点心

April 05, 2007

『萬珍樓点心輔』 〜嗚呼、勘違い・・・!〜

萬珍樓
最寄駅:石川町 / 日本大通り / 元町・中華街
料理:広東料理 / 飲茶・点心
採点:★★★☆☆
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食


一度絶賛記事を上げたことのある『萬珍樓点心輔』。
4〜5人で飲茶三昧を一度!と願いつつ、機会を得なかった。
そして、かわいい姪たちは「中華街で飲茶!」と喜んでいる。
よっしゃあ、ほんじゃああなたたちのために、突撃しよぉじゃありませんかぁ〜!

しかし、若い娘が「やむちゃ」と発音すると、何故こうも可愛らしいのであろうか。

「やむちゃ」もそうだが、先に「オヤツ」を食べたイタリアンで、

「わぁ、チーズケーキだぁ!」
「わたし、ティラミスがいいなー」

などとはしゃぐ娘らを見ていて、世間で言う「萌え」とはこういうことか、そうか、そうなのか、そうなんだなぁ、と、納得したワタシ。
カワイイのだ。
本当にカワイイ。

現在ワタシが「ヤムチャァァァァ!ディームサァム!!」などと口走っても、周囲は
無視するか、慣れない人だと怯えたりすることすらあるのに・・・。
「チーズケーキ」などという語彙は「焼酎お湯割り」に取って代わられて久しいのに・・・。

南区のどこぞかに棲息するダレゾかなどに、うっかり見せなくて良かった・・・と、
しみじみ思う。

さて、一応前夜に予約を入れたら、なんと「4時か8時しか空きがありません」との由。
うにゃ。
まあ、仕方ない。状況を見てよそに行ってもいいし・・・と、8時に予約をする。
この電話の応対は、相変わらずお見事である。
横浜のどこぞのホテルは、こういうところに来て研修でもしたらいいんじゃないの?
と思うほどだ。
 
席に着いた。
メニューは五人に一冊しか渡されない。
いくらなんだって、あと二冊くらいはくれてもよかろうし、とりあえずビールも飲みたいので
店員を探すが・・・誰もいない・・・。

「おっかしいなあ・・・?!」と首を傾げるワタシに「ここのピンポンを押すみたい!」と
ワタシに似てカシコイ姪18歳がいう。

しかしな・・・まあ、テキトーに座ったといったって、その席って本来ならば「主賓席」
なんじゃ?
しかも、席に案内したスタッフは「御用があればこちらのベルを・・・」なんて一言もなく、
単にメニューを一冊ワタシによこしてどこかに消えてしまったのである。

ここって「サービス料10%取ってるだけのことはあるサービスの良さがヨロシ!」
とかって、どっかの誰かが書いてたよなあ・・・誰だよ、そいつって・・・アタシだよっ!

確かにピンポン押すと来る。
でもな、ピンポンあるからテーブルに目を配らなくっていいってもんじゃなかろーが、
ファミレスじゃあるまいし・・・と、これはこの日、終始一貫して感じたことだった。

メニューをあと二冊もらって「好きなものを食べなさいね」と優しいオネエサマの
声を出すワタシ。
たまにはいいな、こういうの。

「俺・・・豚足・・・」(甥23歳)
「海老餃子、ええなぁ・・・あ、それとねえ・・・」(姪K25歳)

「Yちゃんは? 何か食べたいものないのかな?」
「ごまだんごぉ!」

・・・萌え・・・って、こういうことですね・・・(再確認)。
ワタシだって、18歳くらいの頃は・・・嗚呼!
(やたらと注文がうるさい、薀蓄こきなクソガキだった、などという記憶はないのだ)

前菜前菜です。皮付き豚バラ、チャーシュー
クラゲに蒸し鶏。
チャーシューが蕩けます。うまいです。
クラゲも蒸し鶏も、実にうまいです。
皮付き豚バラ・・・
もうちっとパリっとしててもよさそうだがウマイです。

こういう前菜は、まあどこでも美味いもんだけど・・・。

キュウリの酢の物どうせ口が脂っこくなるだろう、と頼んだ
キュウリの酢の物。
キュウリは酢がちょっと甘すぎる感じがするが、
奥にちょんと乗ってる「ガリ」が美味い。
ガリだけ一皿オカワリ!と言ったら、
「メニューにありませんので、聞いてまいります」

まあ、大きな店ですからね、なんでも相談しないといけないんでしょうね・・・。

「海老の紙包み揚げ」は、パリパリの包とプリプリの海老がいい食感。
小龍包、くどくなくて美味しい。
海鮮海老シュウマイ・・・あの、これって、一個230円なんだけど、どうしてKヨウ犬とか
のやつをピンクにテキトーに染めて、舌触りを悪くしたような代物なんですか・・・?

エビすり身の豆腐蒸しこれはいい感じだねぇ・・・と、
姪Kともども期待をこめて頼んだ「エビすり身の豆腐蒸し」
海老のすり身を豆腐に埋め込んで、タレかけて蒸したもの。
それらしい、オイシサです。
なんかそれしか形容詞が見つからん。


しかし点心て、いつも食べるたび思い出すけど
なんかどれも味が似たり寄ったりだなあ・・・。


香菜口直しに香菜を齧るのは
お決まりのパターンである。
しかし・・・出てきたのは・・・
醤油皿程度の小皿に、味も香りもしない
見るからにしょぼくれた葉っぱの先がチョコりんと。
しかしこのオーダーは、そんなに不思議か?!

ウェイターは、見るからに不思議なものを見るような目つき顔つきなので、もう一皿だけ
もらってやめる。
どっちにせよ、これじゃあ口直しにもならないし・・・。

「小松菜の炒め」は、さすがに美味い。
この三人の母さん(ワタシの義姉)は、大変なお料理上手なので、子供らも「をを!」
と、喜んでいる。
一皿1200円だから、普通の値段だし。

海老蒸し餃子、来る。
蒸篭の底に、半分は皮がへばりついている。
なんじゃこりゃ?!


豚足この日一番美味かったもの。
豚足南乳蒸し。
甥、感涙。
そんなに豚足好きならもっと美味い店が・・・
と言いかけてやめるが、
これは美味かった。


牛モツの豆鼓蒸しも、なかなか結構でございます。
モツながら上品でよろしいか、と。
干し貝柱の粥などは、さっぱりとしてるが旨みがあって、とってもオイシ。

その他アレコレ頼んで、杏仁豆腐(驚いたことに、これは実に大したことのない代物)、
ゴマ団子・・・

がりでも、結局のところ、一番美味かったのは
この「ガリ」だった。
わざわざ調べて「一皿800円」と伝えにきたが
この分は伝票から落ちていた。
あとで気づいたので、手遅れである。


さて、ここで考えた。
何故前回と今回でこうまで違うのか?

前回は年配のイスラム教徒のゲストの接遇で、それでも「中華が食べたい」という本人の
強い希望があったので、入店の30分前に電話をして席を押さえて「豚は一切抜き!アルコール使用禁止!」という変則オーダーを出したのではあった。
このとき「点心類はラードが入るから無理です」と、点心はひとつも食べていない。
しかし、料理はほとんどがきちんとしたもので、非常に美味だった。
いきなりこんなオーダーが来ても対応できるとは、さすが大店は違う、と感心した
くらいだ。
同行者は、見るからに上品な人々である。
ちなみに、ワタシもその一行の一部になりおおせていた。
もちろん「忍法木の葉隠れ」を駆使したのだ。
不惑を過ぎて社会人もどきをやっていると、こういう怪しい術が身に付くから怖いな。

今回は、前日に予約をしたけれど、特になんのオーダーも入れていない。
年若い甥姪に、保護者のヨタクレた格好の夫婦がくっついてきている図・・・だ。

確かに前回も、サービスは若干スローではあった。
しかし、今回のように皿やグラスの出し下げの間の悪さ、手際の悪さは感じなかった。
グラスなど、ワタシの横に5個ドカンと置いて行っちまうのだ。
皿も同様。
しかも、新しい皿は持ってくるのに、空いた皿には目もくれない。

初回の料理のほうは、ややこしいオーダーだから、おそらく厨房の上のほうの人間が、
きっちり付きっ切りで面倒見たのだろう、きっと。
で、今回は「通常の流れ作業」に任せた・・・と。

そもそも、どうして点心て、どこで食べても三〜四種類くらいで口が飽きてくるのかね。
そういうものなのかね。
思い返すと、ずいぶん前に香港に行ったときをはじめ、点心食い倒れの結果はいつも
そんな状態だったのを思い出す
(・・・学習能力の薄さが、ここでも露呈される・・・)。

サービスの粗忽さについては「相手に合わせた」ということなのか、と思う。
まあ気持ちはわからないでもないが、愉快な想像でもないなあ。

一人6000円ほどだから、山ほど飲み食いしてサービス料まで入っていると思えば
許せる額だが、それならば他にいくらでももっとましな店はある、と思わざるをえない。

でも、しつこいようだが、電話の応対は本当に素晴らしい。
電話の応対を喰うわけじゃないんで、こうなるとダカラドウシタ、と思ってしまうが。

当たれば美味い料理はあるので、まだ何がしかの利用価値はあるかなあ、とは思う。
でも、普段自発的には、もう二度と行かないだろう。

結局、ワタシが勘違いをしていただけの話なのだ。
それだけのことだ。
やれやれ(嘆)。


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こんなことなら、点心だってあるんだから素直に『大珍楼別館』に行けばよかったな。
ああ、大珍に行きたいよう・・・!



ヘタな店で食べるより美味かったりする、冷凍水餃子大袋入り・・・。

点心とデザート―家庭でつくる本格点心


arima0831 at 22:56|PermalinkComments(13)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

December 06, 2006

いぬわん君フィラリア罹患を祝う会(激闘12時間うだら飲み乱れ喰い) 第一部

大珍樓
最寄駅:石川町 / 日本大通り / 元町・中華街
料理:広東料理 / 飲茶・点心
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:昼食


アミーゴのいぬわんクンが「フィラリア罹患のため」ブログをお休みしてしまった。

いつ更新しているのかさっぱりワカランが、どうも日付をみると更新しているらしいヒコーキのブログだの、う●こネタ満載の変態ブログ(?)だの(リンクしていただいているの・・・まあ、口から入ったものは・・・ということなのかしら)は、継続しているところを見ると、フィラリアはそういう部分には影響しないらしい。
妖怪には妖怪なりの真実があるようだ(?)。

まあ、理由はなんであれ、そういえばしばらく大珍楼別館にも行ってないからイクベ、
ということになった。
口実があれば、なんだっていいんである。

「でも『華隆餐館』にも生きたいわんワンワン!」と主張するので、大珍ではブレーキを踏みながらちょこまかと食べて、華隆で〆るという、言ってみれば広東から四川へタクシーで突入するという、さすがはヨコハマなプランニング(?)となった。

集合時間は当初午後二時だった。
でも、途中で二時半になった。
誰と誰にどういう情報が行ってるかわからなくなってきたし、まあいいや、二時も二時半も似たようなもんだわい、と突然エジプト人モードにはいってそのままにしておいた。
でも、ワタシは二時ちょうどに店に出向いた。
早く来たもんが、より多く飲み喰いできるから・・・じゃなくて(決して決してそうではなくって!)、幹事責任というやつである。
あくまで責任感ゆえなのだ。
ワタシはやはり、清く正しい日本人なのである。

出向くと、メダカ嬢が一人、正しく背筋を伸ばしてニコニコと、しかしちょびっと所在なげに座っていた。
ゴメンゴメン、と、まあとりあえず始めてしまうことにする。

ここだけは、毎度お馴染みどーでもいい写真あり。
だって、デジカメが壊れてしまったのである。
スイッチ入れても動かない、ということは、故障だ。
しょうがないですね。

南区の某氏のデジカメ西区の某氏のパソコンに続く悲劇だ。
誰か変な呪術をかけて火の回りを踊っている人は、やめてください!

え、デジカメ持ってたの??とか、言わないように。
某知人がどこかでもらったものを、ホイと気前よく下さったのだ。
ちなみに二台目だ。
一台目は、なんと昔の職場の社員新年会で見事引き当てた二等賞だった。

皮つきローストまあまあ、じゃあひとつ・・・と一品目。
皮つき豚のロースト。
外の皮はパリパリさくさく。
でも中の肉は脂が抜けてさっぱりしているのに、旨みがある。
シンプルだけど、こういうものが本当にこの店は美味い。


ま、滅多にここまで辿り着けないから、たまには後ろの点心のページから頼んでみよう!
と、二品オーダー。

豚バラトウチ蒸し骨つき豚の豆鼓蒸し。
骨の周りの脂に豆鼓が絡む。
ああ、脂って、ニクヅキ・ウマイ・・・!
自分の体にさえついてなければ、こんな素敵なものはないよ・・・。




モミジ鶏のモミジ、つまり、足のパーのとこ(?)。
柔らかく蒸しあげられた鶏のパー。
ちょっと濃い目で甘めだけれど、複雑な香辛料が・・・にゃあおう。



と、しているうちに、二時半はとうに過ぎ三時に近くなっている。

「まったく、どこの国のナニ人の宴会だよー!」と、責任感強い幹事は一応文句を呟いて、
「じゃ、次ナニいこかぁ〜!」と壁を舐めるように見る。

すると、三々五々集まり始めた。
こういう動物的嗅覚は強いメンバーなのだ。
まったく!

その後は、お写真なし。

詳しくは、メダカ嬢の美麗な画像をご堪能下さい(美味しそうだなあ)。

この日の例湯は、甘いちょっと薬膳風な香りの一品。
実は前夜、ちょいと深酒をしていたワタシ。
五臓六腑にじんわり沁みるよう。

この日の逸品は、なんと言っても「鰻の梅肉ソース蒸し」と「イカの葱和え」。
イカは、鮮度も処理もいい上に、ちょうどよい火加減で茹でられている。
キュッと歯に吸いついてくる。
キュッ、きゃっ、くひひひひ〜。

鰻は「絶対にこれだと思う!」と、若干不満げないぬわんを退けて梅肉に。
煮込んだり、豆鼓であえたりも良いのだが、まあ実は別のときに別の面子と
「もう食べちゃってた」んである(たった今あかされる衝撃の真実なのだ、ははは)。

しかし、これは我ながら大当たりだったと思う。
「鰻と梅」なんて、日本では古典的な「いけない食べ合わせ」だというのに、
中華の世界では美味に転ずる。
鰻の脂を、手をかけてひとひねりした梅肉がキレイに中和してまるで不自然でない。
あ〜、鰻に恵まれてるな、この頃・・・と、一人ごちる。

スッポンは「臓物のスープ」と主張したのに、いぬわんにサッサと退けられる。
え〜〜!とよくよく考えてみたら、ヤツは既にひとりで来て食ってたんである(ちっ!)。

一勝一敗一分。
ワシらはいつも真剣勝負だぜ、アミーゴ。喰いもんのことだけは・・・。

ちなみに、一分けは「お茶碗のご飯一人半分ずつ配給」だ。
ここ、大珍楼別館では、タレまでがいちいち旨いので白ご飯をもらって掛けていただくと、これがまたウンメエのだ。
禁じ手だろうがなんだろうが、構うもんか。

さてこの間、テーブル横に二人ほどの男性が静かな迫力を持って立った・・・と思ったら、
一人の乙さんだった。

確か千葉に行くはずが、突然鎌倉に方向転換して、伊勢佐木町あたりを徘徊しているところを、本日の参加者でもあるseikoMTD氏から「さっさとくるように」とキビシク
命ぜられて「しかたがございませぬな」と、文語調におっとり刀でお出ましになったのであった。

「はじめまして、いぬわんさんですかな」
「あれ、頭、パンチじゃないじゃないですか」

という、よくわからん挨拶を「ワタシと」かわしてノッシとテーブルにつく。
初対面だから仕方がないよ(・・・っていうか・・・まあいいや)。

なにしろ、みーんなとっとと出来上がって、ヒャラヒャラほいほい状態の中、一人素面で
泰然自若としておられる。
髪形がちょっと違うにせよ、仏と思って拝もうかと思ったけれど、わたしゃ一応クリスチャンだったのを思い出してやめた。
気の小さいワタシは、横でドッカと巌の如く座する乙さんに圧倒される思いであった。

気付けば陽は落ちて、もう5時も過ぎた。
本当ならばここからさらにメシだ〜麺だ〜デザート喰いて〜〜などと騒ぎが起きるのだが、次なるミッションがまっている。

そう、華隆餐館。
ワシらはみんなで、広東(中華街)から四川(伊勢佐木長者町)に向かったのである。

でも・・・と、いま思う。
やっぱり大珍楼は「次のスペース」を気にしながら食べるといまひとつ楽しくないよ・・・。
どうせ喰うなら、大珍で始まり大珍で終わるべし(喰うのは。飲むのは別)。

ここはなんとなく、後でアミーゴいぬわんと意見が一致したのではあった。

しかも・・・しかもだ・・・!!

(どうせオチはわかってるにしても、第二部に続く)

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arima0831 at 00:15|PermalinkComments(6)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote