、お正月だなあ・・・(?)。




最近愛用の入浴剤。クリームもよいのです。
乾燥肌にお悩みの方、男女問わずドウゾ。






arima0831 at 22:39|PermalinkComments(8)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 07, 2007

人吉の焼き餃子 〜熊本日記 其の二〜

到着翌日、早速出かけた。
どこに?
温泉に。
この辺りは出湯の里なのだ。
実家のある山の麓辺りにも、ふんわり湯気が上がっているところがあるので、掘ったら湧いてきそうだけれど、そう簡単なものではないらしい・・・夢だけれどなあ、自宅で温泉・・・。

いつも同じところばかりだけど、今回は行ったことのない所を覗いてみよう、と出かける。

『紅取山泉 和楽の里』へ。

調べたところでは、なんだかいろいろ派手な施設が書いてあるけれど、ロビーに暖房も
入っていないところをみると、えらく暇そう・・・。
人吉魚市場直営だとか。

露天風呂が外にあるらしいが、お湯が抜かれていた。
まあ、ワタシはお湯に浸かれればいいんだけれどもね。
ええ、十分ですともさ。
だって、巨大なお風呂を独り占めだもの。
つい伸び伸びと平泳ぎ。
へへへ。

源泉かけ流しの単純アルカリ泉、だそうな。
泉質云々にはさっぱり疎いので「単純アルカリ泉」などと言われると、どうもシンプルすぎて
ご利益(?)薄いような気がするが、お湯はとろりんとして肌に柔らかい。
いいお湯だなあ、と、湯船のふちにアゴをのせて体を伸ばしてまったり。
極楽極楽。
温泉には、いいお湯だけあれば十分なのだ。
それが空いているのだから、文句ないです、はい。

お風呂を上がって、街中へ。

思いつきの店
最寄駅:人吉
料理:餃子
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食


人吉地元で人気の店らしい。
店の雰囲気は、今はなき『どんたく』旧店舗といい勝負だ。
言ってみれば、レトロってヤツでしょうか?

年末の帰省時のせいだか、持ち帰り用の注文が立て込んでいるらしい。
お爺さんとお婆さんが、無言だが真剣に餃子製作中。
あまりの気迫にこちらも無言になる。

「あ〜、ちょっと待ってね」と言われて、デコラ張りのテーブルでぼんやり待つこと暫し、
ようやく注文を聞いてくれる。

「何人前?」

ここは、焼き餃子一本勝負のお店なんである。
一人前210円。
五人前で大皿一杯に盛られる格好になるので、五人前を注文するのが普通らしい。
こういうの、結構好きそうな人がいるなあ・・・と、あのヒトこのヒトのことを思い出す。 

焼き餃子どかんと大皿が出る。
このルックスは、なかなかいいですね。
これが五人前。
お持帰り用は、ががっと新聞紙で巻いて輪ゴムかけて渡している。


見るからにすごい量なので、半分持って帰ろうかと言ってたのに、全部食べてしまった。
お土産分が消えたが、追加五人前などとは到底いえない切迫感が漂っていたので、
素直に(?)手ぶらで帰ることにする。

量と手間と値段を考えると良心的な店だ。
昔はこの辺りで看護師をしていた義姉に後で聞いたら、当時よく出前で食べたものね、と
とても懐かしそうだった。
お土産分を食べてしまったことは言わずに、喰いすぎを反省する。
 
持ち帰りの予約が多くて、店内で食べる人はむしろ少ないらしい。
できれば事前に電話で予約しておくのがよさそうだ。
いや、ここの読者で本当に行く人は、まずほとんどいなさそうだけれど
(あ、こちらが地元の某A氏は、きっとご存知ですね)。
 
餃子自体は、特にひねったところのない、よく言えば素朴、悪く言えばアタリマエな
焼き餃子。
 
帰るとそろそろ酒宴開始。
義姉にお任せで、実はお気楽この上ない「嫁」なのだった。

ははは。

(つづく)

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ワタシが「嫁」と聞いてぎょっとした皆さん、実態はこんなものです・・・。


るるぶ決定版!温泉&宿九州 (’07)

こんな本もあったのか・・・(ナゼ出発前に見つからなかったのであろう)。





arima0831 at 14:45|PermalinkComments(12)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote