鈴木十三夫

July 30, 2006

憧れの『ショー・ラパン』でランチ!

ビストロ ショー・ラパン
最寄駅:黄金町 / 伊勢佐木長者町 / 阪東橋
料理:フランス料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食


土曜日。
むやみに蒸し暑いが、こんなことで負けていてはイカン、と勝負、じゃなくて散歩にでる。
散歩のついでにランチもね、ということで、ついでに寄った。
あくまで「ついで」だけれども、寄った。
 
覗いたら小さなお店が満員御礼。
最近あっちこちで話題になっているからだろう。

何故かメニューの看板はひっくり返っていて「?」と思ったけれど、ふらりんと入っていったら、即座に誰かが席をタイミングよく立ってくれて座れた。

いや、ここまでこの天気の中、30分ばかりも歩いてきて「入れませんでした」なんて・・・という不安を全身にみなぎらせてはいたけど、別に何もしてません。
 
噂に聞こえたランチ。
その日はポークピカタ。
トマトソースのさっぱり複雑な味と、薄く叩いてスパイスを馴染ませたというポークは、確かに並の洋食屋とは一段違う。

付けあわせの野菜にもうひとひねりほしい気もしたけど、同じく付けあわせのリングイネとトマトソースが実にうまく絡むので、まあいいや、と忘れることにする。
ちょうどこの季節、旬なトマトの酸味と甘味が効いたステキなトマトソース。
リングイネと混ぜ、残りはライスで拭いとるように食べる。

サラダにデザートにコーヒーをつけて950円でこれがいただければ、文句はない。

それにしても、どうみても土曜日に二時間で三回転はしている。
シェフは、プラスチックのカチューシャで前髪を抑えて、額を拭っているのだった。
大変そうだなあ・・・と思いながらも、わりとキュートな光景ではある。
 
元ホテル・オークラの鈴木シェフは気さくな楽しい人だ。

たまたまワタシが最後のお客となったようで、次の人は「スミマセン!」と断られていたので、聞いてみたら「御飯がもうなかった」との由。

「土曜日は最近、人数が見えないんですよ」とのことだった。

店名の"Chaud Lapin"は、文字通り訳すと「熱くなったウサギ」ということだけど、俗語ではかなりキワドイ言葉で、まあ相当平易に言えば「女好き」とでも言うんだろうか。

イヤ、ウサギってああ見えて・・・なんですよ・・・。
さすがフランス人、こういうことはよくみているね。

なんでも、パリで修行した店の某有名シェフが来日した時に、ふざけて「スズキはオンナのあとばっかり追っかけ回して、料理の修行なんぞしておらなかったぞ。
ヤツはショー・ラパンだ」といってからかったのが元だそうで。

もちろん、これはフランス人一流の「エスプリ」というものだが、そんなわけで開店時に『ショー・ラパン』という店を出したよ、とパリに知らせたら、馬鹿受けしたそうな。フランスでこういう名前のビストロは、成立しないでしょう、たぶん・・・業種が違えば、っていうことになりそう。
 
なんであれ、これは、ディナーに期待が膨らむお店だなあ、と喉がなる。
ふっふふ、折りしも来月はお誕生日。

「事前に予約していただいて、お好きなものを言って下されば、お好みに合わせますから」
との由。
 
ただし、とても小さなお店なので、絶対要予約。
あと、ランチの「売り切れ仕舞い」はありえますので、ご注意を。
 
こんなに可愛らしい素敵なお店の斜め前では「いちばん」がエネルギッシュに営業中。
なんとなく道をわたって覗いて見たら、作業服のオジサンたちが、ビール大瓶で元気よく暑気払いをしていた。

一区画まわれば、コジマ電機が「安さ日本一」を競っており、筋向いでは真昼間からピンクのネオンがまさに「ショー・ラパン」を誘って輝きわたる。

やれやれ、と進むと『ラーメン二郎』はたったの三人待ち。
筋向いの『華隆飯店』は、まだ650円で坦々刀削麺セット営業中・・・。

ぐらぐらぐら、と軽い揺れを押しとどめつつ、やっとの思いで伊勢佐木長者町の交差点を曲がったのだった。


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で、オデオン前では「ギリシャコーナー」のトルコ人のニイサンと目をあわさぬよう下をみていた・・・「スブラキ・サンド・・・」というかすかな呟きは、呟きのまま終わった。



しろいうさぎとくろいうさぎ

可愛い絵本でございます。所謂「ショー・ラパン」は出てまいりません。お子様に・・・。

chef'n(シェフィン) ペパー(こしょう)ボール (黒うさぎ) 大片手で使える便利な胡椒挽き


arima0831 at 17:45|PermalinkComments(16)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote