南翔饅頭店

July 21, 2006

『南翔饅頭店』@六本木ヒルズ くたばれ、モウカリマーケティング!!

南翔饅頭店
最寄駅:六本木
料理:台湾料理 / 飲茶・点心
採点:★☆☆☆☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:おやつ


冒頭から唐突に恐縮だが、知人のイ・ヌワン先生様は、核弾頭ミサイル飛行能力研究開発の傍ら、ひっそりと世界中で中華を食いまくる、怪しい某国エージェントである。
怪しすぎて飛ぶ方向が間違ったり不発に終わったりするので、中華の皮を脱いで突然おフレンチに走った挙句、自分のブログをピンク色に染めて狂ったフリ(?)をしてみたりしている。
この程度の眼くらましで某国主席様が許してくれるのかどうかは知ったことではないが、
その辺は得意の怪しい術を駆使してうまくごまかしているのだろう。
妖怪め。

そして、件名同系列の川崎店でおひとり様5千円も散財される莫大な資力もお持ちである(詳しくはコチラ)。

ある日、用事で六本木に出るのだ、と言ったら「じゃあヒルズにて追加調査をせよ」という指令がくだった。
ワタクシは、どうも秘密開発エージェントにオルグされかけていたらしいが、某店予約の際、四名と五名を単純に数え間違えて以来「喰い専」という結論に達されたようである。
幸か不幸か。

で、お腹をすかして南青山から六本木方面へ歩く途中、何度となく誘惑にあう。
博多ラーメン『赤のれん』、一度は行きたいイラン料理『アラディン』(未調査)の1000円ビュッフェなどなどにココロを激しく揺り動かされる。

そしてなぜか、ランチは別の韓国料理屋で食べてしまった。
なんかヒルズって、ワタシに対して結界を張ってるような敷居の高さがあるんだね。

さて、昼食後用件を終え、夜に予定されているの集まりまでかなり時間が余ってしまった。
天気がよければ散歩でもしたいところだが、あいにくの雨だし、麻布・広尾・青山界隈をこのバーゲンシーズンに歩き回るなど、経済的にも狂気の沙汰だ・・・と悩んでいたところ、携帯にメール着信。

「ショウロンポウノレポートハ?!」

イ先生様は仕事もそこそこに、レポートをお待ちかねのご様子なのであった。

まさか「行きつけずに韓国料理屋に入っちゃいました」ともいえぬ。
だいいち「イ・ヌワン」などと名乗りながら、この先生様は「韓国料理が嫌い」
という致命的な欠点がある。
逆鱗に触れてはいけないし、ちょうど三時だ、おやつの時間・・・ということで、ヒルズにでかけた。

点心て、要するにオヤツなんだから、いいんだもんね、というワケだ(こじつけ)。

でも、並んでたらイヤダ!と思いつつ、3時ごろ行ったらガラガラだった。やれやれ。
ここに辿り着くまでに、ヒルズを上がったり下がったり、散々迷いまくったので、
ヤケクソ気味に座る。
ヒルズという建物は、私に意地悪するために建てられたのか、と、自分の方向音痴を棚に上げて、根拠のない腹立ちを覚える(「そういうヒトをジコチューと・・・」とか呟く「理性」は、軽く蹴飛ばしておく)。

あ〜長い前置きだなあ。
 
まず、店頭に表示されるメニューが1500円くらいから。
なんかそれが最低ライン、というイメージだが、ついているのはご飯ものか麺類(近くのお客さんのをみてたらお茶碗一杯くらい)と、大根の漬物(小皿におしんこ、ていう量)、てなもんです。

フツウに誰にでも出す「中国茶」がメニューにはいっている。
書く必要、あるのだろうか?
 
メニューを見ると、ひっそりと単品の小龍包800円ちょっとがあったので、注文。
中国茶は黙っていても運ばれてくる。
 
一個目。
幸い熱々のオツユがプシュ、と出てくる(ぬるいことがあるらしい)。
でも、タレにする酢がつんつん酸っぱい。
まあ、でも、目を吊り上げるほど不味くもない・・・よろしいんじゃないですか?
イ先生様が、あそこまで怒られるほどのことはないんでは?
 
二個目。
微妙に餡の豚肉の臭みが気になりだす。
 
三個目。
しかし、なんだか妙にネトネト甘ったるいのは何故かなあ、と思いはじめる。
 
四個目以降は、三個ぼこぼこと口に放り込む。
ポットで出て来る無料サービスの中国茶が、実に嬉しい。
全部飲み干して、水一杯もらって、店を出た。
 
しかし、口の中にへばりついた不可思議なネトネト感が消えない。
私の体調のせいかも知れないが、なんか気持ち悪い。化調だな、こりゃ。

イ先生様に「キモチワルイヨー」とメールを送ったら、返事は

(´д`)〜

であった・・・ヒドイ、ひどすぎる!!
 
確かに、世間の好む最大公約数をうまく計算しているな、とは思う。
値段も、ヒルズで1500円くらいなら「安い」と感じる人もいるだろう。
 
しかし、これが「今の世間の最大公約数的な味」だとしたら、ワタシは世間を
憂いてしまうよ。
 
だいいち、セットって「オトク」なもののはずだが、ここに限っていえば安いほうほどCPはよくない。
ヒルズという場所代だろうか?
 
店舗は天井低く、テーブルの間隔は狭く、いっては悪いが安普請だ。
接客が悪くないのは、せめてもの救い。
 
世間の飲食業界で、こういう「モウカリマーケティング」が跋扈する。
世間がそれを許すのならば、そういうスタイルも「アリ」だろう。
でも、ワタシはその辺の金勘定感覚に「料理への愛情」や「食べに来るゲストへのホスピタリティー」をまったく感じられないので、この商法を憎むものである。
 
飲食の事業化は大いに結構だ。
例えば、以前にも書いたが、私は個人的に『スープストック・トーキョー』などは好きだし、よくがんばってるなあ、と思っている。
事業化しなければできない、個人商店では不可能な部分も、飲食の世界にはあると思うからだ。

しかし、この『南翔饅頭店』の親会社である「Soho's」なる企業は、会社案内にある企業概要を読んだだけで、全身脱力するほどの「企業理念」をお持ちなのだ。

以下参照。
http://www.soho-s.co.jp/infomation/top.html 

そうか「あの『Nobu Tokyo』の親でもあったか・・・!」と知って、笑いが出たな。

ウチの両親が後足で砂をかけるように嫌っていた『ジロー』というピザ系洋食のチェーンが昔あったが、そこが事業拡大してこうなってきたらしい。

嗚呼、エキスペリエンス!

それにしても、六本木ヒルズの動線の奇妙さって、建物自体を「ラビリンス系アミューズメントパークにしよう!」というコンセプトの元に出来上がったものなんだろうか?

方向音痴のワタシは、待ち合わせ場所に「グランドハイアットのロビー」とか言われると、目にうっすら涙がにじんでしまう。
あの動線が生理的に妙だと思うのは、ワタシだけなのかなあ。

しょうがないわね、エキスペリエンス・・・。

とりあえず、800円は、イ先生様の研究開発費に計上してもらう予定だ(無理難題)。

ランキングバナー人気blogランキングへ
その後、飲んだくれた挙句、熱出してダウンしたのは「自己責任」です。



世界の宗教 知れば知るほど

まったく何の関連もない書籍。
でも、ワタシのオトモダチが4分の1書いてます。
宗教問題など、コンパクトにうまくまとめてあるから、テレビの横に一冊置いとく価値はあります。是非どうぞ。

arima0831 at 11:18|PermalinkComments(7)TrackBack(2)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック